JP3174945B2 - シュレッダ - Google Patents

シュレッダ

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JP3174945B2
JP3174945B2 JP23265196A JP23265196A JP3174945B2 JP 3174945 B2 JP3174945 B2 JP 3174945B2 JP 23265196 A JP23265196 A JP 23265196A JP 23265196 A JP23265196 A JP 23265196A JP 3174945 B2 JP3174945 B2 JP 3174945B2
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みのカード
やOA用紙、特にはATM支払明細書等を内容が判読で
きないように処理するのに適したシュレッダに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、使用済みのカードやOA用紙等を
処理する際には、内容が判読できないようにシュレッダ
を用いて切り刻んでいる。シュレッダによりカットする
方式としては、スパイラルカット方式、ワンカットクロ
ス方式、スタンダードカット方式などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シュレッダを
用いて切り刻むと処理後の容積が膨大になってしまう。
例えば、スパイラルカットでは3倍に、ワンカットクロ
スでは4.5倍に、スタンダードカットでは9倍にな
る、というように膨大な量になってしまい、ごみの量が
増えてごみ処理の問題を生じ、回収に手間がかかり、更
にこのように切り刻んでしまうと紙繊維までもが細かく
裁断されて古紙として再利用できない、という問題点が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、粉々に切断するのではなくて穴をあ
けるためのパンチの数及び配置を改良することによっ
て、内容が読み取れないように切り抜き穴をあけること
としている。この構成によって、原形はそのまま保たれ
るので重ねた状態にコンパクトにまとめることが可能で
あり、紙の繊維は長く残存するので古紙として再利用で
き、切り抜き穴によって内容を読めなくできてプライバ
シーを保護でき、また切り抜かれたチップも曲げなどが
加えられていないので容積が膨大にならず回収が容易で
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、被処理物の搬送路を挾
んで、パンチ手段と、上記パンチ手段のパンチ部が嵌合
可能な穴を有するダイとが対向的に配設してある。この
パンチ手段及び穴は、複数組を被処理物の搬送方向に対
してほぼ直交する方向に整列し、かつ搬送方向に僅かず
つ位置をずらして設けてある。そして被処理物は、駆動
手段を介して間欠的に搬送されるものであり、複数の
ンチ手段は、上記の駆動手段中に設けてあるカムを介し
て、被処理物の非搬送時に1つずつ順番に駆動されて被
処理物に穴あけするものである。
【0006】また、上記の搬送路のパンチ手段側には、
パンチ部の被処理物からの脱出を容易にする板ばねが設
けてあることが好ましい 。そして、上記のパンチ部と
穴とによって被処理物から切り抜かれる切り抜き穴の形
状は、被処理物の搬送方向にほぼ直交する方向に伸びる
部分と、これに対してほぼ45°に傾斜して伸びる傾斜
部分とで構成されていることが好ましい。
【0007】また、上記の被処理物を間欠的に搬送する
駆動手段は、駆動源により回転駆動され外周の一部に歯
部が形成されている歯車を介して、被処理物を搬送する
搬送ローラに間歇回転を伝達するものである。また、上
記の複数のパンチ手段を駆動するために、駆動手段中に
複数のカムが設けてあり、各カムにそれぞれ突起が形成
してあり、各突起が各パンチ手段を押圧する時は、被処
理物の非搬送時であるように設定してある。さらに、搬
送路の入口の近傍に金属探知センサを配置し、金属探知
センサが金属を検知した場合には駆動手段を逆転して被
処理物を逆送するようになっている。
【0008】上記のようにパンチ手段及び穴を複数組設
けて、被処理物の搬送方向に対してほぼ直交する方向に
