JP3164308U - 消臭性綿入り寝具 - Google Patents
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Abstract
【課題】グラフト重合系の安全で持続的な消臭効果を利用し、かつ、洗える消臭性綿入り寝具を提供する。【解決手段】中わたに、グラフト重合糸を短くカットしたりあるいは長い糸の状態で、合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル)、及び天然繊維(綿、羊毛)から選択された素材に5〜50wt%で混ぜ込んだ綿を織布で被う。【選択図】図1
Description
中わたに、グラフト重合糸(特許文献1参照)の安全で持続的な消臭効果を利用するため、この糸を短くカットしたりあるいは長い糸の状態で、合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル、及び天然繊維(綿、羊毛)から選択された素材と混ぜ込み中わた自体に消臭効果を持たせる。
これによって、寝汗による悪臭や加齢臭が消臭できる枕やパッド、肌掛け等の寝具を作る事が出来る。
さらに、洗える事から***物があっても水洗いが可能で消臭効果の持続性も申し分ない。且つ、薬剤を吹き付けたり練り込んだりして消臭効果を持たせている中わた素材と違って、薬剤にアレルギー反応を示す方にも安心して使える。
従って、同居される方が嫌な臭いに悩まされること無く、さらに言えば介護される方の精神的苦痛も軽減される寝具を作る事が出来る。
これによって、寝汗による悪臭や加齢臭が消臭できる枕やパッド、肌掛け等の寝具を作る事が出来る。
さらに、洗える事から***物があっても水洗いが可能で消臭効果の持続性も申し分ない。且つ、薬剤を吹き付けたり練り込んだりして消臭効果を持たせている中わた素材と違って、薬剤にアレルギー反応を示す方にも安心して使える。
従って、同居される方が嫌な臭いに悩まされること無く、さらに言えば介護される方の精神的苦痛も軽減される寝具を作る事が出来る。
人は一晩寝ている間に約200ccの汗をかくと云われ、その汗は布団側地を介して布団内部までしみ込む。同時に布団内部において雑菌が繁殖し悪臭を発生することになる。
またアンモニアや酢酸、イソ吉草酸、そして最近話題になっている加齢臭におけるノネナールなどの臭いは同居人に不快なものであり、介護の現場でもストレスの一つと言われている。
従って、これらの臭いを効果的に消臭してくれる寝具の開発は望まれている所である。
またアンモニアや酢酸、イソ吉草酸、そして最近話題になっている加齢臭におけるノネナールなどの臭いは同居人に不快なものであり、介護の現場でもストレスの一つと言われている。
従って、これらの臭いを効果的に消臭してくれる寝具の開発は望まれている所である。
これに対し、消臭スプレーを用いて異臭を消しているのが現状である。この場合、異臭は一時的に抑えられるが、布団内部にまで浸み込んだ臭いは一時的には取れたとしても、臭いはまた発生し、根本的な解決にはつながらない。つまり、持続的に手間をかけずに浸み込んだ臭いを消すことはできないものである。
また、特定の薬剤を中わた素材に吹き付けたり練り込んだりして消臭効果を持たせたものは現在でも多数使われているが、洗濯を繰り返すことにより効果の急激な減少は否定できない。さらには、薬物アレルギーの方には使えない。
特開2003−062371公報に、持続性のある着臭防止・消臭効果があり、更に、抗菌、防カビおよび防汚性を同時に満足する、優れた機能を有する綿入れ製品を提供するために、該側地表面に、アルキルシリケート系樹脂、シリコーン系樹脂およびフッ素系樹脂から選ばれた少なくとも1種のバインダーと、光触媒剤を有することを特徴とする工夫が提案されている。(特許文献2参照)
特開平11−178685公報に、寝心地のよい活性炭繊維シート入り寝具を提供するために、キルティング間に活性炭繊維シートをサンドイッチ状に配置したものでベッドパッドを構成し、活性炭繊維シートから放出されるマイナスイオンにより利用者の体から発散される汗や体臭を吸収させる。活性炭繊維シートには、先端に接続具を備えたアース用接続コードが取り付けられており、付属の延長コードを経てアース端子と接続可能とすることにより、マイナスイオンの新陳代謝を可能としてある。これにより永久的な吸湿、消臭効果が得られるのでこの寝具の利用により継続的な安眠を可能とする工夫が提案されている(特許文献3参照)。
