JP3156375B2 - 強制空冷式インバータ装置 - Google Patents

強制空冷式インバータ装置

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JP3156375B2
JP3156375B2 JP18496492A JP18496492A JP3156375B2 JP 3156375 B2 JP3156375 B2 JP 3156375B2 JP 18496492 A JP18496492 A JP 18496492A JP 18496492 A JP18496492 A JP 18496492A JP 3156375 B2 JP3156375 B2 JP 3156375B2
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cooling
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英則 杉野
忠夫 下津
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータ装置に係り、
特に強制空冷用の冷却ファンをフィンに組み込んだ強制
空冷式のインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来強制空冷用の冷却ファンをフィン
に組み込んだ強制空冷式のインバータ装置は、一般的に
は図9、図10、図11の冷却フィン形状と冷却ファン
配置の方法が取られていた。これら図において、1は冷
却フィン、2は冷却フィンのリブ、3は冷却ファンであ
る。
【0003】図9は冷却ファン3の幅寸法L0に合わせ
て冷却フィン1のリブ2をL1の部分で絞るいわゆる整
流する方法である。
【0004】図10は冷却ファン3とリブ2の間の距離
L2を少なくとも冷却ファン3の直径以上の間隔を取る
というものである。
【0005】図11は冷却ファン3を複数個設ける方法
である。
【0006】さらに、特開平1−204498号公報
インバータ装置の冷却方法の例では、リブ間のベース部
にそれぞれに乱流板を設け、乱流を発生させることによ
り風の速度境界層を小さくし、放熱量を増加させる方式
を取っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図9の従来技術で
は、風を整流するリブの絞り部L1の寸法が必要であ
る。また図10の従来例においては同様にL2の寸法が
必要となる。図9、図10の従来例はいずれも冷却フィ
ン全体の寸法が大きくなってしまう欠点があった。図1
1の従来例においてはリブ2の風の流入部の全領域に渡
るように複数個の冷却ファン3が必要であるため、部品
点数の増加、配線工数の増加、価格の増加、信頼性の低
下等があり、また複数個のファンを必要としない発熱量
の場合、効果的ではない。特開平1−204498号公
においては、すべての流路にファンの風が流れている
ことが前提になっている為、風の流入部の全領域に渡る
ように複数個のファンが必要になり、図11と同様の欠
点の他に更に乱流板を設置する必要があった。
【0008】本発明の目的は従来の冷却構造ではファン
の風が流れなかった自然対流部にもファンの流れが発生
するようにして冷却効率を向上し、冷却フィン全体の寸
法を小さくすることにある。更に他の目的は、特に複数
個のファンを設置することなく安価で、冷却効率の良い
冷却フィンをもつ小形のインバータ装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】冷却フィンの両外側のリ
ブを除く内側のリブを、風の流入側のリブの高さに対し
風の排出側のリブの高さを低くした形状とする。
【0010】
【作用】風の流入側と排出側とでリブの高さに差をつけ
たことにより、冷却ファンと対向していないリブの排出
側で負圧を生じ、従来の冷却フィンならば自然対流とな
る両側流路も冷却ファンによる風の流れが強制風とな
り、自然対流時の風速よりもさらに速い風の流れとな
る。これにより冷却フィンの全面に強制風が流れ冷却性
能が向上する。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。
【0012】3は冷却ファン、4は冷却フィン全体を示
す。5は冷却フィン4の内側リブ、6は外側リブであ
