JP3166547B2 - 軸受の潤滑構造 - Google Patents

軸受の潤滑構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車等の車
両のディファレンシャル装置における軸受の潤滑構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】軸受の潤滑方式として、回転部材によっ
て潤滑油を掻き上げてその飛沫を軸受に供給するはねか
け潤滑方式や、オイルポンプによって潤滑油を供給する
強制潤滑方式などが知られている。上記の車両における
最終減速機として用いられているディファレンシャル装
置は、それ自体にオイルポンプを内蔵することができな
いうえに、潤滑油路を設けることが困難であるから、は
ねかけ潤滑が一般に採用されている。
【0003】またこの種のディファレンシャル装置は、
サイドギヤに連結してある左右の車軸を支承している軸
受のみならず、ドライブピニオンあるいはこれに連結し
てある駆動軸を支承する軸受が設けられており、これら
の軸受のうち後者の軸受すなわちドライブピニオンある
いは駆動軸を支承している軸受は、ディファレンシャル
キャリヤ(デフキャリヤ)のうち車両の前後方向に突出
した部分に設けられている。この部分は、潤滑油の掻き
上げを行うリングギヤの半径方向で外側に位置している
が、フロントとリヤとの軸受を設けている場合には、リ
ングギヤに対して遠い位置にある軸受に潤滑油を供給す
ることが難しい。このような場合、例えば特開平4−3
02756号公報に記載されているように、潤滑油案内
部をデフキャリヤなどの内面に形成し、リングギヤなど
で掻き上げた潤滑油をこの潤滑油案内部によって対象と
する軸受やオイルシール部などに導くことが有効であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ボールやローラなどの
転動体を内輪と外輪との間に配置した軸受においては、
その内輪と外輪との間に潤滑油を供給することが必要で
あるが、ラジアル荷重を主として受ける軸受に対して上
記の潤滑油案内部によって潤滑油を供給する場合、潤滑
油を加圧していないのであるから、その軸受の軸線方向
での一端側に潤滑油を自然流下によって供給することに
なる。このようにして供給された潤滑油は、軸受や回転
軸に接触することにより遠心力を受け、また粘性によっ
て回転力を受けるから、軸受や回転軸を収容している部
分の内面に沿って旋回流動し、また一部は軸受以外の箇
所に流れてしまう。また特にテーパローラ軸受のように
回転に伴って生じる遠心力が軸線方向での一端側で大き
くなる構造であれば、潤滑油が積極的に押し出されてし
まい、潤滑不足が生じやすくなる。
【0005】すなわち従来の潤滑構造では、掻き上げた
潤滑油を軸受の近傍にまで導くことはできるが、軸受や
回転軸によって旋回流動させられる潤滑油に対して何の
作用もしないから、軸受の潤滑不足が生じるおそれがあ
る。特に前述したディファレンシャル装置では、車両が
高速旋回走行することに伴ってデフキャリヤ内の潤滑油
の一部がアクスルハウジング内に流れ込んでリングギヤ
による潤滑油の掻き上げ量が少なくなると、潤滑油案内
部によって導かれる潤滑油の量が少なくなるから、軸受
近傍の潤滑油は旋回流動するみので軸受に対して供給さ
れにくくなり、軸受の潤滑不足が生じる可能性が高い。
【0006】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たものであり、軸受に対する潤滑油の供給機能に優れた
潤滑構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、軸受ケースの内面に嵌合させた軸受
によって回転軸を支承するとともに、その軸受の軸線方
向での一端側に潤滑油を供給する軸受の潤滑構造におい
て、前記軸受の軸線方向での一端側に、軸受と中心軸線
をほぼ一致させた円筒部が軸受ケースに形成され、その
円筒部の内面に、円周方向に連続するとともに、前記回
転軸の回転方向に向けて、一部分が軸受に次第に接近す
るように円周方向に対して傾斜させられた案内壁面部が
