JP5991930B2 - 三方電磁弁 - Google Patents

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Description

この発明は、3つのポートを電気的に切り替えて、アクチュエータ等の圧力の切り替えを行う三方電磁弁(三方ソレノイドバルブ)に関するものである。
従来の三方電磁弁(例えば、特許文献1,2参照)において、可動子を付勢するスプリングは当該可動子の凹みと固定鉄心の凹みとの間に装入されている。この設置構造の場合、スプリング脱落の懸念があるため、固定鉄心の凹みに開口している流体導入通路の内径を拡大することができない。よって、コイルへの通電を遮断した電磁弁オフ時に、固定鉄心の凹みに開口している流体導入通路から流体導出通路へ流れるオフ流量の大流量化が困難であった。そのため、通電をオンからオフに切り替えたときの流量不足により、三方電磁弁から流体供給を受けて動作する被供給装置(例えば、アクチュエータ)の応答性低下を招いていた。
また、従来は、バルブシートと可動子との同軸を確保するために、可動子を摺動可能に保持する摺動部との隙間を小さくしていた。このことは、電磁弁オフ時に可動子と摺動部との隙間を流れるオフ流量が抑制される一因となる。
オフ流量不足に対する1つの解決手段として、可動子およびバルブシート等を大型化する案があるが、その場合、コイルも大型化する必要がある。他方、被供給装置の動作時には三方電磁弁を連続通電駆動するため、省電力が望ましいが、コイルの大型化は発熱および消費電力増大の問題があった。
特開平1−320383号公報(第6図) 特開平2−209683号公報(第6図)
従来の三方電磁弁は以上のように構成されているので、体格を大型化させることなく、オフ流量を大流量化することが難しいという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、体格を大型化させることなく、オフ流量を大流量化した三方電磁弁を提供することを目的とする。
この発明に係る三方電磁弁は、一方の端部が可動子内部で保持され、もう一方の端部が第3の流体通路の開口部に形成された段部で保持され、可動子側の端部より第3の流体通路側の端部が大径のスプリングを使用するものである。
この発明によれば、第3の流体通路の開口部に形成された段部に設置するスプリングの端部を大径にしたので、この端部の座面径に合わせて段部の内径を拡径することによって第3の流体通路の内径も拡径でき、圧力損失を抑制することができる。従って、体格を大型化させることなくオフ流量を大流量化した三方電磁弁を提供することができる。
この発明によれば、バルブシート摺動部と可動子との隙間形状を周方向に不均一に形成したので、小さい隙間でバルブシートと可動子の同軸を確保しつつ、大きい隙間で流路面積を拡大して圧力損失を抑制することができ、体格を大型化させることなくオフ流量を大流量化した三方電磁弁を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る三方電磁弁の構成を示す断面図であり、電磁弁オフ時の状態を示す。 図1に示す三方電磁弁のスプリング周辺の拡大図である。 図2に示すI−I線に沿って切断した可動子とバルブシートの断面図である。 実施の形態1に係る三方電磁弁の構成を示す断面図であり、電磁弁オン時の状態を示す。 実施の形態1に係る三方電磁弁の理解を助けるための参考図であり、両端座面径が等しいスプリングを用いた例である。 実施の形態1に係る三方電磁弁の理解を助けるための参考図であり、可動子のストッパとなるピンを用いた例である。 実施の形態1に係る三方電磁弁のスプリングの変形例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る三方電磁弁の可動子とバルブシートを図2のI−I線に相当する位置で切断した断面図である。 実施の形態2に係る三方電磁弁の可動子とバルブシートを図2のI−I線に相当する位置で切断した断面図である。 実施の形態2に係る三方電磁弁の可動子とバルブシートを図2のI−I線に相当する位置で切断した断面図である。 実施の形態2に係る三方電磁弁の可動子とバルブシートを図2のI−I線に相当する位置で切断した断面図である。
実施の形態1.
