JP3165551U - 建築板 - Google Patents
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Abstract
【課題】施工時に位置をあわせることが容易で、位置ズレが発生しない建築板を提供する。【解決手段】建築板の右辺及び/又は左辺に、表面から裏面に向かって曲面形状の端辺を有する建築板であって、該建築板の裏面には、該曲面形状の端辺の端部から該建築板の厚み分だけ内側の位置に、該建築板の厚みの半分以下の深さの溝が、直線状に形成されている。又は、表面に凹凸柄を有し、かつ、該建築板の右辺及び/又は左辺に、表面から裏面に向かって曲面形状の端辺を有する建築板であって、該曲面形状の端辺には、該建築板の表面の凹凸柄と同様の意匠となるように凹凸柄が形成されており、該建築板の裏面には、該曲面形状の端辺の凸柄の端部から該建築板の厚み分だけ内側の位置に、裏面から該建築板の厚みの半分以下の深さの溝が、上下にわたって、直線状に形成されている。【選択図】図2
Description
本考案は、内壁材、外壁材などに用いられる建築板に関するものである。
従来から、セメント等の水硬性無機粉体と、木質パルプ繊維などの木質繊維とを主成分とする木質セメント板がある。この木質セメント板は曲げ強度などの強度が高く、かつ、適度なたわみがあり、表面の造形性にも優れるので、内壁、外壁を形成する建築板として使用されている。そして、内壁、外壁の出隅部分には、2枚の建築板を略垂直に接着した部材が使用されている。
例えば、特許文献1には、2つの板片を角状に配置してなる出隅柱が開示されている。
しかし、特許文献1の出隅柱は、2つの板片を接合しなければならないので、製造に手間がかかり、コストも高くなるという問題がある。また、板材に較べ、保管、運搬に手間がかかるという問題もある。
そこで、特許文献2には、側面が曲面形状とされ、該側面に表面と同じ意匠を施した壁用部材が記載されている。
しかし、特許文献2の壁用部材では、内壁、外壁の出隅部分に施工する際に、該壁用部材と、該壁用部材と垂直に配される別の壁用部材との位置の調整に手間がかかっていた。すなわち、該壁用部材は、別の壁用部材と垂直に施工して、内壁、外壁の出隅部分を構成するのだが、該壁用部材と別の壁用部材の間には、壁用部材の経時による寸法変化に対応するために、シーリングを配する必要がある。シーリングは壁用部材を施工した後に施すので、2つの壁用部材の間には空間を設けなければならず、壁用部材の端部を揃えることに手間がかかっている。
また、特許文献2の壁用部材は、金具施工により留め付けるのだが、釘での留め付けは行われないので、施工した後に、振動により位置ズレが発生するという問題がおきている。
本考案は前述した事情に鑑みてなされたものであり、施工時に位置をあわせることが容易で、施工後に位置ズレが発生しない建築板を提供するものである。
本考案は、右辺及び/又は左辺に、表面から裏面に向かって曲面形状の端辺を有する建築板を提供する。曲面形状の端辺は、建築板の右辺及び/又は左辺に形成されているので、該曲面形状の端辺が出隅部となるよう、内壁、外壁の出隅部分に施工することができる。そして、本考案の建築板の裏面には、曲面形状の端辺の端部から該建築板の厚み分だけ内側の位置に、該建築板の厚みの半分以下の深さの溝が、直線状に形成されている。そのため、施工時には、該溝に、建物の構造躯体に先に固定されたハットジョイナーを挿入させることができるので、建築板の施工位置を容易にあわせることができる。また、ハットジョイナーは釘等により固定されているので、建築板はハットジョイナーによっても固定されることとなり、施工後に位置ズレが発生しない。
また、本考案では、表面に凹凸柄を有し、かつ、該建築板の右辺及び/又は左辺に、表面から裏面に向かって曲面形状の端辺を有する建築板も提供する。曲面形状の端辺には、該建築板の表面の凹凸柄と同様の意匠となるように凹凸柄が形成されているので、該曲面形状の端辺が出隅部となるよう、内壁、外壁の出隅部分に施工することができる。そして、本考案の建築板の裏面には、該曲面形状の端辺の凸柄の端部から該建築板の厚み分だけ内側の位置に、該建築板の厚みの半分以下の深さの溝が、上下にわたって、直線状に形成されている。そのため、施工時には、該溝に、建物の構造躯体に先に固定されたハットジョイナーを挿入させることができるので、建築板の施工位置を容易にあわせることができる。また、ハットジョイナーは釘等により固定されているので、建築板はハットジョイナーによっても固定されることとなり、施工後に位置ズレが発生しない。
