JP3167294B2 - グラビティー蝶番 - Google Patents

グラビティー蝶番

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JP3167294B2
JP3167294B2 JP19060798A JP19060798A JP3167294B2 JP 3167294 B2 JP3167294 B2 JP 3167294B2 JP 19060798 A JP19060798 A JP 19060798A JP 19060798 A JP19060798 A JP 19060798A JP 3167294 B2 JP3167294 B2 JP 3167294B2
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茂 綱島
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株式会社 綱島製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビティー蝶番
に関し、特に蝶番本体を押出形材で形成したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ドアの開閉を、ドアの自重を
利用してドアを開閉させる、蝶番の衝合面にカム面を設
けたグラビティー蝶番がある。グラビティー蝶番は、壁
体に固定した蝶番に、ドアに固定した蝶番を回転自在に
載置し、壁体の蝶番とドアの蝶番と衝合面にカム面を形
成しておき、ドアの自重によりドアを開閉させるように
したものである。
【0003】このグラビティー蝶番には、ドアを常時開
いたままにしておく常開型、ドアを常時閉めておく常閉
型がある。また、通常の蝶番は金属製厚板をプレス加工
でカーリングして使用しているが、このグラビティー蝶
番は金属製板材を削り出して製作し、ホテルなどの高級
感を与える箇所での使用が多いため、材質は高価な真鍮
などが使用されることが多い。高級感を与える箇所での
使用が多いため、外観は特に見栄えの良いことが求めら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のグラビティー蝶
番は、ドアを常開型から常閉型に、あるいは常閉型から
常開型にワンタッチで直ちに変更させることはできなか
った。また、常開あるいは常閉に変更させる溝・突起部
分が外部から見え、外観上好ましいものではなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のグラビ
ティー蝶番は、ドアを常開型から常閉型に、あるいは常
閉型から常開型にワンタッチで直ちに変更させることが
できるように、また、常開あるいは常閉に変更させる溝
・突起部分が外部から見えないようにし、さらに、蝶番
本体を安価に製作できるようにすべく、上端部に支持穴
14を凹設した筒状部6の側部から取付片7を延出さ
せ、壁体21に固定される蝶番本体2と、下端部に支持
穴64を凹設した筒状部56の側部から取付片57を延
出させ、ドア22に固定される蝶番本体52と、蝶番本
体2の支持穴14に内嵌めするカム筒12と、カム筒1
2と同軸心でその下方に嵌合軸15を延出し、カム筒1
2の上端面にカム面3を形成したカム4と、蝶番本体5
2の支持穴64に内嵌めするカム筒62と、カム筒62
と同軸心でその上方に嵌合軸65を延出し、カム筒62
の下端面にカム面53を形成したカム54と、カム4に
突出状に嵌合固定し突出部をカム54に遊合する回転軸
5とよりなるグラビティー蝶番において、蝶番本体2・
52を押出形材で形成し、その蝶番本体2・52の筒状
部6・56内面に全周にわたり等間隔の同じ大きさの溝
11・61を縦方向に刻設し、前記溝11・61に対応
するカム4・54の嵌合軸15・65の外周面に全周に
わたり突起16・66を突設し、カム4とカム54とを
回転軸5の嵌合孔を除き同一形状の合成樹脂で形成して
なるグラビティー蝶番とした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面に示す具体
的な実施例に基づいて、以下、詳細に説明する。図1に
示すように、壁体の端面に固定される蝶番1とドア端面
に固定される蝶番51とよりなる。
【0007】蝶番1は、蝶番本体2と端面にカム面3を
形成し、蝶番本体2に内嵌めするカム4と、カム4に突
出状に内嵌めする回転軸5とよりなる。蝶番本体2は筒
状部6を有し、筒状部6の側部から取付片7を延出さ
せ、取付片7には端面への取付孔8が穿設してある。筒
状部6の内面には、図2に示すように、貫通穴10内面
全周にわたり等間隔の同じ大きさの溝11を複数個刻設
する。この溝11の形成は、アルミニウム合金などを押
出形材の形成時に外形と同時に形成する。この蝶番本体
2は押出成形で形成した形材を所要長さに切断して使用
する。この複数個の溝11を機械加工すれば加工に長時
間を要し、また、蝶番本体2を通常の板材から削り出す
のも長時間を要し、コスト高となるが、蝶番本体2に押
出形材を用いると安価となる。なお、符号9は貫通孔に
嵌着したプラグである。
【0008】図3〜8に、カム4を示す。カム4はカム
面3が滑りやすく耐摩耗性であることが求められるの
で、ジュラコンなどの樹脂で形成している。カム4のカ
ム筒12は前記蝶番本体2の支持穴14に内嵌めするカ
ム筒12と、カム筒12と同軸心でその下方に嵌合軸1
5を延出し、嵌合軸15の外周面に前記蝶番本体2の溝
11と嵌合する複数個の突起16を突設する。このカム
4の軸心に回転軸5を固定させる固定孔17を凹設す
る。カム4の上端面には対向するカム面と衝合する螺旋
状のカム面3が軸線を対称に設けてある。
【0009】一方、蝶番51の蝶番本体52、カム54
は、前記蝶番1の蝶番本体2、カム4と同一の物であ
る。蝶番51において、蝶番1と同一の蝶番本体・カム
が使用できるので、蝶番を安価に提供できることとな
る。ただし、カム54の遊合孔67は前記カム4の固定
孔17が回転軸5を嵌合固定するものであるのに対し、
回転軸5と遊合するものであって、遊合孔67は固定孔
17より直径で0.3mm程度大きく設定してある。な
お、蝶番51の蝶番1と同じ箇所には、蝶番1の符号に
50を加えた数字で示す。
【0010】この蝶番1、蝶番51を、壁体21、ドア
22の端面にそれぞれ固定した例を、図9、図10に示
す。ドアの壁体への取付けは通常2箇所に蝶番を設け、
一箇所だけにカム面を設けておけばよい。図10では、
ドア22を単に閉めるだけでなく、閉まった状態からさ
らに10度回転できるようにして、ドア22により充分
押圧させて充分閉めることができる。なお、図1の場合
は、常閉状態である。また、先行技術として45度開
き、あるいは50度開きのドアがあるが、本発明のよう
に、全周にわたり溝12が刻設してあって、20度ごと
の開きができるものは存在してない。
【0011】図11に示すように、蝶番51の蝶番本体
52を、図1の場合より90度回転させてカム54の溝
62と突起66とを嵌合させると、図12および図13
に示した状態の常開状態となる。このように、カムを蝶
番本体の筒状部に単に差し替えるだけで、常閉から常
開、あるいは常開から常閉に容易に変更できる。
【0012】本発明は、上述のように、上端部に支持穴
14を凹設した筒状部6の側部から取付片7を延出さ
せ、壁体21に固定される蝶番本体2と、下端部に支持
穴64を凹設した筒状部56の側部から取付片57を延
出させ、ドア22に固定される蝶番本体52と、蝶番本
体2の支持穴14に内嵌めするカム筒12と、カム筒1
2と同軸心でその下方に嵌合軸15を延出し、カム筒1
2の上端面にカム面3を形成したカム4と、蝶番本体5
2の支持穴64に内嵌めするカム筒62と、カム筒62
と同軸心でその上方に嵌合軸65を延出し、カム筒62
の下端面にカム面53を形成したカム54と、カム4に
突出状に嵌合固定し突出部をカム54に遊合する回転軸
5とよりなるグラビティー蝶番において、蝶番本体2・
52を押出形材で形成し、その蝶番本体2・52の筒状
部6・56内面に全周にわたり等間隔の同じ大きさの溝
11・61を縦方向に刻設し、前記溝11・61に対応
するカム4・54の嵌合軸15・65の外周面に全周に
わたり突起16・66を突設し、カム4とカム54とを
回転軸5の嵌合孔を除き同一形状の合成樹脂で形成して
なるグラビティー蝶番であるので、ドアを常開あるいは
常閉にワンタッチで直ちに変更させることができ、ま
た、常開あるいは常閉に変更させる溝・突起部分が外部
から見えないようにして見栄えの良いものとし、さらに
蝶番本体を押出形材で製作したので、安価に提供でき
る。さらにその上に、壁体21とドア22のカム4・5
4を嵌合孔を除き同一形状の合成樹脂材で形成するの
で、より一層コストダウンができ、蝶番を安価に提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグラビティー蝶番の具体的一実施例の
分解図である。
【図2】本発明にかかる蝶番本体の押出形材の端面図で
ある。
【図3】本発明にかかるカムの平面図である。
【図4】本発明にかかるカムの正面図である。
【図5】本発明にかかるカムの底面図である。
【図6】本発明にかかるカムで図3を90度回転した状
態の平面図である。
【図7】本発明にかかるカムで図4を90度回転した状
態の側面図である。
【図8】本発明にかかるカムで図5を90度回転した状
態の底面図である。
【図9】本発明にかかる蝶番を壁体あるいはドアに取付
けた状態の正面図である。
【図10】ドアを押し勝手に閉めた状態を示す平面図で
ある。
【図11】図1に対しドア側のカムを90度回転させた
状態の分解図である。
【図12】図11の組み立て状態を示す正面図である。
【図13】図11・12で示す常開状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1・51…蝶番 2・52…蝶番本体 3…カム面 4・54…カム 5…回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 1/06 E05D 5/00 - 5/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部に支持穴14を凹設した筒状部6
    の側部から取付片7を延出させ、壁体21に固定される
    蝶番本体2と、下端部に支持穴64を凹設した筒状部5
    6の側部から取付片57を延出させ、ドア22に固定さ
    れる蝶番本体52と、蝶番本体2の支持穴14に内嵌め
    するカム筒12と、カム筒12と同軸心でその下方に嵌
    合軸15を延出し、カム筒12の上端面にカム面3を形
    成したカム4と、蝶番本体52の支持穴64に内嵌めす
    るカム筒62と、カム筒62と同軸心でその上方に嵌合
    軸65を延出し、カム筒62の下端面にカム面53を形
    成したカム54と、カム4に突出状に嵌合固定し突出部
    をカム54に遊合する回転軸5とよりなるグラビティー
    蝶番において、蝶番本体2・52を押出形材で形成し、
    その蝶番本体2・52の筒状部6・56内面に全周にわ
    たり等間隔の同じ大きさの溝11・61を縦方向に刻設
    し、前記溝11・61に対応するカム4・54の嵌合軸
    15・65の外周面に全周にわたり突起16・66を突
    設し、カム4とカム54とを回転軸5の嵌合孔を除き同
    一形状の合成樹脂で形成してなるグラビティー蝶番。
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