JP3175446U - パーソナルケア用スプレー - Google Patents

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Abstract

【課題】一つのバルブ操作により、圧縮ガスのガス圧を低下させると共に、ガス圧を制御しながらガスを噴出させることを可とし、かつ、片手で持てるパーソナルケア用スプレーを提供する。
【解決手段】パーソナルケア用スプレーは、利用者が第二バルブニードルを押圧すると、第二バルブ6が解放され、圧力制御室において減圧された二酸化炭素等のガスが噴霧器8へ流入して、化粧水等の機能性水溶液と共に噴出される。圧力制御室からのガスの流出に伴って、圧力制御室のガス圧が低下し、圧力調節体と共にバルブニードルが降下することでガスボンベ4からの圧縮ガスが圧力制御室へ供給され、圧力制御室のガス圧が上昇する。所定の圧力に達すると、圧力調節体とバルブニードルの上昇により圧縮ガスの供給が停止する。以上のような作用によって、噴出されるガス圧は、一定に維持され、安定した流速でのガス噴射が可能となる。
【選択図】図1

Description

本考案は、パーソナルケア用スプレーに関する。
近年、二酸化炭素が皮膚から吸収されて血管を拡張する作用に注目が集まっている。炭酸ガス発泡入浴剤は、二酸化炭素の血管拡張作用を利用して血液の流れを良くすることで、疲労回復や健康増進を図っている。また美容液に二酸化炭素を溶けこませることで、美容液による皮膚への美容効果に加えて、二酸化炭素によって拡張された毛細血管の血流増加が皮膚への酸素供給量を増加させることで肌の状態を改善させることができることが知られている。また、美容液を二酸化炭素で噴霧することで上記効果を得ることもできる。
美容液を二酸化炭素で噴霧する技術として、例えば、特許文献1には、炭酸ガスボンベから延びるチューブを介して連通するスプレーを用いて二酸化炭素ガス共に美容液を噴霧する美顔器が開示されている。
特開2010−51774
しかしながら、特許文献1は、炭酸ガス供給用ボンベとスプレーとが一体的ではないため、上記ボンベを置くかスプレーを持つ手とは反対の手で持たなくてはならない煩わしさがあった。従って、ボンベとスプレーとが一体化して片手で持てる製品が美容業界から望まれていた。
そこで、特許文献1に記載の炭酸ガス供給用ボンベとスプレー本体とを一体化させた美顔器を作製した。しかしながら、このような構成の美顔器で美容液を噴霧すると肌に痛みを感じる結果となり、実用に耐える代物ではなかった。
本考案者らは、鋭意調査を重ねた結果、噴霧により感じる肌への痛みは、噴霧された美容液の勢いが強すぎることによる肌へのダメージであることを突き止めた。これは、ガスボンベ出口からノズル開口部までの距離が短く、圧縮されたガスの圧力が下がらず高圧のまま噴射されることが原因であることが推定された。しかしながら、片手で持つことができるハンディーサイズの美顔器となると、圧縮ガスを十分に減圧することができるスペースを確保することは、構造上困難であった。
そこで、本考案者らは鋭意研究をおこなった結果、一つのバルブ操作により、圧縮ガスのガス圧を低下させると共にガス圧を制御しながらガスを噴出することが可能なパーソナルケア用スプレーの開発に成功した。即ち、本考案は、ガス流により機能性水溶液を噴霧するパーソナルケア用スプレーであって、機能性水溶液を噴霧する噴霧器と、圧縮ガスの圧力を制御する圧力制御室と、前記圧力制御室への圧縮ガスの流入を制御する第一バルブと、前記圧力制御室から前記噴霧器へのガスの流出を制御する第二バルブと、を備え、前記第一バルブの開閉は、前記第二バルブの開閉により制御される、パーソナルケア用スプレーである。