また、本考案では、表面に凹凸柄を有し、かつ、該建築板の右辺及び/又は左辺に、表面から裏面に向かって曲面形状の端辺を有する建築板も提供する。曲面形状の端辺には、該建築板の表面の凹凸柄と同様の意匠となるように凹凸柄が形成されているので、該曲面形状の端辺が出隅部となるよう、内壁、外壁の出隅部分に施工することができる。そして、本考案の建築板の裏面には、該曲面形状の端辺の凸柄の端部から該建築板の厚み分だけ内側の位置に、該建築板の厚みの半分以下の深さの溝が、上下にわたって、直線状に形成されている。そのため、施工時には、該溝に、建物の構造躯体に先に固定されたハットジョイナーを挿入させることができるので、建築板の施工位置を容易にあわせることができる。また、ハットジョイナーは釘等により固定されているので、建築板はハットジョイナーによっても固定されることとなり、施工後に位置ズレが発生しない。
本考案によれば、施工時に位置をあわせることが容易で、施工後も位置ズレが発生しない建築板を提供することができる。
以下、図面を参照しながら本考案について詳細に説明する。
図1、図2、図3は、本考案にかかる建築板の一実施例の正面図、背面図、底面図である。
図1〜3に示す建築板A1は、セメントと、ケイ酸含有物質と、木質補強材からなり、厚さ16mm、長さ3030mm、幅470mmの長尺板である。
建築板A1は、表面が平板形状で、左辺には曲面形状の端辺a11を、右辺には曲面形状の端辺a12有する。曲面形状の端辺a11、a12は、表面から裏面に向かって曲面形状とされており、曲面形状の端辺a11は建築板A1の左辺にわたって形成されており、曲面形状の端辺a12は建築板A1の右辺にわたって形成されている。
建築板A1の裏面には、曲面形状の端辺a11の端部から内側に16mmの位置に溝b11が設けられており、曲面形状の端辺a12の端部から内側に16mmの位置には溝b12が設けられている。すなわち、曲面形状の端辺a11の端から建築板A1の厚み分だけ内側の位置に溝b11が、曲面形状の端辺a12の端部から建築板A1の厚み分だけ内側の位置に溝b12が設けられている。なお、溝b11、b12は、上下にわたって、直線状に延びており、曲面形状の端辺a11、a12と平行である。また、溝b11、b12の深さは、建築板A1の裏面から8mmに設けられている。
建築板A1の上端辺には下実c1が、下端辺には上実d1が設けられており、別の建築板の下実又は上実と嵌合させることが可能である。なお、下実c1、上実d1は、溝b11、b12の間に設けられている。
図1〜3に示す建築板A1は、セメントと、ケイ酸含有物質と、木質補強材からなり、厚さ16mm、長さ3030mm、幅470mmの長尺板である。
建築板A1は、表面が平板形状で、左辺には曲面形状の端辺a11を、右辺には曲面形状の端辺a12有する。曲面形状の端辺a11、a12は、表面から裏面に向かって曲面形状とされており、曲面形状の端辺a11は建築板A1の左辺にわたって形成されており、曲面形状の端辺a12は建築板A1の右辺にわたって形成されている。
建築板A1の裏面には、曲面形状の端辺a11の端部から内側に16mmの位置に溝b11が設けられており、曲面形状の端辺a12の端部から内側に16mmの位置には溝b12が設けられている。すなわち、曲面形状の端辺a11の端から建築板A1の厚み分だけ内側の位置に溝b11が、曲面形状の端辺a12の端部から建築板A1の厚み分だけ内側の位置に溝b12が設けられている。なお、溝b11、b12は、上下にわたって、直線状に延びており、曲面形状の端辺a11、a12と平行である。また、溝b11、b12の深さは、建築板A1の裏面から8mmに設けられている。
建築板A1の上端辺には下実c1が、下端辺には上実d1が設けられており、別の建築板の下実又は上実と嵌合させることが可能である。なお、下実c1、上実d1は、溝b11、b12の間に設けられている。
図4は、図1〜3に示す建築板A1を用いて形成された建築物の施工状態を上から見た図である。
図4は、建築物の出隅部分の施工状態を示しており、出隅部分となる柱の2辺には、胴縁B1と胴縁B2が、互いに垂直でL字形を形成するよう、端部を揃えた状態で、釘により固定されている。なお、柱と胴縁B1の間、及び柱と胴縁B2の間には、防水紙が挟まれている。そして、胴縁B1の外側面には、留め付け金具C1が釘により固定されており、胴縁B2の外側面には、留め付け金具C2とスペーサーDが釘により固定されている。なお、スペーサーDは留め付け金具C2より出隅部分に近い位置に配されている。スペーサーDの外側面には、ハットジョイナーEが釘により固定されており、建築板A2は留め付け金具C2により係止されている。ここで、留め付け金具C2は、胴縁B2から5mm離して建築板A2を係止しているので、スペーサーDとハットジョイナーEは、建築板A2と胴縁B2に挟まれた状態であっても不具合は発生しない。また、建築板A2は、端辺がハットジョイナーEのハット部の側面に当接した状態で係止されているので、容易に位置があわせられる。一方、建築板A1は、溝b11にハットジョイナーEが挿入した状態で、留め付け金具C1により係止されている。そのため、建築板A1は、ハットジョイナーEにより容易に位置をあわせることができる。また、ハットジョイナーEは、胴縁B2に釘で固定されているので、ハットジョイナーEによって建築板A1と建築板A2は強固に固定され、施工後に位置ズレが発生しない。なお、この施工構造では、建築板A1と建築板A2とハットジョイナーEで囲まれた領域には、シーリングが充填されている。
図4は、建築物の出隅部分の施工状態を示しており、出隅部分となる柱の2辺には、胴縁B1と胴縁B2が、互いに垂直でL字形を形成するよう、端部を揃えた状態で、釘により固定されている。なお、柱と胴縁B1の間、及び柱と胴縁B2の間には、防水紙が挟まれている。そして、胴縁B1の外側面には、留め付け金具C1が釘により固定されており、胴縁B2の外側面には、留め付け金具C2とスペーサーDが釘により固定されている。なお、スペーサーDは留め付け金具C2より出隅部分に近い位置に配されている。スペーサーDの外側面には、ハットジョイナーEが釘により固定されており、建築板A2は留め付け金具C2により係止されている。ここで、留め付け金具C2は、胴縁B2から5mm離して建築板A2を係止しているので、スペーサーDとハットジョイナーEは、建築板A2と胴縁B2に挟まれた状態であっても不具合は発生しない。また、建築板A2は、端辺がハットジョイナーEのハット部の側面に当接した状態で係止されているので、容易に位置があわせられる。一方、建築板A1は、溝b11にハットジョイナーEが挿入した状態で、留め付け金具C1により係止されている。そのため、建築板A1は、ハットジョイナーEにより容易に位置をあわせることができる。また、ハットジョイナーEは、胴縁B2に釘で固定されているので、ハットジョイナーEによって建築板A1と建築板A2は強固に固定され、施工後に位置ズレが発生しない。なお、この施工構造では、建築板A1と建築板A2とハットジョイナーEで囲まれた領域には、シーリングが充填されている。
図5、図6、図7は、本考案にかかる建築板の別の実施例の正面図、背面図、底面図である。
建築板A3は、図5に示すとおり、表面に凹凸柄を有する。詳しくは、建築板A3の左辺から右辺にかけて、直線状に延びた凸部e1と凹部f1が交互に複数形成されている。そして、建築板A3の左辺には曲面形状の端辺a31、a32を、右辺には曲面形状の端辺a33、a34を有する。詳しくは、凸部e1の左辺には曲面形状の端辺a31が、右辺には曲面形状の端辺a33が設けられており、凹部f1の左辺には曲面形状の端辺a32が、右辺には曲面形状の端辺a34が設けられているので、左辺には曲面形状の端辺a31と曲面形状の端辺a32が交互に複数形成されており、右辺には曲面形状の端辺a33と曲面形状の端辺a34が交互に複数形成されている。なお、曲面形状の端辺a31、a32、a33、a34は、表面から裏面に向かって曲面形状とされている。そのため、建築板A3の左辺は、曲面形状の端辺a31、a32により、表面から裏面に向かって曲面形状であるとともに、表面の凹凸柄と同様の凹凸柄を有する。また、建築板A3の右辺は、曲面形状の端辺a33、a34により、表面から裏面に向かって曲面形状であるとともに、表面の凹凸柄と同様の凹凸柄を有する。
