JP3157656U - 中敷き着脱可能靴下 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊な加工を施すことなく、中敷きを装脱着できる靴下を提供する。【解決手段】伸縮性を有する2つの靴下部材11,12と中敷き部材13とからなる。一方の靴下部材11を裏返し、これら2つの靴下部材11,12の足裏部の周縁部をその一部に開口部20を残して縫着する。この開口部20から中敷き部材13を挿入し、その後裏返しされた一方の靴下部材11を反転させて表側に配置すると、二重にされた靴下部材11,12の足裏部に中敷き部材13が装着固定される。中敷き部材13は弾力性と保温性を有する。中敷き部材13はその外形形状を使用者の足裏形状に合致させて裁断できる。裏返した一方の靴下部材11を厚地の生地から形成し、他方の靴下部材12を薄地の生地から形成してもよい。中敷き部材13の踵対応部位の厚みを他の部位の厚みよりも厚く形成してもよい。中敷き部材13の足裏対応面にツボ刺激用の突起部を設けてもよい。【選択図】図1
Description
本考案は、通常、履物内部に装入する中敷きを着脱可能に靴下に装着することができる中敷き着脱可能な靴下に関するものである。
履物内部に装入して使用する中敷きは、靴底と足裏との緩衝材として或いは保温部材として、更には消臭、吸湿、通気等々の機能を発揮するものとして利用されている。
他方、靴下は種々の形態のものがあるが、その足裏部の全部又は特定の一部分を厚地に編成したものが既に存在しており、保温性やクッション性を向上させたものが提案されている。
他方、靴下は種々の形態のものがあるが、その足裏部の全部又は特定の一部分を厚地に編成したものが既に存在しており、保温性やクッション性を向上させたものが提案されている。
下記特許文献に記載のものは、保温性や衝撃吸収性を高めたものである。
即ち、特許文献1に記載の靴下は、歩行時の着地点(踵部)、離地点(爪先部)、主要な荷重支持点の3つの足裏部分に対応した衝撃吸収性及び発汗に対する吸湿性と運動性並びに保温性を高めたものである。
その構成は、全体を総パイル組織で編成し、爪先部と踵部と母趾球部から第5趾球部までの足底前部とを、部分的に厚地のパイル組織としたものである。この部分的に厚地とされたパイル組織は、靴下の内面側で厚みを増やすように編成されている。
即ち、特許文献1に記載の靴下は、歩行時の着地点(踵部)、離地点(爪先部)、主要な荷重支持点の3つの足裏部分に対応した衝撃吸収性及び発汗に対する吸湿性と運動性並びに保温性を高めたものである。
その構成は、全体を総パイル組織で編成し、爪先部と踵部と母趾球部から第5趾球部までの足底前部とを、部分的に厚地のパイル組織としたものである。この部分的に厚地とされたパイル組織は、靴下の内面側で厚みを増やすように編成されている。
特許文献2に記載の靴下は、冬季の保温を目的とするものであって、ニット靴下の裏面に、その踵領域を覆って接着芯地の周縁全周を熱圧着又は接着によって帯状に連続的に又は断続的に貼着し、ニット靴下はパイル編みに編成し、接着芯地は合成樹脂フィルムの表面に編成芯地を接着し、合成樹脂フィルムをニット靴下の裏面に貼着したものである。
本考案においては、靴下に特殊な加工等を施すことなく、既存の靴下と既存の履物用中敷きを利用して、簡易に中敷きを着脱可能に装着できる靴下を提供することをその第一の課題とする。
そして、通常、中敷きは履物内に別体として装入されて使用されるのであるが、その際に以下の如き問題点が存在している。
そして、通常、中敷きは履物内に別体として装入されて使用されるのであるが、その際に以下の如き問題点が存在している。
その第一の問題は、靴底の形状と大きさ(サイズ)に合致する中敷きを選択することが難しい。
即ち、その形状やサイズが履物内部の底面形状と合致しないと、履物内部で中敷きが移動してしまうという問題が生じるのである。
中敷きが履物内部で移動してしまうと、その機能であるクッション性や保温性は適切に発揮されないことになる。
即ち、その形状やサイズが履物内部の底面形状と合致しないと、履物内部で中敷きが移動してしまうという問題が生じるのである。
中敷きが履物内部で移動してしまうと、その機能であるクッション性や保温性は適切に発揮されないことになる。