この構成によれば、機能性水溶液の噴霧の都度にガス圧の調整をする必要なく、第二バルブを解放するだけで圧縮ガスを減圧すると共にガス圧を制御しながらガスを噴出することが可能になる。これにより、ガス圧を調節する部品を省くことができ、また、手動操作による圧縮ガスの流量調整をする機構を省くことができ、ハンディータイプである一体型のパーソナルケア用スプレーを提供することが可能になる。ここで「パーソナルケア」とは、個人に対するスキンケ、ヘアケア、エイジングケア等を総称する名称であり、「パーソナルケア用スプレー」とは、スキンケ、ヘアケア、エイジングケア等に用いられる機能性水溶液(例えば、化粧水、美容液、育毛剤等)を噴霧するスプレーを指す。従って、パーソナルケア用スプレーには、化粧水スプレー、美容液スプレーや育毛用スプレー等が含まれる。
また、別の本考案においては、前記第一バルブの開閉は、前記第二バルブの開閉による前記圧力制御室の気圧の変化によって制御される、パーソナルケア用スプレーが提供される。また、前記第一バルブは、圧力制御室内の気圧に応じて変動することで圧力制御室の流通口から圧縮ガスが流入するのを制御する、パーソナルケア用スプレーが提供される。また、前記第一バルブは、圧力制御室内の気圧に応じて変動する圧力調節体と、圧縮ガスの流入を制御する開閉バルブ体から少なくとも構成され、前記開閉バルブ体は、前記圧力調節体の変動を介して前記流通口からの圧縮ガスの流入を制御する、パーソナルケア用スプレーが提供される。また、前記流通口からの圧縮ガス流入の制御は、前記開閉バルブ体と前記流通口との接離によって達成される、パーソナルケア用スプレーが提供される。また、前記開閉バルブ体は、圧力制御室とは反対側の流通口で接離する、パーソナルケア用スプレーが提供される。また、前記開閉バルブ体は、前記圧力調節体と連結している、パーソナルケア用スプレーが提供される。前記開閉バルブ体は、バルブニードルである、パーソナルケア用スプレーが提供される。また、前記圧力調節体の変動は、昇降である、パーソナルケア用スプレーが提供される。また、前記圧力調節体は、褶動しながら昇降する、パーソナルケア用スプレーが提供される。また、圧縮ガスを供給するガスボンベの接続中に圧縮ガスの漏出を防止するパッキンを更に備える、パーソナルケア用スプレーが提供される。
また、別の本考案においては、前記圧力制御室と前記第二バルブとの間で流体連通して、ガス流の脈動を抑制するコンデンサータンクを更に備える、パーソナルケア用スプレーが提供される。
この構成によれば、圧力制御室と第二バルブの間にガスを貯めることができる空間を確保することができる。噴霧器からガス噴出すると圧力制御室までのガス圧が低下するが、圧力調節体の降下によって流通口が解放されてガスが噴霧器へ流れるまでにタイムラグが生じる。これにより、一時的なガス圧低下が生じた後に再び所定の圧力に戻る「脈動」が生じる。圧力制御室から所定の圧力のガスが供給されるまで、所定の圧力のガスを一定期間供給可能に貯めることができるコンデンサータンクを備えることで脈動を抑えることができる。
また、別の本考案においては、圧力制御室の壁面上に前記流通口を囲む包囲壁部が形成されることを特徴とする、パーソナルケア用スプレーが提供される。
この構成によれば、圧力制御室から流出するガスの流れをスムーズにすることができる。包囲壁部がない場合は、圧力制御室の出口とは異なる方向に流れたガスが出口方向へ流れる際に、一部のガスが流通口から出るガスと合流するため、圧力制御室内のガス流に乱れが生じて圧力調節体が不規則に昇降し、脈動が発生するおそれがある。包囲壁部を形成することで、出口とは異なる方向に流れたガスは、包囲壁部の外周を流れることで、流通口へ流れることなく圧力制御室内の気流を安定させることができる。
図1は、本考案におけるパーソナルケア用スプレーの全体構造を模式的に示した断面図である。 図2は、本考案におけるレギュレーターの断面図であって、噴霧前の圧力調節体及びバルブニードルの位置を模式的に表したものである。 図3は、本考案におけるレギュレーターの断面図であって、噴霧時の圧力調節体及びバルブニードルの位置を模式的に表したものである。 図4は、本考案における噴霧器を模式的に表した断面図である。 図5は、その他のレギュレーターの構成を示した図である。
