JP3162598B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3162598B2 JP05478895A JP5478895A JP3162598B2 JP 3162598 B2 JP3162598 B2 JP 3162598B2 JP 05478895 A JP05478895 A JP 05478895A JP 5478895 A JP5478895 A JP 5478895A JP 3162598 B2 JP3162598 B2 JP 3162598B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を使用し
た複写機およびプリンタ等の画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を使用した画像形成装置
は、像担持体である感光体を所定電位に帯電させた後、
この感光体を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像
を現像剤、即ちトナーにて現像し、得られたトナー像を
被転写材である用紙上に転写するものである。この転写
行程後の感光体の表面には転写されずに残ったトナー、
即ち転写残トナーが残留しており、従来の画像形成装置
では、上記の転写残トナーを例えばクリーニングブレー
ドを備えたクリーニング装置によって感光体の表面から
掻き取り、クリーニング装置の廃トナーボックスに回収
している。
【0003】しかしながら、上記の画像形成装置では、
クリーニング装置専用のスペースが必要であり、このこ
とが装置の小型化の妨げとなっている。また、上記の画
像形成装置では、一定量の印字を行うと、上記廃トナー
ボックスが満杯となって、このボックスを交換する手間
が必要であり、さらにこのボックスの交換時にトナーに
より作業者の身体や衣服が汚れ易いといった問題点を有
している。
【0004】そこで、このような問題点を解決するため
に、上記転写行程後にクリーニング装置により転写残ト
ナーを廃トナーボックスに回収しない画像形成プロセ
ス、即ち、クリーニング装置が不要な画像形成プロセス
(以下、クリーナレスプロセスと称する)が特開昭62
−203182号において提案されている。このクリー
ナレスプロセスは、上記転写行程後に、転写残トナーを
掻き乱し、次の画像形成のための帯電および露光行程を
行って静電潜像を形成し、現像装置により静電潜像の現
像と、転写残トナーの回収とを同時に行うものである。
【0005】また、電子写真方式を使用した従来の画像
形成装置では、感光体を所定の電位に帯電させる帯電装
置としてコロナ帯電装置が一般に使用されている。しか
しながら、放電現象を利用する上記コロナ帯電装置は、
高電圧を使用するため、他の周辺装置に電気ノイズを与
えるとともに、放電時に発生する多量のオゾンにより周
囲の人間に不快感を与える、あるいは樹脂部品を劣化さ
せるといった問題点を有している。
【0006】そこで、コロナ帯電装置に代わるものとし
て、導電性の帯電器を感光体に当接させて感光体を帯電
させる接触帯電方式が提案されている。この接触帯電方
式を使用したものとしては、特開平4−20986号に
開示されているように、前記特開昭62−203182
に開示されている転写残トナーの掻き乱し部材を上記接
触型の帯電器として使用したものが知られている。
【0007】このような画像形成装置は、クリーナレス
プロセスとオゾンレス帯電との達成により、装置の小型
化、廃トナーボックスの交換作業不要化、オゾン発生量
の低減、並びに印加電圧の低下によるコストダウンや安
全性向上等、多くの利点を備えることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、接触帯電方
式を使用した画像形成装置では、帯電器が感光体表面と
接触しており、転写残トナーと帯電器が接触する構造で
あるため、帯電器に転写残トナーが付着し易くなってい
る。従って、帯電器は、通常、多量の転写残トナーが蓄
積されており、このトナーは、画像形成装置の各動作状
態による感光体表面と帯電器との電位関係の変化によ
り、帯電器から感光体表面に戻り易くなっている。そし
て、上記の多量のトナー戻りが生じた場合、戻った多量
のトナーによる感光体表面の露光不良や、クリーニング
不良が生じることになる。
【0009】即ち、感光体表面に存在しているトナー量
が少量の場合、露光時には、トナーに対する光の回り込
みにより感光体の露光が可能であるものの、トナー量が
多量である場合、その部分についてはトナーに対する光
の回り込みが生じ難く、トナーにより光が遮られて露光
不良となる。そして、露光不良が生じた場合には、その
部分の電位が低下しないので、現像装置による現像クリ
ーニング時に、露光不良部分のトナーが現像装置に回収
されてしまい、これによって画像における白ぬけが生じ
ることになる。
【0010】この現象を、感光体の表面に帯電器から
の戻りトナーが殆ど存在しない場合、帯電器からの戻
りトナーが多量に存在する場合、帯電器からの戻りト
ナーが極めて多量に存在する場合の3段階に分けて示す
と図28のようになる。尚、同図においては、帯電器通
過後の感光体帯電電位をVb、現像装置に印加される現
像電位をVDB、感光体における露光部電位をVL として
いる。上記の場合には、露光部電位VL1が現像電位V
DBよりも十分低くなっているので、現像が良好に行われ
る。の場合には、露光部電位VL2が現像電位VDBより
も若干低くなっているのみであるから、現像装置からこ
の露光部へのトナーの移動量が少なく、画像濃度が薄く
なる。の場合には、露光部電位VL3があまり低下せ
ず、現像電位VDBよりも高くなっているので、現像装置
から露光部へのトナーの移動が生じないのは勿論、逆
に、露光部から現像装置へのトナーの移動が生じる。こ
の結果、例えば図29に示すように、画像における黒ベ
タ部において、白抜けが生じることになる。これはハー
フトーン部においても同様に生じるものである。
【0011】また、感光体表面に多量の帯電器からの戻
りトナーが存在している場合には、現像装置による現像
クリーニング時に、上記トナーを十分に現像装置側へ回
収することができず、クリーニング不良となる。そし
て、クリーニング不良が生じた場合には、この転写残ト
ナーが画像における本来白地となる部分に存在している
と、図30に示すように、画像汚れとなる。従って、上
記従来の画像形成装置では、良好な画像を得ることがで
きないという問題点を有している。
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の画像形
成装置は、感光性の像担持体と、この像担持体の表面に
接触する接触帯電部材により電荷を付与し、像担持体の
表面を帯電させる帯電手段と、帯電した像担持体の表面
に光を照射して静電潜像を形成する露光手段と、像担持
体の前記静電潜像に現像剤を供給して現像するととも
に、像担持体の表面に残留している現像剤を回収する現
像クリーニング手段と、この現像クリーニング手段の現
像動作により得られた像担持体表面の現像剤像を、電圧
印加手段からの電圧印加により被転写材に転写させる転
写手段と、像形成プロセス中における像担持体と転写手
段との間の転写位置に被転写材が存在するとき、上記接
触帯電部材に印加される電圧とは逆極性の、像担持体表
面の現像剤像を被転写材に転写させるための転写電圧を
転写手段に印加する一方、像形成プロセス中における前
記転写位置に被転写材が存在しないとき、前記転写電圧
とは逆極性の非転写電圧を転写手段に印加する電圧印加
手段とを備え、前記の転写手段が、像担持体と接触する
ように設けられ、転写手段と像担持体との間に配される
被転写材を像担持体に接触させて転写を行うものであ
り、前記の電圧印加手段が、前記の非転写電圧を得るた
めの電源として、前記の帯電手段の帯電専用の電源を使
用することを特徴としている。
【0014】また、請求項2の発明の画像形成装置は、
感光性の像担持体と、この像担持体の表面に接触する接
触帯電部材により電荷を付与し、像担持体の表面を帯電
させる帯電手段と、帯電した像担持体の表面に光を照射
して静電潜像を形成する露光手段と、像担持体の前記静
電潜像に現像剤を供給して現像するとともに、像担持体
の表面に残留している現像剤を回収する現像クリーニン
グ手段と、この現像クリーニング手段の現像動作により
得られた像担持体表面の現像剤像を、電圧印加手段から
の電圧印加により被転写材に転写させる転写手段と、像
形成プロセス中における像担持体と転写手段との間の転
写位置に被転写材が存在するとき、上記接触帯電部材に
印加される電圧とは逆極性の、像担持体表面の現像剤像
を被転写材に転写させるための転写電圧を転写手段に印
加する一方、像形成プロセス中における前記転写位置に
