JP3177297B2 - 複合容器 - Google Patents

複合容器

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JP3177297B2
JP3177297B2 JP11539292A JP11539292A JP3177297B2 JP 3177297 B2 JP3177297 B2 JP 3177297B2 JP 11539292 A JP11539292 A JP 11539292A JP 11539292 A JP11539292 A JP 11539292A JP 3177297 B2 JP3177297 B2 JP 3177297B2
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正幸 川尻
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブランク板で形成した
外容器にプラスチック等の樹脂よりなる内容器を嵌入し
て形成される複合容器に関する。
【0002】
【従来の技術】複合容器は外容器に印刷がしやすく、ま
た、内容器により気密性を保持できるといった利点があ
る。図6に示すように、紙などのブランク板で形成した
外容器1の内部にプラスチック等の樹脂よりなる内容器
2を嵌入し、両者の間、即ち内容器2の外側全体と外容
器1の内側全体とで接着させて、図7に示すごとき複合
容器3を製造する手段が知られている。接着の手段とし
ては、内容器2の外側もしくは外容器1の内側の全面に
接着剤やヒートシール剤を予め塗布しておき、内容器2
を嵌入させてから両者を圧着もしくは加熱溶着させる方
法が採られている。また、図示のように、従来の外容器
1はフランジ部を持っていないのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のように
接触面全体で内容器と外容器を接着させる方法は、以下
のような欠点がある。先ず、接着剤で接着させる方法に
あっては、内容器を外容器に嵌入させる途中で両者が接
触することによって、部分的な接着を生じる心配があ
る。このように両者が途中で接着してしまうと、内容器
を外容器の底部までしっかりと収められなかったり、或
は、マンドレルで強引に押し込んだために容器を破損す
るといった不都合を生じる。また、以上のような不都合
を生じないように、内容器を正確に芯出しして外容器に
嵌入させなければならず、製造工程が複雑になる。ま
た、ヒートシールで両者を全面的に接着させる方法は、
容器の形状にあった特殊な形状のヒーターやヒーター押
えが必要となり経済的でない。加えて、何れの方法も、
容器の形状が変わる度にマンドレルやヒーターをいちい
ち交換しなければならないから汎用性がなく、また、内
容器にマンドレルやヒーターを挿入するために流れ作業
がしにくく、接着の際に搬送ラインを一旦止めるか、或
は搬送ラインから容器を一旦取り出す必要があるので、
工程が複雑、かつ長時間になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の技術的課
題を解決し、内容器を外容器に嵌入させる途中で部分的
な接着を生じる心配が無く、また、接着のための特殊な
形状のマンドレルやヒーターなどを必要とせず、しかも
接着作業が簡単な複合容器を提供することを目的とす
る。かかる目的達成のため、底面部の四辺に正面部、左
側面部、背面部及び右側面部が延設され、これら各面部
の外縁端には、フランジ部がそれぞれ延設されると共
に、前記各面部の角部に設けられた切欠部の合成によっ
て形成された切欠を備えたブランク板からなる外容器
と、正面部、左側面部、背面部及び右側面部の上端の外
側に水平に延びるフランジ部が設けられると共に、前記
各面部同士のコーナ上端に膨出部をそれぞれ形成したプ
ラスチック等の樹脂からなる内容器であって、上記外容
器と内容器に設けられた両フランジ部同士で外容器と内
容器を接着してなる複合容器を発明した。
【0005】
【作用】外容器と内容器の開口部に形成したフランジ部
同士で両容器を接着しているので、嵌入の途中で容器同
士が接着する心配が無くなる。また、フランジ部のみを
挟圧して接着させれば良いから、接着作業が簡単にな
り、また、接着のための特殊な形状のマンドレルやヒー
ターなども要らなくなる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面により説明する。
図1は外容器10を組み立てるためのブランク板11の
展開図である。ブランク板11は例えば紙などの、印刷
を容易に施せる材料からなる。図示のように、底面部1
2の四辺に配設された折り目線13を境界にして、正面
部14a、左側面部14b、背面部14c、右側面部1
4dがそれぞれ延設してあり、これら各面部14a〜d
の外縁端には、折り目線15を境界にしてフランジ部1
6をそれぞれ延設してある。また、各面部14a〜dの
角部には、四角形状の切欠部17をそれぞれ設けてあ
る。また、左側面部14bと右側面部14dの側縁端に
は、折り目線18を境界に、糊代部19が延設してあ
る。その他、左側面部14bには楕円形をした窓孔20
が穿設してある。
【0007】図2は以上のようなブランク板11によっ
て組み立てられた外容器10の斜視図である。図示のよ
うに、各面部14a〜dを底面部12の折り目線13に
沿って折曲げて、相隣合う各面部14a〜dを糊代部1
9によって接合し、各フランジ部16を外側に水平に折
曲げた構成である。外容器10の開口部において、各コ
ーナーには、各面部14a〜dの切欠部17の合成によ
って切欠21が形成されている。
【0008】次に、図3に内容器25の斜視図を示す。
