JP3180012U - 便袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間皮膚に貼付しても皮膚に悪影響を及ぼすことなく、漏れ出る水分の吸収にも対応できる便袋を提供する。さらに使用後の取扱い及び袋部分の交換が容易な便袋を提供する。
【解決手段】排便を収容するための袋本体(31)と前記袋本体(31)の開口縁部(32)とを有する袋部(3A)と、肛門周囲の皮膚に貼着するための粘着性と吸水性を有する高分子材料で形成された環状の粘着部(21)を有する皮膚装着部(2A)と、を備え、前記皮膚装着部(2A)の前記粘着部(21)における皮膚への貼着面の反対側の面に対して前記袋部(3A)の前記開口縁部(32)が接合されている。便袋と使い捨てオムツの組合せであって、前記使い捨てオムツは、肛門に対応する位置に開口が形成され開口の周縁から外側に向かって、便袋を収容するための便袋収容凹部が突出して設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば寝たきり状態であるような被介護者の肛門に装着され排便を収容するための便袋に関する。
***介助、特に排便の介助は、介護者にとって大きな負担の一つであり、その負担を軽減することが重要である。同時に、被介護者にとっても、不快感が少なくかつ身体の衛生的で健全な状態が保たれることが重要である。その解決手段として、被介護者の肛門に直接装着する便袋が提案されている。
従来の便袋としては、例えば、特許文献1〜4に記載されたものがある。いずれも排便を受ける袋体の開口部分の周囲に接着部又は粘着部を設けており、接着部又は粘着部を肛門の周囲に付着させて使用する。特許文献3の便袋は、接着部又は粘着部の周囲に吸水材が設けられており、便から漏れ出た水分を吸水することができる。
一方、外科手術により身体にストーマを造設した人がストーマの孔に取り付ける***物収容具が知られている。***物収容具は、袋部と、袋部の開口部に設けられた「面板」と呼ばれる粘着面をもつ板状部材とから構成される。面板をストーマの周囲の皮膚に貼付することにより、***物収容具が固定される。面板における粘着面を形成する粘着剤層の材料としては、例えば特許文献4、5に記載されたものがある。特許文献4、5に記載された皮膚用粘着剤は、熱可塑性エラストマーと、親水性高分子化合物と、軟化剤を含有し、3時間後及び24時間後の吸水率が55〜240%及び240〜450%である。この皮膚用粘着剤は、貼付期間中の粘着力の変化が小さく、剥離の際に皮膚に刺激を与えずかつ吸水性を有している。
特開2003−10227号公報 特開2006−167181号公報 特開2000−116689号公報 特開2006−263042号公報 国際公開2009−087877号公報
従来の便袋には、以下のような問題点がある。
便袋は、肛門の周囲の皮膚に長時間(数時間から1〜2日)に亘って装着され、また、貼付と引き剥がしを繰り返されるため、絆創膏等に使用される皮膚用の粘着剤を使用した場合であっても、皮膚にかぶれや発赤などの損傷を与える可能性がある。便袋を装着する皮膚及びその周囲を清潔かつ健全に維持することは大切である。そうでなければ、皮膚や肛門から感染する可能性があり、重篤となることもあるからである。従来の皮膚用の粘着剤としては、アクリル樹脂を主成分とするアクリル系粘着剤、天然ゴムや合成ゴムを主成分とし軟化剤等を添加したゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤がある。
また、特許文献3のように粘着部の周囲に吸水材を配置した場合、水分は粘着部を通過して吸水材に到達するので、水分との接触で粘着部の粘着性が失われ、便袋が外れてしまう可能性がある。
以上の問題点に鑑み、本考案は、長時間皮膚に貼付しても皮膚に悪影響を及ぼすことなく、漏れ出る水分の吸収にも対応できる便袋を提供することを目的とする。さらに使用後の取扱い及び袋部分の交換が容易な便袋を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案は、以下の構成を提供する。なお、括弧内の符号は、後述する実施例を示した図面中の符号であり、参考のために付する。
