JP3177804B2 - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

合成樹脂製容器蓋

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JP3177804B2 JP14496693A JP14496693A JP3177804B2 JP 3177804 B2 JP3177804 B2 JP 3177804B2 JP 14496693 A JP14496693 A JP 14496693A JP 14496693 A JP14496693 A JP 14496693A JP 3177804 B2 JP3177804 B2 JP 3177804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製容器蓋、更
に詳しくはタンパーエビデント特性(不正悪戯が加えら
れるとその事実を示す証拠が残留される特性)を有する
合成樹脂製容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料用瓶の如き容器のためのタンパーエ
ビデント特性を有する容器蓋として、例えば特開昭54
−83588号公報、特開昭56−74445号公報、
実開昭56−125848号公報及び特開昭58−16
0257号公報に開示されている如く、既に種々の形態
の合成樹脂製容器蓋が提案されている。これらの合成樹
脂製容器蓋は、円形天面壁と、この天面壁の周縁から垂
下する円筒状スカート壁とを具備する。スカート壁には
周方向に延在する周方向弱化ラインが形成されており、
スカート壁は周方向弱化ラインより上方の主部と周方向
弱化ラインより下方のタンパーエビデント裾部とに区画
されている。スカート壁の主部の内面には雌螺条が形成
され、タンパーエビデント裾部の内面には半径方向内方
に突出する複数個の係止手段が周方向に間隔をおいて配
設されている。
【0003】かような容器蓋は、口頸部の外周面に雄螺
条とこの雄螺条の下方に位置する係止あご部とが形成さ
れている容器に適用される。口頸部に容器蓋を装着して
口頸部を密封する際には、口頸部に容器蓋を被嵌し、次
いで口頸部に対して容器蓋を所定閉方向に回転せしめて
スカート壁の主部の内面に形成されている雌螺条を口頸
部の外周面に形成されている雄螺条に螺合せしめる。か
ような装着操作の際には、タンパーエビデント裾部の内
面に形成されている係止手段は、半径方向外方に弾性的
に変形乃至変位せしめられて口頸部の係止あご部を通過
し、しかる後に半径方向内方に弾性的に復元して係止あ
ご部の下面に係止せしめられる。
【0004】容器の口頸部を開封する際には、口頸部に
対して容器蓋を開方向に回転せしめる。かくすると、ス
カート壁の主部の内周面に形成されている雌螺条が口頸
部の外周面に形成されている雄螺条に沿って移動せしめ
られる故に、容器蓋は回転と共に上方に移動せしめられ
る。しかしながら、タンパーエビデント裾部の内面に形
成されている係止手段が口頸部の係止あご部に係止せし
められている故に、タンパーエビデント裾部は上方に移
動することが阻止される。かくして、スカート壁に形成
されている周方向弱化ラインに相当な応力が生成され
て、周方向弱化ラインが破断され、タンパーエビデント
裾部がスカート壁の主部から分離される。そして、タン
パーエビデント裾部を残して容器蓋が口頸部から離脱さ
れて口頸部が開封される。或いは、タンパーエビデント
裾部に軸線方向弱化ラインが形成されている場合には、
かかる軸線方向弱化ラインが破断されてタンパーエビデ
ント裾部が無端環形状から帯形状に展開され、一方周方
向弱化ラインはその一部が破断されることなく維持さ
れ、タンパーエビデント裾部はスカート壁に接続され続
ける。そして、容器蓋の全体が口頸部から離脱されて口
頸部が開封される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記形態の容
器蓋においては、容器の口頸部に容器蓋を装着する際に
は、タンパーエビデント裾部の内面に形成されている係
止手段が充分容易に半径方向外方に弾性的に変形乃至変
位して口頸部の係止あご部を通過することができ、従っ
て容器蓋に加えるべき必要回転トルクが充分に小さく、
