JP3168098U - マスキングテープ部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】塗料の塗布作業において、面倒な作業を回避できるマスキングテープ部材を提供する。【解決手段】裏面に第1の接着層を有する第1のテープ1と、裏面に第2の接着層を有する第2のテープ2とを備え、第1のテープ1の表面の上端縁側に、第2のテープ2の裏面の下端縁側が重ねて接着され、第1のテープ1の裏面の下端縁には、プラスチックシート3の上端縁が接着され、第1のテープ1と第2のテープ2とプラスチックシート3は重ねられた状態でロール状に巻かれている。【選択図】図1
Description
本考案は、建築現場の塗装などで用いられるマスキングテープ部材に関するものである。
建築現場では、壁などに塗装する際、塗料を塗布したくない部分を高密度ポリエチレン等のプラスチックシートで覆い、塗装したい部分だけ塗装することが行われている。
その一例として、いわゆる養生用マスカーテープと呼ばれるテープが知られている。このマスカーテープは、25mくらいの長い高密度ポリエチレンシートの上端縁に、25mくらいの長い、裏面に接着層を有する、帯状布テープの下端縁を貼り付け、それをロール状に巻き取った製品である。
塗装作業の場合、このロール状のマスカーテープを建築現場に持ち込み、塗布をしようとする壁に、上記帯状布テープをポリエチレンシートとともに、ロールをほどきながら、貼り付け、その後、別に用意しておいた、裏面に接着層を有する帯状の重ね用テープを、その貼り付けられている布テープと上記壁との境界部分を覆うように、貼り付け、その後塗装を行っている(特許文献1参照)。
しかしながら、そのような塗布方法には面倒な工程が存在する。すなわち、上述したように、塗布をしようとする壁に、上記帯状布テープをポリエチレンシートとともに、ほどきながら、貼り付ける工程の他に、その後、別に用意しておいた、裏面に接着層を有する帯状の重ね用テープを、その貼り付けられている布テープと上記壁との境界部分を覆うように、貼り付けるという、別の工程が存在する。
従って、塗布作業に面倒な手間がかかるという課題があった。
そこで、本考案は、そのような面倒な作業を回避できる、マスキングテープ部材を提供することを目的とする。
本考案は、上記課題を解決するため、次のような構成を採用した。すなわち、
第1の考案は、裏面に第1の接着層を有する第1のテープと、
裏面に第2の接着層を有する第2のテープとを備え、
前記第1のテープの表面の上端縁側に、前記第2のテープの裏面の下端縁側が重ねて接着されており、
前記第1のテープと前記第2のテープは重ねられた状態でロール状に巻かれていることを特徴とする、マスキングテープ部材である。
第1の考案は、裏面に第1の接着層を有する第1のテープと、
裏面に第2の接着層を有する第2のテープとを備え、
前記第1のテープの表面の上端縁側に、前記第2のテープの裏面の下端縁側が重ねて接着されており、
前記第1のテープと前記第2のテープは重ねられた状態でロール状に巻かれていることを特徴とする、マスキングテープ部材である。
これによって、第1のテープを貼り付ける工程の他に、その後の第2のテープを貼り付ける工程を必要としない長所を奏する。
第2の考案は、第1の考案のマスキングテープ部材の、前記第1のテープの裏面の下端縁には、プラスチックシートの上端縁が接着され、前記第1のテープと第2のテープとともに重ねられた状態でロール状にまかれていることを特徴とする、マスキングテープ部材である。
これによって、第1の考案の場合は、先にプラスチックシートを壁に貼り付けるという工程が必要だったが、第2の考案では、そのような作業は不必要になり、全て一つの貼り付け工程ですむという長所を奏する。
本考案に係るマスキングテープ部材は、塗布作業における面倒な作業を回避できる、マスキングテープ部材を提供することを目的とする。
以下に本考案の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
図1は、本考案にかかる実施の形態1を示す斜視図であり、図2は、同実施の形態1の展開状態における、一部断面拡大斜視図である。
(実施の形態1)
図1は、本考案にかかる実施の形態1を示す斜視図であり、図2は、同実施の形態1の展開状態における、一部断面拡大斜視図である。
第1のテープ1の裏面1aには第1の接着層(図示省略)が形成されている。また、第2のテープ2の裏面2aにも第2の接着層(図示省略)が形成されている。
この第1のテープ1の表面1cの上端縁1b側に、第2のテープ2の裏面2aの下端縁2b側が重ねて接着されている。
さらに、第1のテープ1の裏面1aの下端縁1d側には、プラスチックシート3の上端縁3aが重ねられて接着している。
図2に示す、このような重ね合わせ接着の状態で、図1のように巻き芯4の上に巻き取られている。
このマスキングテープ部材を、建設現場で用いる場合次のとおりである。
第1のテープ1と第2のテープ2とプラスチックシート3が接着されて一体となっているので、塗料を塗る対象の壁の位置に、テープの一端を貼り付け、巻き芯4からほどいきながら、次々と壁に貼り付けていく。