図1の断面図に示すように、本実施の形態1に係る三方電磁弁は、アクチュエータ等の被供給装置に連通された圧力供給通路1(第1の流体通路)と、負圧源に連通された負圧導入通路2(第2の流体通路)と、大気圧源(正圧源)に連通された大気圧導入通路3(第3の流体通路)とを備え、負圧導入通路2と圧力供給通路1との接続または大気圧導入通路3と圧力供給通路1との接続を切り替えてアクチュエータに負圧または大気圧を供給するものである。アクチュエータは、例えばエンジンの吸気フラップを開閉するダイヤフラム弁であり、三方電磁弁がダイヤフラム室内の圧力を制御することにより、アクチュエータが動作して吸気フラップを開閉する。
図1に示すように、負圧導入通路2および圧力供給通路1を構成するバルブASSYは、磁性体のプレート9と樹脂材のバルブシート4を一体成形したものである。ハウジング5は、ボビン14に導線を巻回してなるコイル部6と、その導線の端部に取り付けられた給電端子10を樹脂材により一体成形したものである。ハウジング5の内側には、外部電源から給電端子10を介したコイル部6への通電により励磁される固定鉄心7と、固定鉄心7と共に磁路を形成する外鉄ヨーク部8が設置され、外鉄ヨーク部8とプレート9を介し、バルブASSYとハウジング5が連結されている。また、ハウジング5と外鉄ヨーク部8との間、およびハウジング5とバルブASSYとの間には、弾性部材で構成されたOリング15,16が設置されている。
ハウジング5に固定されたコイル部6の内側には固定鉄心7が設置され、この固定鉄心7を貫通するように大気圧導入通路3が形成されている。この大気圧導入通路3の一方の開口部は大気圧源に連通され、もう一方の開口部はバルブシート4の内部空間に連通されている。バルブシート4の内部空間には、金属製の可動子(いわゆるプランジャ)11が摺動可能に収容されている。可動子11を摺動させるバルブシート4の内周面を、バルブシート摺動部4aと称す。
図2に、スプリング13とその周辺部分を拡大した図を示す。可動子11のバルブシート4側の端面に、ゴム等の弾性体が焼付け等により固定されて、弁体12が構成されている。可動子11は弁体12で構成される底部を有する筒体であって、スプリング13により大気圧導入通路3の開口部から離間する方向(開弁方向)に付勢されている。可動子11のバルブシート4側の端面に、弁体12となる弾性体が設けられているが、反対側の端面にも弾性体を設けて可動子11が大気圧導入通路3の開口部に直接当接しないようにしている。そのため、可動子11が大気圧導入通路3側に移動したときに生じる金属同士の作動音を低減することができる。
スプリング13は、一方の端部13aが可動子11の内部で弁体12に保持され、もう一方の端部13bが大気圧導入通路3の開口部に形成された段部3aに保持されている。また、このスプリング13は、端部13aの座面径より端部13bの座面径が大きいテーパ形状である。そのため、この端部13bの座面径に合わせて段部3aの内径を大きくすることによって、大気圧導入通路3の内径d1を大きくすることができる。大気圧導入通路3の内径d1を拡径したとしても、スプリング13の端部13bが段部3aに掛止されるので脱落を防止できる。
図3は、図2のI−I線に沿って切断したバルブシート4と可動子11の断面図である。なお、図3においてスプリング13は図示を省略している。バルブシート4のバルブシート摺動部4aと可動子11との間には隙間c1が形成されている。バルブシート4に対する可動子11の同軸を確保するため、および傾きを抑制するため、この隙間c1を小さくしてバルブシート摺動部4aと可動子11との密着性を高めることが望ましい。
図1および図2に示すように、コイル部6に通電されていないとき(電磁弁オフ時)には、可動子11がスプリング13に付勢されて、弁体12がバルブシート4に押し付けられ、負圧源方向への流路を閉弁する。このとき、大気圧導入通路3と圧力供給通路1とが連通され、大気圧源からアクチュエータ方向への流路が確保される。従って、矢印Aのように、大気圧が大気圧導入通路3から導入され、大気圧導入通路3と可動子11の隙間を通過し、バルブシート摺動部4aと可動子11の隙間c1(図3)を流れて圧力供給通路1からアクチュエータへ導出される。
この矢印Aで示す流路を流れる大気圧の流量をオフ流量と称す。