図1の断面図に基づいて本考案の実施形態の全体構造を説明する。ケース60は、上側ケース60aと下側ケース60bとで嵌合状態で結合している。カップ9が上部に嵌合されている噴霧器8は、上側ケース60aの内部に配設されている。調節ダイヤル55の一部は上側ケース60aから貫通している。カップ9への機能性水溶液の補充は、上側ケース60aに嵌合する上部開口蓋体60cを外すことにより可能になる。第二バルブ6は、トリガー7と嵌合され、トリガー7によって、ケース60の外側から第二バルブ6の操作を可能にしている。第二バルブ6は、コンデンサータンク5と嵌合しており、コンデンサータンク5は、レギュレーターボディー2と嵌合している。シート3は、レギュレーターボディーの下部に嵌合しており、上側ケース60aとはネジ60dの螺入により固定されている。これにより、レギュレーターボディー2とシート3を備えるレギュレーター1は、上側ケース60aと固定される。ボンベ4はシート3の下部に嵌合している。下側ケース60bは、ボンベの一部を覆うように上側ケース60aと嵌合する。下側ケース60bの底部は、尖端がノズルキャップ方向に向く卵形であり、ガスボンベを収納した状態でケース60が自立可能となる。
図2及び3の断面図に基づいて本考案の実施形態を説明する。レギュレーターボディー2の内部には、スプリングストッパー22と圧力調節体スプリング21が収納さ、圧力調節体20が褶動可能に嵌合されている。圧力調節体20の側面にはOリング嵌合溝20aが形成され、ツイスターリング305が備わっている。圧力調節体スプリング21側の圧力調節体面とレギュレーターボディー2の内壁とで囲まれる大気室101は、大気口103を通じて大気と連通している。レギュレーターボディー2の上部にはスプリング調節ネジ23が螺挿され、スプリングストッパー22の背面と接している。スプリング調節ネジ23圧力調節体20に対向するようにシート3がレギュレーターボディー2に嵌合され、圧力調節体20とシート3とレギュレーターボディー2の内壁とで圧力制御室100を形成している。圧力制御室100は、圧力制御室出口104を通じてポート40と接続している。シート3の中央部に流通口105が形成され、流通口105にバルブニードル10が挿通する。バルブニードル10の連結ロッド10bは、圧力制御室側の圧力調節体20と嵌合状態で連結し、圧力調節体20の昇降に連動してバルブニードル10も昇降する。バルブニードル10のガイドロッド10aには、バルブスプリング11が内挿される。シート3の内側にバルブガイド12を嵌合させ、バルブニードル10を支持している。バルブガイド12にはOリング嵌合溝12bが形成され、Oリング202が備わり、シート3とバルブガイド12の隙間から圧縮ガスが漏出することを防止する。シート3の外面にはOリング嵌合溝2cが形成され、Oリング203が備わり、レギュレーターボディー2の下端部からのガスの漏出を防止する。
バルブニードル10の弁部10cには、圧力調節体側に縮径するテーパー状のバルブニードル側シール面10dが形成され、バルブガイド側の流通口105の端部が圧力調節体側に縮径するテーパー状のシート側シール面3aと接離可能に対向する。圧力調節体20に加わるシート方向の合力の方が圧力調節体スプリング方向の合力よりも強い場合は、圧力調節体スプリング21の付勢により圧力調節体20はシート方向に押し下げられ、これに連動してバルブニードル10も押し下げられる。バルブニードル10が押し下げられることにより、バルブニードル側シール面10dとシート側シール面3aが離間する。シート3のボンベ連結用開口部106に圧縮ガスボンベを螺合することで、バルブガイド12の撃針12aによりボンベの封印が貫通して、ガスがバルブガイド12とシート3の内部を通過することで、流通口105から圧力制御室100に流入する。バルブガイド12の撃針側には、パッキン嵌合溝12cが形成され、パッキン201が備わっている。パッキン201は、撃針12aの先端と同じ水平面になるよう設置されている。これは、撃針12aがガスボンベの封印が貫通してもガスが漏出されるのを防ぐためである。パッキン201は、撃針12aの先端よりもボンベ連結用開口部方向へ長いものであってもよい。ガイドロッド10aと弁部10cの間にはOリング嵌合溝10eが形成され、Oリング204が備わっている。