希望の場所に張り終わると、指などで引き裂くことで、貼り付けは終わる。
その後、塗料を壁に塗布すればよい。すなわち、本考案のマスキングテープ部材を用いることにより、マスキング作業は一工程ですみ、非常に楽な作業となる。
(実施の形態2)
図3は、本考案にかかる実施の形態2を示す斜視図であり、図4は、同実施の形態2の一部断面拡大斜視図である。
図3は、本考案にかかる実施の形態2を示す斜視図であり、図4は、同実施の形態2の一部断面拡大斜視図である。
本実施の形態2と実施の形態1との差異は、プラスチックシート3を有しない点である。
すなわち、第1のテープ10の裏面10aには第1の接着層(図示省略)が形成されている。また、第2のテープ20の裏面20aにも第2の接着層(図示省略)が形成されている。
この第1のテープ10の表面10cの上端縁10b側に、第2のテープ20の裏面20aの下端縁20b側が重ねて接着されている。
図4に示す、このような重ね合わせ接着の状態で、図3のように巻き芯40の上に巻き取られている。
このマスキングテープ部材を、建設現場で用いる場合次のとおりである。
先に、ポリエチレンフィルムなどのプラスチックシートを、塗料を塗る壁にピンなどで固定し、そのシートと壁の境界線上に、第1のテープ10と第2のテープ20とが接着されて一体となったこのマスキングテープ部材の一端を貼り付け、巻き芯40からほどいきながら、次々と壁に貼り付けていく。
希望の場所に張り終わると、指などで引き裂くことで、貼り付けは終わる。
その後、塗料を壁に塗布すればよい。すなわち、本考案のマスキングテープ部材を用いることにより、マスキング作業は二つの工程ですみ、非常に楽な作業となる。
なお、本考案において、第1のテープの素材は布、紙、プラスチックなど任意の材料を選べる。また、プラスチックシートはポリエチレンフィルムに限らず、ビニールなど他のプラスチック材料でもかまわない。
本考案のマスキングテープ部材は、塗料を塗布する場合などの作業を楽にできる長所を有するので、建築現場などでの塗布作業に有用である。
1、10 第1のテープ
2、20 第2のテープ
3 プラスチックシート
4、40 巻き芯
2、20 第2のテープ
3 プラスチックシート
4、40 巻き芯
Claims (2)
- 裏面に第1の接着層を有する第1のテープと、
裏面に第2の接着層を有する第2のテープとを備え、
前記第1のテープの表面の上端縁側に、前記第2のテープの裏面の下端縁側が重ねて接着されており、
前記第1のテープと前記第2のテープは重ねられた状態でロール状に巻かれていることを特徴とする、マスキングテープ部材。 - 前記第1のテープの裏面の下端縁には、プラスチックシートの上端縁が接着され、前記第1のテープと第2のテープとともに重ねられた状態でロール状にまかれていることを特徴とする、請求項1記載のマスキングテープ部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001332U JP3168098U (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | マスキングテープ部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001332U JP3168098U (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | マスキングテープ部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3168098U true JP3168098U (ja) | 2011-06-02 |
Family
ID=54879116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011001332U Expired - Fee Related JP3168098U (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | マスキングテープ部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3168098U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016516849A (ja) * | 2013-03-15 | 2016-06-09 | スノテコ, エルエルシーSnotco, Llc | 液漏れ防止マスキング材、マスキングテープ及びその製造方法 |
-
2011
- 2011-03-11 JP JP2011001332U patent/JP3168098U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016516849A (ja) * | 2013-03-15 | 2016-06-09 | スノテコ, エルエルシーSnotco, Llc | 液漏れ防止マスキング材、マスキングテープ及びその製造方法 |
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