本考案の第1の態様は、排便を収容するための袋本体(31)と前記袋本体(31)の開口縁部(32)とを有する袋部(3A)と、肛門周囲の皮膚に貼着するための粘着性と吸水性を有する高分子材料で形成された環状の粘着部(21)を有する皮膚装着部(2A)と、を備え、前記皮膚装着部(2A)の前記粘着部(21)における皮膚への貼着面の反対側の面に対して前記袋部(3A)の前記開口縁部(32)が接合されていることを特徴とする便袋である。
本考案の第2の態様は、排便を収容するための袋本体(31)と前記袋本体(31)の開口縁部(32)とを有する袋部(3B)と、肛門周囲の皮膚に貼着するための粘着性と吸水性を有する高分子材料で形成された環状の粘着部(21)を有する皮膚装着部(2B)と、を備え、前記皮膚装着部(2B)は、前記粘着部(21)における皮膚への貼着面の反対側の面に接合されかつ凹又は凸の環状嵌合部を形成した内嵌合部材(22)を有すると共に、前記内嵌合部剤(22)に対して弾性的に嵌合可能な凸又は凹の環状嵌合部を形成した外嵌合部材(23)を有し、前記内嵌合部材(22)と前記外嵌合部材(23)は、互いの間に前記袋部(3B)の前記開口縁部(32)を挟持して弾性的に嵌合可能であることを特徴とする便袋である。
上記態様において、前記袋部(3D)の前記袋本体(31)が、前記開口縁部(32)の反対側の端縁(33b)から所定長さの範囲に前記袋本体(31)の内面同士を接合させて閉塞させた閉塞部(33)と、非接合部分との境界線(33a)の近傍にて前記閉塞部(33)に形成した切離し用ミシン目(34)と、を有することが、好適である。
本考案の第3の態様は、上記態様の便袋と使い捨てオムツの組合せであって、前記使い捨てオムツは、肛門に対応する位置に開口が形成され開口の周縁から外側に向かって、便袋を収容するための便袋収容凹部が突出して設けられていることを特徴とする。
本考案による便袋は、皮膚装着部の粘着部が粘着性に加えて吸水性を併せ持つ高分子材料で形成されているので、外部に漏れ出ようとする水分を直ちに吸水することができる。また、粘着部は吸水したことにより粘着性が低下しない。
袋部と皮膚装着部が接合されている便袋は、便袋を取り外してそのまま全体を廃棄(便は別途捨てることが望ましい)することができる。
また、皮膚装着部が互いに分離した内嵌合部材と外嵌合部材を有する便袋は、内嵌合部材と外嵌合部材の間に袋本体の開口縁部を挟持して嵌合して使用し、使用後は、袋部のみを取り外して廃棄(便は別途捨てることが望ましい)することができる。皮膚装着部は貼着したままで、袋部のみを交換して使用してもよい。あるいは、皮膚装着部とともに全体を取り外し、袋部は廃棄し、皮膚装着部は消毒等して清潔にした後に新しい袋部を取り付けて使用してもよい。
袋部の袋本体の端縁に閉塞部と切離し用ミシン目を形成した便袋は、排便を収容し、取り外した後、切離し用ミシン目により閉塞部の大部分を切り離す。このとき、閉塞部のうち、非接合部分との境界線近傍の僅かな部分のみが残される。この部分は、容易に開放することが可能であり、開放口から内部の便を廃棄することができる。これにより、容易に便の処理ができる。
本考案による便袋と使い捨てオムツの組合せは、装着した便袋を、使い捨てオムツに設けた便袋収容凹部に収容できるので、オムツの中で便袋がかさばったり押されたりすることがなく、また、仮に便袋からの漏れがあってもオムツにより捕捉することが可能である。
図1は、本考案の第1の実施形態の一例を概略的に示す(a)斜視図、(b)X断面図である。 図2は、図1に示した便袋の(a)使用状態の一例を示した斜視図、(b)底面図である。 図3は、(a)図1に示した便袋と組み合わせて使用する使い捨てオムツを概略的に示した斜視図であり、(b)便袋と使い捨てオムツの使用状態を概略的に示す側断面図である。 図4は、本考案の第2の実施形態の一例を概略的に示す(a)斜視図、(b)Y断面図である。 図5は、図4に示した便袋の(a)使用状態の一例を示した斜視図、(b)同じく底面図(身体の下側から観た図)である。 図6は、図4に示した便袋の装着方法を説明するための図である。 図7は、本考案の第2の実施形態の変形例を概略的に示す断面図である。 図8(a)〜(c)は、本考案の第3の実施形態及びその使用方法を示す図である。
以下、本考案の実施例を示した図面を参照して、実施形態を説明する。
図1(a)は、本考案の第1の実施形態の一例を概略的に示す斜視図であり、図1(b)はX断面図である。