現在では、その履物の底面形状に合致させて裁断して使用できるものが存在しているが、実際にはその履物の内部の底面形状に重ね合わせて裁断をすることは全く不可能である。
というのも、サイズの大きい中敷きを履物内部に挿入して、鋏等で裁断することは全く不可能なことだからである。
というのも、サイズの大きい中敷きを履物内部に挿入して、鋏等で裁断することは全く不可能なことだからである。
以上の問題点に鑑みて、本考案においては、先ず中敷きが履物内部で移動しないものを提案することがその具体的な課題となる。
また、中敷きの外形形状とサイズの問題を解決することも本考案の課題となる。
この外形形状とサイズの問題は、上記の課題と実質的には同一課題なのであるが、その外形形状とサイズの問題を解決することによって、中敷きの移動の問題も解決するからである。そしてこれにより保温性とクッション性とが適切に発揮されることとなる。
更に、本考案においては、その中敷きの形態を種々限定することにより、また靴下部材自体を工夫することにより保温性、クッション性、使い勝手のよさ、並びに健康を考慮したものを提案することもその課題となるものである。
また、中敷きの外形形状とサイズの問題を解決することも本考案の課題となる。
この外形形状とサイズの問題は、上記の課題と実質的には同一課題なのであるが、その外形形状とサイズの問題を解決することによって、中敷きの移動の問題も解決するからである。そしてこれにより保温性とクッション性とが適切に発揮されることとなる。
更に、本考案においては、その中敷きの形態を種々限定することにより、また靴下部材自体を工夫することにより保温性、クッション性、使い勝手のよさ、並びに健康を考慮したものを提案することもその課題となるものである。
上記課題を解決するために、本考案の第1のものは、少なくとも爪先部分から踵部分までの足部を被覆することができ且つ伸縮性を有する2つの靴下部材と、足裏形状に対応した中敷き部材とからなり、前記2つの靴下部材の一方の靴下部材を裏返し、これら2つの靴下部材の足裏部の周縁部をその一部に開口部を設けて結合し、この開口部から前記中敷き部材を挿入し、その後裏返しされた一方の靴下部材を反転させて表側に配置することにより、二重にされた靴下部材の足裏部に中敷き部材が装着されることを特徴とする中敷き着脱可能靴下である。
本考案の第2のものは、上記第1の考案において、中敷き部材が、弾力性と保温性を有する適宜厚みのある素材から形成されていることを特徴とする中敷き着脱可能靴下である。
本考案の第3のものは、上記第1又は第2の考案において、中敷き部材が、その外形形状を使用者の足裏形状に合致させて裁断できるものからなることを特徴とする中敷き着脱可能靴下である。
本考案の第4のものは、上記第1乃至第3のそれぞれの考案において、一方の靴下部材を厚地の生地から形成し、他方の靴下部材を薄地の生地から形成し、前記厚地の生地からなる靴下部材を裏返して他方の靴下部材に結合したことを特徴とする中敷き着脱可能靴下である。
本考案の第5のものは、上記第1乃至第4のそれぞれの考案において、中敷き部材の踵対応部位の厚みを他の部位の厚みよりも厚く形成したことを特徴とする中敷き着脱可能靴下である。
本考案の第6のものは、上記第1乃至第5のそれぞれの考案において、中敷き部材の足裏対応面にツボ刺激用の突起部を複数設けたことを特徴とする中敷き着脱可能靴下である。
本考案の第1のものにおいては、2つの靴下部材と1つの中敷き部材から成り、一方の靴下部材を裏返し、この裏返した靴下部材と他方の裏返ししていない靴下部材との足裏部同士を重ね合わせ、その周縁部を例えば縫い糸を用いて縫着して結合する。その際、足裏部分の例えば踵部位に開口部を設けるように、その周縁部の一部に結合しない部分を残しておくのである。
そして、この開口部から中敷き部材を挿入するのである。
その後に、裏返された一方の靴下部材を反転させて、つまり裏側を表側に反転させて靴下部材を二重に重ねた状態にすると、二重に重ねた靴下部材の足裏部の間に中敷き部材が配置され装着された状態となるのである。
そして、この開口部から中敷き部材を挿入するのである。
