JP3156239U - 噴霧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液種交換作業を簡単にし、シリンジに充填し、冷蔵保存された液等の従来困難であった液の噴霧塗布が可能な噴霧装置を提供する。【解決手段】ブローノズルの液導入口と、シリンジの吐出口とに着脱自在に構成した継ぎ手を装着してブローノズルとシリンジを連結した噴霧装置。ブローノズル1の後端の配管継ぎ手2はメスルアー構成とし、シリンジ3の吐出口継ぎ手4はオスルアー構成としてブローノズル1とシリンジ3を着脱自在に連結する。シリンジ3後部には圧縮エアを供給するワンタッチ継ぎ手5を設置したアダプター6を装着する。シリンジ3に塗料7を充填し、ワンタッチ継ぎ手5に圧縮エアホース10を連結し、圧力制御した圧縮エアを供給すると、塗料7は内ノズル8より吐出し、さらに外ノズル9に圧縮空気を供給すると塗料7は霧化され、対象物に噴霧塗布される。【選択図】図1

Description

薬液、塗料、インク、絵の具、グリス、クリーム、ペースト等液状物、半練状物を霧滴状にして噴霧するブローノズルとその装置。絵画描画用エアブラシ、塗装ガン、消毒液、接着剤、フラックス等皮膜形成剤等の噴霧塗布装置等。
実用新案登録第3135874号に於いて、ノズル先から吐出する液状物を圧縮エアで吹き、粒状にして液体を噴霧するのに、液体供給装置についての詳述は特に記載されていない。液の色、種類等を変更の際、シリンジの交換、管路の洗滌等が面倒であり、これらの作業が簡単なことが望まれる。特に従来困難であったグリス、銀ペースト、ハンダペースト、マヨネーズ等半練状のペーストの噴霧を容易にすることである。
発明が解決しようとする課題
液のシリンジとブローノズルの連結部の継ぎ手を着脱自在とし、液種交換作業を簡単にし、シリンジに充填し、冷蔵保存された液等の従来困難であった液の噴霧塗布が得られるようにする。
従来例として特許2838690に於いては、液をドラム缶からポンプで吸い出し、ノズルまでホースで連結している。液種を変更するには煩雑な作業を要する。
課題を解決するための手段
ブローノズルの後端の配管継ぎ手に、液体供給装置のシリンジ吐出口の継ぎ手を着脱自在構造として直結し、ブローノズルとシリンジを一体化する。又液体供給装置へのシリンジ連結も着脱簡便であることが望まれる。
多色の塗料の噴霧塗布。
ブローノズル1の後端の配管継ぎ手2はメスルアー構成とし、シリンジ3の吐出口継ぎ手4はオスルアー構成としてブローノズル1とシリンジ3を着脱自在に連結する。シリンジ3後部には圧縮エアを供給するワンタッチ継ぎ手5を設置したアダプター6を装着する。
作用
シリンジ3に塗料7を充填し、ワンタッチ継ぎ手5に圧縮エアホース10を連結し、圧力制御した圧縮エアを供給すると、塗料7は内ノズル8より吐出し、さらに外ノズル9に圧縮空気を供給すると塗料7は霧化され、対象物に噴霧塗布される。
別のブローノズル1´とシリンジ3´とアダプター6´の組み立て体に他の色の塗料を充填して準備しておき、入れ換えると他の色の噴霧塗布が素早くできる。
外ノズル9は取り外し、代わりにキャップ11を装着し塗料の流失と乾燥を防止する。
効果
圧縮エアホースの着脱のみで色交換がすばやくできる。
ブローノズル1とシリンジ3とアダプター6の組み立て体はコンパクトで、加温、保温が容易であり、安価に提供できる。
アダプター6はシリンジ3の蓋になり塗料の乾燥防止になる。
液送り管路が無く、接液部が短く、洗浄が容易、分解が容易なので塗料だけでなく、薬液、グリス、ペースト、液状食品等に適応できる。
ブローノズル1とシリンジ3は着脱容易なので、シリンジ3の液が無くなったら別の、液を充填したシリンジと短時間で交換できる。
低粘度の液の場合、液が内ノズル8から流れだすが、吐出口の開閉装置は市販品にあり適応が容易。又この開閉装置を、間隔を置いて開閉すると間歇噴霧が可能になる。
実施例1に於いては、シリンジ3内に圧縮エアを供給して塗料7を内ノズル8より吐出さしている。このような圧送方式は液の粘度変化、ノズル乾燥などで、液を定量的に吐出さすのが困難である。シリンジ内にピストンを挿入し機械的に押し込むと精度良く吐出さすことができ、塗布皮膜の管理が容易になる。
液体噴霧塗布装置20は、液体吐出装置21、ブローノズル22、塗布ワーク移動装置23等でなる。液体吐出装置21はシリンジ24を着脱自在に装着し、シリンジ24内のピストン25を、送りねじ、サーボモーター27等の送り手段でシリンジ24内に精度良く送り込む。シリンジ24の吐出口にブローノズル22を装着する。
塗布ワーク移動装置23は塗布ワーク28をブローノズル22に対面さして保持すると共にサーボモーター等で管理した速度で移動さす。
作用
液体吐出装置21の液吐出をブローノズル22で霧化し、塗布ワーク移動装置23で塗布ワーク28を液吐出に関連就けて移動させていく。
効果
一定長さの正確な皮膜厚さの塗布膜が得られる。
接液部において、ピストン25以外の部材の摩擦がないのでゴミの発生がほとんど無く、塗り広げることなく薬液の薄膜塗布、液晶パネルの液晶塗布、露光樹脂の皮膜形成等に適応できる。
液タンク、送液ホース等が無く、ロボットハンドへの装着が容易。液が無くなれば、別のシリンジと交換すればよいので段取り時間が少しで済む。
ブローノズル22と塗布ワーク28との間に、塗布パターン部を打ち抜いた版29を挿入すると所定の形状の塗布パターンが得られる。版29と塗布ワーク28とを無接触にできる。
実施例1の断面図 実施例2の側面図
1:ブローノズル 2:配管継ぎ手 3:シリンジ 4:吐出口継ぎ手 5:ワンタッチ継ぎ手 6:アダプター 7:塗料 8:内ノズル 9:外ノズル 10:圧縮エアホース

Claims (3)

  1. ブローノズルの液導入口と、シリンジの吐出口とに着脱自在に構成した継ぎ手を装着してブローノズルとシリンジを直結した噴霧装置。
  2. 請求項1の噴霧装置と、塗布対象ワーク移動装置とで構成することを特徴とする液体噴霧塗布装置。
  3. 請求項1の噴霧装置と、塗布対象ワーク移動装置と、塗布パターン部を打ち抜いた版29とで構成することを特徴とする液体噴霧塗布装置
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