JP3161555U - 液体用コンテナ - Google Patents

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信治 葉山
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Abstract

【課題】開口部カバーを開放状態に保持することができ、作業性よく液体を収容し輸送等することのできる優れた液体用コンテナを提供する。【解決手段】内袋に収容した液体をノズルからコンテナ外に排出できるようにノズルが設置されるコンテナの側板部に形成された開口部と、開口部を被覆する閉塞状態、又は、開口部にノズルが設置可能な開放状態に移動される開口部カバーと、開口部カバーを、開放状態に保持するカバー保持手段とを有する。開口部カバーは、回動機構及び、カバー保持手段の径方向移動機構により回動されて閉塞状態又は開放状態に移動される。【選択図】図1

Description

本考案は、液体を内袋に収容して輸送あるいは保管等するのに好適な組み立て式の液体用コンテナに関する。
従来より、液体の輸送あるいは保管のために、液体用コンテナが用いられている(例えば特許文献1及び2参照)。液体用コンテナは、通常、パレット、パレット上に組み立てられる側板、上蓋等を有し、その内部に例えばポリエチレンフィルム等からなる内袋を備え、この内袋により輸送対象たる液体をコンテナ内に保持するようになっている。この種の液体用コンテナにおいては、輸送等した液体を排出するために、内袋に液体排出用のノズルが備わっており、液体を排出する場合には、コンテナ側板に形成されたノズル孔からノズルを引き出し、内袋が液体用コンテナに収容されている状態で内袋から液体を排出できるようになっているものも多い。そして液体を排出したコンテナは、内袋を取り出した後、折り畳まれて保管あるいは回送等される。
実公平8−2102号公報 特開平10−35778号公報
液体用コンテナにおいては、液体を排出させるための内袋のノズル、及び、そのノズルを引き出すために側板等に形成されるノズル孔の形態として種々の形態が提案されている。例えば特許文献1に記載の液体用コンテナでは、ノズル孔としては簡単な構成のものが開示されているが、内袋のノズルは一端にフランジを有する円筒体に構成しており、これにより液漏れを防止するとともに軽量で廃棄が容易になるとしている。また、特許文献2に記載の液体用コンテナでは、スライド移動可能な上下2枚の板状部材によりノズル孔を形成し、これにより適切にノズルを保持できるようにしている。また、ノズルあるいはノズル孔の部分の保護、ノズルあるいはノズル孔部分を介して液体が漏洩する可能性の低減、液体を排出する場合等に異物が付着あるいは浸入等の可能性の低減等を目的として、ノズル孔部分にカバー等が設けられる場合もある。
一方で、このような液体用コンテナにおいては、ノズル、ノズル孔あるいはこれらに係る構成の操作性が非常に重要であり、少しでも操作性のよいノズルあるいはノズル孔等を有する液体用コンテナが要望されている。カバー等が設けられると構造が複雑になる傾向があるが、そのような構成においても、例えばノズル孔の扱いあるいはノズルの操作等を片手で容易に行うことができる等、ノズルあるいはノズル孔に係る構成部分の操作性がよければ、液体の収容や輸送等を効率よく行うことができ有効である。
本考案はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、液体を適切に収容し輸送等することができるとともに、作業性よく液体を収容し輸送等することのできる液体用コンテナを提供することにある。
前記課題を解決するために、本考案の液体用コンテナは、液体排出用のノズルを有する液体用の内袋を収容する液体用コンテナであって、前記内袋に収容した液体を前記ノズルから前記コンテナ外に排出できるように前記ノズルが設置される当該コンテナの側板部に形成された開口部と、前記開口部を被覆するカバーであって、前記開口部を被覆する閉塞状態、又は、前記開口部を露出して当該開口部に前記ノズルが設置可能な開放状態に移動される開口部カバーと、前記開口部カバーを、前記開放状態に保持するカバー保持手段とを有することを特徴とする。
好適には、前記開口部カバーは、回動機構により回動されて前記閉塞状態又は前記開放状態に移動され、前記カバー保持手段は、前記開口部カバーが前記開放状態となる位置において当該開口部カバーの回動と干渉するように形成された係止部と、前記開口部カバーに規定される前記係止部と干渉する被係止部と、前記開口部カバーの前記被係止部と前記係止部との干渉を回避するように前記開口部カバーを前記回動軸の径方向に移動させる径方向移動機構とを有し、前記開口部カバーは、前記径方向移動機構により径方向に移動されて回動されることにより、前記開放状態に保持された状態、又は、前記閉塞状態に移動可能な回動自在な状態のいずれかとされることを特徴とする。