一方、図4に、コイル部6に通電したとき(電磁弁オン時)の三方電磁弁を示す。電磁弁オン時には、可動子11はスプリング13の付勢力に抗して固定鉄心7に電磁吸引され、弁体12が大気圧導入通路3を閉塞し、大気圧源方向への流路を閉弁する。このとき、負圧導入通路2と圧力供給通路1とが連通され、アクチュエータから負圧源方向への流路が確保される。従って、負圧導入通路2に負圧を導入することにより、矢印Bのように、アクチュエータの空気が圧力供給通路1へ吸気され、バルブシート4を流れて負圧導入通路2から導出される。
即ち、電磁弁オフ時にはアクチュエータ内が大気圧に制御され、電磁弁オン時にはアクチュエータ内が負圧に制御されることにより、アクチュエータが動作する。
ここで、本実施の形態1に係る三方電磁弁のオフ流量の大流量化について、図5および図6を参照しながら説明する。
図5は、実施の形態1の理解を助けるための参考図であり、両端座面径の異なるスプリング13に代えて、両端座面径が等しいスプリング20を用いた三方電磁弁の一部拡大図である。なお、図5において、図1〜図4と同一または相当の部分については同一の符号を付す。スプリング20は、一方の端部20aが可動子11の内部で弁体12に保持され、もう一方の端部20bが大気圧導入通路3の内壁面に形成された段部3aに保持されている。両端部20a,20bの座面径が同じスプリング20を使用した場合、スプリング20が脱落する懸念があるため、大気圧導入通路3の内径d2を、図2に示す大気圧導入通路3の内径d1まで拡大することはできない。
図6は、実施の形態1の理解を助けるための参考図であり、大気圧導入通路3の開口部に、可動子11のストッパとなるピン21を圧入固定した場合の三方電磁弁の一部拡大図である。なお、図6において、図1〜図5と同一または相当の部分については同一の符号を付す。電磁弁オン時に固定鉄心7の方向へ可動子11が吸引されたとき、可動子11が固定鉄心7に当接するより前に弁体12をピン21に当接させて、金属同士の作動音を抑制する構成である。この構成において、可動子11の内部にスプリング20の端部20aを取り付け、そのスプリング20の内側にピン21を挿入するため、結果的にピン21の内径d3は小さくなる。そのためd1>d3になる。さらに、矢印Cで示すように、大気圧導入通路3から圧力供給通路1へ流れる大気圧の流路は、入れ子状態になった可動子11とピン21に沿って蛇行しているため、圧力損失が大きい。
図5および図6の参考例に対し、本実施の形態1ではテーパ形状のスプリング13を使用して、大気圧導入通路3側の端部13bの座面径を大きくしたことにより、大気圧導入通路3の内径d1を内径d2,d3に比べて拡大することができる。これにより、圧力損失を低減することができ、大気圧導入通路3から圧力供給通路1へ流れるオフ流量を大流量化することができる。
なお、図5において、スプリング20の両端部20a,20bの座面径を拡大することによって大気圧導入通路3の内径d2を拡径した場合、端部20aを装入する可動子11の内径も拡径する必要がある。そうすると可動子11が薄肉になり、電磁吸引力の低下を引き起こす。これに対し、本実施の形態1では、大気圧導入通路3側の端部13bの座面径を拡大する一方で可動子11側の端部13aの座面径を小さくすることが可能なため、可動子11を厚肉にでき、充分な電磁吸引力を確保できる。
また、本実施の形態1では、図6のピン21を廃止することで、大気圧導入通路3から圧力供給通路1へ流れる大気圧の流路が蛇行せず、最短化することができる。これにより、圧力損失が低減され、オフ流量の大流量化が可能となる。なお、図2に示すように可動子11の両端面を弁体12と同じ弾性体で被覆しているので、ピン21を廃止しても、可動子11と大気圧導入通路3が当接する作動音を抑制することができる。