その後に、裏返された一方の靴下部材を反転させて、つまり裏側を表側に反転させて靴下部材を二重に重ねた状態にすると、二重に重ねた靴下部材の足裏部の間に中敷き部材が配置され装着された状態となるのである。
このようにすることにより、中敷き部材が挿入された部分の外周部は、開口部を除き、2つの靴下部材の足裏部の周囲が結合された状態となって、中敷き部材が固定された状態に装着されることとなるのである。
その結果、本考案に係るこの靴下を履いて履物に足を挿入すると、中敷き部材は、靴下内部に固定的に装着されているために、履物内部で中敷きが移動してしまうということが無くなるのである。
その結果、本考案に係るこの靴下を履いて履物に足を挿入すると、中敷き部材は、靴下内部に固定的に装着されているために、履物内部で中敷きが移動してしまうということが無くなるのである。
これにより、中敷き部材が有する保温効果及びクッション効果は適切に有効に発揮されることとなるのである。
また、中敷き部材は、足裏部の形状に合致するものを使用すればよく、即ち、足裏形状と同一の大きさ及び形状のもの、或いはそれよりも少し小さい形状・大きさのものを使用すればよく、とりわけ履物の内部の底面部の形状に合致させなくとも、中敷き部材が履物内部で移動してしまうことも無くなるのである。
また、中敷き部材は、足裏部の形状に合致するものを使用すればよく、即ち、足裏形状と同一の大きさ及び形状のもの、或いはそれよりも少し小さい形状・大きさのものを使用すればよく、とりわけ履物の内部の底面部の形状に合致させなくとも、中敷き部材が履物内部で移動してしまうことも無くなるのである。
尚、本考案に係る靴下は、上記の通り2つの靴下部材と1つの中敷き部材によって、左右何れか一方の靴下が完成するのであり、これと対称形を成す同じ構成のものを組み合わせて1足の中敷き着脱可能靴下が完成するものである。
また、靴下部材としては、少なくとも所謂アンクレット・タイプのもの、つまり爪先部分から踵部分までの足部を被覆するものであればよく、それ以上の長さのある足首部から上の部分を被覆する靴下、即ちロークルーソックス(足首部から上までを被覆する最も一般的な長さのもの)、クルーソックス、スリークォーターソックス、ハイソックス(膝下までのもの)、更には膝上までのもの等々、あらゆるタイプの靴下部材に適用することができ、これらのタイプの靴下を全て本考案は含むものである。
また、靴下部材としては、少なくとも所謂アンクレット・タイプのもの、つまり爪先部分から踵部分までの足部を被覆するものであればよく、それ以上の長さのある足首部から上の部分を被覆する靴下、即ちロークルーソックス(足首部から上までを被覆する最も一般的な長さのもの)、クルーソックス、スリークォーターソックス、ハイソックス(膝下までのもの)、更には膝上までのもの等々、あらゆるタイプの靴下部材に適用することができ、これらのタイプの靴下を全て本考案は含むものである。
本考案に係る第2のものは、中敷き部材を限定したものであり、その中敷き部材が弾力性と保温性を有する適宜厚みのある素材から形成されたものからなる中敷き着脱可能靴下であって、その保温性とクッション性を確保して足部の保温と保護を有効に図ることができることとなる。
本考案に係る第3のものは、上記第2の考案と同様に中敷き部材を限定したものであり、その中敷き部材は使用者の足裏の形状に合致させて裁断できるものを使用しているために、使用者の足の大きさ及び形状に適合させて使用することができることとなる。
本考案に係る第4のものは、靴下部材を更に限定したものであり、初め裏返して後に表に反転する方の側の一方の靴下部材を厚地の生地から形成し、他方の完成した状態で内側に配置される靴下部材を薄地の生地から形成することによって、2枚重ねの靴下であるが、内側の靴下部材が薄地の生地を使用した関係で、あたかも1枚の靴下を履いているかのような感覚で使用できるものとなる。
つまり、春秋用の間もの靴下として使用できることとなる。勿論、両靴下部材を薄地の生地から形成すれば夏物として、両方を厚地の生地から形成すれば冬物として使用することができるのである。
つまり、春秋用の間もの靴下として使用できることとなる。勿論、両靴下部材を薄地の生地から形成すれば夏物として、両方を厚地の生地から形成すれば冬物として使用することができるのである。
