JP3176659B2 - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

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JP3176659B2
JP3176659B2 JP22607891A JP22607891A JP3176659B2 JP 3176659 B2 JP3176659 B2 JP 3176659B2 JP 22607891 A JP22607891 A JP 22607891A JP 22607891 A JP22607891 A JP 22607891A JP 3176659 B2 JP3176659 B2 JP 3176659B2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリの電気エネル
ギーにより走行用電動機を駆動して走行する電気自動車
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電気自動車においては、その走行
用電動機を駆動するための主バッテリには、電気的大負
荷となる走行用電動機だけでなく、補機用バッテリや、
走行用電動機等の作動制御を行うコントローラ等、種々
の電気的負荷が接続される。
【0003】この場合、一般に、主バッテリは大電圧の
ものである一方、コントローラ等は比較的、小電圧で作
動するものであるため、例えばコントローラにあって
は、降圧用のDC/DCコンバータを介して主バッテリ
に接続され、あるいは、主バッテリを構成するセルに接
続され、さらには、降圧用のDC/DCコンバータを介
して主バッテリに接続される補機用バッテリに接続され
る。
【0004】一方、電気自動車の走行用電動機は、コン
トローラの制御により、アクセルの操作量等に応じて主
バッテリから通電されて駆動される。この場合、例えば
アクセルの操作量が大きいときには、大きな駆動トルク
を発生させる必要があることから、走行用電動機には、
主バッテリから大電流が通電される。
【0005】しかしながら、かかる従来の電気自動車に
おいては、走行用電動機に大電流を通電することがある
ため、次のような不都合があった。
【0006】すなわち、一般にバッテリは負荷への通電
によりその出力電圧が低下し、この出力電圧の低下は、
負荷への通電量が多い程、大きなものとなる。
【0007】このため、特に、前記主バッテリが経時的
な容量低下を生じ、あるいは、充電量が不足している場
合には、走行用電動機への大電流の通電により、主バッ
テリの出力電圧が大幅に低下し、これに追従して、コン
トローラ等の負荷への印加電圧も大幅に低下することが
ある。
【0008】そして、このような場合には、特に、コン
トローラの電源電圧が該コントローラを確実に作動させ
るのに必要な電圧以下となる虞れがあり、このような事
態が生じると、走行性能が低下する虞れがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消し、走行用電動機の作動制御を行うコントローラ
の電源電圧が低下した場合に、走行性能の低下を確実に
防止することができる電気自動車を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電気自動車はか
かる目的を達成するために、走行用電動機を駆動するた
めの主バッテリと、前記走行用電動機の作動制御を行う
コントローラと、前記コントローラに電源を供給する補
機用バッテリと、前記主バッテリの電力を前記補機用バ
ッテリに供給して該補機用バッテリを充電するDC/D
Cコンバータとを備えた電気自動車において、前記コン
トローラの電源電圧となる前記補機用バッテリの電圧を
検知する検知手段と、該検知手段により検知された補機
用バッテリの電圧が前記コントローラを駆動可能な電圧
としてあらかじめ設定された第1の所定の電圧以下とな
った時に前記走行用電動機を停止する旨の予告報知を行
った後に該走行用電動機を停止し、且つ、前記検知手段
により検知された補機用バッテリの電圧が前記第1の所
定の電圧よりも高く設定された第2の所定の電圧以下と
なった時に前記主バッテリの容量が不足している旨の警
告報知を行った後に該走行用電動機への通電電流を制限
する補助制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、前記コントローラの電源電圧
