JP3169435B2 - 振動フィーダ - Google Patents

振動フィーダ

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JP3169435B2
JP3169435B2 JP14932392A JP14932392A JP3169435B2 JP 3169435 B2 JP3169435 B2 JP 3169435B2 JP 14932392 A JP14932392 A JP 14932392A JP 14932392 A JP14932392 A JP 14932392A JP 3169435 B2 JP3169435 B2 JP 3169435B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として組合せ秤に用い
られる電磁振動式のフィーダに関し、特に供給特性の悪
い被処理物に適した小型サイズの振動フィーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、組合せ秤において採用されている
板ばねを用いた電磁振動式のフィーダは、例えば図2に
よって示されるように、トレイ1は下面のほぼ中央に定
着されている取付片の下端を上部フレーム2に取り付け
られて支持されており、その上部フレーム2は下端部を
ベッド4に固着されている複数の板ばね3によって連結
されて支持されている。マグネットコイル6はベッド4
上に設けられ、可動コア5は前記上部フレーム2にギャ
ップtをおいて取り付けられている。そして、前記板ば
ね3は垂直方向に対して20°の傾斜で配され、マグネ
ットコイル6の吸引方向は水平方向になるように、それ
ぞれ組み立てられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の電
磁振動式のフィーダでは、被搬送物として供給特性の悪
いもの、例えばブロイラ肉、漬物、梅干し、生蛎、カッ
ト野菜、ガミーキャンデーなどを取り扱う場合、振動の
振幅を強大にする必要がある。そこで本発明者はトレイ
の振幅の増大とその振動成分の上下方向の成分を増大で
きるフィーダとして、先願考案(実願平3−23166
号)を得たのである。この先行技術は図3で例示するよ
うに、マグネット6Aの吸引方向がトレイ支持部7を通る
垂直線に対して送り出し反対側への傾斜角を大きく(例
えば15°)傾斜させ、併せてトレイ支持板ばね3Aを2
0°以上(具体的には45°)に傾斜させた構成のもの
を得たのである。なお、図中符号1はトレイ、2Aは上部
フレーム、4はベッドである。しかしながら、この形式
の電磁振動式のフィーダ1Aではマグネット6Aが1組で構
成されている。そのために、駆動用のマグネットが大型
化し、それに伴いフィーダ全体も大型化することにな
り、比較的小容量で小型サイズの組合せ秤に組み合わせ
るには、適応させることが困難である。
【0004】すなわち、図4に例示されるように組合せ
秤Aは中央に配される分散フィーダBの周囲に、計量部
へのフィーダ1Aが放射状に複数個配置され、その各フィ
ーダ1Aの外側下部に図示されない供給ホッパ及び図示さ
れない計量ホッパがそれぞれ付設され、この図で示され
る最大外形差渡し径Dがほぼ円形状の組合せ秤Aの本体
部の直径となるので、この組合せ秤Aの本体部の直径は
各フィーダ1Aの数とそのフィーダ1Aのトレイの幅とによ
って、制限を受ける。そのためにマグネットコイル6Aが
大きくなると、組合せ秤Aの直径も大型化することにな
って、組合せ秤Aの直径を小型化することが困難であっ
た。
【0005】また、振動の振幅が大きくなるので板ばね
の振動時の撓みが大となり、その結果、板ばねの耐久性
について問題がある。さらに、振動時の振幅が大きくな
るためマグネットコイルと可動コアとのギャップが大に
なって電流値が大きくなり、電源制御部の容量の大きな
ものが必要となる。またさらに、マグネットコイルの発
熱容量についても問題がある。
【0006】そこで本発明にては、マグネットと板ばね
とによる電磁振動式のフィーダにおいて、比較的小型の
マグネットを2組用いて構成することにより、振動成分
の増大を図るとともに全体が小型化できる振動フィーダ
の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、トレイを支える上部フレームとベッド
とを連結している板ばねがトレイ支持部を通る垂直線に
対して送り出し反対側へ傾斜され、2個の加振用のマグ
ネットがその吸引方向を前記板ばねの傾斜に対して一定
の角度で傾斜させて、前記加振用のマグネットの吸引合
力が前記上部フレームとトレイ支持台との連結部近傍で
作用して前記板ばねの撓み方向の振動力が得られるよう
に配設される構成となっている。
【0008】
【作用】このように構成される本発明によれば、2個の
加振用のマグネットの合力が前記板ばねの撓み方向に加
振するように配置され、トレイの振幅及び上下方向の振
動成分を大きくして、供給特性の悪い被処理物であって
も、円滑に供給させることができる機能を備えていて、
しかも、加振用のマグネットが小さくできるのでフィー
ダとしての幅寸法も小さくなり、全体的に小型化でき
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の振動フィーダを一実施例につい
て図面を参照しつつ説明する。図1に示されるのは本発
明の振動フィーダの一具体例正面図である。
