JP3168534B2 - 汚水、廃水等の濾過装置 - Google Patents

汚水、廃水等の濾過装置

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JP3168534B2
JP3168534B2 JP22757396A JP22757396A JP3168534B2 JP 3168534 B2 JP3168534 B2 JP 3168534B2 JP 22757396 A JP22757396 A JP 22757396A JP 22757396 A JP22757396 A JP 22757396A JP 3168534 B2 JP3168534 B2 JP 3168534B2
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忠樹 森村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚水や廃水を浄化す
るための濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、濾過材として中空糸膜等の多孔性
の濾過膜が存在する。このような濾過膜は、構造が複雑
で製造が面倒でありコスト高になる問題があった。ま
た、従来の濾過膜は内部に粒子が浸入して目詰まりが生
じやすく、その洗浄再生が困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、構造がシン
プルで容易に且つ低コストで製造でき、また、目詰まり
が生じにくく、しかも目詰まりが生じた場合の洗浄再生
が容易な濾過装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明によっ
て、すなわち、片面又は両面を微細な溝や凹凸などを有
する粗面2となし、かつ、その中心部に導水孔3を設け
るとともにその周囲の同心円上にも複数の導水孔4を設
けた平板状の濾過材1の多数枚を互いに密着し且つその
接触面を分離可能に積層して濾過材積層体6を構成し、
その濾過材積層体6の周囲から中心方向へ向って汚水や
廃水の懸濁液を密着状態の各濾過材1の接触面に生じる
微小な間隙を通過するように流通させて濾過するように
なし、そして、上記の中心部の導水孔3に入った濾過液
は蓋体15に設けた開口13から外部へ排出可能になす
とともに、その周囲の導水孔4に入った濾過液は同じく
蓋体15に設けた別の開口14から外部へ排出可能とな
、かつ、濾過材積層体6の上下に配した締付板7,8
を弛めて各濾過材1の接触面の間隙を拡大した状態で濾
過液を逆流させることにより各濾過材1の接触面を逆洗
可能としたことを特徴とする汚水、廃水等の濾過装置に
よって達成することができる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。まず、図1は濾過装置の主要部品を分解した状態を
示したものであり、符号1が濾過材である。この濾過材
1はフロッピーディスクのような円盤状を呈し、0.1
mm〜5mm程度の厚さと任意の直径を有している。こ
の濾過材1はプラスチック、金属、ガラス、セラミック
等で形成され、その表面にはエッチング等の化学的方
法、研削やプレス等の物理的方法、放電加工等の電気的
方法、又はレーザー加工等の光学的方法などによって微
細な溝や凹凸を形成している。すなわち、濾過材1の片
面又は両面は粗面2となっている。また、濾過材1には
その中心部に円形の導水孔3を設けるとともに、その周
囲の同心円上に円弧状の複数の導水孔4を設けている。
これらの導水孔3,4は汚水や廃水の懸濁液や濾過液を
通すものである。また、濾過材1にはガイド軸9を挿通
する複数の通孔5も穿設している。なお、この濾過材1
には、バクテリヤ等の付着及び繁殖を防ぐために抗菌剤
を含有させたり塗布してもよい。この濾過材1は多数枚
を重ね合せて濾過材積層体6として使用する。図1中、
符号7及び8は締付板、符号17はガイド軸9のネジ部
に螺着するナットである。
【0006】次に、図2及び図3は濾過装置の全体構造
を示したものである。この濾過装置は上記の濾過材積層
体6の他に、同濾過材積層体6を挟着する上記の一対の
締付板7,8、濾過材積層体6の通孔5に貫通させる上
記のガイド軸9、濾過材積層体6を収容するケース1
0、ケース10の一方の開口部を閉塞する蓋体11、そ
の蓋体11に取付けた締付ネジ12、濾過材積層体10
の導水孔3,4と連通する開口13,14を設けてケー
ス10の他方の開口部を閉塞する蓋体15等を具えて構
成されている。なお、ケース10にも開口16を設けて
いる。
【0007】同じく図2及び図3によって本発明の濾過
方法について説明する。まず、図2は濾過する工程を示
したものである。ケース10の開口16からケース10
