JP3172760B2 - バキュームコンタクタ - Google Patents

バキュームコンタクタ

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JP3172760B2
JP3172760B2 JP10088197A JP10088197A JP3172760B2 JP 3172760 B2 JP3172760 B2 JP 3172760B2 JP 10088197 A JP10088197 A JP 10088197A JP 10088197 A JP10088197 A JP 10088197A JP 3172760 B2 JP3172760 B2 JP 3172760B2
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  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ(以
下、単に「半導体ウエハ」と称す。)に形成された半導
体素子の検査を行う際に使用されるバキュームコンタク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程ではウエハ上に形成され
た多数の半導体素子(以下、「チップ」と称す。)をウ
エハ状態のまま検査する工程がある。この検査工程には
ウエハ上のチップを1個ずつまたは複数個ずつ検査する
検査装置として例えばプローブ装置が広く用いられてい
る。このプローブ装置は、一般に、ウエハを1枚ずつ搬
送するウエハ搬送機構と、このウエハ搬送機構で搬送す
る間に例えばオリエンテーションフラットを基準にして
ウエハのプリアライメントを行うサブチャックと、この
サブチャック上でプリアライメントされたウエハを搬送
機構を介して受け取るX、Y、Z及びθ方向に移動可能
なメインチャックと、このメインチャック上方に配置さ
れたプローブカードと、このプローブカードとテスタと
の電気的接続を図る接続リング、パフォーマンスボード
及びテストヘッドと備えて構成されている。
【0003】そして、ウエハの電気的特性検査を行う場
合に、ウエハを載せたメインチャックをX、Y、Z及び
θ方向に移動させてウエハの検査用電極パッド(以下、
単に「電極パッド」と称す。)とプローブカードの接触
子(例えば、プローブピン)との位置合わせを行った
後、メインチャックをZ方向にオーバドライブさせてウ
エハの電極とプローブピンとを電気的に接触させてウエ
ハの電気的特性検査を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
チップの高集積化が急激に進みむに連れて電極パッド数
が増加し、電極パッドに接触させるプローブピンが20
00本程度にも達することがある。一方、検査時に電極
パッドとプローブピンとの導通を図るためにプローブピ
ン1本当たり例えば5gの圧力が掛かるが、上述のよう
にプローブピンの本数が2000本にも達すると、10
Kg程度の荷重が掛かり、この荷重がメインチャックの
偏荷重となってメインチャックが僅かではあるが傾く。
すると、電極パッドの微細化と相俟ってプローブピンの
中には電極パッドから位置ずれなどを起こして検査精度
が低下する虞がある。従って、メインチャックをZ方向
にオーバドライブさせてプローブピンと電極パッドとを
圧接させる従来のコンタクタ方式の場合には、メインチ
ャックに対して偏荷重対策が必要になり、偏荷重対策と
してメインチャックの剛性を高める等の対策を講じると
メインチャック等が益々重量化すると共に高コスト化す
るという課題があった。しかし、従来から偏荷重自体を
なくすことは不可能であった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、載置台に偏荷重を掛けることなく、半導体
ウエハの検査用電極と接触端子とを正確に接触させて各
半導体素子の電気的検査を高精度に行うことができるバ
キュームコンタクタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のバキュームコンタクタは、半導体ウエハの少なくとも
1個分の半導体素子の検査用電極と接触可能な複数の突
起端子を下面に有するコンタクタ本体と、このコンタク
タ本体が貫通して一体化し且つこのコンタクタ本体の突
出部を包含する空間を形成するチャンバーとを備え、こ
のチャンバー周壁の下面に上記半導体ウエハと接触して
上記空間の気密を保持するシール部材を設けると共に上
記チャンバーに排気手段を連結してなり、検査時には上