本考案によれば、開口部カバーを開放状態に保持することができるため、ノズルを操作して液体を排出等する場合に、作業者が開口部カバーを開放状態に保持しておく必要がなく、操作が非常に容易となる。その結果、作業性よく液体を収容し輸送等することのできる優れた液体用コンテナを提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態の液体用コンテナの構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示した液体用コンテナのノズルゲート部付近の基本構造(カバーの掛止部を除く)を示す斜視図である。 図3は、図2に示したノズルゲート部のカバー設置部の構成を示す斜視図であって、図2のAの領域の拡大図である。 図4は、図2に示したノズルゲート部の構成を示す図であり、図4(A)はその正面図であり、図4(B)はその側面図であり、図4(C)はその上面図である。 図5は、図2に示したノズルゲート部のカバーの動きを説明するための図であり、図5(A)はカバーが閉じられている状態を示す図であり、図5(B)はカバーが開けられている状態を示す図であり、図5(C)はカバーが開放状態で保持されている状態を示す図である。
本考案に係る液体用コンテナの一実施形態について図1〜図5を参照して説明する。
本実施形態に例示する液体用コンテナは、液体を内袋に収容して輸送等するためのコンテナであって、内袋に装着されているノズルをコンテナ下部のゲート部から外部に露出させることにより、内袋をコンテナに収容した状態で液体を排出させることが可能なコンテナである。収容する液体は、例えば香料、牛乳、果汁、果汁加工品、酒、清涼飲料水等の液状食品(飲料品)や液状の医薬品等が挙げられるが、これらに何ら限られるものではなく、任意の液体でよい。
図1は、本考案の一実施形態に係る液体用コンテナ1の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、液体用コンテナ1は、パレット100、下金枠150、底板180、第1〜第4の側板200、240,260及び280、ノズルゲート部300及び上蓋400を有する。
パレット100は、液体用コンテナ1の搬送台である。パレット100の側面には、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔102が形成されている。本実施形態においてパレット100は樹脂製であるが、ステンレスやアルミニウム等の金属製であってもよい。
下金枠150は、パレット100の上面の周縁に沿って設置される金属製部材であって、第1〜第4の側板200、240,260及び280の位置を規定するとともに、これらを立設あるいは折り畳むための支持部材である。下金枠150は、パレット100の上面の四隅に立設される断面L字形状のコーナ金具151と、各コーナ金具151を接続するようにパレット100の上面の四辺に沿って設置される枠部152とを有する。枠部152のうち、後述するノズルゲート部300が配置される箇所(ノズルゲート部を有する第1側板200が設置される枠部152の中央部)には、ノズルゲート部300の操作あるいはノズルの操作を容易にするために切り欠き153が形成されている。
下金枠150のコーナ金具151の上辺には、第3側板260及び第4側板280に形成される係合ピン265及び係合ピン285が嵌合されるピン受け凹部154が形成されている。
また、切り欠き153が形成されている枠部を除く他三辺の枠部152の各中央部には、上蓋400に装着されているバンド450が装着されるバンド通し金具155が設置されている。下金枠150に設置されているこのバンド通し金具155が使用されるのは、液体用コンテナ1が折り畳まれて保管あるいは回送等される時である。
また、下金枠150のうち、第3側板260及び第4側板280が設置される対向する2辺に対応する枠部152には、図示省略するが、第3側板260及び第4側板280の下枠に形成される嵌合孔(例えば、第4側板280の嵌合孔286)に嵌合する嵌合ピンが内向きに設置されている。下金枠150に形成されるこの嵌合ピンが第3側板260及び第4側板280に形成される嵌合孔に嵌合することにより、第3側板260及び第4側板280は上方向に抜けないように下金枠150に係止される。
またこのように下金枠150に係止された第3側板260及び第4側板280に、後述するようにさらに第1側板200及び第2側板240が設置されることにより、第1〜第4の側板200、240,260及び280の全体が下金枠150に、すなわちパレット100上に離脱不能に設置される。
なお、液体用コンテナ1を使用する際に第1〜第4の側板200、240,260及び280を下金枠150に固定する方法は、上記方法以外の任意の方法でよい。
底板180は、液体用コンテナ1の収容空間の下面を規定する板部材であり、パレット100上の下金枠150で囲まれた範囲に載置される。底板180の材質は、本実施形態の液体用コンテナ1においてはステンレスであるが、他の金属材料であってもよい。液体用コンテナ1に収容する液体の荷重に耐えられるのであれば、例えばプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、合板あるいは繊維板等の金属以外の材料でもよい。
第1〜第4の側板200、240,260及び280は、パレット100の上面に下金枠150に沿って立設され、パレット100上に所望の物品を収容する液体用コンテナ1の内部収容空間を形成する。
図1に示すように、4枚の側板のうち第1の側板200と第2の側板240とが、矩形のパレット100の一方の対辺上に相互に対向するように配置され、第3の側板260と第4の側板280とが、パレット100の他方の対辺上に同じく相互に対向するように、また、第1の側板200と第2の側板240の一方及び他方の側縁を各々連結するように配置される。
第1〜第4の側板200、240,260及び280のうち、第2側板240、第3側板260及び第4側板280は、いずれも1枚の板状部材として形成されているが、第1側板200は、上下に2分割されており、下部側板210及び上部側板220が上下に配置されて第1側板200を構成するようになっている。そして、下部側板210にはノズルゲート部300が設置されており、ノズルゲート部300のノズル用開口(開口部)303から液体用コンテナ1の内部に収容した液体を収容した内袋のノズルが外部に導出されるようになっている。
なお、以下、下部側板210をノズルゲート付側板210と称する場合もある。また、ノズルゲート部300については後に詳述する。
ノズルゲート付側板210、上部側板220、第2側板240、第3側板260及び第4側板280は、いずれも面部材の周囲に側縁枠材及び上下縁枠材からなる枠材が装着された構成である。本実施形態においては、面部材及び枠材の材質はいずれもステンレスであるが、他の金属材料であってもよいし、面部材と枠材とが異なる金属材料であってもよい。また、強度が許す限りにおいては、面部材と枠材に他の材料を用いてもよい。例えば、面部材としてプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、合板、繊維板等の金属以外の材料を用いてもよい。
また、本実施形態のように面部材及び枠材がともに同じ金属の場合には、枠材は面部材の周囲を折り曲げ加工を施して形成する等、面部材と枠材とを一体的に形成する構成でもよい。
本実施形態の液体用コンテナ1においては、各側板はいずれも枠材及び面部材の両方がステンレスで構成されているものであるが、さらに強度を確保するために、各側板の外面に縦方向の補強部を設けている。すなわち、図1に示すように、ノズルゲート付側板210においては補強部211、212が、上部側板220においては補強部221,222が、第4側板280においては補強部281,282が設けられており、第2側板240及び第3側板260にも、図示はしないが第4側板280と同様の補強部が設けられている。
これらの補強部は、いずれも断面矩形の筒状の部材、あるいは断面コの字状の柱状の部材であって、各側板において上枠材と下枠材を連結するように上下方向(縦方向、鉛直方向)を長手方向として面部材に沿って設置される。また、その水平方向の位置は、各側板を横方向(水平方向)に略三等分する境界位置となる位置に設置される。
本実施形態において各補強部の材質は、側板の面部材及び枠材と同じステンレスである。各補強部は、各側板の枠材及び面部材に溶接等により設置される。
ノズルゲート付側板210には、下枠の下面、すなわち底面に、図示しない嵌合ピンが下向きに突出するように形成されており、ノズルゲート付側板210を下金枠150に沿って立設する場合には、この嵌合ピンが下金枠150及び底板180の対応する箇所に形成された図示せぬ嵌合孔あるいは嵌合用の切り欠き部に挿入されるようになっている。これにより、ノズルゲート付側板210が立設された状態において、ノズルゲート付側板210の下部が内側方向に(液体用コンテナ1の収容空間の内側方向に)移動することが制限される。パレット100の下部の外側方向への移動は、下金枠150により制限されているので、この結果、ノズルゲート付側板210の下部の水平方向(ノズルゲート付側板210の板面に垂直な方向)の位置が下金枠150に沿った位置に規定される。
また、ノズルゲート付側板210の上部の両角部には、止め金具213,214が設けられている。止め金具213,214は、ノズルゲート付側板210の左右両側縁枠材の端面の上部、すなわちノズルゲート付側板210の側面の上部から、外側方向に、先端が折れ曲げられて係合部に構成されている係合ピンを出し入れすることができ、また、係合ピンを出した位置、及び、係合ピンを引っ込めた位置において各々係留することができるようになっている係止機構である。
液体用コンテナ1を組み立てた状態においてノズルゲート付側板210の側面が垂直に当接する第3側板260及び第4側板280の側縁枠材のノズルゲート付側板210の止め金具213,214の係合ピンの突出位置に対応する位置には、その係合ピンが挿入され係合される図示しない係合孔が形成されている。従って、ノズルゲート付側板210、第3側板260及び第4側板280がいずれも立設された状態において、ノズルゲート付側板210の止め金具213,214の係合ピンが、第3側板260及び第4側板280の側縁枠材の係合孔に係合されることにより、ノズルゲート付側板210の上部は、その位置(面方向及び垂直方向の位置)が第3側板260及び第4側板280の側縁枠材に沿った所定位置に規定される。
前述したように、下金枠150に形成された係合ピンと第3側板260及び第4側板280に形成される係合孔(例えば第4側板280の係合孔286)とが係合されることにより第3側板260及び第4側板280が下金枠150に対して離脱不能に設置された状態において、ノズルゲート付側板210が、このように第3側板260及び第4側板280に設置されることにより、ノズルゲート付側板210も、下金枠150に対して離脱不能に設置される。
上部側板220には、下枠の下面、すなわち底面に、図示しない嵌合ピンが下向きに突出するように形成されており、上部側板220をノズルゲート付側板210上に設置する場合には、この嵌合ピンがノズルゲート付側板210の上枠の上面の対応する箇所に形成された図示しない嵌合孔に挿入されるようになっている。これにより、上部側板220をノズルゲート付側板210上に載置した状態において、上部側板220の下部の水平方向(ノズルゲート付側板210の板面に垂直な方向)の位置がノズルゲート付側板210の上枠に沿った位置に規定される。
また、上部側板220の上部の両角部には、ノズルゲート付側板210の止め金具213,214と同じ構成、機能の止め金具223,224が設けられている。
また、液体用コンテナ1を組み立てた状態において、上部側板220の側面が垂直に当接する第3側板260及び第4側板280の側縁枠材の上部側板220の止め金具223,224の係合ピンの突出位置に対応する位置には、その係合ピンが挿入される図示しない係合孔が形成されている。従って、ノズルゲート付側板210、上部側板220、第3側板260及び第4側板280がいずれも立設された状態において、上部側板220の止め金具223,224の係合ピンが第3側板260及び第4側板280の側縁枠材の係合孔に係合されることにより、上部側板220の上部は、その位置(面方向及び垂直方向の位置)が第3側板260及び第4側板280の側縁枠材に沿った所定位置に規定される。
そしてこれにより、上部側板220もノズルゲート付側板210、第3側板260及び第4側板280と一体化されることとなり、その結果、ノズルゲート付側板210及び上部側板220を含む第1側板200が、第3側板260及び第4側板280とともに下金枠150に対して離脱不能に設置される。
ノズルゲート付側板210に対して対向配置される第2側板240も、ノズルゲート付側板210と同様に、その底面に図示しない嵌合ピンが下向きに突出するように形成されており、第2側板240を下金枠150に沿って立設する場合には、この嵌合ピンが下金枠150及び底板180の対応する箇所に形成された嵌合孔あるいは嵌合用切り欠きに挿入されるようになっている。これにより、第2側板240が立設された状態において、第2側板240の下部がパレット100の上部(液体用コンテナ1の収容空間)の内側方向に移動することが制限される。第2側板240のパレット100の下部の外側方向への移動は、下金枠150により制限されているので、この結果、第2側板240の下部の面方向(第2側板240の板面に垂直な方向)の位置が下金枠150に沿った位置に規定される。
また、第2側板240の上部の両角部には、図示しないがノズルゲート付側板210の止め金具213,214と同じ構成、機能の止め金具が設けられている。また、液体用コンテナ1を組み立てた状態において第2側板240の側面が垂直に当接する第3側板260及び第4側板280の側縁枠材の第2側板240の止め金具の係合ピンの突出位置に対応する位置には、その係合ピンが挿入される図示しない係合孔が形成されている。従って、第3側板260及び第4側板280が立設された状態において、第2側板240の止め金具の係合ピンが、第3側板260及び第4側板280の側縁枠材の係合孔に係合されることにより、第2側板240の上部は、その位置(面方向及び垂直方向の位置)が第3側板260及び第4側板280の側縁枠材に沿った所定位置に規定される。
従って、前述したように第3側板260及び第4側板280が下金枠150に対して設置されている状態において、第2側板240も第3側板260及び第4側板280に設置されることにより、第2側板240も、これらと一体的に設置されることとなり、その結果、第2側板240が、第3側板260及び第4側板280とともに下金枠150に対して離脱不能に設置される。
第3側板260には、前述したように、下枠に、下金枠150の枠部152に形成された図示せぬ嵌合ピンが嵌合される嵌合孔が形成されている。前述したように、この嵌合孔に下金枠150に形成された嵌合ピンが嵌合されることにより、第3側板260は下金枠150から上方向に抜けないように一体化される。
また、第3側板260の両側端面には、第3側板260の板面に垂直で第1側板200及び第2側板240の板面に平行で、液体用コンテナ1の内側(収容空間側)方向に板面が張り出した張り出し部267が形成されている。液体用コンテナ1を組み立てた場合には、張り出し部267が第1側板200及び第2側板240の外側に配置されることとなる。これにより、第1側板200及び第2側板240の外側への傾倒が防止される。また、この結果、第1側板200及び第2側板240の各々の一方の端面は第3側板260の内側の面の両側縁部に当接された配置となり、第1側板200及び第2側板240が立設される状態においては、第3側板260の内側への傾倒が防止される。
また、そのような状態において、第3側板260の側枠材の内側の面の、ノズルゲート付側板210、上部側板220及び第2側板240の一方の止め金具(ノズルゲート付側板210の止め金具213、上部側板220の止め金具223、及び、第2側板240の図示せぬ一方の止め金具)の係合ピンが突出する位置には、前述したように、当該係合ピンに係合する図示せぬ係合孔が形成されている。従って、この係合孔に各側板の係合ピンが係合されて、各側板と第3側板260とが係合されることにより、第3側板260の外側への傾倒も防止される。
このような構成により、第3側板260は、液体用コンテナ1が組み立てられた状態において、第1側板200、第2側板240及び下金枠150に対して離脱不能に一体化される。
第4側板280も、第3側板260と同じ構造である。すなわち、下枠には、下金枠150の枠部152に形成された嵌合ピンが嵌合される嵌合孔が形成されており、両側端面には、第4側板280の板面に垂直で第1側板200及び第2側板240の板面に平行で内側方向に張り出した張り出し部287が形成されており、側枠材の内側の面のノズルゲート付側板210、上部側板220及び第2側板240の各止め金具の係合ピンが突出する位置には係合孔が形成されている。
そして、液体用コンテナ1が組み立てられた状態においては、これらの構成が各々対向部材と係合あるいは係止等されることにより、第3側板260と同様に第4側板280も、第1側板200、第2側板240及び下金枠150に対して離脱不能に一体化される。
また、第1側板200の上部側板220、第2側板240、第3側板260及び第4側板280の外面の上部略中央には、上蓋400に装着されているバンド450が装着されるバンド通し金具(例えば、上部側板220のバンド通し金具228、第4側板280のバンド通し金具288)が設置されている。液体用コンテナ1が組み立てられた状態において上蓋400を設置する際に、側板に設置されているこれらのバンド通し金具228,288等が使用される。
上蓋400は、パレット100上に立設された第1〜第4の側板200、240,260及び280により形成される液体用コンテナ1の収容空間の上部開口を閉塞するための部材である。本実施形態の液体用コンテナ1においては、上蓋400も、第1〜第4の側板200、240,260及び280等と同様に、ステンレス等の金属により構成される。
上蓋400の上面の四隅には、例えばゴム製のズレ防止部材410が設置されている。ズレ防止部材410は、液体用コンテナ1を段積みした場合に上下の液体用コンテナ1のズレを防止するための部材である。ズレ防止部材410は、液体用コンテナ1が組み立てた状態あるいは折り畳んだ状態のいずれの状態でも有効である。
上蓋400の4周辺の側面には、バンド450が装着されている。バンド450は、上蓋400が簡単に開かないように、あるいは離脱しないように、上蓋400を第1〜第4の側板200、240,260及び280、あるいはパレット100に係留するための部材である。バンド450は、液体用コンテナ1が組み立てられている状態においては、第1〜第4の側板200、240,260及び280に装着されているバンド通し金具(228,288等)に通されて、また、液体用コンテナ1が折り畳まれている状態においては下金枠150に装着されているバンド通し金具(155等)に通されて使用される。
次に、ノズルゲート部300の構成について、さらに図2〜図5を参照して詳細に説明する。
図2〜図4は、ノズルゲート部300の構成を示す図であり、図2はその斜視図であり、図3は図2のAの領域の拡大図であってノズルゲート部300のカバー設置部350の構成を示す斜視図であり、図4(A)はその正面図であり、図4(B)はその側面図であり、図4(C)はその上面図である。
また、図5は、ノズルゲート部300のカバー370の動きを説明するための図であり、図5(A)はカバー370が閉じられている状態を示す図であり、図5(B)はカバー370が開けられている状態を示す図であり、図5(C)はカバー370が開放状態で保持されている状態を示す図である。
なお、図2はノズルゲート部300の基本構造を説明するために用いるため、そのカバー370の掛止部380の構造については図示省略している。
ノズルゲート部300は、内袋を液体用コンテナ1に収容した状態で液体を排出できるように、内袋のノズルを外側に露出させるための構造である。ノズルゲート部300は、図1に示すように、第1側板200(ノズルゲート付側板210)の下部に設置される。
ノズルゲート部300には、図2に示すように、液体用コンテナ1の内部収容空間に連通するノズル用開口303が形成されており、ここから内袋のノズルが引き出される。内袋のノズルには、ノズル用開口303に安定して設置可能なように根元の周囲に溝部あるいはフランジ部が形成されており、その溝あるいはフランジ部が真円形状のノズル用開口303に嵌合されることにより、ノズルはノズルゲート部300に設置される。
ノズルゲート部300は、第1ゲート部材310、第2ゲート部材320、第1ガイド部材330、2つの第2ガイド部材361,362及びカバー(開口部カバー)370を有する。
第1ゲート部材310は、図4に示すように、ノズル用開口303の一部を成す半円形状の切り欠き313を上辺に有し、上下にスライド移動可能に設置された薄板状の部材である。また、第2ゲート部材320は、ノズル用開口303の一部を成す半円形状の切り欠き323を下辺に有し、上下にスライド移動可能に設置された薄板状の部材である。
後述するように、第1ガイド部材330と2つの第2ガイド部材361,362とは、ノズル用開口303の両側に、ノズルゲート付側板210の板面に平行に、第1ゲート部材310及び第2ゲート部材320の板厚より若干大きい間隙を形成するように設置されている。また、第1ガイド部材330は、その両側が外面に向かって折り曲げられており、第1ゲート部材310及び第2ゲート部材320の両側端面の位置を規定する側面(第1ガイド部)333,334に形成されている。
このように構成された第1ガイド部材330及び第2ガイド部材361,362に対して、第1ゲート部材310及び第2ゲート部材320は、各々その板面の両側部分が第1ガイド部材330と第2ガイド部材361,362との間の間隙に配置され、また、両側端面が第1ガイド部材330の第1ガイド部333,334により規定され、第1ガイド部333,334に沿って上下にスライド移動可能に設置されている。
従って、第1ゲート部材310と第2ゲート部材320とは、同一面内を上下にスライド移動されることとなる。通常の使用形態においては、第1ゲート部材310は、スライド移動可能な範囲の最下端に配置され、下端辺をノズルゲート付側板210の下枠材に当接させるように配置されている。また、第2ゲート部材320は、第1ゲート部材310の上辺に載置された状態となる。この状態で、第1ゲート部材310の切り欠き313と第2ゲート部材320の切り欠き323とにより真円形状のノズル用開口303が形成される。
第2ゲート部材320の上辺には、図2及び図4に示すように、第2ゲート部材320を上下にスライド移動させる際に作業者が把持する把持部であるとともに、ノズル用開口303付近の上側の覆いともなる折り曲げ部326が形成されている。折り曲げ部326は、第2ゲート部材320の上部を外側に折り曲げて形成される。
第1ガイド部材330は、ノズルゲート部300の基材をなす部材であり、基板部331がノズルゲート付側板210の外面中央部に溶接等により貼着されることにより、ノズルゲート付側板210に固定設置される。ノズルゲート付側板210には、ノズル用開口303に相当する位置に開口215が形成されており(図4(B)参照)、第1ガイド部材330はノズルゲート付側板210のこの開口215の箇所に設置される。
第1ガイド部材330は、基板部331の両側部分が外面方向に折り曲げられて、前述したように第2ゲート部材320の上下方向のスライド移動を案内する第1ガイド部333,334に形成されている。
また、その左右両側の第1ガイド部333,334には、前述したように第1ゲート部材310及び第2ゲート部材320をスライド移動可能に保持する間隙を形成するように、第2ガイド部材361及び362が溶接等により設置されている。
第2ガイド部材361,362は、各々断面L字の棒状部材である。第2ガイド部材361,362は、各々、一方の側面が第1ガイド部材330の左右両側の側面(第1ガイド部)333,334の内側に溶接などにより貼着されることにより固定設置される。この際、第2ガイド部材361,362は、各々他方の板面が内側(ノズル用開口303側)に延伸して対向し、前述したように第1ガイド部材330の基板部331の板面との間に第1ゲート部材310及び第2ゲート部材320がスライド移動可能な間隙を形成するように、第1ガイド部材330に対して設置される。
なお、第2ガイド部材361,362は、第1ゲート部材310及び第2ゲート部材320をスライド移動させる範囲に相当する長さを有する。
第1ガイド部材330の上部には、上板部336を介在させて、後述するカバー370が回動自在に設置されるカバー設置部(カバー保持手段)350が形成されている。
カバー設置部350は、図3に示すように、その水平方向両側に形成される長穴(径方向移動機構)351を有する。また、少なくとも水平方向のいずれか一方の端部に形成され、カバー370が開放された状態に保持するための係合突出部(係止部)353を有する。
カバー設置部350の水平方向両側に形成される長穴351は、カバー370に装着されている心棒390が通過される開口部であり、その心棒390を回動自在な状態で両側で保持する部分である。長穴351は、また、ノズルゲート付側板210の板面に略平行な垂直方向、あるいは、垂直方向から若干上側が外側に傾倒する方向に傾斜した方向に形成されており、心棒390を回動自在に保持するとともに、心棒390が長手方向に沿って移動可能に保持するものである。
また、係合突出部353は、カバー370が上側に回動されてノズルゲート部300が開放状態とされた時に、その状態を維持するために、すなわちカバー370が開けられた状態を維持するために、カバー370の係合部(表面部上端縁部)(被掛止部)376が係合される係合部である。
長穴351及び係合突出部353の機能については、後に詳述する。
カバー370は、図2及び図4に示すように、ノズル用開口303を含むノズルゲート部300の全体を被覆する部材である。
カバー370は、表面部371の水平方向の両側を内側に折り曲げて側面部372,373を形成した構成である。
また、カバー370の上側(カバー370がノズルゲート部300を被覆するように配置した状態における鉛直方向上側)の端部は、その幅が表面部371の幅よりも狭く形成されている。そして、その狭く形成された端部は、内側に巻き込んで筒状にされており、心棒390を保持する心棒保持部375に形成されている。
この心棒保持部375に差し込まれて保持されている心棒390は、その両側が、すなわち心棒保持部375の外側が、前述した第1ガイド部材330のカバー設置部350の長穴351を通過される。これにより、カバー370は、心棒390を回動中心として回動可能に、また、長穴351の長手方向に沿って平行移動可能に、カバー設置部350に装着される。
第1ガイド部材330の長穴351が形成されているカバー設置部350の部材の少なくとも一方は、図3に示すように、長穴351の長手方向と略同じ方向に、さらに上方に突出して形成されており、係合突出部353に形成されている。
また、カバー370の上側の心棒保持部375が形成されている箇所の、まさに幅が狭くされている箇所の端縁の部分に、係合部376が形成されている。この箇所は、心棒保持部375の外側に配置され、カバー設置部350の長穴351が形成されている部材に対応する領域であり、カバー設置部350の係合突出部353が形成されている領域である。
心棒390が長穴351の下側に配置されている状態においては、カバー設置部350の係合突出部353は、カバー370のこの表面部上端縁部376と干渉する。そこで、この表面部上端縁部376は、係合突出部353との係合部376として規定される。すなわち、心棒390が長穴351の下側に配置されている状態でカバー370が回動された場合には、係合突出部353がカバー370の係合部376に干渉することとなり、その回動は停止される。
しかしながら、心棒390が長穴351の上側に配置されるようにカバー370を上方に引き上げておくと、カバー370の係合部(表面部上端縁部)376は係合突出部353と干渉しない位置にまで引き上げられ、カバー370はさらにノズルゲート付側板210の板面に近い側に回動させることができる。
そして、カバー370をそのように回動させて、係合部(表面部上端縁部)376の位置が係合突出部353の位置よりもノズルゲート付側板210の板面側の配置となったら、カバー370を引き上げていた状態を解除し、心棒390が長穴351の下側の位置となるような配置に戻す。その結果、カバー370の係合部(表面部上端縁部)376は、再度、カバー設置部350の係合突出部353と干渉することとなる。
すなわちこの状態においては、カバー370の表面部371(係合部(表面部上端縁部)376)は、係合突出部353とノズルゲート付側板210の板面との間に配置されているので、作業者がカバー370を保持している手を離したとしても、カバー370は係合部(表面部上端縁部)376が係合突出部353と干渉し、係合部(表面部上端縁部)376が係合突出部353に係合された姿勢に維持され、それより下側に回動することがない。すなわち、カバー370は、ノズルゲート部300のノズル用開口303の部分を開放した状態に維持されたこととなる。
この状態から、カバー370により再度ノズルゲート部300を閉じる時は、カバー370を上方に引き上げることにより、心棒390は長穴351の上方に移動し、カバー370の係合部(表面部上端縁部)376とカバー設置部350の係合突出部353との係合状態は解除される。その結果、カバー370は、下側方向に回動されることが可能となり、ノズルゲート部300を閉塞することができる。
なお、係合突出部353の突出長さ、高さは、そのような作用、機能を生じる長さ、高さに規定しておくものである。
係止部380は、液体用コンテナ1を輸送等する際に、カバー370がノズル用開口303を閉塞した状態を維持するための構成である。
係止部380は、所定の間隔で水平に配置された2枚の平行平板からなりカバー370の一方の側面部373に設置されるカバー側横板部材381、カバー側横板部材381の2枚の平行平板に各々形成された孔を通過するように配置され一方の端部(頭部)が略直角に折り曲げられた係止ピン382、係止ピン382に設置されカバー側横板部材381の2枚の平行平板の上側の平板と係止ピン382のスプリング係止ピン384との間に配置されスプリング係止ピン384すなわち係止ピン382を弾発に下方に押圧するスプリング383、及び、カバー側横板部材381の2枚の平行平板にさらに平行にカバー側横板部材381の下側に係止ピン382の先端部が孔を通過するように配置されノズルゲート付側板210の補強部212に設置される側板側横板部材386とを有する。
係止部380においては、係止ピン382の折り曲げられた頭部を把持してスプリング383の弾発力に抗して係止ピン382を上側に移動させることにより、係止ピン382の先端と側板側横板部材386の孔との嵌合状態が解除され、係止部380が設置されているカバー370が回動自在となる。すなわち、この状態でノズルゲート部300のカバー370を開けることが可能となる。
また、カバー370を閉じるときは、カバー370をノズルゲート部300を略被覆する位置まで回動し、係止ピン382の頭部を把持してスプリング383の弾発力に抗して係止ピン382を上側に移動させ、係止ピン382の先端と側板側横板部材386の孔とが干渉しない状態でカバー370をノズルゲート部300を完全に被覆した位置に移動させ、掛止ピン382の頭部の把持状態を解除し係止ピン382の先端を側板側横板部材386の孔に嵌合させる。これにより、カバー370はノズルゲート部300を完全に被覆した状態に保持され、回動不能な状態、すなわち、ノズルゲート部300のノズル用開口303を被覆した状態に維持される。
最後に、このような構成の液体用コンテナ1において液体を輸送等する場合のカバー370の操作について、図5を参照してまとめて説明する。
まず、通常の輸送状態においては、図5(A)に示すように、ノズルゲート部300においてカバー370は閉じられている。
カバー370を開ける際には、心棒390を回動中心としてカバー370を回動させて、カバー370がノズルゲート付側板210と略平行に垂直方向上側に開いた状態とする。この際、図5(B)に示すように、カバー370を上方に引き上げながらカバー370を回動させると、カバー370が上方に回動された際には、心棒390は長穴351の上部に移動した状態となる。そしてこの状態においては、図示のごとく、カバー370の係合部(表面部上端縁部)376は、カバー設置部350の係合突出部353とは干渉しない位置となっており、カバー370はそのまま係合突出部353のノズルゲート付側板210側に移動可能である。
そして、カバー370の係合部(表面部上端縁部)376がカバー設置部350の係合突出部353を越えてノズルゲート付側板210側に移動したら、カバー370を引き上げていた状態を解除する。その結果、カバー370は、心棒390がカバー設置部350の長穴351に案内された状態で、図5(C)に示すように下方に移動する。この状態においては、カバー370を保持していた力を解除してカバー370を放置したとしても、図示のごとく、カバー370の係合部(表面部上端縁部)376がカバー設置部350の係合突出部353に係合し、カバー370は下側に、すなわちノズルゲート部300のノズル用開口303を閉塞する方向に回動して来ない。すなわち、図5(C)に示すように、カバー370が開放された状態が維持される。
この状態で、作業者がカバー370を開放状態にすることに関与する必要はなく、作業者はノズルの操作に専念することができる。
そして、ノズルの作業が終了してカバー370を閉じる場合には、カバー370を上に引き上げることにより、カバー370の係合部(表面部上端縁部)376とカバー設置部350の係合突出部353との係合状態が解除され、カバー370は図5(B)に示すように回動可能な状態とされ、引き続きカバー370を回動することにより、カバー370は、図5(A)に示すようにノズル用開口303を閉塞した状態とされる。
このように、本実施形態の液体用コンテナ1によれば、カバー370を開放状態に維持しておくことができるので、作業者はカバーを開放状態に維持しておく必要がなく、ノズル等の操作に集中することができる。
従って、例えば片手でもカバー370及びノズルゲート部300の操作が可能な程度の、操作性のよい液体用コンテナ1を提供することができる。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、本考案のコンテナは、特定の物品を収容対象とするものではなく任意の物品を収容可能なコンテナであり、例えば、食品や医薬品等を収容してもよいし、あるいはまた工業製品の部品等の収容に用いてもよい。
また、内袋としては任意の袋を用いてよく、ノズルの形態としても任意の形態でよい。
1…液体用コンテナ
100…パレット
102…リフト用孔
150…下金枠
151…コーナ金具
152…枠部
153…切り欠き
154…ピン受け凹部
155…バンド通し金具
180…底板
200…第1側板
210…ノズルゲート付側板(下部側板)
211、212…補強部
213,214…止め金具
215…ノズルゲート用開口
220…上部側板
221、222…補強部
223,224…止め金具
228…バンド通し金具
240…第2側板
260…第3側板
265…係合ピン
267…張り出し部
280…第4側板
281,282…補強部
285…係合ピン
286…係合孔
287…張り出し部
288…バンド通し金具
300…ノズルゲート部
303…ノズル用開口
310…第1ゲート部材
313…切り欠き
320…第2ゲート部材
323…切り欠き
326…折り曲げ部
330…第1ガイド部材
331…基板部
333、334…第1ガイド部
336…上板部
350…カバー設置部
351…長穴
353…係合突出部
361、362…第2ガイド部材
370…カバー370
371…表面部
372,373…側面部
375…心棒保持部
376…係合部(表面部上端縁部)
380…係止部
381…カバー側横板部材
382…係止ピン
383…スプリング
384…スプリング係止ピン
386…側板側横板部材
390…心棒
400…上蓋
410…ズレ防止部材
450…バンド

Claims (2)

  1. 液体排出用のノズルを有する液体用の内袋を収容する液体用コンテナであって、
    前記内袋に収容した液体を前記ノズルから前記コンテナ外に排出できるように前記ノズルが設置される当該コンテナの側板部に形成された開口部と、
    前記開口部を被覆するカバーであって、前記開口部を被覆する閉塞状態、又は、前記開口部を露出して当該開口部に前記ノズルが設置可能な開放状態に移動される開口部カバーと、
    前記開口部カバーを、前記開放状態に保持するカバー保持手段と
    を有することを特徴とする液体用コンテナ。
  2. 前記開口部カバーは、回動機構により回動されて前記閉塞状態又は前記開放状態に移動され、
    前記カバー保持手段は、
    前記開口部カバーが前記開放状態となる位置において当該開口部カバーの回動と干渉するように形成された係止部と、
    前記開口部カバーに規定される前記係止部と干渉する被係止部と、
    前記開口部カバーの前記被係止部と前記係止部との干渉を回避するように前記開口部カバーを前記回動軸の径方向に移動させる径方向移動機構とを有し、
    前記開口部カバーは、前記径方向移動機構により径方向に移動されて回動されることにより、前記開放状態に保持された状態、又は、前記閉塞状態に移動可能な回動自在な状態のいずれかとされることを特徴とする請求項1に記載の液体用コンテナ。
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