となる前記補機用バッテリの電圧が検知され、この検知
された電圧がコントローラを駆動可能な電圧としてあら
かじめ設定された第1の所定の電圧以下となると、前記
補助制御手段により、前記走行用電動機を停止する旨の
予告報知がなされた後に、該走行用電動機が停止され
る。また、検知された補機用バッテリ電圧が前記第1の
所定の電圧よりも高い第2の所定の電圧以下に低下する
と、前記補助制御手段により、前記主バッテリの容量不
足の警告報知がなされた後に、前記走行用電動機の通電
電流が制限される。
【0012】従って、前記主バッテリの負荷電流が大幅
に軽減されることとなり、該主バッテリ、ひいては前記
DC/DCコンバータの出力電圧の低下が大幅に抑制さ
れる。
【0013】
【実施例】本発明の電気自動車の一例を図1乃至図3に
従って説明する。図1は該電気自動車の要部の回路的構
成図、図2はその作動を説明するための線図、図3はフ
ローチャートである。
【0014】図1で、1は走行用電動機2を駆動するた
めの主バッテリであり、この場合、主バッテリ1は、そ
の直接的な電気的負荷として、走行用電動機2の他に、
補機用バッテリ3を有し、さらには、間接的な電気的負
荷として、補機用バッテリ3を電源とする図示しないヘ
ッドランプ、ストップランプ、ウィンカー、空調機のフ
ァンモータ等の補機類4や、走行用電動機2の作動制御
等を行うコントローラ5等を有している。
【0015】さらに詳細には、主バッテリ1は、コント
ローラ5により制御される駆動回路6を介して走行用電
動機2に接続され、駆動回路6を介して走行用電動機2
に適宜、通電することにより該電動機2を駆動するよう
にしている。
【0016】また、主バッテリ1は、降圧用DC/DC
コンバータ7を介して補機用バッテリ3に接続され、D
C/DCコンバータ7を介して補機用バッテリ3を充電
し得るようにしている。
【0017】そして、補機用バッテリ3には、補機類4
及びコントローラ5がそれぞれ並列に接続され、これら
の補機類4及びコントローラ5に補機用バッテリ3から
電源電圧を印加するようにしている。
【0018】従って、補機類4及びコントローラ5は、
直接的には補機用バッテリ3を電源とするものである
が、補機用バッテリ3がDC/DCコンバータ7を介し
て主バッテリ1に接続されていることにより、間接的に
主バッテリ1の電気的負荷となっている。
【0019】一方、コントローラ5の電源端子間には、
検知手段である電圧センサ8が接続され、この電圧セン
サ8は、コントローラ5の電源電圧(補機用バッテリ3
の出力電圧)を検知してコントローラ5に出力するよう
にしている。
【0020】そして、コントローラ5は、その制御機能
として、電圧センサ8により検知されたコントローラ5
の電源電圧に応じて、後述するように、走行用電動機2
の作動を制御する補助制御手段9を有している。
【0021】尚、同図中、10は後述の各種メッセージ
等を運転者に知らしめるための表示器であり、この表示
器10はコントローラ5に接続されている。
【0022】次に、かかる電気自動車の作動を図1を参
照しつつ図2及び図3に従って説明する。
【0023】図1において、この電気自動車は、基本的
には、アクセル(図示しない)の操作量に応じた駆動力
を走行用電動機2に生ぜしめるべく、コントローラ5に
より駆動回路6を制御することにより、主バッテリ1か
ら駆動回路6を介して走行用電動機2に適宜、通電し、
これにより該走行用電動機2を駆動して走行する。この
場合、例えば、アクセルの操作量が大きい時には、走行
用電動機2に大トルクを生ぜしめる必要があることか
ら、主バッテリ1から走行用電動機2に大電流が通電さ
れる。
【0024】そして、かかる走行駆動時等において、主
バッテリ1の出力電圧は、図2の上側の実線示及び破線
示の曲線で示すように、主バッテリ1の出力電流の増大
に伴って低下していく。同図中、実線示の曲線は主バッ
テリ1の満充電時の例示的特性であり、破線示の曲線は
主バッテリ1の放電末期時における例示的特性である。
【0025】このように、出力電流の増大に伴って、主
バッテリ1の出力電圧が低下するのは、基本的には、主
バッテリ1の内部抵抗における電圧降下が出力電流の増
大と共に増加するためであり、満充電時よりも、放電末
期時の方が主バッテリ1の出力電圧の低下が大きくな
る。
【0026】そして、このように、主バッテリ1の出力
電圧が出力電流の増大と共に低下していくと、前記DC
/DCコンバータ7の出力電圧も主バッテリ1の出力電