記排気手段によって上記チャンバーと上記半導体ウエハ
によって形成された気密空間の気体を排気して上記半導
体ウエハを真空吸着すると共に上記検査用電極とこれに
対応する突出端子とを接触させることを特徴とするもの
である。
【0007】また、本発明の請求項2に記載のバキュー
ムコンタクタは、請求項1に記載の発明において、上記
コンタクタ本体を可撓性プリント基板を介してパフォー
マンスボードに対して電気的に接続すると共に、上記チ
ャンバーを板バネを介して上記パフォーマンスボードに
連結したことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項3に記載のバキュー
ムコンタクタは、請求項1または請求項2に記載の発明
において、上記コンタクタ本体をセラミックによって形
成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5に示す実施形態
に基づいて本発明を説明する。本実施形態のバキューム
コンタクタ(以下、単に「コンタクタ」と称す。)1
は、図1、図2に示すように、コンタクタ本体2と、こ
のコンタクタ本体2と一体化したチャンバー3とを主体
に構成され、後述するプローブ装置に適用されるもので
ある。コンタクタ本体2はウエハWの熱膨張率とほぼ同
一かこれに近い熱膨張率のセラミック例えばシリコンに
よって矩形状に形成され、高い剛性を有している。この
コンタクタ本体2は例えば一辺が20mmの大きさに形
成されている。このコンタクタ本体2の下面には例えば
ウエハWの1個分または複数個分のチップの電極パッド
(図示せず)に対応する突出端子2Aが全面に点在して
形成されている。また、コンタクタ本体2の上面には各
突出端子2Aに対応する接続端子(図示せず1)が例え
ば四辺に沿って複数列に配列して形成されている。そし
て、下面の各突出端子と上面の接続端子は互いにコンタ
クタ本体2内に複数層に渡って形成された配線層(図示
せず)を介して接続されている。
【0010】上記コンタクタ本体2は例えば4枚の可撓
性プリント配線基板4を介してパフォーマンスボード5
と接続されている。この可撓性プリント配線基板4はほ
ぼ扇形に形成され、その一端がコンタクタ本体2上面に
配列された接続端子に接続され、その他端がパフォーマ
ンスボード5下面の円弧状に配列された接続端子に接続
されている。そして、4枚の可撓性プリント配線基板4
はそれぞれコンタクタ本体2の四辺から放射状に配置さ
れている。
【0011】また、上記チャンバー3は図1、図2に示
すように例えば耐食性に優れたステンレス等の金属によ
って下面に凹陥部3Aを有する偏平なキャップ状に形成
されている。このチャンバー3は例えば外径が50mm
程度の大きさに形成されている。この凹陥部3Aの周壁
3Bの下面には例えばシリコンゴム等からなるOリング
6が装着され、このOリング6を介してチャンバー3が
ウエハWと接触するようにしてある。そして、チャンバ
ー3の中央部には孔が形成され、この孔をコンタクタ本
体2が貫通し、上述のようにチャンバー3と一体化して
いる。コンタクタ本体2の各突出端子2Aはチャンバー
3内の空間に包含され、その下端がOリング6の下端よ
りも内側に後退した位置に設定されている。従って、チ
ャンバー3がOリング6を介してウエハWに単に接触し
ただけでは各突出端子2AがウエハWと接触しないよう
にしてある。また、チャンバー3には壁面内を通る排気
通路3Cが形成され、この排気通路3Cの一端は凹陥部
3A内面で開口し、他端は周壁3Bの外周面に開口して
いる。排気通路3Cの外周面開口には連結部材7Aを介
して排気管7が連結され、図示しない排気装置によりチ
ャンバー3内の気体を排気するようにしてある。この排
気装置はコントローラの制御下でウエハWの検査を行う
時のみ駆動し、ウエハWをチャンバー3で吸着するよう
にしてある。
【0012】更に、上記チャンバー3は例えば4枚の金
属製の板バネ8を介してパフォーマンスボード5に連結
されている。この板バネ8はほぼ矩形状に形成され、そ
の一端がチャンバー3上面に溶着され、その他端がパフ
ォーマンスボード5下面に固定されたリング部材9に溶
着されている。そして、4枚の板バネ8はそれぞれチャ
ンバー3から四方に放射状に配置されている。従って、
チャンバー3は、自由状態で板バネ8を介してパフォー
マンスボード5によって吊持され、可撓性プリント配線
基板4に対して無理な張力を付与しないようにしてあ
る。そして、検査時にメインチャック5が板バネ8のバ
ネ力に抗してチャンバー3を持ち上げると、Oリング6