る。
【0013】冷却フィン4の部品取り付け面7に発熱体
があり、それを冷却ファン3によって強制空冷する場
合、リブが平行である冷却フィンを使用し、冷却フィン
の寸法を小さくするために内側リブ5と冷却ファン3と
の間に余分な距離L1やL2を取らない方法が考えられ
る。しかしこのようにすると冷却フィンが1つの場合、
冷却ファン3の幅内にあるリブ部では大きな流量の風が
流れるため冷却性能はよくなるが、冷却ファン3の幅よ
り外の部分では冷却フィン3の風が流れず自然空冷の場
合と同じとなってしまい、冷却性能は悪くなってしまう
といった問題点がある。
【0014】そこで図1の実施例では、冷却フィンのリ
ブを外側リブ6を除いた内側リブ5に傾斜をつけること
により、両側のファンの風が流れない領域にも風を送る
ことを可能にしている。
【0015】図2に図1のフィン形状の側面図を示し
た。図3は図2のA矢視である。図2、図3に従い説明
をする。図のように、両外側リブ6のみを平行フィンと
し、その内側リブ5のすべてに破線のごとく傾斜をつけ
ることにより、風の排出側に行くに従い他の流路間と干
渉する領域が広くなる。このため冷却ファン3の幅外に
あるリブ部の風の排出側において負圧を生じ、冷却ファ
ン3の幅外にあるリブ部の風の流れを促すことになる。
このようにして平行フィンではファンの風が流れなかっ
た領域にも強制的に風が流れ、冷却ファン3の風が流れ
る領域が広がり、冷却効率が向上する。したがって従来
と同じ温度上昇に抑えるための放熱面積は平行フィンの
場合に比して小さくすることができ、冷却フィンを小形
にすることができる。また冷却ファン3の幅外にあるリ
ブ部の風の排出側において冷却ファン3による負圧を生
じるようになっているので、冷却ファン3の幅外にある
内側リブ部の風流入部は図1のように冷却ファン3の風
流入面とほぼ同じ面まで延長して冷却効果を向上でき
る。
【0016】本発明の効果を図4乃至図6、及び表1で
示した実測データをもとに説明する。従来の平行リブの
形状(図2のA矢視図相当方向から見た図)およびそれ
に対する風速の実測値を図4に示す。図4はファンの風
が流れている部分とほとんど流れていない部分とに分か
れていることを示している。尚、冷却ファンの中心に対
し風速の中心が偏っているのは、ファンの回転方向によ
る影響である。
【0017】図5は本発明によるリブ形状(図2のA矢
視図相当)およびそれに対する風速の実測値を図4と同
様に示したものである。本発明の効果として冷却ファン
3の風が両側部の流路にも流れ、全流路に対して流れて
いることがわかる。よって自然対流のみの場合に比して
冷却性能が向上する。この場合も冷却ファンの中心に対
し風速の中心が偏っている。
【0018】図6は本発明による効果を比較するする為
の冷却フィン形状と温度測定点(ア)から(エ)を示し
たものである。8および9はインバータ装置の主回路部
品の冷却されるべき発熱体である。表1にそのテスト結
果を示す。この実測結果によれば本発明の実施例のリブ
形状とすることにより、温度上昇が約3度C〜5度C低
くなっている。これにより今までは強制空冷による風が
流れなかった流路にも風が流れ、より冷却効果が上がっ
たことが実証された。
【0019】なお図4、図5で示したように冷却ファン
の中心に対し風速の中心が偏っているので冷却ファンを
発熱体の中心から偏らせて取り付けることも考えられ
る。
【0020】さらにアルミダイカストによる一体成形
てフィン部を作ることによって、1個のファンを使用
し、小形で安価な冷却フィンをもったインバータ装置と
することができる。図7はアルミダイカストにより一体
成形したインバータ装置の冷却装置部分の配置を示す斜
視図である。
【0021】図8は本発明の他の実施例を示したもので
あり、内側リブ形状を示している(外側リブ6は省略し
て描いている)。内側リブに傾斜をつけるのではなく、
冷却ファンの幅外にあるリブの風の排出側で負圧を生じ
る程度に内側リブを全て図のように切り欠いたものであ
る。このようにしても風の排出側で他の流路間と干渉し
冷却ファン3の幅外のリブ部において同様に負圧を生じ
強制的に風が流れ、同様に冷却性能が向上する効果があ
る。なお冷却ファンの対向していない内側リブの風流入
部は図のように切り欠く必要はない。
【0022】以上の実施例によれば、装置の寸法を小形
