JP3162937U - パワーユニット及びそれを用いたリフト装置 - Google Patents

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泉田 豊
豊 泉田
和夫 大野
和夫 大野
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Abstract

【課題】パワーユニットが内蔵する電磁スイッチの接点溶着の問題を簡単な回路構成で解決し、安全性の向上を図る。【解決手段】油タンク11と、油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプPと、ポンプを駆動する電動機Mと、電動機とバッテリー7間の接続をオン、オフする電磁スイッチ19と、電磁スイッチの励磁コイルへの通電をオン、オフする操作スイッチ18と、ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁15とを備える。電動機Mに加わる第1の電圧と、電磁スイッチ19の励磁コイルに加わる第2の電圧とを比較し、第1の電圧と第2の電圧の差が所定値以上且つ第2の電圧が第1の電圧よりも小さい場合に検出信号を出力する比較回路30を設け、前記検出信号で電磁弁15を開く構成である。【選択図】図1

Description

本考案は、各種油圧機器の油圧源として使用されるパワーユニット及びそれを用いたリフト装置に関する。
工場等において、パレット上の荷物を昇降させるために、パレットに差し込まれるフォークをマストに沿って昇降させるバッテリー駆動のリフト装置が使用されている。この場合、リフト装置にはバッテリーを電源とする油圧源としてパワーユニットが搭載されている。
図3はバッテリー駆動のリフト装置の概略構成であり、フレーム1に一体に立設されたマスト2と、ローラー3を有するリフトブラケット4と、リフトブラケット4に固定されたフォーク5とを有している。ローラー3はマスト2の内側をガイドされて移動するものであり、これにより、リフトブラケット4及びフォーク5はマスト2に対して昇降自在である。フレーム1には少なくとも3箇所にキャスター6が取り付けられていて、フレーム1の移動が可能になっている。
フレーム1上にはバッテリー7及びパワーユニット10が搭載されており、パワーユニット10から作動油の供給を受ける駆動シリンダ(単動油圧シリンダ)20の本体もフレーム1に固定されている。駆動シリンダ20のピストンロッド先端部にはスプロケット(又はプーリー)21が回転自在に取り付けられており、リフトブラケット4に一端が固着されたチェーン(又はワイヤー)22がスプロケット(又はプーリー)21に張架され、チェーン(又はワイヤー)22の他端はフレーム1の中間位置に固定されている。
一般的なパワーユニット10は、図4のように、油タンク11と、フィルタ12を通して油タンク内の作動油を吸い上げる(くみ上げる)ポンプPと、ポンプPを回転駆動する電動機Mと、ポンプPから送出(吐出)された作動油の戻りを阻止する逆止弁14と、電磁弁15と、電磁弁15が開いたときの作動油の油タンク11への戻り流量を調節する絞り弁16と、ポンプPの吐出側圧力が一定値以上に高くなったときに前記吐出側の作動油を油タンク11に戻すリリーフ弁17とを有している。作動油送出のためのポート13と駆動シリンダ20とは油圧配管で接続されている。
また、電気回路として、バッテリー7と電動機Mとの接続をオン、オフするための電磁スイッチ19、及び上昇用押しボタンスイッチSu(第1のスイッチ部)と下降用押しボタンスイッチSd(第2のスイッチ部)とを有する操作スイッチ18を有する。
図3及び図4の構成において、操作スイッチ18の上昇用押しボタンスイッチSuを押圧してオンにすると、バッテリー7の電圧が押しボタンスイッチSuを通して電磁スイッチ19の励磁コイル19bに印加されて励磁コイルが励磁される結果、電磁スイッチ19の接点19aが閉じる。これにより、電動機MがポンプPを回転駆動し、作動油がポート13を介して駆動シリンダ20に供給され、そのピストンロッドは伸長してフォーク5を上昇させる。上昇用押しボタンスイッチSuの押圧を停止すれば、電動機Mが停止し、逆止弁14及び閉じた状態の電磁弁15によって作動油の戻りは阻止されるから、フォーク5は現状を維持して停止する。