第1の実施形態の便袋1Aは、袋部3Aと、皮膚装着部2Aとを備えている。袋部3Aは、排便を収容するための袋本体31と、袋本体31の開口縁部32とを有する。袋本体31は、少なくとも1回分の排便を収容する大きさであり、可撓性のある柔軟な材料で形成される。1つのみ設けられた開口を通して、肛門からの排便が収容される。袋本体31の材料は、不透水(遮水又は防水)性とする。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂シートが好適である。厚さは、例えば、数μm〜数百μm程度である。あるいは、紙、不織布、織布等に防水処理を施したものでもよい。廃棄時に環境的に問題とならない素材とすることが好適である。また、単層構造ではなく、2層又は多層構造でもよい。例えば、内面側は不透水性シートとし、外面側は肌触りのよい不織布としてもよい。
皮膚装着部2Aは、肛門周囲の皮膚に貼着するための環状の粘着部21を有する。図示しないが、使用前には粘着部21の表面に剥離紙を貼っておいてもよい。粘着部21は、粘着性と吸水性を有する高分子材料で形成されている。高分子材料は、例えば、特許文献3又は特許文献4に記載されたものが好ましい。これらの文献に記載された高分子材料は、熱可塑性エラストマーと、親水性高分子化合物と、軟化剤を含有し、例えば、3時間後及び24時間後の吸水率が55〜240%及び240〜450%であるとされている。熱可塑性エラストマーは例えば、スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系等であり、親水性高分子化合物は例えば、アラビアガム等の植物系高分子、キサンタンガム等の微生物系高分子、カゼイン等の動物系高分子であり、軟化剤は例えばポリイソブチレンが好適とされている。
さらに、粘着部21の材料に対して、コラーゲン及び/又はヒアルロン酸を配合してもよい。これにより、皮膚のかぶれをさらに抑制することができる。
粘着部21を含む皮膚装着部2A全体が可撓性があって柔軟に変形することが好ましい。また、環状の粘着部21の皮膚に貼着される貼着面は、皮膚の面に沿うように平坦(未変形状態のとき)とする。環の正面形状は、円形、楕円形、長円形等のいずれでもよい。粘着部21は、肛門が環の中心に位置するように貼着される。また粘着部21は、所定の厚さ、例えば1〜3mmを有する。このように粘着部21が所定の厚さを有することで、粘着部21自体が皮膚の凹凸に沿って自在に変形して皮膚に密着することができる。また、所定の厚さがあることで十分な吸水性を発揮することができる。
袋部3Aの開口縁部32は、粘着部21における皮膚への貼着面の反対側の面に対して接合されている。この接合は、例えば、適宜の接着剤による接着、熱融着又は圧着により行うことができる。この場合、開口縁部32が、粘着部21の基材としての役割を果たすことになる。第1の実施形態の便袋1Aは、皮膚装着部2Aと袋部3Aとが一体化されており、使用後は、便をトイレに流して処理した後、全体をゴミとして廃棄する。
図2(a)は、図1に示した便袋1Aの使用状態の一例を示した斜視図(仰向けに寝た場合のほぼ側面から便袋1Aを観た図)であり、図2(b)は、仰向けに寝た身体の下側から観た底面図である。
図2(a)に示すように、便袋1Aの使用時には、環状の皮膚装着部2Aが、中央で折れた状態となる。これは、肛門が左右の臀部50の谷間に位置するためである。皮膚装着部2Aは、左右の臀部50の立ち上がりに沿って変形する。袋部3Aは、全体としては開口の反対側に延びるように配置されるが、可撓性があるので、図示のように自在に変形可能である。図2(b)に示すように、左右の臀部50の間の肛門の周囲に皮膚装着部2Aが貼着され、左右の脚51の間に袋部3Aが延びる。
図3(a)は、図1に示した便袋1Aと組み合わせて使用する使い捨てオムツ60を概略的に示した斜視図であり、図3(b)は便袋と使い捨てオムツの使用状態を概略的に示す側断面図である。
使い捨てオムツ60は、全体としては一般的な形状と構造を有するものである。図1の便袋1Aと組み合わせて用いるために、図3(a)に示すように、使い捨てオムツ60は、肛門に対応する位置に開口61が形成され開口51の周縁から外側に向かって、便袋1Aを収容するための便袋収容凹部62が突出して設けられている。便袋収容凹部62の内面の素材は、例えば、使い捨てオムツ60の内面の素材と同じ透水性とし、外面の素材は、使い捨てオムツ60の外面の素材と同じ不透水性とする。あるいは、便袋収容凹部62を不透水性の素材のみで形成してもよい。図3(b)に示すように、使い捨てオムツ60を装着したとき、便袋1Aが便袋収容凹部62内に収容されている。装着する場合は、先ず便袋1Aを皮膚に貼着し、その後、使い捨てオムツ60を装着し、便袋1Aを便袋収容凹部62内に収容する。
