JP3159644B2 - 扉体の閉止解除用回転軸の操作装置 - Google Patents

扉体の閉止解除用回転軸の操作装置

Info

Publication number
JP3159644B2
JP3159644B2 JP02865196A JP2865196A JP3159644B2 JP 3159644 B2 JP3159644 B2 JP 3159644B2 JP 02865196 A JP02865196 A JP 02865196A JP 2865196 A JP2865196 A JP 2865196A JP 3159644 B2 JP3159644 B2 JP 3159644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating
shaft
crank
door
operating rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02865196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09195605A (ja
Inventor
桂一郎 松田
Original Assignee
オーリス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オーリス株式会社 filed Critical オーリス株式会社
Priority to JP02865196A priority Critical patent/JP3159644B2/ja
Publication of JPH09195605A publication Critical patent/JPH09195605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3159644B2 publication Critical patent/JP3159644B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、扉体を閉じ位置で
自動係止する係止片を解除位置に操作する閉止解除用回
転軸の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な開き戸の閉止装置は、開
き戸を開閉する取手を回動させたり、取手部分に設けら
れたレバーを操作することにより、適当なレバー・リン
ク機構を介して連結軸を昇降するように構成され、この
連結軸の昇降動作に伴って開き戸の上端部又は下端部又
はその両方に配設されたラッチ部の係止片を固定部材に
対する係合解除位置に移動させるように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、レバー・リ
ンク機構を用いているため、部品点数が多く、構成も複
雑になり、コンパクトにかつ安価に構成することができ
ず、また組立及び組み付け作業も煩雑である等の問題が
あった。また、連結軸を昇降させるようにしているた
め、レバー・リンク機構と連結軸の結合固定を完全に行
なっていないと係止片の解除動作が安定して行なうこと
ができず、長期間の使用に伴って固定が緩むと動作しな
くなる恐れもあるという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、簡単
かつコンパクトな構成で、安価に構成できるとともに安
定した動作を確保できる扉体の閉止解除用回転軸の操作
装置を提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、後述の実施例における参照符号を参考ま
でに括弧書きして示すならば、扉体(1) を閉じ位置で自
動係止する係止片(3)を解除位置に操作する閉止解除用
回転軸(5) の操作装置(10)であって、扉体(1)の内側に
取付けられる本体ケース(11)と、回転軸(5) に連動連結
されるクランク(12)と、操作杆(13)と、付勢手段(14)
と、扉体(1) の外側に配置された操作具(15,43) とを備
え、クランク(12)は本体ケース(11)に支承される両端被
支承軸部(28)と、この両端被支承軸部(28)の内端から直
径方向両側に突出するクランクアーム部(29)と、両クラ
ンクアーム部(29)同士を連結するクランク軸部(30)を有
し、操作杆(13)はその長さ方向がクランク(12)の回転軸
