JP3166383B2 - 水栓装置 - Google Patents
水栓装置Info
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- JP3166383B2 JP3166383B2 JP04202593A JP4202593A JP3166383B2 JP 3166383 B2 JP3166383 B2 JP 3166383B2 JP 04202593 A JP04202593 A JP 04202593A JP 4202593 A JP4202593 A JP 4202593A JP 3166383 B2 JP3166383 B2 JP 3166383B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は低温水と高温水とを別々
の弁を介して吐水する水栓装置に関する。
の弁を介して吐水する水栓装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の水栓装置として、調理場
や台所などの洗い槽に設置され、湯水をフットスイッチ
で吐水または止水させることができるものが知られてい
る。
や台所などの洗い槽に設置され、湯水をフットスイッチ
で吐水または止水させることができるものが知られてい
る。
【０００３】この水栓装置は、給湯機に接続された湯側
配管からの高温水と、水道管に接続された水側配管から
の低温水とを混合するものであり、湯側および水側配管
に電磁式の湯側および水側開閉弁をそれぞれ設けると共
に、該両開閉弁の開閉をフットスイッチの操作で行なう
ものである。
配管からの高温水と、水道管に接続された水側配管から
の低温水とを混合するものであり、湯側および水側配管
に電磁式の湯側および水側開閉弁をそれぞれ設けると共
に、該両開閉弁の開閉をフットスイッチの操作で行なう
ものである。
【０００４】使用者は、フットスイッチを足で操作する
ことにより、フットスイッチから両開閉弁に開閉信号が
出力され、これらの湯側および水側開閉弁を同時に開閉
して混合湯水を吐水または止水する。こうした水栓装置
は、手で開閉操作をする必要がないので、洗い作業を中
断することなく効率的に水周り作業を行なうことができ
る。
ことにより、フットスイッチから両開閉弁に開閉信号が
出力され、これらの湯側および水側開閉弁を同時に開閉
して混合湯水を吐水または止水する。こうした水栓装置
は、手で開閉操作をする必要がないので、洗い作業を中
断することなく効率的に水周り作業を行なうことができ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の水栓装
置では、湯および水の吐水および止水をするのに、湯側
および水側開閉弁にそれぞれ電磁弁を備えており、この
ため、水栓装置自体の構成が複雑になり、コストアップ
になるという問題があった。
置では、湯および水の吐水および止水をするのに、湯側
および水側開閉弁にそれぞれ電磁弁を備えており、この
ため、水栓装置自体の構成が複雑になり、コストアップ
になるという問題があった。
【０００６】また、こうした水栓装置における湯側開閉
弁として、背圧室の液圧を調節して吐水または止水する
弁であって、背圧室に接続された排水流路をゴム製の弁
体で開閉するタイプの開閉弁を用いた場合には、背圧室
から排出される湯がゴム製の弁体に直接触れるために、
弁体自体がへたりやすく耐久性に劣るという問題があっ
た。
弁として、背圧室の液圧を調節して吐水または止水する
弁であって、背圧室に接続された排水流路をゴム製の弁
体で開閉するタイプの開閉弁を用いた場合には、背圧室
から排出される湯がゴム製の弁体に直接触れるために、
弁体自体がへたりやすく耐久性に劣るという問題があっ
た。
【０００７】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、第１流体および第２流体を第１および第
２開閉弁の開閉動作により吐水または止水すると共に耐
久性に優れた水栓装置を簡単な構成で実現することを目
的とする。
るものであり、第１流体および第２流体を第１および第
２開閉弁の開閉動作により吐水または止水すると共に耐
久性に優れた水栓装置を簡単な構成で実現することを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、低温水と高温水とをそれぞれ流す
水栓装置において、低温水を流す第１主流路と、該第１
主流路を開閉する第１弁体と、該第１弁体によって上記
第１主流路に対して区画されると共に第１弁体に対して
背圧を加える背圧室と、上記第１主流路と背圧室とを接
続する連通路と、を有する第１開閉弁と、高温水を流す
