JP3173226U - カーテン塗工装置 - Google Patents

カーテン塗工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3173226U
JP3173226U JP2011600048U JP2011600048U JP3173226U JP 3173226 U JP3173226 U JP 3173226U JP 2011600048 U JP2011600048 U JP 2011600048U JP 2011600048 U JP2011600048 U JP 2011600048U JP 3173226 U JP3173226 U JP 3173226U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curtain
lip
coating
curtain coating
slide surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011600048U
Other languages
English (en)
Inventor
メンデス−ガリョン ベンハミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Voith Patent GmbH
Original Assignee
Voith Patent GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Voith Patent GmbH filed Critical Voith Patent GmbH
Application granted granted Critical
Publication of JP3173226U publication Critical patent/JP3173226U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
    • B05C5/008Slide-hopper curtain coaters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/06Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying two different liquids or other fluent materials, or the same liquid or other fluent material twice, to the same side of the work
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/22Addition to the formed paper
    • D21H23/46Pouring or allowing the fluid to flow in a continuous stream on to the surface, the entire stream being carried away by the paper
    • D21H23/48Curtain coaters
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/22Addition to the formed paper
    • D21H23/30Pretreatment of the paper

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構成のカーテン塗工装置を提供する。
【解決手段】カーテン塗工ヘッド3は、可動のリップを備え、リップは、少なくとも1つのスリット流出口6から流出する塗工媒体Mの流れ方向にみて、少なくとも1つのスリット流出口6の下流側に配置され、かつ分離縁8まで延在するスライド面7の部分域を形成し、部分域は、残りのスライド面7に対して同一平面を成してまたは段差なく残りのスライド面7に接続し、リップもしくはスライド面7の部分域は、塗工ヘッド3の全幅にわたって延在し、かつ次のように調節可能であり、つまり、分離縁8から落下するカーテン9が運転位置Iにおいて被覆されるべき繊維材料ウェブ2に向けられるかまたは開始停止位置において捕集槽12に向けられるように、調節可能である。
【選択図】図1

