JP3176404B2 - 内面の耐食性に優れた溶接管の製造方法 - Google Patents

内面の耐食性に優れた溶接管の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内面に金属、合金など
のめっきを施した溶接管の耐食性、とくに溶接部(以
下、ビード部という)からの腐食を防止し得る内面の耐
食性に優れた溶接管の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車用燃料配管として細径鋼
管が使用されているが、低級ガソリン、サワーガソリ
ン、アルコール及びアルコール混合燃料などの配管とし
ては、内面の防錆力向上のために、防錆金属層を形成す
ることが提案されている。たとえば、長尺金属管部材の
内部に、スズ、鉛、亜鉛あるいはこれら基合金皮膜用材
を挿入して、金属管部材の両端部をわずかな間隙の通気
口を残して押潰した状態で非酸化性ガス雰囲気の連続加
熱炉中を通して700〜1150℃の温度で加熱処理し
て皮膜用材を金属管部材の内周面に融着皮膜を形成する
方法(特公昭58−49636号)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法はいずれも金属単体もしくは合金を管内周面に1
層として被覆するものであるから、これら被覆にピンホ
ールや被覆不良箇所が生じた場合、これらの部分は、ア
ルコール、アルコール混合燃料などの中に存在する水分
や、ガソリンの酸化、アルコールの分解によって生成す
る有機酸などによって腐食され易いという問題がある。
【0004】本発明は、ビード部にもめっき層が形成さ
れるとともに第1めっき層のピンホール部などが覆われ
て耐食性に優れているのみならず、曲げ、端末成形など
の加工性に優れている溶接管の製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記問題
を解決し、前記目的を達成するために研究を重ね、帯鋼
板に第1めっきを施して造管した後、管内に皮膜用材を
挿入して加熱処理することによって皮膜用材を溶融展延
させて第2めっき層を形成させることによって目的を達
し得ることを見出して本発明を完成するに至った。すな
わち、本発明は、帯鋼板の少なくとも片面に、ニッケ
ル、コバルト、及び、これら基合金のうちの少なくとも
1種類のめっき層を第1めっき層として形成し、該めっ
き面が内側になるように溶接管として造管した後、該溶
接管の内部に、スズ、及び、スズ基合金の少なくとも1
種類からなる皮膜用材を挿入し、好ましくは前記溶接管
の両端部をわずかな間隙を有する通気口を残して押潰し
た状態として、非酸化性ガス雰囲気の連続加熱炉中を通
して皮膜用材の融点以上に加熱処理し、前記溶接管内部
に挿入した皮膜用材を融着展延せしめて第2めっき層を
形成した後、冷却する内面の耐食性に優れた溶接管の製
造方法である。
【0006】本発明における帯鋼板は、自動車燃料配管
用材として通常使用されている帯鋼材を使用すればよ
い。
【0007】第1めっき層は、ニッケル、コバルト、及
び、これら基合金のうちの少なくとも1種類を使用し
て、鋼板上のめっき法として通常行なわれている電気的
あるいは化学的めっき法によって、厚さが0.5〜10
μmになるように形成する。第1のめっき層の膜厚が
0.5μm未満では所望の耐食性が発揮されず、一方、
10μmを超えるとクラックが発生し易く、かつ、工数
がかかり高価となる割には効果に差がないからである。
【0008】なお、第1めっき層の帯鋼板表面への密着
性を高めるためストライクめっき法などにより第1めっ
き層と親和性のよい金属、たとえば、ニッケル、銅、及
び、これら基合金などを下地めっき層として形成しても
よい。この際、第1めっき層の膜厚は、下地めっき層の
膜厚を含めて0.5〜10μmの範囲とし、下地めっき
層単独では1μm以下の膜厚とすることが好ましい。
【0009】ついで行なわれる造管は、通常行なわれて
いるように、所定寸法の裁断、めっき面が内側になるよ
うにしてロールフォーミング法による成形、突合せ部の
電気抵抗溶接、高周波溶接などによる溶接などといった
各工程によって行なわれる。
【0010】第2めっき層を形成するために溶接管の内
部に挿入する皮膜用材は、スズ、及び、スズ基合金、た
とえば、スズ、スズ−亜鉛合金、スズ−ニッケル合金な
どの単金属又は合金などから選ばれた少なくとも1種類
を使用すればよく、たとえば、線材、粉末材、箔材など
として溶接管内部に管内表面積及び融着皮膜の所望膜厚
に適応した量を挿入し、加熱処理することによって皮膜
用材を第1めっき層上及びめっき層欠落部などに溶融展
延させて第2めっき層を形成する。
【0011】加熱処理は、たとえばコンベア式の連続加
熱処理炉のような連続加熱炉を使用して、皮膜用材の融
点以上、好ましくは700〜1500℃の温度範囲で行
なうものである。これは、加熱温度が融点未満では皮膜
用材が溶融も流動もせず、融着皮膜が形成されないから
である。なお、好ましい温度範囲外である700℃未満
では、皮膜用材の溶融が遅く、かつ、流動性が悪く、融
着皮膜が効率よく形成されず、一方1150℃を超える
と溶接管自体の機械的性質が劣化するからである。
【0012】また、溶接管内部に皮膜用材を挿入した
後、両端部を、たとえば、プレス加工あるいはスエージ
ング加工などによって、わずかな間隙を有する偏平状、
湾曲偏平状あるいは絞った縮径状など適宜な形状に押潰
して通気口を形成して加熱処理すると好ましい。
【0013】以上のように、本発明では、帯鋼板の少な
くとも片面に常法にしたがって所定膜厚のニッケルめっ
きなどの第1めっき層を施行し、所定寸法幅に裁断し、
めっき層面が内側になるようにしてロールフォーミング
法によって管状に成形し、突合せ部を電気溶接法、高周
波溶接法などによって管とし、この管内に、スズ線など
のような皮膜用材を管のほぼ全長に亘って挿入し、好ま
しくは管の両端部をプレス加工などによってわずかな間
隙を有するように押潰して通気口を形成した後、連続加
熱炉中を非酸化性ガス雰囲気で通して皮膜用材の融点以
上、好ましくは700〜1150℃に加熱処理すること
によって、皮膜用材を溶融して第1めっき層上及びめっ
き層欠落部などに融着展延させて第2めっき層を形成
し、自然冷却のほか必要に応じて可及的速やかに外部か
ら冷却して内面の耐食性に優れた溶接管を製造し、前記
課題を解決するものである。
【0014】
【作用】一般に、めっきを施した帯鋼板を使用して造管
する際、突合せ部に形成されるビード部は、めっき層が
局部的に欠落した状態を生ずることもある。これに対し
て本発明においては、第1めっき層を形成した帯鋼板を
使用して造管する際にビード部にめっき層の局部的欠陥
が生じたとしても、管内に皮膜用材を挿入して加熱処理
することによって皮膜用材が融着展延してビード部及び
第1めっき層などを被覆する。また、第1めっき層に例
えピンホール、クラックなどが存在しても第2めっき層
となる溶融展延した皮膜用材がこれらを覆う作用をす
る。したがって、溶接管の内面は、ニッケルなどの第1
めっき層の上にスズなどの第2めっき層が形成され、
又、第1めっき層と第2めっき層との間にはこれら2層
の拡散層が形成され、少なくともビード部、ピンホー
ル、クラック部なども第2めっき層が毛細管現象などに
よって融着展延して覆われることになる。
【0015】皮膜用材が加熱処理によって融着展延する
ことによって第2めっき層が形成されるのであるが、こ
の加熱処理は、好ましくは皮膜用材を挿入した溶接管の
両端部をわずかな間隙を有する通気口を押潰して連続加
熱炉中を非酸化性ガス雰囲気下で行なうことによって皮
膜が一層均一に形成される。この理由は確言はし得ない
が、連続加熱炉は、一般的に加熱部が短かく、溶接管の
連続移動との関連で長尺の溶接管は先端部から逐次加熱
されることになり、管内部の温度は管軸方向において極
端に不均一となるものであって、管端が押潰されていな
い開放された状態では管軸方向の温度は不均一となり、
内部の空気は管軸方向に移動するために両端部から空気
が排出するのみならず外部の空気や非酸化性ガスの流入
を発生する。これに対して本発明の場合は、前記のよう
な通気口を設けたのでこのようなことを防止することが
でき、酸素との反応による溶接管の内周面の酸化膜や皮
膜用材の酸化膜の形成を抑制し得、とくに皮膜用材の酸
化膜による皮膜用材の溶接管第1めっき上に展延する際
のぬれ拡がり性阻害の発生を抑制し得て良好な展延を可
能とするものと考えられる。なお、本発明における融着
展延とは、酸化されずに清浄な表面状態に維持された皮
膜用材が加熱されて溶融蒸発し、表面張力が小さくなっ
て、溶接管の清浄な第1めっき層上などに毛細管作用に
よりぬれ拡がって行く現象をいうものである。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を述べる。 実施例 1 帯鋼板(JIS G 3141 SPCC)上に、第1
めっき層として、ニッケルめっき層を公知のワット浴を
使用して電気めっきすることにより、3μmのニッケル
層を形成させた。
【0017】このニッケルめっきを施した帯鋼板を管の
展開幅に裁断し、ロールフォーミング法によって管状に
成形し、突合せ部を電気抵抗溶接して外径8mmの溶接
管に造管した。
【0018】この溶接管の内部に、線径0.4mmのス
ズ線を挿入し、溶接管の両端部をプレス加工によってわ
ずかに間隙を有する偏平状に押潰して通気口を形成し、
連続加熱炉を使用して、非酸化性ガス中で、温度800
℃で30秒間加熱処理を行なった後、炉外で自然放冷し
て製品溶接管を製造した。
【0019】得られた溶接管を長手方向に切断して観察
した結果、内周面にめっき層が形成され、ビード部上に
も良好なめっき層が形成されていること、及び、第1め
っき層と第2めっき層との間に拡散層が形成されている
ことが断面の顕微鏡観察により確認された。又、この試
料について、対象面以外をマスキングし、JIS Z2
371の規定に基づいて塩水噴霧試験を行なった。その
結果、72時間後においても管の内部に赤錆の発生は認
められず、優れた耐食性を有することが認められた。さ
らに、溝付ロールにより半径20mmで180°に曲げ
る曲げ試験及び端末のプレス成形加工などの評価試験を
行なったが、めっき皮膜にクラックや剥離などの発生は
認められなかった。 実施例 2 実施例1と同様にして第1めっき層として厚さ4μmの
ニッケルめっき層を形成した外径10mmの溶接管を造
管し、管内に線径0.4mmのスズ−亜鉛合金線を挿入
して1150℃で1分間加熱処理し、実施例1と同様に
して製品溶接管を製造した。
【0020】得られた製品溶接管について、実施例1と
同様な諸試験を行なった結果、48時間後においても発
錆は認められず、また曲げ試験及び評価試験ではクラッ
クや剥離などの発生は認められなかった。 実施例 3 実施例1と同種の帯鋼板上に、下地めっき層として公知
のシアン化銅めっき浴を使用して電気めっき処理し、膜
厚0.5μmのストライク銅めっき層を形成し、さらに
第1めっき層としてコバルトめっき層をCoCl・7
O 22g/l、NCl 105g/l、
Na・2HO 90g/lからなるめ
っき浴を使用して、化学めっき処理して膜厚1μmに形
成し、実施例1と同様にして外径6.35mmの溶接管
を造管し、管内に線径0.3mmのスズ線を挿入して9
50℃で1分間加熱処理し、実施例1と同様にして製品
溶接管を製造した。
【0021】得られた製品溶接管について、実施例1と
同様な諸試験を行なった結果、72時間後においても発
錆は認められず、また曲げ試験及び評価試験ではクラッ
クや剥離などの発生は認められなかった。 実施例 4 第1めっき層としてスズ−ニッケルめっき層をSnCl
・6HO 28g/l、NiCl・6HO 3
0g/l、K 200g/l、グリシン20
g/l、濃アンモニア水5ml/lからなるめっき浴を
使用して電気めっき処理を行い、厚さ10μmのめっき
層を形成した外径8mmの溶接管を造管し、管内に線径
0.5mmのスズ−亜鉛合金線を挿入して700℃で3
0秒間加熱処理し、実施例1と同様にして製品溶接管を
製造した。
【0022】得られた製品溶接管について、実施例1と
同様な諸試験を行なった結果、48時間後においても発
錆は認められず、また曲げ試験及び評価試験ではクラッ
クや剥離などは認められなかった。 実施例 5 実施例1と同種の帯鋼板上に、第1めっき層としてニッ
ケル−コバルト合金めっき層をNiCl・6H
260g/l、CoCl・6HO 14g/l、H
BO 15g/lからなるめっき浴を使用して電気
めっき処理して厚さ2μmに形成し、実施例1と同様に
して外径10mmの溶接管を造管し、管内に線径0.6
mmのスズ線を挿入して1000℃で15秒間加熱処理
し、実施例1と同様にして製品溶接管を製造した。
【0023】得られた製品溶接管について、実施例1と
同様な諸試験を行なった結果、48時間後において発錆
は認められず、また曲げ試験及び評価試験ではクラック
や剥離などは認められなかった。 比較例 1 実施例1と同種の帯鋼板を使用して、第1めっき層を形
成しなかったこと、及び1000℃で15秒間の加熱処
理をしたこと以外は、実施例1と同様にして内周面にス
ズ層を形成した製品溶接管を製造した。
【0024】得られた製品溶接管について、実施例1と
同様な諸試験を行なった結果、曲げ試験及び評価試験で
はクラックや剥離などは認められなかったが、塩水噴霧
試験では12時間で発錆が認められた。 比較例 2 実施例1と同種の帯鋼板上に、実施例1と同様にして厚
さ3μmのニッケルめっき層を形成し、実施例1と同様
にして溶接管を造管し、900℃で30秒間加熱処理し
て製品溶接管を製造した。
【0025】得られた製品溶接管について、実施例1と
同様な諸試験を行なった結果、ビード部にはニッケルめ
っき層が欠落していることが認められ、塩水噴霧試験で
は0.5時間でビード部に錆の発生が認められた。 比較例3 実施例1と同様の帯鋼板上に、実施例5と同様にして厚
さ15μmのニッケル−コバルト合金層を形成し、実施
例1と同様にして溶接管を造管し、1100℃で4分間
加熱処理して製品溶接管を製造した。
【0026】得られた製品溶接管について実施例1と同
様な試験を行った結果、塩水噴霧試験では4時間後にお
いても発錆は認められなかったが、曲げ試験及び評価試
験ではクラックや剥離などの発生が認められた。
【0027】
【発明の効果】本発明は、帯鋼板に第1めっき層を形成
して所定幅に裁断して造管した後、管内に皮膜用材を挿
入して加熱処理によって皮膜用材を第1めっき層上など
に融着展延させるものであるから、管内周面にめっき層
を簡易にしかも均一に施すことができ、鋼素地の露出部
分やクラック、ピンホール、溜り、剥離などをなくし
得、優れた耐食性を有するとともに、曲げ、端末加工な
どの加工性にも優れた溶接管を得ることができるもので
あって顕著な効果が認められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−109180(JP,A) 特開 昭58−45397(JP,A) 特開 昭58−42788(JP,A) 特開 平1−177387(JP,A) 特開 昭61−6293(JP,A) 特開 昭61−23786(JP,A) 特開 昭56−41361(JP,A) 実開 昭54−163133(JP,U) 特公 昭58−49636(JP,B2) 特公 昭49−1978(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 5/00 - 7/12 B21C 37/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋼板の少なくとも片面に、ニッケル、
    コバルト、及び、これらの基合金のうちの少なくとも1
    種類のめっき層を第1めっき層として形成し、該めっき
    面が内側になるように溶接管として造管した後、該溶接
    管の内部に、スズ、及び、スズ基合金の少なくとも1種
    類からなる皮膜用材を挿入し、非酸化性ガス雰囲気の連
    続加熱炉中を通して皮膜用材の融点以上に加熱処理し、
    前記溶接管内部に挿入した皮膜用材を融着展延せしめて
    第2めっき層を形成した後、冷却することを特徴とする
    内面の耐食性に優れた溶接管の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記皮膜用材を挿入した後前記溶接管の
    両端部をわずかな間隙を有する通気口を残した状態とし
    て前記加熱処理を行う請求項1記載の溶接管の製造方
    法。
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