第２主流路と、上記背圧室の液圧を受圧しかつ第２主流
路による液圧と上記背圧室による液圧との差で該第２主
流路を開閉する第２弁体と、を有する第２開閉弁と、上
記背圧室に連通する排出通路と、該排出通路の開口を開
閉することで上記背圧室の流体を外部へ排出または止水
する作動用開閉弁と、を備えたことを特徴とする。
になされた本発明は、低温水と高温水とをそれぞれ流す
水栓装置において、低温水を流す第１主流路と、該第１
主流路を開閉する第１弁体と、該第１弁体によって上記
第１主流路に対して区画されると共に第１弁体に対して
背圧を加える背圧室と、上記第１主流路と背圧室とを接
続する連通路と、を有する第１開閉弁と、高温水を流す
第２主流路と、上記背圧室の液圧を受圧しかつ第２主流
路による液圧と上記背圧室による液圧との差で該第２主
流路を開閉する第２弁体と、を有する第２開閉弁と、上
記背圧室に連通する排出通路と、該排出通路の開口を開
閉することで上記背圧室の流体を外部へ排出または止水
する作動用開閉弁と、を備えたことを特徴とする。
【０００９】
【作用】水栓装置では、第１開閉弁を介して低温水が流
れ、第２開閉弁を介して高温水が流れる。第１開閉弁
は、第１主流路に低温水を流し、第１弁体の開閉により
吐水・止水を行なう。該第１弁体は、第１主流路の液圧
と背圧室の液圧との液圧差によって開閉する。背圧室
は、連通路を介して第１主流路に接続されて低温水が流
入すると共に、排出通路を介して外部に接続されている
が、その排出通路の開口を作動用開閉弁により開くこと
により該背圧室の液体が外部へ排出される。また、第２
開閉弁は、第１開閉弁とほぼ同様な構成で高温水を第２
弁体の開閉により流量調節を行なう。この第２弁体は、
第２主流路による液圧と背圧室の液圧との液圧差によっ
て開閉される。背圧室も、上記排出流路に接続されてお
り、上記作動用開閉弁の開閉動作によってその液圧が調
節される。
れ、第２開閉弁を介して高温水が流れる。第１開閉弁
は、第１主流路に低温水を流し、第１弁体の開閉により
吐水・止水を行なう。該第１弁体は、第１主流路の液圧
と背圧室の液圧との液圧差によって開閉する。背圧室
は、連通路を介して第１主流路に接続されて低温水が流
入すると共に、排出通路を介して外部に接続されている
が、その排出通路の開口を作動用開閉弁により開くこと
により該背圧室の液体が外部へ排出される。また、第２
開閉弁は、第１開閉弁とほぼ同様な構成で高温水を第２
弁体の開閉により流量調節を行なう。この第２弁体は、
第２主流路による液圧と背圧室の液圧との液圧差によっ
て開閉される。背圧室も、上記排出流路に接続されてお
り、上記作動用開閉弁の開閉動作によってその液圧が調
節される。
【００１０】したがって、１つの作動用開閉弁の開閉動
作により背圧室の液圧が調節されて、該液圧を受ける第
１弁体および第２弁体が開閉動作するから、第１および
第２開閉弁は、吐水・止水を同時に行なう。また、背圧
室には、第１主流路から連通路を介して低温水が流入さ
れ排出通路を通じて外部へ排出されるから、排出通路を
開閉する作動用開閉弁にゴム製の弁体を用いても、この
弁体が高温水に晒されることなく、耐久性に優れてい
る。
作により背圧室の液圧が調節されて、該液圧を受ける第
１弁体および第２弁体が開閉動作するから、第１および
第２開閉弁は、吐水・止水を同時に行なう。また、背圧
室には、第１主流路から連通路を介して低温水が流入さ
れ排出通路を通じて外部へ排出されるから、排出通路を
開閉する作動用開閉弁にゴム製の弁体を用いても、この
弁体が高温水に晒されることなく、耐久性に優れてい
る。
【００１１】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【００１２】図１は台所などの洗浄槽に用いられる水栓
装置１およびその配管系統を示す構成図である。図１に
おいて、水栓装置１は、水道管３に接続される水側開閉
弁１０と、給湯機（図示省略）に湯側配管５を介して接
続される湯側開閉弁１００と、水側開閉弁１０および湯
側開閉弁１００を開閉動作するための作動用開閉弁２０
０と、水側開閉弁１０からの水と湯側開閉弁１００から
の湯とを混合する混合水栓３００と、流し台の下部に設
けられ踏込によりオンオフ信号を出力するフットスイッ
チ２１０と、フットスイッチ２１０からのオンオフ信号
を受けて反転する駆動信号を作動用開閉弁２００に出力
するスイッチ制御部２３０とを備えている。なお、上記
水側開閉弁１０および湯側開閉弁１００は、ほぼ同様な
構成であるので、水側開閉弁１０を中心に説明する。
装置１およびその配管系統を示す構成図である。図１に
おいて、水栓装置１は、水道管３に接続される水側開閉
弁１０と、給湯機（図示省略）に湯側配管５を介して接