そして、特開2009−240449公報に、ヒノキやスギ等の木材チップと羽毛両者が偏りなく混合した充填材及び当該充填材を用いた布団、枕、クッション、ダウンジャケット、寝袋を提供するためにヒノキ科の植物を用いた製造した木材を50〜500マイクロメートルの厚さで切削して形成したスパイラル状のチップ1、又は/及び、スギ科の植物を用いた製造した木材を50〜500マイクロメートルの厚さで切削して形成したスパイラル状のチップ1と、羽毛とにより成る充填材。及び、前記充填材を用いてなる、布団、枕、クッション、ダウンジャケット及び寝袋からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。ヒノキ科、スギ科の植物を用いて製造した木材チップを用いていることから、これら木材の有する効能、すなわち香りの有するリラックス効果、ダニやカビ、細菌の発生を防ぐ防虫・防黴・抗菌効果を有する。又、消臭効果、ことにアミン系・アンモニア系の臭いを消臭する効果を有する。更には加齢臭の原因であるノネナールに対する消臭効果も有するものであることを特徴とすることが提案されている(特許文献4参照)
持続的に消臭する手段として光触媒を利用した物は、寝具である以上、室内で使われ夜に使われる事がほとんどである為に暗い中では効果的だとは言えない。
また、活性炭シート等を利用してマイナスイオンの新陳代謝を実現するための装置的なものは、そのもの自体は洗えず、製造過程において複雑な工程が必要で寝具に広く且つ簡単に応用できる物とは言えない。
木材の特性を利用は出来ても洗濯に向かず、ダニアレルギーの方にとって羽毛は避けたい素材と言われるようになった為、現代のようなアレルギー社会では高齢者に勧めにくい。
そこで、本考案の目的は、グラフト重合糸の安全で持続的な消臭効果を利用することにあり、この糸を短くカットしたりあるいは長い糸の状態で、中わたには、合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル)、及び(綿、羊毛)から選択された素材と、混ぜ込んだりして、中わた自体に消臭効果を持たせる。
これによって、寝汗による悪臭や加齢臭が脱臭できる枕やパッド、肌掛け等の寝具で且つ洗える寝具を作る事が出来る。
これによって、寝汗による悪臭や加齢臭が脱臭できる枕やパッド、肌掛け等の寝具で且つ洗える寝具を作る事が出来る。
寝具において、安全で持続な消臭効果をもたせるため、グラフト重合糸を、合成繊維、又は天然繊維から選択された綿状素材に、5重量%〜50重量%で混ぜ込んでいる消臭性綿入り寝具である。
グラフト重合糸は、糸状又は綿塊状繊維物質に、放射線グラフト重合を用いて、機能性官能基を有する重合成ビニルモノマーをグラフト重合させることにより得られた繊維物質から作成された糸状繊維で3ミリ〜2500ミリのものを使う。
合成繊維として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル、天然繊維として、綿 羊毛であって、これらの単独又は混合物を使用する。
寝具として、枕やパッド、肌掛け、掛け布団、敷き布団である。
詳しくは、グラフト重合糸の安全で持続的な消臭効果を利用するため、この糸を短くカットしたりあるいは長い糸の状態で、合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル)、及び天然繊維(綿、羊毛)から選択された素材と、混ぜ込んだ中わたにしている。
詳しくは、グラフト重合糸の安全で持続的な消臭効果を利用するため、この糸を短くカットしたりあるいは長い糸の状態で、合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル)、及び天然繊維(綿、羊毛)から選択された素材と、混ぜ込んだ中わたにしている。
消臭効果のあるグラフト重合糸は、他の中わた素材と満遍なく混ぜ込み中わた全体に脱臭効果を持たせるため、10〜100ミリ程度にカットするのが好ましい。
消臭効果のあるグラフト重合糸は、他の中わた素材に対し、その比率が多いほど効果は大きくなるが、比率が多過ぎると寝具としての風合いが損なわれるため、重量比で1:20〜1:1が好ましい。
安全で持続的な消臭効果が得られる為、アンモニアや酢酸、イソ吉草酸、そして最近話題になっている加齢臭におけるノネナールなどの臭いが付き難く、且つ消臭してくれる中わたが出来る。
