JP3160550B2 - 窒化アルミニウム焼結体及びその用途 - Google Patents

窒化アルミニウム焼結体及びその用途

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温における体積
抵抗率の大きい窒化アルミニウム焼結体及びそれを用い
た回路基板に関する。
【0002】近年、ロボット、モーター等の産業機器の
高性能化に伴い、大電力・高能率インバーター等大電力
モジュールの変遷が進んでおり、半導体素子から発生す
る熱も増加の一途をたどっている。このような大電力モ
ジュールは、当初、簡単な工作機械に使用されてきた
が、ここ数年、溶接機、電車の駆動部、電気自動車に使
用されるようになり、より厳しい環境下の使用における
耐久性と更なる小型化が要求されるようになってきた。
【0003】半導体から発生した熱を効率よく放散し、
しかも上記要求に応えることのできるセラミックス基板
は、現時点では窒化アルミニウム基板であり、窒化アル
ミニウム焼結体自体の性能向上や、回路基板の構造改善
等により更なる対応がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】大電力モジュールにお
ける新たな課題は高電圧に耐えることである。この要求
は、熱伝導率120W/mK以上、抗折強度35kg/
mm2 以上の窒化アルミニウム焼結体において、その体
積抵抗率がシリコンチップの使用限度に近い150℃付
近においてもあまり劣化しないものが開発されれば満た
されるが、従来の上記熱伝導率と抗折強度を有する窒化
アルミニウム焼結体の150℃における体積抵抗率は、
1012Ω・cm程度であって、高電圧に対する耐久性が
小さいものであった。
【0005】本発明の目的は、高熱伝導率かつ高抗折強
度を有する窒化アルミニウム焼結体の150℃の空気中
における体積抵抗率を1013Ω・cm以上に高めること
である。
【0006】本発明者らは、上記目的を達成するために
鋭意検討した結果、窒化アルミニウム焼結体の粒界相中
に存在するN量によって体積抵抗率が変化し、粒界相の
N含有量が1.5〜2. 5重量%であるものは、150
℃の空気中における体積抵抗率が1013Ω・cm以上に
することができ、そのような窒化アルミニウム焼結体
は、窒化アルミニウム粉末原料の酸素量とその焼結条件
を制御することによって達成できることを見いだし、本
発明を完成させたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
界相のN含有量が1.5〜2. 5重量%、熱伝導率12
0W/mK以上、抗折強度35kg/mm2 以上、15
0℃の空気中の体積抵抗率1×1013Ω・cm以上であ
ることを特徴とする窒化アルミニウム焼結体である。
た、本発明は、上記窒化アルミニウム焼結体を窒化アル
ミニウム基板として用い、その表面に金属回路を形成さ
せてなることを特徴とする回路基板である。更に、本発
明は、酸素含有量1.0〜1.2重量%の窒化アルミニ
ウム粉末原料と、酸化イットリウム粉末と、有機結合材
とを含む混合原料粉末を成形し、脱脂後、1×10 -3
orr以上の高真空下、温度1700℃までの昇温速度
を10℃/min以上で急速昇温し、1800〜182
0℃×30〜60分で焼成した後、窒素ガス流通下、1
0℃/min以上の速度で急冷し、粒界相のN含有量が
1.5〜2. 5重量%のものを取得することを特徴とす
る上記窒化アルミニウム焼結体の製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、更に詳しく本発明について
説明する。
【0009】焼結助剤として酸化イットリウム(Y2
3 )が添加された窒化アルミニウム(AlN)粉末の焼
結メカニズムは、AlNの表面に存在するAl2 3
23 との液相形成に基づく粒界相の生成によること
が知られており、最近に至り、その液相にマトリックス
のAlNが溶け込んでいることが見いだされている(日
本セラミックス協会 1995年年会講演予稿集、3A12 520
(1995) )。
【0010】液相にAlNが溶け込んで粒界相のN含有
量が多くなると、マトリックスAlNのAlとNの共有
