JP3179399U - 三角コーナー用保持具 - Google Patents
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Abstract
【課題】既に使用中の様々なタイプの三角コーナーを保持・固定して移動や転倒を防止でき、且つ油分や汚れの付着、経年変化などによる固定強度の低下が少ない三角コーナー用保持具を提供する。
【解決手段】三角コーナー用保持具1は、板状の固定部2aと、この固定部の一辺から突出し、上記固定部に向かって折曲され、三角コーナーの上端を挟んで保持する爪部2bとを有するフック部材2と、上記固定部2aに接着され、シンクの内側壁に磁力で吸着して固定される磁石部材4とを具備する。既に使用中の様々なタイプの三角コーナーを保持・固定して移動や転倒を防止できるので、三角コーナーを買い換える必要がない。また、磁石部材でシンクの内側壁に固定するので、油分や汚れが付着したり、長期間使用したりしても吸着力の劣化が少なく、三角コーナーを確実に固定できる。
【選択図】図1
【解決手段】三角コーナー用保持具1は、板状の固定部2aと、この固定部の一辺から突出し、上記固定部に向かって折曲され、三角コーナーの上端を挟んで保持する爪部2bとを有するフック部材2と、上記固定部2aに接着され、シンクの内側壁に磁力で吸着して固定される磁石部材4とを具備する。既に使用中の様々なタイプの三角コーナーを保持・固定して移動や転倒を防止できるので、三角コーナーを買い換える必要がない。また、磁石部材でシンクの内側壁に固定するので、油分や汚れが付着したり、長期間使用したりしても吸着力の劣化が少なく、三角コーナーを確実に固定できる。
【選択図】図1
Description
本考案は、台所のシンク内に置いて生ゴミなどの一時仮置きをする、いわゆる三角コーナーの転倒や移動を防止するための三角コーナー用保持具に関するものである。
一般に、多くの家庭で台所のシンクの中に三角コーナーを置いて、生ゴミなどの一時仮置きをしている。
この三角コーナーは、炊事中に調理や食器洗いなどで接触が起こり、定位置から動いてしまうことが頻繁にある。更には、三角コーナーが傾いたり転倒したりして中身がシンク内に出てしまうこともある。
そこで、これらの欠点を解消するために種々の提案がなされており、例えば特許文献1には、三角コーナーを流しの角部に確実に保持し、三角コーナーが流れたり、倒れたりしないようにするストッパーを備えた流し用屑入れが開示されている。
このストッパーは、通水性を有する容器本体の短側面部の外側に着脱自在に取り付けられ、棒状の引っ掛け具の両端に吸盤が取り付けられた構造になっている。
また、特許文献2に記載されている三角コーナーは、U形状の複数本の線材を所定間隔置きに交叉状に配置して接着し、これらに上方枠部と補強枠部を接着し、吸着体のつまみ部を嵌挿する引掛け部を接着している。そして、引掛け部に吸着体のつまみ部を装着してシンクの内側壁に吸着固定するようになっている。
上記特許文献1、2の技術によれば、三角コーナーをシンクの内側壁に吸盤で固定でき、移動したり転倒したりするのを防止できる。
しかしながら、上述した特許文献1に記載されているストッパーは使用できる三角コーナーが限られ、特許文献2の三角コーナーは保持具と一体化しているため、三角コーナーごと買い換えなければならずコスト高になる。また、保持・固定に吸盤を用いているため、吸盤の吸着面に油分や汚れが付着したり、長期間の使用によって吸盤が劣化したりすると、必ずしも十分な強度で固定できない。
本考案は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、既に使用中の様々なタイプの三角コーナーを保持・固定して移動や転倒を防止でき、且つ油分や汚れの付着、経年変化などによる固定強度の低下が少ない三角コーナー用保持具を提供することにある。
本考案に係る三角コーナー用保持具においては、板状の固定部と、この固定部の一辺から突出し、前記固定部に向かって折曲され、三角コーナーの上端を挟んで保持する爪部とを有するフック部材と、前記フック部材の固定部に接着され、シンクの内側壁に磁力で吸着して固定される磁石部材とを具備することで、上述した課題を解決した。
また、前記爪部は折曲自在であり、使用する三角コーナーの上端部の形状に合わせて折曲されることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、前記磁石部材におけるシンクの内側壁への吸着面は、シンクのコーナー部の内側壁に対応する所定の曲率を持った緩やかな曲面であることで、同じく上述した課題を解決した。
本考案に係る三角コーナー用保持具によれば、既に使用中の様々なタイプの三角コーナーを保持・固定して移動や転倒を防止できるので、三角コーナーを買い換える必要がない。
また、磁石部材でシンクの内側壁に吸着させて固定するので、油分や汚れが付着したり、長期間使用したりしても吸着力の劣化が少なく、三角コーナーを確実に固定できる。
更に、爪部を三角コーナーの保持する部分に合わせて曲げることで、種々の形状やサイズの三角コーナーに対応することができる。
更にまた、磁石部材の吸着面を、シンクのコーナー部の内側壁に対応する所定の曲率を持った緩やかな曲面にすることで、シンクへの磁力による吸着を効果的にして確実に固定できる。
以下に、本考案を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
図1及び図2はそれぞれ、本考案の実施形態に係る三角コーナー用保持具を示している。図1(a)は正面図、図1(b)は側面図、及び図1(c)は平面図である。また、図2(a)は分解図、及び図2(b)は斜視図である。この保持具1は、フック部材2とこのフック部材2に接着剤3などで接着された磁石部材4とで構成されている。
図1に示すように、上記フック部材2は、四角形の板状の固定部2aと、この固定部2aの一辺から突出し、上記固定部2aに向かって折曲された爪部2bとを有する。この爪部2bは、三角コーナーの上端を挟んで保持するものである。