整列させ、かつ搬送方向に僅かずつ位置をずらして設け
ているので、被処理物を粉々に切断するのではなくて、
内容が読み取れないような切り抜き穴があけられてプラ
イバシーを保護でき、原形がそのまま保たれていること
によって重ねた状態にコンパクトにまとめることが可能
となる。そして被処理物が紙の場合には、紙の繊維は長
く残存するので古紙として再利用でき、また切り抜かれ
たチップも曲げなどが加えられていないので容積が膨大
にならず回収が容易にできる。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1及び図2に示すように、右側板1aと左側板1bと
によって、前板1cと後板1dとを所定の間隔で対向さ
せて支持している。そして前上板1eと前下板1fとに
よって前板1cの撓みを防止するように支持し、後上板
1gと後下板1hとによって後板1dの撓みを防止する
ように支持している。前上板1eと前下板1fとの後端
部には、後板1dと所定の間隙をおいて板ばね2が取り
付けてある。後板1dと板ばね2との間の間隙は、上か
ら下に向かって切り抜き穴をあけられる被処理物Wが搬
送される搬送路Rである。
【0010】被処理物Wを搬送するための搬送ローラ
が、搬送路Rの上方と下方に配設してある。搬送路Rの
上方には被処理物Wを送り込むための搬入用のローラが
配設してあり、後述の駆動輪列を介して回転駆動される
歯車3の中心軸3aと同軸的に形成された搬入ローラ4
aと、この搬入ローラに接離可能に支持してあるピンチ
ローラ4bとで1対をなしている。搬送路Rの下方には
被処理物Wを送り出すための搬出用のローラが配設して
あり、後述の駆動輪列を介して回転駆動される歯車5の
中心軸5aと同軸的に形成された搬出ローラ6aと、こ
の搬出ローラに接離可能に支持してあるピンチローラ6
bとで1対をなしている。各ローラはゴム又はプラスチ
ックからなり弾性を有する材質で作られている。ピンチ
ローラ4bと6bは中心軸7,8にそれぞれ回転可能に
軸支され、この中心軸7,8を図示しない手段によって
中心軸3a,5aに向って接近6又は離反させることに
よって、ピンチローラ4b,6bを搬入ローラ4a及び
搬出ローラ6aに弾接又は分離させるようにしてある。
1対の搬入用のローラと搬出用のローラとは、図1に示
すように中心軸3a及び5aの両端部近傍に2組配設し
てある。
【0011】穴あけの構成を説明する。前板1cには複
数組のパンチ手段が取り付けてあり、後板1dにはこの
パンチ手段に対向する複数の穴1d1,1d2,1d3
が形成してあり、後板1dはダイを兼ねている。パンチ
手段について説明すると、前板1cに3組のパンチ手段
が横一列に並設してある。即ち、前板1cにスリーブ
9,10,11が横一列に所定の間隔で固着してあり、
この各スリーブにパンチ手段12,13,14が前後方
向に進退自在に支持してある。
【0012】図3に1つのパンチ手段13を図示してい
るが、他のパンチ手段12,14の構成も図示したもの
と実質的に同一であり、各パンチ手段は各スリーブに回
転不能かつ進退自在に支持されている。即ち、パンチ手
段13(12,14)は後述する所定の平面形状を有す
るパンチ部13a(12a,14a)と、スリーブ内を
摺動してパンチ部を進退させて穴あけさせるための駆動
軸部13b(12b,14b)とからなっている。パン
チ部の先端面にはテーパ面からなる切刃13c(12
c,14c)が形成してある。駆動軸部13bの側面に
軸方向の溝13dを設け、この溝内にキー15を圧入し
ている。そしてスリーブ側にも図示しない溝を設け、こ
のキー15をスリーブ側の溝内に摺動可能とし、これに
よってパンチ手段をスリーブに対して回転不能にしてい
る。
【0013】駆動軸部12b(13b,14b)には、
図2に示すように、Eリング16が固着してあり、この
Eリングにより位置決めされた座17aとスリーブ9
(10,11)により位置決めされた座17bとの間
に、コイルばね18を圧縮状態で装着している。このコ
イルばね18のばね力によって、駆動軸部12b(13
b,14b)の先端面12e(13e,14e)をカム
19,20,21に弾接させている。
【0014】カム19,20,21は、図4に示すよう
に外周のカム面にそれぞれ1つの突起19a,20a,
21aが形成されている。そして、図1及び図4に示す