以上より、実施の形態1によれば、三方電磁弁は、圧力供給通路1と負圧導入通路2を構成するバルブシート4と、バルブシート4の対向位置に配置され磁界を発生するコイル部6と、コイル部6の内側に固定され、大気圧導入通路3を構成する固定鉄心7と、固定鉄心7との間に磁路を形成して、固定鉄心7に開口した大気圧導入通路3を閉弁する方向へ吸引される可動子11と、可動子11の端面に設けられ、圧力供給通路1への負圧導入通路2と大気圧導入通路3との接続の切り替えを行う弁体12と、大気圧導入通路3を開弁する方向へ可動子11を付勢するスプリング13とを備え、スプリング13は、一方の端部13aが可動子11内部で保持され、もう一方の端部13bが大気圧導入通路3の開口部に形成された段部3aで保持され、可動子11側の端部13aより大気圧導入通路3側の端部13bが大径になるように構成した。このため、体格を大型化させることなく、オフ流量を大流量化した三方電磁弁を提供することができる。さらに、オフ流量を大流量化することにより、大気圧を効率よくアクチュエータへ伝達することができるので、アクチュエータの圧力切り替えの応答性を向上させることが可能となる。
なお、上記実施の形態1では、可動子11側の端部13aより大気圧導入通路3側の端部13bが大径になるスプリング13の一例としてテーパ形状のスプリング13を使用したが、これに限定されるものではない。例えば、図7の拡大図に示すように、可動子11の側の端部13a−1の座面径より、大気圧導入通路3の側の端部13b−1の座面径が大きいスプリング13−1を用いてもよい。このスプリング13−1を用いた場合でも、大気圧導入通路3の内径d1を拡大してオフ流量を大流量化することができる。
また、実施の形態1によれば、バルブシート4は、大気圧導入通路3の開口部周辺において可動子11を摺動可能に保持するバルブシート摺動部4aを有し、大気圧導入通路3の開弁時、大気圧導入通路3の開口部と可動子11の隙間から導入される大気圧をバルブシート摺動部4aと可動子11の隙間c1を通して圧力供給通路1へ導出する流路が構成されるようにした。このため、可動子11のストッパになるピン21を使用せず、大気圧源からアクチュエータへの流路を最短化して、オフ流量の大流量化を達成することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1においては、図3に示したように、バルブシート4と可動子11の同軸を確保するために、バルブシート摺動部4aと可動子11の隙間c1を小さくしていた。しかし、隙間c1を小さくすると、圧力損失が大きくなり、この隙間c1を通過するオフ流量が制限されることになる。そこで、本実施の形態2では、バルブシート摺動部4aと可動子11との間の隙間形状を工夫し、同軸を確保して閉弁シール性は維持しつつ、流路面積を拡大させて圧力損失を抑制し、オフ流量の大流量化を図る。
以下、バルブシート摺動部4aと可動子11の隙間形状の例を説明する。図8〜図11は、本実施の形態2に係る三方電磁弁のバルブシート4と可動子11を、図2のI−I線に相当する位置で切断した断面図である。これら図8〜図11において図1〜図7と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。また、可動子11の内部に設置されるスプリング13は図示を省略する。
図8および図9の例では、可動子11を多角断面の筒形状にして、円筒形状のバルブシート摺動部4aとの間の隙間がc1とc2とで不均一になるように構成している。小さい隙間c1でバルブシート4と可動子11の同軸を確保しつつ、大きい隙間c2で流路面積を拡大させて圧力損失を抑制する。
なお、図8では可動子11の断面を略四角形、図9では可動子11の断面を八角形にしたが、形状はこれに限定されるものではなく、多角形であればよい。
図10の例では、バルブシート摺動部4aを多角断面の筒形状にして、円筒形状の可動子11との間の隙間がc1とc2とで不均一になるように構成している。この構成の場合にも、小さい隙間c1でバルブシート4と可動子11の同軸を確保しつつ、大きい隙間c2で流路面積を拡大させて圧力損失を抑制可能である。
なお、図10ではバルブシート摺動部4aの断面を四角形にしたが、形状はこれに限定されるものではなく、多角形であればよい。
図11の例では、円筒形状の可動子11の外周面に、軸方向にのびるリブ11aを複数形成して、円筒形状のバルブシート摺動部4aとの間の隙間がc1とc2とで不均一になるように構成している。この構成の場合にも、小さい隙間c1でバルブシート4と可動子11の同軸を確保しつつ、大きい隙間c2で流路面積を拡大させて圧力損失を抑制可能である。さらに、リブ11a間の大きい隙間c2がダストポケットの機能を持ち、仮に異物が三方電磁弁内部へ侵入してきた場合に小さい隙間c1より大きい隙間c2に入りやすくなるので、可動子11が異物によりスティックする可能性が大幅に低減する。
