JP3178660U

JP3178660U - 本棚兼用梱包箱

Info

Publication number: JP3178660U
Application number: JP2012004351U
Authority: JP
Inventors: 晋吉野; 僚太朗星
Original assignee: 有限会社ディレクションズ
Priority date: 2012-06-29
Filing date: 2012-06-29
Publication date: 2012-09-27
Anticipated expiration: 2022-06-29

Abstract

【課題】本棚と運搬の用途を兼ね備えた、主に紙段ボールやプラスチック段ボールを素材とする梱包箱を提供する。
【解決手段】主に紙の段ボールやプラスチック段ボールを素材とし、小箱Ｂに複数冊の書籍を収納し、小箱Ｂよりひとまわり大きいサイズの大箱Ａを対向するように組み合わせることよって運搬可能な箱状を形成する。運搬先において大箱Ａを取り外し、書籍を収納した小箱Ｂをそのまま本棚として利用する。
【選択図】図１

Description

本考案は、本棚と運搬の用途を兼ね備えた、主に紙段ボールやプラスチック段ボールを素材とする梱包箱に関するものである。

従来の段ボール箱は、主に商品を輸送するためや、引越しに伴う持ち物の運搬のために使用されていた。
なお、折り畳み・組立てが可能で、かつ、容易に組み立てることができ、本棚としても使用できる収容ケースが知られている（特許文献１）。

特許公開２００３−００２３２０

従来の主に紙の段ボールを素材とする梱包箱は、商品を輸送するためや、引越しなどに伴って持ち物の運搬のために使用されてきた。使用済みの梱包箱は廃棄されることが多く、使用後に別の目的で使われることは極めて少なかった。
引越しや事務所移転に伴って複数冊の書籍を運搬する場合、発送元における作業として、折りたたまれた状態の主に紙の段ボールを素材とする梱包箱を組み立てて、下面に粘着テープを貼って補強し、上面が空いている状態で、複数冊の書籍を箱に詰めて、上面に粘着テープを貼って箱状の密封状態にする。運送先における作業として、箱状の梱包箱の中身を出すために粘着テープを剥がして梱包箱の上面を空けて、複数冊の書籍を取り出し、本棚や他の収納家具に移し替えるため、手間がかかる。
また、梱包箱の粘着テープの剥がす際に粘着テープの跡がつきやすく美観を損なうため、梱包箱をインテリアや収納家具として使用するには課題があった。

本考案は、主に紙の段ボールやプラスチック段ボールを素材とし、小箱（Ｂ）に複数冊の書籍を収納し、ひとまわり大きいサイズの大箱（Ａ）を対向するように組み合わせることよって運搬可能な箱状を形成する。
以上の構造よりなる本棚兼梱包箱。

本考案である本棚兼梱包箱は、起点となる発送元において、複数冊の書籍を収納した小箱（Ｂ）に対向するように、ひとまわり大きいサイズの大箱（Ａ）を組み合わせて箱状を形成して運搬し、運搬先において大箱（Ａ）を取り外し、書籍を収納した小箱（Ｂ）をそのまま本棚として利用できるため、複数冊の書籍を運搬する際にかかっていた手間や時間を大幅に減らすことができる。また、発送元において、複数の本棚兼梱包箱を本棚として使用していた場合、複数の本棚や収納された複数の書籍の元の並び順を変えることなく運搬先で再現できる。
本棚兼梱包箱は、運搬後に本棚として使用できるため、余計なゴミを出さず、しかも繰り返し使うことが可能である。上から被せた箱は、本を収納する箱に重ねることができるため、余計な場所をとらずに済む。

本考案の正面斜視図本考案の箱状斜視図本考案の使用状態を示す正面斜視図

以下、本考案の実施の形態を説明する。
（イ）主に紙の段ボールやプラスチック段ボールを素材とする四角形の底板（１）を設ける。
（ロ）主に紙の段ボールやプラスチック段ボールを素材とする四角形の一つの角を切り欠いた側板（２）を２枚設け、それぞれ側板（２）の中央部に穴（４）をあける。
（ハ）底板（１）の両側面に対して垂直に直立するよう２枚の側板（２）を設置し、底板（１）の後方部に対して垂直に直立するよう背板（３）を設置し、両側板及び背板、底板に囲まれた空間部（６）に書籍（５）を収納できる小箱（Ｂ）を設ける。
（ニ）小箱（Ｂ）と同じ構造で、小箱（Ｂ）よりひとまわり大きいサイズの大箱（Ａ）を設け、小箱（Ｂ）に対向するように大箱（Ａ）を組み合わせて箱状を形成した本棚兼梱包箱。
本考案を使用するときは、運搬する複数冊の書籍（５）を小箱（Ｂ）に収納する。小箱（Ｂ）に対向するように大箱（Ａ）を組み合わせ、箱状を形成する。その際、それぞれの側板（２）にあいた穴の位置が重なり合うようにする。左右の穴を取っ手として両手の指を通すか、または箱の下面を両手で支えるなどして運搬する。
運搬先においては、大箱（Ａ）を取り外し、複数冊の書籍（５）が収納された小箱（Ｂ）を本棚として所定の場所に設置する。大箱（Ａ）は、小箱（Ｂ）と重ね合わせるか、もうひとつ新たな本棚として使用する。

１底板、２側板、３背板、４穴、５書籍、６空間部、Ａ大箱、Ｂ小箱

Claims

四角形の底板を設け、四角形の一つの角を切り欠いた側板を２枚設け、それぞれ側板の中央部に穴をあけ、底板の両側面に対して垂直に直立するよう２枚の側板を設置し、底板の後方部に対して垂直に直立するよう背板を設置し、両側板及び背板、底板に囲まれた空間部に書籍を収納できる小箱を設け、小箱と同じ構造で、小箱よりひとまわり大きいサイズの大箱を設け、小箱に対向するように大箱を組み合わせて箱状を形成した本棚兼梱包箱。