化粧液を噴霧する前、即ち、レギュレーターより下流で流路が閉鎖されている場合は、流通口105から圧力制御室100へガスが流入して、ガス圧が上昇することで圧力調節体20に加わる圧力調節体スプリング方向の合力の方がシート方向の合力よりも大きくなると、圧力制御室100が拡張する方向に圧力調節体20が上昇する。圧力調節体20が上昇し続けると、これに連動してバルブニードル10も上昇する。圧力制御室100のガス圧が所定の圧力に達すると弁体10cのバルブニードル側シール面10dとシート3のシート側シール面3aとが当接してガスボンベからの圧縮ガスが圧力制御室100へ流入するのを遮断する。この状態を模式的に示した断面図が図2である。
バルブニードル側シール面10dとシート側シール面3aとが当接する際の所定の圧力は、スプリング調節ネジ23を昇降させてスプリングストッパー22の位置を変えることで調節可能である。具体的には、スプリング調節ネジ23を圧力調節体方向へ進めると、バルブニードル側シール面10dとシート側シール面3aとが当接するのに要するガス圧は高くなる。即ち、圧力調節室内のガス圧をより高くすることが可能となり、粘度がより高い機能性水溶液(例えば、ヒアルロン酸を1質量%配合する美容液)の噴霧に適するガス圧に設定することができる。反対方向へ進めると当接するのに要するガス圧は低くなり、粘性がより低い機能性水溶液の噴霧に適するガス圧に設定することができる。スプリングストッパー22の位置は、工場出荷時に予め設定しておいてもよい。スプリングストッパー22の位置を予め設定しておくことは、ユーザーが設定する手間を省くことができる点と本実施形態に係るスプレーの部品点数を減らし小型化に寄与する点で好ましい。また、別の実施形態においては、スプリング調節ネジ23は、ユーザーが操作できる構成とすることができる。
図3は、化粧液の噴霧時のレギュレーターの状態を模式的に示した断面図である。圧力制御室100からガスが流出することで圧力制御室100内のガス圧が低下し、圧力調節体20とバルブニードル10が降下する。これによりバルブニードル側シール面10dとシート側シール面3aとが離間して圧縮ガスが流通口105から圧力制御室100に流入する。圧力制御室100内の圧力に応じて圧力調節体20とバルブニードル10が昇降することで流通口105から圧力制御室100へ流入する圧縮ガスの流量を調節して所定の圧力のガス圧にする。
シート3の圧力制御室側に環状の包囲壁部3bを設けてもよい。これにより、ガスは圧力調節体方向に流れた後に、包囲壁部3bを超えて圧力制御室出口104に向かって流れる。この時、圧力制御室出口104とは異なる方向に流れたガスは、包囲壁部3bの外周を通り、流通口105を通ることなく圧力制御室出口104へ流れる。結果、圧力制御室100におけるガス流の乱れに由来する脈動を抑制することが可能になる。包囲壁部3bの高さは、圧力制御室出口104のシート面からの高さの±3、2又は1%の高さか又は同じ高さを有しても良い。(包囲壁部3bの外径−包囲壁部3bの内径)/2から求められる包囲壁部3bの厚さは、(圧力制御室側シート面の外径−流通口105の口径)/2から求められるシート面の幅の10〜40%、15〜35%又は20〜30%の範囲内であってもよい。また、包囲壁部3bの内径は、流通口105の口径以上であり、包囲壁部3bの外径は圧力調節体20の外径未満である。
図4の断面図に基づいて本考案のレギュレーター以降の実施形態を説明する。ポート40の出口に減圧されたガスを貯めるコンデンサータンク5を備えてもよい(図4)。機能性水溶液の噴霧によるガス圧の低下が引き起こす脈動を防ぐことができるためである。第二バルブ6は、バルブボディー6aに下側カバー6bが嵌合されてコンデンサータンク5と連結している。第二バルブニードル6dがバルブボディー6aに挿通され、第二バルブニードル6dの下部弁体6eとバルブボディー内部のテーパー状シール面6fとが接離可能な状態で対向する。第二バルブニードルのOリングストッパー6gにOリング205が設置されている。第二バルブニードル6dは、下部弁体6eと下側カバー6bとの間に備わる第二バルブスプリング6iにより上側カバー6c方向に付勢される。下側カバーとは反対側のバルブボディー6aには、Oリング嵌合溝6hが形成され、Oリング206は第二バルブニードル6dと接する上側カバー6cで覆われるようして備わっている。第二バルブニードル6dが下側カバー方向に押し込まれると、第二バルブニードルの下部弁体6eとバルブボディー内部のテーパー状シール面6fとが離間してガスが連結管41内を通り噴霧器8へ流れる。連結管41は、バルブボディー6aから突出する第二バルブ出口部42に嵌合する。