スカート壁に形成されている周方向弱化ラインが破断さ
れることが充分確実に回避されることが重要である。他
方、容器の口頸部を開封する際には、タンパーエビデン
ト裾部の内面に形成されている係止手段が口頸部の外周
面に形成されている係止あご部に充分確実に係止せしめ
られていて、周方向弱化ラインが充分容易に所要とおり
に破断されると共に、周方向弱化ラインの破断を伴うこ
となく容器蓋が口頸部から離脱されてしまう(かくする
と、タンパーエビデント特性が毀損される)ことが確実
に回避されることが重要である。
【0006】然るに、従来の合成樹脂容器蓋は、上記2
つの要件の双方を充分に安定して充足することができな
い。周方向破断ラインの破断強度を増大せしめて或いは
係止手段の弾性変形乃至変位を容易化せしめて、容器の
口頸部に容器蓋を装着する際の周方向弱化ラインの破断
を充分確実に回避せしめんとすると、容器の口頸部を開
封する際の周方向弱化ラインの破断に相当大きなトルク
が必要になり、特に女性或いは子供にとって開封操作が
困難になる、或いは周方向弱化ラインの破断を伴うこと
なく容器蓋が口頸部から離脱せしめられてしまう傾向が
発生する。逆に、周方向弱化ラインの破断強度を低減せ
しめて或いは係止手段の弾性変形乃至変位を困難化せし
めて、容器の口頸部を開封する際に充分容易に且つ確実
に周方向弱化ラインが破断せしめられるようにすると、
容器の口頸部に容器蓋を装着する際に周方向弱化ライン
が破断されてしまう傾向が発生する。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、その主たる解決課題は、上記2つの要件が充分に
安定して充足され、容器の口頸部に容器蓋を装着する際
に周方向弱化ラインが破断されることが確実に回避され
ると共に、容器の口頸部を開封する際には周方向弱化ラ
インが充分容易に且つ確実に所要とおりに破断される、
改良された合成樹脂製容器蓋を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
解決課題を達成するために、タンパーエビデント裾部に
周方向に間隔をおいて複数個の開口を形成し、かかる開
口の各々に半径方向外方には移動自在であるが半径方向
内方への移動は阻止される可動支持部を配設し、かかる
可動支持部の内面に半径方向内方に突出する係止手段を
形成する。
【0009】即ち、本発明によれば、上記解決課題を達
成する合成樹脂製容器蓋として、天面壁と、該天面壁か
ら垂下する筒状スカート壁とを具備し、該スカート壁に
は周方向に延在する周方向弱化ラインが形成されてい
て、該スカート壁は該周方向弱化ラインより上方の主部
と該周方向弱化ラインより下方のタンパーエビデント裾
部とに区画されており、該スカート壁の該主部の内面に
は雌螺条が形成されており、該タンパーエビデント裾部
には半径方向内方に突出する複数個の係止手段が周方向
に間隔をおいて配設されている合成樹脂製容器蓋におい
て、該タンパーエビデント裾部には周方向に間隔をおい
て複数個の開口が形成されており、該開口の各々には半
径方向外方には移動自在であるが半径方向内方への移動
は阻止される可動支持部が配設されており、該係止手段
は該可動支持部の内面に形成されている、ことを特徴と
する合成樹脂製容器蓋が提供される。
【0010】好適実施例においては、該開口は矩形状で
あり、該可動支持部はその下端が該タンパーエビデント
裾部に接続されていて、その下端を旋回支点として半径
方向外方に旋回自在である。該周方向弱化ラインが周方
向に間隔をおいて周方向に延びる複数個のスリットを含
む形態である場合、該開口を該タンパーエビデント裾部
の上端まで延在せしめて該スリットに連続せしめること
もできる。他の実施例においては、該開口が該タンパー
エビデント裾部の下端まで延在して下方に解放されてお
り、該可動支持部はその下端における周方向両側が該タ
ンパーエビデント裾部に接続されており、その下端にお
ける周方向両側を旋回支点として半径方向外方に旋回自
在である。該係止手段は該可動支持部の内面から上方に
向かって半径方向内方に傾斜して延出するのが好適であ
る。好ましくは、該可動支持部の上端には上方に向かっ
て半径方向外方に傾斜して延びる被拘束面が形成され、
該スカート壁には上方に向かって半径方向外方に傾斜し
