JP3180003U - 鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置 - Google Patents

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哲 小野寺
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株式会社五光製作所
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Abstract

【課題】鉄道車両の走行時に外圧がかかってもタンク内にゴミが侵入することを防止する鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置を提供する。
【解決手段】鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置は、鉄道車両用水タンク内に給水した時に、タンク内の空気又はタンク内に所望量以上貯まった水を外部に排出するための、タンクに設けた、上流側オーバーフロー管と下流側オーバーフロー管とよりなるオーバーフロー管と、上流側オーバーフロー管と下流側オーバーフロー管との間に設けたストレーナとよりなる。
【選択図】図1

Description

本考案は、鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置、特に、鉄道車両用水タンクのオーバーフロー管等に設けた、タンク外からタンク内へのゴミの侵入を防止し、また、タンク内に給水した時に、上記タンク内の空気又は水をタンク外に確実に排出して、タンクの膨らみを防止する鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置に関するものである。
図2は、鉄道車両に搭載される車両用水タンクを示し、1はタンク、2は上記タンク1の天井に設けた給水口、3は吸気装置、4は上記タンク1内の水を蛇口5から排出せしめるための排水用配管、6は上記タンク1の側面上部に設けた、上記タンク内に給水した時に、上記タンク内の空気又は上記タンク内に所望量以上貯まった水を外部に排出するためのオーバーフロー口(排出口)、7は上記オーバーフロー口6に設けたオーバーフロー管である。
上記車両用水タンクにおいては、従来、車両の高速走行で外圧がかかった時に、上記オーバーフロー管7からタンク1内に異物が侵入しないようにするため、上記オーバーフロー管7には逆止弁8が設けられている。
この逆止弁8は図3に示すように、逆止弁ケース9と、上記ケース9の一端に設けた入水口10と、上記ケース9の他端に設けた出水口11と、上記ケース9内に設けた、その上端が上記ケース9内に設けた枢支部12に回動自在に枢支され、その大きさが上記入水口10の開口よりも大きい、上記入水口10を開閉自在ならしめる板状弁体13とよりなる。なお、9aは上記ケース9の一端及び他端にそれぞれ設けた、上記ケース9の一端及び他端を上記オーバーフロー管7の上流側オーバーフロー管7aと下流側オーバーフロー管7bとに接続せしめるためのフランジ部である。
上記従来の鉄道車両用水タンクのオーバーフロー管7に設けた逆止弁8においては、上記板状弁体13が重力により垂下することにより上記入水口10を完全に塞ぎ、車両の高速走行中に外圧がかかっても、上記板状弁体13は入水口10を押圧する方向に力を加えられるだけで開くことはないから、外部から異物が侵入しないようになる。
また、上記タンク1内に上記給水口2から給水し、水がオーバーフロー口6まで水が貯まると、それ以上の水は上記オーバーフロー口6からオーバーフローし、上記オーバーフロー管7の上流側オーバーフロー管7aに排水され、上記上流側オーバーフロー管7aからの水は、回動自在に枢支された上記板状弁体13を上記入水口10が開く方向に回動せしめ、逆止弁ケース9内に入り、そこから下流側オーバーフロー管7bに排出され、外部に排水されるようになる。
しかしながら、上記従来のオーバーフロー管7に設けた逆止弁8は、図3に示すように、上記逆止弁8内に残った残水14が、毛細管現象により逆止弁ケース9と弁体13との隙間に入り込み、冬季になるとその残水が凍結し、上記弁体13が上記入水口10を塞いだまま開かなくなり、吸気口3や注水口の開口部が塞がれていた場合には、上記給水口2からタンク1内に給水した際に空気が上記オーバーフロー管7から逃げないためタンクが膨らんでしまい、給水が出来なくなったり、タンクを破損してしまうという欠点があった。
本考案は上記の欠点を除くようにしたものである。
本考案の鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置は、鉄道車両用水タンク内に給水した時に、上記タンク内の空気又は上記タンク内に所望量以上貯まった水を外部に排出するための、上記タンクに設けた、上流側オーバーフロー管と下流側オーバーフロー管とよりなるオーバーフロー管と、上記上流側オーバーフロー管と上記下流側オーバーフロー管との間に設けたストレーナとよりなり、鉄道車両の走行時に外圧がかかっても上記タンク内にゴミの侵入を防止することを特徴とする。