逆に操作スイッチ18の下降用押しボタンスイッチSdを押圧してオンにすると、バッテリー7の電圧が押しボタンスイッチSdを通して電磁弁15を励磁し、電磁弁15が開く。これにより、駆動シリンダ20内部の作動油が電磁弁15及び絞り弁16を通して油タンク11内に戻り、フォーク5は下降する。
ところで、電磁スイッチ19の接点19aでオン、オフする電動機Mの電流は大電流となるため、電磁スイッチ19の接点19aの溶着が発生する場合がある。通常の場合、操作スイッチ18の上昇用押しボタンスイッチSuを押圧しオンにして電磁スイッチ19の接点19aを閉じた後、上昇用押しボタンスイッチSuの押圧を停止すれば、電磁スイッチ19の接点19aも開き、電動機Mは停止し、駆動シリンダ20も停止する。しかし、電磁スイッチ19の接点19aが溶着すると、上昇用押しボタンスイッチSuの押圧を停止しても溶着した電磁スイッチ19の接点19aを通して電動機Mに電流が流れ続け、駆動シリンダ20が停止しなくなる。最悪の場合、フォーク5が上昇限位置のストッパに当たって急停止し、持ち上げた荷物が衝撃で落下する等の事故に繋がる可能性がある。大抵の装置には、緊急押しボタンスイッチがあり、それを押すと元電源を切断する仕組み(例えば、バッテリー7をパワーユニット10から切り離す)になっているはずだが、溶着時には作業者もあわてていて緊急押しボタンスイッチを押せないこともあり得る。
上記のように、パワーユニットが内蔵している電磁スイッチはオン、オフする電流が大きい場合に接点の溶着の問題を避けることは困難であり、その接点溶着問題の解決が望まれていた。
本考案はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、パワーユニットが内蔵する電磁スイッチの接点溶着の問題を簡単な回路構成で解決し、安全性の向上を図ったパワーユニット及びそれを用いたリフト装置を提供することにある。
本考案の第1の態様は、パワーユニットであり、油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機とバッテリー間の接続をオン、オフする接点を有する電磁スイッチと、前記電磁スイッチの励磁コイルへの通電をオン、オフする操作スイッチと、前記ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁とを備え、
前記電動機に加わる第1の電圧と、前記電磁スイッチの励磁コイルに加わる第2の電圧とを比較し、第1の電圧と第2の電圧の差が所定値以上且つ第2の電圧が第1の電圧よりも小さい場合に検出信号を出力する比較回路を設け、前記検出信号で前記電磁弁を開くことを特徴としている。
本考案の第2の態様は、パワーユニットであり、油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機とバッテリー間の接続をオン、オフする接点を有する電磁スイッチと、前記電磁スイッチの励磁コイルへの通電をオン、オフする操作スイッチと、前記ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁とを備え、
前記バッテリーの一方の電圧端子は前記電動機及び励磁コイルの一端に接続され、前記電動機の他端は前記電磁スイッチの接点を介して前記バッテリーの他方の電圧端子側に接続され、前記励磁コイルの他端は前記操作スイッチを介して前記バッテリーの他方の電圧端子側に接続されており、
前記バッテリーの一方の電圧端子を基準としたときの、前記電磁スイッチの接点の電動機側電圧と、前記励磁コイルの他端の電圧とを比較し、両者の電圧差が所定値以上かつ前記励磁コイルの他端の電圧が前記電磁スイッチの接点の電動機側電圧よりも小さいときに検出信号を出力する比較回路を設け、前記検出信号で前記電磁弁を開くことを特徴としている。
本考案の第3の態様は、パワーユニットであり、油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機とバッテリー間の接続をオン、オフする接点を有する電磁スイッチ(19)と、電磁スイッチ(19)の励磁コイル(19b)への通電をオン、オフする操作スイッチと、前記ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁と、前記バッテリーから前記電動機への通電経路に挿入された別の電磁スイッチ(50)とを備え、
