JP3157218U - 電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁弁の小型化や低消費電力化を阻害することなく、可動鉄心が固定鉄心に磁気吸着される際に発生する耳障りな騒音を有効に低減した電磁弁を提供する。【解決手段】電磁コイル2と、この電磁コイル2への通電によって励磁される固定鉄心3と、電磁コイル2への通電によって励磁され固定鉄心3に磁気吸引される可動鉄心4と、電磁コイル2の外側に配置されて固定鉄心3及び可動鉄心4と共に磁気回路を形成するヨーク6と、可動鉄心4に取り付けられて弁座15と離接される弁体41と、可動鉄心4を固定鉄心3から離間させる方向へ付勢するばね5を備える電磁弁において、可動鉄心4と弁体41の質量の和が、固定鉄心3の質量より小さいことによって、電磁コイル2への通電時に可動鉄心4が固定鉄心3に磁気吸着することにより固定鉄心3に与えられる衝撃が抑制される。【選択図】図1

Description

本考案は、温水洗浄便座など流体制御部に用いられて流路を開閉する電磁弁であって、特に、固定鉄心と可動鉄心との衝突による衝撃音を低減したものに関する。
電磁弁として、例えば図5に示されるような構造のものが知られている。この電磁弁100は、導入ポート101a及び導出ポート101b及びその中途の弁孔101cを有するボディ101と、電磁コイル102の内周に固定的に配置された固定鉄心(センターポスト)103と、この固定鉄心103と同心的に配置され軸方向往復動可能な可動鉄心(プランジャ)104と、この可動鉄心104における固定鉄心103と反対側の端部に取り付けられたゴム状弾性材料からなる弁体105と、前記固定鉄心103と可動鉄心104の間に配置したばね106と、電磁コイル102の外側に配置されると共に固定鉄心103の外端に当接されたヨーク107とを備え、電磁コイル102への通電・断電によって可動鉄心104が往復動するのに伴い、弁体105が弁孔101cの周囲の弁座101dに離接してこの弁孔101cを開閉するものである(例えば下記の特許文献1〜3参照)。
この種の電磁弁100においては、電磁コイル102の通電によって固定鉄心103、可動鉄心104及びヨーク107を経由する磁気回路が形成され、可動鉄心104がばね106の付勢力に抗して固定鉄心103に磁気吸着される際に、その衝突による衝撃振動が発生する。そしてこの衝撃振動は固定鉄心103からヨーク107及びボディ101に伝達されるので、耳障りな騒音が外部に放射されてしまう問題があった。
しかもこの種の電磁弁100では、通常、可動鉄心104と固定鉄心103の寸法関係は、電磁コイル102を断電することによって可動鉄心104と固定鉄心103が最も離れた状態のときの可動鉄心104と固定鉄心103の間のギャップGが、電磁コイル102の軸方向長さの中心に位置するように設計することが、最もバランスの良い状態であるが、この設計では可動鉄心104の質量が固定鉄心103と同程度に大きく、したがって電磁コイル102への通電によって可動鉄心104が固定鉄心103に吸着された時の衝撃力も大きく、発生する騒音が大きくなる問題があった。
そこで従来、このような騒音を抑制するため、固定鉄心103と可動鉄心104の間に、非磁性のゴム状弾性材料等からなる緩衝体を設け、金属面同士が直接衝突するのを避けることにより衝撃音を防止することが知られている(例えば下記の特許文献4参照)。
特開2008−223921号公報 特許第3746838号公報 特開2005−172151号公報 特開2002−276840号公報
しかしながらこのような技術は、電磁コイル102に一定電圧を印加する通常の電磁弁には有効であるが、可動鉄心104が固定鉄心103へ磁気吸引された状態において、この可動鉄心104と固定鉄心103の間には非磁性の緩衝体が介在するため、可動鉄心104に対する磁気吸引力の低下が避けられない。したがって、昨今の小型化や省電力化を目的とした可変制御、例えば一定周期で入力信号のレベルに応じてパルス幅を変調するPWM(Pulse Width Modulation)制御や、電流のデューティ比を制御するデューティ制御により消費電力を低減したものは、印加パルスのOFF時に、可動鉄心104がばね106の付勢力によって固定鉄心103から離脱して閉弁してしまうおそれがあり、あるいは離脱しなくても可動鉄心104がパルス状の磁界により振動してうなり音を発生しやすいといった問題があった。
