JP3161954U

JP3161954U - 芳香袋

Info

Publication number: JP3161954U
Application number: JP2010000680U
Authority: JP
Inventors: 大策沼田
Original assignee: 大策沼田
Priority date: 2010-01-18
Filing date: 2010-01-18
Publication date: 2010-08-19
Anticipated expiration: 2020-01-18

Abstract

【課題】樹木の葉や植物の葉、花を乾燥させ、チップ状、粉砕状とした素材を、その成分として保有する芳香、薬用、抗菌、防虫、消臭、脱臭などの作用効果を利用し放香材としたものを、袋内に封入した芳香袋。【解決手段】樹木の葉や、植物の葉、花を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、前記記載の芳香袋または素材を不織布様の袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、前記記載の素材を不織布様の袋内に封入した芳香袋を、浸透性のある合成樹脂製袋で覆ったことを特徴とする芳香袋。【選択図】図１

Description

この考案は、樹木の葉や、植物の葉、花を乾燥させ、チップ状、粉砕状とした芳香材を、匂いの発散する袋内に封入することにより、取り扱いに便利な芳香袋とする技術に関するものである。

樹木や植物の葉を乾燥させ、チップ状または粉砕した素材は、その成分として芳香を保有しており、フィトンチッド（森の香りとなる）としての芳香を放ち、とくに湿気に濡れるとその芳香は一段と増加する。さらにこの素材は、芳香に加え、抗菌、防虫、消臭、脱臭などの成分を含み、またそれらの芳香は精神安定のための薬用効果を有すると云われている（フィトンチッド効果）。

この考案は、樹木の葉や植物の葉、花を乾燥させ、チップ状、粉砕状とした素材を、その成分として保有する芳香、薬用効果を利用し、その有する芳香、抗菌、防虫、消臭、脱臭などの作用効果を利用し放香材としたものを、袋内に封入して芳香袋とすることにより、芳香として発散させ、取り扱い易く、使用に便利な芳香袋とする。

樹木の葉を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、植物の葉、花を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、樹木の葉を乾燥させ、粉砕した素材と、植物の葉、花を乾燥させ、粉砕した素材を混合して浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、前記記載の芳香袋、または素材を不織布様の袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、前記記載の素材を不織布様の袋内に封入した芳香袋を、浸透性のある合成樹脂製袋で覆ったことを特徴とする芳香袋の構成とする。

この考案の芳香袋を、枕カバー内側、布団とシーツの間、ソファーの内側、居間、寝室、台所、トイレット、浴場などに配置することによって、芳香と癒し効果を得ることができる（フィトンチッド効果）。防臭用、脱臭用、消臭用として、台所、トイレット、ごみ箱、下駄箱、靴箱、ブーツの中などに配置することも効果的である。また防虫材としても、蚊、白蟻、ごきぶり、家だになどの不快害虫に対して、床下や天井裏などに配置することにより忌避に効果をもたらす。この考案の芳香袋は、こころよい匂いを放つことにより、心身をリラックスさせる癒し効果をもたらし、それは精神安定につながる。この考案の芳香袋は、他にクローゼットの中、箪笥内、机上、卓上、台上、床上などに配置し、またはバッグなどに入れて持ち歩くことによって、そのような芳香と、その癒し効果の作用を利用することができ、長時間にわたりその香りを楽しみ、嗜むことができる。

この考案の芳香袋を示す図。この考案の芳香袋の他の例を示す図。この考案の芳香袋のさらに他の例を示す図。この考案の芳香袋のさらに他の例を示す図。

樹木の葉を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、植物の葉、花を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、前記記載の芳香袋、素材を不織布様の袋内に封入したことを特徴とする芳香袋、前記記載の素材を不織布様の袋内に封入した芳香袋を、浸透性のある合成樹脂製袋で覆ったことを特徴とする芳香袋。

添付図面によってこの考案の芳香袋を説明すると、図１に示すように合成樹脂製袋、たとえば、塩化ビニール製の透明または不透明な袋（１）内に、樹木の葉や植物の葉、花を乾燥させ、チップ状、粉砕状とした素材（２）からなる芳香材（３）を封入して芳香袋（Ａ）とする。ここに用いる素材（２）は、樹木としてはひば、檜、杉の葉などが好適であり、またレモン、蜜柑、柚子などの柑橘類の葉などもよい。これらの樹木の葉や、薬草その他の植物の葉、花を選択採取し、それらを乾燥させ、チップ状、粉砕状とした素材（２）は、それぞれ独特の芳香を有し、抗菌、防虫、消臭、脱臭などの作用を有する。この素材（２）は、樹木の葉の場合は、樹種単独または数種混合し、植物の葉、花の場合は、それぞれ単独または数種混合して芳香材（３）を得ることができ、そこでは天然または栽培の樹木の葉や、植物の葉、花を利用し、とくに複雑な工程を必要としないで製作することができる。

この芳香袋（Ａ）は、その中にある樹木の葉や植物の葉、花を乾燥させ、チップ状、粉砕状とした素材（２）からなる芳香材（３）は放出性があり、塩化ビニール製の袋内に入れて封緘しても、塩化ビニール材の極く微小な孔を通じて外部に放出し、その匂いを発散させる。したがって適宜の大きさの袋に入れ、適宜の場所に配置するのに都合がよく、長時間にわたり酸化せず使用でき、芳香袋として好適である。すなわちそれは、直接空気や水分が触れないため、香りの揮発するのを遅らせる。ここで樹木の葉や植物の葉、花を乾燥させ、チップ状、粉砕状としたこの芳香材（３）は、粒子が細かいため、塩化ビニール材に浸透発散する作用があり、したがって徐々に香りが発散することとなる。またこのような塩化ビニール製袋に入れることにより、水に流されたり風などにより飛び散ったりしない。

図２は、図１に示す塩化ビニール製の透明または不透明な袋（１）を、不織布製の袋（ｆ）で包んだ芳香袋（Ｂ）である。それに用いる不織布材の一例としては、現在、茶漉し用として市販され、使用されている薄手のもの、あるいは接着芯としてポリエチレン、ポリエステル、レーヨンなどを使用して製作される厚手のものを適宜選択して用いる。

図３は、前記の放香材（３）を直接、不織布製の袋（ｆ）に入れた芳香袋（Ｃ）である。これは不織布材の持つ浸透、発散性の特徴を利用し、簡便に包装できるものである。

図４は、図３の芳香袋（Ｃ）を前記の塩化ビニール製の透明または不透明な袋（１）で覆った芳香袋（Ｄ）であり、香りを発散させ、水分、湿気分に対して対応し有効である。

この考案の放香袋は、前述のように多用途、多方面に利用することができるものである。この考案の芳香袋に入れる芳香材、とくに樹木の葉を乾燥させ粉砕した素材は、排出材、間抜材を、棄捨、廃棄することなく利用し、それによって資源を無駄なく、再利用することにより、貴重な天然木材資源の再利用、活用に貢献できる。

（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）芳香袋
（１）透明または不透明な袋
（２）素材
（３）芳香材
（ｆ）不織布製の袋

Claims

樹木の葉を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋。
植物の葉を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋。
植物の花を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋。
植物の葉と花を乾燥させ、粉砕した素材を浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋。
樹木の葉を乾燥させ、粉砕した請求項１記載の素材と、植物の葉、花を乾燥させ、粉砕した請求項２ないし４記載のいずれかの素材を混合し、浸透性のある合成樹脂製袋内に封入したことを特徴とする芳香袋。
請求項１ないし請求項５記載の芳香袋を不織布様の袋内に封入したことを特徴とする芳香袋。
浸透性のある合成樹脂製袋で覆ったことを特徴とする請求項６記載の芳香袋。