連結管41は、バックカバー50から突出するガス導入口部43と嵌合して、第二バルブ6と噴霧器8との流体連通を形成し、ガスはバックカバーガス流路404に流入する。ノズルコネクター51は、中央部にノズルコネクター機能性水溶液流路400が形成され、ノズル開口部57側にノズル53が嵌合されてノズルコネクター機能性水溶液流路400とノズル53のノズル機能性水溶液流路401が連通する。ノズルコネクター51とノズル53の間にはOリング211が備わっている。更にノズル53を覆うようにノズルキャップ52がノズルコネクター51に嵌合する。バックカバー50の中央部にジェットニードルトンネル402が形成され、ノズル開口部とは反対側のノズルコネクター51にノズルコネクター機能性水溶液流路400とジェットニードルトンネル402が連通するようにバックカバー50が嵌合する。ノズルコネクター機能性水溶液流路400とノズル機能性水溶液流路402とジェットニードルトンネル402を通るようにジェットニードル54が、ノズル53、ノズルコネクター51及びバックカバー50を挿通する。ノズルコネクター機能性水溶液流路400とジェットニードルトンネル402との境目にOリング207を配設し、ノズルコネクター機能性水溶液流路400とジェットニードルトンネル402を区画する。ジェットニードルの先端の位置は、調節ダイヤ55を回動させることで前後させることが可能である。
カップ9は、アダプター9bを介してノズルコネクター51と嵌合することでノズルコネクター機能性水溶液流路400と流体連通する。また、カップ用蓋体9aは、カップ9と嵌合され、中心には通気口105が設けられている。アダプター9bはジェットニードル54と略垂直になるように嵌合する。ノズルコネクター51とアダプター9bとの間及びカップ9とアダプター9bとの間には、それぞれOリング209と210が備わっている。ノズルコネクターガス流路403は、ノズルコネクター機能性水溶液流路400と並行し且つアダプター9bとは反対の位置になるようにノズルアダプター内に形成され、バックカバーガス流路404と連通する。ノズルコネクターガス流路403とバックカバーガス流路404とが連通する位置においてバックカバー50側にOリング嵌合溝50aが形成され、Oリング208が備わっている。ノズルコネクターガス流路403は、ノズルキャップ52とノズル53とノズルコネクター51とで形成される圧搾室405と流体連通し、ノズルキャップの絞り部56で形成されるノズル開口部57を通じて大気と流体連通する。
ノズル開口部75からガスが流出すると、ノズルコネクター機能性水溶液流路400とノズル機能性水溶液流路401の内部気圧が低下して、カップ9内の機能性水溶液がアダプター9bを通り、絞り部56においてガスと混合されノズル開口部57から機能性水溶液が噴霧される。
以上は、本考案にかかるパーソナルケア用スプレーの一実施形態を示すものであって、この一実施形態に限られるものではない。例えば、「嵌合」は、「螺合」であってもよい。また、シート側シール面は、流通口を閉鎖できる形状であれば、水平又は曲面であってもよい。また、流通口の閉鎖はOリングによるものであってもよく、またシート側シール面とバルブニードル側シール面との当接によってもよい。別の実施形態においては、例えば図5(a)で示すように、第一バルブの昇降によって、シートの内側からOリングが接離することで流通口を開閉して圧縮ガスを制御するレギュレーターを備えるパーソナルケア用スプレーが提供される。上記Oリングは、シートの外側に配設されて流通口の開閉を行なってもよい。