圧に略比例して低下し、このため、前記補機用バッテリ
3の出力電圧、すなわち、コントローラ5の電源電圧
も、図2の下側の実線示及び破線示の曲線で示すよう
に、主バッテリ1の出力電流の増大に伴って、主バッテ
リ1の出力電圧に略比例して低下する。
【0027】一方、コントローラ5は、例えば、図2
中、電圧V0 以上の電源電圧で作動するものであり、特
に、主バッテリ1の放電末期時においては、主バッテリ
1から走行用電動機2への通電電流が大きい時(アクセ
ルの操作量が大きい時)に、主バッテリ1の出力電流が
非常に大きなものとなって、コントローラ5の電源電圧
が電圧V0 (以下、必要電圧V0 という)を下回ること
がある。そして、このような事態が生じると、電気自動
車の走行性能が低下する虞れがある。
【0028】そこで、本実施例の電気自動車において
は、走行用電動機2の駆動制御の際に、前記コントロー
ラ5の補助制御手段9が、図3に示すフローチャートに
従ってコントローラ5の電源電圧の監視及び走行用電動
機2の作動制御を行い、これにより上記の事態を防止し
ている。
【0029】すなわち、コントローラ5の補助制御手段
9は、電気自動車の走行時に、所定のタイミング毎に、
前記電圧センサ8によりコントローラ5への電源電圧を
検知し、この検知した電源電圧が前記必要電圧V0 以下
となった時には、前記表示器10等により、運転者に、
例えば主バッテリ1の容量が不足している旨の警告、並
びに走行用電動機2を停止する旨の予告を行った後に、
主バッテリ1から走行用電動機2への通電を停止せしめ
て該電動機2を停止させる。
【0030】これにより、主バッテリ1の出力電流は大
幅に減少することとなり、従って、コントローラ5への
電源電圧も必要電圧V0 以上に上昇することとなる。
【0031】一方、コントローラ5の電源電圧が必要電
圧V0 以上である時には、さらに、該電源電圧が必要電
圧V0 より若干、大きめの電圧V1 (図2参照、以下、
必要予備電圧V1 という)以下であるか否かを判定し、
必要予備電圧V1 以下である時には、前記表示器9等に
より、運転者に、例えば主バッテリ1の容量が不足して
いる旨の警告を行った後に、走行用電動機2への通電量
を制限する。
【0032】この場合、図2において、主バッテリ1の
放電末期時に、主バッテリ1の出力電流が電流I1 以下
となって、コントローラ5の電源電圧が上記必要予備電
圧V 1 以上となるように、走行用電動機2への通電量を
制限する。
【0033】これにより、走行用電動機1の出力はアク
セルの操作量に対して低下するものの、主バッテリ1の
出力電流は電流I1 以下に減少することとなり、従っ
て、コントローラ5の電源電圧も必要予備電圧V1 以上
に上昇することとなる。
【0034】従って、コントローラ5の電源電圧は、作
動可能な範囲に維持されることとなり、コントローラ5
は確実に走行用電動機2の作動制御を行うことができ
る。
【0035】尚、コントローラ5の電源電圧が必要予備
電圧V1 以上であるときには、コントローラ5は、通常
的な走行用電動機2の作動制御を行う。
【0036】次に、本発明の実施例ではないが、本発明
に関連した電気自動車の参考例を図4及び図5に従って
説明する。図4は該電気自動車の要部の回路構成図、図
5はその作動を説明するための線図である。
【0037】図4で、11は走行用電動機12を駆動す
るための主バッテリであり、この場合、主バッテリ11
は、その電気的負荷として、走行用電動機12の他に、
図示しないヘッドランプ、ストップランプ、ウィンカ
ー、空調機のファンモータ等の補機類13や、走行用電
動機12の作動制御等を行うコントローラ14等を有し
ている。
【0038】さらに詳細には、主バッテリ11は、回路
的には複数のセル15を直列接続して構成されたもので
あり、その各セル15は、補機類13及びコントローラ
14を駆動可能な同一の電圧を発生するものである。
【0039】そして、各セル15を直列接続した主バッ
テリ1は、前記の電気自動車と同様に、コントローラ1
4により制御される駆動回路16を介して走行用電動機
12に接続され、駆動回路16を介して走行用電動機1
2に通電するようにしている。
【0040】一方、補機類13及びコントローラ14
は、主バッテリ11の各セル15を択一的に電源とすべ
く、切替回路17を介して各セル15に接続されてい
る。
【0041】この切替回路17は、セル15と同数組の
スイッチングトランジスタTri ,Tr´i (i=1〜