内容器25は例えば透明もしくは半透明の気密性あるプ
ラスチックなどの樹脂を真空成形等して形成される。図
示のように、正面部26a、左側面部26b、背面部2
6c、右側面部26dの上端(内容器25の開口部)に
は外側に水平に延びるフランジ部27が設けてある。ま
た、各面部26a〜d同士のコーナー上端には、膨出部
28がそれぞれ形成してある。また、正面部26aと背
面部26cには、先に図1、図2で説明した糊代部19
が丁度収まる大きさの凹部29を形成してある。その
他、左側面部26bには先に図1、図2で説明した窓孔
20に丁度入る大きさの楕円形窓30が突設してある。
【0009】しかして、図4に示すごとく、以上のよう
な構成の外容器10の内部に内容器25を嵌入し、フラ
ンジ部16とフランジ部27を接着することによって、
本発明にかかる複合容器35が構成される。フランジ部
同士の接着は、外容器フランジ部16の上面もしくは内
容器フランジ部27の下面に接着剤を塗布して、両者を
接合してもよいし、或は、外容器フランジ部16の上面
もしくは内容器フランジ部27の下面にヒートシール剤
を塗布しておいて、両者を熱溶着させてもよい。また、
外容器10の内面もしくは内容器25の外面の全体にヒ
ートシール剤を塗布しておき、フランジ部のみを加熱し
て両者を接合するといった手段も考えられる。なお、こ
のように、全体にシール剤を塗布する手段は、ヒートシ
ール剤を塗布する箇所の制限がなく、工程が簡単になる
といった利点がある。
【0010】そして、このように複合容器35を構成し
た際に、外容器10の正面部14aと背面部14cの裏
面に貼付けられた糊代部19が内容器25の正面部26
aと背面部26cに形成してある凹部29に収まること
になるので、両容器を隙間なく密着させて接続できると
いった利点もある。また、内容器25の左側面部26b
に突設した楕円形窓30が外容器10の左側面部14b
の窓孔20に丁度入るようになっており、複合容器30
に内容物を充填したときには、この窓30から覗いて内
容物を知ることが可能である。また、内容器25のコー
ナー上端に形成した膨出部28が、外容器10の各面部
14a〜dの切欠部17の合成によって形成された切欠
21から突出するようになっている。このように膨出部
28を突出させたのは、図5に示すように複合容器35
を何段にも重ねたときに、膨出部28によって容器間に
適度な間隔を持たせることにより、容器が深く入りすぎ
ていわゆるスタッキング現象を起こすのを防ぐためであ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明の複合容器にあっては、容器同士
をフランジ部で接着しているので、嵌入の途中で外容器
と内容器が接着するといった心配が無く、従って、内容
器を外容器の底部までしっかりと収めることができ、ま
た、押し込む途中で容器を破損するといった問題が生じ
ない。また、フランジ部のみを挟圧して接着すれば良い
から、接着しやすく、接着作業が極めて簡単であり、接
着のための特殊なマンドレルやヒーターなど要らず、経
済的である。そして、容器を搬送しながらローラーなど
でフランジ部のみを挟圧して接着することも可能であ
り、接着のために搬送ラインを止めたり、ラインから容
器を取り出す必要もなく、工程が単純になる。また、製
作時間も短縮できる。さらに、内容器のコーナー上端に
形成した膨出部が、外容器の各面部の切欠部の合成によ
って形成された切欠から突出させるように構成したの
で、複合容器を何段にも重ねたときに、膨出部によって
容器間に適度な間隔を持たせることにより、スタッキン
グ現象を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブランク板の展開図
【図2】外容器の斜視図
【図3】内容器の斜視図
【図4】本発明にかかる複合容器の斜視図
【図5】複合容器を重ねた状態の正面図
【図6】従来の複合容器の分解図
【図7】従来の複合容器の斜視図
【符号の説明】
10 外容器 16 フランジ部 25 内容器 27 フランジ部 35 複合容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65D 77/06 B65D 21/02 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 1/28 B65D 5/28 B65D 21/02 B65D 21/02 302 B65D 25/34 B65D 77/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部の四辺に正面部、左側面部、背面
    部及び右側面部が延設され、これら各面部の外縁端に
    は、フランジ部がそれぞれ延設されると共に、前記各面
    部の角部に設けられた切欠部の合成によって形成された
    切欠を備えたブランク板からなる外容器と、正面部、左
    側面部、背面部及び右側面部の上端の外側に水平に延び
    るフランジ部が設けられると共に、前記各面部同士のコ
    ーナ上端に膨出部をそれぞれ形成したプラスチック等の
    樹脂からなる内容器であって、上記外容器と内容器に設
    けられた両フランジ部同士で外容器と内容器を接着して
    なる複合容器。
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JP2010163199A (ja) * 2009-01-19 2010-07-29 Athena Kogyo Co Ltd 被覆容器
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