JP3179310U - ジャンプ式括り罠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ジャンプ式括り罠は、踏板1から下の深さが数cm程度の極浅いもので良く、ジャンプバネ装置の外筒6を地中に埋め込んで罠を固定しており、踏板1を踏んだ時に引き金8が回転し、これに連動して係止ピン18を引き抜き、バネ押え金5の係止を開放するようにした。引き金8は動物や猪等の子供が踏板1を踏んでも動作し難い構造としている。括り輪2を絞り込むバネにはコイルバネを圧縮した押しバネを使用し、獣の足を支点にして括りワイヤ3を絞り込むのではなく、外筒6の底に設けたワイヤストッパー13を基準点にして、バネの復元力で括りワイヤ3に沿って上向きにバネ押え金5を押し出して括り輪2を絞り込むため、絞り込み時に獣に察知され難く、捕獲率を向上させている。
【選択図】図1
Description
また、踏板を受け、係止具を動作させる引き金が1点で台座に取り付けられているため、踏板が傾いたり、引き金の動作が安定せず不安定であった。
バネに跳上げアームを使用している括り罠は、括り輪を絞り込むのに獣の足と地表の固定点を支点にして括りワイヤを引き上げるため、絞り込み時に獣に察知され易かった。
また、踏板1の設置や、引き金8の動作も安定しており、小動物や猪等の子供が踏板1を踏んでも引き金8が動作し難い構造としている。
括り輪2を絞り込むバネにはコイルバネを圧縮した押しバネ4としており、獣の足を支点にして括りワイヤ3を絞り込むのではなく、外筒6の底板外側に設けた括りワイヤ3のワイヤストッパー13を基準点にして、バネの復元力で括りワイヤ3に沿って上向きにバネ押え金5を押し出して括り輪2を絞り込むため、絞り込み時に獣に察知され難い。
一端を地表の立木等に縛り固定し外筒6の底板外側で括りワイヤ3にワイヤストッパー13を固着し、バネ押え金5の中心穴22を通り、踏板1上に敷設する括り輪2を形成する括りワイヤ3
、
バネ押え金5の外周に圧縮装着され、バネの復元力でバネ押え金5を押上げて括り輪2を絞り込む押しバネ4、
圧縮された押しバネ4とバネ押え金5を収納する外筒6からなるジャンプバネ装置40、台座7にT字状に固定して地中に縦に埋め込まれる外筒6、
押しバネ4をバネ押え金5の一側に開けた穴20と外筒6の一側に開けた穴21に係止ピン18を挿入して係止し、
前記係止ピン18の一端を回転自由にL字形状の引き金8に開けたピン穴19に取付け、
前記引き金8を台座7に回転自由に固定金9で取付け、
一端を地上で他端を引き金8で支持した踏板1を踏んだ時に引き金8が回転し、
これに連動して係止ピン18を引き抜き、バネ押え金5の係止を開放するようにした括り罠を提供するものである。
バネ押え金115が外筒6から外に出た上端部に括りワイヤ3が習動するように取付け、
地中に埋設される押しバネ4、外筒6、台座7等のジャンプ式括り罠の主要部が括りワイヤ3から外れ、猪等が括りワイヤ3に掛かって暴れても、ジャンプ式括り罠の主要部が壊れないようにしている。
また、括り罠を設置するのに落し穴は深いものを必要としなし、括り罠の構造も簡単で、罠の設置に長時間を要し無いので人の匂いが周辺に付着することも少なく、排出される土も少なく、廃土等から猪等に感づかれ難く、猪等が警戒せず罠に近寄り易くなっている。
また、引き金8が複数点で台座7に係止されているため、引き金8のぐらつきが無く、踏板1の何処を踏んでも引き金8が正確に動作し、その動作も安定している。さらに、引き金8と台座7を係止している回転ストッパー17の強度や取り付け個数を調整することにより、捕獲対象外の小動物や猪等の子供を捕獲する事無く、捕獲対象の動物を捕獲することができる。
第2の考案によれば、猪等が括りワイヤ3に掛って暴れても、押しバネ4や台座7等のジャンプ式括り罠の主要部は括りワイヤに繋がっていないので、また、構造が非常に単純に作られているので、ジャンプ式括り罠の主要部が壊される事は無くなる。
踏板1の角材を打ち付けた一端は落し穴の上面に置いたとき、地表の水平度を出来るだけ気にせずに設置できるように、両角を落として辺の長さを短くしてある。
押しバネ4は外形16mm程度で1本の鋼線からなる単線をツル巻状に巻いたツル巻バネから成り、その一端は外筒6の下端に固定し、他端はバネ押え金5で外筒6内に圧縮して、安全ピン16や係止ピン18により外筒6とバネ押え金5で圧縮状態に保持される。
押しバネ4の長さは、括り輪2の大きさによって決まり、ワイヤストッパー13を基準点としてバネ押え金4を押し上げた時、括り輪2を完全に締め込める長さとしている。
L型形状の引き金8の長さ方向の中央部には、係止ピン18を取付けるピン孔19を開けてある。
回転ストッパー17で引き金8と台座6の上端部を挟み込み、引き金8に設定以上の荷重がかかり引き金8に回転モーメントが働いたとき、回転ストッパー17が外れて、引き金8が回転自在な固定金9を中心にして下方に回転する。
また、形状をU字の底部に丸みを持たせ円弧の回転ストッパーとしても良い。
0、これらの2つの穴に一端を挿入し他端は引き金8の長さ方向中央部に開けた穴ピン19に回転自由に取付けた係止ピン18を示す。係止ピン18は直径2mm程度の鋼線で作ってある。係止ピン18は引き金8に開けたピン穴19の上部に残った部分よりも少し大きい内径に作られた円形部を持ち、残りの他の部分は直線状である。係止ピン18の円形部は回転自在としており、係止ピン18の直線部は引き金8が回転したとき、バネ押え5および外筒6に開けた穴20、21から引き抜かれるように取り付ける。
台座7の上面の両端には、括り輪2の形状が踏板1に対して適正な形状を保つように、アルミの針金で作った括り輪ガイド金12を取り付けてある。
