JP3178668U - 保護シート材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材の一側面に粘着材の層を設けて保護シートを構成し、粘着材の層を剥離材で被覆した保護シート材で、保護シート材の一側辺側から対向する他側辺に向けて、剥離材の外表面側から、切込み刃を作用させ、剥離材に所定の深さの少なくとも1本の切込みを入れ、剥離材を分割剥離して段階的に貼付するようにした。
【選択図】図5
Description
かかる保護皮膜としては、一般に、樹脂フィルム(シート)を基材として用いており、製品の最終工程で貼着したり、あるいは携帯電話等の個人ユーザーが別途購入し、自ら貼着したりしている。
また、こうした保護フィルムの貼付を、販売に先立って、或いは販売と同時に専門の業者が行うことも増えてきている。
尚、図示のように、前記基材4が、そのPETフィルムと軟質樹脂層(防眩性乃至自己修復性)との積層である場合、前記基材4の他側面には、表面保護膜5が設けられることがある。この種の表面保護膜5は、例えば、通常、PET或いはPP(ポリプロピレン)で構成されているが、その対象たる液晶画面に貼られた後に剥離、廃棄される。
即ち、保護シートの貼着に際して、画面上に正確に位置決めして仮止目し、しかる後に全面貼着に移項すればよいかという問題である。
即ち、図12及び図13に示すように、このような切込み7を形成する場合、図14に示すようなスリッター機を用いて保護シート材1の剥離材2(セパレーター層)側から直接切込み加工を行うと、塗布されているシリコーン吸着の粘着材3の層をも切断する可能性がある。
このような凹部が形成されると、保護シート6を画面に貼着するときに空気が入って皺寄りとなったり、その凹部の光屈折に起因する反射光で画面が見難くなったりするという問題がある。
り、本考案では、これを保護シート材1と称し、前記剥離材2が剥がされ、液晶画面等に貼着した状態のものを表面保護シート6と称する。
尚、図示のように、前記基材4が、そのPETフィルムと軟質樹脂層(防眩性乃至自己修復性)との積層である場合、前記基材4の他側面には、表面保護膜5が設けられることがある。この種の表面保護膜5は、例えば、通常、PET或いはPP(ポリプロピレン)で構成されているが、その対象たる液晶画面に貼られた後に剥離、廃棄される。
基材(4)の一側面に粘着材(3)の層を設けて表面保護シート(6)を構成し、前記粘着材(3)の層を剥離材(2)で被覆して長方形、正方形、円形又は楕円形の何れか一つの形状とされた保護シート材であって、
前記剥離材(2)は、厚みが50ミクロンから100ミクロンのPETフィルム、PPフィルム又は表面離型処理された洋紙の何れか一つで構成され、
前記剥離材(2)の所定位置において、該剥離材(2)の外表面側から、該剥離材(2)の厚みの99%から30%の深さの切込み(7)が入れられ、
前記切込み(7)が、対抗する2側辺(12)に亘って少なくとも1本形成されると共に前記2側辺(12)に隣接する側辺(13)から所定の間隔(L1)を空けられることで前記表面保護シート(6)の一側部に第一の剥離部分(2A)が構成されている、
という解決手段を講じた。
基材(4)の一側面に粘着材(3)の層を設けて表面保護シート(6)を構成し、前記粘着材(3)の層を剥離材(2)で被覆して長方形、正方形、円形又は楕円形の何れか一つの形状とされた保護シート材であって、
前記剥離材(2)は、厚みが50ミクロンから100ミクロンのPETフィルム、PPフィルム又は表面離型処理された洋紙の何れか一つで構成され、
前記剥離材(2)の所定位置において、該剥離材(2)の外表面側から、該剥離材(2)の厚みの99%から30%の深さの切込み(7)が入れられ、
前記切込み(7)が、対抗する2側辺(12)に亘って、相互に所定の間隔(L2)を空けられて2本形成されることで前記表面保護シート(6)の中央部に第一の剥離部分(2A)を構成している、
という解決手段を講じた。
また、本考案にいう表面保護シート(6)は、各種電子機器の液晶画面、特殊なディスプレイ用ガラス板、プラスチック板等、表面保護などの目的で用いるもので、その対象は、携帯電話機などの液晶画面に限らない。
そして、上記基材(4)の他側面、即ち、画面等への貼着後に最上面に表面保護膜をコーティングすることもある。
更に、前記基材(4)を、ベースの樹脂フィルム層と、その上の軟質樹脂層とから構成する場合があり、貼着後に剥離除去される前記表面保護膜の裏面に微細の凹凸を形成しておいて、これの剥離、除去によって前記軟質樹脂層に微細の凹凸を形成し、防眩性を付与する構成とされる場合もある。
このように構成すると、前記剥離材(2)を剥離する際に、保護シート材をその切り込み位置で折り曲げると、前記波型または、山形の部位が立ち上がるように保護シート(6)から離れ、その部分を指で摘むことで剥離操作を行い易くすることができる。
その保護シート6の保護シート材1を製造する工程は、従来技術と同様の前処理工程というべきものであるために、図示省略するが、先ず、基材4の一面に粘着材3の層を、粘着剤をロール転写によって塗布し、その後に剥離材2が貼着される。これによって、図2に示す積層構造で、ロール状に巻かれた長尺の保護シート材1が形成される。
本考案においては、この基材4は、PETの素材フィルムだけで構成されている例を示すが、防眩性乃至自己修復性を持たせるため、ベースのフィルム上に30ミクロン程度の軟質樹脂層(シリコーンとウレタン系樹脂の混合物)との積層状体として構成され、その軟質樹脂層に表面皮膜材5の裏面の凹凸で防眩性と自己修復性を付与させるようにし、前記表面皮膜材5は、剥離、除去するようにしてもよい。
更に、前記基材4の他側面(即ち、貼着後の表面を構成する一側面)には、この実施例では、表面保護膜5が設けられており、ここでは、PP(ポリプロピレン)又はPETで構成され、保護シート6が画面等へ転写、貼着された後に剥離され、廃棄される。この表面保護膜5についは、実施に際しては、これを備えておらず、前記基材4の表面がそのまま外表面とされている場合もある。
長尺の保護シート材1が、反転された状態で、図示左方から搬送されてくると、ガイドロール機構10によって、保護シート材1は、剥離材2が保護シート6(基材4、粘着材3、表面皮膜材5)から一旦剥離され、分離される。
尚、この切込み7は、1本でも、3本以上でもよく、また、実施例で直線状であるが、波形としてもよく、また、ミシン目のように不連続のものとしてもよく、また、升目状に入れてもよい。
その後に、図1の中段に示すように、使用する電子機器の最終形状となる長さ乃至大きさに前記保護シート材1をカットすることになる。この工程においては、抜き形状刃Hを用いて、保護シート6の側から前記剥離材2を残して、その保護シート6の側縁部を、剥離時のつまみ部Tが形成されるように、所定の幅で切除し、同時に、外形寸法のカットと、カメラ位置等の窓を穿孔8する。このカット工程は、対象機器のカメラ等の表面配置に応じたバリエーションが考慮されることになるのは勿論である。従って、前記カットは、機器乃至その画面の形状(円形、楕円、角部に丸みのある正方形乃至長方形など)に対応した形状にカットされることも含まれる。
図4に示すように、この状態の保護シート材1を、対象となる機器の画面DSに貼着する場合、ここでは、先ず、前記剥離材2の中央帯状片2Aを、切込み7に沿って分断し、剥離する。
そして、図5に示すように、露出した保護シート材1の粘着材3の層を、対象画面DSに当て付けるが、この際、端の方に位置する上述した穿孔8を、画面DSのカメラ等位置に合わせてから、暫時他の中央部分の貼着を行って行く。
この際、前述の中央部分の貼り付けが既に完了しているので、画面DSへの保護シート6の位置が固定されていて、左右の部分の貼り付けにおいて、全体の位置ずれを来たさないのである。
そして、部分剥離の後に、保護シート6よりも大きい剥離材2のつまみ部Tを引っ張ると、スムースに順次広げて行っていって容易に貼る事ができて実用的である。
ここでは、便宜上、2つの波山を形成したものを示すが、波山は、一つでもよく、また、三角形や台形等の形状を呈していてもよい。