Description

本考案は、液状からペースト状の少なくとも1つの塗工媒体で走行する紙ウェブ、厚紙ウェブまたは別の繊維材料ウェブを被覆するカーテン塗工装置であって、繊維材料ウェブの上方に配置されたカーテン塗工ヘッドを備え、カーテン塗工ヘッドの幅は、少なくとも繊維材料ウェブの幅に相当し、カーテン塗工ヘッドは、塗工媒体チャンバから延びる供給ギャップを備えた少なくとも1つの塗工媒体チャンバを有し、供給ギャップは、供給されるべき塗工媒体用のスリット流出口に移行し、カーテン塗工ヘッドは、表面に、スライド面を有し、該スライド面は、少なくとも1つのスリット流出口もしくは最も上方に位置するスリット流出口から出発して分離縁まで延在し、分離縁から、単層または多層のカーテンとして構成された塗工媒体が、概ね重力に従って繊維材料ウェブに落下し、そこで単層または多層の塗工層が形成され、被覆過程の開始段階または停止段階で単層または多層のカーテンを捕集するための捕集装置、特に捕集槽を備えるものに関する。
このような装置は、国際公開第03/049871号パンフレットにおいて公知である。この文献には、塗工ヘッドが開示されており、塗工ヘッドを用いて、複数の塗工媒体もしくは多層の塗工媒体が供給される。このような構成をしたカーテン塗工装置は、特に欧州特許出願公開第1255615号明細書から公知であり、専門家の間では「Slide Die(スライドダイ)」、つまりスライド塗布機といわれている。カスケード塗布機ともいわれるいわゆるスライド塗布機は、少なくとも1つで11個までの塗工媒体チャンバを備えており、塗工媒体チャンバから、媒体が、スリット状の流出口に移行する供給ギャップを介してスライド塗布機のスライド面に到達する。互いに平行に相前後して配置された流出口もしくは流出スリットから流出する塗工媒体は、塗工ヘッドの表面に設けられたスライド面上に重なる。剥離縁または分離線ともいわれる流出口の縁に沿って膜層もしくは多層膜層が離間し、単層または多層のカーテンとして、先ず介在するガイド板に落下するか、または、直に、被覆されるべき支持体もしくは走行する繊維材料ウェブの表面に落下する。
被覆過程を開始、停止もしくは中断するために、既に落下したカーテンまたは今後落下するカーテンもしくは流れる塗工媒体用の捕集装置が必要であり、捕集装置により、繊維材料ウェブおよび周囲が塗工媒体で汚されることはない。槽または溝として形成された捕集装置は、調節(変位)可能であり、このために駆動装置を必要とする。被覆プロセスの開始時には、捕集装置が変位され、カーテンは自由に繊維材料ウェブに到達できる。両方のカーテン縁は、それぞれ特別なサイドガイドにより所定にガイドされている。いわゆる「inboard(インボード)」走行(カーテンはウェブ幅よりも狭い)では、両方のサイドガイドの間の間隔は、繊維材料ウェブの幅よりも小さい。したがって被覆プロセスの開始および停止もしくは中断において要求される槽は、縁ガイドの間の前述の間隔よりも狭くする必要がある。「overboard(オーバーボード)」走行(そこではカーテンがウェブ縁を越えて供給される)では、縁ガイド要素もしくはサイドガイドの間の間隔は、繊維材料ウェブ幅よりも大きい。
捕集装置を用いた開始停止過程は、捕集装置として用いられる槽を縁ガイド要素の間でガイドする必要があるので、特にインボード走行では困難である。
別の走行への切換(特にインボードからオンボード走行への切換)では、捕集槽を装備変更する必要があり、これは極めて面倒である。
被覆段階における欠点によれば、多くの場合、いわゆる「Teekanneneffekt(ティーポット現象)」が生じる。これにより分離縁から出発する鉛直線からカーテンが逸れる。したがって、繊維材料ウェブに対するカーテンの到着線を幾何学的に規定することができないので、カーテンの逸れは不都合である。
国際公開第2006/008336号パンフレットにおいてカーテンコータが公知であり、このカーテンコータでは、前述の問題を解消するために、フレームに配置された塗工ヘッドが軸線を中心に回動し、これにより被覆運転または開始停止段階もしくは捕集のためにカーテンの到着位置が調節される。このことは、特に塗工ヘッド全体を調節する毎に新たに位置決めする必要があるので、極めて面倒である。
したがって本考案の課題は、背景技術による欠点を有していない、簡単な構成の塗工装置もしくはカーテン塗工装置を提供することである。
この課題は、請求項1の特徴部に記載した構成を有するカーテン塗工装置によって解決される。
本考案によれば、カーテン塗工ヘッドは、可動のリップを備え、リップは、少なくとも1つのスリット流出口から流出する塗工媒体の流れ方向にみて、少なくとも1つのスリット流出口の下流側に配置され、かつ分離縁まで延在するスライド面の部分域を形成し、部分域は、残りのスライド面に対して同一平面を成してまたは段差なく残りのスライド面に接続し、リップもしくはスライド面の部分域は、塗工ヘッドの全幅にわたって延在し、かつ次のように調節可能であり、つまり、分離縁から落下するカーテンが運転位置において被覆されるべき繊維材料ウェブに向けられるかまたは開始停止位置において捕集槽に向けられるように、調節可能である。