形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この発明の潤滑構造においては、前記軸受に対
して潤滑油を供給する場合、その軸受の一端側に形成し
てある円筒部の内部に向けて潤滑油を流し込む。その潤
滑油は、軸受あるいはこれによって支承されている回転
軸から円周方向の力を受けて円筒部の内面に沿って旋回
流動する。その結果、潤滑油は、この円筒部に内面に形
成されている案内壁面部によってその流れ方向が変えら
れるから、その一部は、案内壁面部に沿って軸受に向け
て流れる。すなわち潤滑油は円筒部の内部を旋回流動す
る間に強制的に軸受に対して供給され、軸受の潤滑が良
好に行われる。
【0009】
【実施例】つぎにこの発明を実施例に基づいて詳細に説
明する。図1ないし図3に示す例は、この発明をバンジ
ョー型ディファレンシャル装置に適用した例であり、デ
ィファレンシャル装置1は、円形断面のデフキャリヤ2
を備え、このデフキャリヤ2の前方に円錐状に突出した
軸受ケース3が一体に設けられている。またこのデフキ
ャリヤ2の左右両側に図示しないアクスルハウジングが
連結されている。そしてその全体は、密閉構造に構成さ
れている。また軸受ケース3には、車両前後方向に沿っ
て駆動軸4が挿入されており、エンジンから変速機を介
して出力される動力が、この駆動軸4を介して入力され
るようになっている。
【0010】図1および図2に示すように、軸受ケース
3は、筒状の受け部5を備え、この受け部5の内側の前
後二箇所にテーパローラ型軸受6,7が嵌合固定されて
いる。なお、これらの軸受6,7の間隔はスペーサ8に
よって一定間隔に保持されている。そしてドライブピニ
オン9と一体の駆動軸4がこれら2個の軸受6,7によ
り回転自在に支持されている。また受け部5のフロント
軸受6の前方には所定の円筒部10を挟んで開口端11
が設けられ、この開口端11はオイルシール12によっ
て液密状態に封止されている。また駆動軸4の軸受ケー
ス3から突出した一端には、例えばプロペラ軸(図示せ
ず)と連結するフランジ13がボルトによって取り付け
られている。
【0011】ドライブピニオン9は、デフケース14の
外周部に一体化させたリングギヤ15に噛合している。
このデフケース14の内部には、二対のピニオン16が
自転自在に保持されており、これらのピニオン16が左
右のサイドギヤ(図示せず)に噛合し、左右の車輪の差
動回転を許容するようになっている。
【0012】前記デフキャリヤ2内の底部に所定量のオ
イルOが収容されており、リングギヤ15の一部がその
オイルOに浸漬されている。またリングギヤ15は、図
1の矢印方向に回転するので、オイルOはこのリングギ
ヤ15によって掻き上げられるとともにその接線方向に
飛散する。このため軸受ケース3のうち受け部5の上側
には、その外周面5aとケース内壁面3aとで囲まれた
オイル供給通路17が形成されており、その一端部はリ
ングギヤ15の上側の部分に向けて開口し、リングギヤ
15から飛散したオイルOを導き入れるようになってい
る。
【0013】このオイル供給通路17は、開口断積を徐
々に減少しつつ受け部5の軸線方向で前方に延び、その
底部を形成する受け部5の外周面5aが前方に行くほど
高さが徐々に低くなって、オイルを前方へ案内すること
が可能になっている。そしてオイル供給通路17の途中
の連通口18が2個の軸受6,7の間に開口し、また先
端側の供給口19が前記円筒部10に開口している。
【0014】また円筒部10にはオイルの戻り口20が
開口しており、さらに円筒部10の内周面10aに案内
溝21が形成されている。前記戻り口20は、供給口1
9に対して駆動軸4の回転方向に例えば90度回転しか
つ供給口19より若干前方に変位した位置に形成されて
おり、その戻り口20に連通するオイル戻り通路22
が、駆動軸4を収容している中空部に対して隔絶した状
態で軸受ケース3の長手方向に沿って形成されている。
そしてこのオイル戻り通路22は、一方でデフキャリヤ
2のうちリングギヤ15を収容している部分に連通され
ている。
【0015】図4(A)ないし(C)を参照して案内溝
21について説明する。(A)は受け部の開口端の右側
から案内溝の部分を見た斜視図、(B)は正面から同様
に見た斜視図、(C)は左側から同様に見た斜視図であ