前記電動機に加わる第1の電圧と、励磁コイル(19b)に加わる第2の電圧とを比較し、第1の電圧と第2の電圧の差が所定値以上且つ第2の電圧が第1の電圧よりも小さい場合に検出信号を出力する比較回路を設け、前記検出信号で電磁スイッチ(50)をオフ作動させて前記バッテリーから前記電動機を切り離すことを特徴としている。
本考案の第4の態様は、パワーユニットであり、油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機とバッテリー間の接続をオン、オフする接点を有する電磁スイッチ(19)と、電磁スイッチ(19)の励磁コイル(19b)への通電をオン、オフする操作スイッチと、前記ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁と、前記バッテリーから前記電動機への通電経路に挿入された別の電磁スイッチ(50)とを備え、
前記バッテリーの一方の電圧端子は前記電動機及び励磁コイル(19b)の一端に接続され、前記電動機の他端は電磁スイッチ(19)の接点を介して前記バッテリーの他方の電圧端子側に接続され、励磁コイル(19b)の他端は前記操作スイッチを介して前記バッテリーの他方の電圧端子側に接続されており、
前記バッテリーの一方の電圧端子を基準としたときの、電磁スイッチ(19)の接点の電動機側電圧と、励磁コイル(19b)の他端の電圧とを比較し、両者の電圧差が所定値以上かつ前記励磁コイルの他端の電圧が前記電磁スイッチの接点の電動機側電圧よりも小さいときに検出信号を出力する比較回路を設け、前記検出信号で電磁スイッチ(50)をオフ作動させて前記バッテリーから前記電動機を切り離すことを特徴としている。
前記第3又は第4の態様において、前記別の電磁スイッチ(50)の励磁コイル(50c)に直列に挿入された停止用リレーを有し、前記比較回路の検出信号で停止用リレーを作動させることで、励磁コイル(50c)への通電をオフにして電磁スイッチ(50)をオフ作動させる構成でもよい。
前記第1乃至第4の態様において、前記操作スイッチは、前記電磁スイッチの励磁コイルへの通電をオン、オフする第1のスイッチ部と、前記電磁弁の開閉を切り換える第2のスイッチ部とを有する構成でもよい。
本考案の第5の態様は、リフト装置であり、前記第1乃至第4の態様に係るパワーユニットと、前記パワーユニットのポンプから送出された作動油の供給を受ける油圧シリンダと、前記油圧シリンダで昇降駆動される昇降部材とを備えることを特徴としている。
なお、以上の構成要素の任意の組合せもまた、本考案の態様として有効である。
本考案によれば、パワーユニットが内蔵する電磁スイッチの接点溶着の問題を簡単な回路構成で解決し、安全性の向上が可能である。
本考案の第1の実施の形態を示す油圧及び電気回路図である。 本考案の第2の実施の形態を示す油圧及び電気回路図である。 リフト装置の1例を示す概略構成図である。 基本的なパワーユニットの構成を示す油圧及び電気回路図である。
以下、図面を参照しながら本考案の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は考案を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも考案の本質的なものであるとは限らない。
図1は本考案の第1の実施の形態であって、図4のパワーユニットの基本構成に加えて、電磁スイッチ19の接点溶着対策のための比較回路30を付加したものである。
比較回路30は、電動機Mに加わる第1の電圧(電動機Mの両端の電位差)と、電磁スイッチ19の励磁コイル19bに加わる第2の電圧(励磁コイル19bの両端の電位差)とを比較し、第1の電圧よりも第2の電圧が小さい場合に検出信号を出力する。この検出信号は電磁弁15を開いた状態に切り換え得るものである。
