JP3158284B2 - 電荷転送装置及び固体撮像装置 - Google Patents

電荷転送装置及び固体撮像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電荷転送装置及び固体
撮像装置に関し、特に電荷転送装置における転送電極部
の構造およびこの電荷転送装置を水平転送部として用い
た固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置の一例として、例えばイン
ターライン転送方式のCCD固体撮像装置の構成を図3
に示す。同図において、垂直及び水平方向に画素単位で
2次元配列されて入射光量に応じた信号電荷を蓄積する
複数個の感光部1と、これら感光部1から垂直列毎に読
み出された信号電荷を垂直方向に転送する垂直シフトレ
ジスタ(垂直転送部)2とによって撮像部3が構成され
ている。感光部1で光電変換された全画素の信号電荷は
垂直列毎に、垂直ブランキング期間の一部で瞬時に垂直
シフトレジスタ2に読み出される。
【0003】垂直シフトレジスタ2に移された信号電荷
は、水平ブランキング期間の一部にて1走査線に相当す
る部分ずつ順に水平シフトレジスタ(水平転送部)4へ
移される。1走査線分の信号電荷は、水平シフトレジス
タ4によって順次水平方向に転送される。水平シフトレ
ジスタ4の最終端には、FDA(Floating DiffusionAmp
lifier)等からなる出力回路部5が設けられている。こ
の出力回路部5は、感光部1で光電変換して得られた信
号電荷を電圧に変換して出力する。
【0004】このCCD固体撮像装置における水平シフ
トレジスタ4の転送電極部の断面構造を図4に示す。同
図から明らかなように、水平シフトレジスタ4における
複数の転送電極6は各々、第1層目のポリシリコン(1Po
ly) からなる蓄積(ST)ゲート電極7と、第2層目の
ポリシリコン(2Poly) からなる転送(TR)ゲート電極
8の対による2層構造となっている。これら電極対に
は、2相の転送クロックHφ1,Hφ2 が各々同相で印加
されて2相駆動されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる水平シフトレジ
スタ4の転送電極部において、対をなす蓄積ゲート電極
7及び転送ゲート電極8間は、両電極7,8が同相の転
送クロックで駆動されることから短絡状態にあっても良
いのであるが、実際には、隣接する電極対との間での絶
縁をなす関係上、 1Polyの蓄積ゲート電極7の全体が数
千Å程度の膜厚のシリコン酸化膜SiO2 よりなる絶縁
膜9によって覆われている。
【0006】これにより、対をなす蓄積ゲート電極7及
び転送ゲート電極8間に絶縁膜9が介在することになる
ため、図5のポテンシャル図に示すように、両電極7,
8間のa部分にポテンシャルディップが発生し、このa
部分に信号電荷が残留することにより、転送効率の劣化
を来すことになる。
【0007】そこで、本発明は、2相駆動の転送部にお
いて、対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間に
発生するポテンシャルディップを減少させることによ
り、転送効率の改善を可能とした電荷転送装置及びこれ
を水平転送レジスタとして用いた固体撮像装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電荷転送装置は、蓄積ゲート電極及び
転送ゲート電極の電極対からなる複数の転送電極を有し
かつ電極対に同相の転送クロックを印加しつつ複数の転
送電極を2相駆動することによって信号電荷を転送する
転送部を具備し、対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲー
ト電極間の絶縁膜の膜厚を、隣接する電極対間における
蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間の絶縁膜の膜厚よ
りも薄膜化した構成となっている。
【0009】また、本発明による固体撮像装置は、垂直
及び水平方向に画素単位で2次元配列された複数個の感
光部と、これら感光部から垂直列毎に読み出された信号
電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、蓄積ゲート電
極及び転送ゲート電極の電極対からなる複数の転送電極
を有しかつ電極対に同相の転送クロックを印加しつつ複
数の転送電極を2相駆動することによって垂直転送部か
らの信号電荷を水平方向に転送する水平転送部とを具備
し、対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間の絶
縁膜の膜厚を、隣接する電極対間における蓄積ゲート電
極及び転送ゲート電極間の絶縁膜の膜厚よりも薄膜化し
た構成となっている。
【0010】
【作用】上記構成の電荷転送装置において、転送部の対
をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間の絶縁膜の
膜厚が、隣接する電極対間における蓄積ゲート電極及び
転送ゲート電極間の絶縁膜の膜厚よりも薄いことによ
り、対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間に発
生するポテンシャルディップが減少する。これにより、
このポテンシャルディップに残留する信号電荷の量が大
幅に減り、転送部の転送効率が改善される。
【0011】上記構成の固体撮像装置において、水平転
送部の対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間の
絶縁膜の膜厚が、隣接する電極対間における蓄積ゲート
電極及び転送ゲート電極間の絶縁膜の膜厚よりも薄いこ
とにより、対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極
間に発生するポテンシャルディップが減少する。これに
より、このポテンシャルディップに残留する信号電荷の
量が大幅に減り、水平転送部の転送効率が改善される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す水平シフ
トレジスタの転送電極部の断面図である。
【0013】図1において、シリコン基板11の表面に
は、シリコン酸化膜SiO2 よりなる絶縁膜12を介し
て耐圧向上のためのシリコンナイトライドSi3 4
りなる耐圧膜13が設けられ、その上にさらにシリコン
酸化膜SiO2 よりなる絶縁膜14が積層されている。
この絶縁膜14上には、第1層目のポリシリコン(1Pol
y) からなる蓄積(ST)ゲート電極7が配され、さら
にシリコン酸化膜SiO2 よりなる絶縁膜15,16を
介して第2のポリコン(2Poly) からなる転送(TR)ゲ
ート電極8が配され、これら電極対によって2層構造の
転送電極6が構成されている。
【0014】蓄積ゲート電極7及び転送ゲート電極8の
電極対には、2相の転送クロックHφ1,Hφ2 が各々同
相で印加されて2相駆動されるようになっている。蓄積
ゲート電極7と転送ゲート電極8との間の絶縁膜15,
16のうち、対をなす両電極7,8間の絶縁膜15の膜
厚が、隣接する電極対間における蓄積ゲート電極7と転
送ゲート電極8との間の絶縁膜16の膜厚よりも薄く、
数十〜数百Å程度に薄膜化されている。
【0015】対をなす両電極7,8には同相の転送クロ
ックが印加されることから、両電極7,8間は短絡状態
にあっても良いのであるが、隣接する電極対間では異相
の転送クロックが印加されるため、隣接する電極対間に
おける蓄積ゲート電極7と転送ゲート電極8との間の絶
縁膜16としては、耐圧が大である必要があり、よって
数千Å程度の膜厚が設定される。
【0016】このように、対をなす蓄積ゲート電極7及
び転送ゲート電極8間の絶縁膜15の膜厚を、隣接する
電極対間における絶縁膜16の膜厚よりも充分に薄い、
数十〜数百Å程度に薄膜化することにより、図2のポテ
ンシャル図に示すように、両電極7,8間にポテンシャ
ルディップが発生しないため、このポテンシャルディッ
プに起因して蓄積ゲート電極7に残留する信号電荷の量
が大幅に減り、水平シフトレジスタの転送効率の改善が
図れることになる。
【0017】次に、本発明の特徴部分である絶縁膜15
の形成方法について説明する。
【0018】シリコン基板11の最表面の絶縁膜14上
に、 1Polyの蓄積ゲート電極7を配し、その表面全体に
シリコン酸化膜SiO2 よりなる絶縁膜16を形成する
までの工程は従来と同じである。絶縁膜16を形成した
後、その蓄積ゲート電極7と対をなす転送ゲート電極8
側の絶縁膜16のみをエッチングによって除去する。こ
のとき、当該転送ゲート電極8下に位置する絶縁膜14
も同時に除去されることになる。この後、エッチングに
より除去された部分に、シリコン酸化膜SiO2 よりな
る絶縁膜15を数十〜数百Å程度に薄膜化して形成す
る。そして、最終的に、転送ゲート電極8を設ける。
【0019】ところで、先述したように、対をなす両電
極7,8には同相の転送クロックが印加されることか
ら、両電極7,8間は短絡状態にあっても良い訳であ
り、そのため蓄積ゲート電極7と対をなす転送ゲート電
極8側の絶縁膜16をエッチングによって除去した後、
直接転送ゲート電極8を設けることも可能である。この
場合、エッチングにより絶縁膜14も同時に除去されて
しまうことから、転送ゲート電極8がシリコンナイトラ
イドSi3 4 よりなる耐圧膜13に直接接触すること
になるため、ポテンシャルシフトが発生するという不具
合が生ずることになる。
【0020】ところが、本発明においては、転送ゲート
電極8と耐圧膜13の間に薄い絶縁膜15を介在せしめ
たことにより、転送ゲート電極8が耐圧膜13と直接接
触することがないため、ポテンシャルシフトを生ずるこ
となく、水平シフトレジスタの転送効率を改善できるこ
とになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、2相駆動の転送部において、対をなす蓄積ゲート電
極及び転送ゲート電極間の絶縁膜の膜厚を、隣接する電
極対間における蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間の
絶縁膜の膜厚よりも薄膜化した構成となっているので、
対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間に発生す
るポテンシャルディップが減少し、これに伴い転送部の
転送効率を改善できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体撮像装置における水平シフト
レジスタの転送電極部の構造の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】図1における転送電極部のポテンシャル図であ
る。
【図3】インターライン転送方式のCCD固体撮像装置
を示す概略構成図である。
【図4】水平シフトレジスタの転送電極部の従来の構造
を示す断面図である。
【図5】図4における転送電極部のポテンシャル図であ
る。
【符号の説明】
1…感光部、2…垂直シフトレジスタ、3…撮像部、4
…水平シフトレジスタ、7…蓄積ゲート電極、8…転送
ゲート電極、11…シリコン基板、12,14〜16…
絶縁膜、13…耐圧膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/339 H01L 27/148 H01L 29/762 H04N 5/335

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極の電
    極対からなる複数の転送電極を有しかつ前記電極対に同
    相の転送クロックを印加しつつ前記複数の転送電極を2
    相駆動することによって信号電荷を転送する転送部を具
    備し、 対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間の絶縁膜
    の膜厚を、隣接する電極対間における蓄積ゲート電極及
    び転送ゲート電極間の絶縁膜の膜厚よりも薄膜化したこ
    とを特徴とする電荷転送装置。
  2. 【請求項2】 垂直及び水平方向に画素単位で2次元配
    列された複数個の感光部と、前記複数個の感光部から垂
    直列毎に読み出された信号電荷を垂直方向に転送する垂
    直転送部と、蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極の電極
    対からなる複数の転送電極を有しかつ前記電極対に同相
    の転送クロックを印加しつつ前記複数の転送電極を2相
    駆動することによって前記垂直転送部からの信号電荷を
    水平方向に転送する水平転送部とを具備し、 対をなす蓄積ゲート電極及び転送ゲート電極間の絶縁膜
    の膜厚を、隣接する電極対間における蓄積ゲート電極及
    び転送ゲート電極間の絶縁膜の膜厚よりも薄膜化したこ
    とを特徴とする固体撮像装置。
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