本考案の第5のものにおいては、中敷き部材の踵対応部位の厚みを他の部位の厚みよりも厚く形成することにより、着用した際に踵部分が少し高くなった状態となり、本考案に係る靴下を着用して室内を歩くと、踵が少し高い状態となり、通常の靴下を履いている状態と異なり、あたかも室内履きを着用しているかのような感覚を有することができる。
即ち、靴下部材として厚地のものを使用すれば、室内履きを使用せずに保温効果を有しつつ室内履きとして使用できるものとなる。
即ち、靴下部材として厚地のものを使用すれば、室内履きを使用せずに保温効果を有しつつ室内履きとして使用できるものとなる。
本考案の第6のものにおいても、中敷き部材を更に限定したものであって、その中敷き部材の上面である足裏対応面に足裏のツボを刺激する突起部を複数設けたものである。
これにより、常に着用者の足裏部のツボに押圧刺激が与えられ、指圧効果を与えることができ、健康増進にもつながることとなる。
これにより、常に着用者の足裏部のツボに押圧刺激が与えられ、指圧効果を与えることができ、健康増進にもつながることとなる。
以下、添付の図面と共に、本考案の実施形態について説明する。
図1は、本考案に係る中敷き着脱可能靴下の一実施形態を図示するもので、中敷き部材を分離させた状態で、その中敷き部材を靴下部材に挿入する前の状態を示す説明図である。
本考案に係る中敷き着脱可能靴下10は、2つの靴下部材11、12と、1つの中敷き部材13とから構成されている。
図1は、本考案に係る中敷き着脱可能靴下の一実施形態を図示するもので、中敷き部材を分離させた状態で、その中敷き部材を靴下部材に挿入する前の状態を示す説明図である。
本考案に係る中敷き着脱可能靴下10は、2つの靴下部材11、12と、1つの中敷き部材13とから構成されている。
靴下部材11、12は、それぞれ同一形状、同一サイズの伸縮性を有する厚地のものからなり、所謂冬物である。そして、この靴下部材11、12は、足部のつま先から足首の上方部分までを被覆できるロークルーソックス・タイプのものである。
中敷き部材13は、3乃至5mm厚程度のウレタンフォームの上面にフェルト生地を接合したものをここでは使用している。
中敷き部材13は、3乃至5mm厚程度のウレタンフォームの上面にフェルト生地を接合したものをここでは使用している。
中敷き部材13の素材は、全く自由に選択することができ、その他、天然皮革、合成皮革、或いはウレタンシートと活性炭シートの積層体や、除菌や消臭効果を有する金属粉を混入した樹脂シート又は繊維製のシート等々、現在市場にある各種のものを使用することができる。
これらの素材から目的に合わせ選択すればよい。
これらの素材から目的に合わせ選択すればよい。
次に、本考案に係る中敷き着脱可能靴下10の構造について説明するが、本考案に係る靴下は、中敷きが着脱式となっているために、その着脱手順と共にその構造について以下説明する。
先ず、本考案に係る靴下10は、図1に示した通り、一方の靴下部材11を裏返した状態11R(以下裏の状態にはRを付加し、表の状態にはSを付加して示す。)とし、他方の靴下部材12は表の状態(12S)のままとする。
先ず、本考案に係る靴下10は、図1に示した通り、一方の靴下部材11を裏返した状態11R(以下裏の状態にはRを付加し、表の状態にはSを付加して示す。)とし、他方の靴下部材12は表の状態(12S)のままとする。
そして、これら一方の靴下部材11Rと他方の靴下部材12Sの足裏部を重ね合せて、その周縁部15、15を縫着するのである。
この際、それぞれの靴下部材の踵部分16、17は縫着せずに開口部20としておく。
これにより、2つの靴下部材11R、12Sの足裏部の間に袋状の空間部が形成されることとなり、開口部20からその空間部の内部に中敷き部材13を挿入することが出来ることとなるのである。
この際、それぞれの靴下部材の踵部分16、17は縫着せずに開口部20としておく。
これにより、2つの靴下部材11R、12Sの足裏部の間に袋状の空間部が形成されることとなり、開口部20からその空間部の内部に中敷き部材13を挿入することが出来ることとなるのである。
本考案は、上記2つの靴下部材と1つの中敷き部材によって片方の靴下が完成し、これと対称形を成すもう1つの中敷き着脱可能靴下を組み合わせて、一足の着脱可能靴下が製品化されることとなる。