【0010】この図において、トレイ10は、そのトレイ
10下面のほぼ中央に定着されているトレイ取付台11の下
端を上部フレーム12と一体化されて、その上部フレーム
12とベッド15とを繋ぐ複数の板ばね14によって、所要高
さに支持されている。前記の板ばね14は、図1で示され
ているように、下端をベッド15に取り付けられ、上端を
上部フレーム12の前後両端にそれぞれ傾斜して取り付け
られている。なお、この具体例では板ばね14が前側に1
個、後側に1個の配分で設けられている(但し、これに
限定されるものではない)。
【0011】加振用のマグネット16,16' の可動コア1
8,18' は、前記トレイ取付台11との連結部に近い位置
で、上部フレーム12の上下両面に所定の角度(後述)で
取り付けられている。マグネットコイル17,17' はベッ
ド15上で前記各可動コア18,18' と所要のギャップをお
いて支持片19,19' により固着されている。符号21は緩
衝用のコイルスプリングであって、振動フィーダからの
振動がこの振動フィーダの取り付けられる例えば組合せ
秤の本体部への伝達を防止するのに設けられている。
【0012】前記振動用の上下方向の振動成分を得るた
めのマグネット16は、前記トレイ取付台11の中心を通る
垂直線aに対して吸引方向が15°傾いて設けられ、横
方向の振動成分を得るためのマグネット16' は、前記垂
直線aに対して75°傾いて設けられる。なお、前記各
板ばね14は垂直線aに対して45°の傾斜で設けられて
いる。したがって、前記各マグネット16,16' の吸引方
向は、板ばね14に対してθ1 =θ2 =30°で取り付け
られて、その傾斜角度の方向が逆になっている。
【0013】ここでマグネットコイル17の励磁により可
動コア18が吸引されると、板ばね14が撓み、そのマグネ
ット16の吸引力をFとするとその際の上部フレーム12の
板ばね14による撓み方向の変位力Eは、 E=Fsin30° ∴E=1/2F となる。 また、マグネットコイル17' の励磁により可動コア18'
が吸引されると、板ばね14が撓み、そのマグネット16'
の吸引力をF’とするとその際の上部フレーム12の板ば
ね14による撓み方向の変位力E’は、 E’=F’sin30° ∴E’=1/2F’となる。 この変位力E=E’であり、同一方向である。したがっ
て、マグネット16,16'の吸引による合力は E+E’
として両マグネット16,16' の作用線b−bとc−cと
が交差する上部フレーム12上の位置に作用して、常にE
+E’の力で加振されることになる。
【0014】以上のように本発明では先願によって得た
ところのトレイ10を支持する板ばね14を大きく傾斜させ
るとともにマグネットの吸引方向も後退方向に傾斜させ
る形式で高振幅が得られる利点をさらに改善し、マグネ
ット16,16' の吸引方向が板ばね14に対して30°の角
度を付けることでその吸引力が板ばね14の撓み方向に見
て小さくなるがこれを2個のマグネット16,16' によっ
て補って、しかも、少ない吸引間隙でもって大きな振幅
を得ることができる。
【0015】このようにして小型のマグネットを2個用
いるようにしたことにより、当然大形のマグネットより
も幅方向の寸法が小さくできるので、この振動フィーダ
を組合せ秤の供給用に使用して、マグネットの位置を円
形配列される組合せ秤の本体の中心に近づけることがで
きて振動フィーダのトレイの外周方向の先端部も前記中
心から短い位置で収まることになり、その結果、組合せ
秤の本体部の外径を小さくして全体のサイズを小型化す
ることが可能になる。なお、本発明の振動フィーダは小
型化して供給性能が高められているので、単独で使用し
て有効である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、加振用のマグネットを
小型化して高振幅性能を得ることができるとともに、フ
ィーダ全体をも小型化でき、供給特性の悪い被処理物を
取り扱う振動フィーダとして組合せ秤に組み込んで有用
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動フィーダの一具体例を示す正面図
である。
【図2】従来の組合せ秤に組み込まれる供給用の振動フ
ィーダの正面図である。
【図3】先願技術による組合せ秤に組み込まれる供給用
の振動フィーダの正面図である。
【図4】組合せ秤における供給用の振動フィーダの配置
の要領を表す図である。
【符号の説明】
10 トレイ 11 トレイ取付台 12 上部フレーム 14 板ばね 15 ベッド 16,16’ 加振用のマグネット 17,17’ マグネットコイル 18,18’ 可動コア 19,19’ 支持片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイを支える上部フレームとベッドと
    を連結している板ばねがトレイ支持部を通る垂直線に対
    して送り出し反対側へ傾斜され、2個の加振用のマグネ
    ットがその吸引方向を前記板ばねの傾斜に対して一定の
    角度で傾斜させて、前記加振用のマグネットの吸引合力
    が前記上部フレームとトレイ支持台との連結部近傍で作
    用して前記板ばねの撓み方向の振動力が得られるように
    配設されることを特徴とする振動フィーダ。
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