別の実施形態においては、例えば図5(b)で示すように、第一バルブ内に流路を設けて、第一バルブの昇降によって圧力制御室への連通を開閉して圧縮ガスを制御するレギュレーターを備えるパーソナルケア用スプレーが提供される。また、第一バルブは、圧力調節体と開閉バルブ体から少なくとも構成されてもよい。別の実施形態においては、例えば図5(c)で示すように、圧力調節体と開閉バルブ体は、非連結であり、前記圧力調節体は、昇降することによって開閉バルブ体と接離すると共に、上記開閉バルブ体とシール面との接離を制御するレギュレーターを備えるパーソナルケア用スプレーが提供される。かかる開閉バルブ体は、流通口の開閉が可能であれば、形状は問わず、例えば球体や立方体等であってもよい。上記開閉バルブ体は、バルブスプリングと連結させてもよく、また昇降可能なガイド筒やレールを用いて支持させてもよい。また、圧力調節体は、大気室側へガス漏出を防ぐことが可能であれば、どのような形で封止してもよい。別の実施形態においては、例えば図5(d)で示すように、圧力調節体は、圧力調節体の昇降に応じて伸縮する伸縮性封止体を介してレギュレーターボディーと連結することで、レギュレーターボディーの内周と非褶動で昇降する、レギュレーターを備えるパーソナルケア用スプレーが提供される。上記圧力調節体は、圧力制御室内のガス圧によって圧力調節体自体が変動(例えば湾曲)して、流通口の開閉を可能にする圧力調節体であってもよい。大気成分とは異なるガスを封入して密閉された部屋としてもよい。
また、上述した噴霧器は、既知の噴霧器としてもよい。ジェットニードルに対する、機能性水溶液を貯留するカップに連結するアダプターの角度は、例えば10、30、45、60、75及び90度の何れかから選択される2つの角度の間であってもよく、好ましくは、90度である。アダプターとジェトニードルとが直交する角度の場合は、機能性水溶液がノズルコネクター機能性水溶液流路に入る際の抵抗により機能性水溶液が液滴になりやすく、粘度の高い機能性水溶液(例えば、ヒアルロン酸を1質量%配合する美容液)であっても機能性水溶液を霧化可能になるためである。また、調節ダイヤルは、ジェットニードルを前後させることが可能であれば螺送や円筒カム等による無段式やノッチ式であってもよい。好ましくは、操作が容易な無段式円筒カムである。また、本考案でしようするガスは、機能性水溶液の噴射に用いることができるガスであれば特に限定しないが、例えば、二酸化炭素や窒素等、又はそれらの混合気体を例示できる。ケースには更なるノズルキャップを装着又は形成して噴霧状態をコントロールしてもよい。上述した個々の構成を組合せたパーソナルケア用スプレーも本考案の範囲内である。
本考案にかかるパーソナルケア用スプレーは、利用者が第二バルブニードル6dを押圧すると、第二バルブ6が解放され、圧力制御室100において減圧されたガスが噴霧器8へ流入して機能性水溶液と共に噴出される。圧力制御室100からのガスの流出に伴って、圧力制御室100のガス圧が低下し、圧力調節体20と共にバルブニードル10が降下することでガスボンベからの圧縮ガスが圧力制御室100へ供給され、圧力制御室100のガス圧が上昇する。所定の圧力に達すると、圧力調節体20とバルブニードル10の上昇により圧縮ガスの供給が停止する。以上のような作用によって、噴出されるガス圧は、一定に維持され、安定した流速でのガス噴射が可能となる。
1 レギュレーター
2 レギュレーターボディー
3 シート
3a シート側シール面
3b 包囲壁部
3c Oリング嵌合溝
4 ボンベ
5 コンデンサータンク
6 第二バルブ
6a バルブボディー
6b 下側カバー
6c 上側カバー
6d 第二バルブニードル
6e 下部弁体
6f テーパー状シール面
6g Oリングストッパー
6h Oリング嵌合溝
6i 第二バルブスプリング
7 トリガー
8 噴霧器
9 カップ
9a カップ用蓋体
9b アダプター
10 バルブニードル
10a ガイドロッド
10b 連結ロッド
10c 弁部
10d バルブニードル側シール面
10e Oリング嵌合溝
11 バルブスプリング
12 バルブガイド
