JP3170692B2 - 基材シートの搬送用スプロケット - Google Patents

基材シートの搬送用スプロケット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材シートを搬送する
スプロケットに関し、特に、曲線状の隅部と各隅部間を
結ぶ直線部よりなる略四角形状の複数のスプロケット穴
を備えた内部にガラスクロスを有する基材シートを搬送
する、基材シートの搬送用スプロケットの改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体等の電子部品を搭載し
て、この電子部品を外部と電気的に接続する電子部品搭
載用基板としては種々のものが案出されているが、中に
は、補強材としてのガラスクロスにエポキシ樹脂等を含
浸させてなる基材の表面に、銅箔等から所望の形状の導
体回路を形成したフレキシブルな電子部品搭載用基板が
ある。この様な電子部品搭載用基板は、一般に、複数の
基材を長尺状に一体的に形成した所謂基材シートから製
造されるものである。つまり、基材シートの表面に銅箔
等から個々の電子部品搭載用基板としての導体回路等を
形成した後、基材シートを所望の形状に切断すると個々
の電子部品搭載用基板となるのである。
【0003】ところで、基材シートは、その表面に導体
回路等を形成する種々の工程に搬送されるのであるが、
この搬送手段としては、図4に示すように、基材シート
に略四角形状のスプロケット穴を設け、図5に示すよう
に、このスプロケット穴と略同形状に形成した歯を備え
た搬送用スプロケットにより搬送することが一般に行わ
れていた。そして、例えば導体回路を形成する工程の一
つであるフォトレジストを露光する工程等においては、
スプロケット穴を使用して基材シートの位置決めもなさ
れていた。つまり、基材シートの搬送及び位置決めの際
には、基材シートのスプロケット穴にスプロケットの歯
を挿入し、スプロケットを回転すれば基材シートは搬送
され、所定の位置にてスプロケットの回転を止めれば基
材シートは固定され位置決めされるのである。
【0004】ここで、一般にスプロケット穴の形状は、
厳密に言うと隅部が曲面状となっており、この様な各隅
部間を直線部で結んだ略四角形状となっている。そし
て、スプロケットの歯の形状は、例えば図6及び図7に
示すように、スプロケット穴の曲面状の各隅部と接触し
ないように各角部が面取りされており、スプロケット穴
の縦横の直線部端面に接触するような形状となっていた
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うな形状の歯を備えた従来の基材シートの搬送用スプロ
ケットにおいては、以下の課題を有していたのである。
【0006】まず、通常、基材シートのスプロケット穴
はプレス切断により形成されるため、図8に示すよう
に、スプロケット穴の端面には、基材の補強材としての
ガラスクロスのガラス繊維が突出したバリが生じてい
る。これは、プレス切断の際にガラスクロスに力が加わ
り、ガラス繊維が引き出されるためである。そして、基
材シート内のガラスクロスのガラス繊維は、一般に基材
シートの製造上、略四角形状のスプロケット穴の縦横の
直線部に沿ったものとなっている。このため、特にスプ
ロケット穴の縦横の直線部端面には、前述したバリが多
量に生じているのである。
【0007】ところが、この様に端面にガラス繊維が突
出したバリが生じているスプロケット穴に搬送用スプロ
ケットの歯を挿入すると、歯によりバリは切断され、ガ
ラス繊維の破片が飛散するのである。特に、搬送用スプ
ロケットの歯により基材シートを搬送すると共に位置決
めも行う場合、歯は、高精度に位置決めするためにスプ
ロケット穴より僅かに小さな寸法(スプロケット穴の寸
法が縦2.794mm、横1.981mmの場合、縦横
各々40μm小さな寸法)に形成されており、この様な
歯をスプロケット穴に挿入すると、歯によってバリが切
断されやすく、ガラス繊維の破片が多量に飛散するので
ある。
【0008】そして、この様に飛散したガラス繊維の破
片が基材シートの表面に付着すると、例えば導体回路を
形成するフォトレジストの露光工程においてガラス繊維
の破片が露光の障害となり所望の形状にフォトレジスト
を露光できず、形成された導体回路に接続不良や短絡等
の欠陥を生じさせる原因となるのである。また、フォト
レジストの露光工程に限らず、感光したフォトレジスト
を現像する工程、銅箔等を所望の導体回路の形状にエッ
チングする工程等の種々の工程において、前述した基材
シートの表面に付着したガラス繊維の破片は、部分的に
フォトレジストの現像不足を生じさせたり、銅箔のエッ
チング不足を生じさせたりする等、様々な弊害を及ぼす
のである。このため、基材シートを搬送用スプロケット
により搬送する際には、基材シートの表面にガラス繊維
の破片が付着することを是非とも防止しなければならな
かったのである。
【0009】本発明は、この様な課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、内部に
ガラスクロスを有する基材シートを搬送してもガラス繊
維の破片が飛散することを抑えることができ、ガラス繊
維の破片が基材シートの表面に付着することにより種々
の工程において生じる弊害を防止することができる基材
シートの搬送用スプロケットを、簡単な構造によって提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の採った手段を、図面に使用する符号を付し
て説明すると、「曲線状の隅部32と各隅部32間を結
ぶ直線部33よりなる略四角形状の複数のスプロケット
穴31を備えた内部にガラスクロスを有する基材シート
30を搬送する、基材シート30の搬送用スプロケット
20であって、スプロケット穴31の隅部32端面と
接触する接触部11と、スプロケット穴31の直線部
33端面との間に隙間40を形成する凹部12とを有す
る歯10を備えたことを特徴とする基材シート30の搬
送用スプロケット20」である。
【0011】
【発明の作用】この様に構成された本発明の基材シート
30の搬送用スプロケット20は、以下のように作用す
