JP3169101B2 - 路面掻きほぐし装置の前カバー機構 - Google Patents

路面掻きほぐし装置の前カバー機構

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JP3169101B2
JP3169101B2 JP06837693A JP6837693A JP3169101B2 JP 3169101 B2 JP3169101 B2 JP 3169101B2 JP 06837693 A JP06837693 A JP 06837693A JP 6837693 A JP6837693 A JP 6837693A JP 3169101 B2 JP3169101 B2 JP 3169101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等の走行手段に支
持されて、アスファルト舗装等の路面を再生その他の目
的で掻きほぐす路面掻きほぐし装置の前カバー機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】路面掻きほぐし装置は、周知の通り機枠
内に架設されかつカッタビットを備えたカッタドラムに
より路面を掻きほぐすものであるが、近年はこの装置の
機枠に、掻きほぐした廃材を搬出するコンベヤ装置を連
結し、カッタドラムの回転力により廃材をコンベヤ装置
に転移させて、併走するトラック自動車等に向けて排出
することが行われている。
【0003】そして、路面掻きほぐし装置は、外部への
廃材の飛散を防止する前カバー,後カバー,サイドカバ
ーを機枠と路面との間に配置して、廃材が装置外に飛散
することを防止している。特に、進行しながら路面を掻
きほぐす装置であるため、廃材がその場所に残存するこ
とのないように、後カバーは掻きほぐし面に掻き取り板
を摺動させて廃材を掻きとるようにしているものもあ
る。
【0004】このような路面掻きほぐし装置の前カバー
としては、例えば本出願人が、先に実開平2─1294
10号公報において開示した路面掻きほぐし装置の前カ
バー機構がある。この考案に係る前カバー機構は、機枠
に対して前カバーを開閉自在に取り付けるとともに、前
カバーに、これを開閉させる開閉手段(実施例において
はワイヤロープ)を連結しており、この開閉手段による
前カバーの開閉によって、装置の前方に置かれた廃材を
装置内に円滑に収容するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の路面掻きほぐし装置の前カバーは、機枠の前側に固
定して配設してあるため、掻きほぐす前の路面がある程
度平坦になっていない場合は、路面の高低変化に対して
前カバーが追従できず、高い位置から低い位置への変化
時は、路面上に廃材を残存させ、逆に低い位置から高い
位置への変化時は、前カバーと路面との間に隙間が生
じ、廃材の飛散及び残存を防止できないといった不具合
があった。
【0006】また、上記開閉手段によって適宜前カバー
を引き上げるようにすると、路面の高低変化にある程度
対応させることが可能ではあるが、この開閉手段として
ワイヤロープ,油圧シリンダ等いかなる公知の技術を適
用したとしても、何らかの人為的操作を必要とし、作業
に手間がかかる上、作業能率を低下させてしまう。本発
明は、上記の課題を解決し得るものであって、その目的
は、掻きほぐす路面の高低に好適に追従し、掻きほぐし
後の廃材の飛散を防止する路面掻きほぐし装置の前カバ
ー機構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の路面掻きほぐし
装置の前カバー機構のうち、請求項1に記載のものは、
外周面に路面掻きほぐし用のカッタビットを備えたカッ
タドラムを機枠に回転可能に支持し、前記機枠を走行手
段に支持させ、さらに路面に摺接して廃材の飛散を防止
する前カバーを、前記機枠の前側で路面との間に配設し
てなる路面掻きほぐし装置において、前記機枠の前側
に、前後方向のアームの前端を、水平軸により枢支する
とともに、このアームの後端に、前記前カバーを取り付
けた構成を特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載のものは、請求項1
に記載のものにおいて、前記機枠の前側に、フレームを
上下方向に移動可能に取り付けるとともに、このフレー
ムに、前記水平軸を取り付けたことを特徴とする。前記
機枠の前側に、フレームを上下方向に移動可能に取り付
けるとともに、このフレームに、前記アームを支持させ
た構成を特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載のものは、請求項2
に記載のものにおいて、前記フレームに、掻きほぐした
廃材を搬出するコンベヤの後端を支持させた構成を特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明の路面掻きほぐし装置の前カバー機構の
うち、請求項1に記載のものによれば、機枠の前側に前
端を枢支したアームの後端に前カバーを取り付け、この
アームがその前端において上下方向に旋回する。これに
よって、掻きほぐす前の路面の位置が高くなると、路面
に押し上げられた前カバーがアームを上方向に旋回さ
せ、逆に位置が低くなると、アームは自重によって下方
向に旋回するので、前カバーは、掻きほぐす前の路面の
高低位置にかかわらず常に路面と適当に摺接した状態に
あり、掻きほぐされた廃材が外部に飛散することがな
い。また、機枠の前側において前後方向のアームの前端
を枢支したことで、走行車両の進行に伴い前カバーがア
ームに引かれることになり、路面の高低変化に追従する
アームの旋回が容易になるとともに、前カバーが路面と
確実に摺接する。
【0011】また、請求項2に記載のものによれば、ア
ームを支持するフレームが、上下方向に移動可能であ
り、掻きほぐす前の路面の位置が高くなると、この路面
に押し上げられてフレームが上方向に移動し、逆に位置
が低くなると、フレーム及びアームの自重によって下方
向に移動する。これによって、アームの上方向への旋回
時に、アームの前端に力が集中するのを防ぎ、また、ア
ーム自体が上下方向に移動可能となるので、前カバーが
路面の高低変化に一層好適に追従する。
【0012】また、請求項3に記載のものによれば、コ
ンベヤの後端が、上下方向に移動可能なフレームに支持
されているので、コンベヤ自体も上下方向に移動可能と
なり、路面の掻きほぐし深さに対するコンベヤの後端の
最適な高さを常に維持し、カッタドラムの回転力による
廃材の転移効率を向上させることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図3は、本発明に係る路面掻き
ほぐし装置の前カバー機構の実施例を示しており、これ
らの図において、路面掻きほぐし装置1の正面図を図
1,上面図を図2に示す。
【0014】路面掻きほぐし装置1は、機枠2にカッタ
ドラム3を回転可能に支持しており、カッタドラム3の
外周面には多数のカッタビット4が突設してあって、カ
ッタドラム3は、回転駆動源(図示せず)に接続されて
いて、カッタドラム3の回転によりカッタビット4が路
面5を掻きほぐすようにしてある。機枠2は、油圧シリ
ンダ等の懸架装置(図示せず)により走行車両に昇降可
能に懸架されて、路面5に沿って移動するようになって
いる。機枠2の左右には、サイドカバー(図示せず)が
路面5との間を内外遮蔽するように、公知の通り昇降自
在にそれぞれ取り付けられ、機枠2の前側には、同様に
ゴム材等からなる前カバー6、同じく後側には、同様に
掻き取り板(図示せず)が取り付けられている。掻き取
り板は、一般に金属板からなり、機枠2の後部下端に取
り付けられている。
【0015】路面掻きほぐし装置1は、上記説明の構成
については周知のものであり、このような路面掻きほぐ
し装置1において、この実施例では、特に機枠2の前側
に設けられて路面との間を内外遮蔽する前カバー10及
び掻きほぐした廃材を搬出するコンベヤ装置20を、上
下方向に移動可能に構成してある。すなわち、機枠2の
前側で、幅方向中心より左右両側に、この機枠2から前
方へ延在するように、ボルト・ナットによって個別に固
設された固定フレーム11には、縦長の長孔12が形成
されており、この長孔12には、各々の固定フレーム1
1間をわたって軸13が支持されており、この軸13
は、長孔12に沿って上下方向に移動可能となってい
る。また、それぞれの固定フレーム11の内側には、前
記軸13に支持された移動フレーム14が設けられてい
る。
【0016】移動フレーム14は、この移動フレーム1
4に形成された貫通孔に前記軸13が挿通され、ピンあ
るいはキー等によって抜け止めされており、したがって
軸13の移動と同時に上下方向へ移動するようになって
いる。なお、この移動フレーム14は、下方向への移動
限界位置にあるとき、その下端が路面5と所定距離離れ
た位置であるものとする。
【0017】それぞれの移動フレーム14の外側の面に
は、水平軸15が、この移動フレーム14から左右外側
に向けて水平方向に延在するように取り付けられてい
る。この水平軸15は、一端に円盤状のフランジ部15
aが固着され、さらにこの固着を補強する板材15b
が、水平軸15及びフランジ部15aに十字状に固着さ
れてなるものであり、移動フレーム14とフランジ部1
5aとがボルトで結合されることにより、水平軸15が
取り付けられている。
【0018】そして、左右それぞれの水平軸15には、
アーム16が上下方向に旋回可能に取り付けられてい
る。このアーム16は、屈曲部を有し、かつ互いに平行
に配された二つの支持部16aと、この支持部16aの
各々の一端に個別に固着され、前記水平軸15と嵌合可
能な筒部16bと、水平軸15と平行であって、支持部
16aの他端間にわたって固着された第一板部16c
と、前記水平軸15と平行に前記支持部16aの屈曲部
に固着された第一補強部16dと、前記支持部16aの
内側でかつ平行に、筒部16bと第一補強部16d及び
第一補強部16dと第一板部16cとの間に互いに平行
に固着された第二補強部16eと、筒部16bと第一補
強部16d及びそれぞれの支持部16aの間で、第二補
強部16eの上側に固着された第二板部16fとから構
成されている。
【0019】さらに、水平軸15には、筒部16bが嵌
合した後、これら筒部16bの間の位置にストッパ17
が配設される。このストッパ17は、前記第二板部16
fの下面と当接してアーム16の下方への旋回を所定位
置で阻止するものであって、筒部17aがボルトによっ
て水平軸15に固定され、ボルトを緩めることにより前
記所定位置を自在に設定できるものである。また、水平
軸15の他端、すなわちフランジ部15aが設けられて
いない方の端面には、アーム16の筒部16bの外側へ
の平行移動を阻止するエンドプレート18がボルトによ
って固設されている。
【0020】一方、前記アーム16の第一板部16cに
は、板状体の前カバー10がボルト・ナットによって取
り付けられている。この前カバー10は、一方の面がカ
ッタドラム3の外周面と対向しており、その下端部が路
面5と接触する位置に配されている必要があり、アーム
16がストッパ17の設定に伴う下方への旋回限界に位
置したときにも、前カバー10の下端部が路面5と接触
した状態にあるように適宜ストッパ17を設定する。な
お、この前カバー10は、廃材の飛散を防止するのに適
当な強度を有するものであれば、ゴム材のように可撓性
があるものあるいは金属材のように剛性の大きいもの
等、その素材を限定されない。
【0021】さらに、それぞれの移動フレーム14の間
には、コンベヤ装置20の後端が配されている。このコ
ンベヤ装置20の後端は、機枠2内で跳ね上げられた廃
材が乗り移る位置にあるものとし、したがって後端が機
枠2に向けて臨んでいる。また、コンベヤ装置20は、
前方に延びていて、先端が前を併走するダンプトラック
等の荷台上方に臨むようにしてあり、その両側のメイン
フレーム20aの後端部が各々の移動フレーム14に支
持され、軸13及び移動フレーム14の移動と同時に上
下方向へ移動するようになっている。
【0022】このコンベヤ装置20の下方であり、かつ
両移動フレーム14の前側にわたってプラウ(ガード)
19がボルト・ナットで取り付けられている。このプラ
ウ19は、路面掻きほぐし装置1の進行方向前方に障害
物があるとき、この障害物とコンベヤ装置20とが衝突
するのを未然に防止するものである。なお、図1及び図
2において、図面の不明瞭化を避けるため、各部材を結
合するボルト・ナットは図示していない。
【0023】次に、上記の構成からなる路面掻きほぐし
装置1の作用について説明する。図3において、路面掻
きほぐし装置1は、走行車両21に懸架されており、走
行車両21の前を路面掻きほぐし装置1で掻きほぐした
路面の廃材を積むダンプトラック22が同一速度で走行
している。走行車両21には、前記コンベヤ装置20に
連続するコンベヤ装置23が設けられ、その先端下方に
前記ダンプトラック22の荷台が臨む。走行車両21の
後方には、スイーパ24が走行しており、路面掻きほぐ
し装置1により掻きほぐされた掻きほぐし面5aに残留
する粉粒状廃材を掃除して収容する。このスイーパ24
は、粉粒状廃材が満量になると、走行車両21の前方の
路面5に移動してその廃材を投棄する。符号5bが投棄
された粉粒状廃材である。
【0024】そして、路面掻きほぐし装置1のカッタド
ラム3により路面5を掻きほぐしながら、走行車両21
が矢印X方向への前進中に、粉粒状廃材5bの位置に至
ると、最初は路面5と摺接していた前カバー10は、路
面5から粉粒状廃材5bまで常時摺接しつつアーム16
が上方向へ旋回することによって、路面5から粉粒状廃
材5bへの高さの変化に追従する。
【0025】この場合、前カバー10を形成する素材に
よっては、前カバー機構全体の運動に違いが起こる。す
なわち、前カバー10が、金属材等の剛性の大きい素材
からなる場合、路面5から粉粒状廃材5aへの位置の変
化に対して、前カバー10からアーム16へ力がスムー
ズに伝達し、前カバー10は、路面5及び粉粒状廃材5
aに摺りながらアーム16を上方向へ旋回させる。そし
て、前記粉粒状廃材5aに限らず、例えば路面5におい
て低位置から高位置への変化が大きく、その最高位置が
移動プレート14の下端より高いときは、前カバー10
がアーム16を上方向へ旋回させると同時に、移動プレ
ート14及びプラウ19の下端が路面5に摺りながら上
方向へ移動する。
【0026】また、前カバー10が、ゴム材等の剛性の
小さい素材からなる場合、前カバー10自身が適当に曲
げ変形して、路面5から粉粒状廃材5aへの位置の変化
に追従し、アーム16は旋回しないか又は少し旋回す
る。そして、路面5の最高位置が移動プレート14の下
端より高い場合は、前カバー10が路面5と摺接しつつ
移動プレート14及びプラウ19の下端が路面5に摺り
ながら上方向へ移動する。このように、路面5の高低変
化が大きい場合は、移動カバー14が前記路面5に摺り
ながら上方向へ移動して、アーム16に力が集中するの
を防いでいる。
【0027】この移動プレート14の上方向の移動に伴
って、両移動プレート14の間に配されたコンベヤ装置
20の後端も上方向へ移動する。コンベヤ装置20は、
カッタドラム3によって掻きほぐされた廃材が乗り移る
効率を良くするためには、後端が可能な範囲で下方に位
置しているのが理想的であるが、実際は、カッタドラム
3による路面5の最大掻きほぐし深さよりも上方に位置
している必要がある。そこで、前記コンベヤ装置20
は、路面5の高低位置に応じて上下方向へ移動する移動
プレート14に支持されているので、路面5の最大掻き
ほぐし深さに対してコンベヤ装置20の後端は常に最適
な高さとなっている。
【0028】さらに、走行車両21の進行に伴い、粉粒
状廃材5aから路面5への位置の変化、すなわち高位置
から低位置への変化時には、前カバー10は粉粒状廃材
5a及び路面5に摺りつつアーム16は自重によって下
方向へ旋回する。この際、予め路面5の最下位置を知っ
て、前記ストッパ17によってアーム16の下方向への
旋回を所定位置で阻止するようにすると、徒に前カバー
10を路面5に摺らせることがない。また、プラウ19
及び移動プレート14が上方向へ移動していた場合は、
同様に自重によって下方向へ移動し、この移動プレート
14の下方向への移動に伴って、コンベヤ装置20の後
端も下方向へ移動する。
【0029】このような前カバー機構の運動によって、
路面掻きほぐし装置1は、走行車両21の進行に伴い、
カッタドラム3によってコンベヤ装置20に廃材を跳ね
上げていく。廃材は、コンベヤ装置20,23とを経て
ダンプトラック22に積載される。このように、路面5
が平坦になっていない場合でも、前カバー10が路面5
に常に好適に摺接した状態で、アーム16は上下方向に
旋回し、移動プレート14は上下方向に移動して路面5
の高低位置の変化に追従する。これによって、何ら人為
的操作を必要とせずに、廃材が飛散することを防止でき
る。さらに、移動プレート14に支持されたコンベヤ装
置20の後端も、路面5の高低変化に追従して上下方向
へ移動し、好適な高さを維持し続けるので、カッタドラ
ム3によって掻きほぐされた廃材の乗り移る効率を向上
させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の路面掻きほぐし装置の前カバー機構によれば、以下の
効果を得ることができる。請求項1に記載のものによれ
ば、前カバーを取り付けたアームが、上下方向に旋回し
て掻きほぐす前の路面の高低位置の変化に追従するの
で、前カバーは、掻きほぐす前の路面の高低位置にかか
わらず常に路面と適当に摺接した状態にあり、したがっ
て、人為的操作を一切必要とせずに、掻きほぐされた廃
材が外部に飛散することを防止できる。
【0031】また、請求項2に記載のものによれば、ア
ームを支持する水平軸が取り付けられたフレームが、上
下方向に移動して掻きほぐす前の路面の高低位置の変化
に追従するので、アームの上方向への旋回時に、アーム
の前端に力が集中するのを防ぎ、また、アーム自体が上
下方向に移動可能となるので、前カバーを路面の高低変
化に一層好適に追従させることができる。
【0032】また、請求項3に記載のものによれば、コ
ンベヤの後端が、上下方向に移動可能なフレームに支持
されているので、コンベヤ自体も上下方向に移動可能と
なり、路面の掻きほぐし深さに対するコンベヤの後端の
最適な高さを常に維持し、カッタドラムの回転力による
廃材の転移効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る路面掻きほぐし装置の前カバー機
構の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同横断面図である。
【図3】本実施例における路面掻きほぐし装置の使用状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 路面掻きほぐし装置 2 機枠 3 カッタドラム 4 カッタビット 5 路面 10 前カバー 14 移動フレーム(フレーム) 15 水平軸 16 アーム 20 コンベヤ装置 21 走行車両(走行手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 23/12 E01C 23/09

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に路面掻きほぐし用のカッタビッ
    トを備えたカッタドラムを機枠に回転可能に支持し、前
    記機枠を走行手段に支持させ、さらに路面に摺接して廃
    材の飛散を防止する前カバーを、前記機枠の前側で路面
    との間に配設してなる路面掻きほぐし装置において、前
    記機枠の前側に、前後方向のアームの前端を、水平軸に
    より枢支するとともに、このアームの後端に、前記前カ
    バーを取り付けた構成を特徴とする路面掻きほぐし装置
    の前カバー機構。
  2. 【請求項2】 前記機枠の前側に、フレームを上下方向
    に移動可能に取り付けるとともに、このフレームに、前
    記水平軸を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載
    の路面掻きほぐし装置の前カバー機構。
  3. 【請求項3】 前記フレームに、掻きほぐした廃材を搬
    出するコンベヤの後端を支持させた構成を特徴とする請
    求項2に記載の路面掻きほぐし装置の前カバー機構。
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