JP3167476B2 - 液体分離装置 - Google Patents

液体分離装置

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JP3167476B2
JP3167476B2 JP01664593A JP1664593A JP3167476B2 JP 3167476 B2 JP3167476 B2 JP 3167476B2 JP 01664593 A JP01664593 A JP 01664593A JP 1664593 A JP1664593 A JP 1664593A JP 3167476 B2 JP3167476 B2 JP 3167476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液バッグ等のように
複数の層状に分離された液体が封止された柔軟性のある
容器から各層の液体毎に取り出す液体分離装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近では、全血輸血に代わって、血液中
の必要な成分のみを患者等に輸血する成分輸血が行われ
たり、また、血漿製剤作成のために血液中から血漿のみ
の採取も行われている。このような成分輸血や血漿製剤
用の血液を得るためには、従来から柔軟性のある、いわ
ゆるマルチバッグと称される血液バッグが使用されてい
る。この血液バッグは、供血者から採取した血液を入れ
る血液採取用バッグ(いわゆる親バッグ)と、この親バ
ッグにチューブを介して連通された1個あるいは複数個
の分離バッグ(いわゆる子バッグ)とから構成され、遠
心分離された親バッグ中の血液成分を各成分毎に取り出
して子バッグに取り込んでいる。
【0003】血液採取用バッグを遠心分離機に掛ける
と、血液は血漿層、赤血球層及び中間層(血小板や白血
球あるいは脂肪、さらには雑菌等が含まれる軟膜層であ
り、いわゆるバフィーコート層と称されている)の各成
分毎に分離されるが、分離された成分を後に利用するた
めには、各成分が相互に混入しないように血液採取用バ
ッグから各分離バッグに分別採取する必要がある。
【0004】このような分別採取を行うには、血液バッ
グの他に液体分離装置も必要とされるが、この血液バッ
グとしては、図10〜図12に示すものがある。図10
に示す血液バッグ100Aでは、採血された血液を収容
する親バッグ101の上部にチューブが取り付けられて
いる。このチューブには2つのT字形分岐管を介してチ
ューブt1 〜t3 が接続され、各チューブt1 〜t3 の
先端には赤血球保存液が収容された子バッグ102a
と、空の2つの子バッグ102b ,102c とが接続さ
れている。
【0005】この親バッグ101から各成分を分離する
には、まず、遠心分離により前記血漿層S1 、赤血球層
S2 及び中間層S3 の3つの層に分離された血液を収容
する親バッグ101の腹面を加圧するなどして、上方層
S1 を形成する血漿成分をチューブt2 を介して子バッ
グ102b に移送する。そして血漿成分の移送が終了す
ると、親バッグ101内に少量残った血漿成分と、中間
層つまりバフィーコート層の成分と、下方層の赤血球成
分の一部を、チューブt3 を介して子バッグ102c に
移送する。このようにして親バッグ101内から中間層
を取り除くと、次に子バッグ102a 内に収容されてい
る赤血球保存液をチューブt1 を介して親バッグ101
内に移送する。このようにして血液の成分を分離する血
液バッグ100Aでは、親バッグ101の一方の方向
(この例では上方)から成分を採集できるので実用的で
ある。
【0006】図11に示す血液バッグ100Bは、親バ
ッグ101の上下にチューブt1,t2 を設けたものであ
る。親バッグ101は、遠心分離することにより前記血
漿層S1 、赤血球層S2 及び中間層S3 の3つの層に分
離された状態であり、この親バッグ101を液体分離装
置に取り付け、腹面及び背面の両側から加圧することに
より、上方のチューブt1 からは血漿層S1 を子バッグ
102a に取り出し、下方のチューブt2 からは赤血球
層S2 を子バッグ102b に取り出し、中間層S3 を親
バッグ101内に残すようにしたものである(特公昭6
3−20,144号公報参照)。この血液バッグ100
Bは、遠心分離された状態から上下にそれぞれ所望の成
分を取り出すので、中間層を効率良く血液中から分別採
取できる。尚、図10及び図11中の符号「103」は
採血針である。
【0007】図12に示す血液バッグ100Cは、親バ
ッグ101の表裏両面を熱融着などすることによりバッ
グの底部まで伸びるシール部104を形成し、これによ
り上方取り出し用の通路105をバッグ内に独立に形成
したものである。そして、遠心分離された親バッグ10
1を液体分離装置に取り付け、加圧することにより第1
のチューブt1 からは血漿層S1 を、第2のチューブt
2 からは赤血球層S2を取り出し、中間層S3 を親バッ
グ101内に残すようにしたものである(ヨーロッパ特
許公開第0484751A1号公報参照)。この血液バ
ッグ100Cは、上方から各成分を取り出すことができ
