JP3159665U - ベルトコンベヤの柵取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルトコンベヤの周辺でフック部を設けることができない複雑な外観形状の所でも、柵を簡単にしっかりと設置できる柵取付構造を提供する。【解決手段】 柵取付構造16は、本体部17と、本体部17に着脱される第1面板28と、楔部材31とを有する。本体部17は、ボルト26によって機枠に固定される取付部18と、取付部18と一体である第2面板19と、第2面板19から突出した突出部21とを有する。第1面板28は第1開口29によって突出部21に沿って本体部17の第2面板19に近付き又は遠ざかる方向へ移動できる。突出部21は安全柵11の網目空間14を通ることができ、第2開口22を有する。楔部材31は、突出部21の第2開口22に挿入された状態で、第1面板28を第2面板19へ向けて押し付ける。第1面板28及び楔部材31にはワイヤ33a,33bが接続され、それらのワイヤは安全柵11に連結される。【選択図】図4

Description

本考案は、フレーム、支柱、補強部材等といった機枠によって支持されたベルトコンベヤの周囲に安全柵を設置する際に採用される柵取付構造に関する。
ベルトコンベヤを備えた搬送装置は任意の物体を搬送するための搬送手段として産業界において広く使用されている。この搬送装置には、ベルトコンベヤそれ自体、ベルトコンベヤを周回移動させるローラ、電動モータ等といった駆動源、ギヤ等といった動力伝達系、等といった可動部分が含まれている。
作業者がこれらの可動部分に接触することを防止するために、従来、搬送装置の周囲に柵を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、ベルトコンベヤを支持する機枠の一部にフック部を設け、該フック部に金網から成る柵を引掛けるという構成が開示されている。
また、特許文献2には、ベルトコンベヤを支持する機枠の一部にフック部を設け、該フック部に金網から成る柵を引掛けて吊り下げるという構成が開示されている。また、特許文献3には、ベルトコンベヤを支持する機枠の一部にフック部を設け、該フック部に金網から成る柵を引掛けて吊り下げると共に、係止リングとコッタとにより柵を機枠に固定するという構成が開示されている。
実用新案登録第3151281号公報(請求項1、第5頁、図1,2,3) 特開2008−156069号公報(請求項1、第4,5頁、図1,3,4) 特開2009−173389号公報(請求項1、第5頁、図1,2,3)
しかしながら、上記特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示された装置においては、ベルトコンベヤの機枠にフック部を設け、そのフック部に柵を吊り下げるようにしたので、柵が不安定であったり、フック部を設けることができない場所には柵を付設することができなかったり、柵をフック部に吊り下げる作業に手間がかかって面倒であったり、フック部に大きな荷重がかかって損傷し易い、等という問題があった。
本考案は、従来の装置における上記の問題点を解消するために成されたものであって、フック部を設けることができないような複雑な外観形状の場所でも柵を設置でき、非常に簡単な作業だけで柵をしっかりと安定状態に設置でき、しかも損傷し難い丈夫な構造の柵装置を提供することを目的とする。
本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造は、網状の安全柵を機枠によって支持されたベルトコンベヤの周囲に設置するための柵取付構造であって、前記機枠に取付けられる本体部と、該本体部に着脱される第1面板と、該第1面板を押し付ける楔部材とを有しており、前記本体部は、固定手段によって前記機枠に固定される取付部と、該取付部と一体であり前記安全柵と平面的に接触できる接触面を備えた第2面板と、前記第2面板の接触面から突出した突出部と、を有しており、前記第1面板は、前記安全柵と平面的に接触できる接触面を備えており、前記突出部を通すことができる第1開口を有しており、前記突出部に沿って前記本体部の第2面板に近付き又は遠ざかる方向へ移動でき、前記突出部は前記安全柵の網目空間を通ることができ、前記第2面板の接触面と交差する方向に延びる第2開口を有しており、前記楔部材は、前記突出部の第2開口に挿入された状態で、前記第1面板を前記第2面板へ向けて押し付け、前記第1面板及び/又は前記楔部材には連結用線部材が接続され、該連結用線部材には前記安全柵に連結できる連結具が設けられていることを特徴とする。
上記構成において、面板は、安全柵に面接触する部分を有した板状の部材である。
本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造において、前記第1面板の前記安全柵に対向する面及び前記第2面板の前記柵に対向する面のそれぞれは、前記安全柵の1つの網目空間よりも大きい面積を有していることが望ましい。これにより、第1面板及び第2面板によって安全柵の線材部分をしっかりと挟持できる。