この考案による中わたを使用すれば、枕やパッド、肌掛け等の寝具を作る際の側生地は特に選ばなずに、利用できる。
この中わたを一旦作れば多種の寝具の中わたに容易に転用できし、また、洗濯にも強く、消臭剤と違って繰り返される洗濯後の効果も長く持続する。薬剤で防臭するものではない為に薬物アレルギーの方に安心して使える。
以上説明したように、本考案に係る寝具によれば、同居される方が嫌な臭いに悩まされること無く、さらに言えば介護される方の精神的苦痛も軽減される寝具を作る事が出来る。
以下添付図面に基づいて、本考案に係る消臭効果のあるグラフト重合糸と合成繊維を混ぜて作った消臭効果のある中わたを使った綿入り寝具の実施形態を詳細に説明する。
本実施例においてグラフト重合糸の安全で持続的な消臭効果を利用するため、この糸を短くカットしたり、あるいは長い糸の状態で、合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル)、及び天然繊維(綿、羊毛)から選択された素材と、混ぜ込んだ中わたを用意して枕とパッドの側地に充填する。
図1は、合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル)、及び天然繊維(綿、羊毛)から選択された素材と、グラフト重合糸を15ミリにカットした物2を混ぜ合わせた寝具用中わた3である。
図2は、図1で作った寝具用中わた3を枕側に入れたものであり、図3は、図1で作った寝具用中わたをパッド側に入れたものである。
合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル)、及び天然繊維(綿、羊毛)から選択された素材1は、アレルギーの危険も考えて薬剤を加えず、かつ、洗濯に強い素材が望ましい。
グラフト重合糸は長い糸の状態のまま合成繊維(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル)、及び天然繊維(綿、羊毛)から選択された素材に混ぜても良いが、短くカットした方が満遍なく混ぜ合わせる事が出来る。
よって、本実施例では、枕用にポリエステルわたを400グラムとグラフト重合糸を15ミリにカットした物100グラムを充填物の原料として用意し、パッド用にはポリエステルわたを800グラムとグラフト重合糸を15ミリにカットした物200グラムを充填物の原料として用意した。これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
グラフト重合糸を15ミリにカットした素材2は、ポリエステル素材1と混合した時に違和感がないように満遍なく混ぜたものだが、寝具として製品化した時に寝心地等に違和感がなく最適である。
なお、グラフト重合糸をカットしないと機械で混ぜ合わせることが難しく生産性が上がらない。また、グラフト重合糸をカットしないと中わた全体に満遍なく脱臭効果を持たせることが難しくなり適さないと考えた。
図2の3中わたにおいて、グラフト重合糸を15ミリにカットした物2の割合を多くした方が消臭効果は高まる事は言うまでもない。しかし、多くし過ぎるとコストも高くなるしポリエステルわたの風合いも損ねられ寝具として適さない中わたになるので本実施例では、グラフト重合糸を15ミリにカットした物2とポリエステルわた1の割合を、1:4にした。
出来上がった枕とパッドは、グラフト重合糸が混ざっているという違和感もなく寝具として十分に快適性を言える商品となった。 丸洗いしても何の変形や支障もなく、洗える枕とパッドとして商品化できる物となった。
消臭効果については、アンモニア水を10グラム垂らして2時間後に臭気を確認したところ、ほとんど臭いは消えていた。
本実施例では、枕用にポリエステルわたを475グラムとグラフト重合糸を15ミリにカットした物25グラムを充填物の原料として用意し、パッド用にはポリエステルわたを950グラムとグラフト重合糸を15ミリにカットした物50グラムを充填物の原料として用意した。
これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
出来上がった枕とパッドは、グラフト重合糸が混ざっているという違和感もなく寝具として十分に快適性を言える商品となった。 丸洗いしても何の変形や支障もなく、洗える枕とパッドとして商品化できる物となった。
