JP3157792B2 - 移動局現在位置算出方法及び基地局航行システム - Google Patents
移動局現在位置算出方法及び基地局航行システムInfo
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Description
関し、特に、移動局の現在位置を把握する移動局現在位
置算出方法及び基地局航行システムに関する。
方法としては、例えば、社団法人電波産業会の提示して
いる「デジタル方式自動車電話システム標準規格(RC
R STD−27)」に開示されている位置登録システ
ムがある。
す図であって、移動局が移動した場合の位置登録動作を
示している。この位置登録システムでは、移動局が、現
在位置の電波状態を基地局の送信レベル(移動局から見
ると受信レベルに相当する信号のレベル)の検出を行
い、最も電波状態の良好な基地局に対して移動局を登録
することが提案されている。デジタル方式自動車電話シ
ステム標準規格(RCRSTD−27)に開示された手
法は、図4に示すように、数局の基地局が同一の位置番
号を持つことで、移動局は登録しようとする基地局の位
置番号が前回登録した位置番号と違う場合にのみ登録を
行うことにより、基地局が同一位置番号のエリア内にお
ける移動局の存在を確認する場合に用いられている。
変更された場合のみ位置登録を実施する(図4中の実線
で示す矢印参照)。また、移動局が移動した場合に各基
地局のレベルを検出する(図4中の破線で示す矢印参
照)。
開平7−30945号公報に記載のものがある。すなわ
ち、従来技術は、複数の基地局と、この基地局に無線回
線を介して接続可能な多数の移動局と、複数の基地局を
制御する交換局とを備え、基地局は自セル内に存在する
移動局の通信状態および移動状態を検出する手段と、こ
の検出する手段の検出結果にしたがってチャネル切替を
実行する手段とを備え、移動局が基地局のセルを逸脱す
るときは、隣接する基地局にこの移動局が通信中の通信
回線を中断なく引き継ぐ手段を備えている。また、検出
結果とチャネル切替制御パラメータとにしたがってチャ
ネル切替を実行する手段を含み、移動局は、自局の通信
状態および移動状態を検出する手段と、この検出する手
段の検出結果とチャネル切替制御パラメータとにしたが
ってチャネル切替を実行する手段とを備え、移動局およ
び基地局は、それぞれの検出する手段の検出結果にした
がってチャネル切替制御パラメータの設定値をそれぞれ
演算する手段を備えている。さらに、移動局および基地
局は、チャネル切替制御パラメータに関する情報を相互
に交換する手段を備えている。移動局のチャネル切替制
御パラメータは、この移動局が存在する通信圏の基地局
からの無線信号受信レベルおよび位置および移動速度お
よび移動方向および前回チャネル割当てからの経過時間
の検出結果により演算されるパラメータを含み、基地局
のチャネル切替制御パラメータは、この基地局のセル内
に存在する移動局からの無線信号受信レベルおよびこの
移動局の位置および移動速度および移動方向および前回
チャネル割当てからの経過時間の検出結果により演算さ
れるパラメータを含んでいる。相互に交換する手段は、
パラメータの設定値があらかじめ定められた変化量を越
えるごとに実行される手段を含んでいる。これにより、
各移動局の状態によりチャネル切替制御パラメータを最
適な値に随時設定変更することができ、チャネル切替が
適正に行われ品質の高い通信を行うことができ、電波の
有効利用がはかれることが記載されている。
うな従来の位置登録システムは、基地局主体の位置管理
システムであるため、移動局が現在位置を把握する手段
がないという問題点があった。また、基地局側では、移
動局が同一位置番号のエリア内にいるかどうかを判断で
きるものの、その正確な位置までは把握できないという
問題点もあった。
のであり、その目的とするところは、基地局から移動局
へ周辺移動局の位置情報を通知することにより、移動局
周辺に存在する基地局の位置と各基地局までの受信レベ
ルに基づいて移動局が算出した位置情報をユーザへ提示
できる移動局現在位置算出方法及び基地局航行システム
を提供する点にある。
旨は、移動局の現在位置を把握する移動局現在位置算出
方法であって、周辺基地局の位置情報を報知情報に付加
する在圏可能な基地局であって移動局が在圏する通信エ
リアを管轄する主体基地局が、移動局へ送信する報知情
報に、受信レベルの測定が可能な基地局である周辺基地
局の位置情報及び前記主体基地局の位置情報を付加する
工程と、周辺基地局の位置情報を報知情報に付加する在
圏可能な基地局であって移動局が在圏する通信エリアを
管轄する主体基地局が、移動局へ送信する報知情報に、
受信レベルの測定が可能な基地局である周辺基地局及び