続される湯側開閉弁１００と、水側開閉弁１０および湯
側開閉弁１００を開閉動作するための作動用開閉弁２０
０と、水側開閉弁１０からの水と湯側開閉弁１００から
の湯とを混合する混合水栓３００と、流し台の下部に設
けられ踏込によりオンオフ信号を出力するフットスイッ
チ２１０と、フットスイッチ２１０からのオンオフ信号
を受けて反転する駆動信号を作動用開閉弁２００に出力
するスイッチ制御部２３０とを備えている。なお、上記
水側開閉弁１０および湯側開閉弁１００は、ほぼ同様な
構成であるので、水側開閉弁１０を中心に説明する。
【００１３】上記水側開閉弁１０は、一次側管路部３０
を設けたケーシング本体２０と、このケーシング本体２
０の二次側開口２２に固定した二次側管路４０と、ケー
シング本体２０の背圧開口２４に固定した背圧室形成部
材５０とを備えている。上記ケーシング本体２０内に
は、弁室６２が形成されており、この弁室６２は、一次
側管路部３０内の一次側流路３２に接続されると共に、
二次側管路４０内の二次側流路４２に接続されている。
また、弁室６２は、その一部が弁体７０により背圧室６
６となるよう区画されている。
を設けたケーシング本体２０と、このケーシング本体２
０の二次側開口２２に固定した二次側管路４０と、ケー
シング本体２０の背圧開口２４に固定した背圧室形成部
材５０とを備えている。上記ケーシング本体２０内に
は、弁室６２が形成されており、この弁室６２は、一次
側管路部３０内の一次側流路３２に接続されると共に、
二次側管路４０内の二次側流路４２に接続されている。
また、弁室６２は、その一部が弁体７０により背圧室６
６となるよう区画されている。
【００１４】上記弁体７０は、ダイヤフラム式弁であ
り、基部７２と、この基部７２に固定されると共にケー
シング本体２０と背圧室形成部材５０との間で挟持され
たダイヤフラム７４とを備えている。また、弁体７０の
基部７２およびダイヤフラム７４には、一次側流路３２
と背圧室６６とを常時連通する連通路７６が穿設されて
おり、一次側流路３２の水を背圧室６６に流すようにな
っている。この弁体７０は、一端面に一次側流路３２の
液圧を受け、他端面に背圧室６６の液圧を受け、これら
の力の釣合により、弁座部２６に対して着座または離反
することにより流路開口２８を開閉するよう構成されて
いる。
り、基部７２と、この基部７２に固定されると共にケー
シング本体２０と背圧室形成部材５０との間で挟持され
たダイヤフラム７４とを備えている。また、弁体７０の
基部７２およびダイヤフラム７４には、一次側流路３２
と背圧室６６とを常時連通する連通路７６が穿設されて
おり、一次側流路３２の水を背圧室６６に流すようにな
っている。この弁体７０は、一端面に一次側流路３２の
液圧を受け、他端面に背圧室６６の液圧を受け、これら
の力の釣合により、弁座部２６に対して着座または離反
することにより流路開口２８を開閉するよう構成されて
いる。
【００１５】また、湯側開閉弁１００は、水側開閉弁１
０とほぼ同様な構成を有しており、つまりケーシング本
体１２０内に弁室１６２を有し、この弁室１６２に給湯
機に接続された一次側流路１３２および混合水栓３００
に接続される二次側流路１４２が接続されている。上記
弁室１６２には、弁体１７０が設けられており、一次側
流路１３２からの液圧と背圧室６６の液圧との液圧差に
より開閉されるよう構成されている。なお、上記背圧室
６６は、弁体７０の他に弁体１７０にも液圧を加えるよ
うに背圧室形成部材５０内に形成されると共に、弁体１
７０に区画されて一次側流路１３２には連通していな
い。
０とほぼ同様な構成を有しており、つまりケーシング本
体１２０内に弁室１６２を有し、この弁室１６２に給湯
機に接続された一次側流路１３２および混合水栓３００
に接続される二次側流路１４２が接続されている。上記
弁室１６２には、弁体１７０が設けられており、一次側
流路１３２からの液圧と背圧室６６の液圧との液圧差に
より開閉されるよう構成されている。なお、上記背圧室
６６は、弁体７０の他に弁体１７０にも液圧を加えるよ
うに背圧室形成部材５０内に形成されると共に、弁体１
７０に区画されて一次側流路１３２には連通していな
い。
【００１６】上記作動用開閉弁２００は、ケーシング２
０２と、このケーシング２０２内に収納されたソレノイ
ド２０４と、ソレノイド２０４内に貫挿されかつ先端に
ゴム製の弁体２０５を有するプランジャ２０６と、プラ
ンジャ２０６を付勢するばね２０８とを備えており、ソ
レノイド２０４の非励磁の状態で図示上方へ進出し、ソ
レノイド２０４の励磁の状態でばね２０８のばね力に抗
して図示下方へ後退するよう構成されている。
０２と、このケーシング２０２内に収納されたソレノイ
ド２０４と、ソレノイド２０４内に貫挿されかつ先端に
ゴム製の弁体２０５を有するプランジャ２０６と、プラ
ンジャ２０６を付勢するばね２０８とを備えており、ソ
レノイド２０４の非励磁の状態で図示上方へ進出し、ソ
レノイド２０４の励磁の状態でばね２０８のばね力に抗
して図示下方へ後退するよう構成されている。
【００１７】作動用開閉弁２００の弁体２０５は、排出
管路２２０の排出流路２２２を開閉するように弁座２２
４に着座するよう設けられている。上記排出流路２２２
は、背圧室６６の中央部の流路を介して排水口に連通し
ている。
管路２２０の排出流路２２２を開閉するように弁座２２
４に着座するよう設けられている。上記排出流路２２２
は、背圧室６６の中央部の流路を介して排水口に連通し
ている。
【００１８】次に、水栓装置１の吐水および止水動作に
ついて説明する。図１に示すように、作動用開閉弁２０
０のソレノイド２０４が非励磁の状態の場合には、弁体
２０５は、弁座２２４に着座しているから、排出流路２
２２を閉じている。これにより、背圧室６６は密閉され
て、一次側流路３２の水道水が連通路７６を介して背圧
室６６に流入して、背圧室６６の液圧が高くなってい
る。その結果、水側開閉弁１０は、弁体７０の閉弁によ
り止水状態になる。同様に湯側開閉弁１００も、背圧室
６６の密閉状態が高くなっているから、弁体１７０の閉
弁で止水状態になっている。
ついて説明する。図１に示すように、作動用開閉弁２０
０のソレノイド２０４が非励磁の状態の場合には、弁体
２０５は、弁座２２４に着座しているから、排出流路２
２２を閉じている。これにより、背圧室６６は密閉され
て、一次側流路３２の水道水が連通路７６を介して背圧
室６６に流入して、背圧室６６の液圧が高くなってい
る。その結果、水側開閉弁１０は、弁体７０の閉弁によ
り止水状態になる。同様に湯側開閉弁１００も、背圧室
６６の密閉状態が高くなっているから、弁体１７０の閉
弁で止水状態になっている。
【００１９】この状態から、フットスイッチ２１０を踏
むと、スイッチ制御部２３０を介して作動用開閉弁２０
０のソレノイド２０４が励磁される。ソレノイド２０４
の励磁によりプランジャ２０６および弁体２０５が一体
的にばね２０８に抗して弁座２２４から離反する。背圧
室６６の水は、排出流路２２２を介して捨て水として外
部へ排出される。このとき、排出流路２２２の排水流量
は、一次側流路３２から連通路７６を介して背圧室６６
に流入する流量より大きいので、背圧室６６の液圧は低
下する。この液圧の低下により、弁体７０および弁体１
７０がそれぞれ開弁して、一次側流路３２から流路開口
２８を介して二次側流路４２に水が流れると共に、一次
側流路１３２から流路開口１２８を介して二次側流路１
４２に湯が流れる。
むと、スイッチ制御部２３０を介して作動用開閉弁２０
０のソレノイド２０４が励磁される。ソレノイド２０４
の励磁によりプランジャ２０６および弁体２０５が一体
的にばね２０８に抗して弁座２２４から離反する。背圧
室６６の水は、排出流路２２２を介して捨て水として外
部へ排出される。このとき、排出流路２２２の排水流量
は、一次側流路３２から連通路７６を介して背圧室６６
に流入する流量より大きいので、背圧室６６の液圧は低
下する。この液圧の低下により、弁体７０および弁体１
７０がそれぞれ開弁して、一次側流路３２から流路開口
２８を介して二次側流路４２に水が流れると共に、一次
側流路１３２から流路開口１２８を介して二次側流路１
４２に湯が流れる。
【００２０】一方、再度フットスイッチ２１０を再度踏
めば、スイッチ制御部２３０を介して作動用開閉弁２０
０のソレノイド２０４が非励磁になり、背圧室６６の液
圧が上昇して弁体７０および弁体１７０が閉じるので水
および湯が止水する。
めば、スイッチ制御部２３０を介して作動用開閉弁２０
０のソレノイド２０４が非励磁になり、背圧室６６の液
圧が上昇して弁体７０および弁体１７０が閉じるので水
および湯が止水する。
【００２１】したがって、上記水栓装置１によれば、作
動用開閉弁２００の開閉動作により水側開閉弁１０およ
び湯側開閉弁１００の水および湯を同時に吐水および止
水させることができる。しかも、水側開閉弁１０および
湯側開閉弁１００の２つの弁に対して作動用開閉弁２０
０が１つでよいので構成も簡単である。
動用開閉弁２００の開閉動作により水側開閉弁１０およ
び湯側開閉弁１００の水および湯を同時に吐水および止
水させることができる。しかも、水側開閉弁１０および
湯側開閉弁１００の２つの弁に対して作動用開閉弁２０
０が１つでよいので構成も簡単である。
【００２２】また、弁体２０５には、背圧室６６および
排出流路２２２を流れる水にしか晒されず、つまり、湯
側開閉弁１００を流れる湯に晒されないので、弁体２０
５のゴムを熱劣化させることもなく、耐久性に優れてい
る。
排出流路２２２を流れる水にしか晒されず、つまり、湯
側開閉弁１００を流れる湯に晒されないので、弁体２０
５のゴムを熱劣化させることもなく、耐久性に優れてい
る。
【００２３】さらに、作動用開閉弁２００のプランジャ
２０６は、背圧室６６の水に晒されるが、湯には晒され
ないので、プランジャ２０６が高温になることがなく、
よってプランジャ２０６の磁性が変わらないから、作動
用開閉弁２００の初期動作を長期間維持することができ
る。
２０６は、背圧室６６の水に晒されるが、湯には晒され
ないので、プランジャ２０６が高温になることがなく、
よってプランジャ２０６の磁性が変わらないから、作動
用開閉弁２００の初期動作を長期間維持することができ
る。
【００２４】そのうえ、水側開閉弁１０および湯側開閉
弁１００は、背圧室６６の水および湯を排出流路２２２
を介して排水口へ捨てる構成を採っているので、例え
ば、背圧室６６の水を二次側流路などに戻す構成に比べ
て構成が簡単になるうえに、背圧室の液体を水圧の加え
られていない外部へ素早く排出するので、吐水・止水の
切換応答性も高いという効果がある。
弁１００は、背圧室６６の水および湯を排出流路２２２
を介して排水口へ捨てる構成を採っているので、例え
ば、背圧室６６の水を二次側流路などに戻す構成に比べ
て構成が簡単になるうえに、背圧室の液体を水圧の加え
られていない外部へ素早く排出するので、吐水・止水の
切換応答性も高いという効果がある。
【００２５】なお、上記実施例では、背圧室形成部材５
０内に背圧室６６を形成する構成を示したが、これに限
らず、背圧室６６に連通すると共に外部に連通する管路
を設けて、この管路を作動用開閉弁２００により開閉す
る構成であってもよく、いずれにしても背圧室の液圧を
同時に１つの開閉弁で調節できる構成するものであれば
よい。
０内に背圧室６６を形成する構成を示したが、これに限
らず、背圧室６６に連通すると共に外部に連通する管路
を設けて、この管路を作動用開閉弁２００により開閉す
る構成であってもよく、いずれにしても背圧室の液圧を
同時に１つの開閉弁で調節できる構成するものであれば
よい。
【００２６】また、作動用開閉弁２００に駆動信号を出
力するスイッチは、上記フットスイッチ２１０に限ら
ず、他の制御回路からの信号や手動操作によるスイッチ
であってもよい。
力するスイッチは、上記フットスイッチ２１０に限ら
ず、他の制御回路からの信号や手動操作によるスイッチ
であってもよい。
【００２７】また、開閉弁は、背圧室および湯側背圧室
を同時に開閉することができる弁であれば、電磁弁に限
らず手動の弁であってもよい。
を同時に開閉することができる弁であれば、電磁弁に限
らず手動の弁であってもよい。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明の水栓装置に
よれば、第１および第２開閉弁の共通の背圧室の液体を
１つの開閉弁の開閉動作で排出通路を介して外部へ排出
することにより、両開閉弁の開閉動作を１つの作動用開
閉弁により行なうことができるから、構成が簡単にな
り、コストダウンを図ることができる。
よれば、第１および第２開閉弁の共通の背圧室の液体を
１つの開閉弁の開閉動作で排出通路を介して外部へ排出
することにより、両開閉弁の開閉動作を１つの作動用開
閉弁により行なうことができるから、構成が簡単にな
り、コストダウンを図ることができる。
【００２９】また、背圧室には、第１主流路から連通路
を介して低温水が満たされて、開閉弁の開閉動作で排出
通路を介して排出されるので、開閉弁にゴムなどの弁体
を用いても、この弁体が高温水に晒されることがないか
ら、ゴムの熱劣化がなく耐久性に優れている。
を介して低温水が満たされて、開閉弁の開閉動作で排出
通路を介して排出されるので、開閉弁にゴムなどの弁体
を用いても、この弁体が高温水に晒されることがないか
ら、ゴムの熱劣化がなく耐久性に優れている。
【図１】本発明の一実施例に係る水栓装置を示す概略構
成図。
成図。
１…水栓装置 ３…水道管 ５…湯側配管 １０…水側開閉弁 ２０…ケーシング本体 ２２…二次側開口 ２４…背圧開口 ２６…弁座部 ２８…流路開口 ３０…一次側管路部 ３２…一次側流路 ４０…二次側管路 ４２…二次側流路 ５０…背圧室形成部材 ６２…弁室 ６６…背圧室 ７０…弁体 ７２…基部 ７４…ダイヤフラム ７６…連通路 １００…湯側開閉弁 １２０…ケーシング本体 １２８…流路開口 １３２…一次側流路 １４２…二次側流路 １６２…弁室 １７０…弁体 ２００…作動用開閉弁 ２０２…ケーシング ２０４…ソレノイド ２０５…弁体 ２０６…プランジャ ２０８…ばね ２１０…フットスイッチ ２２０…排出管路 ２２２…排出流路 ２２４…弁座 ２３０…スイッチ制御部 ３００…混合水栓
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−65469（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−32122（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−86974（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−85585（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−69871（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−4570（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16K 11/00 - 11/24 F16K 31/12 - 31/42
Claims (1)
- 【請求項１】 低温水と高温水とをそれぞれ流す水栓装
置において、 低温水を流す第１主流路と、該第１主流路を開閉する第
１弁体と、該第１弁体によって上記第１主流路に対して
区画されると共に第１弁体に対して背圧を加える背圧室
と、上記第１主流路と背圧室とを接続する連通路と、を
有する第１開閉弁と、 高温水を流す第２主流路と、上記背圧室の液圧を受圧し
かつ第２主流路による液圧と上記背圧室による液圧との
差で該第２主流路を開閉する第２弁体と、を有する第２
開閉弁と、 上記背圧室に連通する排出通路と、 該排出通路の開口を開閉することで上記背圧室の流体を
外部へ排出または止水する作動用開閉弁と、 を備えたことを特徴とする水栓装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04202593A JP3166383B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04202593A JP3166383B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 水栓装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06235468A JPH06235468A (ja) | 1994-08-23 |
| JP3166383B2 true JP3166383B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=12624634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04202593A Expired - Fee Related JP3166383B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 水栓装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3166383B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010064590A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Hitachi Cable Ltd | 移動体の運動制御用センサシステムおよび運動制御システム |
| CN102996864B (zh) * | 2011-09-19 | 2016-05-25 | 宁波市镇海捷登应用技术研究所 | 一种冷热水龙头 |
| EP4286614A1 (de) * | 2022-06-02 | 2023-12-06 | Ideal Standard International NV | Sanitärarmatur mit absperrventilen |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP04202593A patent/JP3166383B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06235468A (ja) | 1994-08-23 |
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Legal Events
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