化するために冷却ファンと冷却フィンのリブを接近させ
る必要が生じるような装置や、冷却フィン上に取り付け
られた発熱体のうち、冷却ファンの風の影響が少ない部
分に設置されている該発熱体の冷却を有効にする冷却方
法に特に効果がある。
【0023】冷却フィンが大型で冷却ファンを複数設け
る必要がある場合でも、本発明によれば冷却ファンをリ
ブ全領域に渡って設ける必要がない。冷却ファンをまば
らに設けても、風の排出側の負圧効果により冷却ファン
が設けられていないリブ部にも強制的に風が流れる。し
たがって冷却ファンの個数を低減できる効果がある。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、従来の冷却構造ではフ
ァンの風が流れなかった自然対流部にもファンの流れが
発生して冷却効率が向上し、冷却フィン全体の寸法を小
さくすることができる効果がある。本発明の更に他の目
的に対し、1個のファンを使用するのみで冷却効率の良
い安価な冷却装置をもつ小形インバータ装置を提供でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷却フィンの一実施例の外形を示
した図である。
【図2】本発明による図1の実施例の冷却フィンの側面
を示した図である。
【図3】本発明による図2のA矢視図である。
【図4】従来の平行フィンにおける風速の実測値の例を
示した図である。
【図5】本発明による図1の実施例の冷却フィンにおけ
る風速の実測値の例を示した図である。
【図6】本発明による一実施例の温度テスト測定点を示
した図である。
【図7】本発明によるアルミダイカストにより一体成形
した他の実施例を示した図である。
【図8】本発明による他の実施例を示した図である。
【図9】従来の冷却フィンの外形図を示した図である。
【図10】従来の冷却フィンの外形図を示した図であ
る。
【図11】従来の冷却フィンの外形図を示した図であ
る。
【表1】本発明における一実施例の温度テスト結果を示
したものである
【符号の説明】
1…冷却フィン、 2…リブ、 3…冷却ファン、 4
…冷却フィン、 5…内側リブ、 6…外側リブ、 7
…部品取付面、 8…発熱体、 9…発熱体。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 H05K 7/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却ファンと放熱用リブを有する冷却フ
    ィンを備えた強制空冷式インバータ装置において、前記放熱用リブは、前記冷却フィンの両側に配置され且
    つ風の流入側から排出側までほぼ一定の高さの外側リブ
    と、該両外側リブの内側に位置され且つ風の流入側の高
    さに対し風の排出側の高さを低くした内側リブとで構成
    された ことを特徴とする強制空冷式インバータ装置。
  2. 【請求項2】前記放熱リブと前記冷却ファンをほぼ密着
    させて取り付けたことを特徴とする請求項1記載の強制
    空冷式インバータ装置。
  3. 【請求項3】冷却ファンと放熱用リブを有する冷却フ
    ィンを備えた強制空冷式インバータ装置において、 両側端に備わった前記放熱リブは高さが風流入側か
    ら排出側までほぼ一定の外側リブであり、 前記外側リブの内側に備わった前記放熱リブは、高さが
    流入側で前記外側リブとほぼ同じであり且つ風の排
    出側が流入側に対し低くなっている内側リブであること
    を特徴とする強制空冷式インバータ装置。
  4. 【請求項4】前記内側リブは、高さが風流入側から排
    側にかけて漸次低くなっていることを特徴とする請求
    項3記載の強制空冷式インバータ装置。
  5. 【請求項5】冷却ファンと、放熱用リブを有する冷却フ
    ィンを備えた強制空冷式インバータ装置において、 前記放熱用リブは、前記冷却ファンの幅内および幅外に
    配置され風の流入側の高さに対し風の排出側の高さを低
    くした内側リブと、前記内側リブの両外側に配置され高
    さが風の流入側から排出側までほぼ一定の外側リブで構
    成されたことを特徴とする強制空冷式インバータ装置。
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