内に汚水や廃水の懸濁液を流入させると、その懸濁液は
濾過材積層体6の周囲に溜まる。そして、その懸濁液は
密着状態の各濾過材1の接触面の間隙に浸入する。この
間隙を通過するときに懸濁液は濾過される。濾過された
液は導水孔3,4に入り、そこを通って濾過材積層体6
から流出し、更に蓋体15の開口13,14を通って外
部へ排出される。なお、中心部の導水孔3に入る濾過液
は、その周囲の導水孔4に入る濾過液に比べて濾過され
る距離が少し長いので、幾分浄化度が高くなる。すなわ
ち、浄化度の異なる2種類の濾過液をつくることができ
る。
【0008】長期間使用すると、各濾過材1の接触面の
間隙に粒子が溜って蓄積し濾過性能を低下させる。した
がって定期的に洗浄して間隙から溜った粒子を除去する
必要がある。図3は逆洗工程を示したものである。逆洗
は次のように行う。まず、締付ネジ12を回転して、締
付板7,8による濾過材積層体6に対する締め付けを弛
め、締付板7,8を濾過材積層体6から少し離す。これ
により各濾過材1が互いに分離して接触面の間隙を拡大
することができる。この状態で濾過液を逆流させる。す
なわち、蓋体15の開口13,14から濾過液を流入さ
せ、その濾過液を更に導水孔3,4から各濾過材1の接
触面の間隙へと逆流させれば、その間隙に溜まった粒子
を濾過液によって流し取ることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明の濾過装置は上記の通りであり、
従来の濾過膜のように面に垂直に汚水や廃水の懸濁液を
通過させるのではなく、積層した各濾過材1の接触面の
間隙に懸濁液を通過させるので、各濾過材1の粗面2に
沿って懸濁液が流れることになり、粒子がその粗面2に
付着するだけで内部に浸入することがなく目詰まりが生
じない。したがって濾過液を逆流させて逆洗することに
より付着した粒子を簡単に除去することができ再生が容
易である。また、本発明の濾過材1は平板状を呈してそ
の表面に粗面2を形成するだけなので、従来の中空糸膜
構造のような濾過材に比べて構造がシンプルで製造が容
易である。したがって、例えばプラスチックを材料とし
てプレス成形などにより容易に大量生産が可能であり安
価で提供できるという利点がある。また、本発明の濾過
装置は、濾過材積層体6に対する締め付けを弛めて、各
濾過材1の接触面の間隙を拡大できるので、多量の濾過
液を逆流させて逆洗することにより迅速に再生すること
ができる。また、濾過材1の中心部に導水孔3を設ける
とともにその周囲の同心円上にも複数の導水孔4を設け
たので、浄化度の異なる2種類の濾過液をつくることが
できるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】濾過装置の主要部品の分解斜視図である。
【図2】濾過工程を示す濾過装置の断面図である。
【図3】逆洗工程を示す濾過装置の断面図である。
【符号の説明】
1 濾過材 2 粗面 3,4 導水孔 5 通孔 6 濾過材積層体 7,8 締付板 9 ガイド軸 10 ケース 11,15 蓋体 12 締付ネジ 13,14 開口 16 開口 17 ナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面又は両面を微細な溝や凹凸などを有
    する粗面2となし、かつ、その中心部に導水孔3を設け
    るとともにその周囲の同心円上にも複数の導水孔4を設
    けた平板状の濾過材1の多数枚を互いに密着し且つその
    接触面を分離可能に積層して濾過材積層体6を構成し、
    その濾過材積層体6の周囲から中心方向へ向って汚水や
    廃水の懸濁液を密着状態の各濾過材1の接触面に生じる
    微小な間隙を通過するように流通させて濾過するように
    なし、そして、上記の中心部の導水孔3に入った濾過液
    は蓋体15に設けた開口13から外部へ排出可能になす
    とともに、その周囲の導水孔4に入った濾過液は同じく
    蓋体15に設けた別の開口14から外部へ排出可能とな
    、かつ、濾過材積層体6の上下に配した締付板7,8
    を弛めて各濾過材1の接触面の間隙を拡大した状態で濾
    過液を逆流させることにより各濾過材1の接触面を逆洗
    可能としたことを特徴とする汚水、廃水等の濾過装置。
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WO2006096134A1 (en) * 2005-03-07 2006-09-14 Esco Process (Asia Pacific) Pte Ltd Liquid filter system

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