建築板A3の裏面には、曲面形状の端辺a31の端部から内側に16mmの位置に溝b31が設けられており、曲面形状の端辺a33の端部から内側に16mmの位置に溝b32が設けられている。すなわち、曲面形状の端辺a31の端部から建築板A3の厚み分だけ内側の位置に溝b31が、曲面形状の端辺a33の端部から建築板A3の厚み分だけ内側の位置に溝b32が設けられている。なお、溝b31、b32は、上下にわたって、直線状に延びており、曲面形状の端辺a31、a33と平行である。また、溝b31、b32の深さは、建築板A3の裏面から8mmに設けられている。
建築板A3の上端辺には下実c3が、下端辺には上実d3が設けられており、別の建築板の下実又は上実と嵌合させることが可能である。また、下実c3、上実d3は、溝b31、b32の間に設けられている。
建築板A3は、図5に示すとおり、表面に凹凸柄を有する。詳しくは、建築板A3の左辺から右辺にかけて、直線状に延びた凸部e1と凹部f1が交互に複数形成されている。そして、建築板A3の左辺には曲面形状の端辺a31、a32を、右辺には曲面形状の端辺a33、a34を有する。詳しくは、凸部e1の左辺には曲面形状の端辺a31が、右辺には曲面形状の端辺a33が設けられており、凹部f1の左辺には曲面形状の端辺a32が、右辺には曲面形状の端辺a34が設けられているので、左辺には曲面形状の端辺a31と曲面形状の端辺a32が交互に複数形成されており、右辺には曲面形状の端辺a33と曲面形状の端辺a34が交互に複数形成されている。なお、曲面形状の端辺a31、a32、a33、a34は、表面から裏面に向かって曲面形状とされている。そのため、建築板A3の左辺は、曲面形状の端辺a31、a32により、表面から裏面に向かって曲面形状であるとともに、表面の凹凸柄と同様の凹凸柄を有する。また、建築板A3の右辺は、曲面形状の端辺a33、a34により、表面から裏面に向かって曲面形状であるとともに、表面の凹凸柄と同様の凹凸柄を有する。
建築板A3の裏面には、曲面形状の端辺a31の端部から内側に16mmの位置に溝b31が設けられており、曲面形状の端辺a33の端部から内側に16mmの位置に溝b32が設けられている。すなわち、曲面形状の端辺a31の端部から建築板A3の厚み分だけ内側の位置に溝b31が、曲面形状の端辺a33の端部から建築板A3の厚み分だけ内側の位置に溝b32が設けられている。なお、溝b31、b32は、上下にわたって、直線状に延びており、曲面形状の端辺a31、a33と平行である。また、溝b31、b32の深さは、建築板A3の裏面から8mmに設けられている。
建築板A3の上端辺には下実c3が、下端辺には上実d3が設けられており、別の建築板の下実又は上実と嵌合させることが可能である。また、下実c3、上実d3は、溝b31、b32の間に設けられている。
建築板A3も、建築板A1と同様に、図4に示すように施工することができる。すなわち、建築板A3は、溝b31にハットジョイナーEが挿入した状態で、留め付け金具C1により係止することができる。そのため、建築板A3は、ハットジョイナーEにより容易に位置をあわせることができる。また、ハットジョイナーEは、胴縁B2に釘により固定されているので、ハットジョイナーEによって建築板A3と建築板A2は強固に固定され、施工後に位置ズレが発生しない。
図8、図9、図10は、本考案にかかる建築板の更に別の実施例の正面図、背面図、底面図である。
建築板A4は、右辺に曲面形状の端辺を有さず、下実c4と上実d4が右辺にまで設けてあることが建築板A1とは異なる。しかし、他は建築板A1と同じであり、左辺には、表面から裏面に向かって曲面形状とされ、建築板A4の左辺にわたって形成された曲面形状の端辺a41を有する。そのため、建築板A1と同様に、左辺が内壁、外壁の出隅を形成するよう施工することができる。また、建築板A4の裏面には、曲面形状の端辺a41の端部から内側に建築板A4の厚み分(16mm)だけ内側の位置に溝b41が、建築板A4の裏面から8mmの深さで、上下にわたって、曲面形状の端辺a41と平行に延びている。そのため、建築板A4も、溝b41にハットジョイナーEが挿入した状態で、留め付け金具C1により係止することができる。
よって、建築板A4も、ハットジョイナーEにより容易に位置をあわせることができる。また、ハットジョイナーEは、胴縁B2に釘により固定されているので、ハットジョイナーEによって建築板A4と建築板A2は強固に固定され、施工後に位置ズレが発生しない。
建築板A4は、右辺に曲面形状の端辺を有さず、下実c4と上実d4が右辺にまで設けてあることが建築板A1とは異なる。しかし、他は建築板A1と同じであり、左辺には、表面から裏面に向かって曲面形状とされ、建築板A4の左辺にわたって形成された曲面形状の端辺a41を有する。そのため、建築板A1と同様に、左辺が内壁、外壁の出隅を形成するよう施工することができる。また、建築板A4の裏面には、曲面形状の端辺a41の端部から内側に建築板A4の厚み分(16mm)だけ内側の位置に溝b41が、建築板A4の裏面から8mmの深さで、上下にわたって、曲面形状の端辺a41と平行に延びている。そのため、建築板A4も、溝b41にハットジョイナーEが挿入した状態で、留め付け金具C1により係止することができる。
よって、建築板A4も、ハットジョイナーEにより容易に位置をあわせることができる。また、ハットジョイナーEは、胴縁B2に釘により固定されているので、ハットジョイナーEによって建築板A4と建築板A2は強固に固定され、施工後に位置ズレが発生しない。
以上に本考案の実施形態について説明したが、本考案はこれに限定されず、実用新案登録請求の範囲に記載の考案の範囲において種々の変形態を取り得る。例えば、図5〜7では、左辺と右辺に曲面形状の端辺を有する建築板を示したが、左辺又は右辺にのみに曲面形状の端辺を有する建築板も可能である。また、図8〜図10では、左辺にのみ曲面形状の端辺を有する建築板を示したが、右辺のみに曲面形状の端辺を有する建築板も可能である。なお、右辺にのみに曲面形状の端辺を有する建築板の場合には、右辺にある曲面形状の端辺が出隅部分を形成するように施工する。
以上説明したように、本考案によれば、施工時に位置をあわせることが容易で、位置ズレが発生しない建築板を提供することができる。
A1〜A4 建築板
B1〜B2 胴縁
C1〜C2 留め付け金具
D スペーサー
E ハットジョイナー
a11〜a41 曲面形状の端辺
b11〜b41 溝
c1〜c4 下実
d1〜d4 上実
B1〜B2 胴縁
C1〜C2 留め付け金具
D スペーサー
E ハットジョイナー
a11〜a41 曲面形状の端辺
b11〜b41 溝
c1〜c4 下実
d1〜d4 上実
Claims (2)
- 右辺及び/又は左辺に、表面から裏面に向かって曲面形状の端辺を有する建築板であって、
該建築板の裏面には、該曲面形状の端辺の端部から該建築板の厚み分だけ内側の位置に、該建築板の厚みの半分以下の深さの溝が、直線状に形成されている
ことを特徴とする建築板。 - 表面に凹凸柄を有し、かつ、該建築板の右辺及び/又は左辺に、表面から裏面に向かって曲面形状の端辺を有する建築板であって、
該曲面形状の端辺には、該建築板の表面の凹凸柄と同様の意匠となるように凹凸柄が形成されており、
該建築板の裏面には、該曲面形状の端辺の凸柄の端部から該建築板の厚み分だけ内側の位置に、該建築板の厚みの半分以下の深さの溝が、上下にわたって、直線状に溝が形成されている
ことを特徴とする建築板。
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JP2013002072A (ja) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Nichiha Corp | 出隅構造 |
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