被転写材が存在しないとき、前記転写電圧とは逆極性の
非転写電圧を転写手段に印加する電圧印加手段とを備
え、前記の転写手段が、像担持体と接触するように設け
られ、転写手段と像担持体との間に配される被転写材を
像担持体に接触させて転写を行うものであり、前記の電
圧印加手段が、前記の非転写電圧を得るための電源とし
て、前記の現像クリーニング手段の現像バイアス専用の
電源を使用することを特徴としている。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また、請求項3の発明の画像形成装置は
記の接触帯電部材が、像担持体表面と接触しながら一
方向へ回転するロール状の導電性ブラシを有するブラシ
帯電部材からなり、このブラシ帯電部材が、導電性繊維
が立設された帯状ブラシを心材に巻き付けて形成され、
前記導電性繊維が、ブラシ帯電部材の回転方向とは反対
の方向に傾斜していることを特徴としている。
【0019】また、請求項4の発明の画像形成装置は、
前記接触帯電部材に印加される電圧が振動電圧であり、
この振動電圧のピーク間電圧が、像担持体と接触帯電部
材との間の放電開始電圧の2倍未満に設定されているこ
とを特徴としている。
【0020】
【作用】請求項1の構成によれば、像形成プロセス中に
おける像担持体と転写手段との間の転写位置に被転写材
が存在するときには、接触帯電部材に印加される電圧と
は逆極性の、像担持体表面の現像剤像を被転写材に転写
させるための転写電圧が転写手段に印加される。これに
より、像担持体に形成された現像剤像は、被転写材に適
切に転写される。
【0021】
【0022】像形成プロセス中における前記転写位置に
被転写材が存在しないときには、転写電圧とは逆極性
非転写電圧が転写手段に印加される。これにより、転
位置を通過した像担持体領域の帯電電位の低下を抑制す
ることができ、この像担持体領域が接触帯電部材の位置
を通過するときに、接触帯電部材に蓄積されている転写
残現像剤の像担持体への戻りを抑制することができる。
従って、接触帯電部材から像担持体への多量の現像剤戻
りが生じることによる画像汚れや画像の白抜け等の発生
を防止することができる。
【0023】
【0024】
【0025】請求項1および2の構成によれば、転写手
段として、像担持体と接触するように設けられ、転写手
段と像担持体との間に配される被転写材を像担持体に接
触させて転写を行うもの、即ち接触転写方式のものを使
用しているので、転写電圧とは逆極性の非転写電圧を転
写手段に印加するための電源として、現像バイアス専用
の電源あるいは帯電手段の帯電専用の電源を使用するこ
とができる。即ち、接触転写方式の転写手段の場合に
は、コロトロンの場合と異なり、使用電圧範囲が前記現
像バイアス専用の電源あるいは帯電手段の帯電専用の電
源の電圧とほぼ一致する。従って、非転写電圧専用の電
源が不要となり、構成の簡略化によるコストダウンが可
能である。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】請求項3の構成によれば、接触帯電部材は
ロール状の導電性ブラシを有するブラシ帯電部材からな
り、このブラシ帯電部材は導電性繊維が立設された帯状
ブラシを心材に巻き付けて形成され、前記導電性繊維が
ブラシ帯電部材の回転方向とは反対の方向に傾斜してい
るので、前記帯状ブラシの巻き目が導電性繊維により覆
い隠されるため、ブラシ帯電部材の外表面における導電
性繊維の密度がほぼ均一となる。これにより、像担持体
を均一に帯電することができ、導電性繊維の密度が不均
一である場合に生じる筋模様等の画像欠陥を防止するこ
とができる。
【0032】請求項4の構成によれば、像担持体を帯電
させるための振動電圧のピーク間電圧が、像担持体と接
触帯電部材との間の放電開始電圧の2倍未満に設定され
ているので、像担持体の帯電電位のリップルを抑制する
ことことができ、このリップルによる画像欠陥の発生を
抑制することができる。
【0033】即ち、像担持体の帯電に振動電圧を使用す
ると、均一帯電する上において有効であることは従来知
られている。そこで、本願発明者らは、さらに像担持体
の均一帯電性を改善するための上記振動電圧と、像担持
体と接触帯電部材との間の放電開始電圧との関係につい
て研究し、振動電圧のピーク間電圧を、像担持体と接触
帯電部材との間の放電開始電圧の2倍未満に設定した場
合に像担持体の帯電電位のリップルを抑制することがで
きるという結果を得た。このような構成により、本画像
形成装置では、上記リップルによる画像欠陥の発生を抑
制することができる。
【0034】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例を図1ないし図6に基づ
いて以下に説明する。本実施例の画像形成装置は図2に
示す構造となっている。同図に示すように、画像形成装
置はほぼ中央部に像担持体である感光体ドラム1を有
し、この感光体ドラム1の周りに、接触帯電部材および
ブラシ帯電部材としてのブラシ帯電器2、露光手段とし
ての露光装置3、現像クリーニング手段としての現像装
置4および転写手段としての転写器5を有している。上
記感光体ドラム1は、図示しない駆動機構に駆動されて
定速回転する。
【0035】ブラシ帯電器2は感光体ドラム1の表面と
接触して、この表面を所定電位に帯電させるものであ
る。ブラシ帯電器2は、図3に示すように、感光体ドラ
ム1の軸方向に延びた導電性基板2b、および導電性繊
維により形成されたブラシ部2aからなる。このブラシ
部2aは、レーヨンにカーボンを分散させ、カーボン量
を調整してその抵抗値を所望の値に調整した繊維からな
る。このブラシ部2a、即ち繊維は、直接導電性基板2
bに植毛されるか、あるいは一旦導電性繊維布に植毛さ
れ、この導電性繊維布を導電性基板2bに貼着すること
により導電性基板2bに設けられている。本実施例にお
いて、ブラシ帯電器2は、ブラシ部2aの繊維長が5mm
に設定され、このブラシ部2aが感光体ドラム1の表面
に食込み量1mmで接している。
【0036】露光装置3は、例えば半導体レーザを備
え、そのレーザ光により、所定電位に帯電されている感
光体ドラム1の表面を露光し、静電潜像を形成するもの
である。
【0037】現像装置4は、上記静電潜像を現像剤、即
ちトナーにより現像してトナー像を形成するものであ
る。現像装置4は、現像ローラ4a、ドクターブレード
4b、供給ローラ4c、トナー充填部4dおよび撹拌ロ
ーラ4eを有している。現像ローラ4aは上記静電潜像
にトナーを供給するものであり、ドクターブレード4b
は現像ローラ4a表面のトナー層の厚さを規制するもの
である。供給ローラ4cは現像剤を現像ローラ4aに供
給するものであり、撹拌ローラ4eはトナー充填部4d
のトナーを撹拌するものである。上記トナー充填部4d
には1成分現像剤が充填されており、この現像剤、即ち
トナーは撹拌ローラ4eに撹拌されて帯電する。尚、本
画像形成装置は反転現像方式となっており、トナーの帯
電極性は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性である。
【0038】転写器5は、コロトロンからなり、現像装
置4により形成された感光体ドラム1表面のトナー像を
用紙上に転写するものである。この転写動作を行うため
に、転写器5にはトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印
加される。
【0039】図2における現像装置4の右側方には、被
転写材としての用紙を収容する用紙カセット6が設けら
れている。この用紙カセット6内の用紙は、給紙ローラ
7により送り出され、搬送ローラ8・9により搬送され
る。搬送ローラ9による用紙搬送方向には、用紙を所定
のタイミングで感光体ドラム1と転写器5との間に送り
出すためのペーパーストップローラ(PSローラ)10
が設けられている。このPSローラ10の位置には、P
Sローラ10への用紙の到達を検出するペーパーインセ
ンサ(Pinセンサ)11が設けられている。
【0040】図2における感光体ドラム1の左側方には
定着装置12が設けられている。この定着装置12は、
内部にヒータ12cを備えたヒートローラ12aと、こ
のヒートローラ12aに圧接する圧力ローラ12bから
なり、用紙上のトナー像を用紙に定着させるものであ
る。定着装置12で処理された用紙は、搬送ローラ13
および排紙ローラ14により搬送されて、排紙部15に
排出される。排紙部15は用紙を保持するためのスタッ
クガイド16を備えている。
【0041】感光体ドラム1の下方には、制御手段とし
てのエンジンコントローラ17およびコントローラ18
が設けられている。このコントローラ18は、例えば、
図示しないホストコンピュータと接続され、このホスト
コンピュータから送信された画像データを画像形成する
