JP3172245U - 雪崩防止柵 - Google Patents

雪崩防止柵 Download PDF

Info

Publication number
JP3172245U
JP3172245U JP2011005663U JP2011005663U JP3172245U JP 3172245 U JP3172245 U JP 3172245U JP 2011005663 U JP2011005663 U JP 2011005663U JP 2011005663 U JP2011005663 U JP 2011005663U JP 3172245 U JP3172245 U JP 3172245U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
avalanche prevention
avalanche
prevention fence
fence
main rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2011005663U
Other languages
English (en)
Inventor
勝二郎 平田
勝二郎 平田
広明 田中
広明 田中
上野 晴彦
晴彦 上野
Original Assignee
株式会社ホクエイ
株式会社ノースプラン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ホクエイ, 株式会社ノースプラン filed Critical 株式会社ホクエイ
Priority to JP2011005663U priority Critical patent/JP3172245U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3172245U publication Critical patent/JP3172245U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Abstract

【課題】 吊式雪崩防止柵の主索ケーブルを係止するアンカーにおいて、雪崩防止柵に偏荷重が加わっても回るように移動することなく安定していて、一基当りの雪崩防止柵に必要なアンカーの本数を減じた、雪崩防止柵を提供する。【解決手段】 傾斜した法面に設置される複数の雪崩防止柵10を主索ケーブル4でアンカー3に連結した雪崩防止柵10において、1本のアンカー3から2本の主索ケーブル4を下端側が離れるようVの字状に垂れ下げ、その2本の主索ケーブル4の下端を隣り合う雪崩防止柵10各々の内側に連結した。【選択図】図2