依って、ここでは、上部の穿孔8が形成された部分が、第一の剥離部分2Aということになり、この部分を剥がして、端の方に位置する上述した穿孔8を、画面DSのカメラ等位置に合わせて貼着してから、残部の剥離材部分2Bを剥がすことになるが、この際、その残部の剥離材部分2Bを把持して強く折り曲げると、前記波山部分2bが跳ね上がり状態に粘着材3の層から浮き上がり、以って、把持代が形成されて剥離操作が行い易くなるのである。
2: 剥離材
2A: 第一の剥離部分
2B: 残りの剥離部分
3: 粘着材
4: 基材
5: 表面保護膜
6: 保護シート
7: 切込み
8: 穿孔
10: ガイドロール機構
11: 切込み刃
12: 対抗する2側辺
13: 隣接する2側辺
L1: 所定の間隔(隣接する側辺から)
L2: 所定の間隔(2本の切込み)
Claims (3)
- 基材(4)の一側面に粘着材(3)の層を設けて表面保護シート(6)を構成し、前記粘着材(3)の層を剥離材(2)で被覆して長方形、正方形、円形又は楕円形の何れか一つの形状とされた保護シート材であって、
前記剥離材(2)は、厚みが50ミクロンから100ミクロンのPETフィルム、PPフィルム又は表面離型処理された洋紙の何れか一つで構成され、
前記剥離材(2)の所定位置において、該剥離材(2)の外表面側から、該剥離材(2)の厚みの99%から30%の深さの切込み(7)が入れられ、
前記切込み(7)が、対抗する2側辺(12)に亘って少なくとも1本形成されると共に前記2側辺(12)に隣接する側辺(13)から所定の間隔(L1)を空けられることで前記表面保護シート(6)の一側部に第一の剥離部分(2A)が構成されている、
ことを特徴とする保護シート材。 - 基材(4)の一側面に粘着材(3)の層を設けて表面保護シート(6)を構成し、前記粘着材(3)の層を剥離材(2)で被覆して長方形、正方形、円形又は楕円形の何れか一つの形状とされた保護シート材であって、
前記剥離材(2)は、厚みが50ミクロンから100ミクロンのPETフィルム、PPフィルム又は表面離型処理された洋紙の何れか一つで構成され、
前記剥離材(2)の所定位置において、該剥離材(2)の外表面側から、該剥離材(2)の厚みの99%から30%の深さの切込み(7)が入れられ、
前記切込み(7)が、対抗する2側辺(12)に亘って、相互に所定の間隔(L2)を空けられて2本形成されることで前記表面保護シート(6)の中央部に第一の剥離部分(2A)を構成している、
ことを特徴とする保護シート材。 - 前記剥離材(2)の切り込みは、平面視で波型または、山形を呈するように形成されている請求項1又は請求項2に記載の保護シート材。
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JP2012004485U JP3178668U (ja) | 2012-07-03 | 2012-07-03 | 保護シート材 |
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---|---|---|---|---|
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US9541331B2 (en) | 2009-07-16 | 2017-01-10 | Lockheed Martin Corporation | Helical tube bundle arrangements for heat exchangers |
US9670911B2 (en) | 2010-10-01 | 2017-06-06 | Lockheed Martin Corporation | Manifolding arrangement for a modular heat-exchange apparatus |
US9777971B2 (en) | 2009-10-06 | 2017-10-03 | Lockheed Martin Corporation | Modular heat exchanger |
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