図1が示す状態は、中敷き部材13を靴下部材11、12に装着する直前の状態であるが、矢印Dの方向に中敷き部材13を開口部20から挿入するのである。
図1が示す状態は、中敷き部材13を靴下部材11、12に装着する直前の状態であるが、矢印Dの方向に中敷き部材13を開口部20から挿入するのである。
図2は、図1の状態から更に中敷き部材13を靴下部材11R、12Sの足裏部間の空間部内に挿入して、その約8割程度の部分を挿入し終わった状態を図示する説明図である。
そして、中敷き部材13が上記空間部内に挿入し終わると、靴下部材12Sの足挿入口22の側を爪先側に折り畳んだ状態で、裏返しされている靴下部材11Rの足挿入口21の内部に両手の親指をそれぞれ挿入して、図中矢印Kの方向に足挿入口21を広げるようにして反転させる。即ち、裏返しされている靴下部材11Rを表側にひっくり返すようにするのである。
そして、中敷き部材13が上記空間部内に挿入し終わると、靴下部材12Sの足挿入口22の側を爪先側に折り畳んだ状態で、裏返しされている靴下部材11Rの足挿入口21の内部に両手の親指をそれぞれ挿入して、図中矢印Kの方向に足挿入口21を広げるようにして反転させる。即ち、裏返しされている靴下部材11Rを表側にひっくり返すようにするのである。
図3が、上記した通り、一方の靴下部材11Rの一部を表側にひっくり返した途中の状態を図示する説明図である。
より詳しくは、前図図2の状態から靴下部材11Rの足挿入口21を広げるようにして内部側を表側に反転するようにして、その足挿入口21内に他方の靴下部材12及び自身の靴下部材11を取り込むように反転させてゆくのである。
図3では、丁度靴下部材11の足挿入口21が他方の靴下部材12の中間部まで取り込み、反転された状態を示しているが、この状態から更にその足挿入口21を矢印Eの方向に移行させて、他方の靴下部材12の全てを被覆して取り込むようにし、最後に、靴下部材11の反転部の境界部25から内部の中敷き部材13と2つの靴下部材11、12の踵部から爪先部を引き出すことによって、図4の状態となるのである。
より詳しくは、前図図2の状態から靴下部材11Rの足挿入口21を広げるようにして内部側を表側に反転するようにして、その足挿入口21内に他方の靴下部材12及び自身の靴下部材11を取り込むように反転させてゆくのである。
図3では、丁度靴下部材11の足挿入口21が他方の靴下部材12の中間部まで取り込み、反転された状態を示しているが、この状態から更にその足挿入口21を矢印Eの方向に移行させて、他方の靴下部材12の全てを被覆して取り込むようにし、最後に、靴下部材11の反転部の境界部25から内部の中敷き部材13と2つの靴下部材11、12の踵部から爪先部を引き出すことによって、図4の状態となるのである。
図4は、図3の状態から更に靴下部材11を反転させて表返しにし、中敷き部材が装着完了された状態を図示する説明図である。図では靴下部材11Sの足挿入口21が、内側の靴下部材12Sの足挿入口22の位置より下方に位置しているが、これは2枚重ねの状態を明瞭化させたものであって、実際にはこれら足挿入口21、22は、次図の図5から解る通り一致することとなる。
この図4に示された状態で、使用者がこの靴下を履くことにより、中敷き付き靴下として履物を履くことができ、或いは、室内履きとして使用することができるのである。
この状態で、外側には、一方の靴下部材11がその表側を表面側に配置され、その内部には他方の靴下部材12が配置され、これら両者の靴下部材11、12の足裏部の間の空間部には、中敷き部材13が配置され装着されていることとなる。
この際に、中敷き部材13の外周部は、開口部を除き縫製されているために、両靴下部材11、12の間で移動したり、動いたりすることがないのである。
この図4に示された状態で、使用者がこの靴下を履くことにより、中敷き付き靴下として履物を履くことができ、或いは、室内履きとして使用することができるのである。
この状態で、外側には、一方の靴下部材11がその表側を表面側に配置され、その内部には他方の靴下部材12が配置され、これら両者の靴下部材11、12の足裏部の間の空間部には、中敷き部材13が配置され装着されていることとなる。
