JP3160870B2 - 流動層における風箱 - Google Patents

流動層における風箱

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JP3160870B2
JP3160870B2 JP01128193A JP1128193A JP3160870B2 JP 3160870 B2 JP3160870 B2 JP 3160870B2 JP 01128193 A JP01128193 A JP 01128193A JP 1128193 A JP1128193 A JP 1128193A JP 3160870 B2 JP3160870 B2 JP 3160870B2
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fluidized
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inlet duct
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修三 渡辺
紀一 是川
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動層における風箱に
関するもので、詳しくは、流動層ボイラなどの流動室の
底部に設けられた多数の分散ノズルへ空気などの流動化
作動気体を供給する風箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の流動層ボイラにおける風箱は、た
とえば、図5に示すような構成からなっている。図5に
おいて、11は風箱、12は入口ダクト、13は流動
室、14は該流動室13の底部、15は該底部14に設
けられた多数の空気分散ノズルである。
【0003】すなわち、風箱11は、入口ダクト12か
らの流動用空気を流入して空気分散ノズル15に供給し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示した従来の風箱11においては、流動用空気が風箱1
1の内部に流入する際、狭い流路である入口ダクト12
から広い空間である風箱に入るため、流速分布は矢印A
で示すように、中央部が早く、コーナー部が遅くなる。
また流動室13の内部では、コーナー部においてベッド
材は、矢印Bで示すように、下降流となっている。
【0005】そのため、コーナー部の空気分散ノズル1
5にベッド材が入り込み、詰まりが発生したり、風箱1
1の内部にまでベッド材が落ち込むなどの弊害が生じ、
最終的には、ボイラ運転の継続も困難にするという問題
点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、分散ノズル
への流動化作動気体の流速を均一化することができて、
コーナー部の分散ノズルに詰まりが発生しなく、かつ、
風箱内にベッド材が落ち込むことがないようにした流動
層における風箱を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、入口ダクトからの流動化作動気
体を流入させて流動室の底部に設けられた多数の分散ノ
ズルへその作動気体を供給する風箱において、該風箱の
内部に設けられて、前記入口ダクトの近傍の流動化作動
気体の流れ方向を部分的に変えて前記各分散ノズルへの
流速を均一化するバッフル体を設け、該バッフル体の形
状を、入口ダクトから流入する流動化作動気体流を板面
で直角に受けるようにした円板、又は、頂部を入口ダク
トのほうに向けている円錐体、又は、球面を入口ダクト
のほうに向けている半球体とした。
【0008】
【作用】本発明によれば、入口ダクトからの流動化作動
気体を流入させて流動室の底部に設けられた多数の分散
ノズルへその作動気体を供給する風箱において、該風箱
の内部に設けられて、前記入口ダクトの近傍の流動化作
動気体の流れ方向を部分的に変えて前記各分散ノズルへ
の流速を均一化するバッフル体を備えているので、コー
ナー部の分散ノズルへの流動化作動気体の流量が確保さ
れて、従来のような弊害が生じなくなる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示している。図
1において、1は風箱、2は入口ダクト、3は流動室、
4は該流動室3の底部、5は該底部4に設けられた多数
の分散ノズル、6はバッフル体として風箱2の内部に設
けられた円板、7は該円板6を取付けている支柱であ
る。
【0010】図2は図1の円板6の平面図で、該円板6
の上面は十字形の補強リブ8を有している。また該円板
6は、入口ダクト2から風箱1へ流入する流動化作動気
体流を板面(下面)で直角に受けるように設置されてい
る。すなわち、該円板6は、入口ダクト2の近傍の流動
化作動気体の流れ方向を部分的に変えて各分散ノズル5
への流速を均一化するように設置されている。
【0011】図1に示すように構成された風箱1におい
ては、風箱1の内部にバッフル体としての円板6を備え
ているので、該円板6は、入口ダクト2の近傍の中央部
の流動化作動気体の流れ方向を変えて各分散ノズル5へ
の流速を均一化するため、従来のようなアンバランスが
なくなり、コーナー部の分散ノズル5への流動化作動気
体の流量が確保され、コーナー部での分散ノズル5の詰
まりや、風箱1の内部へのベッド材の落ち込みなどの弊
害が生じなくなる。
【0012】図3は本発明の第2実施例を示している。
この第2実施例では、バッフル体として、頂部を入口ダ
クト2のほうに向けている中空の円錐体9からなってい
る。すなわち、前記円板6と同様な作用をするが、円板
6よりは、構造の点で、やや複雑となるが、流動化作動
気体の方向を変えるのに、エネルギーロスが少ないもの
となる。
【0013】図4は本発明の第3実施例を示している。
この第3実施例では、バッフル体として、球面を入口ダ
クト2のほうに向けている中空の半球体10からなって
いる。この半球体10も前述の円錐体9と同様である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入口ダクトからの流動化作動気体を流入させて流動室の
底部に設けられた多数の分散ノズルへその作動気体を供
給する風箱において、該風箱の内部に設けられて、前記
入口ダクトの近傍の流動化作動気体の流れ方向を部分的
に変えて前記各分散ノズルへの流速を均一化するバッフ
ル体を備えているので、コーナー部の分散ノズルへの流
動化作動気体の流量が確保されて、その部の分散ノズル
にベッド材が入り込むことがなく、また風箱の内部にま
でベッド材が落ち込むなどの弊害がなく、安定した流動
層を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した正面断面図であ
る。
【図2】図1の円板を示した平面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示した正面断面図であ
る。
【図4】本発明の第3実施例を示した正面断面図であ
る。
【図5】従来の技術の一例を示した正面断面図である。
【符号の説明】
1 風箱 2 入口ダクト 3 流動室 4 底部 5 分散ノズル 6 円板 9 円錐体 10 半球体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−290307(JP,A) 特開 昭49−29281(JP,A) 特開 昭62−206309(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23C 10/18 F23G 5/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口ダクトからの流動化作動気体を流入
    させて流動室の底部に設けられた多数の分散ノズルへそ
    の作動気体を供給する風箱において、該風箱の内部に設
    けられて、前記入口ダクトの近傍の流動化作動気体の流
    れ方向を部分的に変えて前記各分散ノズルへの流速を均
    一化するバッフル体を備え、該バッフル体が、入口ダク
    トから流入する流動化作動気体流を板面で直角に受ける
    ようにした円板からなることを特徴とする、流動層にお
    ける風箱。
  2. 【請求項2】 前記円板の一部に適数個の貫通小孔を有
    する請求項1記載の流動層における風箱。
  3. 【請求項3】 入口ダクトからの流動化作動気体を流入
    させて流動室の底部に設けられた多数の分散ノズルへそ
    の作動気体を供給する風箱において、該風箱の内部に設
    けられて、前記入口ダクトの近傍の流動化作動気体の流
    れ方向を部分的に変えて前記各分散ノズルへの流速を均
    一化するバッフル体を備え、該バッフル体が、頂部を入
    口ダクトのほうに向けている円錐体からなることを特徴
    とする、流動層における風箱。
  4. 【請求項4】 入口ダクトからの流動化作動気体を流入
    させて流動室の底部に設けられた多数の分散ノズルへそ
    の作動気体を供給する風箱において、該風箱の内部に設
    けられて、前記入口ダクトの近傍の流動化作動気体の流
    れ方向を部分的に変えて前記各分散ノズルへの流速を均
    一化するバッフル体を備え、該バッフル体が、球面を入
    口ダクトのほうに向けている半球体からなることを特徴
    とする、流動層における風箱。
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