を介してチャンバー3がウエハWと密着し、チャンバー
3とウエハWとで気密空間を形成するようにしてある。
【0013】次に、本実施形態のコンタクタ1を適用し
たプローブ装置の一例について図5を参照しながら説明
する。このプローブ装置10は、同図に示すように、カ
セットC内のウエハWを搬送するローダ部11と、この
ローダ部11内に配設された搬送機構(図示せず)を介
して搬送されたウエハWを検査するプローバ部12と、
このプローバ部12及びローダ部11を制御するコント
ローラ13と、このコントローラ13を操作する操作パ
ネルを兼ねる表示装置14とを備えて構成されている。
【0014】また、上記ローダ部11にはサブチャック
(図示せず)が配設され、このサブチャックを介してオ
リエンテーションフラットを基準にしたウエハWのプリ
アライメントを行い、搬送機構を介してプリアライメン
ト後のウエハWをプローバ部12へ搬送するようにして
ある。
【0015】また、プローバ部12には、ウエハWを載
置するX、Y、Z及びθ方向に移動可能なメインチャッ
ク15と、このメインチャック15上に載置されたウエ
ハWを検査位置に正確にアライメントするアライメント
ブリッジ16A等を有するアライメント機構16と、ア
ライメント機構16によりアライメントされたウエハW
の電気的検査を行うためのコンタクタ1及びパフォーマ
ンスボード5とが配設されている。また、コンタクタ1
及びパフォーマンスボード5はヘッドプレート17の中
央孔に配置されている。そして、コンタクタ1の排気管
7は、例えばヘッドプレート17の下面及びプローバ部
12の側面に沿って設けられ、プローバ部12の下側に
配置された排気装置に接続されている。また、プローバ
部12にはテストヘッド18が旋回可能に配設され、プ
ローバ部12上に旋回したテストヘッド18がパフォー
マンスボード5を介してコンタクタ1と電気的に接触
し、テスタからの測定信号をパフォーマンスボード5、
コンタクタ1を介してメインチャック15上のウエハW
に送信し、測定結果に基づく信号を逆経路でテスタが受
信することでウエハWの各チップを1個ずつあるいは複
数個ずつ順次検査するようにしてある。
【0016】また、上記プローブ装置10は−55℃〜
150℃の範囲でウエハWの電気的検査を行えるように
してある。即ち、上記メインチャック15内には図4で
要部のみを示すように冷媒が通る冷媒通路15Aが形成
され、この通路15Aには冷却機構19が接続されてい
る。この冷却機構19は、冷媒として例えばエチレング
リコール溶液を所定の低温に冷却する熱交換器19A
と、この熱交換器19Aとメインチャック15内の冷媒
通路15Aを接続する冷媒配管19Bとを備え、通路1
5A、冷媒配管19Bによってエチレングリコール溶液
の循環路が形成されている。そして、冷媒配管19Bに
はポンプ19C及び電磁バルブ19Dが配設され、ウエ
ハWの検査中は、コントローラ13の制御下でポンプ1
9Cが駆動すると共に電磁バルブ19Dが開き、エチレ
ングリコール溶液を通路15Aに循環させてウエハWを
所定の低温まで冷却するようにしてある。更に、図示し
てないがメインチャック15には例えば面ヒータが設け
られ、コントローラ13の制御下で面ヒータによってウ
エハWを所定の高温に加熱するようにしてある。尚、メ
インチャック15の表面には同心円状の複数の溝が形成
され、各溝内には真空吸着用の孔がそれぞれ複数箇所に
形成され、これらの孔を介してウエハWを真空吸着して
ウエハWをメインチャック15上に固定するようにして
ある。
【0017】次に、動作について説明する。ウエハWの
低温検査を行う場合について説明する。図3において、
プローブ装置10はコントローラ13の制御下で以下の
ように駆動する。即ち、ローダ部11内で搬送機構が駆
動し、カセットC内からウエハWを1枚取り出し、サブ
チャック上に載置する。ここでウエハWのプリアライメ
ントを行った後、再び搬送機構が駆動し、サブチャック
上のウエハWを受け取ってプローバ部12のメインチャ
ック15上へ移載する。
【0018】プローバ部12ではメインチャック15上
でウエハWを真空吸着し、ウエハWをメインチャック1
5上に固定する。その後、メインチャック15がX、Y
方向に移動すると共にアライメント機構16の作用下で
ウエハWの電極パッドとコンタクタ1の突出端子2Aと
のアライメントを行う。引き続きメインチャック15が
上昇し、メインチャック15上のウエハWがコンタクタ
1の板バネ8のバネ力に抗してOリング6と接触した時
点でメインチャック15が停止する。
