JP3169409U - 荷役運搬車両における荷台スライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】引き出し及び収納操作が簡単で、使用位置での移動荷台の飛び出し及び収納位置での移動荷台の移動を阻止できる荷役運搬車両における荷台スライド装置を提供する。【解決手段】後部に後部扉3で開閉される荷物出入用の開口4を設けた荷役運搬車両において、荷台2の床5上に載設されたベース枠7と、ベース枠7上に前記開口4から後方水平突出可能にスライド自在に支持された移動荷台8と、移動荷台8を車内の収納位置から車外の後方へ突出した使用位置へ引き出す時に移動荷台8の飛び出しを阻止する飛び出し阻止手段と、移動荷台8を収納位置に収納した状態で移動荷台8が後方へ移動するのを阻止すると共に移動荷台8を使用位置に引き出した状態で移動荷台8が前方へ移動するのを阻止する移動荷台ストッパー機構10と、移動荷台8を収納位置にロックするロック手段とを備えてなる。【選択図】図1

Description

本考案は、ワンボックスバン等の荷役運搬車両における荷台スライド装置に関する。
従来この種の荷台スライド装置としては、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。この荷台スライド装置は、車内に載置可能なベース板と、ベース板上にスライド可能に支持されたスライドテーブルと、スライドテーブルを車内に収納された状態から前記開口部から後方へ突出可能にスライドさせるスライド機構とを備え、このスライド機構が、ベース板上にスライド可能に支持された複数のスライドガイドを備え、これらのスライドガイド上にスライドテーブルが支持されている。即ち、荷台スライド装置は、スライドガイドとベース板とに対してスライドテーブルがスライド可能に支持されている。そして、使用に際し、車両の後部扉を開け、収納時ストッパーピンを抜いてスライドガイドストッパー機構を解除し、開口部からスライドガイドを引き出すと共に、引き出し時ストッパーピンを引き出し時にピン孔に挿入しスライドガイドを引き出し位置に固定する。その後、スライドテーブルを引っ張ってスライドテーブルストッパー機構を解除すると共に車内から引き出してスライドさせ、引き出されたスライドガイド上に載置する。
特開2009−67175号公報
上記従来の荷台スライド装置では、使用に際し、車両の後部開口部からスライドガイドを車外に引き出し、その後にスライドテーブルを引っ張って引き出す必要があり、またスライドガイドの引き出し時には収納時ストッパーピンを抜いてスライドガイドストッパー機構を解除する必要があることから、使用状態とするまでに手間がかかる。そしてまた、荷台スライド装置の使用後には、スライドテーブルを車内に戻し、引き出し時ストッパーピンを抜いてスライドテーブルストッパー機構を解除した後、スライドガイドを車内に収納すると共に、収納時ストッパーピンをピン孔に挿入する必要があることから、収納作業を手間がかかる。さらにまた、スライドガイドの引き出し時や収納時にストッパーピンをピン孔に挿入するのを忘れたならば、スライドガイドが車外へ抜け出たり、スライドガイドが車内で不測に移動して後部扉を傷つけるおそれがある。
本考案は、使用に際しての引き出し操作及び使用後の収納操作を簡単に行えると共に、使用位置での移動荷台の飛び出し及び収納位置での移動荷台の移動を阻止することのできる荷役運搬車両における荷台スライド装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照番号を付して説明すると、請求項1に係る考案の荷役運搬車両における荷台スライド装置は、後部に後部扉3で開閉される荷物出入用の開口4を設けた荷役運搬車両において、荷台2の床5上に載設されたベース枠7と、ベース枠7上に前記開口4から後方水平突出可能にスライド自在に支持された移動荷台8と、移動荷台8を車内の収納位置から車外の後方へ突出した使用位置へ引き出す時に移動荷台8の飛び出しを阻止する飛び出