したがって、上記特許文献4のように、固定鉄心103と可動鉄心104の間に緩衝体を介在させる方法では、電磁弁の小型化が困難であると共に定電圧印加が必須であり、小型化や低消費電力化を求められる環境では採用が困難であった。
本考案は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、電磁弁の小型化や低消費電力化を阻害することなく、可動鉄心が固定鉄心に磁気吸着される際に発生する耳障りな騒音を有効に低減することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の考案に係る電磁弁は、電磁コイルと、この電磁コイルへの通電によって励磁される固定鉄心と、前記電磁コイルへの通電によって励磁され前記固定鉄心に磁気吸引される可動鉄心と、前記電磁コイルの外側に配置されて前記固定鉄心及び可動鉄心と共に磁気回路を形成するヨークと、前記可動鉄心に取り付けられて弁座と離接される弁体と、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間させる方向へ付勢するばねを備える電磁弁において、前記可動鉄心と弁体の質量の和が、前記固定鉄心の質量より小さいことを特徴とするものである。
電磁弁の作動音は、固定鉄心への可動鉄心の衝突により発生し、その衝撃が固定鉄心から電磁弁の外部構成部品に伝播されることによって放射されるが、請求項1の考案に係る電磁弁によれば、可動鉄心と弁体の質量の和が、固定鉄心の質量より小さいため、電磁コイルへの励磁電流の通電時に可動鉄心が固定鉄心に磁気吸着することにより固定鉄心に与えられる衝撃が抑制される。
また、請求項2の考案に係る電磁弁は、請求項1に記載された構成において、ばねを保持する保持穴が可動鉄心における固定鉄心側の端面に凹設されており、電磁コイルの断電時に可動鉄心が固定鉄心から最も引き離されたときの、前記可動鉄心における固定鉄心側の端面が、前記可動鉄心の外径面に対向するヨークの端部における固定鉄心側の面よりも固定鉄心側に位置すると共に、前記保持穴の底部が、前記ヨークの端部における固定鉄心側の面と略面一であることを特徴とするものである。
請求項2の考案に係る電磁弁によれば、可動鉄心が固定鉄心から最も引き離された状態において、可動鉄心における固定鉄心側の端面が、この可動鉄心の外径面に対向するヨークの端部における固定鉄心側の面よりも固定鉄心側に位置するため、電磁コイルへの励磁電流の通電状態では固定鉄心、可動鉄心及びヨークを経由する良好な磁気回路が形成されることによって、可動鉄心と固定鉄心は強い磁力による吸着状態が保持される。したがって、印加電圧をPWM制御あるいはデューティ制御した場合でも、可動鉄心がばねの付勢力によって固定鉄心から離脱したり、うなり音を発生したりすることがない。
また、請求項3の考案に係る電磁弁は、請求項1に記載された構成において、ばねを保持する保持穴が固定鉄心における可動鉄心側の端面に凹設されており、電磁コイルの断電時に可動鉄心が固定鉄心から最も引き離されたときの、可動鉄心における固定鉄心側の端面が、この可動鉄心の外径面に対向するヨークの端部における固定鉄心側の面と略面一であることを特徴とするものである。
請求項3の考案に係る電磁弁によれば、請求項2の構成のものより可動鉄心の質量が小さくなるため、電磁コイルへの励磁電流の通電時に可動鉄心が固定鉄心に磁気吸着することにより固定鉄心に与えられる衝撃が一層抑制される。また、ばねを保持する保持穴が固定鉄心における可動鉄心側の端面に凹設されているため、可動鉄心が固定鉄心から最も引き離された状態において、可動鉄心における固定鉄心側の端面が、この可動鉄心の外径面に対向するヨークの端部における固定鉄心側の面と略面一であっても、電磁コイルへの励磁電流の通電状態では固定鉄心、可動鉄心及びヨークを経由する良好な磁気回路が形成され、可動鉄心と固定鉄心は強い磁力による吸着状態が保持される。したがって、印加電圧をPWM制御あるいはデューティ制御した場合でも、可動鉄心がばねの付勢力によって固定鉄心から離脱したり、うなり音を発生したりすることがない。