N,Nはセル15の総数)を有するものであり、各組の
トランジスタTri ,Tr´i はそのエミッタがそれぞ
れ各セル15の+端子及び−端子に接続され、また、各
セル15の+端子に接続した各トランジスタTri のコ
レクタは互いに短絡され、各セル15の−端子に接続し
た各トランジスタTr´i のコレクタも互いに短絡され
ている。そして、トランジスタTri のコレクタの短絡
箇所とトランジスタTr´i のコレクタの短絡箇所との
間には、平滑用コンデンサ18が介装され、その後段側
に補機類13及びコントローラ14が並列接続されてい
る。
【0042】そして、各トランジスタTri ,Tr´i
のベースは、コントローラ14に接続され、コントロー
ラ14から各トランジスタTri ,Tr´i のベースに
ON/OFF信号を印加することにより、各トランジス
タTri ,Tr´i がON/OFFされるようになって
いる。
【0043】この場合、コントローラ14は、例えば、
トランジスタTr1,Tr´1 のみを同時にONさせる
ことにより、図4中、最上段のセル15をコンデンサ1
8を介して補機類13及びコントローラ14に接続し
て、該セル15から補機類13及びコントローラ14に
電源電圧を印加し、次いで、トランジスタTr1 ,Tr
´1 をOFFにした後に、トランジスタTr2 ,Tr´
2 のみを同時にONさせることにより、図4中、第2段
目のセル15から補機類13及びコントローラ14に電
源電圧を印加し、以下、かかるトランジスタTri ,T
r´iのON/OFFを順次、繰り返すことにより、補
機類13及びコントローラ14の電源となるセル15を
順次、切替えるようにしている。
【0044】尚、各セル15の切替えのタイミングは、
例えば、補機類13及びコントローラ14に接続された
各セル15の消費電力を基に決定される。
【0045】従って、補機類13及びコントローラ14
には、主バッテリ11の各セル15から電源電圧が印加
され、このとき、電源となるセル15は、コントローラ
14の制御により、順次、切替えられる。
【0046】尚、前記の電気自動車と同様に、コントロ
ーラ14の電源端子間には、検知手段である電圧センサ
19が接続され、また、コントローラ14は、その制御
機能として、電圧センサ19により検知されたコントロ
ーラ14の電源電圧に応じて走行用電動機12の作動を
制御する補助制御手段20を有している。
【0047】さらに、コントローラ14には、表示器2
1が接続されている。
【0048】次に、かかる電気自動車の作動を説明す
る。
【0049】図4において、この電気自動車は、基本的
には、前記の電気自動車と同様に、アクセル(図示しな
い)の操作量に応じた駆動力を走行用電動機12に生ぜ
しめるべく、主バッテリ11から駆動回路16を介して
走行用電動機12に適宜、通電し、これにより該走行用
電動機12を駆動して走行する。
【0050】そして、かかる走行駆動時等において、主
バッテリ11の出力電圧は、前記の電気自動車と同様
に、図5の上側の実線示及び破線示の曲線で示すよう
に、主バッテリ11の出力電流の増大に伴って低下して
いく。同図中、実線示の曲線は主バッテリ11の満充電
時の例示的特性であり、破線示の曲線は主バッテリ11
の放電末期時における例示的特性である。
【0051】そして、このように、主バッテリ11の出
力電圧が出力電流の増大と共に低下していくと、各セル
15の出力電圧も低下し、このため、前記コントローラ
14の電源電圧も、図5の下側の実線示及び破線示の曲
線で示すように、主バッテリ11の出力電流の増大に伴
って、低下する。
【0052】この場合、各セル15の内部抵抗等による
電圧降下は主バッテリ11全体の内部抵抗等による電圧
降下よりも小さく、このため、各セル15の出力電圧
は、主バッテリ11の出力電圧よりも緩やかに低下す
る。
【0053】一方、コントローラ14は、前記の電気自
動車のコントローラ5と同様に、前記必要電圧V0 以上
の電源電圧で作動するものであり、特に、主バッテリ1
1の放電末期時においては、主バッテリ11から走行用
電動機12への通電電流が大きい時(アクセルの操作量
が大きい時)に、各セル15からコントローラ14への
電源電圧が必要電圧V0 を下回ることがある。
【0054】そこで、本実施例の電気自動車において
は、前記の電気自動車と全く同様に、走行用電動機12
の駆動制御の際に、前記コントローラ14の補助制御手
段20が、図3に示すフローチャートに従ってコントロ