前記主体基地局からの移動局に対する受信レベルの情報
を付加する工程と、当該主体基地局の位置情報及び当該
周辺基地局の位置情報及び当該主体基地局及び当該周辺
基地局からの移動局に対する受信レベルの情報が付加さ
れた報知情報を、前記主体基地局から前記移動局へ送信
する工程と、当該主体基地局の位置情報及び当該周辺基
地局の位置情報及び当該主体基地局及び当該周辺基地局
からの移動局に対する受信レベルの情報に基づいて、移
動局が自局の現在位置を算出する工程とを有し、さら
に、受信レベルを検出可能な基地局が3局から2局へ減
少した場合、以前に受信レベルを検出可能な基地局が少
なくとも3局以上だったときに求めた前記移動局の位置
の情報に基づいて当該移動局の現在位置を算出する工程
を有することを特徴とする移動局現在位置算出方法に存
する。また、請求項2に記載の発明の要旨は、移動局の
現在位置を把握する基地局航行システムであって、周辺
基地局の位置情報を報知情報に付加する在圏可能な基地
局であって移動局が在圏する通信エリアを管轄する主体
基地局が、移動局へ送信する報知情報に、受信レベルの
測定が可能な基地局である周辺基地局の位置情報及び前
記主体基地局の位置情報を付加する手段と、周辺基地局
の位置情報を報知情報に付加する在圏可能な基地局であ
って移動局が在圏する通信エリアを管轄する主体基地局
が、移動局へ送信する報知情報に、前記主体基地局及び
前記周辺基地局からの移動局に対する受信レベルの情報
を付加する手段と、当該主体基地局の位置情報及び当該
周辺基地局の位置情報及び当該主体基地局及び当該周辺
基地局からの移動局に対する受信レベルの情報が付加さ
れた報知情報を、前記主体基地局から前記移動局へ送信
する手段と、当該主体基地局の位置情報及び当該周辺基
地局の位置情報及び当該主体基地局及び当該周辺基地局
からの移動局に対する受信レベルの情報に基づいて、移
動局が自局の現在位置を算出する手段と、受信レベルを
検出可能な基地局が3局から2局へ減少した場合、以前
に受信レベルを検出可能な基地局が少なくとも3局以上
だったときに求めた前記移動局の位置の情報に基づいて
当該移動局の現在位置を算出する手段とを有する基地局
航行システムに存する。
に基づいて詳細に説明する。本発明の上記および他の目
的、特徴および利点を明確にすべく、以下添付した図面
を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の基地局航行システム100及びこれを
用いて実行される移動局現在位置算出方法の一実施形態
を示す機能ブロック図であって、移動局50が現在位置
を把握するまでの移動局50内の動作を示している。本
実施形態の基地局航行システム100の動作上の特徴
は、移動局50が在圏する通信エリアを管轄する主体基
地局Aが移動局50へ送信する報知情報の部分に周辺基
地局B,C,…(主体基地局Aの通信エリアの周囲を管
轄する基地局)の位置情報を付加したことを特徴として
いる。
主体基地局Aの受信レベルを測定した結果より各基地局
A,B,C,…から移動局50までの距離を算出すると
いう作用を実行する。
局Aが3局以上あれば移動局50の現在位置を算出でき
るという効果が得られる。また、検出可能な主体基地局
Aのレベルが3局から2局へ減少した場合でも、3局に
よって検出した移動局50の位置より現在位置を算出で
きるという効果も得られる。
説明する。主体基地局Aは固定のため、周辺基地局B,
C,…の位置データ(1)を有する。移動局50(例え
ば、携帯電話)は、主体基地局Aに在圏した場合、在圏
した基地局Aから周辺基地局B,C,…の位置データ
(1)を供給される。
基地局A並びに周辺に存在する基地局B,C,…の北緯
・東経・チャネル番号を含んでいるとする。
番号に基づいて、移動局50の無線部10は、各周辺基
地局B,C,…の受信レベルを検出する。無線部10は
処理部20に受信レベル検出結果(2)を報告する。処
理部20では主体基地局Aから移動局50までの距離a
(b,c,…)の算出を行う。
法において、周辺基地局B,C,…の位置・距離に基づ
いて、移動局50が自己の現在位置を算出するプロセス
を示している。周辺基地局B,C,…からの距離b,
c,…と位置を算出すると、各基地局A,B,C,…か
らの距離a(b,c,…)を半径とする円(図2の破線
で示す円)内に移動局50が存在することがわかる。こ
のため、周辺基地局B,C,…3局以上の位置と受信レ
ベルが算出できれば、図2に示すとおり、3つの円の交
点に移動局50が存在することが算出できる。
記憶部30に格納され、位置情報として表示部40に出
力される。その出力を用いて、ユーザは移動局50の現
在位置を把握することができる。
2局に減少した場合、検出した2局の情報に基づいて、