し阻止手段9と、移動荷台8を収納位置に収納した状態で移動荷台8が後方へ移動するのを阻止すると共に移動荷台8を使用位置に引き出した状態で移動荷台8が前方へ移動するのを阻止する移動荷台ストッパー機構10と、移動荷台8を収納位置にロックするロック手段11とを備えてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載荷役運搬車両における荷台スライド装置において、飛び出し阻止手段9は、移動荷台8側に設けた当接片28とベース枠7側に設けた被当接片29とからなり、移動荷台8が収納位置から使用位置に到達した時に当接片28が被当接片29に当たることによって使用位置からの移動荷台8の飛び出しを阻止するようになっていることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2に記載の荷役運搬車両における荷台スライド装置において、移動荷台ストッパー機構10は、一端部に係止爪30を形成し且つ他端部に移動荷台長さ方向に延びる係止解除用ロッド31の先端部を枢着したベルクランク32を、移動荷台8の前端部に枢着すると共に、係止爪30がベース枠7の略全長に亘って延びる水平支持面17aに常時接触するように付勢するバネ34を設け、ベース枠7の水平支持面17aには前端部に、後方から前方へ上り傾斜状となる斜面36aとその上り終端から垂下する垂直係止面36bとを有する前部側ステップ片36を設け、水平支持面17aの後端部には、前方から後方へ上り傾斜状となる斜面37aとその上り終端から垂下する垂直係止面37bとを有する後部側ステップ片37を設け、係止解除用ロッド31の基端部に設けた把手31oを移動荷台8の後端部に突出させてなるもので、移動荷台8が使用位置側から収納位置側へ移動する時にベース枠7の水平支持面17a上を摺動する係止爪30が前部側ステップ片36を乗り越えて垂直係止面36bに係止することにより、収納位置での移動荷台8の後方移動を阻止し、移動荷台8が収納位置側から使用位置側へ移動する時には係止爪30が後部側ステップ片37を乗り越えて垂直係止面37bに係止することにより前方移動を阻止し、また係止解除用ロッド31をバネ34に抗して引っ張ることにより各ステップ片36,37での係止爪30の係止を解除するようになっていることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の荷役運搬車両における荷台スライド装置において、ロック手段11は、移動荷台8の後端部に、ロックピン39を移動荷台8の移動方向と直交する方向に移動自在に設け、このロックピン39をベース枠7の後端部に設けたピン孔40に挿通することによって、移動荷台8を収納位置にロックするようになっていることを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜4の何れかに記載の荷役運搬車両における荷台スライド装置において、地面GL上に垂直に立てられて、使用位置に引き出される移動荷台8の引出端部を支持するキャスター45付きスタンド12を、移動荷台8の後端部下面側に収納されるスタンド収納位置とこの収納位置から引き出して垂直に立てられるスタンド使用位置とに位置変更可能に移動荷台8に取り付けてなることを特徴とする。
上記解決手段による考案の効果を、後述する実施形態の参照番号を付して説明すると、請求項1に係る考案によれば、車両1の後部扉3が閉まって移動荷台8が車内に収納された収納位置にある時は、移動荷台8は、移動荷台ストッパー機構10よって後方への移動を阻止されると共に、ロック手段11によってベース枠7にロックされるから、ベース枠7に対する前後移動できない状態となる。即ち、移動荷台8が収納位置にある時は、移動荷台8は、移動荷台ストッパー機構10とロック手段11とによって二重にロックされた状態となり、特にロック手段11は、作業者がロック操作することによって移動荷台8をベース枠7にロックするものであるから、作業者がうっかりしてロック手段11のロック操作を忘れた場合でも、移動荷台8の後方移動を阻止でき、従って移動荷台8の不測の移動による後部扉3の損傷等を防止できる。また、移動荷台8が使用位置に引き出された状態では、移動荷台8は、移動荷台ストッパー機構10によって前方移動を阻止されるから、荷物の積み込み中に移動荷台8が車内側へ移動する、つまり前戻りすることがなく、積み込み作業が容易となる。