る。これらの図に示すように案内溝21は、円筒部10
の内周面10aのほぼ全周に、供給口19から駆動軸4
の回転方向に沿って形成されている。この案内溝21
は、フロント軸受6に近い側壁面(仮に内側壁面とす
る)23と開口端11に近い側壁面(仮に外側壁面とす
る)24とによって郭定される溝であって、円周方向に
おいて3つの部分21a,21b,21cに分けること
ができる。
【0016】すなわち内側壁面23は、駆動軸4の回転
方向に沿った単純な壁面であるのに対して、外側壁面2
4は各部分21a,〜21cにおいて螺旋方向に傾斜し
ている。より具体的には、案内溝21の各部分21a,
〜21cにおける外側壁面24は、駆動軸4の回転方向
での先方側の部分が、内側壁面23に近付くように円周
方向において傾斜していてこの発明における案内壁面部
を形成しており、したがって各部分21a,〜21cで
の溝幅が回転方向で次第に狭くなっている。この案内溝
21の形状を展開して示すと、図5のとおりである。
【0017】つぎに上述した潤滑構造の作用について説
明する。駆動軸4に伝達された動力は、ドライブピニオ
ン9からリングギヤ15に伝達され、リングギヤ15お
よびこれと一体のデフケース14が回転させられる。さ
らにこのデフケース14からピニオン16および左右の
サイドギヤを介して左右の車輪に動力が伝達される。そ
の場合、ピニオン16が回転することにより、左右の車
輪の差動が行われる。そのリングギヤ15の一部がデフ
キャリヤ2のオイルOに浸っているから、リングギヤ1
5の歯面の潤滑が行われ、またリングギヤ15の図の矢
印方向の回転に伴いオイルOが掻き上げられ、かつデフ
キャリヤ2の内部全体に飛散させられるため、飛散した
オイルOによって他の部分が潤滑される。
【0018】またデフキャリヤ2の前方でリングギヤ1
5の接線方向に飛散するオイルOは、軸受ケース3のオ
イル供給通路17に流入して捕集される。このオイルO
はその通路17に案内されて駆動軸4の前方側に流れ、
途中の連通口18から2個の軸受6,7の間に流入す
る。その場合、デフキャリヤ2にはその開口端11側が
高くなるようにノーズ角を設定してあるのが通常である
から、この連通口18から供給されたオイルOは、主と
て、リヤ軸受(図1の左側の軸受)7に対して供給さ
れる。またオイル供給通路17内のオイルOは、さらに
先端側の供給口19からフロント軸受6より前方の円筒
部10に向けて流入する。
【0019】この円筒部10に流入したオイルOは、軸
受6や駆動軸4に接触することにより回転させられて、
円筒部10の内周面10aに沿って回転軸4と同方向に
流動する。円筒部10の内周面10aに付着したオイル
Oは、この円筒部10の内周面10aに形成してある案
内溝21に流入するとともに、この案内溝21に沿って
流動する。この案内溝21における外側壁面24は、前
述したように各部分21a,〜21cにおいてオイルの
流動方向の先方側でフロント軸受6に接近するよう螺旋
状に形成されているから、オイルOはこの外側壁面24
に案内されてフロント軸受6側に流動させられる。その
結果、円筒部10の内周面10aに沿って流れるオイル
Oは案内溝21の各部分21a,〜21cごとにフロン
ト軸受6に向けて積極的に流され、その結果、フロント
軸受6の潤滑が良好に行われる。
【0020】なお、案内溝21の第3の部分21cから
溢れたオイルOは、円筒部10の内周面10aのうち案
内溝21の形成されていない部分を流れて、再び第1の
部分21aで捕集されたり、あるいは戻り口20からオ
イル戻り通路22を介してデフキャリヤ2の内部に還流
させられる。またリングギヤ15の高速回転により多量
のオイルOが掻き上げられてオイル供給通路17から円
筒部10に流入するオイルOの量が多くなると、案内溝
21で捕集することのできないオイルOは適宜戻り口2
0からデフキャリヤ2に向けて還流させられる。その結
果、フロント軸受6に必要以上のオイルが供給された
り、それに伴って撹拌損失が増大するなどのことが防止
される。
【0021】また案内溝21は円筒部10の内周面10
aよりも窪んで形成されているから、オイルOはこの案
内溝21の内部にある程度保持される。したがって車両
の高速旋回走行時や傾斜地の走行時などにおいてデフキ