なお、図11では可動子11の外周面にリブ11aを形成したが、バルブシート摺動部4aの周面にリブを形成してもよい。また、リブの数は任意でよい。
以上より、実施の形態2によれば、三方電磁弁は、圧力供給通路1と負圧導入通路2を構成するバルブシート4と、バルブシート4の対向位置に配置され磁界を発生するコイル部6と、コイル部6の内側に固定され、大気圧導入通路3を構成する固定鉄心7と、固定鉄心7との間に磁路を形成して、固定鉄心7に開口した大気圧導入通路3を閉弁する方向へ吸引される可動子11と、可動子11の端面に設けられ、圧力供給通路1への負圧導入通路2と大気圧導入通路3との接続の切り替えを行う弁体12と、大気圧導入通路3を開弁する方向へ可動子11を付勢するスプリング13とを備え、バルブシート4は、大気圧導入通路3の開口部周辺において可動子11を摺動可能に保持するバルブシート摺動部4aを有し、バルブシート摺動部4aと可動子11との隙間形状が周方向に不均一に形成されている構成にした。このため、小さい隙間c1でバルブシート4と可動子11との同軸を確保しつつ、大きい隙間c2で流路面積を拡大して圧力損失を抑制することができ、体格を大型化させることなく、オフ流量を大流量化した三方電磁弁を提供することができる。さらに、オフ流量を大流量化することにより、大気圧を効率よくアクチュエータへ伝達することができるので、アクチュエータの圧力切り替えの応答性を向上させることが可能となる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
また、上記説明では三方電磁弁を自動車に搭載する例を示したが、用途を限定するものではない。
1 圧力供給通路(第1の流体通路)、2 負圧導入通路(第2の流体通路)、3 大気圧導入通路(第3の流体通路)、3a 段部、4 バルブシート、4a バルブシート摺動部、5 ハウジング、6 コイル部、7 固定鉄心、8 外鉄ヨーク部、9 プレート、10 給電端子、11 可動子、11a リブ、12 弁体、13,13−1,20 スプリング、13a,13a−1,13b,13b−1,20a,20b 端部、14 ボビン、15,16 Oリング、21 ピン。

Claims (5)

  1. 第1の流体通路と第2の流体通路を構成するバルブシートと、
    前記バルブシートの対向位置に配置され磁界を発生するコイルと、
    前記コイルの内側に固定され、第3の流体通路を構成する固定鉄心と、
    前記固定鉄心との間に磁路を形成して、前記固定鉄心に開口した前記第3の流体通路を閉弁する方向へ吸引される可動子と、
    前記可動子の端面に設けられ、前記第1の流体通路への前記第2の流体通路と前記第3の流体通路との接続の切り替えを行う弁体と、
    前記第3の流体通路を開弁する方向へ前記可動子を付勢するスプリングとを備え、
    前記スプリングは、一方の端部が前記可動子内部で保持され、もう一方の端部が前記第3の流体通路の開口部に形成された段部で保持され、前記可動子側の端部より前記第3の流体通路側の端部が大径であることを特徴とする三方電磁弁。
  2. 前記バルブシートは、前記第3の流体通路の開口部周辺において前記可動子を摺動可能に保持するバルブシート摺動部を有し、前記第3の流体通路の開弁時、前記第3の流体通路の開口部と前記可動子の隙間から導入される流体を前記バルブシート摺動部と前記可動子の隙間を通して前記第1の流体通路へ導出する流路が構成されることを特徴とする請求項1記載の三方電磁弁。
  3. 前記バルブシートは、前記第3の流体通路の開口部周辺において前記可動子を摺動可能に保持するバルブシート摺動部を有し、前記バルブシート摺動部と前記可動子との隙間形状が周方向に不均一に形成されていることを特徴とする請求項1記載の三方電磁弁。
  4. 前記バルブシート摺動部と前記可動子のいずれか一方が円筒形状、もう一方が多角断面の筒形状であることを特徴とする請求項3記載の三方電磁弁。
  5. 前記バルブシート摺動部は円筒形状、前記可動子は円筒形状であって外周面に軸方向にのびるリブが形成されていることを特徴とする請求項3記載の三方電磁弁。
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