この際に、中敷き部材13の外周部は、開口部を除き縫製されているために、両靴下部材11、12の間で移動したり、動いたりすることがないのである。
図5は、図4の装着完了した本考案に係る中敷き着脱可能靴下の縦断面図である。
この図から良く解るように、図1の状態から中敷き部材13を挿入して、裏返し状態の靴下部材11Rを反転させて図2から図4に至り、この中敷き部材13を装着完了して使用状態となり、この状態で、中敷き部材13は、2つの靴下部材11、12の足裏部の間の空間部30に配置されるのである。
そしてこの空間部30は、その開口部20を除き、その外周縁部が縫着されているために、この空間部30内部で移動することも、動くこともなく、確実に着用者の足裏部に適切に適合することとなるのである。
この図から良く解るように、図1の状態から中敷き部材13を挿入して、裏返し状態の靴下部材11Rを反転させて図2から図4に至り、この中敷き部材13を装着完了して使用状態となり、この状態で、中敷き部材13は、2つの靴下部材11、12の足裏部の間の空間部30に配置されるのである。
そしてこの空間部30は、その開口部20を除き、その外周縁部が縫着されているために、この空間部30内部で移動することも、動くこともなく、確実に着用者の足裏部に適切に適合することとなるのである。
他方、本考案に係る中敷き着脱可能靴下から中敷きを取り出す際は、上記の手順を逆に行えばよい。
本考案においては、このように中敷き部材を靴下部材に着脱することができるように構成したのであるが、このように着脱式としたのは、所望の異なる中敷きを靴下に装脱着できるからであり、尚且つ、これを洗濯する際には、中敷きを取り外した状態で靴下部材のみを洗濯することが可能となるという効果をも付加したからである。
中敷き部材には、洗濯に馴染まない素材のものもあり、本考案ではこの点をも考慮したのである。
本考案においては、このように中敷き部材を靴下部材に着脱することができるように構成したのであるが、このように着脱式としたのは、所望の異なる中敷きを靴下に装脱着できるからであり、尚且つ、これを洗濯する際には、中敷きを取り外した状態で靴下部材のみを洗濯することが可能となるという効果をも付加したからである。
中敷き部材には、洗濯に馴染まない素材のものもあり、本考案ではこの点をも考慮したのである。
以上、本考案の一実施形態について説明したが、本考案においては以下の通り種々設計変更が可能である。
先ず靴下部材の素材は全く自由である。そして、その形状も爪先部から踵部までを被覆するアンクレット・タイプから、それ以上の長さを有する足首部上部、更には膝上部までを覆うタイプのもの等、その形状も全く問わす、これら全てのタイプを含むものである。
その生地の厚みも適宜自由に設定することができ、季節に合わせて薄地のものと厚地のものを組み合わせて製品化することができる。
先ず靴下部材の素材は全く自由である。そして、その形状も爪先部から踵部までを被覆するアンクレット・タイプから、それ以上の長さを有する足首部上部、更には膝上部までを覆うタイプのもの等、その形状も全く問わす、これら全てのタイプを含むものである。
その生地の厚みも適宜自由に設定することができ、季節に合わせて薄地のものと厚地のものを組み合わせて製品化することができる。
2つの靴下部材の足裏部を重ね合わせてその周縁部を結合するのであるが、その結合方法も全く自由に行うことができる。上記実施形態では縫着にて形成したが、溶接着或いは面ファスナーを利用することもできる。
この足裏部の周縁部を結合するに際して、その周縁部の一部に結合しない開口部を設けているが、この開口部の位置も全く自由に設計することができる。
即ち、その開口部は、上記実施形態では、踵部分に設けたが、この開口部を爪先部或いは足裏部の側方部、例えば土踏まずの部位やその反対側に設けてもよい。
また、この開口部の大きさも、中敷き部材が挿入できる大きさであればよい。
この足裏部の周縁部を結合するに際して、その周縁部の一部に結合しない開口部を設けているが、この開口部の位置も全く自由に設計することができる。
即ち、その開口部は、上記実施形態では、踵部分に設けたが、この開口部を爪先部或いは足裏部の側方部、例えば土踏まずの部位やその反対側に設けてもよい。