ャリヤ2の油面が低くなってリングギヤ15によるオイ
ルOの掻き上げ量が減少した場合であっても、フロント
軸受6に対しては案内溝21内のオイルOが供給され続
けるので、リングギヤ15によるオイルOの掻き上げ量
が減少した場合であっても、フロント軸受6の潤滑を充
分に行うことができる。
【0022】またさらにオイル0が前記供給口19から
充分に送り込まれないような場合であっても、前記案内
溝21から軸受に一旦供給されたオイルOが軸受を潤滑
した後に再度案内溝21に戻ることが可能であるから、
潤滑不足が生じにくく、この点でも潤滑性に優れてい
る。
【0023】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れないのであって、潤滑油を軸受に向けて強制的に流す
案内面は、上述した案内溝21における外側壁面24に
限定されない。要は、円周方向に沿って流れる潤滑油を
軸線方向における一方に向けて強制的に案内する構造で
あればよいのであって、前述した外側壁面に替えて円周
方向に連続する突起部あるいは堰を形成し、その突起部
あるいは堰の一方の側壁面を案内壁面部としてもよい。
またこの案内壁面部は円筒部に形成せずに、他の部材を
嵌め込んで形成してもよい。さらに案内溝を形成する場
合、円周方向に連続する一対の突起部によって案内溝を
形成することとしてもよい。またこの発明の潤滑構造
は、上述したディファレンシャル装置に限定されないの
であって、他の一般の機械装置類の軸受の潤滑構造に適
用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の潤滑構造
によれば、軸受の近傍に供給された潤滑油を軸受や回転
軸と共に旋回流動している間に軸線方向に向けて流す案
内壁面部を設けてあるから、軸受に向けた軸線方向での
潤滑油の流れを積極的に生じさせることができ、その結
果、軸受に供給する潤滑油の量を充分確保し、軸受の潤
滑を良好に行ってその焼き付きを未然に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の潤滑装置を装着したディファレンシ
ャル装置の縦断面図である。
【図2】軸受ケースの部分の断面図である。
【図3】図2のIIIーIII線断面図である。
【図4】案内溝をケース開口端から見た斜視図である。
【図5】案内溝の形状を説明するための円筒部の展開図
である。
【符号の説明】
2 デフキャリヤ 3 軸受ケース 4 駆動軸 6,7 軸受 9 ドライブピニオン 10 円筒部 10a 内周面 15 リングギヤ(大径ギヤ) 19 供給口 21 案内溝 24 外側壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−199352(JP,A) 実開 平3−89220(JP,U) 実開 昭55−7476(JP,U) 実開 平1−156353(JP,U) 実開 平3−123150(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 57/00 - 57/04 F16H 48/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受ケースの内面に嵌合させた軸受によ
    って回転軸を支承するとともに、その軸受の軸線方向で
    の一端側に潤滑油を供給する軸受の潤滑構造において、 前記軸受の軸線方向での一端側に、軸受と中心軸線をほ
    ぼ一致させた円筒部が軸受ケースに形成され、その円筒
    部の内面に、円周方向に連続するとともに、前記回転軸
    の回転方向に向けて、一部分が軸受に次第に接近するよ
    うに円周方向に対して傾斜させられた案内壁面部が形成
    されていることを特徴とする軸受の潤滑構造。
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CN113606322B (zh) * 2021-08-10 2023-10-03 内蒙古第一机械集团股份有限公司 一种适用于窄容腔齿轮传动箱的自润滑结构
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