JP3168361U - 紙製注連縄又は紙製リース - Google Patents

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Abstract

【課題】質感や重さが藁製の製品と同様であり、藁製の製品の実用的な代替品となり得る紙製注連縄又は紙製リースを提供する。【解決手段】紙製注連縄1は、紙テープを絞ることで作られた紙製藁状紐5を複数本撚り合わせて作られた縄3−1,3−2を複数本備え、これら複数本の縄3−1,3−2を撚り合わせて作られる。紙テープは、厚みが30g/m2以下であることが望ましい。紙製藁状紐5は、紙テープをその幅よりも小さな径の絞り穴に通すことで作られる紐である。【選択図】図1

Description

本考案は、藁などを撚り合わせた縄から作られる注連縄及び花や葉などで作られる装飾用の輪であるリースに関する。
神事の場や神前などで、神聖な場所を他の場所と区別するために張ったり、魔除けのために新年に家の入り口などに張ったりする注連縄(しめ縄、標縄、七五三縄)としては、藁を複数本撚り合わせたて作った縄を、2,3本撚り合わせることで作成される注連縄が従来から広く使用されている。
しかし、藁製の注連縄は、カビが発生したりダニが発生したりし易いといった問題があり、環境によっては長期間の使用が困難であった。また、藁は植物であるため、藁製の注連縄は輸出入の際に検疫が必要となり、海外で生産した注連縄を日本に輸入したり、日本で生産した注連縄を外国に輸出したりする際の手間やコストがかかっていた。
このような点に鑑み、藁以外の材料の紐で作られた注連縄が下記特許文献1及び2に開示されている。特許文献1にはプラスチック製の紐で作られた注連縄が開示され、特許文献2には、藁色に着色した和紙をテープ状に裁断し、当該テープ状和紙を撚って作った撚り紐で作られた注連縄が開示されている。
特開平7−88036号公報 特開平11−43875号公報
ところが、特許文献1に開示されたプラスチック製の紐から作られた注連縄では、藁製注連縄と同様の質感を出すことが困難であり、見た目がどうしても藁製の注連縄と異なってしまうため、藁製注連縄の代わりに使用できるケースが限られてしまう。
また、特許文献2に開示された和紙テープを撚って作った紐は、紙が密に巻かれた固い紐になるため、やはり質感が天然の藁とは異なってしまう。また、紙が密に巻かれた紐は、藁と比べて格段に重くなってしまう。このため、特許文献2に開示された紙製の紐から作られた注連縄も藁製注連縄の代わりとして使用できるケースが限られてしまっていた。
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、質感や重さが藁製の製品と同様であり、藁製の製品の実用的な代替品となり得る紙製注連縄又は紙製リースを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係る紙製注連縄又は紙製リースは、紙テープを絞ることで作られた紙製藁状紐を複数本撚り合わせて作られた縄を複数本備え、これら複数本の縄を撚り合わせて作られることを特徴とする。
本考案に係る紙製注連縄又は紙製リースによれば、質感や重さが藁製の製品と同様となり、藁製の製品の代用として広く実用に供することができる。
図1は、本実施形態に係る注連縄の正面図である。 図2は、本実施形態に係る紙製藁状紐の正面図である。 図3は、本実施形態に係る紙製藁状紐製造装置の構成を概略的に示す模式図である。 図4は、本実施形態に係る正月飾りの正面図である。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る注連縄の正面図である。図2は、本実施形態に係る紙製藁状紐の正面図である。本実施形態に係る注連縄は、縄の材料である藁の代わりに、質感が藁のような紙製藁状紐を使って作られていることを特徴としている。
図1に示すように、注連縄1は、二本の縄3−1,3−2と針金等の結束部材7を備えており、二本の縄3を撚り合わせたものを両端が余るように略円形にした状態で交差部を結束具7で固定することで作られる。
縄3は、細長いシート状の紙テープを絞って藁のように作られた紙製藁状紐5を20〜30本撚り合わせて作られる。図2に示すように、紙製藁状紐5は、紙テープを絞ることで長手方向に無数の皺が生じ、幅方向に不規則に幾重にも折り込まれた形状となり、見た目が藁のような紐となっている。また、折り込まれた紙が元の形に戻るべく若干広がっているため、紙製藁状紐5の触感もソフトで藁と同様の触感となっている。
紙テープとしては、洋紙、和紙等の種々の紙を用いることができ、故紙を用いても良い。但し、紙テープを絞って紐状にしたときに、見た目や触感等の質感を藁に近づけるためには、ある程度薄い紙テープであることが望ましく、本考案者らによれば、厚みが30g/m2以下の薄い紙テープを用いると、質感がより藁に近い紙製藁状紐5を作ることができた。また、厚さ22〜25g/m2の紙テープを用いれば、さらに質感が藁に近い紙製藁状紐5となった。
続いて、紙テープから紙製藁状紐5を作る工程について、図3を参照しながら詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る紙製藁状紐製造装置を概略的に示す模式図である。同図に示すように、紙製藁状紐製造装置10は、紙テープ供給ローラー11、絞り部材12、ローラー13、案内部材14、振分部材15、巻取部材16を備えている。