また、上記ストレーナに、上記上流側オーバーフロー管と上記下流側オーバーフロー管とがそれぞれ鉛直方向或いは水平方向に対して斜めに接続されていることを特徴とする。
本考案の鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置においては、給水口からタンク内に給水した際に、排出配管からの空気の逃げ道が確実に確保されているので、タンクが膨らむようなことがないという大きな利益がある。
また、ストレーナを用いても、タンク内の水質に問題を生じさせる程の異物を進入させることはない。
また、排出配管とストレーナの接続の自由度を高めることができる。
図1は本考案の鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置のストレーナの縦断側面図である。 図2は従来の鉄道車両用水タンクの説明である。 図3は従来の鉄道車両用水タンクに設けた逆止弁の縦断側面図である。
以下、図面によって本考案の実施例を説明する。
本考案においては、図1に示すように、オーバーフロー管7に逆止弁8を設ける代わりにストレーナ15を設ける。
上記ストレーナ15は、図1に示すように、例えば、本体ケース16と、上記本体ケース16の一端及び他端に設けた入水口17及び出水口18と、上記本体ケース16内に設けた、上記入水口16にその一端開口を固定し、他端開口を板等で塞いだ筒状の金属製メッシュ状のフィルター19とよりなり、上記本体ケース16の一端及び他端をフランジ部16aを介してそれぞれ上流側オーバーフロー管7a、下流側オーバーフロー管7bの開口部に固定せしめる。また、上記金属製のメッシュ状のフィルター19は、水タンクに組み込まれている電動水ポンプに異物が吸い込まれても支障をきたさないメッシュサイズのものが採用される。なお、上記フィルター19は金属製のメッシュ状以外に、金属製の多孔状のものであってもよい。
本考案の鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置は上記のような構成であるから、タンク1のオーバーフロー口6からオーバーフローしてきた水が上記上流側オーバーフロー管7aからストレーナ15に入り、そのまま下流側オーバーフロー管7bに排出することができる。
また、走行時外圧がかかっても、上記ストレーナ15のフィルター19によりタンク内にゴミの侵入を防止できる。
従来のオーバーフロー管に用いていた逆止弁は、−20℃以下に冷却すると、残水の回り込み具合によっては凍結により弁体が固着し、最大で150kPaの圧力をかけないと、弁が開かないことがあったが、本願考案においては、−20℃の条件であっても凍結によるストレーナの閉塞は認められなかった。従って、冬季において、吸気口3や注水口の開口部が塞がれていた場合であっても、上記給水口2からタンク1内に給水した際にオーバーフロー管から空気の逃げ道が確保されているので、タンクが膨らむようなことがないという大きな利益がある。
また、本願考案のストレーナを有するタンクを車両に用いて、車両の走行後の水質を検査したところ、浮遊物質量(JIS K0101 16.1)において、1mg/l以下であり、水質の問題がなく、ストレーナを用いた場合でも、ゴミの進入の防止を十分果たすことができる。
また、従来のオーバーフロー管に用いていた逆止弁においては、弁体をその重量を利用して入水口を塞いでいたので、逆止弁をオーバーフロー管に設けるためには、その接続部分において、上流側オーバーフロー管と下流側オーバーフロー管とを水平に取り付ける必要があったが、本願考案においては、重力を利用していないので、ストレーナに上流側オーバーフロー管及び下流側オーバーフロー管を角度をつけて設置でき、設計の自由度を高めることができる。
1 タンク
2 給水口
3 吸気装置
4 排水用配管
5 蛇口
6 オーバーフロー口
7 オーバーフロー管
7a 上流側オーバーフロー管
7b 下流側オーバーフロー管
8 逆止弁
9 逆止弁ケース
9a フランジ部
10 入水口
11 出水口
12 枢支部
13 板状弁体
14 残水
15 ストレーナ
16 本体ケース
16a フランジ部
17 入水口
18 出水口
19 フィルター

Claims (2)

  1. 鉄道車両用水タンク内に給水した時に、上記タンク内の空気又は上記タンク内に所望量以上貯まった水を外部に排出するための、上記タンクに設けた、上流側オーバーフロー管と下流側オーバーフロー管とよりなるオーバーフロー管と、上記上流側オーバーフロー管と上記下流側オーバーフロー管との間に設けたストレーナとよりなり、鉄道車両の走行時に外圧がかかっても上記タンク内にゴミが侵入することを防止することを特徴とする鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置。
  2. 上記ストレーナに、上記上流側オーバーフロー管と上記下流側オーバーフロー管とがそれぞれ鉛直方向或いは水平方向に対して斜めに接続されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用水タンクの膨らみ防止装置。
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