本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造によれば、フック部を用いた吊り下げ構造でなく、一対の面板を用いて安全柵を挟んで支持する構造であるので、フック部を設けることができないような複雑な外観形状の場所でも柵を設置できる。
また、フック部を用いた構造では、柵を吊り下げるだけなので柵自体はフック部を中心として自由に揺動できる状態であり、それ故、柵を安定してしっかりと設置することができない。例えば風が強い場合には柵が揺動して吊り下げ部分に過剰な荷重がかかり、フック部や柵に損傷が生じ易い。これに対し、本考案では、一対の面板で安全柵を挟んで支持するので、安全柵を安定してしっかりと支持でき、柵自身や柵の支持部分に損傷が生じることがほとんど無い。
また、フック部を用いた吊り下げ構造では、柵の安定性を確保するために、係止リングとそれに差し込まれる係止部材等を用いた別の構造物が必要であった。そのため、吊り下げ作業及び係止作業の2つの作業が必要となり、作業が非常に面倒であった。さらに、2つの構造を用意しなければならずコストも高かった。これに対し、本考案では、一対の面板だけで安全柵を確実に支持できるので、柵設置の作業が楽であり、コストも低く抑えることができるようになった。
柵を設置すべきベルトコンベヤの長さは非常に長くなる場合がある。例えば、鉱山における鉱石搬送システムにおいてはベルトコンベヤが数十メートルから数百メートルにわたるような場合がある。このような場合には、特に本考案の柵取付構造を用いることが、作業を楽にする上及びコストを低く抑える上で非常に有利である。
本考案によれば、前記楔部材及び前記第1面板に連結用線部材が連結され、該連結用線部材には前記網状の安全柵の線材に連結される連結具が取り付けられている。連結用線部材を安全柵の線材に連結することにより、楔部材及び第1面板の紛失を回避できる。
(a)はベルトコンベヤを使った搬送装置を示す図であり、(b)はその搬送装置に本考案に係る柵取付構造の一実施形態によって安全柵を付設した状態を示す図である。 図1(b)のB−B線に従ったベルトコンベヤ搬送装置の断面図である。 ベルトコンベヤの柵取付構造の主要部を拡大して示す正面図である。 本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造の一実施形態の分解斜視図である。 図4に示すベルトコンベヤの柵取付構造を組み立てた状態を示す側面図である。 本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造の他の実施形態を用いたベルトコンベヤ搬送装置の断面図である。 (a)はベルトコンベヤを使った搬送装置の他の例を示す図であり、(b)はその搬送装置に本考案に係る柵取付構造のさらに他の実施形態によって安全柵を付設した状態を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造を実施形態に基づいて説明する。なお、本考案がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、これ以降の説明では図面を参照するが、その図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
図1(a)は、本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造が利用されるベルトコンベヤ搬送装置の全体を、搬送方向Aの側方から見た状態を示している。また、図1(b)はそのベルトコンベヤ搬送装置に本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造の一実施形態を利用して柵を付設した状態を示している。
ベルトコンベヤ搬送装置は、図1(a)に示すように、駆動ローラ1と従動ローラ2とによって支持されたベルトコンベヤ3と、駆動ローラ1やその他の種々の構造部材を支持している機枠4と、ベルトコンベヤ3のキャリヤ側(すなわち、上走側)部分3aを覆っているカバー6とを有している。このベルトコンベヤ搬送装置は、例えば鉱山において産出される鉱石を搬送するために用いられる。この場合には、ベルトコンベヤ3は数十メートルから数百メートルといった非常に長い距離にわたって施設されることがある。
搬送対象物、例えば鉱石、はベルトコンベヤ3のキャリヤ側部分3aに乗って矢印Aで示す方向へ搬送される。搬送後のベルトコンベヤ3は駆動ローラ1を迂回して下走側となり、搬送対象物を受け取る位置である元の位置へ戻る。このようなベルトコンベヤ3の下走側部分3bをリターン側部分と呼ぶことがある。
図1(b)のB−B線に従った断面図である図2において、ベルトコンベヤ3の上走行体であるキャリヤ側部分3aは、中央の水平ローラ5と、その両側に設けられた傾斜ローラ10,10とによって受けられて、図2の紙面奥側から紙面手前側へ向かう方向へ走行する。他方、ベルトコンベヤ3の下走行体であるリターン側部分3bは水平ローラ15によって受けられて、図2の紙面手前側から紙面奥側へ向かう方向へ走行する。キャリヤ側の水平ローラ5及び傾斜ローラ10,10並びにリターン側の水平ローラ15は、図2の紙面と直交する方向へ複数個が互いに間隔を空けて設けられている。各傾斜ローラ10は、機枠であるコンベヤフレーム8上に固定された支柱20によって支持されている。支柱20も機枠の1つである。
図1(a)において、機枠4は、地面等といった基準面上に置かれた基台フレーム7と、基台フレーム7の上方に設置されていてベルトコンベヤ3を支持しているコンベヤフレーム8と、基台フレーム7とコンベヤフレーム8との間に設けられた支柱である縦フレーム9とを含んでいる。駆動ローラ1の下側の一部分、従動ローラ2の下側の一部分、及びベルトコンベヤ3のリターン側(下走側)部分3bは、機枠4によって囲まれる空間の内部に納められている。
機枠4の側面には、図1(b)に示すように、長方形状の網部材である安全柵11が複数個、略隙間無く連続して並べて設けられている。図1(b)では機枠4の手前側側面に設けられた安全柵11が図示されているが、図2に示すように、機枠4の後方側側面(図2の左側側面)にも同様の複数の安全柵11が設けられている。
安全柵11は、図3に示すように、長方形状でリング状(すなわち、環状又は枠状)の比較的太い線材12の縦辺及び横辺の両方の内側に複数の細い線材13を張り渡すことによって形成されている。環状線材12並びにその内部の縦及び横の線材13は網部材である安全柵11を構成している線材である。環状線材12とそれに隣接する縦及び横の線材13とによって囲まれる長方形状の開口領域、すなわち網目空間14の1つずつ、並びに縦方向及び横方向で互いに隣接する線材13によって囲まれる長方形状の開口領域、すなわち網目空間14の1つずつ、は後述する本体部の突出部を挿通させるための取付用穴を構成している。網目空間14は複数個が縦横に行列状に並んでいる。線材12及び線材13は金属製又は樹脂製の線材である。
縦フレーム9は基板部9aの両側に起立部9b,9bが形成されて成る断面コ字形状に形成されている。安全柵11は、縦フレーム9の起立部9bに取り付けられた柵取付構造16によって支持されている。柵取付構造16は、図4に示すように、本体部17を有している。本体部17は、縦フレーム9(図3参照)の一方の起立部9bに固定状態で取り付けられるための取付部18と、取付部18と一体な第2面板19と、第2面板19から突出した突出部21とを有している。突出部21は長方形又は正方形の矩形状の板状であり、その幅Wは安全柵11に設けられた網目空間14を通過できる大きさとなっている。また、突出部21の略中央部には第2面板19に対して略直角方向に延びる、すなわち第2面板19と交差する方向に延びる長穴である第2開口22が設けられている。
取付部18の中央部には溝23が設けられている。溝23を形成している取付部18の側壁にはネジ穴24が設けられている。このネジ穴24にボルト26がねじ込まれる。符号27a,27bはボルト26を固定するためのナットである。溝23内に縦フレーム9の起立部9bを挿入した上で、ボルト26を締め込むことにより、本体部17を縦フレーム9に固定できる。
本実施形態では、ボルト26の緩み止めのためにダブルナット27a及び27bを用いたが、これに代えて、1つのナットを用いたシングルナット構造を採用することもできる。
柵取付構造16は、さらに、第1面板28を有している。第1面板28は本体部17の構成要素である第2面板19と略同じ形状に形成されている。また、第1面板28の略中央部には、本体部17の構成要素である突出部21の厚さよりも大きい幅であり、且つ突出部21の幅Wよりも大きい長さの長穴である第1開口29が設けられている。
第1面板28の適所、本実施形態の場合は1つの辺部の略中央部、には小孔30が設けられている。そして、この小孔30に連結用線部材としてのワイヤ33aの一端が連結されている。ワイヤ33aは、金属製、樹脂製、又は糸製である。そして、ワイヤ33aの他端に連結具、例えば金属製又は樹脂製でS字状の引掛け用部材34aが取り付けられている。引掛け用部材34aは網線としての線材12,13に引掛けることができる。こうして引掛け用部材34aを線材12,13に引掛けておくことにより、第1面板28を本体部17から取り外した後、その第1面板28が紛失することを防止できる。
本体部17の構成要素である突出部21は安全柵11の取付用穴である網目空間14を貫通できる。第2面板19は、安全柵11の縦横の細い線材13又はリング状の外枠の線材12に面接触できる。そして、第2面板19が線材12又は13に面接触しているときに、突出部21に第1面板28を挿入して、該第1面板28を第2面板19の反対側から線材12又は13に面接触させれば、第1面板28と第2面板19とによって安全柵11を挟み付けることができる。
第1面板28及び第2面板19の平面形状は、1つの網目空間14の面積よりも小さくても良いが、望ましくは1つの網目空間14の開口面積よりも大きくする。こうすれば、1つの網目空間14を形成しているリング状線材12又は内部の直線状線材13の全周を第1面板28と第2面板19とによって挟み付けることができる。
柵取付構造16は、さらに、楔部材31を有している。楔部材31の下側の一辺31aは長さが短く、その対辺31bはそれよりも長い長さとなっている。つまり、楔部材31の全体形状は楔形状となっている。楔部材31の長手側の一辺31cと上側の長辺31bとは略直角を成している。そして、長手側の他の一辺31dと上側の長辺31bとは直角よりも小さい角度、すなわち鋭角になっている。
また、上側の長辺31bの長さは、第1面板28及び第2面板19の両方を線材12又は13に面接触させたときに、突出部21の第2開口22のうちの第1面板28の外側に張り出している部分の長さよりも長く形成されている。このため、第1面板28及び第2面板19の両方が線材12又は13に面接触しているときに、突出部21の第2開口22に楔部材31を短辺31a側から挿入すれば、楔部材31は第2開口22を貫通することなく、途中で止まって、第1面板28を第2面板19の方向へ押し付ける。これにより、第1面板28と第2面板19とによって線材12,13、すなわち安全柵11をしっかりと挟み付けて支持できる。
楔部材31の上端部には小孔32が設けられている。そして、この小孔32に連結用線部材としてのワイヤ33bの一端が連結されている。ワイヤ33bは、金属製、樹脂製、又は糸製である。そして、ワイヤ33bの他端に連結具、例えば金属製又は樹脂製でS字状の引掛け用部材34bが取り付けられている。引掛け用部材34bは網線としての線材12,13に引掛けることができる。こうして引掛け用部材34bを線材12,13に引掛けておくことにより、楔部材31を本体部17から取り外した後、その楔部材31が紛失することを防止できる。
本実施形態に係るベルトコンベヤの柵取付構造16は以上のように構成されているので、これを用いてベルトコンベヤ搬送装置に安全柵11を付設する際には、まず、図4の柵取付構造16の本体部17の取付部18を、図5(a)に示すように、ボルト26及びナット27a,27bによって縦フレーム9の起立部9bに固定する。次に、図4において、網部材である安全柵11の網目空間14を本体部17の突出部21に差し入れ、線材12又は13を第2面板19に面接触させる。第2面板19の平面形状が1つの網目空間14の開口面積よりも大きい場合には、1つの網目空間14を形成している線材12又は13の全周を第2面板19に面接触させることができる。
次に、第1面板28の第1開口29を本体部17の突出部21に差し込み、第1面板28を線材12又は13に押し付ける。さらに、図5に示すように、楔部材31を本体部17の突出部21の第2開口22に差し込む。すると、楔部材31によって第1面板28が第2面板19の方向へ押し付けられ、そのため、第1面板28と第2面板19とが安全柵11の線材12又は13をしっかりと挟持する。こうして、図1(b)に示すように、ベルトコンベヤ3の周囲、特に機枠4の内部に設置されたベルトコンベヤ3のリターン側部分3bの周囲に、複数の安全柵11を容易には取り外せないように連続して設けることができる。これにより、作業者がベルトコンベヤ3の可動要素、例えばローラ、モータ等に触れることを安全柵11によって防止できる。
(第2の実施形態)
図6は、本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造の使用形態の他の実施形態を示している。この実施形態で使用するベルトコンベヤ搬送装置は、ベルトコンベヤ3のキャリヤ側部分3aを覆うカバー6を有していないことにおいて、図2のベルトコンベヤ搬送装置と異なっている。それ以外の構成は図2のベルトコンベヤ搬送装置と同じである。
本実施形態ではベルトコンベヤ3のキャリヤ側部分3aが外部に露出している。そして、傾斜ローラ10を支持している機枠としての支柱20の適所に柵取付構造16が固定されており、その柵取付構造16によって網部材である安全柵11aが支持されている。安全柵11aはベルトコンベヤ3のキャリヤ側部分3aの側方部分を外部から覆っている。安全柵11aは複数個が図6の紙面と直角方向の方向、すなわちベルトコンベヤ3による物体の搬送方向、に沿って連続して並べて設けられている。
以上のように、本実施形態では、ベルトコンベヤ3のキャリヤ側部分3aの側方が安全柵11aによって覆われ、さらに、ベルトコンベヤ3のリターン側部分3bの側方が安全柵11によって覆われている。この構成により、ベルトコンベヤ3に付属する可動部分(例えば、ローラ、モータ、プーリ、ギヤ、動力伝達ベルト等)に作業者が誤って触れることを安全柵11及び11aによって防止できる。
柵取付構造16は、図4及び図5に示した柵取付構造16と同じ構成である。この柵取付構造16の構成は既に説明したので、ここでの説明は省略する。
(第3の実施形態)
図7(b)は本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造の使用形態のさらに他の実施形態を示している。図7(a)は、図7(b)の装置から安全柵11及び柵取付構造16を取り外した状態のベルトコンベヤ搬送装置の全体を示している。
図7(a)に示すベルトコンベヤ搬送装置が図1(a)に示したベルトコンベヤ搬送装置と異なる点は、図7(a)において機枠4が補強構造要素である斜めフレーム25を含んでいることである。斜めフレーム25それ自体は、縦フレーム9と同様に、基板部及び起立部を有する断面コ字形状に形成されている。
図1(b)に示したベルトコンベヤ搬送装置においては、複数の柵取付構造16の全てが縦フレーム9の起立部9bに固定され、それらの柵取付構造16によって網部材としての安全柵11が支持されている。これに対し、図7(b)に示す本実施形態のベルトコンベヤ搬送装置においては、一部の柵取付構造16が縦フレーム9ではなくて斜めフレーム25の起立部に固定されている。そして、縦フレーム9に固定された柵取付構造16と斜めフレーム25に固定された柵取付構造16とによって1つの安全柵11が支持されている。このように、柵取付構造16は任意の機枠に固定することができる。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本考案を説明したが、本考案はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した考案の範囲内で種々に改変できる。
例えば、上記の実施形態では鉱山で使用される鉱石搬送用のベルトコンベヤ搬送装置に本考案に係るベルトコンベヤの柵取付構造を適用したが、本考案のベルトコンベヤの柵取付構造は鉱石搬送用のベルトコンベヤ搬送装置に限られず、その他の任意のベルトコンベヤ搬送装置にも適用できる。
上記の実施形態では、図4において、柵取付構造16の本体部17を機枠に取り付けるための手段としてボルト16を用いたが、取付手段としては他の任意の手段を用いることができる。例えば、バネのような弾性力を利用した取付構造であっても良いし、接着剤を用いた取付構造であっても良い。
1.駆動ローラ、 2.従動ローラ、 3.ベルトコンベヤ、 3a.キャリヤ側部分、 3b.リターン側部分、 4.機枠、 5.水平ローラ、 6.カバー、 7.基台フレーム(機枠)、 8.コンベヤフレーム(機枠)、 9.縦フレーム(支柱、機枠)、 9a.基板部、 9b.起立部、 10.傾斜ローラ、 11.安全柵、 11a.安全柵、 12.リング状(環状)線材、 13.細い線材、 14.網目空間、 15.水平ローラ、 16.柵取付構造、 17.本体部、 18.取付部、 19.第2面板、 20.支柱(機枠)、 21.突出部、 22.第2開口、 23.溝、 24.ネジ穴、 25.斜めフレーム(機枠)、 26.ボルト、 27a,27b.ナット、 28.第1面板、 29.第1開口、 30.小孔、 31.楔部材、 31a.短辺、 31b.長辺、 31c,31d.長手側の辺、 32.小孔、 33a,33b.ワイヤ(連結用線部材)、 34a,34b.引掛け用部材(連結具)

Claims (2)

  1. 網状の安全柵を機枠によって支持されたベルトコンベヤの周囲に設置するための柵取付構造であって、
    前記機枠に取付けられる本体部と、該本体部に着脱される第1面板と、該第1面板を押し付ける楔部材とを有しており、
    前記本体部は、
    固定手段によって前記機枠に固定される取付部と、
    該取付部と一体であり前記安全柵と平面的に接触できる接触面を備えた第2面板と、
    前記第2面板の接触面から突出した突出部と、を有しており、
    前記第1面板は、前記安全柵と平面的に接触できる接触面を備えており、前記突出部を通すことができる第1開口を有しており、前記突出部に沿って前記本体部の第2面板に近付き又は遠ざかる方向へ移動でき、
    前記突出部は前記安全柵の網目空間を通ることができ、前記第2面板の接触面と交差する方向に延びる第2開口を有しており、
    前記楔部材は、前記突出部の第2開口に挿入された状態で、前記第1面板を前記第2面板へ向けて押し付け、
    前記第1面板及び/又は前記楔部材には連結用線部材が接続され、該連結用線部材には前記安全柵に連結できる連結具が設けられている
    ことを特徴とするベルトコンベヤの柵取付構造。
  2. 前記第1面板の前記柵に対向する面及び前記第2面板の前記柵に対向する面のそれぞれは、前記柵の網目空間よりも大きい面積を有していることを特徴とする請求項1記載のベルトコンベヤの柵取付構造。
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