括りワイヤ3は、立木等に固定した一端から括り輪2に至るまでの途中の、外筒6の底板外部でワイヤストッパー13を固着し、その次に外筒6の内側に挿入されたバネ押え金5の中心軸に開けられた穴22を通り、括り輪2に至っている。安全ピン16は2mm程度の鋼線で出来ており、バネ押え金5に開けた安全ピン穴15と外筒6に開けた穴(図示せず)に挿入し、ジャンプ式括り罠の設置作業中等に不用意に押しバネ4が動作して作業者が負傷しないよう、押しバネ4を止めている。
ジャンプ式括り罠100は、獣道に掘った落し穴の開口部に踏板1を被せて、その踏板1の周囲に括りワイヤ3の一端に形成した括り輪2を置き、それらの上に落ち葉や土砂等を被せて罠を覆い隠して設置する。また、外筒6も地中に埋設して台座7等を固定する。
よって、猪等の足が引っかかり、猪等のように有蹄動物は足首の太さよりもヒズメが大きいため、足が括り輪2から抜けなくなる。
括りワイヤ3の他端は立ち木に固定されているので、猪等が暴れても外れることはない。
地中に埋設される外筒6、押しバネ4や台座7と括りワイヤ3とが一体に組み合わされている場合、猪等が括りワイヤ3に掛かって暴れると、ジャンプ式括り罠100の主要部が壊されることがあった。
本発明はジャンプ式括り罠100が動作すると、ジャンプ式括り罠100の主要部が括りワイヤ3から外れ、猪等が暴れてもジャンプ式括り罠100の主要部が壊れにくい構成となっている。
図7に示すように、括りワイヤ3は途中で外筒6の埋設された近辺に、ワイヤ固定部111で地中に固定されている。ワイヤ固定部111は一端をU字状に折り曲げ、他は直線状であり、U字部に括りワイヤ3を通し地中に強く打ち込み、簡単には括りワイヤ3が動かないように固定している。
ワイヤ固定部111を通った括りワイヤ3は、バネ押さえ金115の上端部に設けた穴116を通り、あるいは穴116に取り付けた括りワイヤ3のガイド金を通り、ワイヤ固定部111が括りワイヤ3に従って習動するように括り輪につながっている。
猪等が暴れるとワイヤ固定部111が地中から引き抜かれる。ワイヤ押え金5は括りワイヤ3と一体になっているが、地中に埋設された外筒6、押しバネ4や台座7等のジャンプ式括り輪の主要部は、括りワイヤ3から外れ、猪等が暴れてもこれらを引きずることがないので括り罠が壊されることは無く、また、猪等を傷つけることも無くなる。
2 括り輪
3 括りワイヤ
4 押しバネ
5 バネ押え金
6 外筒
7 台座
8 引き金
9 回転自在な固定金
11 突起
12 括り輪ガイド金
13 ワイヤストッパー
15 安全ピン孔
16 安全ピン
17 回転ストッパー
18 係止ピン
19 ピン穴
20 ピン穴
21 ピン穴
22 中心穴
31 外筒押え金
32 ナベ小ねじ
33 蝶ナット
40 ジャンプバネ装置
100 ジャンプ式括り罠
105 バネ押え金
106 ワイヤ通し穴
111 ワイヤ固定具
Claims (2)
- 落し穴を覆うように敷設する踏板1、
一端を地上で固定し外筒6の底板外側で括りワイヤ3にワイヤストッパー13を固着し、バネ押え金5の中心穴22を通り、踏板1上に敷設する括り輪2を形成する括りワイヤ3、
バネ押え金5の外周に圧縮装着され、バネの復元力でバネ押え金5を押上げて括り輪2を絞り込む押しバネ4、
圧縮された押しバネ4、バネ押え金5とこれらを収納する外筒6は、台座7にT字状に固定して地中に埋め込まれ、
押しバネ4をバネ押え金5の一側に開けた穴20と外筒6の一側に開けた穴21に係止ピン18を挿入して係止し、
前記係止ピン18の一端を回転自由にL字形状の引き金8に開けたピン穴19に取付け、
前記引き金8を台座7に回転自由に固定金9で取付け、
一端を地上で他端を引き金8で支持した踏板1を踏んだ時に引き金8が回転し、
これに連動して係止ピン18を引き抜き、バネ押え金5の係止を開放するようにした括り罠。
- 括りワイヤ3の一端を地表に立木等に縛り固定すると共に、途中を括り罠埋設近傍の地上に括りワイヤ固定具111で固定し、
バネ押え金115が外筒6から外に出た上端部に括りワイヤ3が習動するように取付けた事を特徴とする請求項1記載の括り罠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004952U JP3179310U (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | ジャンプ式括り罠 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012004952U JP3179310U (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | ジャンプ式括り罠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3179310U true JP3179310U (ja) | 2012-10-25 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016059289A (ja) * | 2014-09-16 | 2016-04-25 | 辰男 杉本 | 取付座付括り罠 |
JP2017169525A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 河野 優子 | 野生動物の捕獲用罠 |
JP6239801B1 (ja) * | 2017-07-03 | 2017-11-29 | 有限会社 林商会 | 動物捕獲用罠 |
-
2012
- 2012-08-13 JP JP2012004952U patent/JP3179310U/ja not_active Expired - Fee Related
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