る。
【0012】まず、搬送用スプロケット20の歯10
は、基材シート30のスプロケット穴31の隅部32端
面に接触する接触部11と、スプロケット穴31の直線
部33端面との間に隙間40を形成する凹部12とを有
している。つまり、基材シート30の搬送及び位置決め
の際には、スプロケット穴31の隅部32端面にスプロ
ケット20の歯10の接触部11が接触することにな
り、スプロケット穴31の直線部33端面には搬送用ス
プロケット20の歯10が接触しなくなるのである。こ
のため、基材シート30の搬送及び位置決めの際に、ス
プロケット穴31の直線部33端面に生じているバリが
歯10により切断されて飛散することはなくなるのであ
る。
【0013】ここで、スプロケット穴31は、隅部32
が曲線状となった略四角形状となっている。そして、通
常、ガラスクロスのガラス繊維の方向は、略四角形状で
あるスプロケット穴31の縦横の直線部33に沿ったも
のとなっている。このため、スプロケット穴31を形成
するプレス切断の際に曲線状の隅部32のガラス繊維は
引き出され難く、スプロケット穴31の隅部32端面に
おいては、直線部33端面と比較してバリの発生が極め
て少なくなっているのである。従って、基材シート30
の搬送及び位置決めの際にスプロケット穴31の隅部3
2端面にスプロケット20の歯10の接触部11が接触
しても、バリが切断されて飛散することは非常に少ない
のである。
【0014】また、通常、基材シート30は、搬送及び
位置決めの際に円滑に移動する。このため、従来の如く
スプロケット穴31の直線部33端面にスプロケット2
0の歯10を接触させなくても、隅部32の微少な面或
は線に搬送用スプロケット20の歯10の接触部11を
接触させれば、何等支障なく基材シート30の搬送及び
位置決めは行えるのである。
【0015】
【実施例】次に、本発明の基材シート30の搬送用スプ
ロケット20の実施例を、図面に従って詳細に説明す
る。
【0016】搬送用スプロケット20は、例えば図1及
び図2に示すような歯10を複数備えたものである。こ
の歯10は、加工性、耐摩耗性及び強度性に優れた高速
度工具鋼SKHー9(JIS規格)により形成されてお
り、基材シート30のスプロケット穴31に円滑に挿入
することができるよう、先端部にはテーパーが設けられ
ている。そして、歯10の四方には、スプロケット穴3
1の隅部32端面の曲面形状と同様な曲面形状に形成さ
れた接触部11が設けてあり、各接触部11の間には、
スプロケット穴31の直線部33端面との間に隙間40
を形成する凹部12が設けてある。つまり、基材シート
30をスプロケット20により搬送及び位置決めする際
には、スプロケット穴31の隅部32端面に歯10の接
触部11が接触し、スプロケット穴31の直線部33端
面には凹部12により歯10が接触しないようにしてあ
るのである。
【0017】なお、歯10の接触部11の曲面形状をス
プロケット穴31の隅部32の曲面形状の半径より小さ
な半径のものとし、隅部32端面と接触部11とが線接
触するようにすると、歯10とスプロケット穴31の端
面との接触面積がより一層少なくなり、スプロケット穴
31の隅部32端面にバリが僅かに生じていても切断さ
れ難く都合がよい。
【0018】また、凹部12の形状としては前述した形
状に限らず、例えば図3に示すように、スプロケット穴
31の直線部33全長にわたって直線部33端面と歯1
0との間の隙間40が一定となるようにしたものでもよ
い。この場合、直線部33端面のバリが歯10によって
切断されることをより確実に防止でき、基材シート30
の搬送及び位置決めの際に飛散するガラス繊維の破片を
より一層少なくすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のス
プロケットにおいては、基材シートの搬送及び位置決め
の際にその歯がスプロケット穴の直線部端面、すなわち
バリが多量に生じている端面に接触することはないので
ある。従って、従来の如くスプロケットの歯が直線部端
面のバリを切断することは防止でき、基材シートを搬送
及び位置決めする際に飛散するガラス繊維の破片を極め
て少なくすることができるのである。つまり、本発明の
スプロケットによれば、内部にガラスクロスを有する基
材シートを搬送してもガラス繊維の破片が飛散すること
を抑えることができ、ガラス繊維の破片が基材シートの
表面に付着することにより種々の工程において生じる弊
害を防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基材シートの搬送用スプロケット
の一実施例を示す部分平面図である。
【図2】図1に示したスプロケットの部分正面図であ
る。
【図3】スプロケットの歯の別の例を示す部分平面図で
ある。
【図4】基材シートを示す部分平面図である。
【図5】スプロケットにより基材シートを搬送する状態
を示す部分側面図である。
【図6】従来の基材シートの搬送用スプロケットを示す
部分平面図である。
【図7】図6に示したスプロケットの部分正面図であ
る。
【図8】基材シートのスプロケット穴を示す部分平面図
である。
【符号の説明】
10 歯 11 接触部 12 凹部 20 搬送用スプロケット 30 基材シート 31 スプロケット穴 32 隅部 33 直線部 40 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲線状の隅部と各隅部間を結ぶ直線部よ
    りなる略四角形状の複数のスプロケット穴を備えた内部
    にガラスクロスを有する基材シートを搬送する、基材シ
    ートの搬送用スプロケットであって、 前記スプロケット穴の隅部端面と接触する接触部と、
    スプロケット穴の直線部端面との間に隙間を形成する
    凹部とを有する歯を備えたことを特徴とする基材シート
    の搬送用スプロケット。
JP13318092A 1992-05-26 1992-05-26 基材シートの搬送用スプロケット Expired - Lifetime JP3170692B2 (ja)

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