て延びる拘束面が形成され、該拘束面は該被拘束面の半
径方向内側に位置せしめられて、該被拘束面の半径方向
外方への移動は許容するが半径方向内方への移動は阻止
する。該可動支持部及び該係止手段は該タンパーエビデ
ント裾部から下方に延出する形態で成形し、次いで内側
に折り返すことによって形成することができる。
【0011】
【作用】本発明の合成樹脂製容器蓋においては、容器の
口頸部に容器蓋を装着する際には、係止手段が半径方向
外方に弾性的に変形乃至変位されると共に、係止手段が
形成されている可動支持部が半径方向外方に弾性的に移
動せしめられ、かくして係止手段は充分容易に口頸部の
係止あご部を通過せしめられ、従って周方向弱化ライン
に過剰の応力が生成されて破断されてしまうことが確実
に回避される。容器の口頸部を所要とおりに装着せしめ
ると、可動支持部の半径方向内方への移動は阻止される
故に、係止手段が口頸部の係止あご部に充分確実に係止
せしめられ、従って口頸部を開封する際には充分容易に
且つ確実に周方向破断ラインが破断せしめられる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施例について更に
詳細に説明する。
【0013】図1及び図2を参照して説明すると、ポリ
エチレン、ポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレ
ートの如き適宜の合成樹脂材料から射出成形又は圧縮成
形によって形成することができる、全体を番号2で示す
本発明に従って構成された容器蓋は、円形天面壁4とこ
の天面壁4の周縁から垂下する円筒状スカート壁6とを
具備する。スカート壁6の内面上端部には環状保持突条
8が形成されており、かかる環状保持突条8に囲繞され
た領域には、軟質ポリエチレンの如き比較的柔軟な合成
樹脂製から別個に成形するのが好都合であるライナー部
材10が配設されている。スカート壁6には周方向に延
在する周方向弱化ライン12が形成されており、スカー
ト壁6は周方向弱化ライン12より上方の主部14と周
方向弱化ライン12より下方のタンパーエビデント裾部
16とに区画されている。周方向弱化ライン12自体
は、周方向に間隔をおいて周方向に延びる複数個のスリ
ット(切り溝)18と、かかるスリット18間に残留せ
しめられている複数個の橋絡部20とから構成されてお
り、複数個の橋絡部20を介してタンパーエビデント裾
部16が主部14に接続されている。スカート壁6の主
部14の外面には滑り止め凹凸形状22が形成されてい
る。主部14の内面には雌螺条24が形成されている。
【0014】図1及び図2を参照して説明を続けると、
主部14よりも肉薄に形成されているタンパーエビデン
ト裾部16には周方向に間隔をおいて、例えば8個でよ
い複数個の開口26が形成されている。かかる開口26
の各々は矩形でよい。開口26の各々に関連せしめて可
動支持部28が配設されている。かかる可動支持部28
は、開口26の下端縁を規定している薄肉延在部30を
介してタンパーエビデント裾部16の本体部に接続され
ている。薄肉延在部30は充分な可撓性を有し、可動支
持部28は薄肉延在部30を旋回中心として(換言すれ
ば可動支持部材28の下端を旋回支点として)比較的容
易に旋回自在である。可動支持部28の上端には上方に
向かって半径方向外方に傾斜して延びる被拘束面32が
形成されている。一方、タンパーエビデント裾部16の
本体部における、開口26の上縁を規定している部位に
は、半径方向外方に向かって下方に傾斜しているのが好
適である案内面34と、かかる案内面34に続いて上方
に向かって半径方向外方に傾斜して延びる拘束面36と
が形成されている。拘束面36は可動支持部材28の被
拘束面32に対向してその半径方向内側に位置し、かく
して可動支持部材28の半径方向外方への移動、更に詳
しくは可動支持部材28がその下端を旋回支点として半
径方向外方に旋回するのは許容するが、可動支持部材2
8が半径方向内方に移動、更に詳しくは可動支持部材2
8がその下端を旋回支点として半径方向内方に旋回する
のは阻止する。可動支持部材28の各々の内面には、そ
の下端部から上方に向かって半径方向内方に傾斜して延
出するフラップ片形態である係止手段38が形成されて
いる。
【0015】上述した如く、容器蓋2は適宜の合成樹脂