るので実用的である。
【0008】一方、液体分離装置には、遠心分離された
親バッグ101を加圧して、血漿層S1 を第1の子バッ
グ102a に向けて流し、赤血球層S2 を第2の子バッ
グ102bに向けて流す容器加圧ユニットが設けられて
いる。容器加圧ユニットには、親バッグを加圧する方式
によって、従来より、図13に示すような、下部圧偏方
式(例えば、特公昭55−17,585号公報等参照)
のものと、図14に示すような、平行加圧方式(例え
ば、特開昭55−155,652号公報等参照)のもの
とがある。前者は、分離スタンド106に設けられたフ
ック36に親バッグ101を吊り、下端が回動可能に支
持された加圧プレート107によりバッグの101腹面
を加圧するようにしたものであり、後者は分離スタンド
106に平行に加圧プレート108を設け、この平行な
状態でバッグ101の腹面を加圧するようにしたもので
ある。これらには、自動加圧あるいは手動加圧のものが
あるが、最近多用されている自動加圧のものでは、いず
れの方式も中間層S3 の位置を界面センサー(図示せ
ず)により検知しつつ加圧プレート107又は108に
より親バッグ101を加圧するようになっている。
【0009】液体分離装置には、図11及び図12に示
すように、チューブt1 、t2 内を流通する流体の流れ
を個々独立に遮断するためのクランプ部材40a、40
bが設けられており、これらクランプ部材40a、40
bは、界面センサーで検知した中間層S3 がチューブt
1 あるいはt2 に取り込まれないように個々に開閉駆動
されるようになっている。
【0010】例えば、親バッグ101の加圧を継続して
中間層S3 が遠心分離されたときの初期位置よりも許容
寸法以上に上方に変位したときには、チューブt1 用の
クランプ部材40aを閉駆動してチューブt1 を閉塞
し、血漿層S1 の取り出しが一時停止される。次いで、
親バッグ101の加圧に伴い赤血球層S2 のみが取り出
されて中間層S3 が許容範囲内の位置まで下がると、前
記クランプ部材40aを開駆動し、血漿層S1 の取り出
しを再開する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図11に示
す血液バッグ100Aのように、親バッグ101から中
間層S3 を取り出すものにあっては、この中間層S3 の
成分が親バッグ100Aの内壁に残り易く、該中間層S
3 を親バッグ101から完全に取り出すことは困難であ
った。
【0012】また、従来の液体分離装置においては、常
に変動する中間層S3 の位置を追跡検知しながら、クラ
ンプ部材40a、40bの開閉駆動制御や、親バッグ1
01の加圧制御を行わなければならないので、装置全体
の制御構成が複雑になるという欠点があった。
【0013】本発明は、上述した従来技術に伴う課題を
解決するためになされたもので、少なくとも3つの層に
分離された液体が内部に封入された親容器から、複雑な
制御を伴うことなく各層ごとの流体に分離し得る、分離
精度の高い液体分離装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、内部に上方層、中間層、下方層の少なくとも3つ
の層に分画された成分が収納され、該上方層または該下
方層の一方の側に第1の出口及び第2の出口を備えた柔
軟性のある親容器を保持する容器保持部と、該容器保持
部に保持された該親容器の対向する2つの面のうちの1
つの面を支持する支持部材及び他方の面を押圧する押圧
部材とからなる容器押圧部とを有する液体分離装置であ
って、前記上方層と前記中間層とを区画するための第1
区画手段と、前記中間層と前記下方層とを区画するため
の第2区画手段と、前記第1区画手段と前記第2区画手
段の間に設けられ、前記中間層の界面を検知する界面検
知手段と、前記押圧部材は、第1の押圧部材、第2の押
圧部材、及びこれら第1、第2押圧部材に隣接する第3
押圧部材からなり、前記第1の出口及び前記第2の出口
が前記上方層の側にある場合は、前記第1押圧部材によ
り、前記第1区画手段により区画された前記上方層を押
圧して、該上方層を前記第1の出口に導き、前記第2押
圧部材により、前記第2区画手段により区画された前記
下方層を押圧すると共に、前記第3押圧部材により、前
記第1の出口及び前記第2の出口の間から少なくとも前
記中間層を横切って前記下方層まで前記親容器の対向す
る2面に密着部を形成させ、且つ、該密着部により前記
親容器内に前記第2の出口に連通する通路を形成して該
下方層を押圧し、該通路に通じて該下方層を前記第2の
出口に導き、前記第1の出口及び前記第2の出口が前記
下方層の側にある場合は、前記第2押圧部材により、前
記第2区画手段により区画された前記下方層を押圧し
て、該下方層を前記第2の出口に導き、前記第1押圧部
材により、前記第1区画手段により区画された前記上方
層を押圧すると共に、前記第3押圧部材により、前記第
1の出口及び前記第2の出口の間から少なくとも前記中
間層を横切って前記上方層まで前記親容器の対向する2
面に密着部を形成させ、且つ、該密着部により前記親容
器内に前記第1の出口に連通する通路を形成して該上層
