JP3167861U

JP3167861U - 照明装置

Info

Publication number: JP3167861U
Application number: JP2011001111U
Authority: JP
Inventors: 優一大久保
Original assignee: Ｌ．Ｔ．Ｊ．コーポレーション株式会社; Pop Link
Current assignee: Ｌ．Ｔ．Ｊ．コーポレーション株式会社; Pop Link
Priority date: 2011-03-02
Filing date: 2011-03-02
Publication date: 2011-05-19
Anticipated expiration: 2021-03-02

Abstract

【課題】十分な光量を得ることができ、低コストで良好な演色性を得ることができる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置Ａは、光源１と、光源１の後方に配置され、光源１からの入射光を前方に向かった反射させる反射部材２と、光源１からの直接光及び反射部材２による反射光を前方に向かって拡散させるレンズカバー３と、レンズカバー３の前方に配置され、光源１の発光色を調整するように着色された色付きフィルター４と、光源１と電気的に接続されている口金５とを有する。光源１は、回路基板１ａ上に複数のＬＥＤ１ｂを実装して構成されている。【選択図】図１

Description

本考案は照明装置に関し、特に、発光ダイオード（以下、ＬＥＤ（Light Emitting Diode）という）等の光源を用いた照明装置に関する。

近年、ＬＥＤの長寿命かつ低消費電力の特徴を活かした種々の照明装置が開発されている。

ＬＥＤを用いた照明装置では、他の既存の照明装置（例えば白熱電球）に比べ演色性が低いという問題があった。例えば青色ＬＥＤチップに黄色の蛍光体を塗布することにより擬似白色を作り出す方法では、平均演色評価数Ｒａは８０以下となり低かった。

そこで、ＬＥＤの演色性を改善するために、従来から種々の技術が提案されている。

例えば青色ＬＥＤチップの表面に特殊な蛍光体（例えば赤色の蛍光体と緑色の蛍光体）を重ねて塗布することにより平均演色評価数Ｒａを９５程度まで引き上げることが可能である（以下、この技術を従来例１という）。

また、特許文献１には、白色ＬＥＤに赤色ＬＥＤを追加することにより演色性を改善した照明装置が提案されている（以下、この技術を従来例２という）。
特開２００４−３６３０５５号公報

従来例１では、青色ＬＥＤチップの表面に特殊な蛍光体を重ねて塗布するため、ＬＥＤの発光輝度が大幅に低下してしまい、十分な光量を得ることができないという課題があった。

従来例２では、白色ＬＥＤと赤色ＬＥＤとで各々に電源回路が必要でありコストが高くなってしまい、しかも、白色ＬＥＤ及び赤色ＬＥＤそれぞれの光束減退による光量低下の程度の相違等に起因して演色性の経時変化が大きくなってしまうという課題があった。

本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、十分な光量を得ることができ、低コストで良好な演色性を得ることができる照明装置を提供することを目的とする。

本考案の照明装置は、
光源と、
当該光源から発光された光を前方に向かって拡散させるレンズカバーと、
当該レンズカバーの前方に配置され、前記光源の発光色を調整するように着色された色付きフィルターと、
を有することを特徴とするものである。

前記光源は、ＬＥＤであってもよい。

前記色付きフィルターは、プラスチックで作られていてもよい。

本考案によれば、光源から出射された光は、レンズカバーによって拡散され、レンズカバーから出射された光は、色付きフィルターを通って、外部に放射される。
これによって、色付きフィルターが光源から出射された光の発光色を調整するように着色されているので、十分な光量で高い演色性を奏する照明装置や用途に応じた照明装置を提供できる。
また、色付きフィルターを用いるだけであるので、製造コストを低減できる。

本考案の実施形態例に係る照明装置を示す断面図である。

以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図１は本考案の実施形態例に係る照明装置を示す断面図である。

図１に示すように、本考案の第１の実施形態例に係る照明装置Ａは、光源１と、光源１の周囲に配置され、光源１からの入射光を前方に向かった反射させる反射部材２と、光源１からの直接光及び反射部材２による反射光を前方に向かって拡散させるレンズカバー３と、レンズカバー３の前方に配置され、光源１の発光色を調整するように着色された色付きフィルター４と、光源１と電気的に接続されている口金５とを有する。

光源１は、回路基板１ａ上に複数のＬＥＤ１ｂを実装して構成されている。

各ＬＥＤ１ｂは、例えば、青色光を出射するＧａＮ等の青色ＬＥＤチップと、青色ＬＥＤチップの光によって励起されて発光する粒子状の黄色蛍光体を樹脂等に分散させた色変換部とを有し、青色ＬＥＤチップからの光と色変換部からの光との合成光からなる白色の光（白色発光スペクトル）を得るものである。

色付きフィルター４は、例えば赤色、青色、緑色、黄色等に着色されており、また濃淡を付けているものでもよく、プラスチック等の合成樹脂で作られている。

色付きフィルター４は、光源１から出射された光の発光色を調整するように着色されており、例えば赤色に着色された色付きフィルターを用いることにより、平均演色評価数Ｒａが９５以上の高い演色性を奏する照明装置Ａを提供できる。

また、例えば食肉用に赤色を強調したり、野菜用に緑色を強調したり、冬場に暖かい色を強調したり、夏場に冷たい色を強調するように、用途に合わせて着色することにより発光色を調整することが可能である。

本考案の実施形態例に係る照明装置Ａによれば、光源１から出射された光は、レンズカバー３によって拡散され、レンズカバー３から出射された光は、色付きフィルター４を通って、外部に放射される。
これによって、色付きフィルター４が光源から出射された光の発光色を調整するように着色されているので、十分な光量で高い演色性を奏する照明装置や用途に応じた照明装置を提供できる。
また、色付きフィルター４を用いるだけであるので、製造コストを低減できる。

本考案は、上記実施の形態に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。

例えば、光源１として白色電球を用いてもよい。その場合、色付きフィルター４は高温に耐えられる耐熱性の材料で作られているのが好ましい。

本考案は、ＬＥＤ等の光源を用いた照明装置に用いられる。

Ａ：照明装置
１：光源
１ａ：回路基板
１ｂ：ＬＥＤ
２：反射部材
３：レンズカバー
４：色付きフィルター
５：口金

Claims

光源と、
当該光源から発光された光を前方に向かって拡散させるレンズカバーと、
当該レンズカバーの前方に配置され、前記光源の発光色を調整するように着色された色付きフィルターと、
を有することを特徴とする照明装置。
前記光源は、ＬＥＤであることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
前記色付きフィルターは、プラスチックで作られていることを特徴とする請求項１又は２に記載の照明装置。