材料から射出成形或いは圧縮成形によって好都合に形成
することができるが、射出成形或いは圧縮成形の際に
は、図2に二点鎖線で図示する如く、可動支持部28及
び係止手段38は薄肉延在部30から下方に延在する形
態、更に詳しくは可動支持部28は実質上鉛直に下方に
延出し、係止手段38は下方に向かって幾分半径方向外
方に延出する形態に成形するのが好都合である。かよう
な形態に成形する場合には、複雑な割型を使用する必要
なくして、型抜きの際に所謂無理抜きが過剰になるのを
回避することができる。射出成形或いは圧縮成形の後
に、可動支持部28及び係止手段38を内側に折り返し
て図1及び図2に実線で示す最終形態にせしめることが
できる。かかる折り返し操作の際には、可動支持部28
の上端部は弾性的に幾分変形せしめられて開口26の上
縁に存在する案内面34を通過せしめられ、しかる後に
弾性的に復元して上記被拘束面32が拘束面36に対向
してその半径方向外側に位置せしめられる。拘束面36
が被拘束面32に対向してその内側に位置することによ
って、可動支持部28の上端部が半径方向内方に移動す
ることが阻止され、従って可動支持部28及び係止手段
38が折り曲げ前の状態に戻ることが阻止される。
【0016】図1及び図2と共に図3を参照して説明す
ると、上述した容器蓋2は、図3に図示する形態の口頸
部40を有する容器に適用される。ポリエチレンテレフ
タレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成す
ることができる容器の口頸部40は全体として円筒形状
であり、その外周面には雄螺条42とその下方に位置す
る係止あご部44とが形成されている。
【0017】口頸部40に容器蓋2を装着するには、口
頸部40に容器蓋2を被嵌し、閉方向(図3において上
方から見て時計方向)に回転せしめる。かくすると、容
器蓋2に形成されている雌螺条24が口頸部40に形成
されている雄螺条42に螺合され、これによって容器蓋
2は回転と共に下方に移動せしめられる。そして、図3
に図示する状態まで容器蓋2を下方に移動せしめると、
天面壁4の内面に配設されているライナー部材10が口
頸部40の上端部に密接せしめられ、かくして口頸部4
0が密封せしめられる。而して、容器蓋2が図3に図示
する状態まで下方に移動せしめられる際には、タンパー
エビデント裾部16の内面に形成されている係止手段3
8が口頸部40の外周面に形成されている係止あご部4
4を通過することが必要であるが、この際には図3に2
点鎖線で図示する如く、係止手段38がその下端を旋回
支点として半径方向外方に弾性的に変形乃至変位せしめ
られると共に、可動支持部28がその下端を旋回支点と
して半径方向外方に弾性的に変形乃至変位せしめられ
る。かように係止手段38のみならず係止手段38の基
部が接続されている可動支持部28も弾性的に変形乃至
変位せしめられる故に、係止手段38は充分容易に係止
あご部44を通過することができ、従って容器蓋2に加
えるべき閉回転トルクは比較的小さくてよく、口頸部4
0に容器蓋2を装着する際にスカート壁6に形成されて
いる周方向弱化ライン12における橋絡部20が破断さ
れてしまうことが確実に回避され得る。係止手段38が
係止あご部44を通過すると、係止手段38及び可動支
持部28は弾性的に復元し、係止手段38が係止あご部
44の下面に係止する。
【0018】容器の口頸部40を開封する際には、容器
蓋2を開回転方向(図3において上方から見て反時計方
向)に回転せしめる。かくすると、容器蓋に形成されて
いる雌螺条24が口頸部40に形成されている雄螺条4
2に沿って移動せしめられる故に、容器蓋2は回転と共
に上方に移動せしめられる。しかしながら、タンパーエ
ビデント裾部16の内面に形成されている係止手段38
が口頸部40の係止あご部44の下面に係止している故
に、タンパーエビデント裾部16の上方への移動が阻止
され、かくしてスカート壁6に形成されている周方向弱
化ライン12における橋絡部20に相当な応力が生成さ
れ、これによって橋絡部20が破断されてタンパーエビ
デント裾部16が主部14から分離される。拘束面36
と被拘束面32との協働により可動支持部28が半径方
向内方に移動することが阻止される故に、係止手段38
と共に可動支持部28が半径方向内方に弾性的に変形乃