請求項2に係る考案によれば、移動荷台8の引き出しの際には、移動荷台8が車内から車外の使用位置に到達した時に飛び出し阻止手段9の当接片28が被当接片29に当たって、使用位置からの移動荷台8の飛び出しを阻止することができる。
請求項3に記載された構成の移動荷台ストッパー機構10を採用することにより、移動荷台8を収納位置に収納した状態で移動荷台8の後方移動を自動的に有効に阻止できると共に、移動荷台8を使用位置に引き出した状態で移動荷台8の前方移動を自動的に有効に阻止することができる。
請求項4に係る考案によれば、ロック手段11は、移動荷台8の後端部に、ロックピン39を移動荷台8の移動方向と直交する方向に移動自在に設け、ロックピン39をベース枠7の後端部に設けたピン孔40に挿通することによって移動荷台8を収納位置にロックするようになっているから、ロック手段11の構造が簡単になると共に、簡単な操作で移動荷台8を収納位置にロックすることができる。
請求項5に係る考案によれば、移動荷台8を押して荷物を車内に収納する時に、移動荷台8の後端部に取り付けたスタンド12の下端部のキャスター45が地面GL上を転動するから、移動荷台8を収納位置まで軽く移動させることができると共に、可なり重い荷物を移動荷台8に載せても、移動荷台8を水平姿勢で安定良く移動させることができる。また、スタンド12は、移動荷台8の後端部下面側に収納されるスタンド収納位置とこの収納位置から引き出して垂直に立てられるスタンド使用位置とに位置変更可能に移動荷台8に取り付けてあるから、使用後は移動荷台8下面側のスタンド収納位置に簡単に収納できて、場所をとることがなく、使用する時はその収納位置から引き出して迅速に使用でき、非常に便利である。
(a) は本考案の荷役運搬車両の実施形態を示す側面図、(b) は荷役運搬車両内に設置された荷台スライド装置を示す拡大平面図、(c) は 同荷台スライド装置の一部断面側面図である。 (a) はベース枠の平面図、(b) は(a) のA−A線断面図、(c) は(a) のB−B線断面図である。 (a) は移動荷台の平面図、(b) は(a) のC−C線断面図、(c) は側面図であり、(d) は(a) のI−I線断面図である。 (a) は図1の(b) のD−D線拡大断面図、(b) は(a) のE−E線断面図である。 図1の(b) のF−F線拡大断面図である。 (a) は移動荷台が収納位置に実際に移動した状態での図1の(b) のG−G線拡大断面図、(b) は(a) のH−H線断面図である。 (a) は移動荷台が車内の収納位置にある状態の側面図、(b) は車外の使用位置にある状態の側面図、(c) は使用位置において移動荷台の後端部にスタンドを取り付けた状態の側面図である。 (a) はロック手段がロック位置にある状態を車両の斜め後方から見た斜視図、(b) は同ロック手段を車両後方から見た正面図である。 (a) は図3の(d) の一部拡大図で、キャスター付きスタンドを示し、(b) は(a) のK−K線断面図である。 (a) は図9の(a) に示すスタンドの一部断面拡大側面図で、図10の(a) のL−L線断面図でもあり、(b) はその縦断面図である。
以下に本考案の好適な実施形態について図面を参照しながら説明すると、本考案に係る荷役運搬車両は、図1に示すワンボックスバンタイプの車両1に実施されるものであり、この車両1の形態は、周知のように後部座席側に荷台2が形成され、この荷台2への荷役の積み下ろし作業は、跳ね上げ式の後部扉3で開閉される荷物出入用の開口4を介して行い、そして荷役運搬車両の荷台スライド装置6は、荷台2の床5に設置される。
ようになっている。
