JP3169110U - 口臭チェック装置 - Google Patents

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一嘉 小池
一嘉 小池
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Abstract

【課題】使い勝手がよく、しかも正確に測定できるガスセンサーを使用した口臭チェック装置を提供する。【解決手段】所定の空間を有し壁面に呼気吹込み口7を形成したセンサー収納部2にガスセンサー5を配設し、前記呼気吹込み口から空間内に呼気を吹き込んで口臭を測定する口臭チェック装置において、前記呼気吹込み口を開閉自在とする蓋体を設け、前記センサー収納部2の空間6を外気と連通する状態と遮断する状態に切り替えるようにした。【選択図】図1

Description

本考案は、ガスセンサーを用いて口臭やアルコールの度合いをチェックする口臭チェック装置に関するものである。
最近、口臭を気にする人が増加し、ガスセンサーを備えた各種の口臭チェック装置が提案されている。これらの口臭チェック装置として、例えば特許文献1に示すように、所定の空間を有するセンサー収納部にガスセンサーを設け、該センサー収納部の呼気吹込み口からセンサー収納部内に呼気を吹込み、センサー収納部の空間に滞留した口臭をガスセンサーによって測定する装置がある。
また、特許文献2に示すように、所定の空間を有する筒状ケース内にガスセンサーを設け、該筒状ケースの先端にマウスピースを取り付け、測定時にはマウスピースを口で咥えてガスセンサーを収納した所定の空間に呼気を吹込んで口臭を測定することによって、呼気を外部へ漏らさないようにした状態で測定するようにした装置も提案されている。
特開平5−322816号公報 特開2006−184265号公報
しかしながら、特許文献1に示すものは、センサー収納部が外気と連通しているために、測定時に外部の空気が混入し、特に、風が当たると外気の影響を大きく受けて口臭の測定結果にばらつきが生じる問題があり、また、せっかく吹込んだ呼気が外部に逃げてしまうこともあるため、測定中には呼気を吹き続けなければならず、使い勝手が悪いという問題がある。
また、特許文献2に示すものは、細長い筒状ケースとマウスピースを使用しているために、上記特許文献1のように外気の影響を受けることや呼気が外部に逃げてしまうことがなくなるものの、マウスピースを口に咥えて使用するために、衛生上、使用の都度マウスピースを清掃しなければならず、また細長いマウスピース等のために装置が大型になるために使い勝手が悪く、しかも呼気を吹込む際に出る唾液等が筒状ケース内やマウスピース内に溜まり易く、それが口臭の測定結果が不正確になる原因となっていた。
本考案は、上記課題に鑑みて成したもので、その目的とするところは、使い勝手がよく、しかも正確に測定できる口臭チェック装置を提供することにある。
請求項1記載の考案は、所定の空間を有し壁面に呼気吹込み口を形成したセンサー収納部にガスセンサーを配設し、前記呼気吹込み口から空間内に呼気を吹き込んで口臭を測定する口臭チェック装置において、前記呼気吹込み口を開閉自在とする蓋体を設け、前記センサー収納部の空間を外気と連通する状態と遮断する状態に切り替えるようにしたことを特徴としたものである。
請求項2記載の考案は、センサー収納部の蓋体は常時開き方向にばね付勢されていることを特徴としたものである。
請求項1の構成により、蓋体を開いた状態でセンサー収納部の空間に呼気を吹き込んだ後、すぐに蓋体を閉じて外気と遮断し、その状態で口臭を測定することができるので、外気の影響を受けることなく口臭測定が正確に行える。また、マウスピースを設ける必要もなくなるので、装置が小型化でき衛生面も向上して使い勝手がよくなり、しかも唾液等が溜まることによる不具合もなくなる効果がある。
請求項2の構成により、センサー収納部の空間は測定中以外には常に外気と連通状態に保たれるので、たとえ呼気の吹き込み時に唾液等の水分が混入しても、すぐに蒸発してセンサー収納部を清潔に保つことができる。
本考案の第1実施例の蓋体開放状態を示す斜視図 同上の要部拡大正面図 同上の蓋体閉塞状態を示す要部拡大正面図 図2のA−A断面図 図3のB−B断面図
以下、本考案の実施例を図1乃至図5に基づき説明する。本実施例は、小型携帯用として、本体1と口臭測定部を構成するセンサー収納部2とを一体にした例を示しているが、本考案はこれに限定されるものではなく、両者を別個に構成したものであってもよい。
本体1は筒状に形成し、その表面には口臭測定結果を表示する表示部3と、電源を入り切りするスイッチ4を設け、また本体1の内部には、周知の電源用電池や計測結果を演算表示するための制御手段等(図示せず)を収納している。
センサー収納部2は筒状に形成し、その底部に口臭を測定するためのガスセンサー5を配設すると共に、ガスセンサー5の上部には呼気を導入する所定の空間6を形成し、その周壁には呼気吹込み口7を形成している。
呼気吹込み口7は、呼気をセンサー収納部2の空間6に吹き込むためのものであり、蓋体8にて呼気吹込み口7を開閉自在とし、センサー収納部2を外気と連通する状態と遮断する状態に切り替えるようにしている。このため、呼気を吹き込んだ後すぐに蓋体8を閉じて外気と遮断でき、外気の影響を受けることなく口臭測定が正確に行えるようになっている。
図4及び図5に示すように、蓋体8は、センサー収納部2の上部に配設したツマミ9の回動操作により開閉駆動されるようになっており、またツマミ9は、ばね10により常に蓋体8が開く方向に付勢されている。このため、センサー収納部2内は測定中以外には常に外気と連通状態に保たれるので、たとえ呼気の吹込み時に唾液等の水分が混入しても、すぐに蒸発してセンサー収納部2を清潔に保つことができる。
而して、測定に際しては、図2及び図4に示すように呼気吹込み口7を開いた状態で呼気をセンサー収納部2の空間6に吹込み、その後ツマミ9を手動で回動させて、図3及び図5に示すように呼気吹込み口7を閉塞し外気を遮断した状態で保持して口臭を測定する。次に、測定が完了した時点でツマミ9から手を離すと、ばね10により、図2及び図4に示すように呼気吹込み口7が自動的に開き、センサー収納部2の空間6が外気と連通した状態で保持される。
1 本体
2 センサー収納部
3 表示部
4 スイッチ
5 ガスセンサー
6 空間
7 呼気吹込み口
8 蓋体
9 ツマミ
10 ばね

Claims (2)

  1. 所定の空間を有し壁面に呼気吹込み口を形成したセンサー収納部にガスセンサーを配設し、前記呼気吹込み口から空間内に呼気を吹き込んで口臭を測定する口臭チェック装置において、前記呼気吹込み口を開閉自在とする蓋体を設け、前記センサー収納部の空間を外気と連通する状態と遮断する状態に切り替えるようにしたことを特徴とする口臭チェック装置。
  2. センサー収納部の蓋体は常時開き方向にばね付勢されていることを特徴とする請求項1記載の口臭チェック装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090460A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 日本写真印刷株式会社 ガス検出装置
CN114578036A (zh) * 2022-05-07 2022-06-03 四川大学 一种具有自清洁功能的临床口气检测装置

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