至変位せしめられて係止あご部44に対する係止手段3
8の係止が毀損される虞はなく、係止あご部44に対す
る係止手段38の係止作用は充分確実に維持され、従っ
てスカート壁6に形成されている周方向弱化ライン12
の橋絡部20は充分容易に且つ確実に所要とおりに破断
される。しかる後に、タンパーエビデント裾部16を口
頸部40に残留せしめて、容器蓋2の他の部分は回転と
共に上方に移動せしめられて口頸部40から離脱され、
かくして口頸部40が開封される。
【0019】図4は本発明に従って構成された容器蓋の
変形例を図示している。この変形例においては、タンパ
ーエビデント裾部116に形成されている開口126の
各々は、タンパーエビデント裾部116の上端まで延在
して周方向破断ライン112におけるスリット118に
連続せしめられている。そして、スリット118の上端
を規定している、スカート壁106の主部114の下端
に案内面134及び拘束面136が形成されている。可
動支持部128が内側に折り曲げられると、可動支持部
128の上端に形成されている被拘束面132は案内面
134を通過して拘束面136に対向してその外側に位
置せしめられる。図4に図示する容器蓋のその他の構成
は、図1乃至図3に図示する容器蓋2と実質上同一でよ
い。
【0020】図5は本発明に従って構成された容器蓋の
更に他の変形例を図示している。この変形例において
は、タンパーエビデント裾部216に形成されている開
口226はタンパーエビデント裾部216の下端まで延
在して下方に解放されている。可動支持部228は、そ
の下端における周方向両側が連結片230を介して、タ
ンパーエビデント裾部216の本体部に接続されてい
る。タンパーエビデント裾部216の下端から下方に延
びる状態に成形された可動支持部228及び係止手段2
38を内側に折り曲げる際には、断面積が比較的小さい
連結片230に捩じりが加えられる。図5に図示する容
器蓋のその他の構成は、図1乃至図3に図示する容器蓋
2と実質上同一でよい。
【0021】上述した実施例においては、口頸部を開封
する際にはスカート壁に形成されている周方向破断ライ
ンにおける全ての橋絡部が破断されて、タンパーエビデ
ント裾部がスカート壁の主部から分離されるが、所望な
らば、タンパーエビデント裾部に1個又は複数個の軸線
方向弱化ラインを形成すると共に、周方向弱化ラインに
おける1個又は複数個の橋絡部を他の橋絡部よりも強固
にせしめ、口頸部を開封する際には軸線方向弱化ライン
が破断されてタンパーエビデント裾部が無端環形状から
帯形状に展開されて係止あご部に対する係止手段の係止
作用が解除され、周方向弱化ラインにおける強固な橋絡
部は破断されることなく維持され、かくしてタンパーエ
ビデント裾部も残留せしめられることなく口頸部から離
脱されるようになすこともできる。また、上述した実施
例における係止手段は可動支持部の内面から上方に向か
って半径方向内方に延出する形態であるが、係止手段は
かかる形態に限定されるものではなく、可動支持部の内
面から周方向片側に向かって半径方向内方に延出する形
態或いは可動支持部の内面から半径方向に突出する突起
形態等の係止手段を形成することもできる。
【0022】
【発明の効果】本発明の容器蓋においては、容器の口頸
部に容器蓋を装着する際に周方向弱化ラインが破断され
ることが確実に回避され、そしてまた容器の口頸部を開
封する際には周方向弱化ラインが充分容易に且つ確実に
所要とおりに破断される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された容器蓋の好適実施例
を、一部を切欠いて示す斜面図。
【図2】図1に図示する容器蓋の、一部を断面で示す側
面図。
【図3】図1及び図2に図示する容器蓋を容器の口頸部
に装着した状態を、一部を断面で示す側面図。
【図4】本発明に従って構成された容器蓋の変形例を示
す部分斜面図。
【図5】本発明に従って構成された容器蓋の他の変形例
を示す部分斜面図。
【符号の説明】