調節可能なリップの好適な態様によれば、リップは、回転対称的なボディと、接線方向に離間して延在する端部部材とから成る。分離縁まで延在する、回転対称的なリップおよび端部部材の外面は、前述の調節可能な、カーテン塗工ヘッドのスライド面の部分域を形成する。
スライド面の部分域を形成する回転対称的なボディは、カーテン塗工ヘッドの孔に位置正確に回動可能に収容されており、分離縁がどの位置を占めるのか、ならびにカーテンがどの到着位置を占めるのかに応じて、ボディは、端部部材と共に、110°までの角度範囲で時計回り方向または反時計回り方向に調節可能もしくは回動可能である。孔ならびに回転対称的なボディは、正常に機能するために高精度に製作されている。
このような態様により、リップの特に微細な調節が実現される。
本考案の別の態様によれば、リップは、ストリップ状に形成することができる。その際、リップは、カーテンヘッドの矩形の凹部に収容され、引込可能および進出可能に配置されている。リップの進出が行われるかどうか、ならびにリップがどの程度進出するかに応じて、繊維材料ウェブを被覆するためのカーテンの到着点の調節または開始段階もしくは停止段階におけるカーテンの捕集が行われる。
直線的な調節は、簡単に実施可能であり、これに対して回転対称的なボディによる調節は、前述のように、微細に実現可能である。
総じて本考案の利点によれば、リップの柔軟性により、不都合な「ティーポット現象」が回避されるだけでなく、インボード走行でもオーバーボード走行でも被覆過程の開始停止段階が最適化される。
リップの調節は、簡単に、好適にはモータ式に行うことができる。
本考案は、多層の塗工では塗工装置を運転するために多数の装置が必要であるので、多層の塗工に用いるのが特に好適である。本考案は、分離縁の変位を従来よりも簡単に行うことができるので好適である。
背景技術に対して、本考案による構成により、多大な効果がもたらされる。
−リップの簡単な調節により、被覆されるべき繊維材料ウェブにカーテンが到着するか、または、既に落下したカーテンまたは今後落下するカーテンが捕集装置、たとえば捕集槽に捕集される。
−リップもしくは分離線の水平方向または鉛直方向の調節を行うことができ、これにより不都合なティーポット現象が回避されるか、少なくとも修正される。
−カーテンの到着点は簡単に調節可能であり、これにより供給される単層または多層のカーテンと上流側に位置する境界空気層除去装置との間の間隔が調節され、最適化される。
−さらに従来より簡単に開始段階または停止段階を導入しかつ/または制御することができ、媒体流れの短時間的な中断も実現可能である。
−少なくとも1つの液状の膜層の移動速度を分離縁の直前で変化させることもできる。このことは塗工媒体の粘性が高い場合に好適である。その際、大きなリブ角度を選択する必要がある。低い粘性では、目的に応じて比較的小さなリップ角度が調節される。
本考案の更なる利点は、従属請求項から明らかである。
以下に、図示の実施の形態に基づいて本考案を詳説する。
背景技術によるカーテン塗工ヘッドを備えたカーテン塗工装置を示す図である。 本考案による多層塗工用のカーテン塗工装置を示す図である。 本考案による多層塗工用のカーテン塗工装置の別の実施の形態を示す図である。 本考案による多層塗工用のカーテン塗工装置の別の実施の形態を示す図である。 本考案による多層塗工用のカーテン塗工装置の別の実施の形態を示す図である。 本考案による多層塗工用のカーテン塗工装置の別の実施の形態を示す図である。
各図において同一の構成要素には同一の符号を付す。個々の図面については先行する図面に対する相違点だけを言及する。
図1には、符号Iを付す塗工運転中の、背景技術による、走行する紙ウェブ、厚紙ウェブまたは別の繊維材料ウェブ2を被覆するためのカーテン塗工装置1を示す。カーテン塗工装置1は、繊維材料ウェブ2の上方で繊維材料ウェブ2から間隔を置いて配置されたカーテン塗工ヘッド3を備えており、カーテン塗工ヘッド3は、被覆されるべき繊維材料ウェブ2と少なくとも同じ幅を有している。このような構成は、機械幅構成ともいわれる。ここで用いられる塗工ヘッド3は、いわゆるカスケード塗布機またはスライド塗布ボディともいわれる。
塗工ヘッド3は、多層塗工、つまりその都度設定される液状の塗工媒体M(同種または多種の11個までの塗工媒体を塗布することができる)のために、供給ギャップ5を備えた独自の塗工媒体チャンバ4を有しており、単数または複数の全ての供給ギャップ5は、カーテン塗工ヘッド3の表面で、幅方向に連続して延びるノズル部としてのスリット流出口6に移行する。塗工ヘッド3は、表面に、下向きに傾斜してそして湾曲するスライド面7を備えている。スライド面7は、分離縁もしくは剥離縁8に移行し、分離縁もしくは剥離縁8は、下向きに延びている。分離縁8は、塗工ヘッド3と同じ機械幅を有しており、分離縁8から、予めスライド面7に沿って形成された、上下に置かれた膜層F1,F2が離間し、自由に落下して単層または多層のカーテン9を形成する。カーテン9は、分離縁8から概ね重力に従って繊維材料ウェブ2に落下して、所望の単数または複数の塗工層10として繊維材料ウェブ2上に載置される。