具体的には、バッテリー7の一方の電圧端子(−端子)は電動機M及び励磁コイル19bの一端に共通接続され、電動機Mの他端は電磁スイッチ19の接点19aを介してバッテリー7の他方の電圧端子(+端子)に接続され、励磁コイル19bの他端は操作スイッチ18の上昇用押しボタンスイッチSuを介してバッテリー7の他方の電圧端子に接続されているから、バッテリー7の一方の電圧端子を基準としたときの、電磁スイッチ19の接点の電動機側電圧(j点−GND間電圧)と、励磁コイル19bの他端の電圧(k点−GND間電圧)とが前記比較回路30に加えられている。比較回路30は例えば抵抗R1〜R4及び演算増幅器OP1を用いた増幅器と、この出力によりオン、オフ制御される半導体スイッチ素子としてのFET40とを有している。演算増幅器OP1の出力端子とFET40のゲート間には抵抗R5が挿入され、ゲート−ソース間に抵抗R6が接続されている。
次に、図3のリフト装置の駆動シリンダ(単動油圧シリンダ)20の駆動のために第1の実施の形態のパワーユニットを用いた場合で動作説明を行う。
電磁スイッチ19が正常な場合、操作スイッチ18の上昇用押しボタンスイッチSuを押圧しオンにして電磁スイッチ19の接点19aを閉じることで、電動機Mが回転し、ポンプPより駆動シリンダ20に作動油が送出され、駆動シリンダ20のピストンロッドが伸長し、スプロケット(又はプーリー)21が上昇する。これにより、チェーン(又はワイヤー)22でリフトブラケット4及びフォーク5が引き上げられて上昇する。上昇用押しボタンスイッチSuの押圧を停止すれば、電磁スイッチ19の接点19aも開き、電動機Mは停止し、駆動シリンダ20も停止するから、フォーク5はその位置で停止する。比較回路30に入力されている電磁スイッチ19の接点の電動機側電圧(j点の電圧)と、励磁コイル19bの正側端の電圧(k点の電圧)との間に電圧差は生じないから、比較回路30内の演算増幅器OP1の出力はハイ(High)レベルとなり、FET40のゲート電位は抵抗R6によりソース電位に近い値に維持され、FET40はオフ状態を維持する。
操作スイッチ18の下降用押しボタンスイッチSdを押圧してオンにすると、バッテリー7の電圧が押しボタンスイッチSdを通して電磁弁15に印加されて、電磁弁15が励磁され、電磁弁15が開く。これにより、駆動シリンダ20内部の作動油が電磁弁15及び絞り弁16を通して油タンク11内に戻り、駆動シリンダ20のピストンロッドは縮動してフォーク5は下降する。
仮に、上昇用押しボタンスイッチSuを押圧しオンにして電磁スイッチ19の接点19aを閉じた状態で電磁スイッチ19の接点19aが溶着すると、上昇用押しボタンスイッチSuの押圧を停止しても溶着した電磁スイッチ19の接点19aはオンのままである。このため、比較回路30に入力されている電磁スイッチ19の接点の電動機側電圧(j点の電圧)と、励磁コイル19bの正側端の電圧(k点の電圧)との間の電圧差が大きくなり(所定値を超え)、比較回路30内の演算増幅器OP1の出力はロー(Low)レベルとなり、FET40のゲート電位は抵抗R5によりソース電位に対してマイナス側に変化させられ、FET40はターンオンする(比較回路30の検出信号が出力される)。この結果、オン状態のFET40を通して電磁弁15が励磁されて開き、電磁弁15及び絞り弁16の経路でポンプPより送出された作動油の一部又は全部が油タンク11内に戻る。
電磁弁15が開いた状態では、駆動シリンダ20はゆっくり上昇するか(ポンプPより送出された作動油の一部が戻る場合)、あるいは駆動シリンダ20はゆっくり下降する(駆動シリンダ20内部の作動油までが戻る場合)ことになるので、作業者も落ち着いてパワーユニットをバッテリーから切り離す緊急押しボタンスイッチ(図1では図示省略)を押すことができる。
この第1の実施の形態によれば、電磁スイッチ19の接点19aが溶着しても、駆動シリンダ20の動きは緩慢になり、フォーク5の昇降も緩やかとなるから、フォーク5が上昇限位置のストッパに当たって急停止し、持ち上げた荷物が衝撃で落下する等の事故を未然に防止可能であり、安全性の向上に寄与できる。
図2は本考案の第2の実施の形態であって、図4のパワーユニットの基本構成に加えて、電磁スイッチ19の接点溶着対策のための比較回路30及びこれに連動する停止用リレー61を緊急スイッチ60と直列に付加したものである。ここでは比較回路30は電磁弁15を制御する代わりに、停止用リレー61を制御する。
図2に示すように、操作スイッチ18及び電磁スイッチ19と、バッテリー7との間に電磁スイッチ50が設けられている。すなわち、電磁スイッチ50は起動スイッチ50aが押され、励磁コイル50cが励磁されたときにオンとなる接点50bを有し、起動スイッチ50a及び接点50bの一方の側がバッテリー7の+端子に、他方の側が操作スイッチ18及び電磁スイッチ19に接続されている。