ように、上記のパンチ手段の駆動軸部の先端面12e,
13e,14eに対向するように、中心軸22に所定の
間隔をもって固着され、かつ突起19aと20a及び突
起20aと21aの間隔がそれぞれ中心角105°にな
るように固着されている。中心軸22は右側板1aと左
側板1bに回転自在に軸支されており、後述の駆動手段
によって回転駆動される。
【0015】次にカム19,20,21を回転駆動する
と共に、搬入ローラ4a及び搬出ローラ6aを回転駆動
する駆動手段Kについて説明する。図1、図2に示すよ
うに、右側板1aの内面に、直流のステップモータ23
が固着してある。ステップモータ23の駆動軸23aは
右側板1aを貫通して外側に突出し、その突出端にモー
タカナ24が固着してある。図1及び図2に示すよう
に、モータカナに2番歯車25が噛合し、この2番歯車
には一体的に2番カナ25aが設けてあり、2番歯車及
び2番カナは、右側板1aの外側に突設してある軸26
に対して回転可能であり、Eリング26aにより脱出不
能になっている。2番カナ25aに3番歯車27が噛合
している。3番歯車27は先に説明したカムと同軸の中
心軸22に対して回転不能に連結してあり、Eリング2
2aにより脱出不能になっている。中心軸22の左側板
1bからの突出端に、4番歯車28と5番歯車29とが
回転不能に連結してあり、Eリング22bにより脱出不
能になっている。
【0016】図4に示すように、4番歯車28と5番歯
車29には、その外周の一部に歯部28aと29aとが
それぞれ形成してある。4番歯車28と5番歯車29を
中心軸22に固着する位置関係について説明すると、カ
ム19の突起19aから時計方向に中心角30°の位置
を歯部28aの始点とし、時計方向に中心角51°の間
に歯部28aが位置している。この中心角51°の位置
から反時計方向に中心角97°の位置を歯部29aの始
点とし、反時計方向に中心角51°の間に歯部29aが
位置している。
【0017】更に、図2に示すように、4番歯車28に
は、左側板1bの外側に突設された軸に回転自在に支持
された6番歯車30と7番歯車31とが順次噛合し、搬
入用のローラを回転駆動するための歯車3に回転を伝達
する伝達輪列を構成している。また、5番歯車29に
は、左側板1bの外側に突設された軸に回転自在に支持
された8番歯車32と9番歯車33とが順次噛合し、搬
出用のローラを回転駆動するための歯車5に回転を伝達
する伝達輪列を構成している。
【0018】パンチ手段12,13,14のパンチ部1
2a,13a,14aと、このパンチ部とダイの穴とに
よって被処理物Wから切り抜かれた切り抜き穴について
図5を参照して説明する。パンチ部の平面形状は全て同
一であるので、その1つについて説明する。パンチ部1
2aは水平方向(被処理物の搬送方向、図面下方向に直
交する方向)へ伸びる部分12a1 と、45°の傾斜を
もって下方へ伸びる傾斜部分12a2 とからなってい
る。そして両端部及び角部は円弧になっている。ダイの
穴もこのパンチ部が嵌合して被処理物Wをパンチできる
形状であるので、パンチ部と穴とによって被処理物Wか
ら切り抜かれた切り抜き穴x,y,zの形状も、パンチ
部と同様に被処理物の搬送方向に直交する方向へ伸びる
部分x1 ,y1 ,z1 と、45°の傾斜をもって下方へ
伸びる傾斜部分x2 ,y2 ,z2 とからなることにな
る。
【0019】パンチ部の形状の具体例として、今、最初
のパンチによって被処理物Wにx,y,zという切り抜
き穴があけられた後で、搬送量D=12.5mmだけ下
方へ搬送されて次のパンチが行われるように設定されて
いる場合に、パンチ部13aはパンチ部12aに対して
3.5mm下方へずらして形成してあり、パンチ部14
aはパンチ部12aに対して7mm下方へずらして形成
してある。また、パンチ部12aと13aと14aとの
水平方向のピッチは17.5mmに形成してある。した
がってこのようなパンチ部12a,13a,14aによ
って切り抜き穴x,y,zが次々に被処理物W上に形成
されると、残された部分には縦横に連続する面がなくな
り、したがって被処理物W上に記載された文字などの判
読は不可能である。
【0020】前板1cと後板1dには、被処理物Wの存
否を検出するための各1対のセンサが上下位置に対向的
に配設してある。即ち、図2に示すように、搬送路Rの
入り口近傍に位置し、被搬送物Wの搬入を検出する発光
素子34と受光素子35とからなる上部の光センサが配
設してある。また、パンチ部のやや下部に位置し、被搬
送物Wがパンチ可能な位置に搬入されたこと、及びパン
チ可能な位置を通過したことを検出する発光素子36と
受光素子37とからなる下部の光センサが配設してあ
る。図1に示しているように、搬送路Rを構成している
板ばね2には、パンチ部の進退を妨げないように窓穴2
aが設けてあり、また光センサの光路を妨げないように
窓穴2b及び切欠部2cが設けてある。
【0021】
【動作】先ずピンチローラ4b,6bを搬入ローラ4a
及び搬出ローラ6aから分離させた状態で、被処理物W
を搬送路R中に上部の光センサが被搬送物Wを検出する
所定の位置まで挿入し、ピンチローラ4b,6bを搬入
ローラ4a及び搬出ローラ6aに弾接させて被処理物W
を挾みこむ。次いでステップモータ23を駆動すると、
モータカナ24の時計方向回転が伝達輪列を介して3番
歯車27に伝達され、更に中心軸22を介して4番歯車
28と5番歯車29に伝達されて時計方向回転を始め
る。4番歯車28と5番歯車29の時計方向回転の始動
時には、その歯部28a,29aが6番歯車30と8番
歯車32にそれぞれ噛合して回転を伝達し、7番歯車3
1及び歯車3と、9番歯車33及び歯車5とをそれぞれ
介して、搬入ローラ4aと搬出ローラ6aをそれぞれ反
時計方向へ回転させる。搬入ローラ4aの反時計方向へ
の回転により、被処理物Wが搬送路R中を下方へ搬入さ
れる。被処理物Wの存在は上部の光センサによって検出
され、引き続き下部の光センサによっても検出され、上
記の歯部28a,29aによる6番歯車30,8番歯車
32の送りが終わると搬入ローラ4a,搬出ローラ6a
の回転が停止する。この後も3番歯車27の回転が継続
しているのでカム19,20,21は回転駆動されてお
り、その突起19a,20a,21aが次々にパンチ手
段の駆動軸部12b,13b,14bの先端面12e,
13e,14eを押圧してパンチ部12a,13a,1
4aを前進させる。これによって図5で示したように被
処理物W上に切り抜き穴x,y,zを形成する。中心軸
22が1回転して再び歯部28a,29aが6番歯車3
0と8番歯車32に噛合し、被処理物Wが搬送され、パ
ンチが行われる動作が繰り返され、やがて被処理物Wの
上端が上部の光センサにより検出されなくなり、次いで
下部の光センサからも検出されなくなると、ピンチロー
ラ4b,6bが搬出ローラ4a及び搬出ローラ6aから
分離するので被処理物Wは搬出ローラ6aとピンチロー
ラ6bとの間から下方に自重により搬出される。搬出さ
れた被処理物Wには、図5に示したような切り抜き穴
x,y,zが一面に形成されているので、最早記録の読
み取りは不可能となっている。
【0022】図6にパンチ部の切刃の他の実施例を示し
ている。図3で説明したパンチ手段13では、パンチ部
13aの端面に設けた切刃13cは中心部を凹部とする
テーパ面に形成しているが、ここに示したパンチ手段4
3では、パンチ部43aの端面の切刃43cを中心から
片寄った位置を凹部とするテーパ面に形成している。い
ずれの切刃でも、テーパ面にしてあることにより後板
(ダイ)1dの穴とパンチ手段のパンチ部とは鋏で被処
理物Wを切る要領になり切り抜きの際の抵抗を小さくす
ることができる。特にパンチ部43aの端面の切刃43
cを中心から片寄った位置を凹部とするテーパ面に形成
しているものは、切刃13cの中心部を凹部とするテー
パ面に形成しているものに比べて、切り抜きの際の抵抗
をより小さくすることができるので、被処理物Wが厚か
ったり強度の強いものである場合には有利である。その
他の構造は図3と同様である。
【0023】図7は被処理物が広幅になった場合に対応
してパンチ部の数及び配置を変えた実施例を示してい
る。左側の3つのパンチ部12a,13a,14aは図
5で説明したものと同様であるが、この右側に同じピッ
チで更に3つのパンチ部52a,53a,54aを整列
させている。パンチ部52aはパンチ部12aより上方
に3.5mmだけずれており、パンチ部53aはパンチ
部12aと、またパンチ部54aはパンチ部13aとそ
れぞれ同じレベルに位置している。このようなパンチ部
によって切り抜かれる切り抜き穴は、図5で説明したよ
りも更に広幅に切り抜き穴が一面に形成され、残りの部
分からは最早記録の読み取りは不可能となっている。
【0024】図8は他の形状に形成したパンチ部62
a,63a,64aを示している。即ち、水平方向(被
処理物の搬送方向に直交する方向)へ伸びる部分62a
1 と、45°の傾斜をもって下方へ伸びる傾斜部分62
a2 と、更に水平方向へ伸びる部分62a3 とからなっ
ている。そして両端部及び角部は円弧になっている。そ
の他のパンチ部63a,64aも同様であり、その配置
も図5で説明したものと同様である。この場合は、隣り
合うパンチ部62aと63a、及びパンチ部63aと6
4aとがそれぞれ部分62a3 と63a1 、及び部分6
3a3 と64a1が上下に重なるように位置し、このよ
うなパンチ部によって切り抜かれる切り抜き穴は、図5
で説明したものよりも一層残りの部分が少なく、かつ縦
横に連続する部分が少なくなるので、当然のことながら
最早記録の読み取りは不可能となっている。
【0025】図9は、横方向に4つの切り抜き穴が切り
抜かれたATM支払明細書を示しており、その内容は判
読できないようになっている。なお、搬送量Dは被処理
物に対応するようにステップモータの制御により決める
ことが可能である。また、被処理物にホッチキス針等の
金属がついていた場合などに対処するために、搬送路R
の入口の近傍に金属探知センサを配設し、検知した場合
にはモータを逆転して被処理物を逆送するように構成す
ることも容易である。また、被処理物をストックする個
所を設けておき、自動的に搬送路Rへ搬入するように構
成することも容易である。また、個人用にデスクサイド
に置き、少枚数ずつ日々処理するように構成することも
容易である。
【0026】本発明のシュレッダが利用できるものとし
て、銀行の現金自動預け払い機(ATM)明細書、クレ
ジットカードの明細書、請求書等の個人データの書類、
NTTやJR等の磁気カードその他多くのものがある。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。被処理
物の搬送路を挾んで対向的に配設してあるパンチ手段及
び穴は、複数組を被処理物の搬送方向に対してほぼ直交
する方向に整列し、かつ搬送方向に僅かずつ位置をずら
して設けてあるので、被処理物を粉々に切断するのでは
なくて、あけられた切り抜き穴によって残りの面から内
容が読み取れないようできる。このためにプライバシー
を保護することができる。また、切り抜かれた後の被処
理物は原形がそのまま保たれているので、重ねた状態に
コンパクトにまとめることができると同時に、切り抜か
れたチップも曲げなどが加えられていないので容積がほ
とんど増えないので回収が容易にでき、そのまま再生用
資源にできる。更に、被処理物が紙の場合には、紙の繊
維はそのままであるので古紙として再利用できる。
【0028】また、1つの駆動手段によって被処理物を
間欠的に搬送できると同時に、カムを介してパンチ手段
を被処理物の非搬送時に駆動できるので、駆動部の構成
が簡単にできる。また、パンチ手段側に板ばねが設けて
あるので、切り抜き動作の後でパンチ部が被処理物から
容易に脱出でき、動作が円滑にできる。また、被処理物
から切り抜かれる切り抜き穴の形状を、被処理物の搬送
方向にほぼ直交する方向に伸びる部分と、これに対して
ほぼ45°に傾斜して伸びる傾斜部分とで構成されてい
るので、切り抜かれた後の被処理物の面には、縦横に連
続するスペースが残らず、したがって内容を読み取るこ
とを困難にできる。
【0029】また、被処理物を間欠的に搬送する駆動手
段として、外周の一部に歯部が形成されている歯車を利
用しているので構成を簡単にできる。また、複数のパン
チ手段を駆動する手段として、1つの突起が形成してあ
るカムを複数設け、各突起が各パンチ手段を押圧する時
は被処理物の非搬送時であるように設定してあるので、
簡単な構成にでき、コストを低減することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線縮小断面図である。
【図3】パンチ手段の拡大図で、(a)は正面図、
(b)は一部切欠側面図である。
【図4】カム及び歯車を拡大して示す左側面図である。
【図5】パンチ部の形状及び切り抜き穴の形状を示す拡
大図である。