上記フック部材2は、例えばステンレスなどで形成され、少し強めの力で曲げることができる程度の厚さになっている。これによって、フック部材2の爪部2bは折曲自在であり、爪部2bを三角コーナーの保持する部分に合わせて曲げることで、種々の形状やサイズの三角コーナーに対応できるようになっている。
上記磁石部材4は、フック部材2への接着面が平面であり、対向面(吸着面)がシンクのコーナー部の内側壁に対応する所定の曲率を持った緩やかな曲面になっている。このため、シンクへの磁力による吸着を効果的にして確実に固定できる。本例では高さをH、幅をW、厚さをDとすると、H30×W25×D5〜7(mm)のサイズであり、磁力が強力なものが好ましい。
図2に示すように、上記接着剤3は、上記フック部材2の固定部2aと磁石部材4の平面(接着面)とを接着するものであり、接着力が強力で接着後は水や油の付着により容易に剥がれないものが好ましい。この接着剤3には、例えばアクリル樹脂系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、及びエポキシ樹脂系接着剤など様々なものを用いることができる。
図3乃至図5はそれぞれ、上記図1及び図2に示した三角コーナー用保持具1の使用例について説明するための斜視図である。まず、図3に矢印で示すように、保持具1の爪部2bを三角コーナー5の上から直角部5aの上端に押し込んで引っ掛ける。なお、ここで、7は水切りネットであり、三角コーナー5に水切りネット7を被せた状態で固定している。
続いて、図4に示すように、三角コーナー5を、磁気吸着可能なステンレスや鉄を主成分とする金属などの材料からなるシンク6のコーナー部に移動させ、三角コーナー5の直角部5aをシンク6のコーナー部の内側壁6cに合わせ、保持具1の磁石部材4をシンク6の内側壁6cに吸着して保持・固定すると、図5に示すような状態となる。
このような構成によれば、低コストにできる単純な構成でありながら、既に使用中の様々なタイプの三角コーナー5を保持・固定して移動や転倒を防止できるので、三角コーナー5を買い換える必要がない。しかも、ユーザが爪部2bを三角コーナー5の保持する部分に合わせて曲げることで、種々の形状やサイズの三角コーナー5に適合させることができる。
また、磁石でシンク6のコーナー部の内側壁6cに固定するので、油分や汚れが付着したり、長期間使用したりしても吸着力の劣化が少なく、三角コーナー5を確実に保持・固定できる。
しかも、シンク6のコーナー部の内側壁6cに、一つの保持具1で三角コーナー5を保持・固定することで、シンク6の上記コーナー部に接する隣接した二つの内側壁6a、6bで三角コーナー5の二辺を固定でき、ずれるのを効果的に防止できる。
なお、本考案は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態ではフック部材2をステンレスで形成する場合を例に取って説明したが、他の金属、あるいは樹脂やゴムなどで形成しても良いのはもちろんである。
また、フック部材2と磁石部材4を接着剤3で貼り付ける場合を説明したが、フック部材2の固定部2aに磁石部材4を接着できれば、他の様々な手段で固着しても良い。これらフック部材2と磁石部材4のサイズは、必要とする吸着強度や三角コーナー5の大きさなどに応じて設定すれば良く、上述した例に限られるものではない。
更に、フック部材2の爪部2bが一つの場合を示したが複数を並列的に配置しても良く、固定部2aが四角形の場合を示したが他の平面形状であっても良い。
1 保持具
2 フック部材
2a 固定部
2b 爪部
3 接着剤
4 磁石部材
5 三角コーナー
5a 直角部
6 シンク
6a、6b、6c 内側壁
7 水切りネット
2 フック部材
2a 固定部
2b 爪部
3 接着剤
4 磁石部材
5 三角コーナー
5a 直角部
6 シンク
6a、6b、6c 内側壁
7 水切りネット
Claims (3)
- 板状の固定部と、この固定部の一辺から突出し、前記固定部に向かって折曲され、三角コーナーの上端を挟んで保持する爪部とを有するフック部材と、前記フック部材の固定部に接着され、シンクの内側壁に磁力で吸着して固定される磁石部材とを具備することを特徴とする三角コーナー用保持具。
- 前記爪部は折曲自在であり、使用する三角コーナーの上端部の形状に合わせて折曲されることを特徴とする請求項1に記載の三角コーナー用保持具。
- 前記磁石部材におけるシンクの内側壁への吸着面は、シンクのコーナー部の内側壁に対応する所定の曲率を持った緩やかな曲面であることを特徴とする請求項1または2に記載の三角コーナー用保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005055U JP3179399U (ja) | 2012-08-20 | 2012-08-20 | 三角コーナー用保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005055U JP3179399U (ja) | 2012-08-20 | 2012-08-20 | 三角コーナー用保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3179399U true JP3179399U (ja) | 2012-11-01 |
Family
ID=48006062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012005055U Expired - Fee Related JP3179399U (ja) | 2012-08-20 | 2012-08-20 | 三角コーナー用保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3179399U (ja) |
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2012
- 2012-08-20 JP JP2012005055U patent/JP3179399U/ja not_active Expired - Fee Related
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