停止用リレー61は常閉接点61aと励磁コイル61bとを有し、比較回路30のFET40がターンオンしたときの比較回路30の検出信号が励磁コイル61bに印加されたときのみ常閉接点61aがオフ(オープン)となるものである。すなわち、電磁スイッチ50は常閉接点61aがオフになるとき、または緊急スイッチ60を押したときにオフ(オープン)される。
次に、図3のリフト装置の駆動シリンダ20の駆動のために第2の実施の形態のパワーユニットを用いた場合で動作説明を行う。
起動スイッチ50aを一時的に押圧してオンとすると、起動スイッチ50a、励磁コイル50c及び緊急スイッチ60及び停止用リレー61の常閉接点61aの経路でバッテリー7より電流が流れ、電磁スイッチ50の接点50bが閉じ、起動スイッチ50aの状態にかかわらず励磁コイル50cに電流が流れて自己保持状態状態となる。操作スイッチ18を操作する場合の動作は、電磁スイッチ19が正常なとき、図1の第1の実施の形態と同様である。
上昇用押しボタンスイッチSuを押圧しオンにしたときに電磁スイッチ19の接点19aが溶着した状態で、上昇用押しボタンスイッチSuの押圧を停止すると、第1の実施の形態で説明したように比較回路30は溶着を検知してFET40はターンオンし(比較回路30の検出信号が出力され)、停止用リレー61の励磁コイル61bに通電し、常閉接点61aをオフ(オープン)にする。これにより、電磁スイッチ50の自己保持は解除され、電磁スイッチ19の状態にかかわらず電動機Mはバッテリー7から切り離される。
電動機Mの停止により、ポンプP及び駆動シリンダ20も停止し、フォーク5も停止することになる。従って、フォーク5が上昇限位置のストッパに当たって急停止し、持ち上げた荷物が衝撃で落下する等の事故を未然に防止可能であり、安全性の向上に寄与できる。
この第2の実施の形態によれば、パワーユニットが内蔵する電磁スイッチ19の接点19aが溶着した場合、その溶着を比較回路30が検出して停止用リレー61を介し電磁スイッチ50を自動的に制御するから、作業者の非常時の操作を省略でき、安全性のいっそうの向上を図り得る。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。
本考案が適用可能なリフト装置は図3の構成に限定されないことは明らかである。また、比較回路は図1又は図2に記載の回路構成に限定されないことは明らかである。
1 フレーム
2 マスト
3 ローラー
4 リフトブラケット
5 フォーク
7 バッテリー
10 パワーユニット
11 油タンク
15 電磁弁
16 絞り弁
18 操作スイッチ
19 電磁スイッチ
20 駆動シリンダ
30 比較回路
40 FET
50 起動スイッチ
60 緊急スイッチ
61 停止用リレー
M 電動機
OP1 演算増幅器
P ポンプ
R1〜R6 抵抗

Claims (7)

  1. 油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機とバッテリー間の接続をオン、オフする接点を有する電磁スイッチと、前記電磁スイッチの励磁コイルへの通電をオン、オフする操作スイッチと、前記ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁とを備えるパワーユニットであって、
    前記電動機に加わる第1の電圧と、前記電磁スイッチの励磁コイルに加わる第2の電圧とを比較し、第1の電圧と第2の電圧の差が所定値以上且つ第2の電圧が第1の電圧よりも小さい場合に検出信号を出力する比較回路を設け、前記検出信号で前記電磁弁を開くことを特徴とするパワーユニット。
  2. 油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機とバッテリー間の接続をオン、オフする接点を有する電磁スイッチと、前記電磁スイッチの励磁コイルへの通電をオン、オフする操作スイッチと、前記ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁とを備えるパワーユニットであって、