本考案に係る電磁弁によれば、可動鉄心が固定鉄心に磁気吸着することにより固定鉄心に与えられる衝撃が低減されるので、固定鉄心と可動鉄心間に緩衝体を介在させる場合のように電磁弁の小型化や低消費電力化を阻害することなく、耳障りな騒音を有効に低減することができる。
本考案に係る電磁弁の第一の形態を示す断面図である。 第一の形態による作用を示す説明図である。 本考案に係る電磁弁の第二の形態を示す断面図である。 第二の形態による作用を示す説明図である。 従来技術に係る電磁弁の一例を示す断面図である。
以下、本考案に係る電磁弁の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。まず図1は、本考案に係る電磁弁の第一の形態を示す断面図、図2は、この形態による作用を示す説明図である。
図1に示される電磁弁は、ボディ1と、電磁コイル2と、この電磁コイル2の内周に固定的に配置された固定鉄心3と、電磁コイル2の内周に固定鉄心3と同心的に配置され軸方向往復動可能であって弁体41が取り付けられた可動鉄心4と、前記固定鉄心3と可動鉄心4の間に配置したばね5と、電磁コイル2の外側に配置されたヨーク6とを備える。
ボディ1は、弁室11と、この弁室11へ流体を導入する導入ポート12と、前記弁室11から流体を外部へ導出する導出ポート13と、前記弁室11と導出ポート13の間に開設された弁孔14と、この弁孔14における弁室11側の開口に沿って形成された先細りの円筒状の弁座15と、弁室11を取り囲む環状の取付部16を有するものである。
電磁コイル2は、一端21aがボディ1における環状の取付部16の内周にOリング23を介して挿入された状態でこのボディ1に弁座15と同心的に取り付けられたボビン21に導線からなるコイル本体22が巻回されたものであって、外周をモールド24で覆われており、コイル本体22の両端は端子25,26に接続されている。
固定鉄心3は円柱状をなし、電磁コイル2(コイル本体22)の通電によって励磁されるものであって、Oリング31を介してボビン21の内周に挿入されると共に外端部3aがヨーク6に当接されることによって抜け止めされ、内端部3bが電磁コイル2のコイル本体22の軸方向中間位置よりボディ1側まで延びている。
可動鉄心4も円柱状をなし、電磁コイル2(コイル本体22)への通電によって励磁され、固定鉄心3に磁気吸引されるものであって、電磁コイル2におけるボビン21の一端21aの内周に軸方向往復動可能に遊挿されている。
弁体41はゴム状弾性材料からなるものであって、外周部が可動鉄心4における固定鉄心3と反対側の端部4cにカシメ固定され、電磁コイル2におけるボビン21の一端21aの開口部内周に位置して、ボディ1における弁座15に離接可能に対向されている。
可動鉄心4の軸方向長さは固定鉄心3の軸方向長さより十分に短く、このため、可動鉄心4と弁体41の質量の和は、固定鉄心3の質量よりも十分に小さなものとなっている。
ばね5は金属製のコイルスプリングであって、可動鉄心4における弁体41と反対側の端面4bに凹設された保持穴4a内に保持されると共に、この保持穴4aの底部と固定鉄心3の内端部3bとの間に適宜圧縮された状態に配置されることによって、可動鉄心4を固定鉄心3から引き離す方向、言い換えれば弁体41を弁座15に押し付ける方向へ常時付勢している。
ヨーク6は電磁コイル2(コイル本体22)への通電によって、固定鉄心3及び可動鉄心4と共に磁気回路を形成するものであって、略コ字形の屈曲形状をなし、一端部61が電磁コイル2のボビン21とボディ1の取付部16との間に位置して固定されると共に、可動鉄心4の外径面4dに径方向に対向しており、他端部62が前記ボビン21におけるボディ1と反対側の端部へ延びて、固定鉄心3の外端部3aに当接している。
また、電磁コイル2(コイル本体22)の断電時にばね5の付勢力によって可動鉄心4が固定鉄心3から最も引き離された状態では、可動鉄心4における固定鉄心3側の端面4bが、この可動鉄心4の外径面4dに径方向に対向するヨーク6の一端部61における固定鉄心3側の面61aよりも固定鉄心3側に位置すると共に、ばね5を保持している保持穴4aの底部は、図1に一点鎖線で示されるように、前記ヨーク6の一端部61における固定鉄心3側の面61aと略面一となっている。
なお、保持穴4aの深さd、言い換えれば電磁コイル2(コイル本体22)の断電時にばね5の付勢力によって可動鉄心4が固定鉄心3から最も引き離された状態での、ヨーク6の一端部61における固定鉄心3側の面61aからの可動鉄心4の端面4bの高さは、実寸で3mm程度であり、このときの固定鉄心3と可動鉄心4との間のギャップGは実寸で0.5mm程度となるように設定されている。
以上の構成を備える第一の形態の電磁弁は、例えば温水洗浄便座の水噴射装置に用いられるものであって、電磁コイル2の断電状態では、可動鉄心4がばね5の付勢力によって固定鉄心3から離れる方向へ向けて、言い換えれば弁座15側へ向けて押し出され、可動鉄心4に保持された弁体41が前記弁座15に密接されている。このため図1に示されるように、通常は弁孔14が閉塞された閉弁状態にある。
このとき、導入ポート12から弁室11内に導入されている洗浄水の圧力は、弁座15の外周側では可動鉄心4及び弁体41に対して開弁方向へ作用するが、この圧力は可動鉄心4における弁体41と反対側の面に対しては閉弁方向へ作用しており、その受圧面積のほうが大きいため、洗浄水の圧力によって不用意に開弁してしまうことはない。
また、電磁コイル2(コイル本体22)が通電されると、この電磁コイル2に発生する磁界によって固定鉄心3及び可動鉄心4が磁化され、図2に破線で示されるように、ヨーク6を経由する磁気回路が形成されるので、固定鉄心3と可動鉄心4の間に作用する磁力によって、可動鉄心4がばね5の付勢力及び弁室11内の洗浄水の圧力による閉弁力に打ち勝って固定鉄心3側へ向けて変位し、固定鉄心3に吸着される。このため、可動鉄心4に保持された弁体41が弁座15から離間し、弁孔14が開放されて開弁状態となり、洗浄水が、導入ポート12から弁室11、弁体41と弁座15の間、及び弁孔14を経由して導出ポート13へ送られることになる。
そしてこの開弁動作に際しては、可動鉄心4が固定鉄心3に吸着され衝突することによって衝撃が発生するが、可動鉄心4と弁体41の質量の和は、固定鉄心3の質量よりも十分に小さく、言い換えれば固定鉄心3の質量が可動鉄心4と弁体41の質量の和より十分に大きいため、固定鉄心3に与えられる衝撃が小さく抑えられる。したがって、衝撃振動が固定鉄心3からヨーク6へ伝播されることによりヨーク6から外部へ放射される耳障りな衝撃音を著しく低減することができる。
また、電磁コイル2の通電状態では可動鉄心4が固定鉄心3に直接吸着されるため、可動鉄心4と固定鉄心3は強い磁力による吸着状態が保持される。とくに、電磁コイル2の断電時に可動鉄心4が固定鉄心3から最も引き離された状態において、可動鉄心4における固定鉄心3側の端面4bが、ヨーク6の一端部61における固定鉄心3側の面61aよりも固定鉄心3側に位置するため、図2に示される電磁コイル2の通電状態では、磁束Hが可動鉄心4を殆ど経由せずに固定鉄心3側へ短絡してしまうことがなく、しかもばね5を保持する保持穴4aの底部は、電磁コイル2の断電時にヨーク6の一端部61における固定鉄心3側の面61aと略面一であるため、電磁コイル2の通電状態では磁束Hの一部Haがヨーク6の一端部61と保持穴4aの外周との間で保持穴4aの底部の下側を回り込むように形成されるので、漏れ磁束が低減され、可動鉄心4と固定鉄心3は強い磁力による吸着状態が保持される。したがって、印加電圧をPWM制御あるいはデューティ制御した場合でも、可動鉄心4がばね5の付勢力によって固定鉄心3から離脱して不用意に閉弁してしまったり、うなり音を発生したりするのを防止することができる。
したがって、上記構成によれば、電磁弁の小型化や低消費電力化のための印加電圧のPWM制御あるいはデューティ制御が可能であることから、電磁弁の小型化や低消費電力化を阻害することなく、耳障りな騒音を有効に低減することができる。
図3は、本考案に係る電磁弁の第二の形態を示す断面図、図4は、この形態による作用を示す説明図である。この形態において、上述した第一の形態と異なるところは、ばね5が、固定鉄心3における可動鉄心4側の端部3bに凹設された保持穴3c内に保持されており、かつ電磁コイル2(コイル本体22)の断電時にばね5の付勢力によって可動鉄心4が固定鉄心3から最も引き離されたときの、可動鉄心4における固定鉄心3側の端面4bが、この可動鉄心4の外径面に対向するヨーク6の一端部61における固定鉄心3側の面61aと略面一となる点にある。その他の構成は、基本的に図1と同様である。
この構成によれば、可動鉄心4にはばね5を保持する保持穴が凹設されていないこと、及び電磁コイル2の断電時に可動鉄心4における固定鉄心3側の端面4bが、ヨーク6の一端部61における固定鉄心3側の面61aと略面一であることによって、図1との比較からわかるように、可動鉄心4の軸方向長さが一層短くなって可動鉄心4と弁体41の質量の和が小さくなり、逆に固定鉄心3の軸方向長さが一層長くなって質量が大きくなるので、電磁コイル2の通電時に可動鉄心4が固定鉄心3に磁気吸着され衝突することによって固定鉄心3に与えられる衝撃が一層小さく抑えられる。したがって、衝撃振動が固定鉄心3からヨーク6へ伝播されることによりヨーク6から外部へ放射される耳障りな衝撃音を著しく低減することができる。
また、ばね5を保持する保持穴3cが固定鉄心3に凹設され、可動鉄心4には保持穴が存在しないので、電磁コイル2の通電状態では、図4に示されるように、ヨーク6の一端部61と固定鉄心3との間で可動鉄心4を経由する磁束Hが阻害されず、可動鉄心4と固定鉄心3は強い磁力による吸着状態が保持される。したがって、印加電圧をPWM制御あるいはデューティ制御した場合でも、可動鉄心4がばね5の付勢力によって固定鉄心3から離脱して不用意に閉弁してしまったり、うなり音を発生したりするのを防止することができる。
1 ボディ
14 弁孔
15 弁座
2 電磁コイル
21 ボビン
3 固定鉄心
4 可動鉄心
41 弁体
5 ばね
6 ヨーク

Claims (3)

  1. 電磁コイルと、この電磁コイルへの通電によって励磁される固定鉄心と、前記電磁コイルへの通電によって励磁され前記固定鉄心に磁気吸引される可動鉄心と、前記電磁コイルの外側に配置されて前記固定鉄心及び可動鉄心と共に磁気回路を形成するヨークと、前記可動鉄心に取り付けられて弁座と離接される弁体と、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間させる方向へ付勢するばねを備える電磁弁において、前記可動鉄心と弁体の質量の和が、前記固定鉄心の質量より小さいことを特徴とする電磁弁。
  2. ばねを保持する保持穴が可動鉄心における固定鉄心側の端面に凹設されており、電磁コイルの断電時に可動鉄心が固定鉄心から最も引き離されたときの、前記可動鉄心における固定鉄心側の端面が、前記可動鉄心の外径面に対向するヨークの端部における固定鉄心側の面よりも固定鉄心側に位置すると共に、前記保持穴の底部が、前記ヨークの端部における固定鉄心側の面と略面一であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. ばねを保持する保持穴が固定鉄心における可動鉄心側の端面に凹設されており、電磁コイルの断電時に可動鉄心が固定鉄心から最も引き離されたときの、可動鉄心における固定鉄心側の端面が、この可動鉄心の外径面に対向するヨークの端部における固定鉄心側の面と略面一であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
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