紙テープ供給ローラー11は、紙製藁状紐5の材料である紙テープ20を回転自在にセットするためのローラーである。本実施形態では、例えば、テープ幅4cmの紙テープ20がセットされる。絞り部材12は、紙テープ20を絞って紙製藁状紐5を形作るための部材であり、紙テープ20を通過させて絞るための絞り穴が形成されている。
絞り穴は、紙テープ20のテープ幅よりも格段に小さな径の穴であり、紙テープ20は、絞り穴によって絞り穴径程度の太さの紐に絞られる。本実施形態では、絞り穴の径を5mmに設定している。もちろん、絞り穴の径は適宜変更可能であるが、紙テープ20を十分に絞って藁のような質感の軽量の紐を作るためには、絞り穴の径は紙テープの幅よりも5分の1以下の大きさとすることが望ましい。
案内部材14は、紙製藁状紐5の進行方向に直交して水平に延在する棒状部材である。振分部材15は、紙製藁状紐5を左右に往復移動させることで巻取部材16に均等に巻き付けるための部材であり、順次送り出されてくる紙製藁状紐5を紐保持部で支えながら左右に往復移動させる機能を有している。巻取部材16は、出来上がった紙製藁状紐5を巻き取り収容する部材であり、図中時計回りに回転する機能を有している。
このような構成を有する紙製藁状紐製造装置10に紙テープ20をセットする際には、まず、紙テープ20の先端を絞り部材12の絞り穴に半回転撚った状態で通す。そして、絞り穴を通した紙テープ20の先端を、さらに、ローラー13のローラー溝、振分部材15の紐保持部に順次通した上で、巻取部材16に巻き取られるように巻取部材16に固定する。
この状態で紙製藁状紐製造装置10の運転が開始されると、巻取部材16が回転し始めると共に、振分部材15が左右に往復動を開始する。そうすると、絞られた紙テープ20(紙製藁状紐5)が巻取部材16に巻き取られ始め、紙テープ20が紙テープ供給ローラー11から順次繰り出される。
繰り出された紙テープ20は、絞り部材12の絞り穴(穴径5mm)を通過することで絞られ、幅方向に不規則に幾重にも折り込まれた紙製藁状紐5となる。紙製藁状紐5は、ローラー13、案内部材14、振分部材15を通過し、巻取部材16に巻き取られる。
このようにして製造された紙製藁状紐5を用いれば、藁で作った注連縄と質感でほとんど区別することのできない紙製の注連縄を作ることができる。また、植物の藁であれば、輸出入の際に検疫の手間がかかるが、紙であれば検疫の必要もなく、手軽に輸出入を行うことができる。
また、紙製藁状紐5は、紙を撚って作った紐でなく、絞って作っただけであるため、軽量の紐となり、この紙製藁状紐5を使って作成した注連縄1も藁製の注連縄と同様に軽量の注連縄とすることができる。
また、本実施形態に係る紙製藁状紐5の材料としては、故紙を含めて種々の紙を用いることができるので、低コストで注連縄1を製造することができる。ここで、注連縄1は、図4に示すように水引等の飾りを付すことで、正月飾りとして用いることができる。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、略円形の注連縄について説明したが、注連縄の形状は適宜変更できることは言うまでもない。
また、縄を構成する紙製藁状紐の本数や、注連縄を構成する縄の本数も複数本であれば適宜変更できる。また、紙製藁状紐を作るための紙テープの大きさや厚み等も適宜変更可能である。
また、絞り部材も紙テープを絞るための絞り穴が形成された部材であれば、適宜他の部材を用いることができる。また、上記実施形態では、紙製藁状紐から作られた注連縄について説明したが、上述した紙製藁状紐を材料として装飾用の輪であるリースを作ることもできる。
1 注連縄
3 縄
5 紙製藁状紐
7 結束部材
10 紙製藁状紐製造装置
11 紙テープ供給ローラー
12 絞り部材
13 ローラー
14 案内部材
15 振分部材
16 巻取部材
20 紙テープ

Claims (5)

  1. 紙テープを絞ることで作られた紙製藁状紐を複数本撚り合わせて作られた縄を複数本備え、これら複数本の縄を撚り合わせて作られることを特徴とする紙製注連縄又は紙製リース。
  2. 前記紙テープは、厚みが30g/m2以下であることを特徴とする請求項1記載の紙製注連縄又は紙製リース。
  3. 前記紙製藁状紐は、前記紙テープをその幅よりも小さな径の絞り穴に通すことで作られる紐であることを特徴とする請求項1又は2記載の紙製注連縄又は紙製リース。
  4. 前記紙テープは、厚みが22〜25g/m2であることを特徴とする請求項2記載の紙製注連縄又は紙製リース。
  5. 前記絞り穴の径が前記紙テープの幅の5分の1以下であることを特徴とする請求項3記載の紙製注連縄又は紙製リース。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3059918B2 (ja) * 1995-09-11 2000-07-04 三洋電機株式会社 Fm多重放送受信機におけるデータ加工装置
JP3061388B2 (ja) * 1988-09-30 2000-07-10 アメカ.ソシエテ.アノニム コンクリート破砕機

Patent Citations (2)

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