    前記バッテリーの一方の電圧端子は前記電動機及び励磁コイルの一端に接続され、前記電動機の他端は前記電磁スイッチの接点を介して前記バッテリーの他方の電圧端子側に接続され、前記励磁コイルの他端は前記操作スイッチを介して前記バッテリーの他方の電圧端子側に接続されており、
    前記バッテリーの一方の電圧端子を基準としたときの、前記電磁スイッチの接点の電動機側電圧と、前記励磁コイルの他端の電圧とを比較し、両者の電圧差が所定値以上かつ前記励磁コイルの他端の電圧が前記電磁スイッチの接点の電動機側電圧よりも小さいときに検出信号を出力する比較回路を設け、前記検出信号で前記電磁弁を開くことを特徴とするパワーユニット。
  3. 油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機とバッテリー間の接続をオン、オフする接点を有する電磁スイッチ(19)と、電磁スイッチ(19)の励磁コイル(19b)への通電をオン、オフする操作スイッチと、前記ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁と、前記バッテリーから前記電動機への通電経路に挿入された別の電磁スイッチ(50)とを備えるパワーユニットであって、
    前記電動機に加わる第1の電圧と、励磁コイル(19b)に加わる第2の電圧とを比較し、第1の電圧と第2の電圧の差が所定値以上且つ第2の電圧が第1の電圧よりも小さい場合に検出信号を出力する比較回路を設け、前記検出信号で電磁スイッチ(50)をオフ作動させて前記バッテリーから前記電動機を切り離すことを特徴とするパワーユニット。
  4. 油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて送出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、前記電動機とバッテリー間の接続をオン、オフする接点を有する電磁スイッチ(19)と、電磁スイッチ(19)の励磁コイル(19b)への通電をオン、オフする操作スイッチと、前記ポンプから送出された作動油を前記油タンクに戻す経路に挿入された電磁弁と、前記バッテリーから前記電動機への通電経路に挿入された別の電磁スイッチ(50)とを備えるパワーユニットであって、
    前記バッテリーの一方の電圧端子は前記電動機及び励磁コイル(19b)の一端に接続され、前記電動機の他端は電磁スイッチ(19)の接点を介して前記バッテリーの他方の電圧端子側に接続され、励磁コイル(19b)の他端は前記操作スイッチを介して前記バッテリーの他方の電圧端子側に接続されており、
    前記バッテリーの一方の電圧端子を基準としたときの、電磁スイッチ(19)の接点の電動機側電圧と、励磁コイル(19b)の他端の電圧とを比較し、両者の電圧差が所定値以上かつ前記励磁コイルの他端の電圧が前記電磁スイッチの接点の電動機側電圧よりも小さいときに検出信号を出力する比較回路を設け、前記検出信号で電磁スイッチ(50)をオフ作動させて前記バッテリーから前記電動機を切り離すことを特徴とするパワーユニット。
  5. 前記別の電磁スイッチ(50)の励磁コイル(50c)に直列に挿入された停止用リレーを有し、前記比較回路の検出信号で停止用リレーを作動させることで、励磁コイル(50c)への通電をオフにして電磁スイッチ(50)をオフ作動させる、請求項3又は4記載のパワーユニット。
  6. 前記操作スイッチは、前記電磁スイッチの励磁コイルへの通電をオン、オフする第1のスイッチ部と、前記電磁弁の開閉を切り換える第2のスイッチ部とを有する請求項1から5のいずれか記載のパワーユニット。
  7. 請求項1から6のいずれか記載のパワーユニットと、前記パワーユニットのポンプから送出された作動油の供給を受ける油圧シリンダと、前記油圧シリンダで昇降駆動される昇降部材とを備えるリフト装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2012043723A1 (ja) * 2010-10-01 2014-02-24 三洋電機株式会社 電源装置
CN109372831A (zh) * 2018-11-09 2019-02-22 无锡领胜工业自动化有限公司 一种用于全自动塑管熔接设备的液压单元

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