12a 撃針
12b Oリング嵌合溝
12c パッキン嵌合溝
20 圧力調節体
20a Oリング嵌合溝
21 圧力調節体スプリング
22 スプリングストッパー
23 スプリング調節ネジ
30 トリガーバルブ
40 ポート
41 連結管
42 第二バルブ出口部
43 ガス導入口部
50 バックカバー
50a Oリング嵌合溝
51 ノズルコネクター
52 ノズルキャップ
53 ノズル
54 ジェットニードル
55 調節ダイヤル
56 絞り部
57 ノズル開口部
60 ケース
60a 上側ケース
60b 下側ケース
60c 上部開口蓋体
60d ネジ
100 圧力制御室
101 大気室
102 コンデンサータンク
103 大気口
104 圧力制御室出口
105 流通口
106 ボンベ連結用開口部
107 通気口
201 パッキン
202、203、204、205、206、207、208、209、210、211 Oリング
305 ツイスターリング
400 ノズルコネクター機能性水溶液流路
401 ノズル機能性水溶液流路
402 ジェットニードルトンネル
403 ノズルコネクターガス流路
404 バックカバーガス流路
405 圧搾室

Claims (13)

  1. ガス流により機能性水溶液を噴霧するパーソナルケア用スプレーであって、
    機能性水溶液を噴霧する噴霧器と、
    圧縮ガスの圧力を制御する圧力制御室と、
    前記圧力制御室への圧縮ガスの流入を制御する第一バルブと、
    前記圧力制御室から前記噴霧器へのガスの流出を制御する第二バルブと、を備え、
    前記第一バルブの開閉は、前記第二バルブの開閉により制御される、パーソナルケア用スプレー。
  2. 前記第一バルブの開閉は、前記第二バルブの開閉による前記圧力制御室の気圧の変化によって制御される、請求項1に記載のパーソナルケア用スプレー。
  3. 前記第一バルブは、圧力制御室内の気圧に応じて変動することで圧力制御室の流通口から圧縮ガスが流入するのを制御する、請求項2に記載のパーソナルケア用スプレー。
  4. 前記第一バルブは、
    圧力制御室内の気圧に応じて変動する圧力調節体と、
    圧縮ガスの流入を制御する開閉バルブ体から少なくとも構成され、
    前記開閉バルブ体は、前記圧力調節体の変動を介して前記流通口からの圧縮ガスの流入を制御する、請求項3に記載のパーソナルケア用スプレー。
  5. 前記流通口からの圧縮ガス流入の制御は、前記開閉バルブ体と前記流通口との接離によって達成される、請求項4に記載のパーソナルケア用スプレー。
  6. 前記開閉バルブ体は、圧力制御室とは反対側の流通口で接離する、請求項5に記載のパーソナルケア用スプレー。
  7. 前記開閉バルブ体は、前記圧力調節体と連結している、請求項6に記載のパーソナルケア用スプレー。
  8. 前記開閉バルブ体は、バルブニードルである、請求項7に記載のパーソナルケア用スプレー。
  9. 圧力制御室の壁面上に前記流通口を囲む包囲壁部が形成されることを特徴とする、請求項3から8のいずれかに記載のパーソナルケア用スプレー。
  10. 前記圧力調節体の変動は、昇降である、請求項4から9のいずれかに記載のパーソナルケア用スプレー。
  11. 前記圧力調節体は、褶動しながら昇降する、請求項10に記載のパーソナルケア用スプレー。
  12. 前記圧力制御室と前記第二バルブとの間で流体連通して、ガス流の脈動を抑制するコンデンサータンクを更に備える、請求項1から11のいずれかに記載のパーソナルケア用スプレー。
  13. 圧縮ガスを供給するガスボンベの接続中に圧縮ガスの漏出を防止するパッキンを更に備える、請求項1から12のいずれかに記載のパーソナルケア用スプレー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101870631B1 (ko) * 2017-09-15 2018-06-25 윤가람 고온 기후에서 유용한 화장수 분사용기

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