ためのデータに処理し、露光装置3に与えるようになっ
ている。エンジンコントローラ17は、コントローラ1
8からの信号に基づいて、画像形成が行われるように各
手段を制御する。
【0042】また、図1に示すように、上記ブラシ帯電
器2には、帯電用電源21より感光体ドラム1帯電用の
負電圧が印加され、現像装置4の現像ローラ4aには、
現像用電源22より現像バイアス用の負電圧が印加さ
れ、転写器5には、転写器用電源23から正電圧が印加
されるようになっている。帯電用電源21は、ブラシ帯
電器2と共に帯電手段を構成している。転写器用電源2
3は、相対的に高い電圧である正の転写電圧23a、ま
たはこの転写電圧よりも低い正の非転写電圧23bを出
力可能である。
【0043】上記の転写電圧23aは、感光体ドラム1
表面に形成されたトナー像を用紙に転写させるための電
圧、即ち通常の転写電圧である。一方、非転写電圧23
bは、転写器5と感光体ドラム1との間に用紙が無いと
きにこの非転写電圧23bを印加した場合に感光体ドラ
ム1が帯電される電位が、転写器5と感光体ドラム1と
の間に用紙があるときに転写電圧23aを印加した場合
に感光体ドラム1が帯電される電位と同程度となるよう
な電圧である。
【0044】転写器用電源23における出力電圧の切り
換えは、エンジンコントローラ17により構成される切
換えスイッチ24にて行われる。この切換えスイッチ2
4は転写器用電源23と共に電圧印加手段を構成してい
る。尚、エンジンコントローラ17は、各電源21〜2
3からそれらと対応する手段への電圧印加のon/of
fも制御する。
【0045】上記の構成において、先ず、本画像形成装
置での画像形成動作の概略を説明する。画像形成の際に
は、先ず、感光体ドラム1が回転し、その表面がブラシ
帯電器2により一様に帯電される。次に、露光装置3か
らの光照射により感光体ドラム1の表面が露光される。
このとき、光が照射された部分は電位が大きく低下する
ので、感光体ドラム1の表面に静電潜像が得られる。こ
の静電潜像は現像装置4により現像される。即ち、現像
装置4の現像ローラ4aから供給される感光体ドラム1
表面と同極性のトナーが感光体ドラム1の表面における
電位の低下部分に付着し、トナー像が形成される。
【0046】一方、用紙カセット6に収容されている用
紙は、給紙ローラ7により送り出され、搬送ローラ8・
9により搬送されてPSローラ10に達し、PSローラ
10を構成するローラに挟み込まれた状態となる。この
状態は用紙の先端部がPinセンサ11に当接すること
により検出される。
【0047】次に、PSローラ10が回転し、用紙が感
光体ドラム1と転写器5との間に送り出される。このと
き、転写器5には転写器用電源23より正の転写電圧2
3aが印加される。従って、負極性のトナー、即ちトナ
ー像が用紙に転写される。
【0048】トナー像が転写された用紙は定着装置12
に送られ、ここで用紙上のトナーが用紙に熱圧着され
る。このようにトナー像を定着させた用紙は、搬送ロー
ラ13および排紙ローラ14により排紙部15に送られ
る。
【0049】また、転写が終了した感光体ドラム1の表
面は、ブラシ帯電器2に達すると再び所定電位に帯電さ
れる。そして、さらに画像形成が行われる場合には、露
光装置3による露光が行われ、感光体ドラム1の表面に
再び静電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置4に
より現像される。
【0050】このとき、現像前に感光体ドラム1の表面
に残留している転写残トナーのうち、感光体ドラム1表
面における露光により電位が低下していない部分のトナ
ーは、その部分の電位が現像装置側の電位よりも高い
(絶対値で)ので、現像装置4側に移動し、現像装置4
に回収される。一方、露光により電位が低下した部分の
トナーは、その部分の電位が現像装置側の電位よりも低
い(絶対値で)ので、現像装置4側には移動せず、その
部分に現像装置4側から移動してくる他のトナーと共に
トナー像を形成するものとなる。以下、同様にして画像
形成動作が進行する。
【0051】次に、上記画像形成の際のプロセスタイミ
ングを図4により説明する。同図は、ブラシ帯電器2お
よび現像装置4への電圧印加のon/off、露光装置
3のon/off、感光体ドラム1の回転/停止、並び
にPinセンサ11のon/offの各タイミングと転
写器5への電圧印加のタイミングとの関係を示したもの
である。
【0052】また、図5に示すように、本画像形成装置
の感光体ドラム1における各プロセス間の移動時間は、
帯電−露光間が約0.5秒、露光−現像間が0.5秒、現像
−転写間が約1秒、転写−帯電間が約1秒である。ま
た、Pinセンサ11から転写位置までの用紙の移動時
間は2秒である。
【0053】図4に示すように、画像形成の際には、先
ず、感光体ドラム1の回転と、ブラシ帯電器2への電圧
印加がほぼ同時期に開始される。次に、給紙が行われて
Pinセンサ11がonとなる。この後、2秒後に用紙
が転写位置に到達する。このとき、感光体ドラム1のト
ナー像の先端が転写位置に存在するように、Pinセン
サ11がonとなった0.5秒後に露光動作が開始され
る。
【0054】次に、露光動作開始後遅くとも0.5秒以内
に現像バイアスがonとなる。この後、さらに1秒遅れ
て、つまりPinセンサ11がonしてから2秒後に、
転写器5に感光体ドラム1のトナー像を用紙に転写させ
るための前記転写電圧23aが印加される。このときに
は、当然ながら転写位置に用紙が存在している。このよ
うにして1回目の画像形成が終了する。
【0055】次に、連続して2回目の画像形成が行われ
る場合には、Pinセンサ11がoffとなってから2
秒後に、即ち用紙が転写位置を通過した後、転写器印加
電圧が転写電圧23aよりも低い(絶対値で)非転写電
圧23bに切り換えられる。この後には数秒間、用紙が
ない状態であるいわゆる紙間の状態が続き、転写器印加
電圧は、非転写電圧23bのままである。
【0056】その後、次の画像形成が開始されると、再
びPinセンサ11がonとなり、その2秒後に転写器
印加電圧は再び転写電圧23aに切り換えられる。
【0057】上記のようなプロセスタイミングにより、
用紙が無いときに転写位置を通過した感光体領域は、用
紙が存在して転写電圧23aが印加されたとき、即ち転
写動作が行われたときと同程度の電位に帯電されること
になる。従って、上記感光体領域がブラシ帯電器2に到
達したときには、ブラシ帯電器2からのトナーの戻りが
増加しない。これにより、連続の画像形成時における画
像の汚れ、および画像における白抜けの発生を防止する
ことができる。次に、この機能が生じる原理について説
明する。
【0058】転写器5による転写の際には、用紙に転写
されずに感光体ドラム1の表面に残留するトナー、即ち
転写残トナーが僅かながら発生する。この転写残トナー
はブラシ帯電器2に付着して蓄積される。尚、ブラシ帯
電器2に蓄積される転写残トナーを調べたところ、殆ど
が感光体ドラム1の帯電電位と同極性のものであった。
また、この転写残トナーの蓄積は、接触帯電器が樹脂系
やゴム系のローラ型である場合よりもブラシ状の上記ブ
ラシ帯電器2である場合の方が顕著であった。
【0059】一方、ブラシ帯電器2を通過する前の感光
体ドラム1表面の帯電電位とブラシ帯電器2への印加電
圧との関係は、図6のようになる。即ち、この関係は、
帯電用電源21からブラシ帯電器2への帯電印加電圧を
Va、用紙が転写位置に存在したときのブラシ帯電器2
通過前の感光体ドラム1の帯電電位をVo1 、用紙が転
写位置に存在しなかったときのブラシ帯電器2通過前の
感光体ドラム1の帯電電位をVo2 とすると、仮に転写
器5に一律に転写電圧23aが印加されてものとする
と、用紙の存在の有無により |Va−Vo1 |<|Va−Vo2 | となる。この関係から、感光体ドラム1の帯電電位と同
極性であり、ブラシ帯電器2に付着している転写残トナ
ーは、用紙が無いときに転写位置を通過した感光体領域
が帯電位置を通過するときに、ブラシ帯電器2側からこ
の感光体領域側への引き付け力を強く受けるために、ブ
ラシ帯電器2から感光体ドラム1表面に多量に戻ること
になる。このようなトナーの戻りが多量に生じた場合、
先述のように、用紙への転写画像における白抜けや、画
像汚れが生じることになる。
【0060】これに対し、本画像形成装置では、画像形
成プロセス中において、転写器5と感光体ドラム1との
間に用紙が存在しているときに、通常の転写電圧23a
を転写器5に印加する一方、転写器5と感光体ドラム1
との間に用紙が存在していないときに、非転写電圧23
bを印加している。従って、転写器5を通過した感光体
ドラム1は、転写器5と感光体ドラム1との間に用紙が
無いときでも用紙があるときと同程度の電位(図6に示
すVo2 ´)に帯電される。これにより、ブラシ帯電器