消臭効果については、アンモニア水を10グラム垂らして2時間後に臭気を確認したところ、つんとした臭いは和らいだものの臭気が残っていた。
本実施例では、枕用にポリエステルわたを400グラムとグラフト重合糸を2000ミリにカットした物100グラムを充填物の原料として用意し、パッド用にはポリエステルわたを800グラムとグラフト重合糸を2000ミリにカットした物200グラムを充填物の原料として用意した。これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
グラフト重合糸を2000ミリにカットした物は、枕には丸めるようにして混ぜ込み、敷きパッドには伸ばすように並べて混ぜ込んだ。
出来上がった枕とパッドは、グラフト重合糸が混ざっているという違和感もなく寝具として十分に快適性を言える商品となった。 丸洗いしても何の変形や支障もなく、洗える枕とパッドとして商品化できる物となった。
消臭効果については、アンモニア水を10グラム垂らして2時間後に臭気を確認したところ、ほとんど臭いは消えていた。しかし、この実施例では、手作業による手間がかかり過ぎ生産性に極めて疑問がある。
本実施例では、枕用にポリエステルわたを475グラムとグラフト重合糸を2000ミリにカットした物25グラムを充填物の原料として用意し、パッド用にはポリエステルわたを950グラムとグラフト重合糸を2000ミリにカットした物50グラムを充填物の原料として用意した。これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
グラフト重合糸を2000ミリにカットした物は、枕には丸めるようにして混ぜ込み、敷きパッドには伸ばすように並べて混ぜ込んだ。
出来上がった枕とパッドは、グラフト重合糸が混ざっているという違和感もなく寝具として十分に快適性を言える商品となった。
丸洗いしても何の変形や支障もなく、洗える枕とパッドとして商品化できる物となった。消臭効果については、アンモニア水を10グラム垂らして2時間後に臭気を確認したところ、つんとした臭いは和らいだものの臭気が残っていた。 この実施例では、手作業による手間は軽減されたが消臭効果において弱いと感じられる。
本実施例では、枕用に綿わたを400グラムとグラフト重合糸を15ミリにカットした物100グラムを充填物の原料として用意し、パッド用には綿わたを800グラムとグラフト重合糸を15ミリにカットした物200グラムを充填物の原料として用意した。
これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
出来上がった枕とパッドは、グラフト重合糸が混ざっているという違和感もなく寝具として十分に快適性を言える商品となった。 丸洗いしても何の変形や支障もなく、洗える枕とパッドとして商品化できる物となった。
消臭効果については、アンモニア水を10グラム垂らして2時間後に臭気を確認したところ、ほとんど臭いは消えていた。
本実施例では、枕用に綿わたを475グラムとグラフト重合糸を15ミリにカットした物25グラムを充填物の原料として用意し、パッド用には綿わたを950グラムとグラフト重合糸を15ミリにカットした物50グラムを充填物の原料として用意した。
これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
これにより、500グラム入りの枕と1キログラム入りのパッドを作った。
出来上がった枕とパッドは、グラフト重合糸が混ざっているという違和感もなく寝具として十分に快適性を言える商品となった。 丸洗いしても何の変形や支障もなく、洗える枕とパッドとして商品化できる物となった。
消臭効果については、アンモニア水を10グラム垂らして2時間後に臭気を確認したところ、つんとした臭いは和らいだものの臭気が残っていた。
「比較例1」
「比較例1」
次に、枕用にポリエステルわたを500グラム用意して、グラフト重合糸を全く使わず枕に充填した。これにより、500グラム入りの枕を作った。
出来上がった枕は、もちろん寝具としては適応できる商品となった。また 丸洗いしても何の変形や支障もなく、洗える枕であった。
消臭効果については、アンモニア水を10グラム垂らして2時間後に臭気を確認したところ、つんとした臭いが未だ残った状態であった。
「比較例2」
「比較例2」
次に、パッド用にはポリエステルわたを1000グラム用意しグラフト重合糸を全く使わずパッドに充填した。これにより、1キログラム入りのパッドを作った。