【0019】この時、ウエハWは板バネ8のバネ力でメ
インチャック15上に押し付けられた状態にあり、図4
に示すようにチャンバー3がウエハWと接触し、Oリン
グ6を介してチャンバー3とウエハWの間に気密空間を
作る。しかし、この時にはコンタクタ1の突出端子2A
とウエハWの電極パッドは離隔した状態にある。次い
で、コントローラ13の制御下で電磁バルブ19Dが開
くと共にポンプ19Cが駆動すると熱交換器19Aによ
り冷却されたエチレングリコール溶液が冷媒配管19B
を経由してメインチャック15内の冷媒通路15Aを循
環し、ウエハWを裏面から冷却する。この動作と同期し
て排気装置が駆動し、排気管7を介してチャンバー3の
気密空間から空気を排気し、メインチャック15上のウ
エハWをチャンバー3側に真空吸着すると、Oリング6
が圧縮変形し、コンタクタ1の各突出端子2Aがウエハ
Wの電極パッドと徐々に接触し、導通可能な状態にな
る。この時、チャンバー3側にウエハWを持ち上げよう
とするが、板バネ8によってチャンバー3をメインチャ
ック15上に押し付けているため、ウエハWがメインチ
ャック15から離れることはないが、ウエハWとメイン
チャック15間の接触圧が低減し、メインチャック15
の荷重による傾きが軽減し、突出端子2Aに対する電極
パッドの位置精度が高精度に維持される。
【0020】その後、テスタから測定用信号を送信する
と、パフォーマンスボード5及びコンタクタ1を介して
ウエハWの各電極パッドにおいてその信号を受信し、1
個または複数個のチップの電気的検査を行い、検査結果
に基づいて信号をテスタへ送信し、チップの検査結果を
得る。測定信号を送信している間にチップは発熱する
が、エチレングリコール溶液によってウエハWを冷却し
ているため、所定の低温下でチップの検査を行うことが
できる。検査終了後には、電磁バルブ19Dにより冷媒
配管19Bを閉じると共に排気装置を停止させ、チャン
バー3内の気密空間を常圧に戻した後、メインチャック
15が下降すると、ウエハWがコンタクタ1から離れ
る。引き続き、メインチャック15をインデックス送り
して次の検査を行う。全チップの検査が終了すれば、メ
インチャック15がローダ部11側へ移動し、搬入時と
は逆の経路を辿ってウエハWをカセットC内へ戻し、次
のウエハWの検査を行う。
【0021】以上説明したように本実施形態によれば、
検査時には排気装置によってチャンバー3とウエハWに
よって形成された気密空間の空気を排気してウエハWを
真空吸着すると共にウエハWの電極パッドとこれに対応
するコンタクタ1の突出端子2Aとを接触させるように
したため、検査時にメインチャック15を従来のように
オーバードライブさせてメインチャック15をコンタク
タ1に強く押し付けて偏荷重を掛けなくてもコンタクタ
1の各突出端子2AとウエハWの各電極パッドとが均一
に接触してウエハWの電気的検査を高精度に行うことが
できる。従って、今後、ウエハWが高集積化してもメイ
ンチャック15の偏荷重対策が不要でコスト高を抑制す
ることができ、しかも安定した検査を正確に行うことが
できる。
【0022】また、チャンバー3にウエハWが真空吸着
されてもウエハWはOリング6の圧縮変形分しかチャン
バー3側へ移動しないため、突出端子2Aに過剰な針圧
が掛かる虞がなく、突出端子2Aの損傷を防止すること
ができ、突出端子2Aの物理的安定性及び耐用年数が高
くなる。また、突出端子2Aはコンタクタ本体2の下面
全面に配列されているため、各突出端子2Aはチップの
内部に配列された電極パッドに対しても均一な針圧で接
触し、高精度な電気的検査を行うことができる。また、
コンタクタ本体2がウエハWと同一かあるいは近似した
熱膨張率の材料(シリコン)によって形成されているた
め、検査時にウエハWを冷却あるいは加熱してもウエハ
Wに接触したコンタクタ本体2も同程度に冷却あるいは
加熱されてウエハWの熱収縮あるいは熱膨張に追随し、
各突出端子2Aがそれぞれの対応電極パッドと正確に接
触し、高精度な電気的検査を行うことができる。
【0023】また、図5は本発明の他の実施形態のコン
タクタ1を適用したプローブ装置10の要部を示す図で
ある。このプローブ装置10は、コンタクタ1及びメイ
ンチャック15の冷却機構が異なる以外は上記実施形態
のプローブ装置10と同様に構成されている。このプロ
ーブ装置10に用いられた冷却機構20は、冷媒供給源
20A、熱交換器20B、メインチャック15内の冷媒
通路15A、ポンプ20C及び温度コントローラ20D
を備えている。そして、熱交換器20Bと冷媒通路15
A間、冷媒通路15Aとポンプ20C間、ポンプ20C
