JP3176305U - 椅子 - Google Patents

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Inventor
一彦 高崎
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有限会社祭り屋木材
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Abstract

【課題】身体を正しい姿勢に保ちやすいように、また、立ち上がるのに容易な機動性を持たせるように、座面体を水平または水平に近い前傾斜若しくは後傾斜であるときにおいて、または背もたれに寄り掛かる姿勢において、尻が前滑りしないよう保持されるために、腰痛が生じるおそれがなくなる椅子を提供する。
【解決手段】座面体が脚で支持される木製の椅子であって、その木製の座面体に、腰掛け箇所が体形的に一体に落ち込む尻当り部と左右大腿当り部とからなる浅い湾曲面の着座凹部を、該両当り部にわたって同一若しくはほゞ同一の深さにおいて設けることにより、左右大腿当り部の間の股当たりに、尻当り部と左右大腿当り部の深さから徐々に立ち上がる***部を形成し、着座凹部の全面若しくはほゞ全面に、さざ波が前後に進行する凹凸模様に多数の横長溝を溝切り加工により列設してあることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この考案は、休息や食事、仕事などの時に腰掛けて使用する椅子に関する。
椅子は、ヨーロッパや中国では古い伝統的な家具であるが、日本では近代になってようやく生活に取り入れられたものである。主に身体を休めるためや、食事、仕事、勉強等の行動をしやすく身体を保持するために使用されるが、いずれの場合も、身体に痛みや疲労が生じないよう過度な負担のないこと、目的とする動作や静止状態が得られやすいこと等について、人間工学的に形状や構造が追求される。このような本格的な研究は、椅子の長い歴史の上では最近のことであり、しかも、未だによく分からない点が多々存在するのが現状である。
椅子の構造については、一般的には、腰掛ける座面体とその後ろの背もたれと、4本の脚と、肘掛けとからなり、そのうち、座面体と背もたれとの角度が特に人間工学的に重要である。そして、座面体は、多くの場合、水平に限りなく近い程度にやゝ後ろ傾斜であり、背もたれは、後ろ傾斜が圧倒的に多い。
座面体がやゝ前傾斜若しくは水平であると、背筋を伸ばしやすく、比較的疲れにくい立った時の正しい姿勢に近い状態を保ちやすいとされる。また、座面体が後ろ傾斜の場合に比較して瞬間的に立つ動作を起こしやすい。したがって、機動性が要求される事務椅子としては望ましいと言える。しかし、座面体が水平または前傾斜であると、例えば背もたれに寄りかかってときには、尻(臀部)が前滑りしやすいので、前に滑り落ちないよう無意識にそれに抵抗する力が身体に持続的に働き、これが腰椎や腰の筋肉に負担をかけることになって腰痛を起こしやすい。前記したように、これがやゝ後ろ傾斜の座面体が多く採用されるゆえんである。
また、座面体がやゝ少しだけ後ろ傾斜であっても、それとの関係で、例えば背もたれの後ろ傾斜が過剰であるときには、この場合も尻が前滑りしやすいので、それに抵抗するために、身体には同じように腰痛が生じることになる。この点で、座面体と背もたれとは、整合性の点で角度的に密接に関係している。例えば、自動車の運転席について見ると、長時間にわたって運転の視界を保ちやすいように、背もたれをかなり後ろ傾斜にして使用されるが、それに対応するように、座面体は見た目にもはっきりと後ろ傾斜であり、こうして前滑りが防止されて身体の安定が保たれるように配慮してある。
さらに考察すると、背筋を伸ばし顎を引いた正しい姿勢を保持しやすい点から見ると、座面体は木製のように硬い材質であることが望ましい。しかし、硬い材質であると、尻および大腿部が身体の重みにより圧迫され、痛みを覚え、血行不良が生じる不都合がある。そこで、現在では、クッション性に優れた椅子が多用され、これも腰痛を招く一因となっている。
この考案は、上記のような観点から、身体を正しい姿勢に保ちやすいように、また、立ち上がるのに容易な機動性を持たせるように、座面体を水平または水平に近い前傾斜若しくは後傾斜であるときにおいて、または背もたれに寄り掛かる姿勢において、尻が前滑りしないよう保持されるために、腰痛が生じるおそれがなくなる椅子を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、座面体が脚で支持される木製の椅子であって、その木製の座面体に、腰掛け箇所が体形的に一体に落ち込む尻当り部と左右大腿当り部とからなる浅い湾曲面の着座凹部を、該両当り部にわたって同一若しくはほゞ同一の深さにおいて設けることにより、左右大腿当り部の間の股当たりに、尻当り部と左右大腿当り部の深さから徐々に立ち上がる***部を形成し、着座凹部の全面若しくはほゞ全面に、さざ波が前後に進行する凹凸模様に多数の横長溝を溝切り加工により列設してあることを特徴とする椅子を構成した。
上記の構成によれば、例えば、背もたれに寄り掛かっても、身体の下端部が着座凹部に納まり、しかも、連続した横長溝に全面的に擦れると同時に、内股が***部に当たるために、前への滑りが阻止されるために、前への滑りに抵抗して身体に腰痛が生じるというような不都合がなくなる。
以上説明したように、この考案は、身体を正しい姿勢に保ちやすいように、また、立ち上がるのに容易な機動性を持たせるように、座面体を水平または水平に近い前傾斜若しくは後ろ傾斜であるときにおいて、または背もたれに寄りかけた姿勢において、尻が前滑りしないよう保持されるために、腰痛が生じるおそれがなくなる椅子を提供することに成功したものであって、しかも、この椅子によれば、横長溝による粗面と、股当たりの***部とによって、脚の大腿部が不都合に持ち上がる不自然な腰掛け姿勢となることなく、前滑りを阻止する形状である点において優れた効果を奏する。また、身体の尻部や大腿部が座面体に広く接触するために面積当たりの荷重が緩和され痛みが生じがたく、また、横長溝の凹凸により適度な刺激があり血行を良くする等の利点も併有する。
次に、この考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図面は、一実施の形態を示したもので、その椅子は、木製であって、座面体1と、背もたれ2と、4本の脚3,3,3,3とから構成される。肘掛けは設けられていないが、別途に取り付けることもある。なお、この場合は、背もたれ2が湾曲しその両側が肘掛け4,4となっている。
座面体1は、脚3,3,3,3によって水平に保持されているが、この発明の趣旨から、水平に近い前傾斜または後ろ傾斜であっても良い。形状については、厚い木板に切削加工を施すことにより、着座凹部5を設けるとともに、着座凹部5に溝筋加工を施すことにより横長の溝7,7,・・を無数に列設してある。
着座凹部5の形状については、使用者の尻部が落ち込む尻当り部9と、大腿が落ち込む大腿当り部11,11とが連続して一体に形成され、尻当り部9と大腿当り部11,11との最も低い箇所ではほゞ同じ高さである。したがって、最も低い箇所が同じ均一な低さにおいてU字形(尻当り部9から左右大腿当り部11,11に分かれる二股のU字形)になっている。
そして、尻当り部9では、最も低い箇所が左右に広がっているが、大腿当り部11,11では、股当たりとなる部分、つまり左右間の中間では盛り上がってアール傾斜が拝み合わせとなるような***部15が形成される。また、***部15は、尻当り部9から前方へ徐々に高くなり(図1、図2,図3参照)、それからなだらかな緩い傾斜で低くなっている。
着座凹部5のこのような形状において腰掛けると、身体の尻と大腿が正しく所定位置に納まることはもちろん、背もたれ2に背をもたれても、内股が***部15に当たるために尻が前滑りするする不都合が防止され、その結果、前滑りを阻止するために身体腰部に抵抗の力が働くことはなく、抵抗する無理な力が腰椎やその周辺の筋肉に発生しなく、その結果,腰痛の発生が防止される。
横長溝7,7,・・の形成については、刃先が底でアールになった刃物を使い、それを左右の横方向に進めながら、順次3〜10mm程度の細かいピッチで前後一方向に送りながら、さざ波のように前後方向に連続して凹凸が配列される。
背もたれ2は、座面体1に4本の支柱17,17,17,17を立設することにより、上端の枠19が弓形に支持され、その両端が肘掛け4,4となっており、身体が着座凹部5とこの背もたれ2とに同時に納まるために、身体を休息させやすい。つまり、休息に適する構造であると同時に、上述の如く、仕事等をしやすく、しかも、いざというときに立ち上がりやすい機動性を具備していることになる。
なお、以上において、一般的な椅子について述べてきたが、例えば背もたれの無いベンチや、脚の無い座椅子について実施しても、同じように腰痛が防止され、休息性や機動性が得られる。また、普通の椅子や座椅子に実施した場合において、いずれも座布団を座面体1の上に敷いて使用しても、間接的ではあるが同じような作用効果が得られる。
この考案の一実施形態を示す椅子の斜視図である。 二点鎖線で使用状態を示す図1におけるA−A線矢視の断面図である。 同椅子の座面体を横から見て、さらに一部を円内に取り出して拡大して示す断面図である。 同椅子の正面図である。 同椅子の側面図である。
1 座面体
2 背もたれ
3 脚
5 着座凹部
7 横長溝
9 尻当り部
11 大腿当り部
15 ***部

Claims (1)

  1. 座面体が脚で支持される木製の椅子であって、その木製の座面体に、腰掛け箇所が体形的に一体に落ち込む尻当り部と左右大腿当り部とからなる浅い湾曲面の着座凹部を、該両当り部にわたって同一若しくはほゞ同一の深さにおいて設けることにより、左右大腿当り部の間の股当たりに、尻当り部と左右大腿当り部の深さから徐々に立ち上がる***部を形成し、着座凹部の全面若しくはほゞ全面に、さざ波が前後に進行する凹凸模様に多数の横長溝を溝切り加工により列設してあることを特徴とする椅子。
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