ーラ14の電源電圧の監視及び走行用電動機12の作動
制御を行い、これによりコントローラ14の電源電圧を
必要電圧V0 以上に確保するようにしている。
【0055】すなわち、図3において、補助制御手段2
0は、前記電圧センサ19により検知したコントローラ
15の電源電圧が必要電圧V0 以下となった時には、前
記表示器21等により、運転者に、主バッテリ11の容
量が不足している旨の警告、並びに走行用電動機12を
停止する旨の予告を行った後に、走行用電動機12を停
止させる。
【0056】また、コントローラ14の電源電圧が必要
電圧V0 以上である時にも、さらに、該電源電圧が前記
必要予備電圧V1 (図5参照)以下である時には、前記
表示器21等により、運転者に、主バッテリ11の容量
が不足している旨の警告を行った後に、走行用電動機2
への通電量を制限する。
【0057】この場合、図5において、主バッテリ11
の放電末期時に、主バッテリ1の出力電流が電流I1 ´
以下となって、コントローラ14の電源電圧が上記必要
予備電圧V1 以上となるように、走行用電動機12への
通電量を制限する。
【0058】これにより、コントローラ14の電源電圧
は、作動可能な範囲に維持されることとなり、コントロ
ーラ14は確実に走行用電動機12の作動制御を行うこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
の電気自動車によれば、走行用電動機を駆動するための
主バッテリからDC/DCコンバータを介して充電され
る補機用バッテリの電圧が、該補機用バッテリを電源と
するコントローラを駆動可能な電圧としてあらかじめ設
定された所定の電圧以下となった時に前記走行用電動機
を停止し、もしくは該走行用電動機への通電電流を制限
するようにしたことによって、主バッテリの出力電圧が
低下した場合でも、コントローラの電源電圧を該コント
ローラが確実に作動可能な電圧以上に確保することがで
き、電気自動車の走行性能の低下を確実に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気自動車の一例の要部の回路的構成
図、
【図2】該電気自動車の作動を説明するための線図、
【図3】該電気自動車の作動を説明するためのフローチ
ャート、
【図4】本発明の電気自動車の他の例の要部の回路的構
成図、
【図5】該電気自動車の作動を説明するための線図。
【符号の説明】
1,11…主バッテリ、2,12…走行用電動機、5,
14…コントローラ、8,19…電圧センサ、9,20
…補助制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−91801(JP,A) 特開 平3−124201(JP,A) 特開 昭63−77303(JP,A) 特開 昭62−173901(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/18 H02J 7/00 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用電動機を駆動するための主バッテリ
    と、前記走行用電動機の作動制御を行うコントローラ
    と、前記コントローラに電源を供給する補機用バッテリ
    と、前記主バッテリの電力を前記補機用バッテリに供給
    して該補機用バッテリを充電するDC/DCコンバータ
    とを備えた電気自動車において、 前記コントローラの電源電圧となる前記補機用バッテリ
    の電圧を検知する検知手段と、該検知手段により検知さ
    れた補機用バッテリの電圧が前記コントローラを駆動可
    能な電圧としてあらかじめ設定された第1の所定の電圧
    以下となった時に前記走行用電動機を停止する旨の予告
    報知を行った後に該走行用電動機を停止し、且つ、前記
    検知手段により検知された補機用バッテリの電圧が前記
    第1の所定の電圧よりも高く設定された第2の所定の電
    圧以下となった時に前記主バッテリの容量が不足してい
    る旨の警告報知を行った後に該走行用電動機への通電電
    流を制限する補助制御手段とを備えたことを特徴とする
    電気自動車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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