図示しないが、使い捨てオムツ60と組み合わせる替わりに、身体の下面に敷いた不透水性シートと組み合わせて便袋1Aを用いてもよい。
なお、第1の実施形態の便袋1Aと、使い捨てオムツ又は不透水性シートとの組合せは、後述する他の実施形態の便袋にも同様に適用できる。
図4(a)は、本考案の第2の実施形態の一例を概略的に示す斜視図であり、図4(b)Y断面図である。
第2の実施形態の便袋1Bは、袋部3Bと、皮膚装着部2Bとを備えている。袋部3Bは、排便を収容するための袋本体31と、袋本体31の開口縁部32とを有する。袋部3Bの大きさ、形状、構造等は第1の実施形態の袋部3Aと同様である。
皮膚装着部2Bは、肛門周囲の皮膚に貼着するための環状の粘着部21を有する。粘着部21の材料及び形状等は、第1の実施形態の粘着部21と同じである。第1の実施形態と異なる点は、粘着部21における皮膚への貼着面の反対側に、袋部3Bにおける開口縁部32を着脱可能に固定する部材を備えている点である。この固定部材は、2つの互いに分離された部材からなり、一方は、粘着部21の裏面に接合(接着又は融着)された内嵌合部材22であり、他方は、外嵌合部材23である。これらの固定部材は、可撓性と適宜の弾力性を備えた高分子材料を所定の形状に成型することにより形成される。例えば、スチレン系、オレフィン系、ポリエステル系等の熱可塑性エラストマーをベース素材とする。また、固定部材のベース素材を、粘着部21と同じベース素材とし粘着性を付与しないものとしてもよい。
図4(b)の断面図に示すように、内嵌合部材22は、粘着部21の裏面に接合される環状平坦部と、環状平坦部から突出した環状凸部とを具備する。環状凸部の断面は、円形又は楕円形でよい。外嵌合部材23は、環状部材であり、環状凹部を形成されている。外嵌合部材23の環状凹部の断面はC字形である。内嵌合部材22の環状凸部と、外嵌合部材23の環状凹部とは、その間に袋部3Bの開口縁部32を挟持して、互いに弾性的に嵌合する。「弾性的に嵌合する」とは、環状凸部及び環状凹部が弾性的に若干変形して互いに嵌り合い、それぞれの弾性回復力により互いに密着する方向に押圧力を及ぼすことを意味する。これにより、挟持した袋部3Bの開口縁部32を確実に固定することができる。
図5(a)は、図4に示した便袋1Bの使用状態の一例を示した斜視図(仰向けに寝た場合のほぼ側面から便袋1Bを観た図)であり、図5(b)は、仰向けに寝た身体の下側から観た底面図である。図5は、第1の実施形態の便袋1Aについて示した図2と同様である。
図6は、図4に示した便袋1Bの装着方法を説明するための図である。
便袋1Bにおける皮膚装着部2Bに対する袋部3Bの取付け及び取り外しは、皮膚装着部2Bの粘着部21及び内嵌合部材22を身体に取り付けた状態でも、身体から取り外した状態でも行うことができる。
先ず、外嵌合部材23を内嵌合部材22から分離した状態とする。新しい袋部3B(概略的に点線で示す)を用意し、袋本体31の開口端を外嵌合部材23の環内に通してから開口を広げ、開口縁部32を外嵌合部材23の環に掛ける。そのまま外嵌合部材23と内嵌合部材22を互いに近づけ、双方を嵌合させるように押し込む。こうして、内嵌合部材22の環状凸部24を外嵌合部材23の環状凹部25内に嵌め込む。このとき、外嵌合部材23の環状凹部25が変形して拡がることで内嵌合部材22の環状凸部24が入り込むことができる。
袋部3Bを取り外すときは、袋本体31の開口縁部32を引っ張ることで内嵌合部材22から外嵌合部材23を分離することができる。使用後の袋部3Bは、収容された便を処理した後に、ゴミとして廃棄できる。便袋1Bでは、袋部3Bを廃棄し、皮膚装着部2Bを繰り返し使用することができる。
図7は、本考案の第2の実施形態の変形例を概略的に示す断面図である。この変形例の皮膚装着部2Cでは、粘着部21の裏面側の内嵌合部材22に環状凹部が設けられる一方、外嵌合部材23が断面円形又は断面楕円形の環体(すなわち環状凸部)となっている。第2の実施形態とは、内嵌合部材22と外嵌合部材23の凸部と凹部が逆になっているだけであり、機能及び使用方法は同じである。