本考案の荷台スライド装置6は、図1〜図9に示すように、荷台2の床5上に載設されたベース枠7と、このベース枠7上に前記車両1の開口4から後方水平突出可能にスライド自在に支持された移動荷台8と、この移動荷台8を車内の収納位置から車外の後方へ突出した使用位置へ引き出す時に移動荷台8の飛び出しを阻止する飛び出し阻止手段9と、移動荷台8を収納位置に収納した状態で移動荷台8が後方へ移動するのを阻止すると共に移動荷台8を使用位置に引き出した状態で移動荷台8が前方へ移動するのを阻止する移動荷台ストッパー機構10と、移動荷台8を収納位置にロックするロック手段11と、地面GL上に垂直に立てられて、使用位置に引き出される移動荷台8の引出端部を支持するスタンド12とを備えている。
上記荷台スライド装置6の構成部材について詳細に説明すれば、ベース枠7は、図2の(a) 〜(c) に示すように、両側一対の側枠13,13と、両側枠13,13の夫々前後両端部どうし及びその中間部どうしをつなぐ前後横枠14,15及び中横枠16と、これら前後中横枠14,15,16の中央部に亘って連結された中縦枠17とから構成され、各側枠13は溝形材からなり、横枠14はL形材からなり、横枠15,16及び中縦枠17は夫々平板材からなる。このベース枠7は、車両荷台2の床5に予め設けてあるボルト用ネジ孔(例えば、既設のフック孔)にボルト止めすることによって、床5上に取り外し可能に載設されるようになっている。
このベース枠7に支持される移動荷台8は、図3の(a) 〜(c) に示すように、両側一対の側枠18,18と、両側枠18,18の夫々前後両端部どうし及びその中間部どうしをつなぐ前後横枠19,20及び中横枠21と、これら前後中横枠19,20,21の夫々中央部に亘って連結される中縦枠22とにより台枠8aを形成し、この台枠8aの両側枠18,18に夫々複数個のローラ23を軸支してなるもので、側枠18は断面略Z字状の形材からなり、前後横枠19,20、中横枠21及び中縦枠22は夫々L形材からなる。側枠18、前後横枠19,20及び中横枠21には、図3の(a) に示すように、積荷固定ロープのロープ掛け止め用フックを掛止する大小の掛止孔24a,24bが設けてある。また、図示は省略するが、台枠8aの上面には木製合板やプラスチックボート等からなる天板を取り外し可能に装着することができる。
図4の(a) ,(b) は移動荷台8がローラ23を介してベース枠7にスライド自在に支持された状態を示す。この図から分かるように、移動荷台8のガイドローラ23は、側枠18の外側面に固着されたコ字形のブラケット25を介して支軸26(ボルト・ナット)により軸支されていて、溝形材からなるベース枠7の側枠13内に挿入されると共に、この側枠13に敷設されたガイドレール27に係合されている。
飛び出し阻止手段9は、移動荷台8を図7の(a) に示すように車内に収納された収納位置から同図の(b) ,(c) に示すように車外の後方へ突出した使用位置へ引き出す時に移動荷台8の飛び出しを阻止するもので、この飛び出し阻止手段9としては、図4の(a) 及び図5に示すように、移動荷台8を形成する側枠18の前端部に固着された当接片28と、ベース枠7を形成する側枠13の後端部にボルトで固定された被当接片29とからなり、しかして移動荷台8が収納位置から使用位置に到達した時に当接片28が被当接片29に当たることによって使用位置からの移動荷台8の飛び出しを阻止することができる。
移動荷台ストッパー機構10は、図1の(b) 、図5及び図6に示すように、一端部に係止爪30を形成し且つ他端部に移動荷台8の長さ方向に延びる係止解除用ロッド31の先端部をピンP1で枢着したベルクランク32を、移動荷台8の前端部に支軸33によって枢着すると共に、係止爪30がベース枠7の全長に亘って延びる中縦枠17の上面(水平支持面)に常時接触するように付勢するコイルバネ34をベルクランク32と移動荷台8側のブラケット35との間に介装し、そしてベース枠7の水平支持面である中縦枠17の上面には前端部に、後方側から前方側方向に上り傾斜状となる斜面36aとその上り終端から垂下する垂直係止面36bとを有する車内端部側ステップ片36を設け(図6参照)、また中縦枠17上面(水平支持面)の後端部には、前方側から後方側方向に上り傾斜状となる斜面37aとその上り終端から垂下する垂直係止面37bとを有する車外端部側ステップ片37を設け(図5参照)、前記係止解除操作用ロッド31の後端部に設けた把手31oを移動荷台8の後方側端面に突出させたものである。
しかして、この移動荷台ストッパー機構10によれば、移動荷台8が車外の使用位置側から車内の収納位置側へ移動する時に、ベース枠7の中縦枠17の上面17a(水平支持面)を摺動する係止爪30が、図6に示すように前部側ステップ片36の斜面36aを上り終えて垂直係止面36bに係止することにより、収納位置での移動荷台8の後方移動、つまり後戻りを自動的に阻止することができ、また移動荷台8が収納位置側から使用位置側へ移動する時には、係止爪30は、図5に示すように後部側ステップ片37の斜面37aを乗り越えると、中縦枠上面17a(水平支持面)に落下して垂直係止面37bに係止し、それにより移動荷台8の前方移動、つまり前戻りを自動的に阻止することができる。また、図5及び図6に示すように、係止爪30がステップ片36,37の垂直係止面36b,37bに係止されている状態から、係止解除用ロッド31の把手31o(図3参照)を掴んで、バネ34に抗して係止解除用ロッド31を引っ張ることにより、ベルクランク32が図5及び図6の仮想線図示のように反時計回りに回動して、各係止爪30が各ステップ片36,37の垂直係止面36b,37bでの係止を解除されるようになっている。
係止解除用ロッド31は、図3の(a) ,(d) から分かるように、ブラケット35の後方位置で中横枠21の中央部を挿通した(その挿通孔を図5に21aで示す)後、斜め後方に延びて、片方の側枠18寄りの位置でその後方の中横枠21,21から後横枠20を挿通し、その挿通端部に把手31oを取り付けたもので、この把手31oは、後横枠20の後端面の左右両側に設けてあり移動荷台押し引き操作用手掛け49,49の片側の手掛け49内に位置する。両側の手掛け49,49は、移動荷台8を出し入れする時に両手を掛けるものであるが、この際に片側の手掛け49に掛けた手で係止解除用ロッド31の把手31oを引っ張り操作できるようになっている。
図1の(b) 、図2の(a) ,(c) 及び図6において、38は、ベース枠7上の移動荷台8が図1の(b) の仮想線図示のように車外の使用位置から車内の収納位置に収納される時に台枠8aの前端部を当接させてそれ以上入らないように制限するストッパーである。また、図5及び図6に示すように、係止解除操作用ロッド31の先端部には取付片31aが取り付けてあり、この取付片31aがピンP1によってベルクランク32の他端部に枢着されている。
図8は移動荷台8を収納位置にロックするロック手段11を示すもので、(a) はロック手段11がロック位置にある状態を車両の斜め後方から見た斜視図であり、(b) はロック手段11を車両後方から見た正面図である。このロック手段11は、移動荷台8の台枠8aを形成する後横枠20後端面の端部側に、ロックピン39を移動荷台8の移動方向と直交する方向に移動自在に設け、このロックピン39を、ベース枠7の側枠13の後端部に設けたピン孔40に挿通することによって、移動荷台8を収納位置にロックするようになっている。このロックピン39は、図示のように、ピンホルダー41の円筒部41aにスライド自在に保持されるもので、ピンホルダー41の取付基板41bを台枠8aの後横枠20後端面に取り付け、しかしてロックピン39に突設されたハンドル39aを、円筒部41aの軸方向に設けたスライド溝aからその一端部の回動溝bに係入させることによってロックピン39のロック状態を保持でき、またハンドル39aをスライド溝aからその他端部の回動溝cに係入させることにより、ロックピン39をロック解除状態に保持できるようになっている。また、ロックピン39が挿通するロック孔40は、ベース枠7の側枠13後端部に取り付けた取付部片42に設けられる。
図9及び図10は使用位置に引き出される移動荷台8の引出端部を支持するキャスター45付きスタンド12を示し、図9の(a) は図3の(d) の一部拡大図、(b) は(a) のK−K線断面図であり、図10の(a) は図9の(a) に示すキャスター付きスタンドの拡大側面図、(b) はその一部断面平面図である。このスタンド12は、移動荷台8の後端部下面側に収納されるスタンド収納位置とこの収納位置から引き出して垂直に立てられるスタンド使用位置とに位置変更可能に移動荷台8に取り付けられたもので、脚柱43と、この脚柱43の下端部に回転自在に連結された高さ調整用螺軸44と、この螺軸44の下端部に取り付けられたキャスター45とからなる。
更に詳細に説明すれば、キャスター45付きスタンド12は、非使用時には、脚柱43及び螺軸44の部分が、台枠8aの中縦枠22に固定された第1収納函46に収納され、キャスター45部分が、スタンド収納函46の後端に連通連設された第2収納函47に収納され、そしてスタンド使用時には、第2収納函47からキャスター45を引っ張ることによって、図9の仮想線図示のように脚柱43及び螺軸44の部分を第1収納函46から第2収納函47を通じて水平に後方へ引き出した後、脚柱43の上端部を第2収納函47に残したままキャスター45部分を90度回転させて、地面GLに対し垂直に立てるようになっている。
即ち、スタンド12の脚柱43にはその上端部に、水平方向に延びるガイドピン48が貫通突設してあって、このガイドピン48の両端部が、第1収納函46の左右側壁46a,46a及び第2収納函47の左右側板47a,47aに亘って設けられたガイド溝49にスライド自在に挿通支持されている。第2収納函47側にあるガイド溝49の後端部は、上向きに立ち上がる立上溝部50を形成しており、この立上溝部50には、第2収納函47の片側の側板47aに上端部が枢着された係止レバー51のフック51aが介入し、この係止レバー51は、常時はレバー止め52によってフック51aが図10の(a) の実線図示のような位置にくるように保持されている。
尚、第2収納函47は、図10の(a) ,(b) に示すように、台枠8aの後横枠20の後端面に取り付けてある基板47oに固着された左右側板47a,47aと、左右側板47a,47aをつなぐ上板47bとからなり、基板47oには、第1収納函46の内部と第2収納函47の内部とを連通する開口部56と、第1収納函46から第2収納函47に亙って延びるガイド溝49の一部も形成されている(図10の(a) 参照)。また、第2収納函47の後端入口には蓋53がヒンジ54で開閉自在に枢着され、その遊端部には、前記ロック手段11と同じ構造のロック部材55が設けてあって、閉鎖位置でロックできるようになっている。
スタンド12の使用にあたっては、図9及び図10の実線図示のようにスタンド12が収納位置にある状態から、第2収納函47の入口の蓋53を開けて、キャスター45部分を後方へ引っ張ると、脚柱43が第1収納函46側のガイド溝49に沿ってスライドするガイドピン48によって案内されながらキャスター45部分が第1収納函46から引き出され、しかしてガイドピン48が第2収納函47側にあるガイド溝49の終端部まで来た時点で、スタンド12を下向きに回転させて垂直姿勢にした後、常時は図10の(a) の実線図示位置にある係止レバー51を手で同図の仮想線のような位置まで引き上げたまま、スタンド12を少し持ち上げて、ガイドピン48を、図10の(a) の仮想線図示のように立上溝部50の上部側に入り込ませた状態で、係止レバー51から手を放すと、レバー51のフック51aが同図に示すようにガイドピン48を係止保持し、それにより脚柱43の上端部後側面が、図9の仮想線図示のように第2収納函47の基板47oに当接支持されて、スタンド12を垂直姿勢に保持するようになっている。
スタンド12の使用を終えて収納する時は、垂直姿勢にあるスタンド12を、ガイド溝49の立上溝部50内にあるガイドピン48を中心に回転させて水平姿勢にした後、前方へ押せば、脚柱43及び螺軸44部分が第2収納函47から第1収納函46に収納され、キャスター45部分が第2収納函47に収納されて、スタンド12全体が収納位置に収納される。その後、ロック部材55をロック操作して蓋53を閉じ位置にロックする。
次に、上記のような構成よりなる荷台スライド装置6の使用方法について説明すると、先ず、図1の(a) ,図7の(a) に示すように、車両1の後部扉3が閉まって移動荷台8が車内に収納された収納位置にある時には、移動荷台8は、図6の(a) に示すように移動荷台ストッパー機構10のよる自動的なロック作用によって後方への移動を阻止されると共に、図8の(a) ,(b) に示すようにロック手段11のロックピン39をベース枠7後端部のピン孔40に挿通することにより、ベース枠7に対しロックされているから、ベース枠7に対する前後の移動できない状態となっている。即ち、移動荷台8が収納位置にある時は、移動荷台8は、移動荷台ストッパー機構10とロック手段11によって二重にロックされた状態となり、特にロック手段11は、作業者がロック操作することによって移動荷台8をベース枠7にロックするものであるから、作業者がうっかりしてロック手段11のロック操作を忘れた場合でも、移動荷台8の後方移動を阻止でき、従って移動荷台8の不測の移動による後部扉3の損傷等を防止できる。
荷台スライド装置6の使用にあたっては、図1の(b) ,図7の(b) に示すように、車両1の後部扉3を開け、移動荷台8を車外に引き出して使用位置とする。この移動荷台8の引き出しの際には、移動荷台8が収納位置から使用位置に到達した時に飛び出し阻止手段9の当接片28が被当接片29に当たって(図4の(a) 及び図5参照)、使用位置からの移動荷台8の飛び出しを阻止することができる。そして、図7の(c) に示すように、移動荷台8の引出端部を支持するスタンド12を取り付けて地面GL上に垂直に立てる。この後、フォークリフトによって、パレットの載せた荷物を使用位置にある移動荷台8の上にパレットごと載置する。尚、移動荷台8から荷物を下ろす時は、フォークリフトによってフォークを移動荷台8上のパレットに差し込んでそのまま持ち上げて引き出せばよい。
また移動荷台8を使用位置に引き出した状態では、図5に示すように、移動荷台ストッパー機構10の係止爪30がステップ片37の垂直係止面37bに係止されて、移動荷台8の前方移動が阻止されるから、荷物の積み込み中に移動荷台8が車内側へ前戻りすることがなく、荷物の積み込み作業が容易となる。
荷物の載置作業を終えて、荷物を車内に収納する時は、移動荷台ストッパー機構10の係止解除用ロッド31の把手31oを掴んで引っ張ると、図5に示すベルクランク32が仮想線図示のように回動して、使用位置での移動荷台8の前方移動を阻止している係止爪30による係止状態が解除されるから、この解除状態で移動荷台8の後端部を押して、移動荷台8を車内の収納位置に収納させればよい。尚、係止解除用ロッド31を引っ張っている把手31oは、移動荷台8が少し前方移動すれば、ベルクランク32の係止爪30が後部側ステップ片37の垂直係止面37bから斜面37aの上り終端を超えて斜面37aから水平支持面17a上に位置するから、移動荷台8を少し前方移動させた後、直ちに手から放せばよい。
また移動荷台8を押して荷物を車内に収納する時は、移動荷台8の後端部に取り付けたスタンド12の下端部のキャスター45が地面GL上を転動するから、移動荷台8を収納位置まで軽く移動させることができると共に、可なり重い荷物を移動荷台8に載せても、移動荷台8を水平姿勢で安定良く移動させることができる。
荷物が載置された移動荷台8を車内の収納位置まで前進移動させれば、移動荷台ストッパー機構10の係止爪30が後部側ステップ片37を乗り越えて垂直係止面37bに係止して、自動的に前方移動が阻止される。そして、この収納位置で図8の(a) ,(b) に示すようにロック手段11のロックピン39をベース枠7後端部のピン孔40に挿通することにより、移動荷台8をベース枠7に対し完全にロックすることができる。
1 車両
3 後部扉
4 開口
5 荷台の床
6 荷台スライド装置
7 ベース枠
8 移動荷台
9 飛び出し阻止手段
10 移動荷台ストッパー機構
11 ロック手段
12 キャスター付きスタンド
28 飛び出し阻止手段の当接片
29 飛び出し阻止手段の被当接片
30 係止爪
31 係止解除用ロッド
32 ベルクランク
34 バネ
36 前部側ステップ片
36a 斜面
36b 垂直係止面
37 後部側ステップ片
37a 斜面
37b 垂直係止面
39 ロックピン
40 ピン孔
45 キャスター

Claims (5)

  1. 後部に後部扉で開閉される荷物出入用の開口を設けた荷役運搬車両において、荷台の床上に載設されたベース枠と、ベース枠上に前記開口から後方水平突出可能にスライド自在に支持された移動荷台と、移動荷台を車内の収納位置から車外の後方へ突出した使用位置へ引き出す時に移動荷台の飛び出しを阻止する飛び出し阻止手段と、移動荷台を収納位置に収納した状態で移動荷台が後方へ移動するのを阻止すると共に移動荷台を使用位置に引き出した状態で移動荷台が前方へ移動するのを阻止する移動荷台ストッパー機構と、移動荷台を収納位置にロックするロック手段とを備えてなる荷役運搬車両における荷台スライド装置。
  2. 飛び出し阻止手段は、移動荷台側に設けた当接片とベース枠側に設けた被当接片とからなり、移動荷台が収納位置から使用位置に到達した時に当接片が被当接片に当たることによって使用位置からの移動荷台の飛び出しを阻止するようになっている請求項1に記載荷役運搬車両における荷台スライド装置。
  3. 移動荷台ストッパー機構は、一端部に係止爪を形成し且つ他端部に移動荷台長さ方向に延びる係止解除用ロッドの先端部を枢着したベルクランクを、移動荷台の前端部に枢着すると共に、係止爪がベース枠の略全長に亘って延びる水平支持面に常時接触するように付勢するバネを設け、ベース枠の水平支持面には前端部に、後方から前方へ上り傾斜状となる斜面とその上り終端から垂下する垂直係止面とを有する前部側ステップ片を設け、水平支持面の後端部には、前方から後方へ上り傾斜状となる斜面とその上り終端から垂下する垂直係止面とを有する後部側ステップ片を設け、係止解除用ロッドの基端部に設けた把手を移動荷台の後端部に突出させてなるもので、移動荷台が使用位置側から収納位置側へ移動する時にベース枠の水平支持面上を摺動する係止爪が前部側ステップ片を乗り越えて垂直係止面に係止することにより、収納位置での移動荷台の後方移動を阻止し、移動荷台が収納位置側から使用位置側へ移動する時には係止爪が後部側ステップ片を乗り越えて垂直係止面に係止することにより前方移動を阻止し、また係止解除用ロッドをバネに抗して引っ張ることにより各ステップ片での係止爪の係止を解除するようになっている請求項1又は2に記載の荷役運搬車両における荷台スライド装置。
  4. ロック手段は、移動荷台の後端に、ロックピンを移動荷台の移動方向と直交する方向に移動自在に設け、このロックピンをベース枠の後端部に設けたピン孔に挿通することによって、移動荷台を収納位置にロックするようになっている請求項1〜3の何れかに記載の荷役運搬車両における荷台スライド装置。
  5. 地面上に垂直に立てられて、使用位置に引き出される移動荷台の引出端部を支持するキャスター付きスタンドを、移動荷台の後端部下面側に収納されるスタンド収納位置とこの収納位置から引き出して垂直に立てられるスタンド使用位置とに位置変更可能に移動荷台に取り付けてなる請求項1〜4の何れかに記載の荷役運搬車両における荷台スライド装置。
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CN109941175A (zh) * 2019-04-30 2019-06-28 中国人民解放军陆军军医大学第二附属医院 一种下收下送装置
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