結合のバランスが崩れ、Alが過剰の状態となる。そこ
で、フリーとなったAlがAl3+となり、焼結体に電場
がかけられたときに電荷のキャリアーとなって移動し体
積抵抗率が下がる。
【0011】このような粒界相へのAlNの溶解は、窒
化アルミニウム粉末原料の酸素含有量と焼結条件に大き
く影響を受ける。
【0012】本発明者らは、この点について、更に検討
したところ、窒化アルミニウム粉末原料の酸素含有量は
1.0〜1.2重量%であることが必要条件であり、ま
た焼結はワークの周囲が還元雰囲気とならないように例
えばBN容器に入れて行うことが重要であることを見い
だした。
【0013】しかも、昇温時にワークの酸化を防止する
ため、1×10-3Torr以上の高真空下において、1
700℃まではできるだけ急速に、より具体的には昇温
速度は10℃/min以上で昇温することが望ましい。
また、その後に続く焼成温度、焼成時間、冷却速度につ
いてもいずれも重要であり、焼成温度と焼成時間は可能
な限り低温かつ短時間、より具体的には1800〜18
20℃×30〜60分、冷却は窒素ガス流量を50リッ
トル/min以上、特に100リットル/min以上と
多くし、10℃/min以上の速度で急冷することが望
ましい。このような焼成条件は新規である。
【0014】熱量が上記焼成条件よりも少なくなる状態
で焼成すると焼結不足を起こし、液相に溶け込んだAl
Nがそのまま残存し粒界相のN含有量は増加する。一
方、熱量が上記焼成条件よりも多くなる状態で焼成する
と、液相に溶け込んだAlNの再析出が活発となり粒界
相のN含有量が減少するが、焼結体の微構造が乱れ、抗
折強度や熱伝導率が低下する。
【0015】粒界層のN含有量の測定は、焼結体から粒
界相を溶解・抽出する方法が一般的であり、例えば焼結
体を瑪瑙乳鉢で粉砕した後、水酸化ナトリウム溶液でA
lNを溶解させ、不溶解物の粒界相を濾過回収し、それ
を市販の窒素分析計にてN分を定量することによって行
うことができる。
【0016】本発明で使用される窒化アルミニウム粉末
の酸素含有量は、1.0〜1.2重量%である。1.0
重量%未満では、焼結過多となって強度が低下し、また
1.2重量%をこえると粒界相が増え望ましくはない。
窒化アルミニウム粉末の平均粒径は2.5μm以下であ
ることが望ましい。
【0017】焼結助剤としては酸化イットリウムを用い
る。その粒径は分散性をよくするため、2.0μm以下
が好ましい。添加量は内割りで3〜5重量%程度であ
る。
【0018】窒化アルミニウム粉末と焼結助剤を混合す
る際の有機結合材としては、エチルセルロース等のよう
なセルロース類も使用できるが、ポリビニルブチラール
(PVB)が最適である。有機溶剤としては、アルコー
ル類、トルエン、キシレンが好ましい。分散剤として
は、ダイナマイトグリセリン、グリセリントリオレート
等が使用される。
【0019】グリーンシートの成形は、押出成型法、ド
クターブレード法等で行われる。また、グリーンシート
の脱脂は、450℃から480℃までの温度で6時間以
上かけて行うことが望ましい。脱脂雰囲気は非酸化性雰
囲気にする必要はなく、空気中でもよい。本発明におい
ては、初期の段階で真空脱脂を行うことが望ましく、そ
れによって窒化アルミニウム粒子の酸化を抑止すること
ができる。なお、脱脂体の酸素含有量は2.9重量%以
下が望ましい。
【0020】以上のようにして製造された窒化アルミニ
ウム焼結体のうち、粒界相のN含有量が1.5〜2. 5
重量%であるものは、熱伝導率120W/mK以上特に
140W/mK以上、抗折強度35kg/mm2 以上特
に40kg/mm2 以上、150℃の空気中の体積抵
抗率1×1013Ω・cm以上特に1×1014Ω・cm以
上となる。
【0021】次に、本発明の回路基板について説明す
る。
【0022】本発明の回路基板は、上記窒化アルミニウ
ム焼結体を窒化アルミニウム基板として用い、一方の面
に金属回路を形成させたものである。この場合におい
て、他方の面には放熱金属板を形成させたものであって
もよい。
【0023】窒化アルミニウム基板の厚みとしては、通
常、0.3〜0.8mmであり、0.3mmよりも薄い
と熱応力に対して構造的に耐久力がなくなり、また0.
8mmをこえると熱抵抗が大きくなる。用途によっては
1mm以上の厚みのものでも使用できる。
【0024】窒化アルミニウム基板の一方の面に金属回
路、他方の面には放熱金属板を形成する方法としては、
窒化アルミニウム基板と金属板との接合体をエッチング
する方法、金属板から打ち抜かれた金属回路又は放熱金
属板のパターンを窒化アルミニウム基板に接合する方法
等によって行うことができるが、本発明においては前者
が好適である。
【0025】本発明においては、窒化アルミニウム基板
と金属板との接合には活性金属ろう付け法が好適であ
り、その際のろう材の金属成分としては、銀と銅を主成
分とし、溶融時の窒化アルミニウム基板との濡れ性を確
保するために活性金属を副成分とする。この活性金属成
分は、窒化アルミニウム基板と反応して主に窒化物を生
成させ、それらの生成物がろう材と窒化アルミニウム基
板との結合を強固なものにする。活性金属の具体例をあ
げれば、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、ニオブ、
タンタル、バナジウム及びそれらの化合物である。これ
らの割合としては、銀69〜100重量部と銅31〜0
重量部の合計量100重量部あたり活性金属3〜35重
量部である。
【0026】活性金属ろう付け法で使用されるろう材ペ
ーストは、上記ろう材の金属成分に有機溶剤及び必要に
応じて有機結合剤を加え、ロール、ニーダ、万能混合
機、らいかい機等で混合することによって調製すること
ができる。有機溶剤としては、メチルセルソルブ、テル
ピネオール、イソホロン、トルエン等、また有機結合剤
としては、エチルセルロース、メチルセルロース、ポリ
メタクリレート等が使用される。
【0027】窒化アルミニウム基板にろう材ペーストを
配置するには、スクリーン印刷法やロールコーターによ
る塗布法が採用されるが、ペーストを窒化アルミニウム
基板全面に塗布する場合は、生産性の点から後者が望ま
しい。
【0028】本発明で使用される金属板の材質について
は特に制限はなく、通常は、銅、ニッケル、銅合金、ニ
ッケル合金が用いられる。また、その厚みについても制
限はなく、通常、金属箔と言われている肉厚の薄いもの
でも使用可能であり、0.1〜1.0mm好ましくは
0.2〜0.5mmのものが用いられる。最近では、1
mm以上に厚くする要求もある。
【0029】窒化アルミニウム基板と金属板の接合は、
真空又は不活性雰囲気下で加熱した後冷却することによ
って行うことができる。その際の冷却速度は、窒化アル
ミニウム基板と金属板との熱膨張係数の差による残留応
力に基づくクラックや欠損を少なくするため、5℃/分
以下特に2℃/分以下とすることが望ましい。また、銅
板の残留応力を除去するため、更に望ましくは500〜
700℃の温度域にて3時間保持程度以上保持すること
が好ましい。
【0030】金属回路の形成方法としては、接合体の金
属板にエッチングレジストを塗布しエッチングする方法
が好適である。エッチングレジストとしては、紫外線硬
化型、熱硬化型を使用することができる。また、エッチ
ング液としては、金属板が銅板又は銅合金板であれば、
塩化第2鉄溶液、塩化第2銅液、硫酸、過酸化水素水等
の溶液が使用される。好ましくは、塩化第2鉄溶液、塩
化第2銅溶液である。一方、金属板がニッケルまたはニ
ッケル合金の場合は、塩化第2鉄溶液が用いられる。
【0031】エッチングによって金属の不要部分が除去
された金属回路間には、もともと塗布したろう材やその
合金層・窒化物層あるいは金属回路パターン外にはみ出
した不要ろう材がまだ残っている。そこで、NH4 F等
のハロゲン化アンモニウム水溶液、硫酸、硝酸等の無機
酸と過酸化水素水を含む溶液等を用いてそれらを除去す
る。処理温度は40〜60℃であり、溶液濃度は0.1
〜10重量%であることが好ましい。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例と比較例をあげて具体
的に説明する。
【0033】実施例1〜6 比較例1〜11 酸素含有量1.1重量%、平均粒径2.0μmの窒化ア
ルミニウム粉末96重量部、イットリア粉末4重量部、
表面処理剤としてオレイン酸2重量部を添加し、振動ミ
ルにて予備混合を行った。更に、有機結合材としてエチ
ルセルロース8重量部、可塑剤としてグリセリントリオ
レート3重量部及び水12重量部を配合してミキサーで
混合を行い、その後、成型速度1.0m/min、成型
圧力55〜70kg/cm2 にて押出成型を行った。得
られたグリーンシートを60mm×30mmの大きさに
打ち抜き、遠赤外線にて120℃、5分間乾燥を行った
後、480℃で10時間、空気中で脱脂した。その後、
表1に示すような条件で焼成を行った。
【0034】得られた窒化アルミニウム焼結体は、表面
をホーニング処理して十分に清浄化した後、粒界層のN
含有量、体積抵抗率、抗折強度及び熱伝導率を以下に従
い測定した。
【0035】(1)粒界層のN含有量:焼結体を瑪瑙乳
鉢等で粉砕した後、10%水酸化ナトリウム溶液でAl
Nを溶解する。その後、不溶解物の粒界相を濾過して回
収し、酸素・窒素分析計(LECO社 TC−436)
で窒素を定量した。 (2)体積抵抗率:JIS C 6481に準じ、15
0℃の大気中、500V(直流)の条件で測定した。 (3)抗折強度:JIS R 1601に準じ、スパン
30mm、クロスヘッドスピード0.5mm/minの
条件で3点曲げ強さを測定した。 (4)熱伝導率:レーザーフラッシュ法で測定した。
【0036】
【表1】
【0037】実施例7 重量割合で、銀粉末90部、銅粉末10部、ジルコニウ
ム粉末3部、チタン粉末3部及びテルピネオール10部
を配合し、ポリイソブチルメタアクリレートのトルエン
溶液を加えてよく混練し、ろう材ペーストを調整した。
【0038】上記で製造された窒化アルミニウム焼結体
から窒化アルミニウム基板(60mm×36mm×0.
65mm)を加工し、その両面に上記ろう材ペーストを
スクリーン印刷によって全面に塗布した。その際の塗布
量(乾燥後)は9mg/cm 2 とした。
【0039】次に、金属回路形成面に60mm×36m
m×0.3mmの銅板を、また金属放熱板形成面に60
mm×36mm×0.15mmの銅板をそれぞれ接触配
置してから、真空度1×10-5Torr以下の真空下、
830℃で30分間加熱して接合体を製造した。
【0040】次いで、この接合体の銅板上にUV硬化タ
イプのエッチングレジストをスクリーン印刷で塗布後、
塩化第2銅溶液を用いてエッチング処理を行って銅板不
要部分を溶解除去し、更にエッチングレジストを5%苛
性ソーダ溶液で剥離した。このエッチング処理後の接合
体には、銅回路パターン間に残留不要ろう材や活性金属
成分と窒化アルミニウム基板との反応物があるので、そ
れを20%過酸化水素と10%フッ化アンモニウムの混
合溶液に浸漬して除去し、表側に銅回路、裏側に放熱銅
板の設けられた回路基板を製造した。
【0041】この回路基板について、気中、−40℃×
30分保持後、25℃×10分間放置を1サイクルとす
るヒートサイクル試験を行い、銅回路又は放熱銅板が剥
離するサイクル回数を測定した。その結果、いずれの回
路基板も1000回まで銅回路又は放熱銅板の剥離は見
られなかった。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、窒化アルミニウム粉末
原料に、酸化タンタル、酸化ニオブや、タングステン、
タングステン化合物、モリブデン、モリブデン化合物、
ジルコニウム、ジルコニウム化合物を添加することな
く、焼結助剤として酸化イットリウムを用いるだけで、
粒界相のN含有量が1.5〜2. 5重量%、熱伝導率1
20W/mK以上、抗折強度35kg/mm2 以上を有
し、150℃の空気中の体積抵抗率が1×1013Ω・c
m以上である窒化アルミニウム焼結体が提供される。
【0043】また、このような窒化アルミニウム焼結体
をセラミックス基板として用い、その表面に金属回路を
形成することによって、高電圧とヒートサイクルに対す
る耐久性に優れた回路基板となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−87031(JP,A) 特開 平5−345690(JP,A) 特開 平7−309663(JP,A) 特開 平4−42860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C04B 35/581 - 35/582 H05K 1/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒界相のN含有量が1.5〜2. 5重量
    %、熱伝導率120W/mK以上、抗折強度35kg/
    mm2 以上、150℃の空気中の体積抵抗率1×10
    13Ω・cm以上であることを特徴とする窒化アルミニウ
    ム焼結体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の 窒化アルミニウム焼結体
    を窒化アルミニウム基板として用い、その表面に金属回
    路を形成させてなることを特徴とする回路基板。
  3. 【請求項3】 酸素含有量1.0〜1.2重量%の窒化
    アルミニウム粉末原料と、酸化イットリウム粉末と、有
    機結合材とを含む混合原料粉末を成形し、脱脂後、1×
    10 -3 Torr以上の高真空下、温度1700℃までの
    昇温速度を10℃/min以上で急速昇温し、1800
    〜1820℃×30〜60分で焼成した後、窒素ガス流
    通下、10℃/min以上の速度で急冷し、粒界相のN
    含有量が1.5〜2. 5重量%のものを取得することを
    特徴とする請求項1記載の窒化アルミニウム焼結体の製
    造方法。
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