移動局50の現在位置候補2点を算出する。この2点と
記憶部30に格納してある前回の移動局50の現在位置
データ(4)を比較し、前回の現在位置データ(4)に
近い方の点を現在位置として把握することができる。
C,…の受信レベルを測定し続けることにより、移動局
50の主体基地局A間航行の推移が把握できる。
は、図1の移動局50現在位置算出方法に基づいて移動
局50側で実行される制御を示すフローチャートであ
る。
いて移動局50現在位置算出方法を実行する。すなわ
ち、移動局50は在圏する際、在圏する主体基地局Aか
ら、報知情報(位置データ(1))を受信する。この報
知情報より周辺基地局B,C,…の位置とチャネル番号
を移動局50内に格納する(ステップS1)。
に基づいて、周辺基地局B,C,…のレベルを検出する
(ステップS2)。
いし1局のみの場合(ステップS3の1局以下)、移動
局50は現在位置を把握不能のため、表示部40に現在
位置把握不能状態を表示する(ステップS12)。
合(ステップS3の3局以上)、主体基地局Aからの送
信出力は一定のため、受信レベルより各基地局A,B,
C,…−移動局50間の距離を算出する(ステップS
8)。また、次処理として各基地局A,B,C,…の位
置を中心とし、距離を半径とする円の交点が移動局50
の現在位置とする移動局50の現在位置の算出を行う
(ステップS9)。こうして算出した値を現在位置デー
タ(3)として格納し(ステップS10)、表示部40
に出力する(ステップS11)。
合(ステップS3の2局)、2局の移動局50を中心と
する円では最大2点の交点ができてしまい、どちらが現
在位置かを把握することができない。そこで、前回測定
した際の位置データ(4)を探し(ステップS4)、こ
れら2局の位置情報と受信レベルに基づいて各基地局
A,B,C,…からの距離を算出し(ステップS5)、
各局からの距離から移動局50の現在位置候補(2点)
を算出し(ステップS6)、2点の内前回格納した現在
位置情報(4)に近い点を現在位置とする(ステップS
7)ことで、信頼度の高い位置情報を得ることができ
る。
地局B,C,…の周辺レベルを検出し続けるループ処理
を実行する。この結果、移動局50の現在位置を把握す
ることができる。しかも、周辺レベル検出は移動局50
が基本的に備えている機能なので、特別なハードウェア
を必要とせず、携帯電話は基本的にユーザが常時携帯し
ているものであるため、いつでも位置を把握できるとい
う効果もある。
Aから、主体基地局A及び周辺基地局B,C,…のチャ
ネル番号・位置情報(北緯・東経データ)を移動局50
に提供することにより、移動局50が、周辺基地局B,
C,…の受信レベルを検出して各基地局A,B,C,…
−移動局50間の距離の算出を行い、各基地局A,B,
C,…の位置情報に基づいて各基地局A,B,C,…を
中心とし距離を半径とする円を求め、この円の交点から
移動局50の現在位置を算出する。
基地局Aが3局以上ある場合に移動局50・主体基地局
A共に特別なハードウェアを必要とすることなく移動局
50の現在位置をユーザに通知することが可能となる。
移動局50は携帯電話に限定されず、本発明を適用する
上で好適なノート型PC、PDA、ポケットベル、ナビ
ゲーションシステム等のモバイル機器に適用することが
できる。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記
実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な
数、位置、形状等にすることができる。また、各図にお
いて、同一構成要素には同一符号を付している。
で、移動局側に現在位置を検出する機能を設けることに
より、移動局の移動検出を実現できるようになるといっ
た効果を奏する。
実行される移動局現在位置算出方法の一実施形態を示す
機能ブロック図であって、移動局が現在位置を把握する
までの移動局内の動作を示している。
基地局の位置・距離に基づいて、移動局が自己の現在位
置を算出するプロセスを示している。
局側で実行される制御を示すフローチャートである。
て、移動局が移動した場合の位置登録動作を示してい
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 移動局の現在位置を把握する移動局現在
位置算出方法であって、 周辺基地局の位置情報を報知
情報に付加する在圏可能な基地局であって移動局が在圏
する通信エリアを管轄する主体基地局が、移動局へ送信
する報知情報に、受信レベルの測定が可能な基地局であ
る周辺基地局の位置情報及び前記主体基地局の位置情報
を付加する工程と、 周辺基地局の位置情報を報知情報
に付加する在圏可能な基地局であって移動局が在圏する