塗工運転にあるカーテン塗工装置1は、図示していない幾つかのユニット、たとえばカーテン用の縁ガイド要素、測定装置、供給管路などの他に、高速走行するウェブ2と一緒に連行される境界空気層LGを解消または低減するための、単に示唆するに留めた境界空気層除去装置11、ならびに、被覆過程の開始段階または停止段階において既に落下した塗工媒体または今後落下する塗工媒体用の捕集槽12として構成された捕集装置を備えている。
塗工装置1は、不変の幾何学形状を有するスライド面7のスリット流出口6および分離縁8を有している。したがって単層または多層のカーテン9の特定の到着位置Pを得るために、流出口ボディもしくは塗工ヘッド全体の面倒な調節が必要である。
図2および図3は、本考案による塗工ヘッド3の実施の形態を示す。
図2に示すように、カーテン塗工ヘッド3は、可動のリップ13を備えている。リップ13は、少なくとも1つのスリット流出口6から流出する塗工媒体Mの流れ方向Rにみて、少なくとも1つのスリット流出口6の下流側に配置されていて、分離縁8まで延在するスライド面7の部分域14を形成する。部分域14は、残りのスライド面7に対して同一平面を成してもしくは段差なくスムーズにスライド面7に接続している。リップ13もしくはスライド面7の調節可能な部分域14は、塗工ヘッド3の全幅にわたって延びていて、かつ、次のように調節可能であり、つまり、分離縁8から落下するカーテン(ここでは2層である)9が運転位置I、つまり塗工運転において被覆されるべき繊維材料ウェブ2に向けられるか、または、開始停止位置IIにおいて捕集槽12に向けられるように調節可能である。どの位置Iまたは位置IIが所望されるのかに応じて、リップ13の調節は、時計回り方向または反時計回り方向に行われる。図2から看取されるように、リップ13は、回転対称的なボディ13.1と接線方向に離間して延びる端部部材13.2とから成っており、ボディ13.1および端部部材13.2の外面は、部分的に、分離縁8までのスライド面7の部分域14を形成する。
回転対称的なボディ13.1は、カーテン塗工ヘッド3の孔15に回動可能に収容されている。図2において湾曲する両矢で示すように、端部部材13.2を含むボディ13.1は、時計回り方向または反時計回り方向に約110°までの角度範囲で調節もしくは回動可能である。
図3には、ここでは符号13.3で示す可動のリップ13の別の実施の形態を示す。
この実施の形態では、リップ13.3は、ストリップ(条片)状に形成されていて、カーテンヘッド3の矩形の凹部16に収容されていて、凹部16内で両矢Vで示すように直線的に引込および進出可能である。図3には、リップ13.3が進出した状態で、開始停止位置IIを示す。図3では、捕集槽12は、図示の膜層F1,F2から成る2層のカーテン9を捕集する。リップ13.3の図示していない引込位置では、カーテンは、図示していない繊維材料ウェブ上に到着する。
図3aは、図3とは異なる実施の形態を示す。ストリップ状のリップ13.3を凹部16内でガイドする代わりに、ここではリニアガイドボディ17が設けられており、リニアガイドボディ17に沿ってリップ13が摺動する。
ここでは、カーテン塗工ヘッド3と可動のリップ13との間に自由なギャップ18が生じるという問題が存在する。このギャップが塗工媒体(たとえば塗料)で閉塞されると、新たな調節、特にリップ13.3の戻し移動が困難になり、場合によっては不可能になる。したがって保護カバー19が設けられており、保護カバー19により、ギャップ18は、上方からカバーされている。保護カバー19は、図3aから看取されるように、個別の構成要素であってよい。保護カバー19は、図3bから看取されるように、塗工ヘッド3に一体的に成形してもよい。
保護カバー19は、図4に示す実施の形態でも、開始停止位置IIおよび運転位置Iに設けられ、ここでは調節可能なリップ13.3が旋回される。このためにリップ13.3は、ホルダボディ20に枢着されていて、調節装置21、たとえば往復シリンダにより、90°までの範囲で旋回可能である。旋回は、破線および湾曲する両矢で示す。図示の旋回可能なリップの長さが大きいほど、旋回角度は小さくなる。同様に旋回角度が小さくなるほど、分離縁に沿った塗工媒体の動作の問題が小さくなる。
保護カバー19は、図3aおよび図4に示す実施の形態では、プレロードを掛けながら、調節可能なリップ13もしくはホルダボディ20に接触している。これによりシール作用が改善される。場合によっては生じる汚れは、リップ13を調節する際に、保護カバー19の縁19aがスクレーパのように作用するので、リップ13から自然に除去される。
1 カーテン塗工装置、 2 繊維材料ウェブ、 3 カーテン塗工ヘッド、 4 塗工媒体チャンバ、 5 供給ギャップ、 6 スリット流出口、 7 スライド面、 8 分離縁、 9 カーテン、 10 塗工層、 11 境界空気層除去装置、 12 捕集装置もしくは捕集槽、 13 可動のリップ、 13.1 回転対称的なボディ、 13.2 端部部材、 13.3 ストリップ状のリップ、 14 スライド面の部分域、 15 孔、 16 凹部、 17 リニアガイドボディ、 18 自由なギャップ、 19 保護カバー、 20 ホルダボディ、 21 調節装置、 F1,F2 膜層、 LG 境界空気層、 M 塗工媒体、 P 到着位置、 R 流れ方向、 I 運転位置、 II 開始停止位置