心と直交する状態で長さ方向に移動可能に本体ケース(1
1)に支承され、内端部にクランク(12)のクランク軸部(3
0)が当接する操作片(33)が連設され、付勢手段(14)は
ランクアーム部(29)と本体ケース(11)との間に介装され
てクランクアーム部(29)の遊端側またはクランク軸部(3
0)のある側を付勢するV字形板ばね(14)から構成され
て、クランク(12)をそのクランク軸部(30)が操作杆(13)
の操作片(33)に当接する方向に付勢し、操作具(15,43)
は操作杆(13)に連結されている構成を採用するものであ
る。
【0006】上記の本発明の構成に於いては、操作杆(1
3)をクランク(12)の両端被支承軸部(28)の中間位置を貫
通させてその操作片(33)の内側にクランク軸部(30)を当
接させると、操作具(15)による操作杆(13)の引き操作に
より閉止解除用回転軸(5) を回転させるようにでき、ま
た操作杆(13)をクランク(12)の両端被支承軸部(28)の中
間位置を貫通させずにその操作片(33)の外側にクランク
軸部(30)を当接させると、操作具(43)による操作杆(13)
の押し操作により閉止解除用回転軸(5) を回転させるよ
うにできる。
【0007】また、クランク(12)の両端被支承軸部(28)
の内、少なくとも一方に、その外端面に同心状に開口す
る回転伝達軸孔(31)を設け、この回転伝達軸孔(31)に閉
止解除用回転軸(5) の先端異径軸部(5a)を嵌合させるよ
うにできる。
【0008】
【0009】また、本体ケース(11)を基板(17)と蓋(16)
にて構成し、クランク(12)の両端被支承軸部(28)を基板
(17)側に設けられた軸受部(21)と蓋(16)側に設けられた
軸受部(20)とで挟んで支承し、操作杆(13)は基板(17)に
設けた貫通穴(24)にて支持することができる。
【0010】また、操作具(15,43) をねじ軸(35,44) に
より操作杆(13)に連結し、当該ねじ軸(35,44) に外嵌さ
せた筒状スペーサ(36,45) にて操作杆(13)と操作具(15,
43)との間を埋めるようにすることができる。
【0011】また、操作具(15)を操作片(33)の側から貫
通するねじ軸(35)により操作杆(13)に連結し、本体ケー
ス(11)に設けた開口部(22)を通して当該本体ケース(11)
の外側からねじ軸(35)を挿入しかつ当該ねじ軸(35)の回
転操作用頭部(35a) を外から操作するようにすることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の扉体の閉止解除用
回転軸の操作装置の一実施形態について、図1〜図7を
参照しながら説明する。
【0013】図6において、1は基端部が図示しない蝶
番にて開閉自在に支持された開き戸の扉体であり、その
遊端部の上端部と下端部には、当該扉体1を閉じた位置
で固定側部材4に係合して自動係止する係止片3を有す
るラッチ装置2が配設され、遊端部の中間高さ位置には
係止片3を解除位置に操作する操作装置10が配設さ
れ、これらラッチ装置2と操作装置10とが閉止解除用
の回転軸5にて連結されている。ラッチ装置2は、係止
片3をばね6にて常時係止位置に向けて付勢し、扉体1
の閉じ位置で係止片3が固定側部材4を乗り越えて自動
係止するように構成され、かつ操作装置10にて回転軸
5を回転操作することにより、それに連動して係止片3
を解除位置に回動させるように構成されている。
【0014】図1、図2において、操作装置10は、扉
体1の内側に取付けられる本体ケース11と、回転軸5
に連動連結されるクランク12と、操作杆13と、付勢
手段としてのV字形板ばね14と、扉体1の外側に配置
された操作具15にて構成されている。
【0015】本体ケース11は、図3、図4にそれぞれ
詳細を示す蓋16と基板17にて構成されている。蓋1
6は、扉体1に対する取付面側に開口16aを形成され
た略矩形箱状の成形品にて構成され、かつその両端から
扉体1に対する取付部16bが突設され、取付部16b
には取付ビス穴18が形成されるとともに、その上面に
回転軸5と干渉しないように断面円弧状の凹部19が形
成されている。基板17は蓋16の開口16aに嵌合し
て閉鎖する板状の成形品にて構成されている。これら蓋
16と基板17の両端部にはそれぞれ半円筒状の軸受部
20、21が形成されている。蓋16の内底面には、そ
の中央位置に円形の開口部22が形成されるとともに、
この開口部22と軸受部20との間にはV字形板ばね1
4を略矩形状に取り囲んで位置決めするための位置規制
突部23が突設されている。
【0016】基板17には、その中央部に内周面が六角
形でその軸心が軸受部21の軸心に対して直交する貫通
穴24を形成する支承筒25が蓋16内とは反対側に突
設されている。なお、この支承筒25を扉体1に穿孔さ
れた取付穴7に嵌入させることにより本体ケース11が
位置決めされる。また、支承筒25を突設した中央部と
軸受部21との間にはクランク12の作動空間を規制す
る矩形台状の突部26が突設されている。27は、基板
17外面の軸受部21と突部26の部分に形成された材
料軽減用凹部である。
【0017】クランク12は、図5に示すように、本体
ケース11の軸受部20、21にて支承される両端被支
承軸部28と、両端被支承軸部28の内端から直径方向
両側に突出するクランクアーム部29と、これらクラン
クアーム部29の一端部同士を連結するクランク軸部3
0を有しており、クランク軸部30は両端被支承軸部2
8に対して偏心位置している。両端被支承軸部28に
は、その外端面に同心状に開口する回転伝達軸孔31が
穿孔され、この回転伝達軸孔31に回転軸5の先端異径
軸部5aを嵌合させるだけでクランク12の回転を回転
軸5に伝達できるように構成されている。
【0018】操作杆13は基板17の貫通穴24にてそ
の長手方向に移動自在に支承される六角軸状の成形品か
ら成り、その軸心位置に挿通穴32が穿孔されるととも
に、蓋16内に突出する側の端部にT字状に操作片33
が一体的に突設され、この操作片33がクランク12の
クランク軸部30に当接するように構成されている。図
1の図示例では操作杆13をクランク12の両端被支承
軸部28の中間位置を貫通させてその操作片33の内側
にクランク軸部30を当接させている。
【0019】V字形板ばね14は、蓋16の内底面に形
成された位置規制突部23にて位置規制された状態で、
この蓋16の内底面とクランク12のクランクアーム部
29との間に介装され、クランク12をそのクランク軸
部30が操作杆13の操作片33に当接する方向に回転
付勢している。
【0020】操作具15は、扉体1に形成した取付穴7
に扉体1の外側面から嵌合固定した飾り座金34に対向
して配置され、操作杆13の挿通穴32に操作片33の
側から挿通させたねじ軸35の先端部に螺合させること
により操作杆13と連結されている。また、操作杆13
と操作具15の間には適当な長さの筒状スペーサ36が
介装され、扉体1に厚さに合わせて操作具15の位置を
調整できるように構成されている。
【0021】なお、図示例では本体ケース11内にクラ
ンク12及び操作杆13を組み込んだ状態で扉体1に取
付けた後、本体ケース11の蓋16の中央部に形成され
た開口部22から操作杆13の挿通穴32にねじ軸35
を挿通してその頭部35aを操作杆13の内端面に係合
させ、扉体1の取付穴7及び飾り座金34から突出した
ねじ軸35の先端部から筒状スペーサ36を外嵌させた
後、操作具35をねじ込むとともに開口部22からねじ
軸35の頭部35aの回り止めを行なうことにより、操
作具15を操作杆13と連結することができるように成
されている。
【0022】以上の構成の回転軸5の操作装置10にお
いては、図1(a)に示す状態から操作具15を引き操
作すると、図1(b)に示すように、操作杆13が移動
するのに伴って操作片33にてクランク12のクランク
軸部30がV字形板ばね14の付勢力に抗して両端被支
承軸部28の軸心回りに回動され、クランク12が回転
して両端被支承軸部28の回転伝達軸孔31に先端異径
軸部5aが嵌合された回転軸5が回転させられる。かく
して、図6に示すように、操作具15を矢印a方向に引
き操作して回転軸5を矢印b方向に回転させると、係止
片3がb方向に回動して固定側部材4に対する係止解除
位置に移動し、扉体1の閉じ位置での係止が解除されて
操作具15をそのまま引くことにより矢印cの方向に扉
体1を開くことができる。操作具15を離すと、V字形
板ばね14にて図1(a)の状態に復帰する。
【0023】本実施形態では、クランク12の両端被支
承軸部28に回転伝達軸孔31を形成して、回転軸5の
先端異径軸部5aを回転伝達軸孔28に嵌合させるだけ
でクランク12と回転軸5を連結できるようにしている
ので、取付時の作業性が極めて良く成る。また、本体ケ
ース11を蓋16と基板17にて構成し、蓋16の開口
16aに基板17を嵌合して蓋16をその両端の取付部
16bにて扉体1に取付けるようにしているので、本体
ケース11の組立と取付が簡単であり、さらにクランク
12の両端被支承軸部28を蓋側と基板側に各々設けら
れた軸受部20、21で挟んで支承し、操作杆13は基
板17に設けた貫通孔24にて支持するようにしている
ので、その本体ケース11内へのクランク12と操作杆
13の組み付けも簡単に行なうことができる。
【0024】また、操作杆13に対して操作具15を連
結する際に、本体ケース11の蓋16に設けた開口部2
2を通して当該本体ケース11の外側からねじ軸35を
挿入してその先端に操作具15を螺合するとともにねじ
軸35の頭部35aを開口部22から操作するようにし
ているので、クランク12及び操作杆13を組み付けた
本体ケース11を扉体1の内側に先に取付けておき、そ
の後扉体1の外側に操作具15をねじ軸35により取付
けることができ、さらに取付作業の作業性が向上する。
【0025】また、操作具15をねじ軸35により操作
杆13に連結するとともにねじ軸35に外嵌させた筒状
スペーサ36にて操作杆13と操作具15との間を埋め
るようにしているので、種々の厚さの扉体1に対して適
切な長さの筒状スペーサ36を用いることにより適用す
ることができる。
【0026】また、本実施形態は、本体ケース11内に
クランク12と操作杆13とV字形板ばね14を配置
し、その操作杆13と操作具15をねじ軸35で連結し
て成る簡単かつコンパクトな構成であり、安価に構成で
きるとともにクランク機構を用いているので安定した動
作を確保できる。
【0027】なお、上記図示例では、操作具35を引き
操作することによって回転軸5を回転させるようにした
例を説明したが、本実施形態の操作装置10は、図7に
示すように、ほぼ同じ構成のまま操作具43を押し操作
することによって回転軸5を回転させるようにすること
もできる。
【0028】図7の図示例においては、クランク12を
両端被支承軸部28の軸心回りに180°回転させた姿
勢で本体ケース11内に配置してV字形板ばね14にて
クランクアーム部29のクランク軸部30のある側を付
勢するようにするとともに、操作杆13をクランク12
の両端被支承軸部30の中間位置を貫通させずにその操
作片33の外側にクランク軸部30を当接させている。
そして、扉体1に穿孔した取付穴7にその外側から取手
41を螺合固定し、この取手41の中心部に形成した貫
通穴42に操作具43を嵌合配置するとともにその操作
具43から同心状に突設したねじ軸44を操作杆13の
挿通穴32に螺合させることにより、操作杆13と操作
具43を連結している。また、ねじ軸44に外嵌する適
当な長さの筒状スペーサ45を操作杆13と操作具43
の間に介装することにより扉体1の厚さの変化に対応で
きるようにしている。なお、取手を操作具43とは別に
その側部に配置し、その取手を握った状態で操作具43
を押圧操作できるようにすることもできる。
【0029】このように、本実施形態によれば、全く同
一形状のクランク12を用いながらクランク12の本体
ケース11内への配置姿勢を変えるだけで、引き操作と
押し操作の何れの方式にも適用できる。
【0030】なお、図1と図7の図示例から明らかなよ
うに、操作杆13と操作具15,43とを連結するねじ
軸35,44は、本体ケース11を貫通して操作杆13
側から挿通するようにしても、操作具15,43側から
挿通するようにしてもよいことは言うまでもない。
【0031】また、上記実施形態では、扉体1の上下端
部にラッチ装置2を配置した例を示し、回転軸5を操作
装置10の上下に連結したが、何れ一方のみにラッチ装
置2を配置してもよい。さらに、本発明は操作装置10
を配置した中間高さ位置にラッチ装置2を配置した場合
にも同様に適用することができる。
【0032】
【発明の作用及び効果】本発明の扉体の閉止解除用回転
軸の操作装置は以上のように実施し得るものであって、
回転軸に連動連結されるクランクの両端被支承軸部を扉
体の内側に取付けられる本体ケースにて回転自在に支承
し、このクランクの両端被支承軸部同士を偏心位置で連
結したクランク軸部に、クランクの回転軸心と直交する
長さ方向に移動可能に本体ケースにて支承された操作杆
の操作片を当接させるとともに、付勢手段にてクランク
をそのクランク軸部が操作杆の操作片に当接する方向に
付勢し、扉体の外側に配置された操作具と操作杆を連結
しているので、操作具を操作して操作杆を長さ方向に移
動させると、操作片とクランク軸部の係合を介してクラ
ンクがその両端非支承軸部の軸心回りに回転し、回転軸
を回転操作することができ、かつ本体ケースとクランク
と操作杆とから成る簡単かつコンパクトな構成であり、
安価に構成できるとともに安定した動作を確保できる。
しかも、クランクの両端被支承軸部の内端から直径方向
両側に突出するクランクアーム部を設け、クランクアー
ム部と本体ケースとの間に付勢手段としてV字形板ばね
を介装してクランクアーム部の遊端側またはクランク軸
部のある側を付勢するように構成しているので、全く同
一形状のクランクを用いて本体ケースへの配置姿勢を変
更するだけで引き操作と押し操作の何れの方式にもその
まま適用できる。
【0033】尚、請求項2に記載のように、操作杆をク
ランクの両端被支承軸部の中間位置を貫通させてその操
作片の内側にクランク軸部を当接させると、操作具によ
る操作杆の引き操作により閉止解除用回転軸を回転させ
るようにでき、また、請求項3に記載のように、操作杆
をクランクの両端被支承軸部の中間位置を貫通させずに
その操作片の外側にクランク軸部を当接させると、操作
具による操作杆の押し操作により閉止解除用回転軸を回
転させるようにでき、引き操作又は押し操作の何れにも
適用できる。
【0034】また、請求項4に記載のように、クランク
の両端被支承軸部の内、少なくとも一方に、その外端面
に同心状に開口する回転伝達軸孔を設け、この回転伝達
軸孔に閉止解除用回転軸の先端異径軸部を嵌合させるよ
うにすると、回転軸の先端部を回転伝達軸孔に嵌合する
だけで連結でき、取付時の作業性が向上する。
【0035】
【0036】更に、請求項5に記載のように、本体ケー
スを基板と蓋にて構成し、クランクの両端被支承軸部を
基板側に設けられた軸受部と蓋側に設けられた軸受部と
で挟んで支承し、操作杆は基板に設けた貫通孔にて支持
すると、本体ケース内にクランクと操作杆を簡単に組み
付けることができる。
【0037】また、請求項6に記載のように、操作具を
ねじ軸により操作杆に連結し、当該ねじ軸に外嵌させた
筒状スペーサにて操作杆と操作具との間を埋めるように
すると、種々の厚さの扉体に対して適切な長さの筒状ス
ペーサを用いることにより適用することができる。
【0038】更に、請求項7に記載のように、操作具を
操作片の側から軸心方向に貫通するねじ軸により操作杆
に連結し、本体ケースに設けた開口部を通して当該本体
ケースの外側からねじ軸を挿入しかつ当該ねじ軸の回転
操作用頭部を外から操作するようにすると、クランク及
び操作杆を組み付けた本体ケースを扉体の内側に先に取
付けておき、その後扉体の外側の操作具をねじ軸により
取付けることができ、取付作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の扉体の閉止解除用回転軸の操作装置
の一実施形態を示し、(a)は非解除操作時の状態の横
断平面図、(b)は解除操作時の状態の横断平面図であ
る。
【図2】 図1(a)のA−A矢視断面図である。
【図3】 同実施形態の本体ケースの蓋を示し、(a)
は半断面正面図、(b)は(a)のB−B矢視断面図、
(c)は(a)のC−C矢視断面図、(d)は(a)の
下面図である。
【図4】 同実施形態の本体ケースの基板を示し、
(a)は平面図、(b)は縦断正面図、(b)は縦断側
面図である。
【図5】 同実施形態のクランクを示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図6】 同実施形態の扉体での使用状態を示し、
(a)は平面図、(b)は部分断面正面図である。
【図7】 同実施形態の閉止解除用回転軸の操作装置の
他の使用状態の横断平面図である。
【符号の説明】
1 扉体 3 係止片 5 回転軸 5a 先端異径軸部 10 操作装置 11 本体ケース 12 クランク 13 操作杆 14 V字形板ばね(付勢手段) 15 操作具 16 蓋 17 基板 20 軸受部 21 軸受部 22 開口部 24 貫通穴 28 両端被支承軸部 29 クランクアーム部 30 クランク軸部 31 回転伝達軸孔 33 操作片 35 ねじ軸 35a 頭部 36 筒状スペーサ 43 操作具 44 ねじ軸 45 筒状スペーサ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉体(1) を閉じ位置で自動係止する係止片
    (3) を解除位置に操作する閉止解除用回転軸(5) の操作
    装置(10)であって、扉体(1) の内側に取付けられる本体
    ケース(11)と、回転軸(5) に連動連結されるクランク(1
    2)と、操作杆(13)と、付勢手段(14)と、扉体(1) の外側
    に配置された操作具(15,43) とを備え、 クランク(12)は、本体ケース(11)に支承される両端被支
    承軸部(28)と、この両端被支承軸部(28)の内端から直径
    方向両側に突出するクランクアーム部(29)と、両クラン
    クアーム部(29)同士を連結するクランク軸部(30)を有
    し、 操作杆(13)は、その長さ方向がクランク(12)の回転軸心
    と直交する状態で長さ方向に移動可能に本体ケース(11)
    に支承され、内端部には、クランク(12)のクランク軸部
    (30)が当接する操作片(33)が連設され、 付勢手段(14)は、クランクアーム部(29)と本体ケース(1
    1)との間に介装されてクランクアーム部(29)の遊端側ま
    たはクランク軸部(30)のある側を付勢するV字形板ばね
    (14)から構成されて、クランク(12)をそのクランク軸部
    (30)が操作杆(13)の操作片(33)に当接する方向に付勢
    し、 操作具(15,43) は、操作杆(13)に連結されている扉体の
    閉止解除用回転軸の操作装置。
  2. 【請求項2】操作杆(13)がクランク(12)の両端被支承軸
    部(28)の中間位置を貫通し、その操作片(33)の内側にク
    ランク軸部(30)が当接し、 操作具(15)による操作杆(13)の引き操作により閉止解除
    用回転軸(5) を回転させるようにした請求項1に記載の
    扉体の閉止解除用回転軸の操作装置。
  3. 【請求項3】操作杆(13)がクランク(12)の両端被支承軸
    部(28)の中間位置を貫通せず、その操作片(33)の外側に
    クランク軸部(30)が当接し、 操作具(43)による操作杆(13)の押し操作により閉止解除
    用回転軸(5) を回転させるようにした請求項1に記載の
    扉体の閉止解除用回転軸の操作装置。
  4. 【請求項4】クランク(12)の両端被支承軸部(28)の内、
    少なくとも一方には、その外端面に同心状に開口する回
    転伝達軸孔(31)が設けられ、この回転伝達軸孔(31)に閉
    止解除用回転軸(5) の先端異径軸部(5a)が嵌合されてい
    る請求項1〜3の何れかに記載の扉体の閉止解除用回転
    軸の操作装置。
  5. 【請求項5】本体ケース(11)は、基板(17)と蓋(16)とか
    ら成り、 クランク(12)の両端被支承軸部(28)が、基板(17)側に設
    けられた軸受部(21)と蓋(16)側に設けられた軸受部(20)
    とで挟まれて支承され、 操作杆(13)は基板(17)に設けられた貫通穴(24)に支持さ
    れている 請求項1〜4の何れかに記載の扉体の閉止解除
    用回転軸の操作装置。
  6. 【請求項6】操作具(15,43) は、ねじ軸(35,44) により
    操作杆(13)に連結され、当該ねじ軸(35,44) には操作杆
    (13)と操作具(15,43) との間を埋める筒状スペーサ(36,
    45)が外嵌されている請求項1〜5の何れかに記載の扉
    体の閉止解除用回転軸の操作装置。
  7. 【請求項7】操作具(15)は、操作杆(13)を操作片(33)の
    側から貫通するねじ軸(35)により操作杆(13)に連結さ
    れ、 本体ケース(11)には、当該本体ケース(11)の外側からね
    じ軸(35)を挿入しかつ当該ねじ軸(35)の回転操作用頭部
    (35a) を外から操作するための開口部(22)が設けられて
    いる 請求項1〜6の何れかに記載の扉体の閉止解除用回
    転軸の操作装置。
JP02865196A 1996-01-22 1996-01-22 扉体の閉止解除用回転軸の操作装置 Expired - Fee Related JP3159644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02865196A JP3159644B2 (ja) 1996-01-22 1996-01-22 扉体の閉止解除用回転軸の操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02865196A JP3159644B2 (ja) 1996-01-22 1996-01-22 扉体の閉止解除用回転軸の操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09195605A JPH09195605A (ja) 1997-07-29
JP3159644B2 true JP3159644B2 (ja) 2001-04-23

Family

ID=12254422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02865196A Expired - Fee Related JP3159644B2 (ja) 1996-01-22 1996-01-22 扉体の閉止解除用回転軸の操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3159644B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102310970B1 (ko) * 2019-04-24 2021-10-08 차종섭 인공지능 기반 맞춤형 단열재 추천 정보 제공 장치 및 방법

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4823808B2 (ja) * 2006-08-17 2011-11-24 株式会社岡村製作所 引出しのラッチ装置
JP6635845B2 (ja) * 2016-03-30 2020-01-29 株式会社ロビット カーテン開閉装置及びカーテン開閉システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102310970B1 (ko) * 2019-04-24 2021-10-08 차종섭 인공지능 기반 맞춤형 단열재 추천 정보 제공 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09195605A (ja) 1997-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3044671B2 (ja) 蓋の開閉装置
JPH04215543A (ja) 自動車のコンソールボックス用等の両開き開閉装置
JPH0237990Y2 (ja)
JPH04216791A (ja) 蓋の開閉装置
JPH0534279U (ja) スライドヒンジ
US11846122B2 (en) Lift handle arrangement
JP3159644B2 (ja) 扉体の閉止解除用回転軸の操作装置
WO2023068038A1 (ja) ラッチ一体化ドア
JPH0236862Y2 (ja)
JPH0714588Y2 (ja) ロック装置
JP2525871Y2 (ja) 蓋の開閉装置
JP2012112202A (ja) 車両用開閉扉の開閉操作装置
JPH024989Y2 (ja)
JP2542103Y2 (ja) 開閉扉の開度固定装置
JPH02101276A (ja) 建物用ドア
JPS6310361Y2 (ja)
JPS6012849Y2 (ja) 家具等における扉のラツチ装置
JP2563217Y2 (ja) 電子機器におけるカバーロック構造
KR930004895Y1 (ko) 퍼스널 컴퓨터의 엘씨디 조립체 자동 개방장치
JPH0323497Y2 (ja)
JP2520300B2 (ja) 左右両開扉装置
JP2585020Y2 (ja) 扉のラッチ装置
JP2859198B2 (ja) ピボットヒンジを備えた扉
GB2624021A (en) Door handle assembly
JPH0248598Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010205

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees