JP3166594U - 管継手の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】現合を必要とせずに配管作業を可能とする管継手の構造を提供する。【解決手段】フランジ部材12の左端面F2側の中央部には球面状凹座12aが設けられている。同凹座12a内には、右端面に凸状球面の形成されたOーリング収納本体18が摺動可能に収容され、その左端側は固定ブロック10に当接されている。また、フランジ部材には凸状球面座金14を摺動可能に収容する凹状球面座が形成されている。フランジ部材のボルト穴の穴径はボルト16の外径よりも多少大きい。装置への配管管路の組付け作業において、固定ブロック10の軸心C10に対しフランジ部材およびパイプ20の軸心C12が角度θを有する状態で接続しなければならない場合、フランジ部材はOーリング収納本体を摺動して所定の傾斜状態にした後ボルトを締結することができる。【選択図】 図1

Description

本考案は管継手に係り、特に、配管作業における現物合わせ(以下現合という)の不要な管継手の構造に関する。
油圧駆動ユニット等の装置に金属製管路の配管を施工する場合、通常、現合作業が必要である。
例えば、引用文献1の図4(a)に示される油圧駆動ユニットとしての油圧ウィンチ装置10の油圧ブロック18と16の間に管路26、28を配管接続する場合、油圧ブロック18と16へのフランジ20、24(ここでは同文献の図5のフランジFLに相当する)の取付け面は空間的に図面指示どおり精度よく組付けられることはほとんどない。
したがって、配管作業者は、予め、所定寸法に形成された配管部材20、26、22、28、24を当該装置の組付け場所とは別のところで、一体化、ユニット化したものを、組付け現場に持ち込んで当該装置に組付けるという方式とは違い、当該装置10の油圧ブロック18と16の間に実際に管路28、26を接続し、各フランジと管路を仮付け(溶接)したものを当該装置10とは別の場所で本溶接しユニット化したものを、当該装置10に組付けるようにしている。
上記したような現合は、仮付け後、本溶接のためそれらユニット化した配管部材を別の場所に搬出しなければならず、また本溶接後に最終組付けのため再度当該装置の組付け位置へ搬入しなければならない。
特に配管の太さや長さが大きいものでは、搬入、搬出の作業自体も大変であるという難点がある。
また、上記特許文献1の図1乃至3に開示されているのは、現合を不要とするために提案されたものであって、管路組付け時に管路軸方向長さの調整を可能とするものではあるが、装置10に固定されている油圧ブロック16、18と管路26、28の軸心が傾斜している場合には対応できず、装置の取付け用ブロック16、18間の空間的寸法が図面指示寸法どおり精度良く形成されていない現状では、どうしても現合作業が必要であった。
特開2010−203565
本考案者は、この現合作業を回避するため、鋭意研究・検討した結果、フランジと管路の間に、向きの調整機能を持つ手段を介在させることにより前記問題が基本的に解決できることを見出した。
したがって、本考案の目的は、現合を必要とせずに配管作業を可能とする管継手の構造を提供することにある。
前記目的を達成するための本考案による管継手の構造は、
端部に管路用開口部を形成した固定ブロックと、
前記固定ブロックの開口部と連通するための貫通孔を有し、その一端側には予め溶接により管路部材を固定すると共に、その他端側には前記貫通孔中央部に球面部の形成されたフランジ部材と、
前記フランジ部材と前記固定ブロックの間に配置され前記フランジ部材を固定ブロック端面に傾斜可能にすると共に、前記フランジ部材および固定ブロックとそれぞれ接触するOーリングの溝を有するOーリング収納本体、および、
前記Oーリング収納本体を介し前記フランジ部材を前記固定ブロック端面に傾斜可能な状態で押圧する締結手段とからなり、
前記締結手段は前記フランジ部材に設けられたボルト穴、ボルト挿入側に形成された球面座、球面座金およびボルトからなり、
前記Oーリング収納本体のフランジ部材側には、前記フランジ部材の球面部と摺動可能な球面部が形成されており、
前記ボルト穴の内径は、前記フランジ部材の傾斜を許容する程度に応じてボルト外径よりも大きくされていることを特徴とする。
請求項1記載の本考案による管継手の構造は、
端部に管路用開口部を形成した固定ブロックと、
前記固定ブロックの開口部と連通するための貫通孔を有し、その一端側には予め溶接により管路部材を固定すると共に、その他端側には前記貫通孔中央部に球面部の形成されたフランジ部材と、
前記フランジ部材と前記固定ブロックの間に配置され前記フランジ部材を固定ブロック端面に傾斜可能にすると共に、前記フランジ部材および固定ブロックとそれぞれ接触するOーリングの溝を有するOーリング収納本体、および、
前記Oーリング収納本体を介し前記フランジ部材を前記固定ブロック端面に傾斜可能な状態で押圧する締結手段とからなり、
前記締結手段は前記フランジ部材に設けられたボルト穴、ボルト挿入側に形成された球面座、球面座金およびボルトからなり、
前記Oーリング収納本体のフランジ部材側には、前記フランジ部材の球面部と摺動可能な球面部が形成されており、
前記ボルト穴の内径は、前記フランジ部材の傾斜を許容する程度に応じてボルト外径よりも大きくされているので、
予め溶接部に管路を本溶接した状態で装置に組付ける場合、当該装置の固定ブロック開口中心軸に対する管路軸心との傾斜があってもフランジ部材を傾斜させたままで締結することが可能である。
本考案による管継手の構造を示すもので、(a)は本考案の管継手を管路側から見た概略正面図、(b)は(a)のZ−Z線断面図であって、特にフランジ部材が傾斜したまま締結可能であることを示す図である。
以下、本考案の好適な実施例について図1により説明する。
図1は本考案による管継手の構造を示すもので、(a)は本考案の管継手を管路側から見た概略正面図、(b)は(a)のZ−Z線断面図であって、特にフランジ部材が傾斜したまま締結可能であることを示す図である。
図1(a)において、参照符号10は、油圧ユニット等の装置に取り付けられている圧油の給排用の固定ブロックである。同固定ブロック10の手前側にはフランジ部材12が配置されている。参照符号16はフランジ部材12の各コーナー部に設けられた締結ボルト、参照符号20は管路を構成する金属製パイプであって、その一端側はフランジ部材12に溶接により固定されている。
図1(b)においてより詳細に示されるように、パイプ20の左端はフランジ部材12の中央部に設けられた貫通孔内周の段差部Sに当接した状態でフランジ部材12の右端面F1側の溶接部Wにて溶接され固定されている。フランジ部材12の左端面F2側の中央部には球面状凹座12aが設けられており、同凹座12aへは、右端面に凸状球面の形成されたOーリング収納本体18が摺動可能に収容されている。
前記Oーリング収納本体18の左端側は固定ブロック10に当接されている。参照符号18a、18bは、Oーリング収納本体18のフランジ部材12側および固定ブロック10側と対向する溝に収容されたOーリングである。
参照符号14は凸状球面座金であって、フランジ部材12には前記凸状球面座金14を摺動可能に収容する凹状球面座が形成されている。フランジ部材12のボルト穴の軸心は固定ブロック10のネジ穴と軸心が一致している。また、フランジ部材12のボルト穴の穴径はボルト16の外径よりも多少大きくされている。
以上の構造を有するフランジタイプの管継手によれば、装置への配管管路の組付け作業において、固定ブロック10の軸心C10に対しフランジ部材12およびパイプ20の軸心C12が角度θを有する状態で接続しなければならない場合、フランジ部材12はOーリング収納本体18を摺動して所定の傾斜状態となった後にボルトを締結することができる。その場合、ボルト16の軸心は固定ブロック10側の軸心C10と平行であるので締め付けに伴い、凸状球面座金14はフランジ部材12の凹状球面座上で摺動し所定位置に留まる。
ボルト16の締め付け力を所定の値とすることでOーリング18a、18bにより図示中央部の管路を流れる流体が外部へ漏れ出ることも無い。
また、この例では、一対の球面状接触面からなるOーリング収納本体18およびフランジ部材12を備えているので、フランジ部材側の傾斜の向きに制約が無く現場での組み付け作業を容易にするものである。
以上本考案の好適な実施例について図1を参照して説明したが、本考案は同図面に示したものに限定されない。当業者であれば、同図面に開示された好適実施例を種々変形することができるが、それら変形された実施例も本考案の範囲に入るものである。
10 固定側ブロック
12 取付け用フランジ部材
12a フランジ部材に形成した球面部
14 球面座金
16 締結用ボルト
18 Oーリング収納本体
18a Oーリング
18b Oーリング
20 パイプ

Claims (1)

  1. 端部に管路用開口部を形成した固定ブロックと、
    前記固定ブロックの開口部と連通するための貫通孔を有し、その一端側には予め溶接により管路部材を固定すると共に、その他端側には前記貫通孔中央部に球面部の形成されたフランジ部材と、
    前記フランジ部材と前記固定ブロックの間に配置され前記フランジ部材を固定ブロック端面に傾斜可能にすると共に、前記フランジ部材および固定ブロックとそれぞれ接触するOーリングの溝を有するOーリング収納本体、および、
    前記Oーリング収納本体を介し前記フランジ部材を前記固定ブロック端面に傾斜可能な状態で押圧する締結手段とからなり、
    前記締結手段は前記フランジ部材に設けられたボルト穴、ボルト挿入側に形成された球面座、球面座金およびボルトからなり、
    前記Oーリング収納本体のフランジ部材側には、前記フランジ部材の球面部と摺動可能な球面部が形成されており、
    前記ボルト穴の内径は、前記フランジ部材の傾斜を許容する程度に応じてボルト外径よりも大きくされていることを特徴とする管継手の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT201900001893A1 (it) * 2019-02-11 2020-08-11 Rottigni Officina Mecc S R L Sistema di aggancio di ottica per arma da fuoco

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