Claims (8)

  1. 走行する紙ウェブ、厚紙ウェブまたは別の繊維材料ウェブ(2)を液状からペースト状の少なくとも1つの塗工媒体(M)で被覆するカーテン塗工装置であって、
    繊維材料ウェブ(2)の上方に配置されたカーテン塗工ヘッド(3)を備え、該カーテン塗工ヘッド(3)の幅は、少なくとも繊維材料ウェブ(2)の幅に相当し、カーテン塗工ヘッド(3)は、塗工媒体チャンバ(4)から延びる供給ギャップ(5)を備えた少なくとも1つの塗工媒体チャンバ(4)を有し、該供給ギャップ(5)は、供給されるべき塗工媒体(M)用のスリット流出口(6)に移行し、カーテン塗工ヘッド(3)は、表面に、スライド面(7)を有し、該スライド面(7)は、少なくとも1つのスリット流出口(6)もしくは最も上方に位置するスリット流出口(6)から出発して分離縁(8)まで延在し、該分離縁(8)から、単層または多層のカーテン(9)として構成された塗工媒体(M)が、概ね重力に従って繊維材料ウェブ(2)に落下し、そこで単層または多層の塗工層(10)が形成され、被覆過程の開始段階または停止段階で単層または多層のカーテン(9)を捕集するための捕集装置、特に捕集槽(12)を備えるものにおいて、
    カーテン塗工ヘッド(3)は、可動のリップ(13)を備え、該リップ(13)は、少なくとも1つのスリット流出口(6)から流出する塗工媒体(M)の流れ方向にみて、少なくとも1つのスリット流出口(6)の下流側に配置され、かつ分離縁(8)まで延在するスライド面(7)の部分域(14)を形成し、部分域(14)は、残りのスライド面(7)に対して同一平面を成してまたは段差なく残りのスライド面(7)に接続し、リップ(13)もしくはスライド面(7)の部分域(14)は、塗工ヘッド(3)の全幅にわたって延在し、かつ次のように調節可能であり、つまり、分離縁(8)から落下するカーテン(9)が運転位置(I)において被覆されるべき繊維材料ウェブ(2)に向けられるかまたは開始停止位置(II)において捕集槽(12)に向けられるように、調節可能であることを特徴とする、カーテン塗工装置。
  2. リップ(13)は、回転対称的なボディ(13.1)と、接線方向に離間して延在する端部部材(13.2)とから成り、リップ(13)の外面は、部分的にスライド面(7)の部分域(14)を形成する、請求項1記載のカーテン塗工装置。
  3. スライド面(7)の部分域(14)を形成するボディ(13.1)は、カーテン塗工ヘッド(3)の孔(15)に回動可能に収容され、該ボディ(13.1)は、端部部材(13.2)と共に、110°まで、好適には90°までの角度範囲で時計回り方向または反時計回り方向に調節可能もしくは回動可能である、請求項1または2記載のカーテン塗工装置。
  4. リップ(13)は、線運動可能である、請求項1記載のカーテン塗工装置。
  5. リップ(13)は、ストリップ状(13.3)に形成され、かつカーテンヘッド(3)の矩形の凹部(16)に収容され、かつ直線的に引込可能および進出可能である、請求項1から4までのいずれか1項記載のカーテン塗工装置。
  6. 調節可能なリップ(13,13.3)は、特殊鋼またはプラスチック、たとえばテフロンから成る、請求項1から5までのいずれか1項記載のカーテン塗工装置。
  7. 保護カバー(19)が設けられ、該保護カバー(19)により、調節可能なリップ(13,13.3)と少なくとも1つのスリット流出口(6)との間に存在する自由なギャップ(18)がカバー可能である、請求項1から6までのいずれか1項記載のカーテン塗工装置。
  8. 保護カバー(19)は、突出部で、調節可能なリップ(13.3)および/またはリップ(13)を保持するホルダボディ(20)に接触する、請求項7記載のカーテン塗工装置。
JP2011600048U 2008-12-18 2009-12-03 カーテン塗工装置 Expired - Fee Related JP3173226U (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE200810054901 DE102008054901A1 (de) 2008-12-18 2008-12-18 Vorhangauftragswerk
DE102008054901.0 2008-12-18
PCT/EP2009/066307 WO2010069776A1 (de) 2008-12-18 2009-12-03 Vorhangauftragswerk