と熱交換器20B間はいずれも配管20Eによって連結
されて冷媒の循環路が形成されている。また、本実施形
態のコンタクタ1にはウエハWの各チップに形成された
温度センサと接触する突出端子2Aが形成され、この突
出端子2Aには配線20Fを介して温度コントローラ2
0Dが接続されている。従って、検査時にコンタクタ1
の突出端子2Aがチップの温度センサに接触し、検出信
号を配線20Fを介して温度コントローラ20Dにフィ
ードバックし、この検出信号に基づいて循環路における
冷媒の循環量を制御して検査時の温度を所定の低温に維
持することができる。また、メインチャック15上面に
は例えば合成樹脂製の熱伝導シート(例えば、サーコン
〔製品名:富士高分子工業社製〕)21が敷設され、こ
の熱伝導シート21によって熱伝達効率を高め、冷却機
構20の冷却能力を高めるようにしてある。
【0024】本実施形態の場合には、チップ温度を温度
センサを介して速やかに検出し、この検出信号に基づい
てウエハWを制御するようにしてあるため、チップ温度
を正確に制御することができる。その他、上記実施形態
の場合と同様の作用効果を期することができる。
【0025】尚、本発明は、上記各実施形態に何等制限
されるものではなく、ウエハWの電極パッドと突出端子
とを真空吸着により接触させる方式であれば良く、コン
タクタの構成要素は必要に応じて適宜設計変更すること
ができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項3に記載の発
明によれば、載置台に偏荷重を掛けることなく、半導体
ウエハの検査用電極と突出端子とを正確に接触させて各
半導体素子の電気的検査を高精度に行うことができるバ
キュームコンタクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンタクタの一実施形態を示す平面図
である。
【図2】図1に示すコンタクタの断面図である。
【図3】図1に示すコンタクタを適用したプローブ装置
の一例を示す要部断面図である。
【図4】図3に示すプローブ装置を用いてウエハを検査
する時の状態を示す要部断面図断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態のコンタクタを用いてウ
エハを検査する時の状態を示す図4に相当する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 バキュームコンタクタ 2 コンタクタ本体 2A 突出端子 3 チャンバー 3C 排気通路(排気手段) 4 可撓性プリント配線基板 5 パフォーマンスボード 6 Oリング(シール部材) 7 排気管(排気手段) 8 板バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 G01R 31/28 H01L 21/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウエハの少なくとも1個分の半導
    体素子の検査用電極と接触可能な複数の突起端子を下面
    に有するコンタクタ本体と、このコンタクタ本体が貫通
    して一体化し且つこのコンタクタ本体の突出部を包含す
    る空間を形成するチャンバーとを備え、このチャンバー
    周壁の下面に上記半導体ウエハと接触して上記空間の気
    密を保持するシール部材を設けると共に上記チャンバー
    に排気手段を連結してなり、検査時には上記排気手段に
    よって上記チャンバーと上記半導体ウエハによって形成
    された気密空間の気体を排気して上記半導体ウエハを真
    空吸着すると共に上記検査用電極とこれに対応する突出
    端子とを接触させることを特徴とするバキュームコンタ
    クタ。
  2. 【請求項2】 上記コンタクタ本体を可撓性プリント基
    板を介してパフォーマンスボードに対して電気的に接続
    すると共に、上記チャンバーを板バネを介して上記パフ
    ォーマンスボードに連結したことを特徴とする請求項1
    に記載のバキュームコンタクタ。
  3. 【請求項3】 上記コンタクタ本体を半導体ウエハの熱
    膨張率と近似した熱膨張率を有する材料によって形成し
    たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバ
    キュームコンタクタ。
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