Description

本考案は、吊式雪崩防止柵の主索ケーブルを係止するアンカーにおいて、その斜面への積雪が少ない場合に打設されるアンカーの本数を減じた雪崩防止柵に関する。
降雪地域では、冬季間の降雪時に道路の上方に傾斜した法面に雪崩が発生するのを防止する雪崩防止柵が設置されている。
その吊式の雪崩防止柵としては、実公昭48−7461号公報に示されるように、支柱に横さんが適当間隔をもって取付けられた雪崩防止柵の支柱の下方端面には四方辺が上方にせり上がっている皿が上向きに固定されかつ、この皿の少しく上方位置には支柱の背面方向に向け適当長さのバーが固定され、支柱の上下位置にワイヤの係止金具が取付けられ、ワイヤは雪崩防止柵の設置を所望する傾斜面の上方位置に設けたアンカーに一端を係止しその他端を支柱の係止金具の小孔に係止したものが知られている。
この考案によれば、支柱の下端に皿が設けられているから、配置された柵の上方傾斜面に積雪され、柵に上方から荷重がかかった場合、皿が傾斜面を少しく滑りながら安定する、とされている。
また類似の吊式落石防止柵としては、特公平4−17245号公報に示されるように、柵フレームに金網を張設して柵体を構成し、この柵体を崖の傾斜面にほぼ直角にかつ滑動自在に設置し、この柵体の上下部からそれぞれ支持ワイヤロープを導出し、傾斜面の上部から吊持ワイヤロープを下げ降ろし、この吊持ワイヤロープに支持ワイヤロープを連結して柵体を支持してなるものが知られている。
この発明によれば、支持ワイヤロープおよび吊持ワイヤロープの弾性的な伸びを利用して落石の衝撃を緩和することができ、したがって耐久性の向上を図れ、また柵体を単に支持ワイヤロープおよび吊持ワイヤロープで支持する構成であるから、施工が簡単で、作業的にも経済的にも有利となり、さらに落石や土砂の廃棄を容易に行なえ、しかも必要に応じて撤去や移設も容易に行なうことができる、とされている。
実公昭48−7461号公報 特公平4−17245号公報
積雪の多い地域では、通常上記の特公平4−17245号公報に示されるように、一基の雪崩防止柵に複数本のワイヤロープと、そのワイヤロープの本数に対応する本数のアンカーを打設している。
積雪は少ない(1m程度)が傾斜の急な斜面でも、やはり雪崩の虞がある。そのため、柵高さの比較的低い柵を設置することが考えられるが、柵への荷重が小さく、打設されるアンカーの本数が過剰となる。
図5に示すのは、比較的柵高さの低い雪崩防止柵20であり、一基の雪崩防止柵20を2本のアンカー21と、各々2本の主索ケーブル22および支持ロープ23で支持しているものである。雪崩防止柵20に偏荷重が加わっても安定しているが、一基の雪崩防止柵20に2本のアンカー21を必要とする。
図6に示すのは、比較的柵高さの低い雪崩防止柵30であり、一基の雪崩防止柵30を1本のアンカー31と、1本の主索ケーブル32およびVの字状に配置した2本の支持ロープ33で支持しているものである。一基の雪崩防止柵30に1本のアンカー31しか必要としないが、雪崩防止柵30に偏荷重が加わると回るように移動して安定しない。
そこで本考案は、雪崩防止柵に偏荷重が加わっても回るように移動することなく安定していて、一基当りの雪崩防止柵に必要なアンカーの本数を減じた、雪崩防止柵を提供することを目的とする。
請求項1の考案の雪崩防止柵は、傾斜した法面1に設置される複数の雪崩防止柵10を主索ケーブル4でアンカー3に連結した雪崩防止柵10において、1本のアンカー3から2本の主索ケーブル4を下端側が離れるようVの字状に垂れ下げ、その2本の主索ケーブル4の下端を隣り合う雪崩防止柵10各々の内側に連結したものである。
請求項1の考案によれば、1本のアンカー3から2本の主索ケーブル4を下端側が離れるようVの字状に垂れ下げ、その2本の主索ケーブル4の下端を隣り合う雪崩防止柵10各々の内側に連結したことにより、アンカー3の本数は設置する雪崩防止柵10の数より1本だけ多いことになるから、一基当りの雪崩防止柵10に必要なアンカー3の本数を減ずることができる。
また、一基の雪崩防止柵10は離れた位置の2本のアンカー3と主索ケーブル4に両端側を支持されるから、雪崩防止柵10に偏荷重が加わっても回るように移動することなく、安定して雪崩防止柵10を支持できる。
図1は雪崩防止柵の実施例1を示す断面図である。 図2は図1のA−矢視図である 図3は図1のB−矢視図である。 図4は図1の要部を示す部分拡大図である。 図5は雪崩防止柵の従来技術を示す図である。 図6は雪崩防止柵の別な従来技術を示す図である。
雪崩防止柵10に偏荷重が加わっても回るように移動することなく安定していて、一基当りの雪崩防止柵10に必要なアンカー3の本数を減じた、雪崩防止柵を提供するという目的を、1本のアンカー3から2本の主索ケーブル4を下端側が離れるようVの字状に垂れ下げ、その2本の主索ケーブル4の下端を隣り合う雪崩防止柵10各々の内側に連結したことにより実現した。
図1から図4は、本考案の実施例1に係る雪崩防止柵10である。
この雪崩防止柵10は、道路の上方に傾斜した法面1の上方のほぼ平らな小段2に打設される複数本のアンカー3と、傾斜した法面1に設置される複数の雪崩防止柵10を主索ケーブル4で連結した吊式のものである。
雪崩防止柵10には、左右一対の立設した角鋼管製の支柱11と、各々の支柱の下端に取り付け法面1に接する鋼板のベースプレート12と、支柱11とベースプレート12を斜めに連結するサポート13と、左右一対の支柱11の山側の間に渡り角鋼管を矩形に組んだ枠材14と、枠材14の山側の面の全面に張った溶接金網15を設ける。
この溶接金網15により雪崩を受け止めるが、鋼管ではなく溶接金網15としたのは粉雪状の雪崩がすり抜けるのを防ぐためである。実施例では、枠材14の高さを約0.5m、枠材14の幅を約3mとし、支柱11の間隔を約2mとした。
一列状に列設される複数の雪崩防止柵10の間の上方にアンカー3が位置し、1本のアンカー3から直接2本の主索ケーブル4を下端側が離れるようVの字状に垂れ下げ、主索ケーブル4の下端に支持ロープ5を連結する。支持ロープ5はVの字状に上下に別れ、支柱11の上下に連結される。
1本のアンカー3からの2本の主索ケーブル4の下端の支持ロープ5を隣り合う雪崩防止柵10各々の内側に連結する。つまり、一基の雪崩防止柵10から見ると、右側の支柱11からは右側のアンカー3へ、左側の支柱11からは左側のアンカー3へ主索ケーブル4が連結され、吊り下げられる。
なお、列設される複数の雪崩防止柵10の両端部のアンカー3からは、1本の主索ケーブル4が垂れ下げられる。
このことにより、アンカー3の本数は設置する雪崩防止柵10の数より1本だけ多いことになるから、一基当りの雪崩防止柵10に必要なアンカー3の本数を減ずることになる。
以上の実施例では、複数の雪崩防止柵10を一列状に列設した例を示したが、隣り合う雪崩防止柵10が交互に上下に位置するようにしても良い。
また、1本のアンカー3から直接2本の主索ケーブル4を垂れ下げた例を示したが、アンカーから途中までは一本の主索ケーブルで途中から下に2本の主索ケーブルを垂れ下げるようにしても良い。
また、雪崩防止柵10として枠材14に溶接金網15を張った例を示したが、水平方向の鋼管を上下に並べるようにしても良い。
1 法面
3 アンカー
4 主索ケーブル
10 雪崩防止柵