を押圧し、、該通路に通じて該上方層を前記第1の出口
に導くことを特徴とする液体分離装置である。
【0015】また、本発明は、親容器の重量を常に測定
する重量測定部を備える点も特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、第1と第2
の区画手段により中間層が他の層から区画されるため、
親容器の加圧中つまり前記他の層の流体が流出している
ときでも中間層の位置が変動することがない。従って、
中間層が親容器から流れ出る虞はないので、親容器から
中間層を流出させることのない流体の分離が行われる。
この分離作業の際の制御も容易である。
【0017】また、第3押圧部材により、第1の出口及
び第2の出口が上方層の側にある場合は、下方層の流体
を第2の出口まで導く通路を親容器内に区画形成するこ
とができ、第1の出口及び第2の出口が下方層の側にあ
る場合は、上方層の流体を第1の出口まで導く通路を親
容器内に区画形成することができる。このため、親容器
の一端部に複数本の流体取出チューブを接続して、流体
の成分を一方向から取り出すことができ、流体取出チュ
ーブの取扱いが簡単になる。
【0018】また、中間層の界面位置が個々の親容器毎
に異なる場合でも、第1と第2の区画手段により中間層
を他の層から区画することができ、親容器から中間層を
流出させることのない流体の分離が行われる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る液体分離装置
の概略斜視図、図2は、血液バッグの一例を示す概略平
面図、図3は、図1の3−3線に沿う概略断面図、図4
は、図1の要部を示す水平面断面図、図5は、容器加圧
ユニットを一部断面で示す側面図、図6は、図5に示さ
れる容器加圧ユニットの要部を示す斜視図、図7(1)
〜(4)は、容器加圧ユニットの加圧動作を示す説明図
である。
【0020】図1において、液体分離装置10は、遠心
分離された血液バッグBから成分血液毎に取り出すもの
であり、血液バッグBを保持する容器保持部11と、チ
ューブt1,t2 を選択的にクランプするクランプ部材1
2と、容器保持部11に保持された親バッグB1 を加圧
する容器加圧ユニット13と、この容器加圧ユニット1
3等を制御する制御部Cとを有している。
【0021】血液バッグBは、柔軟性のある合成樹脂よ
りなり、図2に示すように、供血者から採取した血液を
入れる血液採取用バッグ、いわゆる親バッグB1 (親容
器に相当する)と、この親バッグB1 に第1と第2のチ
ューブt1 、t2 を介して連通された分離バッグ、いわ
ゆる子バッグB2a及び子バッグB2bとから構成されてい
る。第1、第2チューブt1 、t2 のそれぞれに、複数
個の子バッグB2a…、B2b…が接続された血液バッグB
もある。
【0022】親バッグB1 の容器頂部には、第1流体取
出チューブt1 が接続される第1ポートQ1 (第1の出
口に相当する)と、第2流体取出チューブt2 が接続さ
れる第2ポートQ2 (第2の出口に相当する)とが設け
られている。また、親バッグB1 には、バッグの表裏両
面を熱融着などすることにより、前記第1ポートQ1と
第2ポートQ2 とを仕切るように、仕切壁dが形成され
ている。本実施例の仕切壁dは、図9に示したシール部
104のようにバッグの底部までは伸びていない。この
仕切壁dと、後述する容器加圧手段18に設けた押圧片
75とにより、内部通路Dが形成されるようになってい
る。親バッグB1 中の血液を遠心分離すると、血漿層S
1 (上方層に相当する)、赤血球層S2 (下方層に相当
する)及び中間層S3 の3層に分離されるが、利用され
るのは血漿層S1 と赤血球層S2である。血漿層S1 の
成分血液は、親バッグB1 中から第1ポートQ1 より取
り出され、更に第1チューブt1 を介して第1子バッグ
B2aに取り込まれる。また、赤血球層S2 の成分血液
は、内部通路Dを通って第2ポートQ2 まで導かれてこ
の第2ポートQ2 より取り出され、更に第2チューブt
2 を介して、予め赤血球保存液が注入されている第2子
バッグB2bに取り込まれる。尚、内部通路Dを通って赤
血球層S2 が流出する場合、多少中間層S3 が混じるこ
ともあるが、実験によれば、問題のない程度であること
が判明している。
【0023】前記容器加圧ユニット13は、図1、3に
示すように、本体ケース14の前部に内装されたハウジ
ング15内に設けられ、このハウジング15の前面壁1
5aには、一対のフック11が突設されている。このフ
ック11に親バッグB1 に開設された通孔17が掛けら
れ、親バッグB1 を吊持するための容器保持部とされて
いる。
【0024】容器加圧ユニット13のハウジング15
は、アルミブロック45に取り付けられ、ハウジング1
5の内部には、図5に詳細に示すように、容器保持部1
1に吊持された親バッグB1 の背面側から当該バッグB
1 に対して圧接自在なプレッシャブロック60と、親バ
ッグB1 を加圧する容器加圧手段18とが設けられてい
る。
【0025】前記プレッシャブロック60は、図6にも
示すように、略凸形状を有し、その凸状先端部が親バッ
グB1 の背面に対向するように配置され、親バッグB1
の背面側から腹面側に向かう水平方向に沿って進退移動
自在、かつ、親バッグB1 の上下方向に沿って上下動自
在に設けられている。プレッシャブロック60の先端部
には、後述の支持プレート19との間で親バッグB1 を
圧接して血漿層S1 と中間層S3 とを区画する第1凸部
61(第1区画手段に相当する)と、支持プレート19
との間で親バッグB1 を圧接して赤血球層S2 と中間層
S3 とを区画する第2凸部62(第2区画手段に相当す
る)とが所定の隙間を隔てて上下に形成されている。中
間層S3 の重量は、通常40〜50g以下であるが、中
間層S3の流体が子バッグB2a、B2bに取り込まれる虞
をなくすため、両凸部61、62間の隙間寸法は、80
〜150g程度を封じ込める寸法に設定されている。
【0026】両凸部61、62間には所定深さを有する
溝部63が設けられ、親バッグB1を圧接したときに親
バッグB1 の一部が逃げ込むようになっている。また、
この溝部63、つまり両凸部61、62の間には、中間
層S3 の界面を検知するための界面検知部材43(界面
検知手段に相当する)が設けられている。この界面検知
部材43は、一般的には発光素子と受光素子とからなる
フォトセンサーが使用され、前述した3つのそれぞれの
層の光吸収率の差により界面を検出するものであり、こ
の界面検知部材43からの信号は、制御部Cに入力され
る。また、溝部63には、中間層S3 が上下方向に広が
ることを防ぐための吸引部材を設けても良い。
【0027】ハウジング15内に上下動自在に設けられ
た保持プレート64には、支持プレート19に向けて水
平に延伸するガイドピン65が取り付けられている。ま
た、プレッシャブロック60の上下方向に位置する脚部
66には、水平に延伸すると共に前記ガイドピン65に
対して摺動自在に嵌合するガイド孔67が形成されてい
る。プレッシャブロック60に取り付けたラック69に
は、保持プレート64に取り付けたピニオンギヤ68が
噛み合わされており、ピニオンギヤ68には図示しない
モータが連結されている。ピニオンギヤ68を図5中時
計回り方向に回転させることにより、プレッシャブロッ
ク60は、ガイドピン65で案内されながら支持プレー
ト19に向かって前進移動する。逆にピニオンギヤ68
を図5中反時計回り方向に回転させることにより、プレ
ッシャブロック60は、支持プレート19から離反する
方向に後退移動する。プレッシャブロック60が前進限
位置まで移動すると、第1凸部61と第2凸部62は、
親バッグB1 の背面及び腹面を介して支持プレート19
に圧接する。
【0028】前記容器加圧手段18(容器押圧部に相当
する)は、親バッグB1 の腹面側に当接し加圧時には静
止状態とされる支持プレート19(支持部材に相当す
る)と、親バッグB1 の背面側に当接する第1加圧プレ
ート20a(第1の押圧部材に相当する)及び第2加圧
プレート20b(第2の押圧部材に相当する)と、この
第1、第2加圧プレート20a、20bが親バッグB1
を押圧する方向、つまり支持プレート19側に向かうよ
うに加圧する駆動部材21a、21bとを有している。
【0029】本実施例では、支持プレート19は、ハウ
ジング15の前面部分を開閉する扉体により構成されて
いる。なお、この扉体は、内部の親バッグB1 の状態が
目視できるように、例えば、アクリル樹脂等のような透
明体により構成することが好ましい。独立した支持部材
を設けずに扉体を支持プレート19として用いることに
より、部品点数を削減でき、構成を簡素化することがで
きる。
【0030】第1、第2加圧プレート20a、20b
は、図6にも示すように、その基端部が第1、第2凸部
61、62に取り付けられた支持軸23a、23bに回
動可能に支持されている。
【0031】駆動部材21a、21bは、プレッシャブ
ロック60の脚部66に取り付けられたハウジング70
と、このハウジング70に回動自在に保持されたネジ部
71と、このネジ部71に移動自在に取り付けられたナ
ット部72と、前記ネジ部71を回転駆動するモータ7
3とを有する。ネジ部71とナット部72はボールねじ
より構成され、ナット部72はネジ部71の回転により
図中水平方向に移動するようにハウジング70に取り付
けられている。ナット部72と第1、第2加圧プレート
20a、20bとは、両端が回動自在に支持される連結
棒74を介して連結されている。モータ73によりネジ
部71を適宜方向に回転駆動することによりナット部7
2が水平方向に移動し、このナット部72の移動に伴
い、第1、第2加圧プレート20a、20bは、支持軸
23a、23bを中心として支持プレート19側に向か
う方向、あるいは、支持プレート19から離反する方向
に回動する。
【0032】容器加圧手段18は、更に、親バッグB1
に対して圧接自在に設けられると共に下層つまり赤血球
層S2 の流体を第2ポートQ2 まで導く内部通路D(通
路に相当する)を親バッグB1 内に区画形成する内部通
路形成手段を有する。本実施例では、内部通路形成手段
は、図5及び図6に示すように、プレッシャブロック6
0の一側面に取り付けられ上下方向に延伸する押圧片7
5(第3の押圧部材に相当する)より構成されている。
この押圧片75は、プレッシャブロック60先端部に設
けられているため、プレッシャブロック60の第1凸部
61と第2凸部62とが親バッグB1 に圧接するのに伴
って、親バッグB1 に対して圧接する。押圧片75が親
バッグB1 に圧接した状態の下では、図2中仮想線で示
すように、該押圧片75は、親バッグB1 に形成した仕
切壁dの下端部よりバッグB1 の底部近傍まで伸びた状
態となり、これにより、赤血球層S2 の流体を第2ポー
トQ2 まで導く内部通路Dが親バッグB1 内に区画形成
される。
【0033】図2に示すように、押圧片75は、親バッ
グB1 の第2ポートQ2 側の側部から一定距離だけバッ
グの中央側に寄った位置で上下方向に延伸している。ま
た、第1凸部61及び第2凸部62は、押圧片75から
バッグの他端側に向けて水平方向に延伸している。尚、
押圧片75の下端は、該押圧片75が第1、第2凸部6
1、62と連動して上下動する場合には、少なくとも下
側の第2凸部62まで伸びていれば良い。また、押圧片
75は必ずしも上下動させる必要はない。図2に示した
ような仕切壁dを形成した親バッグB1 の場合には、押
圧片75は親バッグB1 の上端まで達しなくても良い。
また、図8に示すように、押圧片75のみで内部通路D
を形成するようにしても良く、この場合には、押圧片7
5は親バッグB1 の上端まで達する。本発明はこのよう
な親バッグB1 に対しても適用することができ、この場
合には、仕切壁dの廃止に伴って親バッグB1 の製造が
容易となるばかりでなく、液体分離装置10に取り付け
る際に親バッグB1 の表裏を意識することなく取り付け
ることができ、取付け作業が極めて容易となる。
【0034】容器加圧ユニット13は、図5に示すよう
に、更に、プレッシャブロック60及びこれに取り付け
られた容器加圧手段18や押圧片75を、界面検知部材
43で検知した中間層S3 の界面位置に応じて上下方向
に沿って移動させる移動手段76を有する。更に詳述す
ると、容器加圧ユニット13のハウジング15内には、
保持プレート64を上下動自在に支持するベースプレー
ト77が取り付けられ、このベースプレート77はその
上下両端が折り曲げられてネジ保持部78が形成されて
いる。また、保持プレート64もその上下両端が折り曲
げられてナット保持部79が形成されている。ベースプ
レート77のネジ保持部78、78間にはネジ部80が
回動自在に保持され、このネジ部80に取り付けられる
ナット部81が保持プレート64のナット保持部79に
取り付けられている。上方側のネジ保持部78には前記
ネジ部80を回転駆動するモータ82が取り付けられ、
また、ネジ部80とナット部81はボールねじより構成
されている。ネジ部80の回転により保持プレート64
を上下動させるために、保持プレート64のナット保持
部79に連接したガイド部83が摺動する長孔84がベ
ースプレート77に上下方向に沿って形成されている。
【0035】制御部Cは、先ず、モータ82を駆動して
保持プレート64を上下動させながら界面検知部材43
からの信号を取り込み、この信号に基づいて中間層S3
の界面位置を検出する。次いで、制御部Cは、中間層S
3 を第1凸部61と第2凸部62との間に位置させるた
めに、保持プレート64を上方に向けて移動させるか、
下方に向けて移動させるかを判断する。そして、制御部
Cは、この判断に基づいてモータ82を正逆適宜方向に
回転駆動させるための制御信号を該モータ82に出力
し、両凸部61、62間のほぼ中間に中間層S3 が位置
したことを検知すると、停止信号をモータ82に出力す
るようになっている。
【0036】また、本体ケース14の上部には、図1、
3、4に示すように、子バックB2a、B2bを収容するト
レー42が形成されている。トレー42は、上蓋47に
より閉塞され、周囲のパッキン48により密封シールさ
れ、ポンプP及び導菅49により内部が減圧状態となる
ようにされている。これは、親バックB1 から子バッグ
B2a、B2bに成分血液が流入し易くするためである。
【0037】更に、前記本体ケース14の上部には、図
1および図4に示されるように、親バッグB1 の一端部
から伸延された2本のチューブt1 、t2 内を流通する
成分血液の流れを個々独立に開放−遮断するクランプ部
材12が設けられている。このクランプ部材12は、血
漿成分S1 が内部を流れるチューブt1 を開放−遮断す
る第1クランプ部材40aと、赤血球成分S2 が内部を
流れるチューブt2 を開放−遮断する第2クランプ部材
40bとから構成されており、これらのクランプ部材4
0a、40bを作動させるソレノイド41a、41bを
有している。このソレノイド41a、41bには、コン
トロール部(不図示)から信号が送られるようになって
おり、この信号を基に各クランプ部材40a、40bの
開放−遮断制御を個々独立に行うようになっている。各
成分血液S1 、S2 毎に、親バッグB1 から子バックB
2a, B2bへの取り出しが完了すると、両クランプ部材4
0a、40bによりチューブt1 、t2 のそれぞれが遮
断される。本実施例の液体分離装置10では、プレッシ
ャブロック60の両凸部61、62によって中間層S3
が上方層S1 及び下方層S2 から予め区画されるように
なっているため、各クランプ部材40a、40bの開放
−遮断制御は、中間層S3 の位置を変動させないために
行われるものではない。
【0038】尚、図中符号「G」は親バッグのB1 の重
量を連続して測定するために設けられた重量測定部、
「44」は容器加圧ユニット13のハウジング15を支
持するように設けられたアルミブロック45に取り付け
られた歪みゲージ等からなる重量センサ、「46」は秤
ストッパである。容器保持部11に保持された親バッグ
のB1 の重量を重量測定部Gで測定することにより、親
バッグB1 の適合あるいは不適合が判断され、また、連
続的に測定することにより、親バッグB1 内の残量が常
に検知されるようになっている。そして、液体分離中に
おいて、重量測定部Gで測定した親バッグB1 内の残重
量が所定重量に達すると、容器加圧手段18の作動が停
止され、更に、両クランプ部材40a、40bによりチ
ューブt1、t2 のそれぞれが遮断され、第1、第2ポ
ートQ1 、Q2 からの液体の取り出しが停止される。
【0039】次ぎに、本実施例の作動状態を概略的に概
説する。
【0040】先ず、第3押圧部材としての押圧片75に
より、親容器の対向する2面間に、上側に位置する第
1、第2ポートQ1 、Q2 の間から中間層S3 を横切っ
て下方層S2 まで達する密着部を形成し、且つ、この密
着部により親バッグB1 内に、下方層S2 と第2ポート
Q2 とを連通する内部通路Dを形成する。そして、第1
区画手段としての第1凸部61により中間層S3 から区
画された上方層S2 の成分は、第1押圧部材としての第
1加圧プレート20aにより押圧されることにより、第
1ポートQ1 より取り出される。一方、第2区画手段と
しての第2凸部62により中間層S3 から区画された下
方層S2 の成分は、第2押圧部材としての第2加圧プレ
ート20bにより押圧されることにより、前記内部通路
Dを通って上側の第2ポートQ2 まで導かれ、該第2ポ
ートQ2 より取り出される。つまり、下方層S2 の成分
も上方から取り出されることになる。
【0041】以上が本実施例の概略動作であるが、図7
(1)〜(4)をも参照しつつ詳細に説明する。
【0042】先ず、図7(1)に示すように、容器加圧
ユニット13のハウジング15内に血液バッグBをセッ
トする。ここに、親バッグB1 は、既に遠心分離機によ
り遠心分離された状態であり、内部の血液は、3つの層
S1 、S2 、S3 に分離されている。バッグBのセット
は、親バッグB1 の通孔17をフック11に掛け、この
親バッグB1 から伸延されたチューブt1 、t2 に接続
された子バッグB2a、B2bをトレー42内に置いた後
に、上蓋47を閉鎖してなされる。また、扉体である支
持プレート19を閉じる。
【0043】次いで、図7(2)に示すように、移動手
段76のモータ82を駆動して保持プレート64を上下
動させながら界面検知部材43からの信号に基づいて中
間層S3 の界面位置を検出する。その後、中間層S3 の
界面位置に応じてモータ82を正逆適宜方向に回転駆動
し、プレッシャブロック60の第1凸部61と第2凸部
62との間のほぼ中間に中間層S3 が位置すると、モー
タを停止する。
【0044】次いで、ピニオンギヤ68を図5中時計回
り方向に駆動し、プレッシャブロック60をガイドピン
65で案内しつつ支持プレート19に向かって前進移動
する。プレッシャブロック60が前進限位置まで移動す
ると、図7(3)に示すように、第1凸部61と第2凸
部62は、親バッグB1 の背面及び腹面を介して支持プ
レート19に圧接し、中間層S3 が両凸部61、62の
間に封じ込める。つまり、血漿層S1 と中間層S3 は第
1凸部61で区画され、赤血球層S2 と中間層S3 は第
2凸部62で区画された状態となる。更に、プレッシャ
ブロック60が親バッグB1 に圧接するのに伴い、圧接
内部通路形成手段としての押圧片75が親バッグB1 に
圧接し、この押圧片75と親バッグB1 に形成した仕切
壁dとにより、赤血球層S2 の流体を第2ポートQ2 ま
で導く内部通路Dが親バッグB1内に区画形成される。
【0045】中間層S3 の封じ込めが完了すると、図7
(4)に示すように、容器加圧手段18の駆動部材21
a、21bに設けたモータ73を駆動し、第1、第2加
圧プレート20a、20bのそれぞれを、支持軸23
a、23bを中心として支持プレート19側に向かう方
向に回動する。第1、第2加圧プレート20a、20b
のこの回動に伴い、親バッグB1 が腹面側と背面側から
支持プレート19と第1、第2加圧プレート20a、2
0bとの間で加圧されることとなり、親バッグB1 内の
血漿層S1 は、第1ポートQ1 、第1チューブt1 を通
って子バッグB2aに送られる。また、赤血球層S2 は、
内部通路D、第2ポートQ2 、第2チューブt2 を通っ
て子バッグB2bに送られる。
【0046】そして、所定時間経過すると、駆動部材2