2:容器蓋 4:天面壁 6:スカート壁 12:周方向弱化ライン 14:スカート壁の主部 16:タンパーエビデント裾部 18:スリット 20:橋絡部 24:雌螺条 26:開口 28:可動支持部 30:薄肉延在部 32:被拘束面 34:案内面 36:拘束面 38:係止手段 40:口頸部 42:雄螺条 44:係止あご部 106:スカート壁 114:スカート壁の主部 112:周方向破断ライン 116:タンパーエビデント裾部 118:スリット 126:開口 128:可動支持部 132:被拘束面 134:案内面 136:拘束面 216:タンパーエビデント裾部 226:開口 228:可動支持部 230:連結片 238:係止手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−160257(JP,A) 特開 平2−72064(JP,A) 特開 昭54−83588(JP,A) 特開 平2−166055(JP,A) 特開 平6−183450(JP,A) 特開 昭56−74445(JP,A) 実開 昭56−125848(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 41/34 B65D 55/08 B65D 49/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天面壁と、該天面壁から垂下する筒状ス
    カート壁とを具備し、該スカート壁には周方向に延在す
    る周方向弱化ラインが形成されていて、該スカート壁は
    該周方向弱化ラインより上方の主部と該周方向弱化ライ
    ンより下方のタンパーエビデント裾部とに区画されてお
    り、該スカート壁の該主部の内面には雌螺条が形成され
    ており、該タンパーエビデント裾部には半径方向内方に
    突出する複数個の係止手段が周方向に間隔をおいて配設
    されている合成樹脂製容器蓋において、 該タンパーエビデント裾部には周方向に間隔をおいて複
    数個の開口が形成されており、該開口の各々には半径方
    向外方には移動自在であるが半径方向内方への移動は阻
    止される可動支持部が配設されており、該係止手段は該
    可動支持部の内面に形成されている、ことを特徴とする
    合成樹脂製容器蓋。
  2. 【請求項2】 該開口は矩形状であり、該可動支持部は
    その下端が該タンパーエビデント裾部に接続されてい
    て、その下端を旋回支点として半径方向外方に旋回自在
    である、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 【請求項3】 該周方向弱化ラインは周方向に間隔をお
    いて周方向に延びる複数個のスリットを含み、該開口は
    該タンパーエビデント裾部の上端まで延在して該スリッ
    トに連続している、請求項2記載の合成樹脂製容器蓋。
  4. 【請求項4】 該開口が該タンパーエビデント裾部の下
    端まで延在して下方に解放されており、該可動支持部は
    その下端における周方向両側が該タンパーエビデント裾
    部に接続されており、その下端における周方向両側を旋
    回支点として半径方向外方に旋回自在である、請求項1
    記載の合成樹脂製容器蓋。
  5. 【請求項5】 該係止手段は該可動支持部の内面から上
    方に向かって半径方向内方に傾斜して延出する、請求項
    2から4までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  6. 【請求項6】 該可動支持部の上端には上方に向かって
    半径方向外方に傾斜して延びる被拘束面が形成され、該
    スカート壁には上方に向かって半径方向外方に傾斜して
    延びる拘束面が形成され、該拘束面は該被拘束面の半径
    方向内側に位置せしめられて、該被拘束面の半径方向外
    方への移動は許容するが半径方向内方への移動は阻止す
    る、請求項2から5までのいずれかに記載の合成樹脂製
    容器蓋。
  7. 【請求項7】 該可動支持部及び該係止手段は該タンパ
    ーエビデント裾部から下方に延出する形態で成形され、
    次いで内側に折り返すことによって形成される、請求項
    2から6までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
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