通信エリアを管轄する主体基地局が、移動局へ送信する
報知情報に、受信レベルの測定が可能な基地局である周
辺基地局及び前記主体基地局からの移動局に対する受信
レベルの情報を付加する工程と、 当該主体基地局の位置情報及び当該周辺基地局の位置情
報及び当該主体基地局及び当該周辺基地局からの移動局
に対する受信レベルの情報が付加された報知情報を、前
記主体基地局から前記移動局へ送信する工程と、 当該主体基地局の位置情報及び当該周辺基地局の位置情
報及び当該主体基地局及び当該周辺基地局からの移動局
に対する受信レベルの情報に基づいて、移動局が自局の
現在位置を算出する工程とを有し、 受信レベルを検出可能な基地局が3局から2局へ減少し
た場合、以前に受信レベルを検出可能な基地局が少なく
とも3局以上だったときに求めた前記移動局の位置の情
報に基づいて当該移動局の現在位置を算出する工程を有
することを特徴とする移動局現在位置算出方法。 - 【請求項2】 移動局の現在位置を把握する基地局航行
システムであって、 周辺基地局の位置情報を報知情報
に付加する在圏可能な基地局であって移動局が在圏する
通信エリアを管轄する主体基地局が、移動局へ送信する
報知情報に、受信レベルの測定が可能な基地局である周
辺基地局の位置情報及び前記主体基地局の位置情報を付
加する手段と、 周辺基地局の位置情報を報知情報に付加する在圏可能な
基地局であって移動局が在圏する通信エリアを管轄する
主体基地局が、移動局へ送信する報知情報に、前記主体
基地局及び前記周辺基地局からの移動局に対する受信レ
ベルの情報を付加する手段と、 当該主体基地局の位置情報及び当該周辺基地局の位置情
報及び当該主体基地局及び当該周辺基地局からの移動局
に対する受信レベルの情報が付加された報知情報を、前
記主体基地局から前記移動局へ送信する手段と、 当該主体基地局の位置情報及び当該周辺基地局の位置情
報及び当該主体基地局及び当該周辺基地局からの移動局
に対する受信レベルの情報に基づいて、移動局が自局の
現在位置を算出する手段と、 受信レベルを検出可能な基地局が3局から2局へ減少し
た場合、以前に受信レベルを検出可能な基地局が少なく
とも3局以上だったときに求めた前記移動局の位置の情
報に基づいて当該移動局の現在位置を算出する手段を有
することを特徴とする基地局航行システム。
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JP34667798A JP3157792B2 (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 移動局現在位置算出方法及び基地局航行システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3157792B2 true JP3157792B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=18385077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34667798A Expired - Fee Related JP3157792B2 (ja) | 1998-11-20 | 1998-11-20 | 移動局現在位置算出方法及び基地局航行システム |
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JP3875136B2 (ja) * | 2002-04-05 | 2007-01-31 | 三菱電機株式会社 | 端末装置、基地局及び無線通信システム |
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JP2013101085A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-05-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 移動局装置 |
JP2014160891A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | 移動無線通信システム |
CN117616299A (zh) * | 2021-07-14 | 2024-02-27 | 三菱电机株式会社 | 固定装置、位置估计***、控制电路、存储介质和位置估计方法 |
-
1998
- 1998-11-20 JP JP34667798A patent/JP3157792B2/ja not_active Expired - Fee Related
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