Claims (1)

  1. 傾斜した法面に設置される複数の雪崩防止柵を主索ケーブルでアンカーに連結した雪崩防止柵において、1本のアンカーから2本の主索ケーブルを下端側が離れるようVの字状に垂れ下げ、その2本の主索ケーブルの下端を隣り合う雪崩防止柵各々の内側に連結した雪崩防止柵。
JP2011005663U 2011-09-29 2011-09-29 雪崩防止柵 Expired - Lifetime JP3172245U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011005663U JP3172245U (ja) 2011-09-29 2011-09-29 雪崩防止柵

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011005663U JP3172245U (ja) 2011-09-29 2011-09-29 雪崩防止柵

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3172245U true JP3172245U (ja) 2011-12-08

Family

ID=54882373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011005663U Expired - Lifetime JP3172245U (ja) 2011-09-29 2011-09-29 雪崩防止柵

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3172245U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109181A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Tokyo Seiko Co Ltd 防護柵
JP2014109182A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Tokyo Seiko Co Ltd 吊り式防護柵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014109181A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Tokyo Seiko Co Ltd 防護柵
JP2014109182A (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 Tokyo Seiko Co Ltd 吊り式防護柵

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3172245U (ja) 雪崩防止柵
JP3216061U (ja) 落石防護網を支持するホルダー
JP6070038B2 (ja) 落石防護ネット
RU174847U1 (ru) Сетчатая панель для защитной противооползневой конструкции
KR101252693B1 (ko) 낙석방지망용 와이어로프 결속구 및 이를 이용한 낙석방지망 시공방법
JP5793633B1 (ja) 防護柵
JP5636136B1 (ja) 防護柵
CN204738243U (zh) 一种新型柔性防护格栅网
JP4401429B1 (ja) 防護柵
JP4254926B2 (ja) 衝撃吸収柵
JP5525649B1 (ja) 雪崩予防施設
JP2005351047A (ja) 防護柵の補強構造
JP5771027B2 (ja) 雪崩防止構造
JP4580862B2 (ja) 土木施設用ロープの方向変換装置
CN202882960U (zh) 锚网巷道临时支护装置
CN207619864U (zh) 框架棚洞
JP6113473B2 (ja) 防護柵
JPS61109805A (ja) 吊式落石防止柵
JP6113474B2 (ja) 吊り式防護柵
JP2015094214A (ja) 雪崩予防吊柵の転倒防止を図る工法。
KR100629909B1 (ko) 도로용 이단 보조시설구조를 갖는 낙석 방지장치
RU158018U1 (ru) Сетчатое ограждение от скально-обвальных явлений
JP3171689U (ja) 雪崩防止柵の法肩保護板
JP6070037B2 (ja) 既設落石防護ネットの補強構造
JP6823850B2 (ja) 土留構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3172245

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141116

Year of fee payment: 3

EXPY Cancellation because of completion of term