また、この開口部の大きさも、中敷き部材が挿入できる大きさであればよい。
中敷き部材も種々のものを使用することができる。
本考案においては、先ず保温性とクッション性を有するものであれば、その素材や厚み等は全く自由に選択することができる。
但し、その外形形状を鋏等で裁断できるものである場合には、容易に裁断できる素材を選択する必要がある。
本考案においては、先ず保温性とクッション性を有するものであれば、その素材や厚み等は全く自由に選択することができる。
但し、その外形形状を鋏等で裁断できるものである場合には、容易に裁断できる素材を選択する必要がある。
中敷き部材の踵対応部位の厚みを他の部分よりも厚く形成することも可能である。
その際は、本考案に係る靴下を室内履きとして使用することもできるし、その際にその厚みを付加する素材としてクッション性を有するシート体の下面に硬質の合成樹脂製の踵対応部材を接合することも可能である。
更に、中敷き部材の足裏対応面に足裏のツボを刺激する突起部を複数設けて実施することも可能である。
その際は、本考案に係る靴下を室内履きとして使用することもできるし、その際にその厚みを付加する素材としてクッション性を有するシート体の下面に硬質の合成樹脂製の踵対応部材を接合することも可能である。
更に、中敷き部材の足裏対応面に足裏のツボを刺激する突起部を複数設けて実施することも可能である。
この突起部としては、各種の金属を使用することもでき、この金属を利用したものにあっては、抗菌性や消臭性をも付加することができるものとなる。
以上、本考案においては、靴下部材に各種の中敷き部材を装脱着可能に組み合わせることによって、単なる組合せ以上のシナジー効果を発揮できる極めてユニークな中敷き着脱可能靴下を提供することができた。
以上、本考案においては、靴下部材に各種の中敷き部材を装脱着可能に組み合わせることによって、単なる組合せ以上のシナジー効果を発揮できる極めてユニークな中敷き着脱可能靴下を提供することができた。
10 中敷き着脱可能靴下
11、12 靴下部材
13 中敷き部材
11、12 靴下部材
13 中敷き部材
Claims (6)
- 少なくとも爪先部分から踵部分までの足部を被覆することができ且つ伸縮性を有する2つの靴下部材(11, 12)と、足裏形状に対応した中敷き部材(13)とからなり、
前記2つの靴下部材(11, 12)の一方の靴下部材(11)を裏返し、これら2つの靴下部材(11, 12)の足裏部の周縁部をその一部に開口部(20)を設けて結合し、
この開口部(20)から前記中敷き部材(13)を挿入し、
その後裏返しされた一方の靴下部材(11)を反転させて表側に配置することにより、二重にされた靴下部材(11, 12)の足裏部に中敷き部材(13)が装着されることを特徴とする中敷き着脱可能靴下。 - 中敷き部材(13)が、弾力性と保温性を有する適宜厚みのある素材から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の中敷き着脱可能靴下。
- 中敷き部材(13)が、その外形形状を使用者の足裏形状に合致させて裁断できるものからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の中敷き着脱可能靴下。
- 一方の靴下部材(11)を厚地の生地から形成し、他方の靴下部材(12)を薄地の生地から形成し、前記厚地の生地からなる靴下部材(11)を裏返して他方の靴下部材(12)に結合したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の中敷き着脱可能靴下。
- 中敷き部材(13)の踵対応部位の厚みを他の部位の厚みよりも厚く形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の中敷き着脱可能靴下。
- 中敷き部材(13)の足裏対応面にツボ刺激用の突起部を複数設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の中敷き着脱可能靴下。
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