出来上がったパッドは、もちろん寝具としては適応できる商品となった。また 丸洗いしても何の変形や支障もなく、洗えるパットであった。
消臭効果については、アンモニア水を10グラム垂らして2時間後に臭気を確認したところ、つんとした臭いが未だに残り臭いをかげる状態ではなかった。
しかし、本考案の消臭効果については検査機関に検査を依頼するしかないため、財団法人日本紡績検査協会にアンモニア、酢酸、イソ吉草酸、ノネナールについて、洗濯10回後、2時間経過時点での減少率のデータを依頼した。
尚、検査を依頼する際には、グラフト重合糸重量1に対しポリエステルわた重量20とするサンプルAとグラフト重合糸重量1に対しポリエステルわた重量1とするサンプルBの違った比率で2通りの比較が出来るように依頼した。
その結果、アンモニア、酢酸、イソ吉草酸、ノネナールの全項目で、いずれも消臭効果が実証された。また、サンプルBの方が全項目で減少率の優位性が確認できた。
さらに、検査は洗濯10回を繰り返した後の結果である為、洗濯にも強いことが実証され、期待していた通りの商品を作る事が出来る。
1・・・合成繊維わた
2・・・グラフト重合糸を15ミリにカットした物
3・・・1と2を混ぜ合わせたもの(中わた素材)
4・・・枕側生地
5・・・パッド側地
2・・・グラフト重合糸を15ミリにカットした物
3・・・1と2を混ぜ合わせたもの(中わた素材)
4・・・枕側生地
5・・・パッド側地
Claims (4)
- 寝具において、安全で持続な消臭効果をもたせるため、グラフト重合糸を、合成繊維、又は天然繊維から選択された綿状素材に、5重量%〜50重量%で混ぜ込んだことを特徴とする消臭性綿入り寝具
- グラフト重合糸は、糸状又は綿塊状繊維物質に、放射線グラフト重合を用いて、機能性官能基を有する重合成ビニルモノマーをグラフト重合させることにより得られた繊維物質から作成された糸状繊維で3ミリ〜2500ミリのものを使用したことを特徴とする請求項1に記載の消臭性綿入り寝具
- 合成繊維として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、及びポリ酢酸ビニル、天然繊維として、綿 羊毛であって、これらの単独又は混合物を使用したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のる消臭性綿入り寝具
- 寝具として、枕、パッド、肌掛け、掛け布団、敷き布団であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の消臭性綿入り寝具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010005090U JP3164308U (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | 消臭性綿入り寝具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010005090U JP3164308U (ja) | 2010-07-12 | 2010-07-12 | 消臭性綿入り寝具 |
Publications (1)
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JP (1) | JP3164308U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014129635A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Kankyo Joka Kenkyusho:Kk | 加齢臭吸着材及びその製造方法。 |
-
2010
- 2010-07-12 JP JP2010005090U patent/JP3164308U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2014129635A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-10 | Kankyo Joka Kenkyusho:Kk | 加齢臭吸着材及びその製造方法。 |
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