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3173226U true JP3173226U (ja) 2012-02-02

Family

ID=41650356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011600048U Expired - Fee Related JP3173226U (ja) 2008-12-18 2009-12-03 カーテン塗工装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2379230A1 (ja)
JP (1) JP3173226U (ja)
CN (1) CN202427600U (ja)
DE (1) DE102008054901A1 (ja)
WO (1) WO2010069776A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010041716A1 (de) * 2010-09-30 2012-04-05 Voith Patent Gmbh Vorrichtung zum direkten oder indirekten Auftrag von flüssigem bis pastösem Auftragsmedium und Verfahren zum Betreiben einer derartigen Vorrichtung
DE102010042560A1 (de) * 2010-10-18 2012-04-19 Voith Patent Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Auftragsvorrichtung zum Auftragen flüssiger bis pastöser Auftragsmedien in Form zumindest eines frei fallenden Vorhangs und Auftragsvorrichtung
DE102016209336B4 (de) 2016-05-30 2021-08-05 Voith Patent Gmbh Vorhangauftragswerk
CN108339712B (zh) * 2018-04-20 2023-12-29 中冶南方工程技术有限公司 一种可自动调节角度的挡液装置及涂层机

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2631559A1 (de) * 1976-07-14 1978-01-19 Helvisol Ag Vorrichtung zum beschichten von ebenen oberflaechen mit fluessigen medien
SE515824C2 (sv) 2000-01-26 2001-10-15 Tetra Laval Holdings & Finance Förfarande för tillverkning av ett flerskiktat förpackningslaminat genom våtbeläggning, samt laminat tillverkat enligt förfarandet
DE10057732A1 (de) * 2000-11-22 2002-05-23 Voith Paper Patent Gmbh Vorhang-Auftragsvorrichtung
EP1458492B1 (en) 2001-12-13 2010-05-05 Dow Global Technologies Inc. Method and apparatus for curtain coating
FI116738B (fi) 2004-07-20 2006-02-15 Metso Paper Inc Verhopäällystysyksikkö ja verhopäällystysmenetelmä
DE102005035317A1 (de) * 2005-07-28 2007-02-01 Voith Patent Gmbh Auftragsverfahren
JP4902160B2 (ja) * 2005-09-22 2012-03-21 ボイス ペ−パ− パテント ゲ−エムベ−ハ− 塗工装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN202427600U (zh) 2012-09-12
EP2379230A1 (de) 2011-10-26
DE102008054901A1 (de) 2010-06-24
WO2010069776A1 (de) 2010-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3173226U (ja) カーテン塗工装置
EP1242684B1 (en) Curtain coater and method for curtain coating
JP2006247611A (ja) 塗工装置
JP4113985B2 (ja) 塗布方法及び装置
US8343588B2 (en) Slide curtain coating apparatus and slide curtain coating method
JP4477063B2 (ja) カーテンコータユニット及びカーテンコーティング方法
JPH1066914A (ja) 走行中の材料ウェブに、液状またはペースト状の塗工媒体を直接的または間接的に塗被するための塗被機構
WO2005079253A2 (en) Edge cleaner device for coating process
JP4732890B2 (ja) アプリケーション装置
JP4403632B2 (ja) カーテンコータのエアーカット装置
US5626671A (en) Cross flow knife coater for applying a coating to a web
JPH11207233A (ja) 塗工方法及び装置
JPH06226176A (ja) 進行するウェブとロールとの間に空気の侵入を防ぐようにする方法及び装置
JP5228227B2 (ja) カーテンコータのエッジガイド
JP3861436B2 (ja) 塗工装置
JP4766660B2 (ja) 2層式カーテンコータ
US3336899A (en) Air knife
JP4399980B2 (ja) カーテンコータのエアーカット装置
JPH11179259A (ja) 塗工装置
JP4691007B2 (ja) カーテン塗装装置
JPH11197573A (ja) 塗工装置
JP2009023250A (ja) 感熱紙の製造装置
US6066208A (en) Apparatus for coating a continuously moving web
JPH0642771Y2 (ja) カーテンコーターにおけるカーテン受け装置
JP4399915B2 (ja) カーテンコータの風圧遮断装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150111

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees