JP3157935U - サーバー - Google Patents

Abstract

【課題】サーバーケース内の空間の有効活用を図ることで記憶容量、演算能力及び入力・出力能力が向上したサーバーを提供する。【解決手段】サーバーは、マザーボード１００と、前記マザーボードに装着されている中央処理装置１０と、前記マザーボードに挿入され、且つ前記中央処理装置の上方に位置する一方、少なくとも１つのメモリが挿入されている回路基板を含むライザーカード７１と、を備える。【選択図】図１

Description

本考案は、サーバーに関し、特に記憶容量、演算能力及び入力・出力能力が優れるサーバーに関するものである。

情報時代が迫ってくることに従って、資源を共同に享受するために、ネットワークはとても重要な役割を果す。サーバーは、大量の情報を交換し且つ共有することに用いられる。サーバーは、高度な記憶容量、演算能力及び入力・出力能力を有するため、ネットワークの中枢及び情報化の核心になっている。通常、サーバーは、タワー型、ラックマウント型及びブレード型に分類される。

しかし、企業の設備空間の制限によって、サーバーケース内の空間も制限される。故に、サーバーケース内に装着される中央処理装置（ＣＰＵ）の数量が多い場合、メモリ及びＰＣＩＥ（Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｉｎｔｅｒｃｏｎｎｅｃｔ Ｅｘｐｒｅｓｓ）スロットの数量が少なくなり、サーバーケース内に装着されるＣＰＵの数量が少ない場合、メモリ及びＰＣＩＥスロットの数量が多くなる。これによって、従来のサーバーにおいて、演算処理能力が強ければ、記憶容量及び入力・出力能力が相対的に弱く、演算処理能力が弱ければ、記憶容量及び入力・出力能力が相対的に強くなる。従って、従来のサーバーは、使用者の要求を十分に満足させることができない。

以上の問題点に鑑みて、本考案は、記憶容量、演算能力及び入力・出力能力が高度なサーバーを提供することを目的とする。

前記問題を解決するために、本考案に係るサーバーは、マザーボードと、前記マザーボードに装着されている中央処理装置と、前記マザーボードに挿入され、且つ前記中央処理装置の上方に位置する一方、少なくとも１つのメモリが挿入されている回路基板を含むライザーカードと、を備える。

本考案に係るサーバーにおいて、有限な空間内に比較的多数のメモリ及び中央処理装置を設置することができ、使用者の要求を十分に満足させる。

本考案に係るサーバーの俯瞰図である。 図１のサーバーの側面図である。 図１のサーバーの正面図である。

以下、図面に基づいて、本考案の実施例に係るサーバーについて詳細に説明する。

図１乃至図３に参照すると、本考案に係るサーバーは、相応するソケットに挿入されている４つの中央処理装置（ＣＰＵ）１０と、相応するソケットに挿入されている６４個のメモリ２０と、相応する拡張カードを装着するための９つのＰＣＩＥスロット３０と、サーバーのデータを記憶する２４個のハードディスクドライブ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ ｄｒｉｖｅ）４０と、サーバーケースの熱を拡散させる６つのファン５０と、前記サーバーに電力を提供する複数の電源６０と、前記ＣＰＵ１０の熱を拡散させる４つのヒートシンク７０と、を備える。

前記４つのＣＰＵ１０及び前記９つのＰＣＩＥスロット３０は、全て前記マザーボード１００の上に装着されている。前記４つのＣＰＵ１０は、前記マザーボード１００の中央の略上方に位置する。前記４つのＣＰＵ１０の上方には、それぞれ１つのヒートシンク７０が装着されている。前記４つのＣＰＵ１０の一側には３つのＰＣＩＥスロット３０が設置され、前記４つのＣＰＵ１０の他側には６つのＰＣＩＥスロット３０が設置されている。前記ＰＣＩＥスロット３０は、相応する拡張カードを装着することに用いられる。データを高速に送信するために、前記ＰＣＩＥスロット３０にＳＡＳ（Ｓｅｒｉａｌ Ａｔｔａｃｈｅｄ ＳＣＳＩ）カード、ＳＣＳＩ（Ｓｍａｌｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ Ｓｙｓｔｅｍ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）カード、ファイバチャネルアダプタ、ネットワークカードなどを挿入することができる。前記ＰＣＩＥスロット３０にビデオカードを挿入することもできる。

前記ヒートシンク７０の両側には、それぞれ前記マザーボード１００に垂直に１つのライザーカード７１が挿入されている。前記ライザーカード７１は、互いに平行した２つの回路基板７２を備える。前記回路基板７２毎には、８つのソケットが設置され、前記２つの回路基板７２の間の間隔は、メモリ２０の高さより高い。前記ライザーカード７１の挿入方向は、前記拡張カードの挿入方向に平行である。前記メモリ２０の挿入方向は、前記マザーボード１００に垂直であるが、前記ライザーカード７１の挿入方向に平行である。前記回路基板７２及び前記メモリ２０は、前記ヒートシンク７０真上に設置されている。

図２を参照すると、前記ＣＰＵ１０の下方には、複数の電源６０が設置されている。前記電源６０は、特殊な回路によって接続される２つの電源からなる冗長電源である。前記冗長電源において、メイン電源が何らかの原因で故障した場合に自動的に予備電源に切り替わるようになって、前記サーバーにシャットダウン（Ｓｈｕｔｄｏｗｎ）現象が発生することを防ぐ。前記冗長電源は、一般的に銀行、電信などのようなシャットダウン現象を許容できない機関に適用され、一般消費者には適用されない。

前記２４個のハードディスクドライブ４０は、前記サーバーケースの右側に装着されており、前記ＣＰＵから離れている一側に、４つの組に分かれて装着され、毎組には６つのハードディスクドライブ４０を含む。前記６つのファン５０は、前記マザーボード１００と前記２４個のハードディスクドライブ４０との間に３つの組に分かれて装着され、毎組には２つのファン５０を含む。サーバーに採用されるハードディスクドライブは、すべてのソフト及び使用者のデータを記憶する核心的なデータ記憶装置である。使用者において、サーバーのハードディスクドライブに記憶されているデータが一番重要なので、前記ハードディスクドライブの信頼性は大変重要である。ハードディスクドライブのデータ記憶量を増加し、且つ作業時間を延長するために、サーバーは一般的に高速的、安定的及び安全的なＳＣＳＩハードディスクドライブを採用する。

前記サーバーケースは、４Ｕ（Ｕｎｉｔ）ケースである。前記サーバーケースにおいて、高さは１７８ｍｍ（７ｉｎｃｈ）であり、長さは７１１．２ｍｍ（２８ｉｎｃｈ）であり、幅は４４８ｍｍ（１７．６ｉｎｃｈ）であり、前記電源６０が占有する長さが４２１ｍｍ（１６．６ｉｎｃｈ）である。

本考案に係るサーバーにおいて、サーバーケースの有限な空間に、４つのＣＰＵ１０、６４個のメモリ２０、９つのＰＣＩＥスロット３０、２４個のハードディスクドライブ４０、６つのファン５０、複数の電源６０及び４つのヒートシンク７０を装着したので、本考案に係るサーバーは、比較的大きいメモリの容量及びハードディスクドライブの容量を有し、比較的多数の拡張スロットを提供する。

以上、本考案の好適な実施例について詳細に説明したが、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種々の変形又は修正が可能であり、該変形又は修正も又、本考案の技術特徴の範囲内に含まれるものである。

１０ 中央処理装置
２０ メモリ
３０ ＰＣＩＥスロット
４０ ハードディスクドライブ
５０ ファン
６０ 電源
７０ ヒートシンク
７１ ライザーカード
７２ 回路基板
１００ マザーボード

Claims (10)

1. マザーボードと、
   前記マザーボードに装着されている中央処理装置と、
   前記マザーボードに挿入され、且つ前記中央処理装置の上方に位置する一方、少なくとも１つのメモリが挿入されている回路基板を含むライザーカードと、
   を備えることを特徴とするサーバー。
2. 前記マザーボードに複数のＰＣＩＥスロットが設置され、且つ、
   該複数のＰＣＩＥスロットは前記中央処理装置の一側に設置されることを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
3. 前記ライザーカードが前記マザーボードに垂直に挿入されていることを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
4. 前記回路基板は前記ライザーカードに垂直であることを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
5. 前記メモリの挿入方向は、前記マザーボードに垂直であり、且つ前記ライザーカードの挿入方向に平行であることを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
6. 前記ライザーカードは、他の回路基板をさらに備え、
   前記２つの回路基板は平行であり、且つ、
   前記２つの回路基板の間の間隔がメモリの高さより高いことを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
7. 前記中央処理装置と前記メモリとの間に、熱を拡散させるヒートシンクが設置されていることを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
8. 前記中央処理装置は前記サーバーの一側に設置され、前記サーバーの前記中央処理装置から離れている他側には、複数のハードディスクドライブが設置されていることを特徴とする請求項１に記載のサーバー。
9. 前記中央処理装置と前記ハードディスクドライブとの間に複数のファンが設置されていることを特徴とする請求項８に記載のサーバー。
10. 前記中央処理装置の下方には、複数の予備電源が設置されていることを特徴とする請求項１に記載のサーバー。

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