JP3172753U - 運搬車 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業性を改善した運搬車を提供する。
【解決手段】本考案による運搬車(1)は、運搬物の底面を支持する底支持面(2a)を有する支持台(2)と、後方に傾けられた運搬物の傾斜した後部を支持する傾斜支持部(4)と、傾斜支持部(4)と連結された操作ハンドル部(6)と、横方向(B)に互いに離れて配置された1対の車輪(8)と、支持台(2)及び傾斜支持部(4)に連結され且つ対の車輪を回転可能に支持する車輪支持部(10)を有する。支持台(2)は、前支持部(2b)と後支持部(2c)で地面に支持可能である。運搬車の重心は、運搬車を自立させることができるように、前支持部(2b)と後支持部(2c)の間の支持台(2)の上方に位置する。車輪(8)は、運搬車(1)を自立させたときに地面から離れる位置に配置される。
【選択図】図1

Description

本考案は、運搬車に関し、更に詳細には、運搬物を運搬方向である前後方向の後方に傾けた状態で運搬可能な運搬車に関する。
ガスボンベ、自動販売機で販売される飲料物の積重ねケース等の縦長の運搬物を運搬する運搬車が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。図6は、特許文献1に記載された運搬車の斜視図である。運搬車50は、運搬物を載せる支持台51と、傾斜した運搬物の傾斜部を支持する傾斜支持部52と、一対の車輪53と、操作ハンドル部54を有している。支持台51と車輪53が地面に接しているので、運搬車50は自立可能である。作業者は、運搬物を支持台51に載せた後、操作ハンドル部54を傾斜させることにより、運搬物を載せた支持台51及び傾斜支持部52を車輪53の上に持上げ、その後、運搬車50を移動させる。
実開平7−35240号公報 実用新案登録第3161406号公報
従来の運搬車50では、支持台51を介して地面に支持された運搬物を、支持台51及び傾斜支持部52と一緒に車輪53の上に持上げるので、操作に大きい力が必要であった。また、運搬物を持上げる際、運搬車50が車輪53を支点にして回動するので、車輪が転がって運搬車50が移動してしまうことがあり、そのため、車輪53の間を延びる車輪軸55等を足で押えながら、運搬物を持上げる必要があった。
また、運搬車50に載せられた運搬物及び支持台51を地面に下ろすとき、傾斜支持部52を直立姿勢に戻すと、運搬車50が車輪を支点にして回動する。そのため、傾斜支持部52を押えておかないと、運搬物、支持台51及び傾斜支持部52が、その重量で勢いよく地面にぶつかってしまうことがあった。また、運搬物を持上げるときと同様、車輪53が転がって運搬車50が移動してしまうことがあり、そのため、車輪53の間を延びる車輪軸55等を足で押えながら、運搬物及び支持台51を地面に下ろす必要があった。
したがって、運搬車50の作業性を改善する要望があった。
そこで、本考案の目的は、作業性を改善することができる運搬車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案による運搬車は、運搬物を運搬方向である前後方向の後方に傾けた状態で運搬可能な運搬車であって、運搬物の底面を支持する底支持面を有する支持台と、後方に傾けられた運搬物の傾斜した後部を支持する傾斜支持部と、傾斜支持部と連結された操作ハンドル部と、前後方向と垂直な横方向に互いに離れて配置された1対の車輪と、支持台及び傾斜支持部に連結され且つ1対の車輪を回転可能に支持する車輪支持部と、を有し、支持台は、少なくとも前支持部と後支持部で地面に支持可能であり、運搬車の重心は、運搬車を支持台によって地面の上に自立させることができるように、前支持部と後支持部の間の支持台の上方に位置し、1対の車輪は、運搬車を支持台で自立させたときに地面から離れる位置に配置されることを特徴としている。
このように構成された運搬車では、運搬車が支持台の前支持部と後支持部で地面に支持されて自立している状態で、運搬物が支持台の上に支持される。操作ハンドルを傾斜させると、運搬車が後支持部を中心に傾き又は回動し、車輪が地面に接する。それにより、運搬車と運搬物の重心が車輪に近づき、好ましくは、車輪の上方に移動する。更に操作ハンドルを傾斜させると、運搬車が車輪を中心に傾き又は回動し、運搬物が支持台及び傾斜支持部と一緒に車輪の上に持上げられる。運搬物を下ろすときは、この逆の動作になる。
車輪が地面に接するまで、運搬車は、支持台の後支持部で地面に支持されているので、地面の上を移動することが防止される。また、車輪が地面に接するまで、運搬物と運搬車の重心は、車輪の中心に近づき又は車輪の上に移動している。その結果、運搬物、支持台、及び傾斜支持部を車輪の上に持上げる力(モーメント)を小さくすることができる。更に、運搬物、支持台、及び傾斜支持部を車輪の上に持上げる際、車輪が前後方向に転がることを少ない力で阻止することができ、車輪等を押えておく必要がなくなる。
また、運搬物及び支持台を地面に下ろすとき、支持台の後支持部が地面に接するまで、運搬物と運搬車の重心は、車輪の上又はその近傍に位置するので、運搬物の重量により運搬車が車輪を中心に回動しようとする力(モーメント)が小さくなる。したがって、運搬物、支持台、及び傾斜支持部を地面に下ろす際、運搬車の回動及び車輪の前後方向への転がりを少ない力で阻止することができ、車輪等を押えておく必要がなくなる。
その結果、運搬車の作業性を向上させることができる。
上記運搬車の実施形態において、好ましくは、支持台の底支持面は、運搬車を支持体で自立させたときに運搬物を後方に傾斜させる向きに傾斜して配置される。
このように構成された運搬車では、運搬物を載せたときの運搬物の重心を、底支持面を傾斜させない場合よりも車輪の中心に近づけることができ、運搬車の作業性を更に向上させることができる。
上記運搬車の実施形態において、好ましくは、傾斜支持部は、支持台の底支持面から、底支持面に対して垂直な方向に上方に延び、支持台は、傾斜支持部から後方に延びる延長部分を有し、延長部に後支持部が設けられる。更に好ましくは、延長部分は、底支持面に対して上方に傾斜する。
このように構成された運搬車では、延長部分がない場合よりも、後支持部が車輪に近づくので、運搬車を、後支持部を中心に傾け又は回動させて車輪が地面に接したとき、運搬物及び運搬車の重心を更に車輪の中心に近づけることができ、運搬車の作業性を更に向上させることができる。更に、延長部分を底支持面に対して上方に傾斜させると、運搬車を、後支持部を中心に傾け又は回動させて車輪が地面に接したとき、運搬物及び運搬車の重心を車輪の中心に更に近づけることができ、運搬車の作業性を更に向上させることができる。
上記運搬車の実施形態において、好ましくは、支持台は、板材で形成された支持本体を有し、支持本体は、運搬物が載せられる第1の部分と、第1の部分の前端で下方に折り曲げられた第2の部分と、第1の部分から後方に延長された上記延長部分を有する。
また、上記運搬車の実施形態において、好ましくは、前支持部及び後支持部にクッション部材及び/又は摩擦部材が取付けられる。
また、上記運搬車の実施形態において、好ましくは、1対の車輪の軸は、車輪ごとに別体に形成される。
上記運搬車の実施形態において、好ましくは、運搬車を持上げるための持ち手が車輪支持部に隣接して設けられる。
以上説明したとおり、本考案の運搬車により、作業者の作業性を改善することができる。
本考案による運搬車の斜視図である。 図1の運搬車の車輪支持部の拡大斜視図である。 自立状態の図1の運搬車の側面図である。 運搬物を持上げた状態の図1の運搬車の側面図である。 運搬状態の図1の運搬車の側面図である。 従来技術の運搬車の斜視図である。
図面を参照して、本考案による運搬車の実施形態を説明する。
図1〜図3に示すように、本考案による運搬車1は、運搬物T(図3参照)を運搬方向である前後方向Aの後方A1に傾けた状態で運搬可能な運搬車である。運搬物Tは、縦長のものであることが好ましく、例えば、ガスボンベ、自動販売機の飲料缶をつめたケースを積重ねたもの等である。運搬物Tは、少なくとも、底面と、後部を有している。運搬車1は、前後方向Aと垂直な横方向である左右方向Bの中心に対して左右対称である。
運搬車1は、運搬物Tの底面を支持する底支持面2aを有する支持台2と、後方A1に傾けられた運搬物Tの後部を支持する傾斜支持部4と、傾斜支持部4と連結された操作ハンドル部6と、左右方向Bに互いに離れて配置された1対の車輪8と、支持台2及び傾斜支持部4に連結され且つ1対の車輪8を回転可能に支持する車輪支持部10を有している。
支持台2は、板材で形成された支持本体12を有している。支持本体12は、運搬物Tが載せられる第1の部分12aと、第1の部分12aの前端で下方に折り曲げられた第2の部分12bと、第1の部分12aから後方に延長された第3の部分12cを有している。第1の部分12a及び第2の部分12bでは、板材が左右方向B全体わたって存在しており、第3の部分12cでは、板材が、左端部及び右端部にだけ存在している。板材は、鋼板であることが好ましい。
支持台2は、少なくとも前支持部2bと後支持部2cで地面に支持可能である。本実施形態では、前支持部2bは、第2の部分12bの下端部に取付けられた前脚14によって形成され、後支持部2cは、第3の部分12cの後端部に取付けられた後脚16によって形成されている。前脚14及び後脚16は、例えば、ゴム脚である。後で説明するように、運搬車1は、支持台2の前支持部2b及び後支持部2cで地面に支持されることによって自立可能である。
支持台2の底支持面2aは、第1の部分12aの上面によって形成されている。底支持面2aは、後向き下方に傾斜していることが好ましい。地面に対する傾斜角度αは、好ましくは、5〜30度であり、更に好ましくは、10〜20度である(図3参照)。また、第3の部分(延長部分)12cは、第2の部分に対して後向き上方に傾斜することが好ましい。
傾斜支持部4は、支持台2の底支持面2aから、底支持面2aに対して垂直な方向に上方に延びていることが好ましい。本実施形態では、傾斜支持部4は、第1の部分12aの後端部から延びている。かくして、第3の部分12cは、傾斜支持部4から後方に延びる延長部分を形成している。
傾斜支持部4は、左端部、中央部、及び右端部に設けられた3つの縦部材4aと、3つの縦部材4aを連結するように左右方向Bに延びる3つの横部材4bを有している。縦部材4a及び横部材4bの全部又はそれらの一部分によって、運搬物Tの後部が支持される部分が形成される。本実施形態では、左端部と右端部の縦部材4aは、パイプで形成され、中央部の縦部材4a及び横部材4bが板材で形成されている。縦部材4aは、支持台2の底支持面2aに対して垂直方向に延びることが好ましい。縦部材4a及び横部材4bは、金属製であることが好ましく、例えば、アルミ製、鋼製である。縦部材4a、横部材4b、及び支持台2は、互いに溶接されることが好ましい。
操作ハンドル部6は、運搬車1を操作するときに、作業者が手で掴む箇所である。操作ハンドル部6は、傾斜支持部4の左端部及び右端部の縦部材4aから延長された2つの縦部材6aと、2つの縦部材6aの上端部を連結する1つの横部材6bを有している。本実施形態では、縦部材6a及び横部材6bは、パイプで形成され、操作ハンドル部6の縦部材6a、横部材6b及び傾斜支持部4の縦部材4aは、1つの部材を曲げ加工することによって一体に形成されることが好ましい。操作ハンドル部6の縦部材6aは、傾斜支持部4の縦部材4aに対して後方に傾斜していることが好ましい。
1対の車輪8は、傾斜支持部4の左端部及び右端部の縦部材4aに対して左右方向Bの外側に位置している。車輪8は、車輪軸18に対して回転可能に取付けられている。車輪軸18は、車輪8ごとに別体に形成されることが好ましい。
車輪支持部10は、支持台2の本体12の後端部の左端部及び右端部に位置する箇所からそれぞれ後向き上方に延びる2つの第1の部分10aと、傾斜支持部4の左端部及び右端部の縦部材4aからそれぞれ後向き下方に延びる2つの第2の部分10bとを有し、第1の部分10aと第2の部分10bは、連結部10cで連結されている。一対の車輪8の車輪軸18がそれぞれ、左端部及び右端部に位置する連結部10cに固定されることが好ましい。
運搬車1において、運搬車1を持上げるための持ち手20が車輪支持部10に隣接して設けられることが好ましい。持ち手20は、連結部10cから上方に延びる第1の部分20aと、左端部及び右端部の縦部材4aから後向き下方に延びる第2の部分とを有し、第1の部分20aと第2の部分20bは、連結部20cで連結されている。持ち手20を手で持つことによって、運搬車1を持上げることができる。持ち手20に、手を傷めないためのゴム等(図示せず)が設けられることが好ましい。
本実施形態の運搬車1の重心は、運搬車1を支持台2によって地面の上に自立させることができるように、前支持部2bと後支持部2cの間の支持台2の上方に位置している。また、底支持面2aは、運搬車1を支持台2で自立させたときに運搬物Tを後方A1に傾斜させる向きに形成されている。また、1対の車輪8は、運搬車1を支持台2で自立させたときに地面から離れる位置に配置されている。
また、運搬車1に運搬物Tを載せたとき、運搬車1と運搬物の重心が、前支持部2bと後支持部2cの間の支持台2の上方に位置していることが好ましい。
次に、図3〜図5を参照して、本実施形態の運搬車1の作用を説明する。
図3を参照すると、運搬車1の重心が前支持部2bと後支持部2cの間の支持台2の上方に位置しているので、空の運搬車1は自立している。具体的には、支持台2の前脚14(前支持部2b)及び後脚16(後支持部2c)が地面に接し、運搬車1が自立状態にある。したがって、作業者が運搬車1を支えておく必要はない。また、一対の車輪8が地面から離れているので、運搬車1は地面に安定的に支持され、運搬車1が移動してしまうことはない。
次いで、作業者が運搬物Tを、自立している運搬車1の支持台2の底支持面2aに載せる。運搬物Tを底支持面2aに載せた状態においても、運搬車1と運搬物Tの重心が前支持部2bと後支持部2cの間の支持台2の上方に位置しているので、運搬車1は自立する。したがって、作業者が運搬車1を支えておく必要はない。また、一対の車輪8が地面から離れているので、運搬車1は地面に安定的に支持され、運搬車1が移動してしまうことはない。したがって、作業者は、運搬物Tを安心して積み下ろしできる。
次いで、図4に示すように、作業者が操作ハンドル部6を後方A1に倒すと、運搬車1が後脚16(後支持部2c)を中心に傾き又は回動し、車輪8が地面に接する。それにより、運搬車1と運搬物Tの重心が車輪8に近づき、好ましくは、車輪8の上方に移動する。作業者は、操作ハンドル部6を後方A1に倒すだけなので、運搬物Tを持上げるほど力を必要としない。また、車輪8が地面に接する前、車輪8は地面から離れた状態にあるので、作業者が操作ハンドル部6を後方A1に倒したとき、運搬車1が移動してしまうことはない。
次いで、図5に示すように、作業者が操作ハンドル部6を後方A1に更に倒すと、運搬車1が車輪軸18を中心に傾き又は回動する。その際、運搬車1と運搬物Tの重心が車輪8の近傍に又はその上方にすでに位置している。その結果、支持台2の後脚16が地面から離れたとき、運搬物T、支持台2、及び傾斜支持部4を車輪8の上に持上げる力(モーメント)を小さくすることができる。更に、車輪8が前後方向Aに転がることを少ない力で阻止することができ、車輪8等を押えておく必要はない。この状態で、運搬物Tを運搬可能である。
次いで、図4に示すように、作業者が操作ハンドル部6を前方A2に移動させると、運搬車1が車輪軸18を中心に傾き又は回動し、支持台2の後脚16(後支持部2c)が地面に接する。この際、運搬車1と運搬物Tの重心が車輪8の近傍又は上方に位置しているので、運搬物Tの重量により運搬車1が回動しようとする力(モーメント)、及び、車輪8が前後方向に転がろうとする力を小さい力で阻止することができ、車輪等8を押えておく必要がない。
次いで、図3に示すように、作業者が操作ハンドル部6を更に前方A2に移動させると、運搬車1が後脚16(後支持部2c)を中心に傾き又は回動し、車輪8が地面から離れ、前脚14(前支持部2b)が地面に接する。後脚16が地面に接しているので、運搬車1が前後方向Aに移動することが防止される。
このようにして、作業者は、安全に且つ好ましくは片手で運搬車を操作することができ運搬車の作業性が著しく向上する。
本実施形態では、支持台2を板材で形成し、1対の車輪の軸は、車輪ごとに別体に形成することにより、運搬車1の軽量化をはかり、運搬車1の取り回しを容易にして、運搬車1の作業性を向上させている。
また、本実施形態では、運搬車1を持上げるための持ち手20が車輪支持部10に隣接して設けられている。作業者は、例えば空の運搬車1を荷台の上に持ち上げるとき、持ち手20を持って作業することができ、運搬車1の作業性を向上させている。作業者は、第1の部分20aを手で握ってもよいし、第2の部分20bを手で握ってもよい。
また、前脚14と後脚16にクッション部材を採用することにより、前脚14及び後脚16が地面に接するときの衝撃を緩和させ、運搬車1の作業性を向上させることができる。クッション部材は、例えば、ゴム、ウレタンで形成される。また、前脚14と後脚16に摩擦部材を採用することにより、前脚14及び後脚16における摩擦を大きくし、運搬車1が自立しているときの安定性を高め、運搬車1の作業性を向上させることができる。摩擦部材は、例えば、ゴム、ウレタンで形成される。