図8(a)〜(c)は、本考案の第3の実施形態及びその使用方法を示す図である。第3の実施形態の便袋1Dは、上述した実施形態と袋部3Dにおいて異なる。
図8(a)に示すように、袋部3Dは、開口縁部32の反対側の端縁33bから所定の長さL1の範囲に閉塞部33を設けられている。閉塞部33は、袋本体31の内面同士を、熱融着又は圧着等により接合させて閉塞させた部分である。さらに、閉塞部33には、非接合部分との境界線33aの近傍(図中、長さL2で示す)に切離し用ミシン目34が形成されている。例えば、図中の長さL1を約10〜15mmとすると、長さL2は約1〜2mm程度とする。便袋1Dの使用時には、閉塞部33が十分な長さL1を有しているので、袋本体31の端部を確実に閉じることができる。
図8(b)に示すように、便を収容した使用後に、便袋1Dの閉塞部33を切離し用ミシン目34で切り離す。このとき、閉塞部33のうち、非接合部分との境界線33a近傍の僅かな部分(長さL2)のみが残される。僅かに閉塞部33が残されることにより、切り離したとたんに便が落下することを防止できる。そして、図8(c)に示すように、袋本体31を横方向に開くことにより、僅かに残った閉塞部を容易に開放することが可能である。開放口から内部の便を廃棄することができる。これにより、容易に便の処理ができる。
1A、1B、1D 便袋
2A、2B、2C 皮膚装着部
21 粘着部
22 内嵌合部材
23 外嵌合部材
24 環状凸部
25 環状凹部
3A、3B、3D 袋部
31 袋本体
32 開口縁部
33 閉塞部
33a 閉塞部境界線
33b 端縁
34 切離し用ミシン目
50 臀部
51 脚
60 オムツ
61 肛門位置開口
62 便袋収容凹部

Claims (4)

  1. 排便を収容するための袋本体(31)と前記袋本体(31)の開口縁部(32)とを有する袋部(3A)と、
    肛門周囲の皮膚に貼着するための粘着性と吸水性を有する高分子材料で形成された環状の粘着部(21)を有する皮膚装着部(2A)と、を備え、
    前記皮膚装着部(2A)の前記粘着部(21)における皮膚への貼着面の反対側の面に対して前記袋部(3A)の前記開口縁部(32)が接合されていることを特徴とする
    便袋。
  2. 排便を収容するための袋本体(31)と前記袋本体(31)の開口縁部(32)とを有する袋部(3B)と、
    肛門周囲の皮膚に貼着するための粘着性と吸水性を有する高分子材料で形成された環状の粘着部(21)を有する皮膚装着部(2B)と、を備え、
    前記皮膚装着部(2B)は、前記粘着部(21)における皮膚への貼着面の反対側の面に接合されかつ凹又は凸の環状嵌合部を形成した内嵌合部材(22)を有すると共に、前記内嵌合部剤(22)に対して弾性的に嵌合可能な凸又は凹の環状嵌合部を形成した外嵌合部材(23)を有し、
    前記内嵌合部材(22)と前記外嵌合部材(23)は、互いの間に前記袋部(3B)の前記開口縁部(32)を挟持して弾性的に嵌合可能であることを特徴とする
    便袋。
  3. 前記袋部(3D)の前記袋本体(31)が、前記開口縁部(32)の反対側の端縁(33b)から所定長さの範囲に前記袋本体(31)の内面同士を接合させて閉塞させた閉塞部(33)と、非接合部分との境界線(33a)の近傍にて前記閉塞部(33)に形成した切離し用ミシン目(34)と、を有することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の便袋。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の便袋と使い捨てオムツの組合せであって、前記使い捨てオムツは、肛門に対応する位置に開口が形成され開口の周縁から外側に向かって、便袋を収容するための便袋収容凹部が突出して設けられていることを特徴とする便袋と使い捨てオムツの組合せ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107174389A (zh) * 2017-06-16 2017-09-19 中国医科大学附属第医院 可分体拆换防返流的造口袋

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