2から感光体ドラム1へのトナーの戻りが抑制され、ト
ナー戻りによる用紙上の画像の汚れ、および画像におけ
る白抜けの発生を防止することができる。
【0061】尚、本実施例においては、転写器5と感光
体ドラム1との間に用紙が無いときに非転写電圧23b
を印加した場合の感光体ドラム1の帯電電位と、転写器
5と感光体ドラム1との間に用紙があるときに転写電圧
23aを印加した場合の感光体ドラム1の帯電電位とが
同程度となるように、非転写電圧23bを設定してい
る。しかしながら、上記非転写電圧23bは、少なくと
も転写電圧23aよりも低い電圧(絶対値で)に設定す
るれば、これによって、ブラシ帯電器2から感光体ドラ
ム1へのトナーの戻りを減少させることができる。
【0062】〔実施例2〕本発明の他の実施例を図7お
よび図8に基づいて、以下に説明する。尚、説明の便宜
上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を有する手
段には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0063】本実施例の画像形成装置は、図7に示すよ
うに、図1に示したコロトロンからなる転写器5に代え
て、感光体ドラム1と接触する転写手段としての接触型
転写器31を備えている。この接触型転写器31として
は、ローラ状のものあるいはブラシ状のもの等を採用す
ることができる。この接触型転写器31は、コロトロン
からなる転写器5と比較して、一般にトナーの転写効率
が良好であるため、転写残トナーを少なくすること、即
ちブラシ帯電器2に付着するトナーを少なくすることが
できる。従って、接触型転写器31は、クリーナレス方
式を採用する本画像形成装置にとって非常に有効であ
る。
【0064】上記の接触型転写器31には、切換えスイ
ッチ24を介して転写器用電源32が接続されている。
これら切換えスイッチ24および転写器用電源32は電
圧印加手段を構成している。転写器用電源32は、感光
体ドラム1表面に形成されたトナー像を用紙に転写させ
るための正の転写電圧を接触型転写器31に供給するた
めのものである。上記の切換えスイッチ24は、画像形
成動作中において、感光体ドラム1と接触型転写器31
との間に用紙が有るときに、同図に実線で示すように、
転写器用電源32から接触型転写器31に所定の転写電
圧が印加されるように切り換える一方、感光体ドラム1
と接触型転写器31との間に用紙が無いときに、二点鎖
線で示すように、接触型転写器31への印加電圧が0V
となるように切り換えるものである。本実施例では、接
触型転写器31への印加電圧を0Vとするために、接触
型転写器31を接地している。
【0065】このような構成によれば、接触型転写器3
1と感光体ドラム1との間に用紙がないときには、感光
体ドラム1に対してブラシ帯電器2に保持されているト
ナーとは逆極性である正極性の電荷が付与されることが
なく、ブラシ帯電器2から感光体ドラム1への転写残ト
ナーの戻りを抑制することができる。これにより、実施
例1に示した画像形成装置と同様、上記トナー戻りによ
る用紙上の画像の汚れ、および画像における白抜けの発
生を防止することができる。
【0066】また、本画像形成装置では、接触型転写器
31と感光体ドラム1との間に用紙がないときに、転写
器用電源32の電圧を低くするのではなく、0Vとして
いるので、専用の電源が不要となり、図1に示した構成
と比較して、構成を簡略化し、コストダウンを図ること
ができる。
【0067】尚、本実施例においては、接触型転写器3
1の印加電圧を0Vとするために、接触型転写器31を
接地する構成としているが、図8に二点鎖線で示すよう
に、接触型転写器31をフローティング状態とする構成
としてもよい。このように、接触型転写器31をフロー
ティング状態とする構成は、上記接地する構成と比較し
て、接触型転写器31を通じての感光体ドラム1からの
電荷の逃げがないため、感光体ドラム1の電位の低下が
少なく、本画像形成装置においては好ましい。
【0068】また、上記のように、接触型転写器31と
感光体ドラム1との間に用紙がないときに、接触型転写
器31への印加電圧を0Vとする構成は、接触型転写器
31を使用する場合だけでなく、図1に示したコロトロ
ンからなる転写器5を使用する場合にも適用可能であ
る。
【0069】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例を
図9および図10に基づいて、以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
【0070】本実施例の画像形成装置は、図9に示すよ
うに、画像形成動作中において、感光体ドラム1と接触
型転写器31との間に用紙が有るとき、同図に実線で示
すように、転写器用電源32から接触型転写器31に正
の転写電圧を印加する一方、感光体ドラム1と接触型転
写器31との間に用紙が無いとき、二点鎖線で示すよう
に、帯電用電源21から接触型転写器31に、転写電圧
とは逆極性である負の電圧を印加するようになってい
る。また、この負の電圧を得るために、本実施例では、
帯電用電源21を利用している。従って、本実施例にお
いては、帯電用電源21、転写器用電源32および切換
えスイッチ24により電圧印加手段が構成されている。
【0071】このような構成によれば、接触型転写器3
1と感光体ドラム1との間に用紙がないときには、感光
体ドラム1に対してブラシ帯電器2に保持されているト
ナーとは逆極性である正極性の電荷が付与されることが
なく、ブラシ帯電器2から感光体ドラム1への転写残ト
ナーの戻りをさらに確実に抑制することができる。これ
により、実施例1に示した画像形成装置と同様、上記ト
ナー戻りによる用紙上の画像の汚れ、および画像におけ
る白抜けの発生を防止することができる。
【0072】また、本画像形成装置では、接触型転写器
31と感光体ドラム1との間に用紙がないときに、転写
器用電源32の電圧を低くするのではなく、帯電用電源
21から得られる、転写電圧とは逆極性の電圧を接触型
転写器31に印加するようにしているので、新たに電源
を用意する必要がなく、図1に示した構成と比較して、
構成を簡略化することができる。この結果、コストダウ
ンが可能である。
【0073】尚、本実施例においては、接触型転写器3
1へ転写電圧とは逆極性の電圧を印加するために帯電用
電源21を利用しているが、図10に示すように、現像
用電源22を利用してもよい。この場合には、現像用電
源22、転写器用電源32および切換えスイッチ24に
より電圧印加手段が構成される。
【0074】また、接触型転写器31に印加する転写電
圧とは逆極性の電圧は、この逆極性電圧によって帯電さ
れる感光体ドラム1の帯電電位が、ブラシ帯電器2によ
る帯電電位を越えないように設定するされることが望ま
しい。これは、接触型転写器31による感光体ドラム1
の帯電電位がブラシ帯電器2による帯電電位を越えてし
まった場合、これを修正することができず、帯電電位が
不均一になる場合があるためである。
【0075】また、上記のように、接触型転写器31へ
転写電圧とは逆極性の電圧を印加するために帯電用電源
21あるいは現像用電源22を利用可能であるのは、本
画像形成装置が接触型転写器31を使用していることに
よる。即ち、仮にコロトロンからなる転写器5を使用し
ている場合、この転写器5により安定して電荷を供給す
るためには数kVの電圧が必要である。このため、この
電圧よりも出力電圧がかなり低い帯電用電源21あるい
は現像用電源22を転写器5に供給しても、安定して電
荷を供給することができず、却ってブラシ帯電器2によ
る帯電前の感光体ドラム1の電位分布が不均一にとな
り、帯電むらの原因になると考えられる。これに対し、
接触型転写器31を使用した場合には、接触型転写器3
1が大きな電圧を必要としないため、即ち接触型転写器
31で必要な逆極性電圧の範囲が帯電用電源21および
現像用電源22の電圧とほぼ一致するため、帯電用電源
21あるいは現像用電源22を使用可能となる。
【0076】〔実施例4〕本発明のさらに他の実施例を
図11ないし図18に基づいて、以下に説明する。尚、
説明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能
を有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略
する。
【0077】本実施例の画像形成装置は、図11に示す
ように、図1に示したブラシ帯電器2に帯電印加電圧を
供給する帯電用電源21に代えて、帯電用電源41を備
えている。この帯電用電源41は振動電圧を出力するも
のであり、ブラシ帯電器2と共に帯電手段を構成してい
る。本実施例において、上記振動電圧は、直流電圧:−
950Vに、ピーク間電圧Vpp:−700Vの交流電
圧が重畳されたものとなっている。交流電圧の波形は、
サイン波、三角波あるいはパルス波等でよく、特に限定
されない。
【0078】このように、振動電圧を出力する帯電用電
源41を使用した場合には、感光体ドラム1表面の均一
帯電性が向上し、良好な画質の画像を得ることができ
る。
【0079】即ち、直流電圧のみで感光体ドラム1を帯
電させる場合には、電荷の移動方向が一方向のみとなる
ため、感光体ドラム1を均一帯電し難い場合がある。こ
の場合、帯電器が固定型のブラシ帯電器2であるときに
は、特にハーフトーン画像において、図12(a)に示
すように、帯電の不均一により画像上に用紙搬送方向に
走る筋模様状の画像欠陥が生じ、帯電器が回転するロー
ル状ブラシの場合には、図12(b)に示すように、引
っ掻き傷状の画像欠陥が生じ易い。
【0080】これに対し、本画像形成装置のように、帯
電用電源41によりブラシ帯電器2に振動電圧を印加し
た場合には、ブラシ帯電器2と感光体ドラム1との間に
おいて電荷のやり取りが盛んになるため、感光体ドラム
1帯電電位の均一性が向上し、良好な画質の画像を得る
ことができる。特に、クリーナレスプロセスを採用した
画像形成装置においては、ブラシ帯電器2に直流電圧の
みを印加した場合、感光体ドラム1とブラシ帯電器2と
の間に転写残トナーが介在することにより、帯電過多と
いった帯電不良を生じ易くなっている。従って、このよ
うな装置において、ブラシ帯電器2に振動電圧を印加す
ることは、感光体ドラム1を均一帯電させる上において
非常に有効である。
【0081】また、振動電圧のピーク間電圧は、電圧値
を振動させる上で、ある程度の大きさであることが好ま
しいものの、大き過ぎると画像上に振動電圧の周波数に
基づくピッチにて横方向の黒筋模様が現れる。この現象
の発生と上記ピーク間電圧との関係を調べたところ、上
記現象は、ピーク間電圧がブラシ帯電器2から感光体ド
ラム1表面への放電開始電圧の2倍以上の電圧となった
ときに顕著であった。尚、上記放電開始電圧は、ブラシ
帯電器2および感光体ドラム1の特性、並びにこれを囲
む雰囲気によって決まるものであり、本実施例において
−450Vである。
【0082】上記の黒筋模様の発生の有無は、以下の理
由によるものと考えられる。本画像形成装置のように、
振動電圧のピーク間電圧Vppがブラシ帯電器2から感
光体ドラム1表面への放電開始電圧Vthの2倍未満で
ある場合でも、図13に示すように、感光体帯電電位V
spは、振動電圧Vcの交流成分の影響によりある程度
のリップルを有する。このリップル発生のメカニズム
は、ブラシ帯電器2から感光体ドラム1への電荷注入に
よるものと考えられる。このようにピーク間電圧Vpp
が放電開始電圧Vthの2倍未満である場合には、感光
体帯電電位Vspにリップルが生じるものの、このリッ
プルは感光体ドラム1への電荷注入のみによるものであ
るから、その値が小さく、画質には殆ど影響しないもの
である。
【0083】尚、本実施例においては、上記振動電圧
(直流電圧VDC:−950V、ピーク間電圧Vpp:7
00V)をブラシ帯電器2に印加しており、感光体帯電
電位Vspの平均値が約−850V、リップルが50〜
60Vであった。
【0084】一方、ピーク間電圧Vppが放電開始電圧
Vthの2倍以上である場合には、ピーク間電圧Vpp
が放電開始電圧Vthの2倍未満である場合よりも感光
体帯電電位Vspのリップルがさらに大きくなり、この
リップルにより画像に黒筋模様が生じることになる。
【0085】即ち、接触帯電方式により帯電器に振動電
圧を印加する考え方は特公平3−52058号に開示さ
れている。これによれば、ピーク間電圧Vppが大きく
なると交流電圧による帯電電位のリップル発生に放電現
象が関与するようになり、この放電現象による帯電電位
の変化は、最大で|Vpp−2Vth|となる。上記公
報では、このような電位リップルは、感光体と帯電器と
が離れて行く領域(離間領域)にて放電開始電圧が大き
くなるため、上記|Vpp−2Vth|の値が0に近づ
くことにより解消され、感光体帯電電位Vspが均一に
なると説明されている。
【0086】しかしながら、このようなメカニズムが働
くのは、帯電器がブラシ状ではなくてローラ状の場合で
ある。即ち、帯電器が、帯状でなくロール状であって
も、ブラシ状である場合には、上記離間領域での放電現
象による感光体帯電電位Vspの均一化が十分に行われ
ないことが、実験により分かった。このため、ブラシ状
帯電器を使用した場合、感光体ドラム1には、放電によ
り生じたリップル(Vpp−2Vth)がそのまま残っ
た領域が存在することになる。さらに、このリップル
に、上記のVpp<2Vthの場合にも生じた電荷注入
によるリップルも加わるため、感光体帯電電位Vsp
は、図14に示すように、全体としてかなり大きなリッ
プルを有するものとなる。
【0087】このようなリップルの発生を確認するた
め、本実施例の図11に示した構成を使用し、ピーク間
電圧Vpp:1500V、直流電圧VDC:−850Vの
振動電圧をブラシ帯電器2に与えて画像形成を行った。
その結果、感光体帯電電位Vspの平均値は−850V
となり、このときのリップルの振幅は約600Vにもな
った。これは、|Vpp−2Vth|≒600Vにほぼ
近い値である。
【0088】次に、Vpp<2Vthとした場合とVp
p≧2Vthとした場合との実際の画像を調べた結果に
ついて説明する。このときのプロセス条件は、現像電位
DBを−500Vとし、反転現像方式とした。
【0089】Vpp<2Vthの場合(本実施例) ピーク間電圧Vpp :700V 直流電圧VDC :−950V 感光体帯電電位Vsp(平均値):−850V この場合、各電圧等の関係は、図13に示すものとな
る。尚、Vcは振動電圧である。文字画像では、図15
(a)に示すように、白地のかぶり(黒よごれ)が殆ど
なかった。また、ハーフトーン画像では、図16(a)
に示すように、濃度むらが実際の使用上、殆ど問題にな
らない程度であった。
【0090】Vpp≧2Vthの場合(比較例) ピーク間電圧Vpp :1500V 直流電圧VDC :−850V 感光体帯電電位Vsp(平均値):−850V この場合、各電圧等の関係は、図14に示すものとな
り、感光体帯電電位Vspが現像電位VDBとほぼ同じに
なる時が存在する。文字画像では、図15(b)に示す
ように、一部の領域で白地のかぶりが生じた。また、ハ
ーフトーン画像では、図16(b)に示すように、感光
体帯電電位Vspのリップルの影響により、濃度むらが
非常に目立つものとなった。
【0091】また、ピーク間電圧Vppと感光体帯電電
位Vspのリップルとの関係について調べたところ、図
17に示す結果が得られた。同図において、Vpp<2
Vthの領域では、感光体帯電電位Vspのリップルの
大きさが急激に大きくなっている。このことから、実際
の使用を考えた場合、電源の出力ばらつき(10%程
度)により、感光体帯電電位Vspのリップルを大きく
させないためにも、Vpp<2Vthの範囲での使用が
望ましい。
【0092】また、ブラシ帯電器2への印加電圧は、交
流電圧を重畳させることにより、基本的に感光体帯電電
位Vspの均一化機能を備えることができるものの、ピ
ーク間電圧Vppは、100V以上であることが望まし
く、さらには400〜500V以上であることが望まし
い。この400〜500Vという値は、本実施例におけ
る放電開始電圧とほぼ同等の値である。この理由につい
ては以下のように考えられる。
【0093】一般に、接触帯電のメカニズムは、微少空
間での放電現象と、電荷注入であるが、感光体帯電電位
Vspの大部分を形成するのは、図18に示すように、
放電現象である。ブラシ帯電器2に印加する振動電圧、
即ち帯電印加電圧Vapの最大値Vap(max) は、直流
電圧VDCおよびピーク間電圧Vppより、 Vap(max) =VDC+0.5Vpp となる。また、放電により生じる感光体ドラム1の帯電
電位Vsp(d) は、 Vsp(d) =Vap(max) −Vth =VDC+0.5Vpp−Vth となる。この値よりも帯電印加電圧Vapの最小値Va
p(min) が小さくなると、感光体ドラム1からブラシ帯
電器2への電荷の移動が起こることになる。
【0094】Vap(min) =VDC−0.5Vpp であるから、Vsp(d) >Vap(min) を満たすには、 Vpp>Vth となる。この条件であれば、感光体ドラム1−ブラシ帯
電器2間での電荷のやり取りが盛んに行われるため、感
光体帯電電位Vspの均一化に有効である。
【0095】尚、上記のように、Vpp>100Vでも
良いと説明しているが、このように小さいVppであっ
ても、異常放電や電荷注入により感光体帯電電位Vsp
が急激に上昇したときには、感光体ドラム1からブラシ
帯電器2への電荷の逆移動が起こり、同様に感光体帯電
電位Vspの均一化作用を備えることができる。
【0096】尚、本実施例の構成は、図11に示した画
像形成装置ばかりでなく、図1、図7ないし図10に示
した画像形成装置に対し、同様に適用可能である。
【0097】〔実施例5〕本発明のさらに他の実施例を
図1、並びに図19ないし図21に基づいて、以下に説
明する。尚、説明の便宜上、前記の実施例に示した手段
と同一の機能を有する手段には同一の符号を付記し、そ
の説明を省略する。
【0098】本実施例の画像形成装置は、図1に示すよ
うに、実施例1の画像形成装置と同様の各手段を備えて
いるものの、画像形成のプロセスタイミングのみ、実施
例1の画像形成装置と異なるものとなっている。本画像
形成装置のプロセスタイミングを図19に示す。同図
は、ブラシ帯電器2および現像装置4への電圧印加のo
n/off、露光装置3のon/off、感光体ドラム
1の回転/停止、並びにPinセンサ11のon/of
fの各タイミングと転写器5への電圧印加のタイミング
との関係を示したものである。
【0099】図19に示すように、本画像形成装置で
は、先ず、感光体ドラム1の回転と、ブラシ帯電器2へ
の電圧印加がほぼ同時期に開始され、感光体ドラム1の
回転開始前にブラシ帯電器2と接触していた感光体領域
が現像装置4を通過してから、即ち前回転プロセスを経
てから、画像形成を開始するように設定している。これ
により、本画像形成装置では1枚目の画像形成から良好
な画像を得ることができるようになっている。以下のこ
の原理について説明する。尚、上記前回転プロセス以後
の動作は、図4に示した実施例1の画像形成装置と同様
である。このような制御はエンジンコントローラ17に
て行われる。
【0100】感光体ドラム1の回転開始前にブラシ帯電
器2と接触していた感光体領域には、電気的な力および
機械的な力の作用により、ブラシ帯電器2に付着してい
たトナーが感光体ドラム1の表面に多量に戻っている。
ここで機械的な力とは、例えばブラシ帯電器2に加わる
振動や衝撃等である。また、電気的な力とは、以下に示
すものである。
【0101】即ち、ブラシ帯電器2の位置を通過する感
光体ドラム1の帯電電位とブラシ帯電器2への印加電圧
との関係は、図20のようになる。この関係は、帯電用
電源21からブラシ帯電器2への帯電印加電圧をVa、
用紙が転写位置に存在したときのブラシ帯電器2通過前
の感光体ドラム1の帯電電位をVo1 、画像形成プロセ
スの立ち上がり時に、ブラシ帯電器2を未通過の感光体
領域の帯電電位をVo3 とすると、 |Va−Vo1 |<|Va−Vo3 | となる。この関係から、感光体ドラム1の帯電電位と同
極性であり、ブラシ帯電器2に付着している転写残トナ
ーは、上記立ち上がり時にブラシ帯電器2を未通過の感
光体領域において、ブラシ帯電器2から感光体ドラム1
側へ引きつけられる力が強くなり、感光体ドラム1へ戻
ることになる。
【0102】この状態で画像形成を開始すると、上記戻
りトナーが原因となって、露光不良による画像の白抜
け、および画像汚れが発生することになる。そこで、本
画像形成装置では、感光体ドラム1の回転開始前にブラ
シ帯電器2と接触していた感光体領域が現像装置4を通
過してから、即ち前回転プロセスにより上記戻りトナー
を現像装置4に回収してから、画像形成を開始してい
る。
【0103】上記の前回転プロセスを行うことにより、
感光体ドラム1表面の戻りトナーは、現像装置4にてほ
ぼ回収され、露光不良による画像の白抜け、および画像
汚れが防止される。これにより、1枚目の画像形成か
ら、良好な画像を得ることができる。
【0104】また、ブラシ帯電器2には画像形成装置の
長期使用により、転写残トナーが多量に蓄積された状態
となる。このような状態では、画像形成終了後に長時間
放置しておくと、ブラシ帯電器2から感光体ドラム1へ
のトナーの戻り量が増大するため、画像形成動作の立ち
上がり時にブラシ帯電器2と接触している感光体領域へ
のトナー付着量が多量となる。このような場合には、ブ
ラシ帯電器2と接触していた感光体領域が現像装置4を
1回通過するだけでは、感光体ドラム1上の戻りトナー
を十分に除去することができないこともある。従って、
このような事態にも対応する場合には、前回転プロセス
において、図21に示すように、ブラシ帯電器2と接触
していた感光体領域が現像装置4を2回以上通過するよ
うに設定することが望ましい。
【0105】尚、本実施例の構成は、図1に示した画像
形成装置ばかりでなく、図7ないし図11に示した画像
形成装置に対しても、同様に適用可能である。
【0106】〔実施例6〕本発明のさらに他の実施例を
図22に基づいて、以下に説明する。尚、説明の便宜
上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を有する手
段には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
【0107】本実施例の画像形成装置は、図3に示した
ブラシ帯電器2を、図22に示すブラシ振動手段として
のブラシ駆動装置51により感光体ドラム1の軸方向に
振動させるものとなっている。
【0108】上記ブラシ駆動装置51は、ブラシ支持台
52、振動用モータ53、この振動用モータ53の駆動
軸53aに取り付けられた回転体54、およびこの回転
体54に取り付けられた駆動伝達軸55を備えている。
ブラシ支持台52の下面には、ブラシ帯電器2の導電性
基板2bが取り付けられている。駆動伝達軸55は、駆
動軸53aと平行をなし、かつ駆動軸53aに対して偏
心するように設けられている。駆動伝達軸55の先端部
は、ブラシ支持台52に形成された長穴52aに挿入さ
れている。この長穴52aは、感光体ドラム1の軸方向
と直行する方向に延びており、駆動伝達軸55は長穴5
2a内においてその長手方向へ移動可能である。
【0109】上記のようなブラシ駆動装置51の構成に
より、振動用モータ53が回転すると、ブラシ支持台5
2、即ちブラシ帯電器2は、同図に矢印で示す感光体ド
ラム1の軸方向に振動する。このように振動するブラシ
帯電器2を備えた場合には、良好な画像を得ることがで
き、ブラシ帯電器2の寿命を延ばすことができる。
【0110】即ち、クリーナレスプロセスを採用したブ
ラシ帯電器2による接触帯電方式の画像形成装置では、
ブラシ帯電器2が固定状態である場合、帯電器と感光体
ドラム1との間において局所的に転写残トナーや紙粉等
が溜まり易くなっている。このように転写残トナーや紙
粉等の溜まりが生じると、これが生じている局所領域で
は、他の領域との間で帯電不均一状態となる。この結
果、上記局所領域では、ブラシ帯電器2から感光体に戻
るトナー量が増加するため、画像の汚れや露光時の遮光
による画像の白抜け等の画像欠陥が多発する。このよう
な理由により、固定型のブラシ帯電器2の長寿命化は困
難となる。
【0111】そこで、本画像形成装置のように、ブラシ
駆動装置51によってブラシ帯電器2を振動させれば、
転写残トナーや紙粉等が感光体ドラム1の表面に分散さ
れるので、特定領域での転写残トナーや紙粉等の溜まり
が抑制される。従って、転写残トナーや紙粉等の介在に
よる帯電不均一状態の発生が遅延し、またブラシ帯電器
2から感光体ドラム1へのトナー戻り量も感光体ドラム
1の表面に対して平均化されるので、画像汚れや白抜け
等の画像欠陥の発生時期も遅延する。これにより、ブラ
シ帯電器2の寿命を延ばすことができる。
【0112】また、ブラシ駆動装置51を備えた構成で
は、ブラシ帯電器2が有する帯電不均一性、即ちいわゆ
るはけ筋状の帯電状態も解消することができる。さら
に、転写残トナーの掻き乱し機能も向上するため、いわ
ゆるメモリー現像も解消する。尚、本ブラシ振動方式に
よるブラシ帯電により画像形成を実際に行い、形成され
た画像を検査したところ、初期における画像形成時は勿
論、1万枚の画像形成後においても良好な画像を得るこ
とができた。
【0113】〔実施例7〕本発明のさらに他の実施例を
図23ないし図27に基づいて、以下に説明する。尚、
説明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能
を有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略
する。
【0114】本実施例の画像形成装置は、図23に示す
ように、図2に示した画像形成装置におけるブラシ帯電
器2に代えて、ブラシ帯電部材であるロール状のブラシ
帯電器61を備えたものとなっている。このブラシ帯電
器61は、例えば図示しないギア部を有し、このギア部
に、感光体ドラム1の回転を伝達するアイドルギア62
が噛み合うことにより、感光体ドラム1の回転に同期し
て回転するようになっている。ブラシ帯電器61の回転
方向は感光体ドラム1の回転方向と同方向であり、回転
速度は、感光体ドラム1の周速とほぼ同程度の周速とし
ている。
【0115】上記ブラシ帯電器61は、図24(a)に
示す形状を有しており、導電性シャフト61bを有する
円柱状の心材である基体部61aに、導電性繊維布61
cを螺旋状に巻き付けることにより形成されている。こ
の導電性繊維布61cは、布面と垂直に多数の導電性繊
維が立設されたものである。
【0116】本画像形成装置では、上記のように、ロー
ル状のブラシ帯電器61を使用していることにより、実
施例6に示したブラシ駆動装置51によってブラシ帯電
器2を振動させる構成と同様、転写残トナーや紙粉等が
感光体ドラム1の表面に分散されるので、特定領域での
転写残トナーや紙粉等の溜まりが抑制され、感光体ドラ
ム1への均一帯電が可能となる。従って、画像汚れや白
抜け等の画像欠陥が発生し難くなり、ブラシ帯電器61
の寿命を延ばすことができる。
【0117】また、実施例6の構成と比較した場合、前
記振動用モータ53等、ブラシ帯電器61を駆動する独
立した駆動手段が不要となっているので、コストダウン
が可能である。
【0118】尚、上記ブラシ帯電器61は、導電性繊維
が垂直に立設された導電性繊維布61cを使用したもの
となっているが、上記導電性繊維に斜毛処理が施されて
いる場合には、さらに良好な画像を得ることができる。
【0119】即ち、側面図である図25(a)(b)に
示すように、導電性繊維61eが垂直に立設された導電
性繊維布61cを基体部61aに巻き付けてブラシ帯電
器61を形成した場合、基体部61a上の巻き目61d
に相当する部分で隙間が生じ易い。この部分では、導電
性繊維61eの密度が低いため、この領域と接触した感
光体領域では、帯電不良が生じ易い。そして、この帯電
不良が顕著な場合には、図26に示すような筋模様63
が画像に生じることもある。
【0120】そこで、上記ブラシ帯電器61に代えて、
図27(a)(b)に示すように、導電性繊維64dに
斜毛処理を施したブラシ帯電器64を使用すれば、この
ような問題を解決することができる。このブラシ帯電器
64は、上記ブラシ帯電器61と同様、基体部64aに
導電性繊維布64cを巻き付けて形成されている。しか
しながら、側面図である同図(a)に示すように、導電
性繊維64dが斜毛処理、即ち導電性繊維64dがブラ
シ帯電器64の回転方向とは反対側に斜めに倒れた状態
とする処理を行うことにより、同図(b)に示すよう
に、導電性繊維64dにより巻き目が覆い隠されるた
め、ブラシ帯電器64の外表面における導電性繊維64
dの密度はほぼ均一となる。これにより、感光体ドラム
1を均一に帯電することができ、上記筋模様63のよう
な画像欠陥を防止することができる。
【0121】
【0122】
【0123】
【発明の効果】請求項1の発明の画像形成装置は、感光
性の像担持体と、この像担持体の表面に接触する接触帯
電部材により電荷を付与し、像担持体の表面を帯電させ
る帯電手段と、帯電した像担持体の表面に光を照射して
静電潜像を形成する露光手段と、像担持体の前記静電潜
像に現像剤を供給して現像するとともに、像担持体の表
面に残留している現像剤を回収する現像クリーニング手
段と、この現像クリーニング手段の現像動作により得ら
れた像担持体表面の現像剤像を、電圧印加手段からの電
圧印加により被転写材に転写させる転写手段と、像形成
プロセス中における像担持体と転写手段との間の転写位
置に被転写材が存在するとき、上記接触帯電部材に印加
される電圧とは逆極性の、像担持体表面の現像剤像を被
転写材に転写させるための転写電圧を転写手段に印加す
る一方、像形成プロセス中における前記転写位置に被転
写材が存在しないとき、前記転写電圧とは逆極性の非転
写電圧を転写手段に印加する電圧印加手段とを備え、前
記の転写手段が、像担持体と接触するように設けられ、
転写手段と像担持体との間に配される被転写材を像担持
体に接触させて転写を行うものであり、前記の電圧印加
手段が、前記の非転写電圧を得るための電源として、前
記の帯電手段の帯電専用の電源を使用する構成である。
また、請求項2の発明の画像形成装置は、感光性の像担
持体と、この像担持体の表面に接触する接触帯電部材に
より電荷を付与し、像担持体の表面を帯電させる帯電手
段と、帯電した像担持体の表面に光を照射して静電潜像
を形成する露光手段と、像担持体の前記静電潜像に現像
剤を供給して現像するとともに、像担持体の表面に残留
している現像剤を回収する現像クリーニング手段と、こ
の現像クリーニング手段の現像動作により得られた像担
持体表面の現像剤像を、電圧印加手段からの電圧印加に
より被転写材に転写させる転写手段と、像形成プロセス
中における像担持体と転写手段との間の転写位置に被転
写材が存在するとき、上記接触帯電部材に印加される電
圧とは逆極性の、像担持体表面の現像剤像を被転写材に
転写させるための転写電圧を転写手段に印加する一方、
像形成プロセス中における前記転写位置に被転写材が存
在しないとき、前記転写電圧とは逆極性の非 転写電圧を
転写手段に印加する電圧印加手段とを備え、前記の転写
手段が、像担持体と接触するように設けられ、転写手段
と像担持体との間に配される被転写材を像担持体に接触
させて転写を行うものであり、前記の電圧印加手段が、
前記の非転写電圧を得るための電源として、前記の現像
クリーニング手段の現像バイアス専用の電源を使用する
構成である。
【0124】これにより、転写位置を通過した像担持体
領域の帯電電位の低下を抑制することができ、この像担
持体領域が接触帯電部材の位置を通過するときに、接触
帯電部材に蓄積されている転写残現像剤の像担持体への
戻りを抑制することができる。従って、接触帯電部材か
ら像担持体への多量の現像剤戻りが生じることによる画
像汚れや画像の白抜け等の発生を防止することができ
る。
【0125】
【0126】
【0127】
【0128】また、転写手段として、像担持体と接触す
るように設けられ、転写手段と像担持体との間に配され
る被転写材を像担持体に接触させて転写を行うもの、即
ち接触転写方式のものを使用しているので、転写電圧と
は逆極性の非転写電圧を転写手段に印加するための電源
として、現像バイアス専用の電源あるいは帯電手段の
電専用の電源を使用することができる。従って、非転写
電圧専用の電源が不要となり、構成の簡略化によるコス
トダウンが可能であるという効果を奏する。
【0129】
【0130】
【0131】
【0132】
【0133】
【0134】
【0135】また、請求項3の発明の画像形成装置は、
前記の接触帯電部材が、像担持体表面と接触しながら一
方向へ回転するロール状の導電性ブラシを有するブラシ
帯電部材からなり、このブラシ帯電部材が、導電性繊維
が立設された帯状ブラシを心材に巻き付けて形成され、
前記導電性繊維が、ブラシ帯電部材の回転方向とは反対
の方向に傾斜している構成である。
【0136】これにより、ブラシ帯電部材の外表面にお
ける導電性繊維の密度がほぼ均一となる。従って、像担
持体を均一に帯電することができ、導電性繊維の密度が
不均一である場合に生じる筋模様等の画像欠陥を防止す
ることができるという効果を奏する。
【0137】また、請求項4の発明の画像形成装置は、
前記接触帯電部材に印加される電圧が振動電圧であり、
この振動電圧のピーク間電圧が、像担持体と接触帯電部
材との間の放電開始電圧の2倍未満に設定されている構
成である。
【0138】これにより、像担持体の帯電電位のリップ
ルを抑制することができ、このリップルによる画像欠陥
の発生を抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置における要部
を示す模式図である。
【図2】上記画像形成装置の全体構成を示す正面図であ
る。
【図3】図1に示したブラシ帯電器の斜視図である。
【図4】上記画像形成装置の画像形成動作におけるタイ
ミングチャートである。
【図5】図1に示した感光体ドラムにおける各プロセス
間の移動時間を示す説明図である。
【図6】上記画像形成装置での画像形成動作中における
帯電印加電圧と感光体ドラム表面電位との関係を示す説
明図である。
【図7】本発明の他の実施例の画像形成装置における要
部を示す模式図である。
【図8】図7に示した構成の他の例を示す模式図であ
る。
【図9】本発明のさらに他の実施例の画像形成装置にお
ける要部を示す模式図である。
【図10】図9に示した構成の他の例を示す模式図であ
る。
【図11】本発明のさらに他の実施例の画像形成装置に
おける要部を示す模式図である。
【図12】同図(a)は、図11に示したブラシ帯電器
に直流電圧のみを印加した場合に起こり得る画像欠陥の
例を示す説明図、同図(b)は、図11に示したブラシ
帯電器がロール状ブラシである場合にこのブラシ帯電器
に直流電圧のみを印加した場合に起こり得る画像欠陥の
例を示す説明図である。
【図13】図11に示した画像形成装置において、帯電
印加電圧のピーク間電圧Vppがブラシ帯電器から感光
体ドラム表面への放電開始電圧Vthの2倍未満である
場合の、帯電印加電圧Vcと感光体帯電電位Vspと現
像電位VDBとの関係を示すグラフである。
【図14】図11に示した画像形成装置において、帯電
印加電圧のピーク間電圧Vppがブラシ帯電器から感光
体ドラム表面への放電開始電圧Vthの2倍以上である
場合の、帯電印加電圧Vcと感光体帯電電位Vspと現
像電位VDBとの関係を示すグラフである。
【図15】同図(a)は、図11に示した画像形成装置
において、帯電印加電圧のピーク間電圧Vppが上記放
電開始電圧Vthの2倍未満である場合に得られた文字
画像の状態を示す説明図、同図(b)は、帯電印加電圧
のピーク間電圧Vppが上記放電開始電圧Vthの2倍
以上である場合に得られた文字画像の状態を示す説明図
である。
【図16】同図(a)は、図11に示した画像形成装置
において、帯電印加電圧のピーク間電圧Vppが上記放
電開始電圧Vthの2倍未満である場合に得られたハー
フトーン画像の状態を示す説明図、同図(b)は、帯電
印加電圧のピーク間電圧Vppが上記放電開始電圧Vt
hの2倍以上である場合に得られたハーフトーン画像の
状態を示す説明図である。
【図17】上記ピーク間電圧Vppと感光体帯電電位V
spのリップルとの関係を示すグラフである。
【図18】振動電圧による感光体への接触帯電のメカニ
ズムの説明図である。
【図19】本発明のさらに他の実施例の画像形成装置に
おける画像形成動作のタイミングチャートである。
【図20】画像形成装置での画像形成動作の立ち上がり
時における帯電印加電圧と感光体ドラム表面電位との関
係を示す説明図である。
【図21】図19に示した画像形成動作の他の例を示す
タイミングチャートである。
【図22】本発明のさらに他の実施例の画像形成装置が
備えるブラシ帯電器とその駆動装置とを示す斜視図であ
る。
【図23】本発明のさらに他の実施例の画像形成装置の
全体構成を示す正面図である。
【図24】同図(a)は、図23に示したブラシ帯電器
の斜視図、同図(b)は、ブラシ帯電器の形成に使用さ
れる導電性繊維布を示す正面図である。
【図25】同図(a)は、図24(a)に示したブラシ
帯電器の側面図、同図(b)は、巻き目を説明するブラ
シ帯電器の斜視図である。
【図26】上記巻き目を有するブラシ帯電器による画像
欠陥の発生例を示す説明図である。
【図27】同図(a)は、図24(a)に示したブラシ
帯電器の他の例を示すものであって、斜毛処理が施され
たブラシ帯電器の側面図、同図(b)は、同図(a)に
示したラシ帯電器の斜視図である。
【図28】従来の画像形成装置における感光体表面の転
写残トナーの量と露光部電位と現像電位と感光体帯電電
位との関係を示す説明図である。
【図29】従来の画像形成装置において生じる画像欠陥
である白抜けの例を示す説明図である。
【図30】従来の画像形成装置において生じる画像欠陥
である画像よごれの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(像担持体) 2 ブラシ帯電器(接触帯電部材、ブラシ帯電部材、
帯電手段) 2a ブラシ部 2b 導電性基板 3 露光装置(露光手段) 4 現像装置(現像クリーニング手段) 5 転写器(転写手段) 17 エンジンコントローラ(制御手段) 18 コントローラ 21 帯電用電源(帯電手段、電圧印加手段) 22 現像用電源(電圧印加手段) 23 転写器用電源(電圧印加手段) 23a 転写電圧 23b 非転写電圧 24 切換えスイッチ(電圧印加手段) 31 接触型転写器(転写手段) 32 転写器用電源(電圧印加手段) 41 帯電用電源(帯電手段) 51 ブラシ駆動装置(ブラシ振動手段) 61 ブラシ帯電器(接触帯電部材、ブラシ帯電部
材、帯電手段) 61a 基体部 61c 導電性繊維布 61d 巻き目 61e 導電性繊維 64 ブラシ帯電器 64a 基体部 64d 導電性繊維
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−173400(JP,A) 特開 平2−294677(JP,A) 特開 平6−266222(JP,A) 特開 平6−130732(JP,A) 特開 平6−308871(JP,A) 特開 平6−273996(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/02 G03G 15/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光性の像担持体と、 この像担持体の表面に接触する接触帯電部材により電荷
    を付与し、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、 帯電した像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成
    する露光手段と、 像担持体の前記静電潜像に現像剤を供給して現像すると
    ともに、像担持体の表面に残留している現像剤を回収す
    る現像クリーニング手段と、 この現像クリーニング手段の現像動作により得られた像
    担持体表面の現像剤像を、電圧印加手段からの電圧印加
    により被転写材に転写させる転写手段と、 像形成プロセス中における像担持体と転写手段との間の
    転写位置に被転写材が存在するとき、上記接触帯電部材
    に印加される電圧とは逆極性の、像担持体表面の現像剤
    像を被転写材に転写させるための転写電圧を転写手段に
    印加する一方、像形成プロセス中における前記転写位置
    に被転写材が存在しないとき、前記転写電圧とは逆極性
    の非転写電圧を転写手段に印加する電圧印加手段とを備
    え、前記の転写手段は、像担持体と接触するように設けら
    れ、転写手段と像担持体との間に配される被転写材を像
    担持体に接触させて転写を行うものであり、 前記の電圧印加手段は、前記の非転写電圧を得るための
    電源として、前記の帯電手段の帯電専用の電源を使用す
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光性の像担持体と、 この像担持体の表面に接触する接触帯電部材により電荷
    を付与し、像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、 帯電した像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成
    する露光手段と、 像担持体の前記静電潜像に現像剤を供給して現像すると
    ともに、像担持体の表面に残留している現像剤を回収す
    る現像クリーニング手段と、 この現像クリーニング手段の現像動作により得られた像
    担持体表面の現像剤像を、電圧印加手段からの電圧印加
    により被転写材に転写させる転写手段と、 像形成プロセス中における像担持体と転写手段との間の
    転写位置に被転写材が 存在するとき、上記接触帯電部材
    に印加される電圧とは逆極性の、像担持体表面の現像剤
    像を被転写材に転写させるための転写電圧を転写手段に
    印加する一方、像形成プロセス中における前記転写位置
    に被転写材が存在しないとき、前記転写電圧とは逆極性
    の非転写電圧を転写手段に印加する電圧印加手段とを備
    え、 前記の転写手段は、像担持体と接触するように設けら
    れ、転写手段と像担持体との間に配される被転写材を像
    担持体に接触させて転写を行うものであり、 前記の電圧印加手段は、前記の非転写電圧を得るための
    電源として、前記の現像クリーニング手段の現像バイア
    ス専用の電源を使用する ことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記の接触帯電部材は、像担持体表面と接
    触しながら一方向へ回転するロール状の導電性ブラシを
    有するブラシ帯電部材からなり、このブラシ帯電部材
    は、導電性繊維が立設された帯状ブラシを心材に巻き付
    けて形成され、前記導電性繊維は、ブラシ帯電部材の回
    転方向とは反対の方向に傾斜していることを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記接触帯電部材に印加される電圧は振動
    電圧であり、この振動電圧のピーク間電圧は、像担持体
    と接触帯電部材との間の放電開始電圧の2倍未満に設定
    されていることを特徴とする請求項1からの何れかに
    記載の画像形成装置。
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