JP3174283U - 小麦餅 - Google Patents

小麦餅 Download PDF

Info

Publication number
JP3174283U
JP3174283U JP2011006015U JP2011006015U JP3174283U JP 3174283 U JP3174283 U JP 3174283U JP 2011006015 U JP2011006015 U JP 2011006015U JP 2011006015 U JP2011006015 U JP 2011006015U JP 3174283 U JP3174283 U JP 3174283U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
wheat
bran
wheat straw
black
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2011006015U
Other languages
English (en)
Inventor
包雅 阿智原
Original Assignee
Npo法人アクティブサポート
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Npo法人アクティブサポート filed Critical Npo法人アクティブサポート
Priority to JP2011006015U priority Critical patent/JP3174283U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3174283U publication Critical patent/JP3174283U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

【課題】従来よりも栄養価が高く、見た目、食感とも味わいのある小麦餅を提供する。また、その中でも柔らかさや、食感、製造後の保存及び調理に際し、最適と思われる材料の配分で製造された小麦餅を提供するのである。
【解決手段】もち米と小麦に黒米玄米を添加して小麦餅を搗くのである。重量比においてもち米2.7、小麦1.0、黒米0.15の割合で配合して小麦餅を製造し、のし餅に成形後これを一口サイズに切断するのである。ホットプレート等に油をひき切断された餅を焼成して食する際も低温且つ短時間で焼きあがり、また適宜数量を真空パック詰め等の密封状態とし、急速凍結させて長期保存後の解凍も短時間で可能である。
【選択図】図2

Description

本考案は、新規な小麦餅に関するものである。
古来より、農家では七十二候の一つ半夏(太陽暦の7月2日頃)を「さのぼり」(田植えの終了日)として無事に農作業を終えたことと秋の豊作を願って半夏生餅(はんげしょうもち)を食してきた。
もち米と皮を外した小麦を材料とする餅食品に関する発明がある(特許文献1)。
また、餅粉にタピオカ澱粉を含有させた生地で具材を包み油で揚げた揚げ餅がある(特許文献2)。 さらに、もち米に黒米または糠の赤米を添加した米菓の製造方法に関する発明がある(特許文献3)。
実用新案登録3142324号公報 特開平6−265123号公報 特開平7−286714号公報
文献1記載の餅食品は餅独特の粘りを抑えて、のどに詰まるおそれのない健康食品であるが、上述のように古来より半夏生餅として食されてきたものと同一である。この半夏生餅の食し方としては砂糖入りのきなこをまぶして食することが一般的であるが、きなこがパサついて食べづらいうえ連食性に乏しく、食後に胸やけを起こすなどの欠点があった。
一方、もち米と小麦及び古代米から成る餅食品はなかった。
そこで、本考案ではもち米と小麦及び古代米を材料とする新規な餅を提供することを目的とする。
本考案ではもち米と小麦及び黒米を材料として餅を製造するのである。
請求項2に記載した小麦餅は上記材料を使用して製造される小麦餅のうちで柔らかさや、味、外観などの観点から最適な割合で配合、製造されたものである。
従来の「半夏生餅」または「さなぶり餅」と呼ばれる小麦餅の奏する効果同様、食感がサクサクと良好で歯切れがよく、消化性が向上すると共に、小麦の栄養分であるビタミンB1、B2、ビタミンE、ナイアシン、マグネシウムなどといった栄養素が摂取できる。さらに、黒米の紫色の色素であるアントシアニンは動脈硬化予防の効能があり抗酸化作用を有するので発がん抑制効果も期待できるのである。
黒米を使用することで人工着色料を使用することなく、落ち着きのある薄い黒紫に着色され、ところどころに黒米の粒が散らばった外観を呈する趣のある餅を得ることができる
。すなわち、色味による色彩等を楽しめるだけでなく、粒状に残った黒米の食感が良く舌触りにおいても刺激が与えられるのである。
また、餅を密封状態にして急速冷凍することで、長期保存を可能とし食味に変化を与えず、いつでも作りたての味を賞味できる。
容器で冷却、固形化させる小麦餅の様子を示す説明図。 冷却、固形化された小麦餅を一口サイズに切断した様子を示す説明図。
次に、本考案の最適の実施の形態について複数の実施例及び図面に基づいて詳説する。いくつかの配合割合でもち米、小麦及び黒米玄米を材料として餅を製造し、数人で試食してみた。
もち米2.7Kg、小麦800gおよび黒米300gの材料から餅を製造する。黒米の割合が多すぎると餅全体の色が濃くなりすぎて暗く、見た目が悪いだけでなく、黒米の粒が残りすぎて食感が悪いという評価を得た。
もち米3.0Kg、小麦800g、黒米150gの配合で餅を製造する。もち米の割合が多すぎると固くなるのが早く粘りが強くなって小麦餅特有のサクサクとした食感が失われてしまうという評価が多かった。
黒米の重量をそのままにしてもち米を減らし、小麦の量を多くしてみた。
もち米2.7Kg、小麦1.0Kg、黒米150gの配合割合で小麦餅を搗いてみた。搗きたての餅の食感や触感及び固形化に要する時間や日持ち等の観点から最も高い評価を得た。
製造工程を詳しく説明すると、まず、もち米と黒米をよく洗って一日(6時間から12時間)水に漬けておく。もち米は市販のうるち米を使用し、黒米はここでは秋田産の黒米玄米、商品名「あさむらさき」を使用する。小麦は市販のつぶし小麦を使用し、2、3回さっと洗ってざるにあげ水を切っておく。蒸し器によく水を切ったもち米および黒米を広げてその上に小麦を広げて30分から40分ほど蒸す。蒸しあがった上記材料を餅つき機で通常の餅と同様の方法で搗き上げるのである。このとき黒米を漬けておいた水を打ち水として使用する。漬け水の中に黒米の色素(アントシアニン)が溶け出しており、これを使用することで水に溶け出した栄養素を利用するとともに餅に程よく着色できるからである。
図1に示すように搗き上がった小麦餅1は長方形の木箱2に流し入れて冷ます。略長方形に成形するために、端面を段ボール3あるいは木切れ等で支えるほうが望ましい。荒熱がとれた後、箱のまま冷蔵庫へ入れてさらに冷やす。小麦を入れているため餅全体が柔らかく、切断しやすくなるまで固まるのに三日から一週間程度を要する。この期間は季節や気温によっても異なる。
餅は黒米玄米を含むため薄黒紫に着色され、全体に黒米の粒5が散見される構造となる。
十分冷却、固形化された餅1を取り出し、厚さ1cm程度、3cmx4cm角の一口サイズの餅4に切断する。上記分量からは一個約25gの小麦餅が154個とれる。いわゆる一うすからは130個から160個の小麦餅が出来上がる。
一口サイズで食べやすいと共に、均一の厚さにすることで、調理の際の熱の伝播を良好にして焼成時間を短縮できるのである。また、冷凍保存する場合の凍結時間を短縮し鮮度を保ったまま急速冷凍できるのである。
上述の小麦餅の保存方法について説明すると、この小麦餅を適宜数量真空パック等に詰めて密閉状態にして冷凍庫へ投入し、凍結保存するのである。凍結温度は、マイナス50℃以下が望ましいが、急速凍結後はマイナス20度程度で長期保存が可能である。 現在得られているデータでは6か月前に凍結保存された小麦餅であっても食味に変化はみられない。マイナス50度以下で急速凍結された食品は一年後であっても食味がほとんど変わらないのが一般的である。 一方、本願の餅には小麦が含まれているため一般的なもち米から成る冷凍餅に比べると解凍時間が短かくて済む。
次に、本願の小麦餅に適した食し方について説明する。
まず、フライパン、ホットプレートあるいは鉄板などに油をひく。
このとき使用する油は特に限定されず、食品油ならいずれでも良い。たとえば大豆油、菜種油、サフラワー、パーム油、サラダオイルあるいはバター等である。 焼成温度は200〜250℃で、餅の表面にきつね色の焦げ色がつくまで10分程度焼いたあと、もう片面をさらに3、4分焼き上げるのである。
その後の食し方は好みによるが、砂糖醤油、ポン酢につけたり、従来の小麦餅同様、きなこをまぶしたりと応用が可能である。油で焼成しているためしょう油等が絡まりやすくまた、従来のきなこをまぶした食し方であってもしっとりとしているため、口の中がもごもごとしたり咳き込んだりすることがないのである。また、揚げ餅とは異なり少量の油で焼成するため油っぽくなく低カロリーの調理法により調理された餅が完成するのである。
本考案は適度な柔らかさを有する小麦餅に利用することができる。
1、小麦餅 2、木箱3、段ボール 4、一口サイズの小麦餅5、黒米玄米の粒

Claims (2)

  1. もち米と小麦と黒米玄米を材料とする餅。
  2. 重量比においてもち米270、小麦100、黒米玄米15の配合割合によって製造された餅。
JP2011006015U 2011-10-14 2011-10-14 小麦餅 Expired - Lifetime JP3174283U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011006015U JP3174283U (ja) 2011-10-14 2011-10-14 小麦餅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011006015U JP3174283U (ja) 2011-10-14 2011-10-14 小麦餅

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009017405A Continuation JP2010172244A (ja) 2009-01-29 2009-01-29 小麦餅

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3174283U true JP3174283U (ja) 2012-03-15

Family

ID=48001442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011006015U Expired - Lifetime JP3174283U (ja) 2011-10-14 2011-10-14 小麦餅

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3174283U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5350552B2 (ja) 惣菜用揚げ衣食品の製造法
JP6864306B2 (ja) 餡団子パン
Chlebana The Advanced Art of Baking and Pastry
KR20170119086A (ko) 아이스 월병의 제조방법
JP3174283U (ja) 小麦餅
CN101120797B (zh) 鸡糕、鸡糕片及其制备方法
KR101612944B1 (ko) 명란과 크림치즈를 함유한 쿠키 제조 방법
JP4324887B2 (ja) 揚げ餅用生地、揚げ餅及び揚げ餅の製造方法
JP2010172244A (ja) 小麦餅
JP3194431U (ja) 凍もち入り揚げパン
KR20160106328A (ko) 붕어빵 및 붕어빵의 제조방법
JP5457067B2 (ja) さつま芋を原料とする保存用加工食品及び該加工食品の製造方法
CN104719387A (zh) 一种皮蛋蜜豆月饼及其制备方法
KR102307025B1 (ko) 구기자와 산수유와 마를 이용한 호두과자의 제조방법
US20090068335A1 (en) Cracker and method of making same
JP3225379U (ja) 餡を用いた菓子
KR20160061605A (ko) 영양김밥 제조방법
JP3518767B2 (ja) 食パンのみみを用いた食品の製造方法
JP3207185U (ja) 巻層構造体を含む食品
KR101708174B1 (ko) 옥수수 스낵 제조방법
Cuthbert et al. Pizza: Over 90 Innovative Recipes for Crusts, Sauces, and Toppings for Every Pizza Lover
JP5762614B1 (ja) 咀嚼容易なイカ冷凍食品
KR20130010589A (ko) 모형을 이용한 빵의 제조방법
CN202918988U (zh) 纸包羊肉食品
JP4992058B2 (ja) 食材用衣及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term