以上、本考案の実施形態を説明したが、本考案は、以上の実施の形態に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本考案の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態では、支持台2が鋼製の板材で形成されていたが、運搬物Tを支持できれば、任意の形状の任意の材料、例えば、樹脂で形成されてもよい。また、支持台2に孔や切欠きが設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、支持台2が、前支持部2bと後支持部2cを有していたが、運搬車1を支持台2で支持できる限り、追加の支持部を有していてもよいし、前支持部2bと後支持部2cが一体に設けられていてもよい。また、前脚14及び後脚16を省略してもよい。
また、上記実施形態では、運搬車1が支持台2で自立しているとき、底支持面2aが後向き下方に傾斜していたが、底支持面2aは、水平であってもよい。また、支持台2の支持本体12の第3の部分12cは、省略されてもよい。
また、上記実施形態では、縦部材4a及び横部材4bの全部又はそれらの一部分によって、運搬物Tの後部が支持される部分が形成されていたが、別の要素を追加して、上記別の要素によって運搬物Tの後部が支持される部分が形成されてもよい。例えば、ガスボンベを支持するブラケットが、傾斜支持部4に追加されてもよい。また、縦部材4a及び4bの材質は、強度が確保される限り任意であり、例えば、補強繊維入りの樹脂で形成されてもよい。
また、上記実施形態では、操作ハンドル部6が、傾斜支持部4から延長されて一体に形成されていたが、操作ハンドル部6は、傾斜支持部4を傾斜させることができる限り、任意の形状で形成されてもよいし、任意の箇所に連結されてもよい。例えば、操作ハンドル部6は、T字形であってもよい。
また、上記実施形態では、車輪軸18が車輪8ごとに別体に形成されていたが、一対の車輪8が共通の車輪軸18を有していてもよい。
1 運搬車
2 支持台
2a 底支持面
2b 前支持部
2c 後支持部
4 傾斜支持部
6 操作ハンドル部
8 車輪
10 車輪支持部
12 支持本体
12a 第1の部分
12b 第2の部分
12c 第3の部分(延長部分)
20 持ち手
A 前後方向
A1 後方
B 左右方向(横方向)
T 運搬物

Claims (9)

  1. 運搬物を運搬方向である前後方向の後方に傾けた状態で運搬可能な運搬車であって、
    運搬物の底面を支持する底支持面を有する支持台と、
    後方に傾けられた運搬物の傾斜した後部を支持する傾斜支持部と、
    前記傾斜支持部と連結された操作ハンドル部と、
    前後方向と垂直な横方向に互いに離れて配置された1対の車輪と、
    前記支持台及び前記傾斜支持部に連結され且つ前記1対の車輪を回転可能に支持する車輪支持部と、を有し、
    前記支持台は、少なくとも前支持部と後支持部で地面に支持可能であり、
    運搬車の重心は、運搬車を前記支持台によって地面の上に自立させることができるように、前記前支持部と前記後支持部の間の前記支持台の上方に位置し、
    前記1対の車輪は、運搬車を前記支持台で自立させたときに地面から離れる位置に配置される、運搬車。
  2. 前記支持台の底支持面は、運搬車を前記支持体で自立させたときに運搬物を後方に傾斜させる向きに傾斜して配置される、請求項1に記載の運搬車。
  3. 前記傾斜支持部は、前記支持台の前記底支持面から、前記底支持面に対して垂直な方向に上方に延び、前記支持台は、前記傾斜支持部から後方に延びる延長部分を有し、前記延長部分に前記後支持部が設けられる、請求項2に記載の運搬車。
  4. 前記延長部分は、前記底支持面に対して上方に傾斜する、請求項3に記載の運搬車。
  5. 前記支持台は、板材で形成された支持本体を有し、支持本体は、運搬物が載せられる第1の部分と、第1の部分の前端で下方に折り曲げられた第2の部分と、第1の部分から後方に延長された前記延長部分を有する、請求項3又は4に記載の運搬車。
  6. 前記前支持部及び前記後支持部にクッション部材が取付けられる、請求項1〜5の何れか1項に記載の運搬車。
  7. 前記前支持部及び前記後支持部に摩擦部材が取付けられる、請求項1〜5の何れか1項に記載の運搬車。
  8. 前記1対の車輪の軸は、前記車輪ごとに別体に形成される、請求項1〜7の何れか1項に記載の運搬車。
  9. 前記運搬車を持上げるための持ち手が前記車輪支持部に隣接して設けられる、請求項1〜8の何れか1項に記載の運搬車。
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