1a、21bの各モータ73を同時にあるいは個別に反
転駆動し、第1、第2加圧プレート20a、20bのそ
れぞれを、支持軸23a、23bを中心として支持プレ
ート19から離反する方向に回動する。この回動に伴い
親バッグB1 の加圧が解除され、血漿層S1 及び赤血球
層S2 の成分血液の流出は停止される。また、中間層S
3 つまりバフィーコート層は親バッグB1 内に残留す
る。
【0047】このようにして親バッグB1 から子バッグ
B2a、B2bに各成分血液毎に取り出されると、チューブ
t1 、t2 をクリップ等により閉じ、ピニオンギヤ68
を図5中反時計回り方向に駆動してプレッシャブロック
60を支持プレート19から離反する方向に後退移動す
る。更に、扉体19を開き、親バッグB1 や子バックB
2a、B2bを液体分離装置10から外せば、血液を成分血
液毎に分離する一連の操作が終了する。
【0048】本実施例の液体分離装置10は、親バッグ
B1 を加圧する以前に区画手段としての凸部61、62
により中間層S3 を他の層S1 、S2 から区画してある
ため、親バッグB1 の加圧中つまり成分血液の流出中で
も中間層S3 の位置が変動することがない。このため、
常に変動する中間層S3 の位置を追跡検知しながらクラ
ンプ部材の開閉駆動制御や親バッグB1 の加圧制御を行
う場合に比較すると、その制御は極めて容易なものとな
る。更に、中間層S3 が他の層S1 、S2 から区画され
るため、親バッグB1 から中間層S3 が流出することは
なく、分離精度の高い血液分離を行うことが可能とな
る。
【0049】また、本実施例では、下層である赤血球層
S2 の流体を第2ポートQ2 まで導く内部通路Dを親バ
ッグB1 内に区画形成する内部通路形成手段としての押
圧片75を設けたため、親バッグB1 はその頂部に2つ
のポートQ1 、Q2 を設けることができ、液体分離装置
10に親バッグB1 を取り付けたときにチューブt1、
t2 の取扱いが簡単となる。
【0050】更に、プレッシャブロック60や容器加圧
手段18等を中間層S3 の界面位置に応じて上下方向に
沿って移動させる移動手段76を設けたため、中間層S
3 の界面位置が個々の親バッグB1 毎に異なる場合で
も、血液分離を精度良く行うことが可能となる。
【0051】尚、本発明は、上述した実施例のみに限定
されるものでなく、特許請求の範囲内で適宜変更使用す
ることができる。例えば、前述した実施例は、血液バッ
グを使用して成分血液毎に分別採取するものであるが、
本発明は、これのみでなく種々の液体の分別採取に使用
できるものである。また、3つの層に分離された液体を
分離する場合について説明したが、本発明は、4層以上
に分離された液体が内部に封入された親容器に対しても
区画手段を増すことにより適用可能である。
【0052】上述した実施例では第1、第2区画手段と
しての第1、第2凸部61、62の両方を1つのプレッ
シャブロック60に設けた場合を示したが、第1、第2
区画手段を個々独立に親バッグB1 に対して圧接自在、
上下方向に移動自在に設けても良い。容器加圧手段18
も図示例に限定されず、例えば、平行加圧方式による加
圧プレートを有するものでも良い。
【0053】更に、第1、第2ポートQ1 、Q2 が上方
層S1 側にある場合を図示したが、本発明は、図9に示
すように、第1、第2ポートQ1 、Q2 が下方層S2 側
にある場合、つまり、チューブt1 、t2 が接続された
第1、第2ポートQ1 、Q2を下側に位置させた状態
で、親バッグB1 を容器保持部11により保持した場合
にも適用することができる。この場合には、第3押圧部
材としての押圧片75により、親容器の対向する2面間
には、下側に位置する第1、第2ポートQ1 、Q2 の間
から少なくとも中間層S3 を横切って上方層S1 まで達
する密着部が形成され、且つ、この密着部により親バッ
グB1 内には、上方層S1 と第1ポートQ1 とを連通す
る内部通路Dが形成される。そして、第2区画手段とし
ての第2凸部62により中間層S3 から区画された下方
層S2 の成分は、第2押圧部材としての第2加圧プレー
ト20bにより押圧されることにより、第2ポートQ2
より取り出される。一方、第1区画手段としての第1凸
部61により中間層S3 から区画された上方層S1 の成
分は、第1押圧部材としての第1加圧プレート20aに
より押圧されることにより、前記内部通路Dを通って下
側の第1ポートQ1 まで導かれ、該第1ポートQ1 より
取り出される。つまり、上方層S1 の成分も下方から取
り出されることになる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1と第2の区画手段により中間層を他の層から区画して
あるため、親容器の加圧中つまり前記他の層の流体が流
出しているときでも中間層の位置が変動することがな
い。従って、中間層が親容器から流れ出る虞はないの
で、親容器から中間層を流出させることのない分離精度
の高い流体の分離を、複雑な制御を伴うことなく行うこ
とが可能となる。
【0055】また、第3押圧部材を有するので、第1の
出口及び第2の出口が上方層の側にある場合は、下方層
の流体を第2の出口まで導く通路を親容器内に区画形成
することができ、第1の出口及び第2の出口が下方層の
側にある場合は、上方層の流体を第1の出口まで導く通
路を親容器内に区画形成することができるため、親容器
の一端部に複数本の流体取出チューブを接続して、流体
の成分を一方向から取り出すことができ、流体取出チュ
ーブの取扱いも簡単になる。
【0056】更に、中間層の界面位置が個々の親容器毎
に異なる場合でも、第1と第2の区画手段により中間層
を他の層から区画することができ、親容器から中間層を
流出させることのない流体の分離を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例に係る液体分離装置の概
略斜視図、
【図2】は、血液バッグの一例を示す概略平面図、
【図3】は、図1の3−3線に沿う概略断面図、
【図4】は、図1の要部を示す水平面断面図、
【図5】は、容器加圧ユニットを一部断面で示す概略側
面図
【図6】は、図5に示される容器加圧ユニットの要部を
示す斜視図
【図7】図7(1)〜(4)は、容器加圧ユニットの加
圧動作を示す説明図
【図8】は、他の実施例に係る血液バッグを示す概略平
面図、
【図9】は、更に他の実施例に係る血液バッグを示す概
略平面図
【図10】は、従来の血液バッグの一例を示す正面図、
【図11】は、従来の血液バッグの他の例を示す概略正
面図、
【図12】は、従来の血液バッグの更に他の例を示す概
略正面図、
【図13】は、従来の液体分離装置の一例を示す概略説
明図。
【図14】は、従来の液体分離装置の他の例を示す概略
説明図である。
【符号の説明】
11…フック(容器保持部) 13…容器加圧ユ
ニット 18…容器加圧手段(容器押圧部) 19…支持プレー
ト(支持部材) 20a…第1加圧プレート(第1押圧部材) 20b…第2加圧プレート(第2押圧部材) 43…界面検知部材(界面検知手段) 61…第1凸部(第1区画手段) 62…第2凸部
(第2区画手段) 75…押圧片(第3押圧部材) B…容器 B1 …親バッグ
(親容器) B2a…第1子容器 B2b…第2子容器 D…内部通路 Q1 …第1ポート
(第1の出口) Q2 …第2ポート(第2の出口) S1 …血漿層(上
方層) S2 …赤血球層(下方層) S3 …中間層 t1 …第1チューブ t2 …第2チュー
ブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 1/00 - 1/36 A61J 1/00 - 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に上方層、中間層、下方層の少なくと
    も3つの層に分画された成分が収納され、該上方層また
    は該下方層の一方の側に第1の出口及び第2の出口を備
    えた柔軟性のある親容器を保持する容器保持部と、 該容器保持部に保持された該親容器の対向する2つの面
    のうちの1つの面を支持する支持部材及び他方の面を押
    圧する押圧部材とからなる容器押圧部とを有する液体分
    離装置であって、 前記上方層と前記中間層とを区画するための第1区画手
    段と、 前記中間層と前記下方層とを区画するための第2区画手
    段と、 前記第1区画手段と前記第2区画手段の間に設けられ、
    前記中間層の界面を検知する界面検知手段と、 前記押圧部材は、第1の押圧部材、第2の押圧部材、及
    びこれら第1、第2押圧部材に隣接する第3押圧部材か
    らなり、前記第1の出口及び前記第2の出口が前記上方
    層の側にある場合は、 前記第1押圧部材により、前記第1区画手段により区画
    された前記上方層を押圧して、該上方層を前記第1の出
    口に導き、 前記第2押圧部材により、前記第2区画手段により区画
    された前記下方層を押圧すると共に、 前記第3押圧部材により、前記第1の出口及び前記第2
    の出口の間から少なくとも前記中間層を横切って前記下
    方層まで前記親容器の対向する2面に密着部を形成さ
    せ、 且つ、該密着部により前記親容器内に前記第2の出口に
    連通する通路を形成して該下方層を押圧し、該通路に通
    じて該下方層を前記第2の出口に導き、前記第1の出口
    及び前記第2の出口が前記下方層の側にある場合は、 前記第2押圧部材により、前記第2区画手段により区画
    された前記下方層を押圧して、該下方層を前記第2の出
    口に導き、 前記第1押圧部材により、前記第1区画手段により区画
    された前記上方層を押圧すると共に、 前記第3押圧部材により、前記第1の出口及び前記第2
    の出口の間から少なくとも前記中間層を横切って前記上
    方層まで前記親容器の対向する2面に密着部を形成さ
    せ、 且つ、該密着部により前記親容器内に前記第1の出口に
    連通する通路を形成して該上層を押圧し、、該通路に通
    じて該上方層を前記第1の出口に導くことを特徴とする
    液体分離装置。
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