【図6】パンチ手段の他の実施例を示す拡大図で、
(a)は正面図、(b)は一部切欠側面図である。
【図7】パンチ部の配置の他の実施例を示す拡大図であ
る。
【図8】パンチ部の形状の他の実施例を示す拡大図であ
る。
【図9】シュレッダによって切り抜き穴が切り抜かれた
ATM支払明細書を示す平面図である。
【符号の説明】 W 被処理物 R 搬送路 K 駆動手段 x,y,z 切り抜き穴 1d ダイ(後板) 1d1 ,1d2 ,1d3 ダイの穴 2 板ばね 4a,4b,6a,6b 搬送ローラ 12,13,14 パンチ手段 12a,13a,14a パンチ部 19,20,21 カム 19a,20a,21a 突起 23 駆動源(ステップモータ) 28,29 歯車 28a,29a 歯部 52a,53a,54a パンチ部 62a,63a,64a パンチ部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26F 1/02 B26F 1/14 B26F 1/00 B02C 18/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物の搬送路を挾んで、パンチ手段
    と、上記パンチ手段のパンチ部が嵌合可能な穴を有する
    ダイとが対向的に配設してあり、 上記パンチ手段及び上記穴は、複数組を上記被処理物の
    搬送方向に対してほぼ直交する方向に整列し、かつ上記
    搬送方向に僅かずつ位置をずらして設けてあり、 上記被処理物は、駆動手段を介して間欠的に搬送される
    ものであり、 上記複数のパンチ手段は、上記駆動手段中に設けてある
    カムを介して、上記被処理物の非搬送時に1つずつ順番
    駆動されて上記被処理物に穴あけするものであること
    を特徴とするシュレッダ。
  2. 【請求項2】 上記搬送路の上記パンチ手段側には、上
    記パンチ部の上記被処理物からの脱出を容易にする板ば
    ねが設けてあることを特徴とする請求項1に記載のシュ
    レッダ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記パンチ部
    と上記穴とによって、上記被処理物から切り抜かれる切
    り抜き穴の形状は、上記被処理物の搬送方向にほぼ直交
    する方向に伸びる部分と、これに対してほぼ45°に傾
    斜して伸びる傾斜部分とで構成されていることを特徴と
    するシュレッダ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかにおいて、上
    記被処理物を間欠的に搬送する駆動手段は、駆動源によ
    り回転駆動され外周の一部に歯部が形成されている歯車
    を介して上記被処理物を搬送する搬送ローラに間歇回転
    を伝達するものであることを特徴とするシュレッダ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかにおいて、上
    記複数のパンチ手段を駆動するために上記駆動手段中に
    複数のカムが設けてあり、上記各カムにそれぞれ突起が
    形成してあり、上記各突起が上記各パンチ手段を押圧す
    る時は上記被処理物の非搬送時であるように設定してあ
    ることを特徴とするシュレッダ。
  6. 【請求項6】 被処理物の搬送路を挾んで、パンチ手段
    と、上記パンチ手段 のパンチ部が嵌合可能な穴を有する
    ダイとが対向的に配設してあり、 上記パンチ手段及び上記穴は、複数組を上記被処理物の
    搬送方向に対してほぼ直交する方向に整列し、かつ上記
    搬送方向に僅かずつ位置をずらして設けてあり、 上記被処理物は、駆動手段を介して間欠的に搬送される
    ものであり、 上記複数のパンチ手段は、上記駆動手段中に設けてある
    カムを介して、上記被処理物の非搬送時に駆動されて上
    記被処理物に穴あけするものであり、 上記搬送路の入口の近傍に金属探知センサを配置し、上
    記金属探知センサが金属を検知した場合には上記駆動手
    段を逆転して上記被処理物を逆送するものである ことを
    特徴とするシュレッダ。
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